JPH0624748U - 衝撃式破砕機のロータ - Google Patents

衝撃式破砕機のロータ

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JPH0624748U
JPH0624748U JP6800292U JP6800292U JPH0624748U JP H0624748 U JPH0624748 U JP H0624748U JP 6800292 U JP6800292 U JP 6800292U JP 6800292 U JP6800292 U JP 6800292U JP H0624748 U JPH0624748 U JP H0624748U
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radius
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滋 辰已
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃式破砕機のメンテナンスを改善する。 【構成】 打撃子4を取り付けるローターディスク3を
構成する多角形鋼板31の外辺33の上へ、取り付け部
32の曲率半径とほぼ等しい円弧面34からなる耐摩耗
性材料のプロテクタ35を被覆している。 【効果】 プロテクタの外周は均一な円弧であるから、
回転中に被砕物が衝突する機会も全面ほぼ等しく摩耗も
均等に進むので、局部摩耗による早期取り替えの弊害が
解消した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は衝撃式破砕機のロータの耐用期間延長に係る技術である。
【0002】
【従来の技術】
岩石を破砕してコンクリート構造の骨材や道路用の骨材として使用するために は、通常はジョークラッシャ、コーンクラッシャなどの一次、二次破砕機で希望 の粒度の近くまで破砕し、仕上げ的な三次破砕として衝撃式破砕機によって製品 化する。この衝撃式破砕機も種々の形状があるが、一般的には図3に示すような 構成が採用されている。すなわちケーシング1a内にローター主軸2aを横架し て外部の駆動源(図示せず)と連結し高速回転する。ローター主軸2aには多数 のローターディスク3aを平行に外嵌し、このローターディスクの外周面を均等 に分割して放射状に複数の打撃子4aを取り付ける。この従来技術の場合はケー シング1aの中央上部に被砕物Mの投入口5aを設け、被砕物を直下の高速回転 中のローターディスクへ向けて投入すると、被砕物はローターディスクの外周に ある打撃子に衝突して撥ね飛ばされ、斜め上方に吊支されている反撥板6aに再 び衝突し、打撃子と反撥板との間を往来する過程において効率的な破砕作用を受 けて細粒化していく。この従来技術の場合は左右対称に反撥板6aを上下二段に 配置し、一方の反撥板が摩耗するとローター主軸の回転方向を逆に変えて他方の 反撥板に切り換えて破砕を続けるという構成にしているが、もちろん片側だけに 反撥板を1枚、または上下二段吊支し、被砕物の投入口を斜め上方に開口する構 成も多く見られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
いずれの構成を採るにしても、ローター主軸に外嵌したローターディスクの外 周を均等に分割して打撃子を放射状に取り付け、高速回転するロータを目指して 大量の被砕物が落下してくることに変わりはない。ここで課題となるのはロータ ーディスクの早期摩耗の点である。ローターディスクは通常、2枚の多角形の鋼 板(通常は四角形が多い)を、所望の間隔だけ離して平行に並べ、スペーサを挟 んで溶接組み立てによって成形する。各外辺のコーナには打撃子の取り付け部が 設けられ耐摩耗性、耐衝撃性の特殊な合金鋳物による打撃子が装着されるから問 題はない。ところが各外辺の上部は落下してくる被砕物と絶えず衝突するにも拘 らず、この部分は前記のとおり一般の鋼板で成形されているから、露出したまま であれば直ちに摩耗して元の形が崩れてしまうので、ローターディスク3aの外 辺33aの上へ耐摩耗性材料(たとえば高マンガン鋳鋼)で製造したプロテクタ 35aを被せてこの部分の早期摩耗を防止している。
【0004】 図4(A)(B)は従来技術の課題を説明するロータの一部正面図である。図 のようにローターディスク3aの主体は多角形鋼板31aによって形成される例 が多い。この理由は主として鋼板材料から板取りする場合に、最も効率よく材料 を生かせるのは四角形をはじめ多角形であるからである。そして従来技術はすべ て露出するローターディスクの直線状の外辺33aを摩耗から守るために、この 外辺に沿った直線状の上面をもつプロテクタ35aを被せている。いま、ロータ ーディスクに抱持されたまま高速で回転する打撃子4aの先端が描く軌跡の円弧 を曲線Sで示すと、プロテクタ35aの上面のうち、この曲線Sから最も遠いの は中央部36aであり、最も近いのは打撃子の取り付け部に隣接する端部37a である。プロテクタもローターディスクとともに高速で回転しているから、上部 から被砕物が落下してきたとき、プロテクタの上面の中で最も被砕物と衝突する 確率の高いのは軸心から遠い端部37aであり、低いのは軸心から近い中央36 aである。この衝突機会の差が繰り返されると図Bのように端部37aだけに被 砕物との擦過による摩耗作用が集中し、ハッチングで示すように中央と比べると 著しい偏摩耗が進行する。この結果、ローターディスクに被覆したプロテクタは 極く一部の偏摩耗のために他の部分が健在であっても取り替えざるを得ず、取り 替え回数が多くて装置全体の作業能率の低下原因の一つとなっていた。
