JPH06248238A - アクリル系構造用接着剤 - Google Patents

アクリル系構造用接着剤

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JPH06248238A
JPH06248238A JP4313928A JP31392892A JPH06248238A JP H06248238 A JPH06248238 A JP H06248238A JP 4313928 A JP4313928 A JP 4313928A JP 31392892 A JP31392892 A JP 31392892A JP H06248238 A JPH06248238 A JP H06248238A
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JP
Japan
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adhesive
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total amount
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JP4313928A
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English (en)
Inventor
Ruocco Vittorio Di
ビットリオ、ディ、ルオッコ
Liliana Gila
リリアナ、ギラ
Fabio Garbassi
ファビオ、ガルバッシ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MINI RICERCA SCIENT TECNOLOG
MINISUTERO DER UNIV E DERA RICHIERUKA SHIENTEIFUIKA E TEKUNOROJIKA
Ministero dell Universita e della Ricerca Scientifica e Tecnologica (MURST)
Original Assignee
MINI RICERCA SCIENT TECNOLOG
MINISUTERO DER UNIV E DERA RICHIERUKA SHIENTEIFUIKA E TEKUNOROJIKA
Ministero dell Universita e della Ricerca Scientifica e Tecnologica (MURST)
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
    • C09J4/06Organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond in combination with a macromolecular compound other than an unsaturated polymer of groups C09J159/00 - C09J187/00

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】耐熱性の2成分アクリル系構造用接着剤の製
造。 【構成】a)フリーラジカル発生剤、溶液安定化剤、接
着促進剤、架橋剤、および一般式(I) (式中、RはHまたはCH3 であり、Aは5〜10個の
炭素原子を有するシクロアルキル基または6〜12個の
炭素原子を有し、該残基−[−OCOC(R)=C
2 ]がオルト、メタまたはパラ位に位置するアリール
基である)の接着剤熱安定化剤を含む、多官能性アクリ
ルモノマー中にエラストマーを溶解させた溶液からなる
第一接着剤成分、およびb)低酸化状態の第一遷移元素
系列の金属の有機塩が溶解している、アルデヒド−アミ
ン縮合生成物の混合物からなる、前記第一接着剤成分を
活性化する第二成分を含んでなることを特徴とするアク
リル系の耐熱性2成分構造用接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はアクリル系構造用接着剤に関す
る。より詳しくは、本発明は、耐熱性の2成分アクリル
系構造用接着剤に関する。
【0002】アクリル系構造用接着剤は、この分野では
公知であり、例えば米国特許第3,591,438号、
第3,594,451号、第3,642,750号、第
3,203,941号および第3,890,407号に
記載されている。これらの中で、米国特許第3,89
0,407号は、クロロスルホン化ポリエチレンまたは
塩化スルホニルと塩素化ポリエチレンの混合物を基剤と
するエラストマー性重合体、ビニルモノマー、フリーラ
ジカル発生剤からなる重合触媒、重合開始剤、接着促進
剤および接着剤を活性化する成分(触媒)を必須成分と
する接着剤組成物を開示している。
【0003】この組成物は、結合力、低い脆さ、非常に
短い硬化時間、良好な衝撃強度、清浄でない表面でも強
