JPH0624834U - 管体フランジ面のドリルタップ汎用装置 - Google Patents

管体フランジ面のドリルタップ汎用装置

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JPH0624834U
JPH0624834U JP6800192U JP6800192U JPH0624834U JP H0624834 U JPH0624834 U JP H0624834U JP 6800192 U JP6800192 U JP 6800192U JP 6800192 U JP6800192 U JP 6800192U JP H0624834 U JPH0624834 U JP H0624834U
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JP
Japan
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key
pipe
supporting
fixed shaft
flange
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Application number
JP6800192U
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English (en)
Inventor
篤 佐伯
考士 花田
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 管体端部のフランジ面の孔明け装置を汎用化
する。 【構成】 管体PのフランジFの内面を支える複数の支
持面盤2A、2B...を固定軸22へ嵌合する。固定
軸と支持面盤の嵌合面にそれぞれキー溝25および26
A、26B...を刻み込む。このキー溝へ摺動自在に
嵌入するキー27の支持面盤側の一部を切り欠いて凹溝
28を形成している。 【効果】 ある管径の管体を支えるために選ばれた支持
面盤のキー溝の下へキーの凹溝をもってくると、これだ
けは自由に管体と共に回動し、他の支持円板は固定軸に
固定されて動かないので、管径が変わってもその都度支
持面盤を変えなくてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は管体端部のフランジ面のドリルタップ加工に使用する装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
地中に埋設し水道用の管路を形成する管体としては、その耐食性や経済性が優 れていることから鋳鉄管、特にダクタイル鋳鉄製の鋳鉄管が多く適用されている が、その他、鋼管、FRP管なども適宜使用されている。管体を継合して所望の 管路を布設するために、それが鋳鉄管の場合は各単管の一端に拡径した受口を設 け、この受口の中へ別の鋳鉄管の他端である挿口を嵌入する継合方式を採る。管 種が鋼管の場合には両端溶接による継合の他、両フランジをボルトナットによる 締め付けの方式も採られる。それぞれの継合方式にもいくつかの形態があるが、 ここで本考案の技術的な対象として取り上げるのは、管体の一端または両端に継 合用のフランジを周設し、このフランジを貫通するいくつかの取り付け孔をドリ ルタップ加工し、取り付け孔へ挿通したボルトナットで継手またはフランジ同士 を締結し順次管路を布設していく場合の管体加工の問題である。
【0003】 締結用の取り付け孔を穿削するためには、水平方向へ突出する穿削工具、すな わちドリルとタップを回転しつつ水平に進退する穿削装置と、この装置に対向し て取り付け孔の正しい位置を割り出して管体の位置を決め、1ヵ所の加工が終れ ば次の取り付け孔の位置が穿削工具に対面するまで相対的な位置を変える位置検 知機能を具えた駆動装置と、加工が進行中は管体が振れないように支持している 支持装置とが必要である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
管体端部フランジ面の加工のためには管体自体の位置決めがまず必要であり、 その方式としては一般に管体外面をクランプする方式とフランジ内部へ支持面盤 を嵌め込んで支持する方式とがある。前者のクランプ方式は管体外周面を完全に 固定するからその位置は不動であるが、穿削加工のためには穿削工具を割り出さ れた取り付け孔の位置へ移動しなければならず、管体を回動して次の位置へ移る という作動を適用することができない。すなわち管体の口径は種々まちまちであ り、穿削すべき取り付け孔の位置も全て異なるから、これに対応して工具の位置 を適宜移動するためには、穿削装置がきわめて複雑で精密な機能が必要となり経 済的にきわめて厳しくならざるを得ない。
