JPS6032870A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPS6032870A
JPS6032870A JP14170883A JP14170883A JPS6032870A JP S6032870 A JPS6032870 A JP S6032870A JP 14170883 A JP14170883 A JP 14170883A JP 14170883 A JP14170883 A JP 14170883A JP S6032870 A JPS6032870 A JP S6032870A
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JP
Japan
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adhesive
organic peroxide
acrylic acid
methacrylate
composition
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Pending
Application number
JP14170883A
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English (en)
Inventor
Isao Nishiwaki
功 西脇
Toshio Teramoto
俊夫 寺本
Keikichi Yanagii
楊井 啓吉
Masahiro Shinkai
新海 正浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は広範な月質に対して優れた接着強度。
接着耐久性を有するアクリル系接着剤に関する。
従来、1種類の接着剤によって多種の祠質を高強度に接
着することは困難であり、金属、プラス璧 チンク、ゴム、ガラス、木材、布1紙など被着体の材質
に応じて種々の専用の接着剤を使い分けなければならず
、広範な被着材に対して接着強度の大なる汎用の接着剤
の出現は各種産業界より強く要望されるところであった
。このような要望にある程度応える接着剤として、いわ
ゆる変性アクリル系接着剤があり、硬化を迅速に行なえ
ること・剥離接着強度が優れていること1作業性が良い
ことなどの長所を併せ持っているため1種々の用途への
展開が期待されている。
しかしながら、従来の変性アクリル系接着剤においては
ある種の金属、プラスチック、ゴムなどに対しては必ず
しも接着力が充分でなく、また空気に接触しつつ硬化さ
せねばならない布1紙類などに対しては嫌気性を示し未
硬化となる場合があるなどの難点があった。また、剥離
接着強度は犬であるものの、エポキシ系接着剤などに比
べれば剪断接着強度が劣り、さらに接着耐久性の面から
みると、とくに耐水性、耐湿性が低いなどの欠点をも有
していた。
本発明者らは、変性アクリル系接着剤の迅速硬化性、高
剥離接着強度、易作業性などの長所を保ちつつ、これに
広範な被着材に対する犬なる接着性、高剪断接着強度、
優れた接着耐久性を賦与すべく鋭意検討を重ねた結果儀 A)アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキ
ルエステル、アクリル酸、およびメタクリル酸より選ば
れる少なくともI f’ff1B)ブタジェンまたは/
およびイソプレンと不飽和ニトリル、および5重量%を
越える官能性モノマーとの共重合エラストマー C)有機過酸化物 を必須成分として含み、C)有機過酸化物の分解促進剤
の存在下で硬化させるか、またはA、B、Cを必須成分
として含む組成物自身を加熱硬化せしめることによって
目的とする接着剤が実現されることを見出し1本発明を
完成するに至った。すなわち1本発明は広範な被着材に
対し優れた剪断接着強度、剥離接着強度、接着耐久性(
例:耐温水性、耐湿熱性、耐熱劣化性等)を有し、迅速
硬化性、易作業性の特徴を併せ持ち、さらには改良され
た油面接着性を有する新規なアクリル系接着剤を提供す
るものである。
本発明の構成をさらに具体的に説明すれば次の如くであ
る。
A)アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキ
