JPH06246573A - レンズの心出し装置 - Google Patents

レンズの心出し装置

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JPH06246573A
JPH06246573A JP5520193A JP5520193A JPH06246573A JP H06246573 A JPH06246573 A JP H06246573A JP 5520193 A JP5520193 A JP 5520193A JP 5520193 A JP5520193 A JP 5520193A JP H06246573 A JPH06246573 A JP H06246573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
centering
outer diameter
driving
detector
Prior art date
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Pending
Application number
JP5520193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kimura
弘 木村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5520193A priority Critical patent/JPH06246573A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズに歪を生じさせることなく外径心出し
を行う。 【構成】 レンズ3の外周面をクランプする外径支持ヅ
メ11,12,13の把持力を心出し作業中に検出する
圧力検出器25を外径支持ヅメ13とスライドコマ7と
の間に設ける。圧力検出器25の検出値を取り込み、外
径支持ヅメ11,12,13を駆動する駆動モータ20
を制御する制御装置30を設ける。これより、レンズ3
をクランプする外径支持ヅメ11,12,13の把持力
を、レンズ3に歪を生じさせない程度に制御しつつ、レ
ンズ3の心出しが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズの心出し装置に
係り、特にレンズの外径をクランプして心出しを行うレ
ンズの心出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、機械的にレンズの心出しを行う
方法としては、種々の方法が知られており、その方法の
一つに外径心出しと呼ばれるものがある。この方法は、
レンズの外径を3点〜6点でクランプすることによりレ
ンズの光軸を出すもので、その後レンズに種々の加工を
施している。この外径心出しでレンズの加工を施す装置
としては、例えば特開平3−146447号公報に開示
されている。
【0003】図7から図9は、特開平3−146447
号公報の心出し装置を示すもので、51は、3個のスラ
イドコマ52にそれぞれ固定された外径支持ヅメ53,
54,55を支持するスクロールチャックであって、こ
のスクロールチャック51は、中心にレンズ56および
57の挿入部58を開口してレンズ支持ヤトイ59を備
えるとともに、この挿入部58に対して放射方向に互い
に等間隔を置いて、3条のガイド60を設けた円盤状の
本体61と、ガイド60の長さ方向に対してガイド60
を介して進退自在にそれぞれ装着したスライドコマ52
と、本体61の軸受け部62にクリップ63を介して回
転自在に取り付けられ前記各スライドコマ52のネジ5
2aに螺合するネジ64aを備えた各スライドコマ52
の操作用回転体64と、この回転体64に固定したプー
リ65および駆動軸66aに固結したプーリ67間に張
設したタイミングベルト68を介して連結した回転体6
4の駆動モータ66とから構成されている。
【0004】前記構成からなる心出し装置によれば、駆
動モータ66を駆動しプーリ67、プーリ65を介して
操作用回転体64を回転することによって、ネジ64
a,52aによりスライドコマ52がガイド60にガイ
ドされつつレンズ56,57の中心方向にそれぞれ進
み、スライドコマ52に固定した外径支持ヅメ53,5
4,55がレンズ支持ヤトイ59に供給されたレンズ5
6,57の接合体をクランプして外径心出しを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、レンズの外径
を機械的に3点から6点でクランプしてレンズの心を出
そうとしたときには、そのクランプ力によってレンズの
心を出すことはできるが、それと同時にクランプ力によ
りレンズに歪が生じる。そのため、特開平3−1464
47号公報に記載されているように、レンズ56,57
の光軸心と放射方向に配置された外径支持ヅメ53,5
4,55の押し付けてレンズ56,57をクランプした
場合には、そのクランプ力によってレンズ56,57に
は歪が生じ、クランプを解除した場合に光軸心にズレが
生じるばかりか、レンズ56,57をクランプしたまま
レンズ56,57を加工するとクランプを解除したとき
にレンズ56,57の歪が解放されその加工面に歪が残
り光学性能上やレンズ56,57の耐久性に悪影響を与
える問題がある。
【0006】本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、レンズの外径を支持して外径位置決め
する際にレンズに歪を生じさせることなく、さらには心
出しの精度を向上させることができるレンズの心出し装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、レンズの外周面を把持してレンズの心出