力な結合を達成する能力、および架橋後の高いテナシテ
ィーに関しては良好な特性を示すが、使用時の温度の増
加と共にその接着能力が低下する。
【0004】ここで本発明者は、これまで文献に一度も
記載されていない、接着剤成分と完全な相容性を有する
熱安定化剤を使用し、温度増加と共に接着能力が低下す
る欠点を克服する、新規な2成分アクリル系接着剤を発
見した。そこで本発明は、 a)フリーラジカル発生剤、溶液安定化剤、接着促進
剤、架橋剤、および一般式(I)
【化2】 (式中、RはHまたはCH3 であり、Aは5〜10個の
炭素原子を有するシクロアルキル基または6〜12個の
炭素原子を有し、該残基−[−OCOC(R)=C
2 ]がオルト、メタまたはパラ位に位置するアリール
基である)の接着剤熱安定化剤を含む、単官能性アクリ
ルモノマー中にエラストマーを溶解させた溶液からなる
第一接着剤成分、および b)低酸化状態の第一遷移元素系列の金属の有機塩が溶
解しているアルデヒド−アミン縮合生成物からなる、前
記第一接着剤成分を活性化する第二成分を含んでなるア
クリル系の耐熱性2成分構造用接着剤を提供する。
【0005】本発明の一般式(I)の好ましい物質は、
Aがシクロヘキシルまたはフェニルである化合物であ
る。特に好ましいのはメタクリル酸フェニルマレイミド
(MPM)およびアクリル酸フェニルマレイミドであ
る。
【0006】本発明の接着剤を形成するのに使用できる
アクリルモノマーの例としては、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタク
リル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸ヘキシル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ヘキシル、
アクリル酸ラウリル、アクリルアミドおよびメタクリル
アミドがある。好ましいモノマーは、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチルおよびメタクリル酸シクロヘキ
シルである。
【0007】本発明の接着剤に使用するエラストマー
は、好ましくはクロロスルホン化ポリオレフィンから選
択されたクロロスルホン化重合体である。好ましいエラ
ストマーはクロロスルホン化ポリエチレンであるが、エ
チレンと少量のプロピレンまたは他のオレフィンとのク
ロロスルホン化共重合体も使用できる。クロロスルホン
化ポリエチレンは、公知の方法により、直鎖または分枝
鎖のポリエチレンを塩化スルフリルと、またはSO2
よび塩素と反応させることにより得られる。これはデュ
ポン社により製造され、ハイパロン(Hypalon)の名称で
市販されている。あるいは、使用するクロロスルホン化
重合体は、塩化スルホニルと塩素化ポリエチレンまたは
クロロスルホン化ポリエチレンとの混合物でもよい。
【0008】上記塩化スルホニルは、1〜12個の炭素
原子を有する塩化アルキルスルホニル、例えば塩化メタ
ンスルホニルまたは塩化ブタンスルホニル、6〜24個
の炭素原子を有する塩化アリールスルホニル、例えば塩
化ベンゼンスルホニルまたは塩化トルエンスルホニル、
および異原子を含む塩化スルホニル、例えば塩化ジフェ
ニルエーテル−4,4' −ジスルホニルから選択するこ
とができる。
【0009】クロロスルホン化重合体はアクリルモノマ
ーに広範囲に変えられる量で加えることができるが、成
分a)全体に対して25〜40重量%の量で使用するの
が好ましい。クロロスルホン化重合体を単独で使用する
代わりに、クロロスルホン化重合体と、アクリルモノマ
ーに可溶な他の天然または合成エラストマー、例えばポ
リブタジエン、ブタジエン/アクリロニトリル共重合
体、エラストマー性ポリアクリル酸エステル、ポリイソ
プレン、ポリクロロプレン、ポリウレタンエラストマ
ー、フッ素化エラストマー、等との混合物を使用するこ
ともできる。
【0010】溶液安定化剤は、ジヒドロキノン、ジヒド
ロキノンモノメチルエーテル、アントラキノン、ジ−t
ert−ブチル−パラ−クレゾール、等のキノンまたは
ヒドロキノン等から選択され、得られた混合物に、a)
の全量に対して0.1〜2重量%の量で加える。好まし
い安定化剤は、ジ−tert−ブチル−パラ−クレゾー
ルである。不飽和モノおよびジカルボン酸から選択した
接着促進剤を単官能性アクリルモノマー溶液に、a)の
総量に対して20重量%までの量で加える。好ましい促
進剤はメタクリル酸である。
【0011】第一接着剤成分の架橋添加剤は、例えばジ
オール、トリオールまたはポリオールのアクリル酸また
はメタクリル酸エステル、特にエチレングリコールジア
クリレートまたはジメタクリレートから選択する。架橋
剤は溶液にa)の総量に対して0.1〜0.2重量%の
量で加える。
【0012】第一接着剤成分の他の添加剤はフリーラジ
カル発生剤である。フリーラジカル発生剤は、文献から
公知であり、「溶液中のフリーラジカル」、C.ウォー
リング、J.ウイリー & サンズ、ニューヨーク、1
957および「有機フィルム形成剤の化学」、D.H.
