JP2568197Y2 - 液剤塗布装置 - Google Patents

液剤塗布装置

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JP2568197Y2
JP2568197Y2 JP3049592U JP3049592U JP2568197Y2 JP 2568197 Y2 JP2568197 Y2 JP 2568197Y2 JP 3049592 U JP3049592 U JP 3049592U JP 3049592 U JP3049592 U JP 3049592U JP 2568197 Y2 JP2568197 Y2 JP 2568197Y2
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靖史 大庭
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鋳造装置において、
金型に離型剤を塗布したり、プランジャーに潤滑剤を塗
布する液剤塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミダイキャスト等の鋳造装置では一
つの金型を連続使用して製品の鋳造を行っている。この
場合、図6に示す様に、製品を取り出した一対の金型
(1)(2)の間に液剤塗布装置の塗布ノズル(3)を
挿入し、塗布ノズル(3)から金型(1)(2)の内面
に向けて離型剤を噴出させて、金型(1)(2)の内面
に離型剤を塗布し、金型(1)(2)から製品の型抜き
を容易にしている。また金型(1)(2)へ溶湯を定量
供給するプランジャースリーブ(図示せず)内へも各鋳
造毎に液剤塗布装置にてプランジャー潤滑剤を塗布して
いる。
【0003】上記液剤塗布装置は、塗布ノズル(3)か
ら離型剤若しくはプランジャー潤滑剤等の液剤とエアー
とを混合させて噴出させるようになっている。しかし、
液剤は黒鉛等の固体粒子を分散させた液体で、前記固体
成分が塗布ノズル(3)内で固着し、詰りを生じること
があるので、塗布ノズル(3)内の詰りを防止するため
に、例えば実開平1−151935号公報にて開示され
ているように、水を流して塗布ノズル(3)内を洗浄で
きるように構成されたものがある。
【0004】具体的には図7に示す様に、塗布ノズル
(3)へエアーを供給するエアー配管(4)及び液剤を
供給する液剤配管(5)を接続し、エアー配管(4)に
水配管(5)を接続し、エアー電磁弁(7)を設け、液
剤配管(5)に液剤電磁弁(8)及び液剤逆止弁(1
0)を設け、さらに水配管(5)に水電磁弁(9)及び
水逆止弁(11)を設け、塗布ノズル(3)内でエアー
配管(4)と液剤配管(5)とを接続した構造となって
いる。
【0005】この液剤塗布装置は、型抜きを行った後、
開放された金型(1)(2)内に塗布ノズル(3)を挿
入し、エアー配管(4)のエアー電磁弁(7)及び水配
管(5)の水電磁弁(9)を開放させ、塗布ノズル
(3)内でエアーと水を混合させて噴出させ、金型
(1)(2)を冷却し、次に水電磁弁(9)を閉じ、液
剤配管(5)の液剤電磁弁(8)を開放させて、エアー
と液剤を混合させて噴出させ、金型(1)(2)内に液
剤を塗布している。塗布後、エアー電磁弁(7)及び液
剤電磁弁(8)を閉じ、塗布ノズル(3)を逃がしてい
る。
【0006】この様に塗布ノズル(3)内に水を流すこ
とにより、液剤の詰りも防止している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記液剤塗布装置は、
塗布ノズル(3)内に水を流すので、塗布ノズル(3)
内を洗浄でき、詰りを防止できる。しかし、上記装置で
は塗布ノズル(3)から液剤逆止弁(10)に至るまで
の液剤配管(5)の長さが長いため、液剤の残留量が多
く、洗浄に多量の水が必要で、無駄が多かった。また洗
浄後に液剤配管(5)内に残留する水の量も多く、洗浄
後に液剤を噴出させた時に、液剤とともに大量の残留水
も一緒に噴出されるため、液剤の塗布量及び濃度にばら
つきを生じることがある。
【0008】また大量に残留水と液剤とが噴出されるた
め、金型(1)(2)に対する冷却が強く、スクイズカ
ストによる鋳造では金型(1)(2)が冷却され過ぎて
しまうといったことがある。さらに、プランジャー潤滑
剤の塗布装置では、プランジャーないに洗浄水が残留
し、溶湯を注入した際に小蒸気爆発を発生するといった
