JPH06248586A - 多条巻線装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 素線の重なり合いがなく、密着性のよい整列
巻きのできる多条巻線装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 中空回転軸４に合糸ボビン５を嵌入し、その
上方に分離板７，８、テンション装置９、巻き付け部１
６を設けたフライヤー６を嵌入し、巻き付け部１６にガ
イド３′を設けた。中空回転軸４と合糸ボビン５が一体
に回転し、フライヤー６が先行回転して素線２を合糸ボ
ビン５から分離し、分離板７，８によって個々に分離さ
れテンション装置９によって緊張しながらガイド３′で
巻き付け部１６に整列供給され、巻き付け部１６で中糸
１にまかれる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、線条体の巻付け装置、
さらに具体的には例えばホットカーペット、電気毛布な
どに使われる線条体に別の線条体を巻き付けるような多
条巻線装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】中心線条体の外周に第二の線条体を巻き
付ける装置の一例として、図１２に示すものがあった。
すなわち、モータ３０により強制的に回転させられる中
空回転軸３１に取り付けられたボビン３２とフライヤー
３３により構成され、フライヤー３３の先端に取り付け
たセラミックスダイス３４を介してボビン３２により第
二の線条体３５を引き出し、中空部を走行する中糸３６
に巻き付けるものである。なお、フライヤー３３が中空
回転軸３１に対して所定の摩擦トルクをもちながらスム
ーズに回転するように調整するためのバランスウェイト
３７が設けられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術によると、整列が乱れて重なったり離れたりして不安
定であるという課題があった。この発明は斯かる課題を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、第二の線条体の重なりがなく密着性の良い整列巻き
を可能とする多条巻線装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、中糸の外周に複数の第二の線条体を巻き
付ける装置であって、前記中糸の通る中空部を有する中
空回転軸と、前記中空回転軸と一体に回転し、前記複数
の第二の線条体が巻かれた合糸ボビンと、前記中空回転
軸に所定の摩擦トルクをもって回転し、前記複数の第二
の線条体を前記中糸に巻き付ける巻き付け部を有する線
条体フライヤーと、前記線条体フライヤーに設けられた
前記複数の第二の線条体を所定の角度で前記巻き付け部
に供給する角度調整部と、前記線条体フライヤーと一体
に回転し、前記複数の第二の線条体の個々の線条体にテ
ンションを付与するテンション装置とを備えたことを特
徴とする。

【０００５】さらに、前記テンション装置は線条体フラ
イヤーに軸支され、個々の線条体に対応する片毎に回動
自在であることを特徴とする。また、前記テンション装
置は個々の第二の線条体と線条体フライヤーとの間に設
けたバネ体であることを特徴とする。そして、角度調整
部が複数のローラから成ることを特徴とする。

【０００６】

【作用】本発明は、中糸の外周に複数の第二の線条体を
巻き付けるための装置であり、中空回転軸と一体に回転
する合糸ボビンと、合糸ボビンの上部で中空回転軸と所
定の摩擦トルクを持ちながら回転し第二の線条体を合糸
ボビンから引き出す線条体フライヤーを有していて、前
記中空回転軸及び合糸ボビンを電動機により強制的に回
転させることにより、線条体フライヤーを前記中空回転
軸に対して所定の摩擦トルクで回転させ合糸ボビンから
第二の線条体を引き出して、個々の第二の線条体にテン
ション装置によってテンションを与え、複数のローラか
ら成る角度調整部によって前記複数の第二の線条体を所
定の角度で前記巻き付け部に供給し、前記巻き付け部よ
って中糸に巻き付けるものである。これにより、一度に
複数の第二の線条体を等間隔に整列巻きすることができ
る。

