JPH06246417A - 離型剤噴霧装置 - Google Patents

離型剤噴霧装置

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Publication number
JPH06246417A
JPH06246417A JP3834893A JP3834893A JPH06246417A JP H06246417 A JPH06246417 A JP H06246417A JP 3834893 A JP3834893 A JP 3834893A JP 3834893 A JP3834893 A JP 3834893A JP H06246417 A JPH06246417 A JP H06246417A
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JP
Japan
Prior art keywords
release agent
main body
compressed air
solenoid valve
spray
Prior art date
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Pending
Application number
JP3834893A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kuriyama
稔 栗山
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 離型剤の噴霧量が少なくても移送経路途中に
詰まりを生じない。 【構成】 離型剤の貯溜容器からスプレ本体に至る移送
経路途中に,一旦吸入した後加圧排出を行なう離型剤直
接加圧室を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイカストマシン等の金
型やスリーブ等へ離型剤を噴霧する離型剤噴霧装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の離型剤噴霧装置によって離
型剤の噴霧量を制御する説明図である。図2において,
両金型のキャビティ部や射出スリーブ内へ離型剤2を噴
霧する際,離型剤2が貯溜されたタンク1の上方から加
圧用空気3を吹込んで離型剤2を2流体ノズルとしての
スプレノズル4側に加圧圧送するとともに,スプレノズ
ル4に圧送された離型剤2の噴霧用空気供給ライン6側
から供給された圧縮空気により微粒の液滴化を行なう。
また,離型剤2の噴霧量の供給は,流量調整弁5の開度
を調整する方法等によって行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,これら
の装置では,離型剤2の噴霧量を少なくしたい場合に
は,流量調整弁5を絞ることによって行なう。このた
め,離型剤2の通路は流量調整弁5の部分で狭くなり,
異物等により閉塞しやすく離型剤2の微量調整がしにく
いという欠点がある。また,タンク1内に貯溜されてい
る離型剤2の表面へ作用する加圧用空気3の加圧力は一
定であるため,この加圧力と離型剤2通路の配管抵抗と
のバランスにより離型剤2の噴霧流量は自ずと調整さ
れ,万一絞り部が詰まった場合には,これらの詰まりは
解消できない。
【0004】上記した絞り部での離型剤2の詰まりを未
然に防止するため,流量調整弁5を開いて多量の離型剤
2を金型のキャビティ部や射出スリーブ等に噴霧する
と,これら金型のキャビティ部や射出スリーブに付着し
なかった余分な離型剤2は,噴霧時の噴霧用圧縮空気あ
るいは噴霧後のエアブローにより飛散し,このため, 熱衝撃による金型の割れ 離型剤の飛散による汚染 離型剤使用量の増大 離型剤過多によるブリスタの発生 射出スリーブ温度低下による溶湯保温性低下に伴う
鋳造品の品質低下 の問題があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で,離型剤の噴霧量が少なくても移送経路途中に詰まり
の生じない離型剤噴霧装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明に係る離型剤噴霧装置は,離型剤の貯溜容器
からスプレ本体に至る移送経路途中に,前記貯溜容器か
ら移送された必要量の離型剤を一旦吸入した後加圧排出
を行なう離型剤直接加圧室を配設した。
【0007】
【作用】離型剤の移送経路途中に絞りは不要で,このた
め異物等による詰まりが発生しにくく,仮に詰まりが発
生した場合でも,アクチュエータの離型剤への作用力が
増大し,異物等を押し流すことができるので離型剤の少
量供給が可能となる。
【0008】
【実施例】以下に本発明に係る離型剤噴霧装置の具体的
実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は離型剤噴霧装置によって離型剤の噴
霧量を制御する説明図である。図1において,10は固
定金型,11は可動金型,12aは固定金型10と可動
金型11間に形成されるキャビティ部であり,図示を省
略した固定盤および可動盤に取付けられた構成になって
いる。12は離型剤14を噴霧するスプレ本体で,側部
に一つのスプレノズル12aを有して,スプレ本体12
はアーム15の下端部に取着されており,アーム15の
上端部を図示しないロボットに把持され,スプレ本体1
2を所望する上下・前後および左右方向に移動可能に設
けられている。符号16はタンクであって,このタンク