ことがある。
【0009】この考案は、塗布ノズル内で水と液剤の切
換えを行い、残留水を少なくした液剤塗布装置を提供し
ようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案は、ノズル本体
と、前記ノズル本体の先端に取付けられ、エアーと液体
とを混合させて噴出させる噴出ノズルと、前記ノズル本
体内に設けたエアー通路及び液剤通路、水通路と、前記
液剤通路に設けた液剤逆止弁と、前記水通路に設けた水
逆止弁とを備え前記エアー通路及び液剤通路の先端を前
記噴出ノズルに連通させるとともに、前記水通路の先端
を前記液剤通路の液剤逆止弁より下流側に連通させたも
のである。
【0011】
【作用】上記液剤塗布装置では、ノズル本体内に液剤の
逆流を防止する液剤逆止弁及び水の逆流を防止する水逆
止弁を設けて、噴出ノズルの噴出孔に至る液剤の残留通
路を短くしたので、液剤の洗浄に要する水の量が少なく
てよく、しかも洗浄後の水の残留量も少なくなるので、
洗浄後の液剤塗布時に金型を冷やしすぎることもない。
また液剤の塗布量もばらつきを生じない。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1乃至図5を参
照して説明する。
【0013】液剤塗布装置は、図1乃至図4に示す様
に、液剤を噴出させる噴出ノズル(15)と噴出ノズル
(15)及びエアー配管(17)、液剤配管(20)、
水配管(21)などを取付けるノズル本体(16)を備
えている。
【0014】噴出ノズル(15)は、図5に示す様に、
中心部に液剤や水が入る液体流路(22)を形成し、液
体流路(22)の周囲にエアー流路(23)を形成し、
かつ先端部に複数の噴出孔(24)(24)…を形成
し、各噴出孔(24)(24)…へ液体流路(22)及
びエアー流路(23)からそれぞれ液剤若しくは水等の
液体とエアーを供給して、噴出孔(24)(24)…内
で液体とエアーとを混合させて噴出するようになってい
る。この噴出ノズル(15)は外周面に形成した雄ねじ
(25)をノズル本体(16)の先端中央部に形成した
雌ねじ(26)に締め込んで固定する。
【0015】ノズル本体(16)は、エアー通路(3
0)及び液剤通路(31)、水通路(32)を形成し、
各通路(30)(31)(32)の基部にそれぞれエア
ー配管(17)及び液剤配管(20)、水配管(21)
の先部をねじ嵌合させて接続してある。エアー通路(3
0)の先端は噴出ノズル(15)のエアー流路(23)
に連通させてある。また液剤通路(31)の先端を噴出
ノズル(15)の液体流路(22)に連通させてある。
【0016】前記液剤通路(31)には接続された液剤
配管(20)への液剤の逆流を防止する液剤逆止弁(3
3)を設けてある。液剤逆止弁(33)は液剤配管(2
0)を塞ぐチェックボール(35)とこのチェックボー
ル(35)を液剤配管(20)へ押しつけるスプリング
(36)とで構成してある。従って、液剤が供給されな
いと、スプリング(36)にてチェックボール(35)
が液剤配管(20)に押しつけられて液剤配管(20)
を塞ぎ、液剤が供給されると、その圧力でチェックボー
ル(35)が押されて液剤通路(31)を開くようにな
っている。
【0017】また水通路(32)にも水配管(21)へ
の水の逆流を防止する水逆止弁(34)を設けてある。
水逆止弁(34)は水配管(21)を塞ぐチェックボー
ル(37)とこのチェックボール(37)を水配管(2
1)へ押しつけるスプリング(38)とで構成してあ
る。水逆止弁(34)は水配管(21)から水が供給さ
れると、その圧力でチェックボール(37)が押されて
水配管(21)を開き、水の供給がなくなると、スプリ
ング(38)にてチェックボール(37)が水配管(2
1)に押しつけられて水配管(21)を塞ぐようになっ
ている。
【0018】また水通路(32)の先部は、連通路(4
0)にて液剤通路(31)の液剤逆止弁(33)と噴出
ノズル(15)との間に連通させてある。
【0019】上記エアー配管(17)はエアー供給源
(図示せず)に接続され、液剤配管(20)は液剤供給
源(図示せず)に接続され、水配管(21)は水供給源
(図示せず)に接続される。またノズル本体(16)は
適宜の保持手段にて保持され、金型やプランジャースリ
ーブ等へ搬送される。
【0020】上記液剤塗布装置は、液剤塗布時、型抜き
が行われた後ノズル本体(16)を開放された金型内に
