JPH06247093A - 油性ボールペン - Google Patents

油性ボールペン

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JPH06247093A
JPH06247093A JP3859693A JP3859693A JPH06247093A JP H06247093 A JPH06247093 A JP H06247093A JP 3859693 A JP3859693 A JP 3859693A JP 3859693 A JP3859693 A JP 3859693A JP H06247093 A JPH06247093 A JP H06247093A
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JP
Japan
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oil
solvent
ink
mmhg
vapor pressure
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Application number
JP3859693A
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English (en)
Inventor
Takahiro Osada
隆博 長田
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 着色剤および溶剤を主成分とする油性ボール
ペン用インキにおいて、溶剤が(1)蒸気圧0.005
〜0.5mmHg(20℃)の主溶剤、および(2)蒸気圧
0.001mmHg(20℃)以下、単独で着色剤を分散も
しくは溶解させる性質を有し、酸もしくは塩基性の官能
基を持たず、かつ吸湿性の小さい補助溶剤からなる油性
ボールペン用インキ。 【効果】 本発明の油性ボールペン用インキは、該イン
キをボールペンに充填しキャップなしで放置しても、書
き出しがスムースで描線のかすれを生じない。また、ど
のような用紙でも乾燥性が良好でスムースな描線を描く
ことができる。また、ボールペンの腐蝕の問題も発生し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油性ボールペン用イン
キおよびそれを用いたボールペンに関する。
【0002】従来より、ボールペン用インキの主溶剤と
して、アルコール、グリコールなどのアルコール類、グ
リコールエーテル類などが用いられており、たとえば、
特公昭40−3378などに開示されている。しかしな
がら、これらの溶剤を用いたインキは蒸気圧や吸湿性が
高いことから現在のボールペン先端構造ではキャップな
しで放置すると書き出し時に描線がかすれたり筆記でき
ないなどの現象を起こす欠点がある。その対策として、
特公昭57−38692では吸湿性の少ない高沸点溶剤
を用いたインキが開示されている。しかしながら、OA
機器の普及に伴なってたくさん使用されるようになった
平滑紙やコート紙などではインキの紙への浸透量が少な
いため描線が乾燥せず紙面はもちろん手や衣類を汚して
しまう欠点がある。
【0003】また、特公昭61−52872、63−2
5635ではそれぞれ添加剤として高沸点化合物を加え
ているが、前者は添加物が水溶性であること、後者は非
極性の化合物であることにより共に主溶剤が蒸発した際
に着色剤の溶解あるいは分散性が悪くキャップなしで放
置した場合、筆記文字、描線のかすれなどの問題が発生
する。ボールペンを長時間放置した場合、乾燥と吸湿に
より先端部分のインキ組成が変化し、固化もしくは流動
性低下が起こり、書き出し時の文字、描線のかすれやイ
ンキが出なくなって描線が描けなくなってしまうなどの
問題を起こしてしまう。これらの改良をするために様々
な試みが行われているが、大きな効果が認められなかっ
たり、逆に描線乾燥性の低下やボールペン先端の腐蝕が
促進するなどの問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの従来のボールペンインキの問題点を解決することで