ルエステル・アクリル酸およびメタクリル酸より巻嘘#
1少なくとも1種類が選ばれる。アクリル酸アルキルエ
ステルとしては・アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
・アクリル酸プロピル・アクリル酸ブチル・アクリル酸
イソブチル・アクリル酸ターシャリ−ブチル、アクリル
酸オクチル等が挙げられるが・好ましくはアルキル基の
炭素数が1〜4のアクリル酸アルキルエステルである。
メタクリル酸アルキルエステルとしては、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル・
メタクリル酸ブチル・メタクリル酸イソブチル、メタク
リル酸ターシャリ−ブチル・メタクリル酸オクチル等が
挙げられるが、好ましくはアルキル基の炭素数が1〜4
のメタクリル酸アルキルエステルである。これ等の使用
量は接着剤組成物中の不飽和二重結合を含む化合物の全
量に対して、200重量%上、好ましくは40重量係以
、上である。
B)ブタジェンまたは/およびイソプレンと不飽和ニト
リルおよび5重量%を越える官能性モノマーとの共重合
エラストマーを接着剤組成物に対し11〜40重t%。
ここで不飽和ニトリル化合物としては、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等がある。一方ブタジエンまた
は/およびイソプレン・および不飽和ニトリルと共重合
せしめる官能性モノマーとしては、アクリル酸グリシジ
ル。
メタクリル酸グリシジルなどのエポキシ基を含有するア
クリレートまたはメタクリレート類、アクリル酸ハイド
ロキシエチル、メタクリル酸ハイドロキシエチル、アク
リル酸ハイドロキシプロピル。
メタクリル酸ハイドロキシプロピルなどのハイドロキシ
アルキルアクリレートまたはメタクリレート類、アクリ
ル酸ジメチルアミノエチル2メタクリル酸ジメチルアミ
ンエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチル・メタクリ
ル酸ジエチルアミノエニキキなどの不飽和酸類、アクリ
ルアミド、メタクリルアミドなどの不飽和アミド類、酢
酸ビニル。
エチルビニルエーテル、塩化ビニル、塩化ビニリデン・
メタクリロニトリルなどの極性ビニルモノマー類などの
うちの少なくとも1種類が誉げられるが・中でもエポキ
シ基を含有するアクリレートまたはメタクリレート類、
ハイドロキシアルキルアクリレートまたはメタクリレー
ト類、ジアルキルアミノアルキルアクリレートまたはメ
タクリレート類が好ましい。これらの共重合エラストマ
ーは通常の乳化重合処方により容易に製造することがで
きる。すなわち1重合開始剤として過酸化物・レドック
ス系触媒のような通常のラジカル開始剤を用い・乳化剤
としてアニオン系・カチオン系・ノニオン系1両性の界
面活性剤のいずれか、またその混合系を用い、メルカプ
タン類の分子量調節剤存在下・通常O〜50’Cの温度
において酸素を除去した反応器中で重合を行ない、所定
の重合転化率に達した後、停止剤(例:N、@−ジエチ
ルヒドロキシルアミン)を添加して重合反応をストップ
させる。ついでラテックス中の未反応モノマーを水蒸気
蒸留で取除き、老化防止剤(例:アルキル化フェノール
、2.6−ジターシャリ−ブチルクレゾール等)を添加
し、金属塩水溶液(例:W、 e 7 /L、 ミーラ
ム水溶液、塩化カルシウム水溶液等)と混合してクラム
状に凝固させた後、乾燥させると該共重合エラストマー
が得られる。
共重合エラストマー中の官能性モノマー含有量としては
5重量%を越えることが必要であり・ 5重背幅以下で
あると本発明の接着剤の特徴である広範な被着材に対す
る大なる接着カ、高い剪断接着強度、優れた接着耐久性
(例:耐温水性・耐湿熱性、耐熱劣化性等)などの性能
を充分に発現し得ない。官能性モノマー含有量の上限と
しては特に制約はな℃・が1通常20i量チである。ま
た。
該共重合エラストマーは接着剤組成物に対して1〜40
重量%使用される。1重量%未満の場合は低粘度になり
接着硬化物はガラス状となるため剥離接着強度において
好ましい値が得られない。400重量%越える場合、接
着剤組成物の粘度は著しく高く、混合、塗布などの接着