16の上蓋16aには空気などの加圧流体源17から配
管18,第1減圧弁19を介して配管18aが接続され
ている。
【0010】離型剤14の送出側に配管21が配設され
ており,配管21の一端には除塵器22が取付けられ,
貯溜された離型剤14中に浸漬されている。配管21と
21aの間に第1ソレノイド弁23が介装されており,
この第1ソレノイド弁23を迂回するようにリリーフ弁
24が設けられている。配管21aは配管26aに連通
され,配管26aの一端は第2ソレノイド弁27,配管
26を介してスプレ本体12に接続されるとともに,他
端は離型剤直接加圧室40の下端部に位置する出口穴4
3に接続されている。
【0011】前記離型剤直接加圧室40の上部には離間
してシリンダ41が配設されており,途中大径のシリン
ダ41と小径の離型剤直接加圧室40を上下に摺動自在
に連接するピストンロッド42が配設され,前記ピスト
ンロッド42の上端部にピストン42aが,また下端部
にはピストン42bがそれぞれ固着され,固定されたシ
リンダ41と離型剤直接加圧室40間を相互に連動する
ようになっている。
【0012】シリンダ41のポート44は配管28,逆
止弁29,配管28aを介して第3ソレノイド弁30に
接続されており,同様にシリンダ41のポート45は配
管31,逆止弁32,配管31aを介して第3ソレノイ
ド弁30に接続されている。また,逆止弁29および逆
止弁32をそれぞれ迂回するように第1可変絞り弁33
および第2可変絞り弁34が配設されている。
【0013】前記第3ソレノイド弁30から配管37,
第2減圧弁35,配管37aを介して圧縮空気または圧
油などの作動流体源36に接続されており,これら圧縮
空気または圧油をシリンダ41に給排することによって
離型剤直接加圧室40内へ離型剤14を吸引したり吐出
したりするようになっている。
【0014】一方,2流体ノズルタイプを有するスプレ
本体12に供給された離型剤14を微粒化するための噴
霧用圧縮空気供給ライン50が設けられている。この噴
霧用圧縮空気供給ライン50は噴霧用圧縮空気源51か
ら配管54,第3減圧弁52,配管54a,第4ソレノ
イド弁53,配管54bを介してスプレ本体12に接続
されており,離型剤14を所望する微粒径にしてキャビ
ティ部11aに塗布するようになっている。なお,符号
55は撹拌機であり,タンク16の上蓋16aに取付け
られてタンク16内に貯溜された離型剤14が偏析しな
いように均質化する役目を有している。
【0015】以上のように構成された離型剤噴霧装置を
使用する場合の作用を説明する。本実施例ではキャビテ
ィ部11aに離型剤14を噴霧する場合について述べ
る。離型剤14をスプレノズル12aへ供給する場合,
まず第2ソレノイド弁27をオフ状態とし,また第1ソ
レノイド弁23をオン状態にするとともに,第3ソレノ
イド弁30をオン状態にして,ピストン42bを下降さ
せて出口穴43に当接し閉止しておく。なお,第1可変
絞り弁33と第2可変絞り弁34は適宜な開度に調整し
ておく。また,撹拌機55によってタンク16内の離型
剤14を撹拌中とする。
【0016】一方,加圧流体源17から所定圧力を有し
た圧縮空気が第1減圧弁19を介してタンク16内に送
給され,タンク16内に貯溜された離型剤14の表面は
常時加圧されている。このような状態において,第3ソ
レノイド弁30をオン状態にし,作動流体源36から例
えば圧縮空気を第2減圧弁35,第3ソレノイド弁3
0,逆止弁32,ポート45を介してシリンダ41のピ
ストンロッド42側に送られるとピストン42aの上昇
と連動してピストン42bが漸昇し,離型剤14は除塵
器22,配管21,第1ソレノイド弁23,配管21
a,配管26a,出口穴43を介して離型剤直接加圧室
40内に吸引される。吸引される離型剤14の量はキャ
ビティ部11aの表面に噴霧によって塗布される以上の
量とする。吸引が完了すると第1ソレノイド弁23およ
び第3ソレノイド弁30をオフ状態にする。
【0017】スプレノズル12aからキャビティ部11
aの表面に離型剤14を吹付け塗布する際に必要な噴霧
用圧縮空気源51からの噴霧用圧縮空気は配管54,第
3減圧弁52,配管54a,オン状態の第4ソレノイド
弁53,配管54bを介してスプレ本体12に適量連続
供給される。次いで,図示しないロボットによってアー
ム15の上部を把持して離型剤14を塗布したい箇所に
スプレノズル12aを向けてスプレ本体12を近接させ
る。
【0018】次に,第2ソレノイド弁27をオン状態に
するとともに第1ソレノイド弁23をオフ状態にし,こ
の状態で,第3ソレノイド弁30をオン状態にすると,
離型剤直接加圧室40内に吸引されていた離型剤14
は,離型剤直接加圧室40の出口穴43から排出され,
配管26a,第2ソレノイド弁27,配管26を介して
スプレ本体12に送られ,ここで噴霧用圧縮空気によっ
て離型剤14は微粒化されスプレノズル12aから微粒
な液滴状となってキャビティ部11aの表面に塗布され
る。この時,第2可変絞り弁34の調整でピストン42
aの前進速度(下降速度)を調整することにより離型剤
直接加圧室40は制御される。
【0019】微粒の液滴状となった必要最小限量の離型
剤14をキャビティ部11aの表面に塗布する時は,ス
プレノズル12aから噴霧される離型剤14の吹出し中
心軸をできる限りキャビティ部11aの表面に対して直
交方向とすることが望ましい。
【0020】キャビティ部11aの表面塗布が完了する