【０００７】また、前記テンション装置は、前記個々の
第二の線条体に対応する片を設け、線条体フライヤーに
片毎に回動自在に軸支し、緩んだ第二の線条体に対し片
を回動させてテンションを与える。そして、前記テンシ
ョン装置は個々の第二の線条体と線条体フライヤーとの
間に設けたバネ体でも良く、個々の第二の線条体をバネ
体によって引っ張りテンションを与えても良い。

【０００８】

【実施例】以下、図面に基づき本発明の第１の実施例を
説明する。図１及び図２は多条巻線装置の概略構成を示
す。中空回転軸４は、中糸１の通る中空部４ａと、ガイ
ド３′を介して第二の線条体２を中糸１に巻き付ける巻
き付け部１６を有している。この巻き付け部１６は、図
４のように、中空回転軸４の上端に嵌合する中空の管４
ｂにその中空部４ｃに達する切欠部４ｄを設け、該切欠
部４ｄには棒状のガイド３′を設けている。該ガイド
３′により第二の線条体２は整列状に供給される。

【０００９】前記中空回転軸４には複数の第二の線条体
２が巻かれた合糸ボビン５が嵌入されて一体的に固定さ
れ、中空回転軸４と共に回転する。又、図１および図６
に示すように、フライヤー６は円筒部材１７と、円筒部
材１７に固定されたアーム部６ａ、円筒部材１７に取り
付けられる管４ｂ等の巻き付け部１６が挿入されたフラ
ンジ部２１等とからなっており、円筒部材１７の下端部
１７ａは内側方向へ肉厚となっている。下端部１７ａに
設けられた穴１７ｂには中空回転軸４が摺動可能に嵌入
されており、下端部１７ａは合糸ボビン５の上方に設け
られた中空回転軸４のフランジ４ｅの上端に当接してい
る。

【００１０】１８はスプリング１４の受け金で中空回転
軸４に嵌合する穴１９が設けられており、前記下端部１
７ａ上に配設される。受け金１８上にはスプリング１４
が中空回転軸４を巻回するように置かれ、中空回転軸４
の上端付近にねじ１９ａによって固定される受け金２０
ａによって押さえられている。そして、中空回転軸４の
中空部４ａ上端には管４ｂが嵌入され、管４ｂに設けら
れたフランジ部２１は円筒部材１７に蓋をし、ねじ２２
によって円筒部材１７に固定されている。

【００１１】スプリング１４は受け金１８を介して円筒
部材１７をフランジ４ｅ側へ押しつけ摺動させて摩擦力
を生じ、フライヤー６は、中空回転軸４と共に回転し、
さらにこの摩擦力による所定の摩擦トルクで中空回転軸
４に対して先行回転する。穴１７ｂと中空回転軸４の摩
擦は単なる軸受けでの摩擦と考えられるものである。

【００１２】また、円筒部材１７にはフランジ部２３が
設けられていて、その下端には分離板７が固定され、上
端にはテンション装置９を構成する各片が回動自在に軸
支されている。分離板８は前記フランジ部２１に設けら
れた支持部２４に固定されている。分離板７は合糸ボビ
ン５から出てくる複数の第二の線条体２を個々に分離す
るためのものである。この分離板７は複数の第二の線条
体２が合糸ボビン５に整列巻きされているときは必ずし
も必要とはされない。一方、分離板８、ガイド３′から
成る部分は中糸１に複数の第二の線条体２を巻き付ける
のに最適な角度で供給するための機能を有する部分であ
り、角度調整部である。更にテンション装置９は、図２
に示すように複数の略Ｌ字状形の片で構成されており、
回動自在に軸支されてフライヤー６と一体に回転し、複
数の個々の第二の線条体２にテンションを付与するもの
である。

【００１３】図３（ａ）は、第二の線条体２を糸道ロー
ラー１０から分離板７、テンション装置９、分離板８を
介してガイド３′に通し、セットした状態を示す。図３
（ｂ）は、テンション装置９が作動した状態を示し、第
二の線条体２のテンションが十分でない場合は、テンシ
ョン装置９の片９ａのように遠心力のために支点１５を
中心として回動し、第二の線条体２に適度なテンション
を付与する。