【0005】 本考案はこの課題を解決するために、ローターディスクを被覆するプロテクタ の偏摩耗を防止する構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る衝撃式破砕機のロータは、ケーシング1内へ回転自在に軸支され たローター主軸2へ複数のローターディスクを外嵌し、該ローターディスク3の それぞれの外周面上へ均等に配分して複数の打撃子4を装着した構成であり、そ れぞれのローターディスク3は2枚の多角形鋼板31を平行に連結し各多角形の コーナ部へ打撃子4を嵌合する取り付け部32を形成し、それぞれの取り付け部 32を結ぶ外辺33の上へは取り付け部32の曲率半径とほぼ等しい円弧面34 からなる耐摩耗性のプロテクタ35を被覆したことによって前記の課題を解決し た。
【0007】
【作用】
ローターディスクを形成する多角形鋼板31の外辺は直線であるが、この外辺 の上へ被さるプロテクタの外周面は取り付け部も中央も変わらない一定の曲率半 径の円弧で形成されているから、打撃子先端の回転する軌跡(曲線S)からの距 離は何処も同一であり、飛来する被砕物がプロテクタの外周面に衝突する機会は すべて均等である。したがって外周面の摩耗もまた均一に進んで全面に平準化し 、結局それぞれのプロテクタの耐用期間は従来に比べ確実に延長する。
【0008】
【実施例】
図1は本考案実施例の正面図である。この例は最新式の衝撃式破砕機であり、 ケーシング1内にローター主軸2を横架し、その外周面へ複数のローターディス ク3を外嵌して高速で回転する。ケーシングの中央に被砕物の投入口5を開口し 、ローター主軸を挾む左右対称に上下二段の反撥板6を傾動自在に吊支している 。本例では下反撥板の下方にさらに破砕された被砕物の尖角を取り除く整粒作用 を加える整粒板7が具えられ、製品の粒度分布だけではなく粒形についても骨材 として最高の品質が得られる機能を具えている。
【0009】 ローターディスク3はそれぞれ2枚の多角形鋼板31を所定間隔を離して平行 に連結した溶接構造であり、四角形のコーナ部に打撃子4を装着する取り付け部 32が設けられ,この取り付け部同士を結ぶ外辺33の上にプロテクタ35を被 覆している。図2(A)(B)はプロテクタ35だけの正面図と側面図であり、 その外周面は円弧面34で全長が形成されているので、中央部36も端部37も 軸心からの距離は変わらず全長等しい曲率半径からなっている。プロテクタの断 面はL字形でローターディスクの側面とボルト締結するためのボルト孔38を二 箇所穿孔し、それぞれ1枚の多角形鋼板31の外周面上に嵌め込んで外周面を保 護する形状を採っている。
【0010】 プロテクタの材質は従来と同様、高マンガン鋼が最も望ましいが、その他の高 クローム鋳鉄やNi−Cr−Moを配合した低合金鋼の熱処理材など種々の耐摩 耗性材料を選択して使用することができる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は以上に述べたとおり、プロテクタの摩耗が平準化し全面均等に進行し ていくので、同じ摩耗条件においては従来よりも明らかに耐用期間が延長する。 したがってプロテクタ取り替えのために衝撃式破砕機を停止する機会も著しく減 少し、生産性の向上に大きな貢献を果すという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の縦断正面図である。
【図2】同じ実施例のプロテクタだけの正面図(A)と
側面図(B)である。
【図3】従来技術の正面図である。
【図4】(A)(B)によって従来技術の課題を示す一
部正面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ローター主軸 3 ローターディスク 4 打撃子 5 投入口 6 反撥板 7 整粒板 31 多角形鋼板 32 取り付け部 33 外辺 34 円弧面 35 プロテクタ 36 中央部 37 端部 S 曲線(打撃子先端の軌跡) M 被砕物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング1内へ回転自在に軸支された
    ローター主軸2へ複数のローターディスク3を外嵌し、
    該ローターディスク3のそれぞれの外周面上へ均等に配
    分して複数の打撃子4を装着した衝撃式破砕機のロータ
    において、それぞれのローターディスク3は2枚の多角
    形鋼板31を平行に連結し各多角形のコーナ部へ打撃子
    4を嵌合する取り付け部32を形成し、それぞれの取り
    付け部32を結ぶ外辺33の上へは取り付け部32の曲
    率半径とほぼ等しい円弧面34からなる耐摩耗性のプロ
    テクタ35を被覆したことを特徴とする衝撃式破砕機の
    ロータ。
JP1992068002U 1992-09-02 1992-09-02 衝撃式破砕機のロータ Expired - Fee Related JP2557183Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018211029A1 (de) * 2017-05-17 2018-11-22 Keestrack N.V. Prallbrecher

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5395361A (en) * 1976-12-23 1978-08-21 Babcock & Wilcox Ag Hammer crusher by air blast
JPS62114666A (ja) * 1985-11-13 1987-05-26 川崎重工業株式会社 衝撃式破砕機のロ−タ保護装置

Patent Citations (2)

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