と,第2ソレノイド弁27をオフ状態にし,次いで第4
ソレノイド弁53をオフ状態にする。さらに,アーム1
5を介してスプレ本体12を上昇させ固定金型10と可
動金型11を型閉,型締後,例えばアルミニウム等の溶
湯を図示しない鋳込ユニットからキャビティ内に充填
し,その後,冷却を行なう。さらに冷却後,固定金型1
0と可動金型11の型開きを行なって製品を取出した
後,キャビティ部11aに前記した離型剤14の塗布を
行ない前記した動作を繰返すのである。
【0021】ここで,両金型10,11に離型剤14を
噴霧完了後に第2ソレノイド弁27をオフ状態にする。
この後,離型剤直接加圧室40内に残留している離型剤
14は,離型剤14の噴霧に引続きシリンダ41を前進
させることによりタンク16に戻すのである。この時,
第1ソレノイド弁23はオンでもオフ状態でもよく,こ
うした方法により配管21,21a,26a内での離型
剤14の残留体積が防止される。なお,本実施例では離
型剤直接加圧室40用のアクチュエータとしてシリンダ
41を用いたが,パルスモータあるいはサーボモータ等
の電動機とボールねじ等の組合わせによって行なっても
よい。
【0022】本発明に係る離型剤噴霧装置を金型間で形
成されるキャビティ部に離型剤を噴霧塗布した場合につ
いて述べたが,射出スリーブへ離型剤を塗布する場合に
ついても同様に大きな効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に,本発明に係る離型剤噴霧装置は,離型剤の貯溜容器
からスプレ本体に至る移送経路途中に,前記貯溜容器か
ら移送された必要量の離型剤を一旦吸入した後加圧排出
を行なう離型剤直接加圧室を配設したことにより,絞り
弁が不要となるため,絞り弁に付着して流量が不安定に
なることもなくなり,離型剤の少量供給が可能となり,
移送経路途中での詰まりもなくなる。さらに, 熱衝撃の緩和による金型寿命の延命 離型剤の飛散量の減少 離型剤使用量の減少 ブリスタ発生の抑制 射出スリーブの温度低下抑制による溶湯保温性の向
上に伴う鋳造品の品質向上 などに優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る離型剤噴霧装置によって離型剤の
噴霧量を制御する説明図である。
【図2】従来の離型剤噴霧装置の説明図である。
【符号の説明】
10 固定金型 11 可動金型 11a キャビティ部 12 スプレ本体 12a スプレノズル 15 アーム 16 タンク 17 加圧流体源 19 第1減圧弁 23 第1ソレノイド弁 24 リリーフ弁 27 第2ソレノイド弁 29,32 逆止弁 30 第3ソレノイド弁 33 第1可変絞り弁 34 第2可変絞り弁 35 第2減圧弁 36 作動流体源 40 離型剤直接加圧室 41 シリンダ 50 噴霧用圧縮空気源 52 第3減圧弁 53 第4ソレノイド弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型剤の貯溜容器からスプレ本体に至る
    移送経路途中に,前記貯溜容器から移送された必要量の
    離型剤を一旦吸入した後加圧排出を行なう離型剤直接加
    圧室を配設したことを特徴とする離型剤噴霧装置。
JP3834893A 1993-02-26 1993-02-26 離型剤噴霧装置 Pending JPH06246417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3834893A JPH06246417A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 離型剤噴霧装置

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JP3834893A JPH06246417A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 離型剤噴霧装置

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JPH06246417A true JPH06246417A (ja) 1994-09-06

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ID=12522782

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3834893A Pending JPH06246417A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 離型剤噴霧装置

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JP (1) JPH06246417A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015155113A (ja) * 2014-01-16 2015-08-27 株式会社デンソー 鋳造方法、及び、鋳造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015155113A (ja) * 2014-01-16 2015-08-27 株式会社デンソー 鋳造方法、及び、鋳造装置

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