【００１４】次に、本発明装置の動作を説明する。電動
機１２の回転によりプーリ１３を介して中空回転軸４が
回転し、この中空回転軸４の回転と共に合糸ボビン５が
回転する。更にスプリング１４による摩擦力でフライヤ
ー６も中空回転軸４と共に回転し、中空回転軸４に対し
所定の摩擦トルクで回転する。このようにして、中糸１
を軸に合糸ボビン５及びフライヤー６を含む上部を回転
させ、図４のように、ガイド３′を介して第二の線条体
２を中糸１に巻き付け、フライヤー６は合糸ボビン５よ
り先行回転しつつ、第二の線条体２全体にテンションを
与える。そして、中糸１を同期をとったプーリー１１に
て引き上げる。

【００１５】又、ガイド３′により第二の線条体２を整
列状態にさせるために、フライヤー６とガイド３′間に
遠心力を利用したテンション装置９を設け、合糸ボビン
５より引き出す際に生じる第二の線条体２の絶対長さの
変化を吸収し、更に分離板８よりガイド３′までの整列
を保つ。

【００１６】分離板７は、複数の第二の線条体２を一度
に引き出すために生じるからまりをほぐすためのもので
あり、かつほぐれる際に生じるテンションへの影響を減
少させ、有効なテンション効果を得るためのものであ
る。

【００１７】図５は、ホットカーペットや電気毛布など
に使われるヒーターの内部構成を示す。このヒータは、
内巻２６として中糸１に第二の線条体２を巻き付け、感
熱樹脂層２７で覆い、感熱樹脂層２７に外巻２８を施
し、更にその上にテープ巻２９を施しており、中糸１に
第二の線条体２を巻き付けるのに本発明装置を用いてい
る。

【００１８】図７および図８は第２の実施例を示し、第
１の実施例にバランスウェイト２５を設けたものであ
る。バランスウェイト２５は、分離板７、８、糸道ロー
ラー１０と対称の位置に固定され、分離板７、８、糸道
ローラー１０とのウェイトバランスをとるために設けた
もので、回転の際の遠心力のバランスとるものである。

【００１９】図９は第３の実施例を示し、前記Ｌ字状形
の片からなるテンション装置９に換えてスプリング９ｂ
を用いたテンション装置９の構成を示すものである。ス
プリング９ｂは新たに設けられたプレート２０にスプリ
ング９ｂの一端を係止し、その他端に第二の線条体２が
通るリングである糸道２１が取り付けられ、スプリング
９ｂによって各第二の線条体２毎にテンションを掛ける
ものである。

【００２０】図１０は第４の実施例を示し、図１１は図
１０に示す矢印Ａ方向からの矢視図である。この実施例
では前記フライヤー６のアーム部６ａが矢印Ｂで示す回
転方向に対して、その先端側が水平方向より角度αだけ
下がった構造である。なお、円筒部材１７の内部には中
空回転軸４に嵌合してリング２７ａが前記下端部１７ａ
上に押さえとして固定されている。フライヤー６が回転
するとアーム部６ａにつけられている角度のために、フ
ライヤー６は下に押し付けられ、前記下端部１７ａが中
空回転軸４のフランジ４ｅに押し付けられて摩擦力が大
きくなる。アーム部６ａは可変にでき、角度αを調節し
て摩擦トルクを調節できる。

【００２１】図１２は第５の実施例を示し、図１３はそ
の半断面図である。この実施例は第２の実施例における
構成のうち、分離板７は第二の線条体２が合糸ボビン５
に整列巻きされているため、必要がなく取り付けられて
いない。本実施例では、４本の第二の線条体２を合糸ボ
ビン５に整列巻きしている。また、ガイド３′および分
離板８の代わりに後述する角度調整部４５が設けられて
いる。