ソロモン、J.ウイリー & サンズ、ニューヨーク、
1967、135頁に記載されている。好ましいラジカ
ル発生剤としては、有機過酸化物およびヒドロペルオキ
シド、例えばクメンヒドロペルオキシド、過酸化ベンゾ
イル、過酸化ラウロイル、メチルエチルケトンヒドロペ
ルオキシド、過酸化シクロヘキサノン、等をa)の総量
に対して0.1〜2重量%の量で使用する。
【0013】混合物a)の最後の成分は一般式(I)の
熱安定化剤で、これをアクリルモノマー、接着促進剤お
よび架橋剤の合計に対して1〜10重量%の量で使用す
る。この様にして得られる接着剤成分a)のブルックフ
ィールド粘度は、10,000〜70,000 cPa.se
c. である。一般式(I)の物質は、3オングストロー
ム分子篩およびジクロロエタンの様な溶剤の存在下で、
60℃〜90℃の温度で、下記の反応により調製され
る。
【化3】 (式中、RおよびAは上記の意味を有し、Algはハロ
ゲンである。)化合物(III) は公知であり、日本国特許
第61/106,554号(1986)、第79/6
6,671号(1979)および第79/66,670
号(1979)公報に記載する様にして合成することが
できる。
【0014】接着剤成分を活性化する第二の成分は、低
酸化状態の第一遷移元素系列の金属の有機塩からなる活
性化促進剤が溶解しているアルデヒド−アミン縮合生成
物の混合物から選択された活性化剤を含む。この接着剤
活性化成分の製造には、各種のアルデヒドおよび第一ア
ミンが好適である。
【0015】アルデヒドは、脂肪族で、1〜12個の炭
素原子を有する基を含むのが好ましい。本発明の接着剤
活性化成分の製造に使用できるアルデヒドの例として
は、アセトアルデヒド、ブチルアルデヒド、プロピオン
アルデヒド、シクロペンタナール、ヘキサナール、シク
ロヘキサナール、ヒドロシンナムアルデヒド、ヘプタナ
ール、デカナール、ドデカナール、等がある。
【0016】本発明の活性化剤の製造には、18個まで
の炭素原子を有する、すべての脂肪族または芳香族第一
アミンが使用できる。その様なアミンの例としては、エ
チルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、シクロペ
ンチルアミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、オクチルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン、
ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミン、アニリン、
トリルアミン、キシリルアミン等がある。接着剤活性化
成分を製造するための好ましい物質は、デュポン社から
バマック(VAMAC)808の名称で市販されている
ブチルアルデヒド−アニリン縮合生成物である。
【0017】活性化促進剤は、アルデヒド−アミン縮合
生成物に可溶な、低酸化状態の第一遷移元素系列の金属
の有機塩である。活性化促進剤は、一般的に、成分b)
の総量の0.5重量%以下の濃度で使用する。活性化促
進剤の製造には、第一遷移元素系列のどの金属でも使用
できるが、コバルト、ニッケル、銅、マンガン、鉄およ
びバナジウムが好ましい。活性化促進剤として使用でき
る有機塩の例としては、サッカリン酸銅、パラトルエン
スルフィン酸銅、アセチルアセトン酸コバルト、乳酸
鉄、グルコン酸鉄、等がある。サッカリン酸銅(I)が
好ましい活性化促進剤である。
【0018】本発明の構造用接着剤は、2つの試験片を
せん断力により分離できなくなる迄の時間として測定し
た硬化時間が90秒間未満であり、ASTM D 10
02−72により測定したせん断強度が15〜25N/mm
2 であり、150℃に加熱した後のせん断強度が12〜
18N/mm2 であるのが特徴である。
【0019】該接着剤はプライマー法により、接着すべ
き部分の一方に接着剤成分を、もう一方に活性化成分を
塗布する。熱安定化剤が存在するために、この接着剤
は、硬化中ならびに最終使用中に、常温のみならず、高
温でも使用できる。本発明の接着剤は、多孔質でも平滑
な表面でも、塗布すべき表面を前処理する必要なく、使
用することができる。
【0020】本発明の組成物で接着できる材料には、
鋼、アルミニウム、銅、黄銅、極性重合体材料、木、ガ
ラス、紙、予め塗装した表面、等がある。以下に、本発
明およびその実施形態を説明するために幾つかの実施例
を記載するが、これらの実施例は本発明を制限するもの
ではない。
【0021】実施例1 N−[4−メタクリレートフェニル]マレイミドの合成 400ccのジクロロエタンに溶解させた12g(0.0
64モル)のN−[4−ヒドロキシフェニル]マレイミ
ドを、機械的攪拌機、冷却機、窒素バルブおよび滴下漏
斗を備えた2口フラスコに入れる。真空下、100℃で
16〜18時間乾燥させた16gの分子篩(ユニオンカ
ーバイド タイプ3A)を加え、続いて30cc(0.3
2モル)の蒸留した塩化メタクリロイルを加え、この混
合物を還流下(80〜90℃)で26時間加熱し、7〜
8時間毎に新しい分子篩を加える。次いでこの溶液を2
%NaOH溶液、次いで水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで除湿する。溶剤を蒸発させて得られる生成物を最後
にヘキサンで洗浄する。7.3gのN−[4−メタクリ
レートフェニル]マレイミドが44.4%の収率で得ら
れる。融点150〜152℃。 IR(KBr):イミドCO 1720cm-1、エステル
CO 1740cm-11 H−NMR(200 MHz、CDCl3 ):δ2.1
(メチルH)、δ5.8〜6.35(エチレンH)、δ
6.85(マレイミドH)、δ7.2〜7.4(芳香族
H)。
【0022】実施例2(比較例) 18.5gのクロロスルホン化ポリエチレン(ハイパロ
ン20として市販)、9.3gのアクリロニトリル−ブ
タジエンゴム(ヨーロプレンN3360として市販)、
9.3gのメタクリル酸(MA)および0.9gのエチ
レングリコールジメタクリレート(EGDMA)からな
る混合物に61.2gのメタクリル酸メチル(MMA)
を加える。得られた混合物を常温で、重合体全体が完全
に溶解するまで攪拌する(所要時間約48時間)。0.
