JPH0624705Y2 - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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JPH0624705Y2
JPH0624705Y2 JP1987101306U JP10130687U JPH0624705Y2 JP H0624705 Y2 JPH0624705 Y2 JP H0624705Y2 JP 1987101306 U JP1987101306 U JP 1987101306U JP 10130687 U JP10130687 U JP 10130687U JP H0624705 Y2 JPH0624705 Y2 JP H0624705Y2
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JP
Japan
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brazed
heat exchanger
side plate
vertical
recess
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JP1987101306U
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JPS648079U (ja
Inventor
征一 小川
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば自動2輪車用オイルクーラーに用
いられる積層型熱交換器に関する。
従来の技術 積層型熱交換器として、片面に流体流路形成用凹部が設
けられるとともにこの凹部の両端部に連なりかつ底面に
連通孔を有するヘッダ形成用凹部が設けられた複数のア
ルミニウム製中間プレートが層状に重ね合わせられてろ
う付けされ、かつこれらの中間プレートの重ね合わせ方
向の両端に、片面の長さ中間部に流体流路形成用凹部を
有するアルミニウム製上下サイドプレートがそれぞれ重
ね合わせられてろう付けされることにより、並列状の複
数の偏平管部と左右一対のヘッダ部とが形成されてなる
熱交換器本体と、熱交換器本体の上面両端部に平坦部が
ろう付けされかつ平坦部の一部を含めて側方に張り出し
た左右一対のアルミニウム製熱交換器取付用ブラケット
と、熱交換器本体の上面両端部にヘッダ部と連通状にろ
う付けされた左右一対のアルミニウム製管接続部材とを
備えたものは従来より知られている。
考案が解決しようとする課題 従来の上記積層型熱交換器では、これが自動2輪車にそ
のオイルクーラーとして取り付けられた場合、耐振動性
および耐衝撃性が充分でないという問題がある。
この考案は、耐振動性および耐衝撃性が高く、耐久性の
よい積層型熱交換器を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この考案は、片面に流体流路形成用凹部が設けられると
ともにこの凹部の両端部に連なりかつ底面に連通孔を有
するヘッダ形成用凹部が設けられた複数のアルミニウム
製中間プレートが層状に重ね合わせられてろう付けさ
れ、かつこれらの中間プレートの重ね合わせ方向の両端
に、片面の長さ中間部に流体流路形成用凹部を有するア
ルミニウム製上下サイドプレートがそれぞれ重ね合わせ
られてろう付けされることにより、並列状の複数の偏平
管部と左右一対のヘッダ部とが形成されてなる熱交換器
本体と、熱交換器本体の上面両端部に平坦部がろう付け
されかつ平坦部の一部を含めて側方に張り出した左右一
対のアルミニウム製熱交換器取付用ブラケットと、熱交
換器本体の上面両端部にヘッダ部と連通状にろう付けさ
れた左右一対のアルミニウム製管接続部材とを備えた積
層型熱交換器において、両ブラケットの張り出した平坦
部の一部に、上側サイドプレートから側方に離れた位置
において幅方向にのびたスリツトが設けられており、熱
交換器本体の左右に配される帯板状補強部材が、垂直本
体と、垂直本体の下端から下側サイドプレート側に水平
に屈曲せられた引掛部と、スリットに挿入せられる垂直
挿入部と、垂直本体の上端と垂直挿入部の下端間にある
外向き屈曲部とよりなり、各引掛部が下側サイドプレー
トの下面端部に引掛けられてろう付けせられ、各垂直本
体が、上側サイドプレートおよびこれにろう付けされた
中間プレートの組を除いて、下側サイドプレートおよび
これにろう付けされた中間プレートの組ならびに2つず
つ相互にろう付けせられた中間プレートの組の各端部中
央部にろう付けせられるとともに、各垂直挿入部が各ス
リットに挿入されてブラケットにろう付けされているこ
とを特徴とするものである。
作用 この考案による積層型熱交換器は、熱交換器本体の上面
両端部に平坦部がろう付けされかつ平坦部の一部を含め
て側方に張り出した左右一対のアルミニウム製熱交換器
取付用ブラケットの張り出した平坦部の一部に、上側サ
イドプレートから側方に離れた位置において幅方向にの
びたスリットが設けられており、熱交換器本体の左右に