【００２２】角度調整部４５の構成およびその周辺の構
成を図１４において説明すると、４４ｂは中糸１が通る
中空部４４ａを有し、ブラケット４４ｃを取り付ける面
と、ローラーガイド４２の調整代を得る為の面がカット
された円筒部材である。ブラケット４４ｃは前記円筒部
材４４ｂの前記取り付け面に固定されている。図１３に
示すように、前記円筒部材４４ｂは中空回転軸４の中空
部４ａの上端に嵌合される。ブラケット４４ｃに取り付
けられたローラーガイド４３は第二の線条体２の中糸１
への巻き付け開始の時に、第二の線条体２を引っ掛ける
もので通常は第二の線条体２に触れるものではない。

【００２３】角度調整部とは中糸１に最適な角度で第二
の線条体２を巻き付けるために、第二の線条体２を供給
する角度調整するものであり、図１４ではローラーガイ
ド４１とローラーガイド４２からなるものである。ロー
ラーガイド４２は第二の線条体２の中糸１への巻付角が
最適な巻付角となるように３次元の調整が可能な構成と
なっており、前記円筒部材４４ｂ、ローラーガイド４２
等で構成される巻付部に最適の角度で配置されている。
ローラーガイド４２には４本の第二の線条体２を無理な
く供給するために、第二の線条体２の方向を変えさせる
並列に並んだ２個のローラーガイド４１が設けられてい
る。

【００２４】図１２および図１３に示すように、合糸ボ
ビン５に整列巻きされた４本の第二の線条体２は、糸道
ローラー１０を介してテンション装置９へ導かれ、分離
されてテンション装置９の各片へ一本毎に通され、テン
ション装置９から出た第二の線条体２はローラーガイド
４１で方向を変えられてローラーガイド４２へ供給され
ている。前述したように電動機１２の回転により、プー
リー１３を介して中空回転軸４、合糸ボビン５、フライ
ヤー６を回転させると、図１４のようにローラーガイド
４２によって最適な角度で中糸１に巻き付けられる。

【００２５】

【発明の効果】この発明は、以上説明した通り、中糸の
外周に複数の第二の線条体を巻き付ける装置であって、
前記中糸の通る中空部を有する中空回転軸と、前記中空
回転軸と一体に回転し、前記複数の第二の線条体が巻か
れた合糸ボビンと、前記中空回転軸に所定の摩擦トルク
をもって回転し、前記複数の第二の線条体を前記中糸に
巻き付ける巻き付け部を有する線条体フライヤーと、前
記線条体フライヤーに設けられた前記複数の第二の線条
体を所定の角度で前記巻き付け部に供給する角度調整部
と、前記線条体フライヤーと一体に回転し、前記複数の
第二の線条体の個々の線条体にテンションを付与するテ
ンション装置とを備えたことにより、第二の線条体の重
なりがなく、密着性の良い整列巻きにより、巻線の細線
化ができる。また、第二の線条体の引き出し抵抗が小さ
くなる。第二の線条体のキズがなくなる。寿命の長い角
度調整部が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】多条巻線装置の半断面図である。