【0005】 一方、管体端部フランジの内面へ支持面盤を嵌め込んで支持する方式の場合は 、管体外周の拘束を受けないから、1箇所の穿削が終れば管体をある角度だけ回 動して次の孔位置へ動かすことができ、穿削工具の移動は不必要である。この点 は前者より有利であるが、これが鋳鉄管の場合には周知のとおり現在どこの市町 村でも水道用として使用されている鋳鉄管の口径は大小さまざまに規定されてい るから、この他端フランジ内面を支持すべき支持面盤の外径もまたこれに対応し て変えなければならない。ところが一般に管製造時に加工工場へ搬入されてくる 鋳鉄管は同一口径のものばかりが揃って続くことはむしろ例外であり、前工程の 鋳造工程の関係で、種々の口径の鋳鉄管が全く無秩序に搬入されてくるのが普通 である。たとえば受口300mm管の次に受口800mm管が続き、その後受口 450mm管というように前工程の都合によって千差万別の管を遅滞なく処理し なければならない。したがって管径が違う毎にこれと適合する支持面盤を起重機 によって差し替えて取り付けるので、煩瑣に耐えられずまた非能率でもある。
【0006】 この場合に複数の支持面盤を同軸に嵌め込み管径が変ればそれに適合する支持 面盤を使用するという着想もある。しかしここで障害となるのは穿削工具と複数 の支持面盤との間に生じる干渉の問題である。たとえば4ケの外径の異なる支持 面盤を外径の大きい順から並べて同一の固定軸へ嵌め込んだとすると、小径の管 体を小径の支持面盤で支持すれば、穿削工具とフランジ面の間にこの時点では使 っていない大径の支持面盤が介在するので、これが邪魔になって穿削工具を目的 のフランジ面まで進めることができないという課題がある。
【0007】 本考案は以上に述べた課題を解決するために、種々の管体口径に対応してそれ ぞれ的確に支持し、無秩序に搬入される各管端部のフランジ面の穿削加工を能率 よく進行するドリルタップ汎用装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る管体フランジ端面のドリルタップ汎用装置は、搬送された管体P の一端Sを把持して加工位置を割り出し回動する駆動装置1と、該管体の他端の フランジF内面を支持し穿削具31を躱す切り欠き21A、21B、21C、2 1D....を有する支持面盤と、穿削手段よりなり、他端のフランジF側へ管 軸と同心の固定軸22を具え、該固定軸上へ管体Pを支持する複数の支持面盤2 A、2B、2C、2D....を外嵌し、前記固定軸の外周面23と支持面盤2 A、2B、2C、2D....内周面24にそれぞれ刻設したキー溝25、およ びキー溝26A、26B、26C、26D....へ軸心方向へ摺動自在にキー 27を嵌合し、該キー27の支持面盤2A、2B、2C、2D....側の一部 を切り欠いて凹溝28を形成することによって前記の課題を解決した。
【0009】
【作用】
管軸と同心の固定軸を他端フランジ側に設け、この軸の上へ複数の支持面盤を 外径の大きい順に嵌め込んでいる。それぞれの支持面盤には穿削工具が躱せるだ けの切り欠き部があり、どの支持面盤が支持に使用されているときでも他の支持 面盤は工具の進行が躱せるように位置決めされる。すなわち支持作用に関与しな い他の支持面盤は、もし支持する支持面盤と同調して回動すれば加工中の工具に 衝突してしまうが、この時点における他の支持面盤は固定軸とキーによって位置 を固定され、管体が回動しこれと一緒に支持している支持面盤が共に回動しても 残りの支持面盤は固定されたまま回動しない。この選択的な回動は、固定軸と軸 上の支持面盤とに刻設したキー溝へ嵌合したキーの形状によって行なわれる。す なわち、キーには支持面盤へ嵌合する側の一部を切り欠いた凹溝があり、このキ ーが固定軸、支持面盤間に刻まれたキー溝内で摺動自在に嵌合しているから、現 在管体を支持する特定の支持面盤のキー溝の下へキーの凹溝がくるようにキーの 位置を調整すれば、他の支持面盤はキーによって固定軸へ固定されて動くことが できず、そのとき特定された支持用の支持面盤だけはキーが働かないため固定軸 の回りを自由に回動でき、支持する管体が回動すれば共に回動して円滑な管体の 回動を助ける作用が働く。
【0010】
【実施例】
図1は本考案実施例の平面図、図2は同じく正面図である。鋳鉄管Pは図1の 上方または下方から転動して装置内へ搬入される。既に述べたように加工工場へ 搬入されてくる鋳鉄管は種々の外径のものが不規則に混じっているから、その軸 心を一定に揃えるために油圧シリンダー11を具えたリフター12が鋳鉄管の垂 直方向の位置を調整する。駆動装置1は鋳鉄管の一端(挿口)Sの外周を把持す る三爪チャック13と、このチャックを開閉し割り出された角度だけ把持する鋳 鉄管を回動する油圧機構14からなる。穿削装置3は先端にドリルおよびタップ の穿削工具31を装着し、これらの工具を作動する駆動モータ32が後方に接続 している。ここには穿削のために進退するX軸の主軸モータとサーボモータ、お よび管径に合せて軸心方向へ進退するY軸の主軸モータとサーボモータ、両主軸 変換装置などの公知技術による穿削手段が適用されている。