あり、キャップなしで放置した後でも描線の書き出しが
スムースな保存安定性のすぐれたボールペン用インキお
よびボールペンを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、研究の結
果、油性ボールペン用インキの溶剤を特定の蒸気圧を有
する主溶剤と特定の性質を有する補助溶剤を組みあわせ
ることによってボールペンをキャップなしで放置した後
も筆記性がよいことを見出し、本発明の油性ボールペン
用インキおよびボールペンを完成するに至った。すなわ
ち、
【0006】本発明の油性ボールペン用インキは、着色
剤および溶剤を主成分とする油性ボールペン用インキに
おいて、溶剤が(1)蒸気圧0.005〜0.5mmHg
(20℃)の主溶剤、および(2)蒸気圧0.001mm
Hg(20℃)以下、単独で着色剤を分散もしくは溶解さ
せる性質を有し、酸もしくは塩基性の官能基を持たず、
かつ吸湿性の小さい補助溶剤からなることを特徴とす
る。
【0007】本発明のボールペンは、(1)着色剤、
(2)蒸気圧0.005〜0.5mmHg(20℃)の主溶
剤、および(3)蒸気圧0.001mmHg(20℃)以
下、単独で着色剤を分散もしくは溶解させる性質を有
し、酸もしくは塩基性の官能基を持たず、かつ吸湿性の
小さい補助溶剤を含有する油性ボールペン用インキを具
備することを特徴とする。
【0008】本発明の油性ボールペン用インキに用いる
主溶剤は蒸気圧0.005〜0.5mmHg(20℃)、好
ましくは0.01〜0.2mmHg(20℃)の有機溶剤で
ある。蒸気圧が0.005mmHg未満であると、吸収性の
少ない紙に筆記した場合、乾燥が遅いため、紙面はもち
ろん、手や衣類を汚してしまう。0.5mmHgをこえると
ペン先での乾燥による描線や筆記文字のかすれやインキ
が出なくなって描線が描けなくなる。主溶剤としてたと
えばアルコール類、グリコール類、グリコールエーテル
類があげられる。具体的にはベンジルアルコール(1mm
Hg/58℃)、ジプロピレングリコール(0.01mmHg
以下/20℃,水溶)、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル(0.3mmHg/25℃)、プロピレングリコ
ールモノフェニル(0.02mmHg/20℃)、エチレン
グリコールモノブチルエーテル(0.852mmHg/25
℃)、トリエチレングリコールモノブチルエーテル
(0.01mmHg以下/20℃)、トリプロピレングリコ
ールモノメチルエーテル(0.03mmHg/20℃)〔こ
こで()内は蒸気圧を示す。〕などがあげられる。
【0009】さらに、エチレングリコールモノフェニル
エーテル(0.03mmHg/20℃)、エチレングリコー
ルモノベンジルエーテル(0.02mmHg/20℃)、エ
チレングリコールモノα‐メチルベンジルエーテル
(0.02mmHg/20℃)、エチレングリコールモノα
α´ジメチルベンジルエーテル(0.02mmHg/20
℃)、エチレングリコールモノメチルフェニルエーテル
異性体混合物(0.02mmHg)、エチレングリコールモ
ノジメチルフェニルエーテル異性体混合物(0.02mm
Hg/20℃)、エチレングリコールモノエチルフェニル
エーテル異性体混合物(0.02mmHg/20℃)、エチ
レングリコールモノメチルベンジルエーテル異性体混合
物(0.02mmHg/20℃)、エチレングリコールモノ
エチルベンジルエーテル異性体混合物(0.02mmHg/
20℃)、エチレングリコールモノシクロヘキシルエー
テル(0.01mmHg/20℃)、エチレングリコールモ
ノメンチルエーテル(0.02mmHg/20℃)、エチレ
ングリコールモノジヒドロα‐テルビニルエーテル
(0.02mmHg/20℃)、プロピレングリコールモノ
フェニルエーテル(0.03mmHg/20℃)、プロピレ
ングリコールモノベンジルエーテル(0.03mmHg/2
0℃)、プロピレングリコールモノシクロヘキシルエー
テル(0.04mmHg/20℃)、プロピレングリコール