【図２】多条巻線装置の外観斜視図である。

【図３】（ａ）はテンション装置への第二の線条体のセ
ット状態を示し、（ｂ）はテンション装置の動作状態を
示す図である。

【図４】棒状ガイドを用いた巻付け部の詳細を示す図で
ある。

【図５】ヒーターの内部構成を示す図である。

【図６】フライヤーと中空回転軸との構成を示す説明図
である。

【図７】バランスウェイトを取り付けた多条巻線装置の
半断面図である。

【図８】バランスウェイトを取り付けた多条巻線装置の
外観斜視図である。

【図９】テンション装置にバネ体を用いた多条巻線装置
の外観斜視図である。

【図１０】アーム部に角度をつけたフライヤーの構成説
明図である。

【図１１】図１０における矢印Ａ方向からの矢視図であ
る。

【図１２】ローラーを用いた角度調整装置を取り付けた
多条巻線装置の外観斜視図である。

【図１３】ローラーを用いた角度調整装置を取り付けた
多条巻線装置の半断面図である。

【図１４】角度調整部の斜視図である。

【図１５】従来の多条巻線装置の縦断面図である。

【符号の説明】

１ 中糸 ２ 第二の線条体 ３′ 棒状ガイド ４ 中空回転軸 ５ 合糸ボビン ６ フライヤー ７，８ 分離板 ９ テンション装置 ９ａ 片 ９ｂ スプリング １５ 支点 １６ 巻き付け部 ４１，４２ ガイドローラー ４５ 角度調整部

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【手続補正書】

【提出日】平成５年１２月７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００２

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００２】

【従来の技術】中心線条体の外周に第二の線条体を巻き
付ける装置の一例として、図１５に示すものがあった。
すなわち、モータ３０により強制的に回転させられる中
空回転軸３１に取り付けられたボビン３２とフライヤー
３３により構成され、フライヤ−３３の先端に取り付け
たセラミックスダイス３４を介してボビン３２により第
二の線条体３５を引き出し、中空部を走行する中糸３６
に巻き付けるものである。なお、フライヤー３３が中空
回転軸３１に対して所定の摩擦トルクをもちながらスム
ーズに回転するように調整するためのバランスウェイト
３７が設けられている。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１１

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１１】スプリング１４は受け金１８を介して円筒
部材１７をフランジ４ｅ側へ押しつけ摺動させて摩擦力
を生じ、フライヤー６は、この摩擦力による所定の摩擦
トルクで中空回転軸４と共に回転する。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１２

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１２】また、図７に示すように円筒部材１７には
フランジ部２３が設けられていて、その下端には分離板
７が固定され、上端にはテンション装置９を構成する各
片が回動自在に軸支されている。分離板８は前記フラン
ジ部２１に設けられた支持部２４に固定さねている。分
離板７は合糸ボビン５から出てくる複数の第二の線条体
２を個々に分離するためのものである。この分離板７は
複数の第二の線条体２が合糸ボビン５に整列巻されてい
るときは必ずしも必要とはされない。一方、分離板８、
ガイド３′から成る部分は中糸１に複数の第二の線条体
２を巻き付けるのに最適な角度で供給するための機能を
有する部分であり、角度調整部である。更にテンション
装置９は、図２に示すように複数の略Ｌ字状形の片で構
成されており、回動自在に軸支されてフライヤー６と一
体に回転し、複数の個々の第二の線条体２にテンション
を付与するものである。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中糸の外周に複数の第二の線条体を巻き
   付ける装置であって、前記中糸の通る中空部を有する中
   空回転軸と、前記中空回転軸と一体に回転し、前記複数
   の第二の線条体が巻かれた合糸ボビンと、前記中空回転
   軸に所定の摩擦トルクをもって回転し、前記複数の第二
   の線条体を前記中糸に巻き付ける巻き付け部を有する線
   条体フライヤーと、前記線条体フライヤーに設けられた
   前記複数の第二の線条体を所定の角度で前記巻き付け部
   に供給する角度調整部と、前記線条体フライヤーと一体
   に回転し、前記複数の第二の線条体の個々の線条体にテ
   ンションを付与するテンション装置とを備えたことを特
   徴とする多条巻線装置。
2. 【請求項２】 テンション装置は線条体フライヤーに軸
   支され、個々の第二の線条体に対応する片毎に回動自在
   であることを特徴とする請求項１記載の多条巻線装置。
3. 【請求項３】 テンション装置は個々の第二の線条体と
   線条体フライヤーとの間に設けたバネ体であることを特
   徴とする請求項１記載の多条巻線装置。
4. 【請求項４】 角度調整部が複数のローラから成ること
   を特徴とする請求項１記載の多条巻線装置。