しを行う心出し部材をレンズの中心に対して放射方向に
スクロールチャックを介して進退自在に配置してなるレ
ンズの心出し装置において、レンズを把持する心出し部
材の把持力を心出し作業中に検出する検出器を設けると
ともに、検出器の検出値により心出し部材がレンズに対
して常に一定の圧力を加えるように心出し部材を駆動す
る駆動力を制御する制御手段を設けて構成した。
【0008】
【作用】前記構成によれば、レンズを心出し部材でクラ
ンプして心出しを行う際、心出し部材によるレンズの把
持力を検出器で検出する。そして、心出し部材を駆動す
る駆動力を制御する制御手段に前記検出値を取り込み、
レンズが歪まない程度の一定の圧力に検出器の検出値が
達した時点で心出し部材の駆動を停止することにより、
レンズに歪が生じない心出しクランプを行う。
【0009】
【実施例1】図1から図3は、本発明の実施例1を示
し、図1は、右半分を断面にして示す正面図、図2は、
スクロールチャックを示す平面図、図3は、図1におけ
るA−A′線拡大断面図である。本実施例のレンズの心
出し装置1は、スクロールチャック2と、駆動モータ2
0と、圧力検出器25と、制御装置30とから構成され
ている。
【0010】スクロールチャック2は、その中心にレン
ズ3の挿入部を設けてレンズ3を支持するレンズ支持ヤ
トイ4を備えるとともに、このレンズ支持ヤトイ4に対
する放射方向に互いに等間隔を置いて3条のガイド5を
設けた円盤状の本体6と、ガイド5の長さ方向に対しガ
イド5を介して進退自在にそれぞれ装着したスライドコ
マ7と、前記本体6の軸受け部8にクリップ9を介して
回転自在に取り付けられ前記各スライドコマ7のネジ7
aに螺合するネジ10aを備えた各スライドコマ7の操
作用回転体10とから構成されている。
【0011】前記円盤状の本体6には、レンズ支持ヤト
イ4に載置したレンズ3の外周面をクランプする外径支
持ヅメ11,12,13を中心方向に案内するように略
コ字状のベース14が固定されており、ベース14に
は、外径支持ヅメ11,12,13を固定した直進ガイ
ド15がベース14の上側に嵌め合わされてスライドコ
マ7と同様に放射方向(中心方向)へ進退自在に設けら
れている。
【0012】前記外径支持ヅメ11,12,13は、そ
れぞれスライドコマ7と連結されており、この連結は、
スライドコマ7と各外径支持ヅメ11,12,13に圧
入した一対のピン16,17に取り付けた板バネ18に
より行われ、スライドコマ7がレンズ3から後退したと
きに外径支持ヅメ11,12,13が追従して後退する
ようになっている。板バネ18は、スライドコマ7側が
ピン16に圧入され、各外径支持ヅメ11,12,13
側に長孔18aを設け長孔18aにピン17が摺動自在
に挿入されている。操作用回転体10には、プーリー1
9が固着されている。
【0013】前記駆動モータ20には、その駆動軸20
aにプーリ21が固結されており、このプーリ21と前
記プーリ19との間に張設したタイミングベルト22を
介して駆動モータ20の駆動力を操作用回転体10に伝
達し得るようになっている。
【0014】前記圧力検出器25は、スライドコマ7の
一つ、本実施例では外径支持ヅメ13を設けたスライド
コマ7に固設されているとともに、外径支持ヅメ13と
当接して設けられ、レンズ3をクランプした時の把持力
を検出し得るようになっている。
【0015】前記制御装置30は、前記駆動用モータ2
0および圧力検出器25とケーブル31,32を介して
接続されており、圧力検出器の圧力検出値を取り込んで
駆動モータ20の動作を制御し得るようになっている。
【0016】次に、上記構成からなるレンズの心出し装
置1の作用を説明する。まず、レンズ支持ヤトイ4にレ
ンズ3を支持した後、駆動モータ20によりプーリ2
1、タイミングベルト22、プーリ19を介して操作用
回転体10を回転する。これにより、ネジ10aとネジ
7aによって3つのスライドコマ7がレンズ3の方向に
進み、外径支持ヅメ11,12とスライドコマ7との接
触面7aと、外径支持ヅメ13と圧力検出器25との接
触面25aとによって、外径支持ヅメ11,12,13
が押され、外径支持ヅメ11,12,13は、ガイド5
にガイドされつつレンズ3の方向に進む。この間、圧力
検出値25からの検出値は、常に制御装置30に送られ
ている。外径支持ヅメ11,12,13がすべてレンズ
3に当接してレンズ3をクランプすると、圧力検出25
はレンズ3の把持力を検出するので、圧力検出器による
検出値は除々に大きくなり、一定の値に達したとき、制
御装置30がモータ20の駆動を止め、外径支持ヅメ1
1,12,13の進入を停止する。
【0017】レンズ3のクランプを解除するときは、駆
動モータ20を逆回転させることにより3つのスライド
コマ7をレンズ3から後退させる。このとき、外径支持
ヅメ11,12,13は、板バネ18により、スライド
コマ7と外径支持ヅメ11,12,13にそれぞれ圧入
されているピン16,17を介してレンズ3から後退
し、レンズ3のクランプを解除する。
【0018】本実施例によれば、外径支持ヅメ11,1
2,13でレンズ3をクランプする把持力を圧力検出器
25で検出しつつ制御装置30で制御して心出しできる
ので、レンズ3に歪を生じさせることがない。このと
き、圧力検出器25がレンズ3の外径支持ヅメ13に直
接当接しているため、スクロールチャック2の摺動抵抗
に左右されることなく、正確にレンズ3の把持力を測れ
るためにレンズ3を把持する力を精度良く一定にでき
る。
【0019】
【実施例2】図4から図6は、本発明の実施例2を示
し、図4は、右半分を断面にして示す正面図、図5は、