作業上の難点を生じる。
C)有機過酸化物としては、t−プチルレクメン1ジー
イソグロビルベンゼン1 p−メンタン、2゜5−ジメ
チルヘキサン2,5−ジ、1..1,3゜3−テトラメ
チルブチルなどの各ハイドロパーオキサイド鬼ジーt−
ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、α、
α′−ビス(t−プチルパーオキシイソグロピル)ベン
ゼンナトのジアルキルパーオキサイド、アセチルパーオ
キサイド、インブチルパーオキサイド1ベンゾイルパー
オキサイド1ラウロイルパーオキサイド、2,4−ジク
ロロペンソイルパーオキサイドなどのジアシルパーオキ
サイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘ
キサノンパーオキサイド1アセチルアセトンパーオキサ
イドなどのケトンパーオキサイド竜 1,1−ビス(1
−ブチルパーオキシ)−3,3,5−1リメチルシクロ
ヘキサン12゜2−ビス(t−ブチルパーオキシ)オク
タンなどのパーオキシケタール、ジイソプロピルパーオ
キシジカーボネート、ジー2−エトキシエチルパーオキ
シジカーボネートなどのバーオキシジヵーボネー)1 
1−ブチルパーオキシイソブチレート−【−プチルパー
オキシピヴアレート、′クミルパーオキシネオデカノエ
ート、t−ブチルパーオキシラウレートなどのパーオキ
シエステルなどが用いられ、好ましいものとしては、ハ
イドロパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パー
オキシケタール亀パーオキシジヵーボネートから選ばれ
る少なくとも1種である。
使用量は接着剤組成物中のモノマー量に対して01〜2
0重量係であ背幅01重量%未満の場合には硬化が不充
分で接着強度が−低く、20重景%を越えると、貯蔵安
定性が著しく低下する。
本発明において、接着剤組成物の硬化方法としては。
イ)有機過酸物の分解促進剤と接触あるいは混合させる
方法 口)接着剤組成物自身を加熱する方法 があり、必要に応じて℃・ずれを採用することも可能で
ある。
イ)分解促進剤との接触、混合の仕方は促進剤をそのま
ま、あるいはアセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼンナ
トルエン、エタノール、プロパツール、クロロホルム、
ジオクチルフタレートtジブチルフタレートなどの各種
浴剤や可塑剤などに溶解しておき使用前に下塗剤として
塗布するか・または分解促進剤をアクリル酸アルキルエ
ステル・メタクリル酸アルキルエステル、アクリル酸、
メタクリル酸なとのモノマー類やこれに既述の共重合ニ
ジストマーを溶解せしめたモノマー溶液中に添加してお
き、これと有機過酸化物を含有する接着剤組成物とを接
触、混合させてもよい。後者の場合、有機過酸化物側と
分解促進剤側を含めた組成物全体が本発明の範囲内であ
る成分量であればよい。さらに、有機過酸化物側を下塗
り剤として用(・る方法、すなわち、有機過酸化物自身
、あるいは有機過酸化物を既述したような溶剤、可塑剤
中に溶解させておき、これと分解促進剤、共重合エラス
トマーなどを含むモノマー溶液と接触・混合せしめるこ
とも可能である。要すれば有機過酸化物側と分解促進剤
側とに分けられた組成物が全体として成分上1組成上本
発明を構成する範囲内にあれば2両者を接触あるいは混
合することによって硬化せしめることができる。
使用される分解促進剤の種類としては・実用的な硬化時
間、接着強度を達成し得る点から、N。
N−ジメチルアニリン、N、N−ジエチルアニリン、N
、N−ジメチルトルイジン・N・N−ジエチルトルイジ
ン、トリエチルアミンなどの三級アミン類、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン・ペンクエチレン
ヘキサミンなどのポリアミン類、チオ尿素、トリメチル
チオ尿素・テトラメチルチオ尿素・ジブチルチオ尿素・
ジラウチルチオ尿素、アセチルチオ尿素・エチレンチオ
尿素、ジフェニルチオ尿素、ジトリルチオ尿素、メルカ
プ′トペンズイミダゾールなどのチオアミド化合物・ナ
フテン酸コバルト・ナフテン酸マンガン1オレイン酸鉄