モノテルビニルエーテル(0.02mmHg/20℃)、
【0010】ジエチレングリコールモノフェニルエーテ
ル(0.02mmHg/20℃)、ジエチレングリコールモ
ノベンジルフェニルエーテル(0.02mmHg/20
℃)、ジエチレングリコールモノエチルフェニルエーテ
ル(0.02mmHg以下/20℃)、エチレングレールモ
ノエチルベンジルエーテル(0.02mmHg以下/20
℃)、ジエチレングリコールモノシクロヘキシルエーテ
ル(0.02mmHg/20℃)、ジエチレングリコールモ
ノメンチルエーテル(0.02mmHg/20℃)、ジエチ
レングリコールモノジヒドロα‐テルビニルエーテル
(0.02mmHg/20℃)、ジプロピレングリコールモ
ノフェニルエーテル(0.02mmHg/20℃)、ジプロ
ピレングリコールモノベンジルエーテル(0.02mmHg
/20℃)、ジプロピレングリコールモノシクロヘキシ
ルエーテル(0.03mmHg/20℃)、ジプロピレング
リコールモノテルビニルエーテル(0.02mmHg/20
℃)などがあげられる。
【0011】主溶剤の使用量はインキ中の50〜95重
量%である。50重量%未満になると、描線乾燥性が悪
くなり、上限は着色剤や添加成分の関係で決定されるも
のであり特に規定するものではない。これらの主溶剤
は、ボールペンインキとしての基本的な性能を確保する
ためのものであり、着色剤の溶解もしくは分散させるこ
とはもちろん、適度な描線の乾燥性を得るために必要な
ものである。
【0012】本発明の油性ボールペン用インキに用いる
補助溶剤は、蒸気圧0.001mmHg(20℃)以下であ
り、単独で着色剤を分散もしくは溶解させる性質を有
し、酸もしくは塩基性の官能基をもたない化合物であっ
て、かつ、吸湿性の少ない溶剤であることが必要であ
る。たとえば、アジピン酸ジオクチル(0.001mmHg
/85℃、水微溶)、セバシン酸ジブチル(0.001
mmHg/71℃、水0.004重量%溶)、セバシン酸ジ
オクチル(5mmHg/240℃、水不溶)、グリセリン
(0.0025mmHg/50℃)、ポリプロピレングリコ
ール(分子量400〜700)、グリセリン誘導体(た
とえばポリオキシプロピルトリオール、日本油脂(株)製
“ユニオールTG1000”,“ユニオールTG−20
00”など)などがあげられる。補助溶剤の使用量はイ
ンキの流出量や粘度などのインキ物性または着色剤など
の固形分量により異なるが0.1〜30重量%で用いら
れ、好ましくは0.5〜20重量%である。それは0.
1重量%以下であると効果が少なすぎ、30重量%以上
だと描線の乾燥性が悪くなるためである。
【0013】本発明の油性ボールペン用インキに用いる
着色剤は、通常、筆記具や塗料用インキに使用される染
料や顔料を使用することが可能である。染料としては、
塩基性染料、酸性染料、直接染料などはもちろん可溶化
やマイクロカプセル化したものなどでも構わない。例え
ば、バリファストブラック#1802、同#1805、
同#3820、バリファストバイオレット#1701、
バリファストイエローAUM、同#3104、スピロン
バイオレットC−RH、スピロンブラックCMHspe
cial、スピロンイエローC−GNH、スピロンオレ
ンジGRH、スピロンレッドBEH、オーラミン、ロー
ダミン、メチルバイオレット、マラカイトグリーン、ク
リスタルバイオレット、ビクトリアブルーBOHなどが
挙げられる。
【0014】また、顔料としては、無機顔料や有機顔料
をそのまま用いても良いし、樹脂や界面活性剤などで表
面改質した加工顔料や分散トナーを使用しても構わな
い。例えば、酸化チタン、カーボンブラック、フタロシ
アニン系、アゾ系、アンスラキノン系、キナクリドン
系、マイクロリースカラー(チバガイギー(株)製)、
フジASカラー(冨士色素(株)製)などがあげられ
る。添加量については特に制限はなく着色剤の溶解度や
分散力に応じた量又は所望の色相や濃度に適した量であ
ればよいが、この量は添加量が多すぎると筆記性能が悪
くなり、少量の場合は筆記性能はよいがボールペンとし
ての描線の発色が悪くなる欠点がある。通常1〜40重