3gのジ−tert−ブチル−パラ−クレゾール(BH
T)および0.5gの、クメンヒドロペルオキシド(C
HP)の形態のフリーラジカル発生剤を加えることによ
り、接着剤ペーストが完成する。このペーストのブルッ
クフィールド粘度は60,000 mPa.sec. である。寸
法120x25x1.5mmの鋼試験片を調製し、No. 1
20の紙やすりで処理する。1個の試験片の上に約0.
5mm厚さのペーストのフィルムを延ばし、サッカリン酸
銅として導入した0.01重量%の銅(I)を含む、ブ
チルアルデヒドとアニリンとの間の縮合反応の生成物か
らなる活性化剤をもう1個の試験片上に延ばす。これら
の2個の試験片を約2N/mm2 の圧力でプレスする。試験
片をプレスしてから1時間、接着剤を100℃で後架橋
させる。下記の結果が得られる。 − 硬化時間:30秒間 − せん断強度:20N/mm2 − 150℃に加熱した後のせん断強度:11.5N/mm
2
【0023】実施例3 実施例1のメタクリル酸フェニルマレイミド(MPM)
2.14gを更に処方に加えて実施例2に記載する試験
を繰り返す。この量は、存在するアクリルモノマーの総
量に対して計算して3重量%に相当する。下記の結果が
得られる。 − 硬化時間:30秒間 − せん断強度:20N/mm2 − 150℃に加熱した後のせん断強度:14.0N/mm
2
【0024】実施例4 実施例1のメタクリル酸フェニルマレイミド(MPM)
3.57gを更に処方に加えて実施例2に記載する試験
を繰り返す。この量は、存在するアクリルモノマーの総
量に対して計算して5重量%に相当する。下記の結果が
得られる。 − 硬化時間:30秒間 − せん断強度:20N/mm2 − 150℃に加熱した後のせん断強度:15.0N/mm
2
【0025】実施例5(比較例) 30gのクロロスルホン化ポリエチレン(ハイパロン2
0として市販)、33.8gのメタクリル酸および1.
0gのエチレングリコールジメタクリレート(EGDM
A)からなる混合物に34.5gのメタクリル酸メチル
(MMA)を加える。得られた混合物を常温で、重合体
全体が完全に溶解するまで攪拌する(所要時間約24時
間)。0.3gのジ−tert−ブチル−パラ−クレゾ
ール(BHT)および0.4gの、クメンヒドロペルオ
キシド(CHP)の形態の、通常の種類(開始剤)のフ
リーラジカル発生剤を加えることにより、接着剤ペース
トが完成する。このペーストのブルックフィールド粘度
は34,000 mPa.sec.である。寸法120x25x
1.5mmの鋼試験片を調製し、No. 120の紙やすりで
処理する。1個の試験片の上に約0.5mm厚さのペース
トのフィルムを延ばし、サッカリン酸銅として導入した
0.1重量%の銅(I)を含む、ブチルアルデヒドとア
ニリンとの間の縮合反応の生成物からなる活性化剤をも
う1個の試験片上に延ばす。これらの2個の試験片を約
2N/mm2 の圧力でプレスする。試験片をプレスしてから
1時間、接着剤を100℃で後架橋させる。下記の結果
が得られる。 − 硬化時間:30秒間 − せん断強度:20N/mm2 − 150℃に加熱した後のせん断強度:10.0N/mm
2
【0026】実施例6 実施例1のメタクリル酸フェニルマレイミド(MPM)
1.37gを更に処方に加えて実施例5に記載する試験
を繰り返す。この量は、存在するアクリルモノマーの総
量に対して計算して2重量%に相当する。下記の結果が
得られる。 − 硬化時間:30秒間 − せん断強度:20N/mm2 − 150℃に加熱した後のせん断強度:15.0N/mm
2
【0027】実施例7 実施例1のメタクリル酸フェニルマレイミド(MPM)
2.05gを更に処方に加えて実施例5に記載する試験
を繰り返す。この量は、存在するアクリルモノマーの総
量に対して計算して3重量%に相当する。下記の結果が
得られる。 − 硬化時間:30秒間 − せん断強度:20N/mm2 − 150℃に加熱した後のせん断強度:16.0N/
mm
フロントページの続き (72)発明者 リリアナ、ギラ イタリー国ベルチェリ、トリノ、ビア、フ ラテリ、ブリニョーネ、14 (72)発明者 ファビオ、ガルバッシ イタリー国ノバラ、ビア、チ、ポルタ、6

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)フリーラジカル発生剤、溶液安定化
    剤、接着促進剤、架橋剤、および一般式(I) 【化1】 (式中、RはHまたはCH3 であり、Aは5〜10個の
    炭素原子を有するシクロアルキル基または6〜12個の
    炭素原子を有し、該残基−[−OCOC(R)=C
    2 ]がオルト、メタまたはパラ位に位置するアリール
    基である)の接着剤熱安定化剤を含む、多官能性アクリ
    ルモノマー中にエラストマーを溶解させた溶液からなる
    第一接着剤成分、および b)低酸化状態の第一遷移元素系列の金属の有機塩が溶
    解している、アルデヒド−アミン縮合生成物の混合物か