【0011】 支持面盤2A、2B、2C、2D....は位置決めされた鋳鉄管の他端(受 口)のフランジFに対向する位置で同心の固定軸22に複数嵌合している。図3 (A)(B)は支持面盤2A、2B、2C、2D....の取り付け状態を示す 縦断正面図、側面図であり、図4は説明するための斜視図である。本実施例では 支持面盤2A、2B、2C、2D....は外径が878mm、664.8mm 、467.6mm、364.8mmの4種類からなり、これに適用する鋳鉄管の 受口寸法はそれぞれ800mm、600mm、400mm、300mmである。 その他、受口寸法が700mm、500mm、450mm、300mm用の支持 面盤を固定軸25に嵌合すれば、4種類に限らず規定された鋳鉄管の全管種にど れでも適用することもできる。支持面盤2A、2B、2C、2D....はそれ ぞれ環状体でできているが、いずれもその一部に切り欠き21A、21B、21 C、21Dを設けて前進する穿削工具の邪魔にならないように図っている。支持 面盤2A、2B、2C、2D....は共通するスリーブ29を介して固定軸2 2へ嵌合しているが、その内周面24にキー溝26A、26B、26C、26D ...を刻設し、固定軸22に刻設したキー溝25との間にキー27を嵌め込ん でいる。キー27には支持面盤2A、2B、2C、2D....側で一部切り欠 いた凹溝28が形成されていて、このキー27がキー溝の中を水平に摺動すると 、凹溝の位置も変わるからキーに固定される支持面盤と固定されない支持面盤と を自由に選択することができる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上に述べたような構成と作用を有するから、複数の支持面盤2A、 2B、2C、2D....の組み合せを適当に選べば加工に回ってくる種々の形 状、寸法の管体を把持して能率よく処理することができる。従来のような煩わし い支持面盤の交換作業がなくなり、作業員の負担は大幅に軽減され安全面につい てもきわめて好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の平面図である。
【図2】同じ実施例の正面図である。
【図3】支持面盤2A、2B、2C、2D....の取
り付け部分の縦断正面図(A)と側面図(B)である。
【図4】同じ部分を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 駆動装置 2 支持面盤 3 穿削装置 21 切り欠き 22 固定軸 23 外周面(固定軸) 24 内周面(支持面盤) 25 キー溝 26 キー溝 27 キー 28 凹溝(キー) 31 穿削工具(ドリルタップ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送された管体Pの一端Sを把持して加
    工位置を割り出し回動する駆動装置1と、加工中該管体
    他端のフランジF内面を支持する支持面盤と、穿削装置
    3よりなる管体フランジ面のドリルタップ装置におい
    て、フランジF側へ管軸と同心の固定軸22を具え、該
    固定軸上へそれぞれ一部を切り欠いた環状体によって管
    体Pを支持する複数の支持面盤2A、2B、2C、2
    D....を外嵌し、前記固定軸の外周面23と支持面
    盤2A、2B、2C、2D....内周面24にそれぞ
    れ刻設したキー溝25、およびキー溝26A、26B、
    26C、26D...へ軸心方向へ摺動自在にキー27
    を嵌合し、該キー27の支持面盤2A、2B、2C、2
    D....側の一部を切り欠いて凹溝28を形成したこ
    とを特徴とする管体フランジ面のドリルタップ汎用装
    置。
JP6800192U 1992-09-02 1992-09-02 管体フランジ面のドリルタップ汎用装置 Pending JPH0624834U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102528179A (zh) * 2011-10-31 2012-07-04 江苏竹箦阀业有限公司 双头攻螺纹夹具
CN116871931A (zh) * 2023-09-07 2023-10-13 兴化市通舟船舶设备有限公司 一种齿轮钻孔加工限位机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102528179A (zh) * 2011-10-31 2012-07-04 江苏竹箦阀业有限公司 双头攻螺纹夹具
CN116871931A (zh) * 2023-09-07 2023-10-13 兴化市通舟船舶设备有限公司 一种齿轮钻孔加工限位机构
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