量%の範囲で用いられる。
【0015】本発明の油性ボールペン用インキには、必
要に応じて、樹脂、防腐剤、防黴剤などの油性インキ組
成物に慣用されている助剤を含有させても良い。
【0016】たとえば、樹脂としては、通常の油性ボー
ルペンインキに慣用されている樹脂、例えばケトン樹
脂、スルフォアミド樹脂、マレイン酸樹脂、エステルガ
ム、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、
ロジン、ポリビニルピロリドンなどが用いられる。これ
らの樹脂は単独で用いてもよいし、2種以上混合して用
いてもよく、その配合量は、インキ組成物全量に対し
て、0.1〜40重量%範囲である。これらの樹脂はイ
ンキの粘度を調整したり、着色剤の固着性、耐水性や、
分散安定性などを向上させる作用をする。
【0017】本発明のボールペンは、ボール、チップホ
ルダーからなるペン先、インキ収容管、ペン軸などから
構成され、該インキ収容管に前記した本発明のボールペ
ン用インキを充填したものである。
【0018】
【実施例】実施例によって本発明を更に詳細に説明す
る。インキの評価テストは下記のように行なった。ま
た、試験に用いたボールペンは、内径2.0mmのポリプ
ロピレンチューブ、ステンレスチップ(ボールは超硬合
金で、直径0.7mmである)を有するものである。この
ボールペンに実施例、比較例で得られたインキを充填
し、下記の試験を行なった。
【0019】初筆性:温度25℃、湿度65±5%の恒
温室にて、荷重200g、筆記速度4.5m/min、筆記
角度60°で直線を30cm筆記し、書き出し時の描線の
かすれ長さをつぎの条件で試験した。 初期テスト…インキを充填直後に筆記した。 加熱促進テスト…50℃ドライの恒温槽に90日放置後
筆記した。 多湿促進テスト…35℃80%の恒温槽に90日放置後
筆記した。 かすれないものを◎、かすれ2cm以下を○、3cm以上で
30cm未満を△、30cm筆記してもインキが出ないもの
を×で示した。
【0020】描線乾燥性:PPC用紙、コート紙、葉書
用紙のそれぞれについて行った。用紙に筆記後に描線を
擦った時、描線が流れなくなるまでの時間を比較し、5
秒未満を◎、5〜30秒を○、30秒〜3分を△、3分
以上を×と判定した。 腐蝕テスト:インキをボールペンに組立、50℃80%
の恒温槽に90日放置した後、ボールやチップホルダー
を顕微鏡にて観察し、観察されないものを○、腐食が認
められるが筆記は可能なものを△、腐食が観察され、正
常な筆記ができないものを×と判定した。
【0021】実施例1 下記の配合で油性ボールペン用インキを調製した。試験
結果を表1に示す。 ・染料〔“バリファストブラック#3820” オリエント化学工業(株)製〕 10(部) ・ベンジルアルコール 13 ・プロピレングリコールモノエチルエーテル 62 ・セバシン酸ジオクチル 10 ・ポリビニルピロリドン〔“PVP K30”GAF社製〕 5
【0022】実施例2 下記の配合で油性ボールペン用インキを調製した。試験
結果を表1に示す。 ・カーボンブラック〔“MA−100”三菱化成(株)製〕 10(部) ・ポリビニルブチラール〔“エスレックBL−1” 積水化学工業(株)製〕 8 ・ジプロピレングリコール 42 ・トリプロピレングリコールモノメチルエーテル 25 ・グリセリン誘導体〔“ユニオールTG−1000” 日本油脂(株)製〕 15
【0023】比較例1 下記の配合で油性ボールペン用インキを調製した。試験
結果を表1に示す。 ・染料〔"オイルスカーレット308"オリエント化学工業(株)製〕 15(部) ・ケトン樹脂〔“ハイラック111”日立化成(株)製〕 35 ・ジフェニルアルキル〔“ハイゾールSAS−295” 日本石油化学(株)製〕50
【0024】比較例2 下記の配合で油性ボールペン用インキを調製した。試験
結果を表1に示す。 ・カーボンブラック〔“MA−100”三菱化成(株)製〕 18(部) ・ベンジルアルコール 30 ・エチレングリコールモノブチルエーテル 28 ・オレイン酸 5 ・ソルビタンモノオレエート 2 ・ポリイソブチレンオリゴマー(分子量約700) 3 ・ケトン樹脂〔“ハイラック110H”日立化成工業(株)製〕 14