配される帯板状補強部材が、垂直本体と、垂直本体の下
端から下側サイドプレート側に水平に屈曲せられた引掛
部と、スリットに挿入せられる垂直挿入部と、垂直本体
の上端と垂直挿入部の下端間にある外向き屈曲部とより
なり、各引掛部が下側サイドプレートの下面端部に引掛
けられてろう付けせられ、各垂直本体が、上側サイドプ
レートおよびこれにろう付けされた中間プレートの組を
除いて、下側サイドプレートおよびこれにろう付けされ
た中間プレートの組ならびに2つずつ相互にろう付けせ
られた中間プレートの組の各端部中央部にろう付けせら
れるとともに、各垂直挿入部が各スリットに挿入された
ブラケットにろう付けされているから、熱交換器本体は
その上面端部にある左右一対の熱交換器取付用ブラケッ
トと、これと一体化された帯板状補強部材によって堅固
に保持せられる。
また、上記積層型熱交換器を製造するさいには、一対の
帯板状補強部材を除く全体を逆様にし、すなわち、上側
サイドプレートが下側に、下側サイドプレートが上側に
くるようにして、治具にセットし、次に、一対の補強部
材の垂直挿入部を下側に位置するブラケットの挿通孔に
挿通し、引掛部を上側に位置する下側サイドプレートの
上面端部に引掛け、各構成部材の接触部どうしをろう付
けする。ところで、ろう付け時、ろうが流れることによ
って、組み立てられた熱交換器本体の厚さが縮むが、補
強部材の垂直挿入部はブラケットの挿通孔に単に挿通さ
れているだけであり、下側に位置する左右一対の管接続
部材が脚代わりになることと相俟って、補強部材がろう
の溶融時その長さ方向にブラケットに対し移動自在であ
るから、補強部材の引掛部がサイドプレートの端部から
浮くおそれがない。
さらに、スリットが、両ブラケットの張り出した平坦部
の一部に、上側サイドプレートから側方に離れた位置に
おいて幅方向に設けられているとともに、帯板状補強部
材の垂直挿入部が垂直本体の上端にある外向き屈曲部を
介して存在するので、若し、スリットが上側サイドプレ
ートに近接して設けられかつ垂直挿入部が垂直本体の延
長線上に存在するとすれば、挿入部をスリットに挿入し
にくく時間を要すが、このようなことがなく円滑迅速に
挿入することができる。
実施例 以下、図面を参照してこの考案の実施例について説明す
る。
第1図および第2図において、積層型熱交換器は、片面
に流体流路形成用凹部(5)が設けられるとともにこの凹
部(5)の両端部に連なりかつ底面に連通孔(6a)を有する
ヘッダ形成用凹部(6)が設けられた複数のアルミニウム
製中間プレート(7)が層状に重ね合わせられてろう付け
され、かつこれらの中間プレート(7)の重ね合わせ方向
の両端に、片面の長さ中間部に流体流路形成用凹部(8)
を有するアルミニウム製上下サイドプレート(9)(10)が
それぞれ重ね合わせられてろう付けされることにより、
並列状の複数の偏平管部(11)と左右一対のヘッダ部(12)
とが形成され、隣り合う偏平管部(11)どうしの間にプレ
ート(7)にろう付けされたアルミニウム製コルゲートフ
ィン(13)が介在されてなる熱交換器本体(1)と、熱交換
器本体(1)の上面両端部に平坦部(2a)がろう付けされか
つ平坦部(2a)の一部を含めて側方に張り出した左右一対
のアルミニウム製熱交換器取付用ブラケット(2)と、熱
交換器本体(1)の上面両端部にヘッダ部(12)と連通状に
ろう付けされた左右一対のアルミニウム製管接続部材
(3)とを備えているものである。
両ブラケット(2)の張り出した平坦部(2a)の一部に、上
側サイドプレート(9)から側方に離れた位置において幅
方向にのびたスリット(18)が設けられており、熱交換器
本体(1)の左右に配される帯板状補強部材(4)が、垂直本
体(4b)と、垂直本体(4b)の下端から下側サイドプレート
(10)側に水平に屈曲せられた引掛部(4a)と、スリット(1
8)に挿入せられる垂直挿入部(4c)と、垂直本体(4b)の上
端と垂直挿入部(4c)の下端間にある外向き屈曲部(4b)と
よりなり、各引掛部(4a)が下側サイドプレート(10)の下
面端部に引掛けられてろう付けせられ、各垂直本体(4b)
が、上側サイドプレート(9)およびこれにろう付けされ
た中間プレート(7)の組を除いて、下側サイドプレート
およびこれにろう付けされた中間プレート(7)の組なら
びに2つずつ相互にろう付けせられた中間プレート(7)
の組の各端部中央部にろう付けせられるとともに、各垂
直挿入部(4c)が各スリット(18)に挿入されてブラケット
(2)にろう付けされている。
上側のサイドプレート(9)の両端部には、管接続部材取
付孔(14)がそれぞれ形成されている。各ブラケット(2)
の平坦部(2a)には、各取付孔(14)に連通する管接続部材
貫通孔(15)が形成されている。各管接続部材(3)は、逆
L形の流体流路孔(16)を有しており、その基部(17)が左
右両側の貫通孔(15)および取付孔(14)を貫通した状態で
上側のサイドプレート(9)にろう付けされているのであ
る。
図示は省略したが、各偏平管部(11)内にはアルミニウム
製インナーフィンが配置されている。そして、左側の管
接続部材(図示略)に、流体導入管(図示略)が、右側