    らなる、前記第一接着剤成分を活性化する第二成分を含
    んでなることを特徴とするアクリル系の耐熱性2成分構
    造用接着剤。
  2. 【請求項2】熱安定化剤がメタクリル酸フェニルマレイ
    ミド(MPM)またはアクリル酸フェニルマレイミドで
    あることを特徴とする、請求項1に記載の接着剤。
  3. 【請求項3】一般式(I)の熱安定化剤が、アクリルモ
    ノマー、接着促進剤および架橋剤の合計に対して1〜1
    0重量%の量で使用されることを特徴とする、請求項1
    または2に記載の接着剤。
  4. 【請求項4】エラストマーがクロロスルホン化ポリオレ
    フィンから選択されることを特徴とする、請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の接着剤。
  5. 【請求項5】クロロスルホン化重合体が、成分a)の総
    量に対して25〜40重量%の量でアクリルモノマーに
    加えられることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の接着剤。
  6. 【請求項6】溶液a)のための安定化剤が、キノンおよ
    びヒドロキノンから選択され、成分a)の総量に対して
    0.1〜2重量%の量で加えられることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の接着剤。
  7. 【請求項7】接着促進剤が、不飽和モノおよびジカルボ
    ン酸から選択され、成分a)の総量に対して20重量%
    までの量で加えられることを特徴とする、請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の接着剤。
  8. 【請求項8】フリーラジカル発生剤が、有機過酸化物お
    よびヒドロペルオキシドから選択され、成分a)の総量
    に対して0.1〜2重量%の量で加えられることを特徴
    とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の接着剤。
  9. 【請求項9】架橋剤が、ジオール、トリオールまたはポ
    リオールのアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エス
    テルから選択され、成分a)の総量に対して0.1〜2
    重量%の量で加えられることを特徴とする、請求項1〜
    8のいずれか1項に記載の接着剤。
  10. 【請求項10】アルデヒド−アミン縮合生成物の混合物
    が、ブチルアルデヒド−アニリン縮合生成物からなるこ
    とを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    接着剤。
  11. 【請求項11】活性化促進剤が、第一遷移元素系列の金
    属の有機塩であり、成分b)の総量に対して0.5重量
    %以下の濃度で使用されることを特徴とする、請求項1
    〜10のいずれか1項に記載の接着剤。
  12. 【請求項12】2つの試験片をせん断力により分離でき
    なくなる迄の時間として測定した硬化時間が90秒間未
    満であり、ASTM D 1002−72により測定し
    たせん断強度が15〜25N/mm2 であり、150℃に加
    熱した後のせん断強度が12〜18N/mm2 であることを
    特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の構
    造用接着剤。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれか1項に記載の
    接着剤の、鋼、アルミニウム、銅、黄銅、極性重合体材
    料、木、ガラス、紙または予め塗装した表面を接合する
    ための使用。
JP4313928A 1991-10-29 1992-10-29 アクリル系構造用接着剤 Pending JPH06248238A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT91-A/002863 1991-10-29
ITMI912863A IT1251642B (it) 1991-10-29 1991-10-29 Adesivi strutturali a base acrilica

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JPH06248238A true JPH06248238A (ja) 1994-09-06

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ID=11360973

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