などの金属せっけん類、コバルトアセチルアセトナート
、ジピリジル−鉄などの有機金属錯体、L−アスコルビ
ン酸、 I)−iso −7スコルビン酸、没食子酸な
どの還元性有機化合物・トリアジントリチオール、ジブ
チルアミノトリアジンジチオールなどのトリアジンチオ
ール類などが挙げられ、これらの中から選ばれる少なく
とも1種類を用いることができる。好ましくは、三級ア
ミン類、ポリアミン類、チオアミド化合物、還元性有機
化合物から選ばれる少なくとも1種である。また、使用
量としては、接着剤組成物中のモノマー量に対して01
〜20重量係が好背幅あり。
01重量背幅満では実用的な硬化時間を得ることが難し
く、20重量背幅越えると接着強度を著しく低下させる
口)接着剤組成分自身の加熱によっても硬化させること
が可能である。すなわち有機過酸化物を分解しラジカル
を発生させるに充分な温度に本発明質、形状に応じて高
周波誘電加熱、高周波誘導加熱またマイクロ波、超音波
による加熱法を利用することができる。
本発明において、接着剤組成物中の必須モノマー成分A
)アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキル
エステル・アクリル酸およびメタクリル酸より選ばれる
少なくとも1種のほかに。
接着剤の種々の性能、粘度、硬化時間などを改変する目
的で、不飽和二重結合を有する化合物を添加することが
できる。添加される不飽和二重結合を有する化合物すな
わちモノマー類としては、アクリル酸グリシジル、メタ
クリル酸グリシジル。
アクリル酸ノ・イドロキシエチル・ メタクリル酸ノ・
イドロキシエチル、アクリル酸ノ・イドロキシグロビル
、メタクリル酸ハイドロキシプロピル、アクリル酸ジメ
チルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル
、アクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジエ
チルアミンエチル、アクリル酸エトキシエチル・メタク
リル酸エトキシエチルなどのアクリル酸またはメタクリ
ル酸エステル類、アクリルアミド・ メタクリルアミド
、N。
N−ジアルキルアクリルアミド・N・N−ジアルキルメ
タクリルアミドなどの不飽和アミド類・アクリロニトリ
ル、メタクリレートリルなどの不飽和ニトリル類、N−
ビニルピロリドン、N−ビニルカルバゾールなどのN−
ビニル化合物、酢酸ビニル、エチルビニルエーテル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、メチルビニルケトン、メチ
ルイノプロペニルケトンなどの極性モノマー類、スチレ
ン・α−メチルスチレン、メトキシスチレン、クロルス
チレンなどのスチレン誘導体・エチレングリコールジア
クリレート(またはメタクリレート)。
テトラエチレングリコールジアクリレート(またはメタ
クリレート)、トリメチロールブロノぐントリアクリレ
ート(またはメタクリレート)、アクリル酸くまたはメ
タクリル酸−)とグリコール類と多塩基酸との反応で得
られるポリエステルアクリレート(またはメタクリレー
ト)、アクリル酸(またはメタクリル酸)とエポキシ化
合物との反応で得られるエポキシアクリレート(または
メタクリレート)、多塩基酸とアミノアルコールとを反
応させ次いでアクリル酸(またはメタクリル酸)とを反
応させて′得られるアミドアクリレート(またはメタク
リレート)、ハイドロキシアルキルアクリレート(また
はメタクリレート)とポリイソンアナート化合物とを反
応させて得られるウレタンアクリレート(またはメタク
リレート)などのアクリル酸(またはメタクリル酸)エ
ステル類。
シビニルベンゼン、ジビニルエーテル、ジアリルフタレ
ートなどの不飽和二重結合を&22枚持つモノマー類な
どを誉げることかできる。
また接着剤の貯蔵安定性を向上させるため2組成物中に
重合禁止剤を少量添加してもよい。これらの禁止剤とし
ては、ハイドロキノン、メチルハイドロキノン、ハイド
ロキノンモノメチルエーテル・p−ベンゾキノン、トル
キノン、キシロキノン1カテコール、t−ブチルカテコ
ール、2−1−フチルー4−ハイドロキシアニンール・
 2・ 6−ジー1−ブチル−p−クレゾール、ピクリ
ン酸フェノチアジン、ハイドロキシジフェニルアミン。