の管接続部材(3)に流体排出管(図示略)がそれぞれ接
続され、流体導入管から左側のヘッダ部内に入った流体
がすべての偏平管部(11)内を流れて右側のヘッダ部(12)
内に入り、流体排出管に排出されるようになっている。
考案の効果 この考案の積層型熱交換器によれば、熱交換器本体は、
その上面両端部にある左右一対の熱交換器取付用ブラケ
ットと、これと一体化された帯板状補強部材によって堅
固に保持せられるから、この考案による熱交換器を自動
2輪車に取り付け、オイルクーラーとして使用しても振
動および衝撃に対して強く、耐久性がよい。
また、上記積層型熱交換器を製造するさいには、補強部
材がろうの溶融時その長さ方向にブラケットに対し移動
自在であるから、補強部材の引掛部がサイドプレートの
端部から浮くおそれがなく、しかも補強部材の垂直挿入
部をブラケットのスリットに円滑迅速に挿入することが
できるから、振動および衝撃に対して強い積層熱交換器
を確実にかつ能率よくうることができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は積層型熱交換
器の一部切欠正面図、第2図は同右側側面図である。 (1)……熱交換器本体、(2)……ブラケット、(2a)……平
坦部、(3)……管接続部材、(4)……補強部材、(4a)……
引掛部、(4b)……垂直本体、(4c)……垂直挿入部、(4d)
……屈曲部、(5)(8)……流体流路形成用凹部、(6)……
ヘッダ形成用凹部、(6a)……連通孔、(7)……中間プレ
ート、(9)……上側サイドプレート、(10)……下側サイ
ドプレート、(11)……偏平管部、(12)……ヘッダ部、(1
8)……スリット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面に流体流路形成用凹部(5)が設けられ
    るとともにこの凹部(5)の両端部に連なりかつ底面に連
    通孔(6a)を有するヘッダ形成用凹部(6)が設けられた複
    数のアルミニウム製中間プレート(7)が層状に重ね合わ
    せられてろう付けされ、かつこれらの中間プレート(7)
    の重ね合わせ方向の両端に、片面の長さ中間部に流体流
    路形成用凹部(8)を有するアルミニウム製上下サイドプ
    レート(9)(10)がそれぞれ重ね合わせられてろう付けさ
    れることにより、並列状の複数の偏平管部(11)と左右一
    対のヘッダ部(12)とが形成されてなる熱交換器本体(1)
    と、熱交換器本体(1)の上面両端部に平坦部(2a)がろう
    付けされかつ平坦部(2a)の一部を含めて側方に張り出し
    た左右一対のアルミニウム製熱交換器取付用ブラケット
    (2)と、熱交換器本体(1)の上面両端部にヘッダ部(12)と
    連通状にろう付けされた左右一対のアルミニウム製管接
    続部材(3)とを備えた積層型熱交換器において、両ブラ
    ケット(2)の張り出した平坦部(2a)の一部に、上側サイ
    ドプレート(9)から側方に離れた位置において幅方向に
    のびたスリット(18)が設けられており、熱交換器本体
    (1)の左右に配される帯板状補強部材(4)が、垂直本体(4
    b)と、垂直本体(4b)の下端から下側サイドプレート(10)
    側に水平に屈曲せられた引掛部(4a)と、スリット(18)に
    挿入せられる垂直挿入部(4c)と、垂直本体(4b)の上端と
    垂直挿入部(4c)の下端間にある外向き屈曲部(4d)とより
    なり、各引掛部(4a)が下側サイドプレート(10)の下面端
    部に引掛けられてろう付けせられ、各垂直本体(4b)が、
    上側サイドプレート(9)およびこれにろう付けされた中
    間プレート(7)の組を除いて、下側サイドプレートおよ
    びこれにろう付けされた中間プレート(7)の組ならびに
    2つずつ相互にろう付けせられた中間プレート(7)の組
    の各端部中央部にろう付けせられるとともに、各垂直挿
    入部(4c)が各スリット(18)に挿入されてブラケット(2)
    にろう付けされていることを特徴とする積層型熱交換
    器。
JP1987101306U 1987-06-30 1987-06-30 積層型熱交換器 Expired - Lifetime JPH0624705Y2 (ja)

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JPS648079U JPS648079U (ja) 1989-01-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5032838U (ja) * 1973-07-18 1975-04-10

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JPS648079U (ja) 1989-01-17

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