【0025】比較例3 下記の配合で油性ボールペン用インキを調製した。試験
結果を表1に示す。 ・染料 〔“バリファストブルー1607”オリエント化学工業(株)〕 20(部) ・フェニルグリコール 25 ・ベンジルアルコール 12 ・ケトン樹脂〔"ハイラック110H"日立化成工業(株)製〕 25 ・ポリエチレングリコール(15)モノオレエート (グリコール1モルに対してエチレンオキサイド15モル 付加した重合体) 18
【0026】比較例4 下記の配合で油性ボールペン用インキを調製した。試験
結果を表1に示す。 ・バリファストブラック#3820(実施例1と同じ) 10(部) ・ベンジルアルコール 15 ・エチレングリコールモノブチルエーテル 65 ・セバシン酸ジオクチル 5 ・ポリビニルピロリドン〔“PVP K30”GAF社製〕 5
【0027】比較例5 下記の配合で油性ボールペン用インキを調製した。試験
結果を表1に示す。 ・染料〔“バリファストブラック#3820(実施例1と同じ) 10(部) ・ベンジルアルコール 15 ・ジプロピレングリコール 70 ・ポリビニルピロリドン〔“PVP K−30”GAF社製〕 5
【0028】比較例6 下記の配合で油性ボールペン用インキを調製した。試験
結果を表1に示す。 ・カーボンブラック〔“MA−100”三菱化成(株)製〕 10(部) ・ポリビニルブチラール 〔“エスレックB BM−1”積水化学工業(株)製〕 8 ・ジプロピレングリコール 7 ・トリプロピレングリコールモノメチルエーテル 25 ・グリセリン誘導体〔“ユニオールTG−1000” 日本油脂(株)製〕 50
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明の油性ボールペン用インキは、該
インキをボールペンに充填しキャップなしで放置して
も、書き出しがスムースで描線のかすれを生じない。ま
た、どのような用紙でも乾燥性が良好でスムースな描線
を描くことができる。また、ボールペンの腐蝕の問題も
発生しない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤および溶剤を主成分とする油性ボ
    ールペン用インキにおいて、溶剤が(1)蒸気圧0.0
    05〜0.5mmHg(20℃)の主溶剤、および(2)蒸
    気圧0.001mmHg(20℃)以下、単独で着色剤を分
    散もしくは溶解させる性質を有し、酸もしくは塩基性の
    官能基を持たず、かつ吸湿性の小さい補助溶剤からなる
    油性ボールペン用インキ。
  2. 【請求項2】 (1)着色剤、(2)蒸気圧0.005
    〜0.5mmHg(20℃)の主溶剤、および(3)蒸気圧
    0.001mmHg(20℃)以下、単独で着色剤を分散も
    しくは溶解させる性質を有し、酸もしくは塩基性の官能
    基を持たず、かつ吸湿性の小さい補助溶剤を含有する油
    性ボールペン用インキを具備するボールペン。
JP3859693A 1993-02-26 1993-02-26 油性ボールペン Pending JPH06247093A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786956B2 (en) 2000-12-28 2004-09-07 Mitsubishi Pencil Co., Ltd. Ballpoint pen oil-based ink composition and ballpoint pens
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WO2021085457A1 (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 株式会社パイロットコーポレーション 油性ボールペン用インキ組成物およびそれを用いた油性ボールペン

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