挿入し、エアー供給源からエアー配管(17)を介して
ノズル本体(16)のエアー通路(30)にエアーを供
給し、液剤供給源から液剤配管(20)を介してノズル
本体(16)の液剤通路(31)へ液剤を所定量供給
し、噴出ノズル(15)の噴出孔(24)(24)…内
でエアーと液剤とを混合して噴出させ、金型に塗布す
る。同様にプランジャースリーブ内にも潤滑剤を塗布す
る。
【0021】塗布後、エアーを供給した状態で液剤の供
給を停止し、水供給源から水配管(21)を介してノズ
ル本体(16)の水通路(32)へ水を所定量供給す
る。そして水を水通路(32)から連通路(40)及び
液剤通路(31)を経て、噴出ノズル(15)の液体流
路(22)へ流入させ、噴出孔(24)(24)…内で
エアーと水とを混合させて噴出させて噴出ノズル(1
5)内を洗浄する。洗浄後、ノズル本体(16)を逃が
し、鋳造を行う。
【0022】上記水の供給量は、ノズル本体(16)の
液剤通路(31)の液剤逆止弁(33)から噴出ノズル
(15)の先端までに残留する液剤を排出できる最低量
に設定しておく。
【0023】上記のごとく液剤塗布毎に噴出ノズル(1
5)内を洗浄して作業を行う。また洗浄は、金型の外や
スリーブの外にノズルを搬出した後に行ってもよい。
【0024】
【考案の効果】この考案によれば、ノズル本体内に液剤
通路及び水通路を設け、かつ液剤通路及び水通路内にそ
れぞれ液剤逆止弁及び水逆止弁を取付けているので、液
剤通路の液剤逆止弁から噴出ノズルの先端に至るまでの
経路が非常に短くなって、液剤塗布後の液剤の残留量が
非常に少なくなり、これを排出するための水の使用量も
少なくなり、無駄がなくなる。
【0025】またノズル本体の水通路の水逆止弁から噴
出ノズルの先端に至るまでの経路も非常に短くなってい
るので、洗浄後のノズル本体内の残留水の量も少なく、
次回の液剤塗布時に残留水が混じっても、その量が僅か
であるので、液剤の塗布両及び品質に悪影響を及ぼすこ
とがない。従って、液剤塗布毎に毎回噴出ノズル内を洗
浄でき、液剤による目詰りを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る液剤塗布装置の要部の断面図
【図2】本考案に係る液剤塗布装置の要部の横断平面図
【図3】本考案に係るノズル本体の正面図
【図4】本考案に係るノズル本体の背面図
【図5】本考案に用いる噴出ノズルの断面図
【図6】液剤の塗布作業を示す側面図
【図7】従来の液剤塗布装置を示す概略図
【符号の説明】
15 噴出ノズル 16 ノズル本体 30 エアー通路 31 液剤通路 32 水通路 33 液剤逆止弁 34 水逆止弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル本体と、前記ノズル本体の先端に取
    付けられ、エアーと液体とを混合させて噴出させる噴出
    ノズルと、前記ノズル本体内に設けたエアー通路及び液
    剤通路、水通路と、前記液剤通路に設けた液剤逆止弁
    と、前記水通路に設けた水逆止弁とを備え前記エアー通
    路及び液剤通路の先端を前記噴出ノズルに連通させると
    ともに、前記水通路の先端を前記液剤通路の液剤逆止弁
    より下流側に連通させたことを特徴とする液剤塗布装
    置。
JP3049592U 1992-05-11 1992-05-11 液剤塗布装置 Expired - Lifetime JP2568197Y2 (ja)

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JP2008012583A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Robotech Co Ltd 離型剤洗浄装置
TW201733711A (zh) * 2016-03-18 2017-10-01 Chai-Long Yu 金屬壓鑄機噴霧裝置、具有該噴霧裝置的金屬壓鑄機,及噴霧方法
TWI583463B (zh) * 2016-03-18 2017-05-21 Chai Long Yu Sprayer for metal die-casting machine and nozzle device with the sprayer

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