JPH0624887U - カッティングペン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 軸筒９内に刃棒４を軸線回りに回動可能に内
蔵する。この刃棒４の後端４Ａを軸筒９に連結された押
棒５に当接させる。更に押棒５の前部に支持具６を設
け、支持具６の支持孔６Ｃで刃棒４の後部４Ｂを支持す
る。支持具６の前端６Ｄを擂鉢状に形成し、この擂鉢状
の前端６Ｄで刃棒４の後部４Ｂを支持孔６Ｃに導く。 【効果】 押棒５を軸筒９に連結して刃棒４の刃部４Ｃ
を軸筒９の先端より突出させるとき、確実に軸筒９の先
端に導かれる。従って、刃部４Ｃが軸筒９に当接されて
突出不良となったり、刃部４Ｃを破損する恐れがまった
くなくなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動カッティングプロッタ等に用いられるカッティングペンに関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のカッティングペンは、刃棒を単に押棒により受けて構成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし上記従来のものは、軸筒の後部より刃棒を落とし込み、その後に押棒を 螺合して刃棒の刃部を軸筒より突出させるが、この時刃棒の後端が軸芯より片側 に寄ったままで押棒が螺合されると、軸筒に刃部が当接されて軸筒の先端より刃 部が突出できず、最悪の場合には刃部を破損してしまうものであった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、押棒に設けた支持具の前端を擂鉢状に構成して刃棒の後端を軸芯に 導き、更に支持具の支持孔により刃棒の後部を軸芯に支持したものである。 従って、刃棒の後部が軸芯に支持されることにより、刃棒の刃部が確実に軸筒 の先端より突出できるようにしたカッティングペンを提供することを目的とする ものである。

【０００５】

【実施例】

本考案の実施例を図１により説明すると、内軸１の前部に先金２を圧入し、内 軸１の内段１Ａと先金２の内鍔２Ａによりベアリング３を挾持して固定する。該 内軸１に刃棒４を落とし込みベアリング３の内輪３Ａに刃棒４を挿入する。押棒 ５の前部に支持具６を圧入し、押棒５の前端５Ａと支持具６の内段６Ａによりベ アリング７を挾持する。該ベアリング７の内輪７Ａに受具８の後部８Ａが挿入さ れ、受具８の前部８Ｂが支持具６の内鍔６Ｂとベアリング７の内輪７Ａ間に内蔵 される。該受具８の前端８Ｃは擂鉢状に形成されている。押棒５を前記内軸１に 螺合し、刃棒４の円錐形の後端４Ａが受具８の前端８Ｃに当接される。更に刃棒 ４の後部４Ｂは支持具６の支持孔６Ｃにより支持され、軸芯に位置する。この内 軸１を軸筒９に螺合することにより刃棒４の刃部４Ｃが軸筒９の先端９Ａより突 出する。刃棒４は磁力により受具８に吸引されたり、あるいはベアリング７の内 輪７Ａに摩擦嵌合されて固定され、カッティングペンが構成される。 従って、内軸１に押棒５を螺合する時、刃棒４の後部４Ｂが支持具６の擂鉢状 の前端６Ｄにより導かれて支持孔６Ｃに支持され、刃棒４の後部４Ｂが軸芯に位 置することができるので、押棒５を内軸１に螺合する時、刃棒４の刃部４Ｃが確 実にベアリング３の内輪３Ａ内に挿入される。

【０００６】 図２は本考案の他の実施例を示すもので、押棒１５の前部に支持具６を圧入し 、刃棒４の円錐形の後端４Ａを押棒１５の前端１５Ｂに当接するとともに、支持 具６の支持孔６Ｃにより刃棒４の後部４Ｂを支持するものである。

【０００７】 尚、上記実施例は最適な実施例として説明したが、本考案は上記実施例に限定 されるものではなく、先金・軸筒・内軸・といった部材はそれぞれ他の部材と一 体に構成することも可能であるし、逆に先金・軸筒・内軸・押棒といった部材を 複数の部材に分割して構成しても勿論本考案の目的を損なうものではない。

【０００８】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案は押棒に設けた支持具により刃棒の後部を軸芯に 位置させるので、押棒を軸筒に連結して刃棒の刃部を軸筒の先端より突出させる とき確実に軸筒の先端に導かれ、刃部が軸筒に当接されて突出不良となったり、 刃部を破損する恐れがまったくなくなるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のカッティングペンを示す断面図であ
る。

【図２】本考案の他の実施例を示す断面図である。

【符号の説明】

４ 刃棒 ４Ａ 刃棒４の後端 ４Ｂ 刃棒４の後部 ４Ｃ 刃棒４の刃部 ５ 押棒 ６ 支持具 ６Ｃ 支持具６の支持孔 ６Ｄ 支持具６の前端 ９ 軸筒

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軸筒と、軸筒内に軸線回りに回動可能に
   内蔵され、棒状体の先端に刃部を有する刃棒と、該刃棒
   の後端を受け、軸筒に連結された押棒からなるカッティ
   ングペンにおいて、押棒の前部に支持具を設け、該支持
   具の支持孔により刃棒の後部を支持するとともに、支持
   具の前端を擂鉢状に形成して刃棒の後部を支持孔に導く
   ように構成したことを特徴とするカッティングペン。