ジフェニルピクリルヒドラジル、ガルヴイノキシルなど
の通常よく知られている重合禁止剤を用いることができ
る。これら重合禁止剤の量は・接着剤組成分中のモノマ
ー総量に対して、2重背幅以下が適当である。2重量係
を越えると接着強度が低下し、硬化時間が著しく遅延さ
れる。
本発明の接着剤は広範な被着材に対して高い接着強度を
有しているものであるが、プラスチック類や布2紙類へ
の接着性をさらに向上させるため。
また接着剤に適当な粘着性を賦与する目的で、不飽和ア
ルキド樹脂を添加することが好適に行なわれる。不飽和
アルキド樹脂としては、不飽和三塩基性酸とグリコール
類との重縮合反応によって得られる通常よく知られてい
るものを用いることができる。使用量としては接着剤組
成物に対して1〜20重量%が好ましく、この範囲を外
れると既述の目的を充分に果し得ない。
さらに1本発明の接着剤組成物に使用目的に応じて、各
種充填剤、ゲル化剤、可塑剤9着色剤などを添加するこ
とができる。
本発明の接着剤組成物は、布2紙などの空気と接触して
いる材質の接着や被着材接着面からはみ出した部位の硬
化にも適しているため1通例よく行なわれているような
接着剤中にパラフィンワックスを添加して嫌気性を抑制
するかの如き手法はとくに必要とせず、むしろパラフィ
ンワックスの添加は、接着強度を低下せしめたり・硬化
物表面の外観を損ったり、硬化物をさらに接着しようと
するときその吸着性を阻害したりするため好ましくない
以上説明したように1本発明の接着剤組成物は。
金属、ガラス、セラミック類ばかりでなく、プラスチッ
ク、木材また空気と接触しつつ硬化させねばならない布
1紙類等の被着材に対しても好適であり、また優れた剪
断接着強度、剥離接着強度・接着耐久性、油面接着性を
かねそなえている。
以下1本発明の接着剤組成物について実施例にて具体的
に説明するが、実施の態様はこれらの例に限定されるも
のではない。
〔実施例〕
以下の接着試験においては、とくに断らない限り・JI
S(ASTM)に従い引張剪断強度(引張速度5 mm
 7分)、T型剥離強度(引張速度50mm/分)を測
定した。
金属類被着盆については、厚さ1.6mmのものをトリ
クレンで洗浄脱脂した後月いたが、ザンドプルで払拭し
た後、接着に供した。布2紙類はそのまま使用した。
硬化時間(セントタイム)については、冷間圧延鋼板上
に接着きすを約1 mmの厚みに塗布し、もう1枚の鋼
板を庫ね合わせた後、指触で両鋼板がずれなくなるまで
の時間として測定した。
接着剤組成物の製造は、21のガラス製フラスコにモノ
マー類、官能性モノマー共重合ニジストマー類、不飽和
アルキド樹脂類などを加えて、室温、24時間攪拌混合
して均一な溶液を作製し。
さらに、有機過酸化物、添加剤などを加え、さらに1時
間借拌して調製した。
実施例−1) 表−1の接着剤配合(1)に従い、有機過酸化物を含む
A液と、有機過酸化物の分解促進剤を含むB液の2液か
ら成る接着剤試料a −eを調製した。
ここで・官能蝕モノマー共重合エラストマーとしては、
アクリロニトリル、ブタジェンおよびグリシジルメタク
リレートの共重合体を用いた(アクυロニトリル量41
重量%、グリシジルメタクリレ−ト 11 重量 % 
) 。
着強度を表−2に示す。同時に2液温合型の市販変性ア
クリル系接着剤−1とエポキシ系接着剤−1とを比較し
た結果も併載する。本発明の接着1111組成物が広範
な被着材に対して犬なる接着強度を持っていることが判
る。また、布1紙類のような。
空気に接触しつつ硬化せしめねばならない材質の接着に
も好適である。
実施例−2) 表〜1の接着剤試料a+dおよび2液温合型の市販変性
アクリル系接着剤−1につ(・て、接着耐久性試験を行
なった。被着材は鉄(冷間圧延鋼板)を用い、剪断接着
強度により評filli Lだ。結果を表−3に示す。
表−3接着評価(2) 表−3は1本発明の接着剤の優れた接着耐久性とくに従
来の変性アクリル系接着剤の欠点のひとつであった耐水
性、耐湿性が改善されていることを示している。
実施例−3) 表−4の接着剤配合表(2)および接着評価(3)に従
い、有機過酸化物を含むA液と、有機過酸化物の分解促
進剤を含むB液の2液から成る接着剤試料f−dを調製
した。表−4中の官能性モノマー共重合エラストマーの