スクロールチャックを示す平面図、図6は、図4におけ
るB−B′線拡大断面図である。本実施例は、実施例1
におけるスライドコマ7と外径支持ヅメ13との間に設
けた圧力検出器25に替えて、駆動モータ20とプーリ
21との間に駆動モータ20の駆動トルクを検出するト
ルク検出器41を設けた点に特徴を有する。このトルク
検出器41は、ケーブル43を介して制御装置42に接
続されており、制御装置42は、トルク検出器41の検
出値を取り入れ、ケーブル44で接続した駆動モータ2
0を制御し得るようになっている。その他の構成は実施
例1と同様であるので、同一部分には同一番号を付し、
その説明は省略する。
【0020】本実施例にあっては、駆動モータ20によ
ってレンズ3の方向に駆動されたスライドコマ7で外径
支持ヅメ11,12,13でレンズ3の方向に移動した
時のモータ20の駆動トルクをトルク検出器41によっ
て検出し、常に制御装置42に取り込む。そして、外径
支持ヅメ11,12,13がレンズ3をクランプする
と、レンズ3の把持力によりトルク検出器41の検出値
が徐々に大きくなり、一定の値に達したとき、制御装置
42がモータ20の駆動を止める。その他の作用は、実
施例1と同様であるので説明は省略する。
【0021】本実施例によれば、レンズ3を把持する外
径支持ヅメ11,12,13の一つに圧力検出器25を
実施例1のように設置することなく、レンズ3の把持力
をトルク検出器41で検出し得るので、圧力検出器の弾
性変形の影響がなく、精度良くレンズの心出しができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明によれば、レンズの心出し
を行う際、レンズを把持した時の把持力を圧力検出器で
測定しつつ、制御手段で制御するので、レンズに歪を生
じさせることなく心出しクランプを行うことができ、精
度の良い光学素子の加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を右半分を断面にして示す正
面図である。
【図2】本発明の実施例1におけるスクロールチャック
を示す平面図である。
【図3】図1におけるA−A′線拡大断面図である。
【図4】本発明の実施例2を右半分を断面にして示す正
面図である。
【図5】本発明の実施例2におけるスクロールチャック
を示す平面図である。
【図6】図4におけるB−B′線拡大断面図である。
【図7】従来の心出し装置を示す平面図である。
【図8】従来の心出し装置を示す中央縦断面図である。
【図9】従来の心出し装置を要部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 レンズの心出し装置 2 スクロールチャック 3 レンズ 11,12,13 外径支持ヅメ 20 駆動モータ 25 圧力検出器 30,42 制御装置 41 トルク検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズの外周面を把持してレンズの心出
    しを行う心出し部材をレンズの中心に対して放射方向に
    スクロールチャックを介して進退自在に配置してなるレ
    ンズの心出し装置において、レンズを把持する心出し部
    材の把持力を心出し作業中に検出する検出器を設けると
    ともに、検出器の検出値により心出し部材がレンズに対
    して常に一定の圧力を加えるように心出し部材を駆動す
    る駆動力を制御する制御手段を設けたことを特徴とする
    レンズの心出し装置。
JP5520193A 1993-02-19 1993-02-19 レンズの心出し装置 Pending JPH06246573A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5520193A JPH06246573A (ja) 1993-02-19 1993-02-19 レンズの心出し装置

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JP5520193A JPH06246573A (ja) 1993-02-19 1993-02-19 レンズの心出し装置

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JPH06246573A true JPH06246573A (ja) 1994-09-06

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ID=12992067

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JP5520193A Pending JPH06246573A (ja) 1993-02-19 1993-02-19 レンズの心出し装置

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JP (1) JPH06246573A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102721389A (zh) * 2012-06-15 2012-10-10 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 高精度光学元件面形检测工装夹具
CN110560931A (zh) * 2019-09-26 2019-12-13 安徽同兴科技发展有限责任公司 一种自动定心的激光切割机

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020730