内容を表−5に示した。
表−5官能性モノマー共重合エラストマーの内容 表−4より、官能性モノマーを共重合したニジストマー
を使用することによって(試料g−1)。
通常のエラストマー(NBR,、試料f)に比べ接着強
度が著しく向上することが判る。
実施例−4) 表−6の配合によって接着剤試料m −oおよびdを調
製した。
表−6接着剤配合(3) 注0数字の配合量は重量部で示した。
リ アクリロニトリル(41重量%)・グリシジルメタ
クリレートおよびプタジ室ンの共重合体。
傘り日立化成(株)製、ポリセット548使用。
ここで、エラストマーとしては、アクリロニトリル、グ
リシジルメタクリレートおよびブタジェンの共重合体を
用いたが、結合アクリロニトリル量は41重量%とし、
結合グリシジルメタクリレート量を変量し、試料m −
oおよびdを調製した。
接着性能の評価結果を表−7に示した。
表−7接着評価(4) 表−7は接着剤中のニジストマー成分に官能性モノマー
を共重合したものを用いることによって。
引張剪断強度、剥離強度とも大きく向上し、その効果は
ニジストマー中の結合官能性モノマー量が5M量チ程度
を越えると、とくに著しいことを示している。
実施例−5) 表−8に従って有機過酸化物または有機過酸化物の分解
促進剤を含む下塗り剤P−1〜P−4を作製した。
表−8下塗り剤配合 表−8の上塗り剤を鋼板上に塗布し、5分間室温で乾燥
した後、別の鋼板上に有機過酸化物またはその分解促進
剤を含有する試料(ここでは1表−4の試料iのA液ま
たはB液)と重ね合わせることによって接着させた。接
着強度の測定結果を表−9に示す。
表−9接着評価(5) 表−9より本発明の接着剤について、有機過酸化物かま
たはその分解促進剤を下塗り剤として使用する方法を採
用しうろことが判る。
実施例−6) 表−10に従って接着剤試料p、qを調製し。
これをオーブン中で加熱によって硬化せしめ、接着強度
を測定した。
表−10は2本発明の接着剤が、加熱硬化法によっても
優れた接着強度を発現し得ることを示している。
表−10接着剤配合(4)および接着評価(6)注0数
字の配合厳は重量部で示した。
傘)アクリロニトリル(30重量背幅/ジエチルアミン
エチルメタクリレート(14重量%)/ブタジェン共重
合体。
*り大日本インキ(株)製、ポリライトFG−104使
用。
実施例−7) 表−11に従って接着剤試料1’、Sおよびdを調製し
、接着性能を評価した。
試料r+dの比較から1本発明の接着剤組成物にテトラ
エチレングリコールジメタクリレートのような架橋モノ
マーを添加することにより、高温での接着強度が改善さ
れることが判る。また、試料s、dの比較から不飽和ア
ルキド樹脂の添加によってプラスチック類の接着強度が
向上していることが示される。
実施例−8) 表−1に従って接着剤試料dを調製し、油面に対する接
着性を評価した。被着材は鋼板をトリクンンで脱脂後2
防錆油(P−1400)を塗り。
これを60℃の角度に24時間室温で放14シたものを
用いた。結果を表−12に示す。
表−12接着評価(8) 表−12から本発明の接着剤が優れた油面接着性を有し
ていることが判る。
特許出願人 日本合成ゴム株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 A)アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸アルキ
    ルエステル・アクリル酸、およびメタクリル酸より選ば
    れる少なくとも1種B)ブタジェンまたは/およびイソ
    プレンと不飽和ニトリル、および5重量%を越える官能
    性モノマーとの共重合エラストマー C)有機過酸化物 以上のA、B、Cを必須成分として含み・C)有機過酸
    物の分解促進剤の存在下で硬化させるか。 またはA、13.Cを必須成分として含む組成物自身を
    加熱することによって硬化せしめることを特徴とする接
    着剤組成物。
JP14170883A 1983-08-01 1983-08-01 接着剤組成物 Pending JPS6032870A (ja)

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