JPH062462Y2 - 直流モータ - Google Patents
直流モータInfo
- Publication number
- JPH062462Y2 JPH062462Y2 JP1986009650U JP965086U JPH062462Y2 JP H062462 Y2 JPH062462 Y2 JP H062462Y2 JP 1986009650 U JP1986009650 U JP 1986009650U JP 965086 U JP965086 U JP 965086U JP H062462 Y2 JPH062462 Y2 JP H062462Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- commutator
- commutator piece
- piece
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、直流モータ、特に4極で整流子片の数がロー
タスロツト数の2倍にされる直流モータに関するもので
ある。
タスロツト数の2倍にされる直流モータに関するもので
ある。
〈従来の技術〉 従来、この種のモータの巻線構造は巻線機により巻線を
行う第1の工程と整流子片に基板を取付ける第2の工程
とから第2図に示すように構成されている。すなわち、
モータに巻線を行う際には一本の連続した巻線11をモ
ータのスロツト数に応じたロータの複数箇所に巻線機に
より巻線を行う。
行う第1の工程と整流子片に基板を取付ける第2の工程
とから第2図に示すように構成されている。すなわち、
モータに巻線を行う際には一本の連続した巻線11をモ
ータのスロツト数に応じたロータの複数箇所に巻線機に
より巻線を行う。
つまり、整流子片Aに巻線11の一端を接続し、該巻線
11をロータRに巻いて、その巻き終りでかつ巻き始め
の巻線11を整流子片Eに接続し、再びロータRに巻い
て整流子片D′に接続し、以下同様にロータ→C→ロー
タ→B′→ロータ→Aと順次巻線を行い、最後に再び整
流子片Aに巻線11の他端を接続するものである。その
後、整流子片を該整流子片と180度の位置にある整流
子片(第2図におけるAに対するA′,B′に対するB
など)を基板Sの配線12によって電気的に接続してお
り、また、そのため該基板Sの端子と巻線との接続をハ
ンダ付けによって行っていた。
11をロータRに巻いて、その巻き終りでかつ巻き始め
の巻線11を整流子片Eに接続し、再びロータRに巻い
て整流子片D′に接続し、以下同様にロータ→C→ロー
タ→B′→ロータ→Aと順次巻線を行い、最後に再び整
流子片Aに巻線11の他端を接続するものである。その
後、整流子片を該整流子片と180度の位置にある整流
子片(第2図におけるAに対するA′,B′に対するB
など)を基板Sの配線12によって電気的に接続してお
り、また、そのため該基板Sの端子と巻線との接続をハ
ンダ付けによって行っていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、従来のモータの巻線構造を形成するには第1
の工程と第2の工程の2つの工程を必要とし、手間がか
かり、コストアップの原因となっていた。
の工程と第2の工程の2つの工程を必要とし、手間がか
かり、コストアップの原因となっていた。
また、前述のような基板の端子と巻線の接続では高出力
でモータの発熱の大きいものに対しては、その熱によっ
て基板の劣化やハンダの溶解などが起こり不向きであっ
た。
でモータの発熱の大きいものに対しては、その熱によっ
て基板の劣化やハンダの溶解などが起こり不向きであっ
た。
本考案は、前述従来例の問題点に鑑み、巻線機によって
巻線するだけの工程により一発で形成して巻線と整流子
片との接続にハンダ付けを不要にした直流モータを提供
することを目的とする。
巻線するだけの工程により一発で形成して巻線と整流子
片との接続にハンダ付けを不要にした直流モータを提供
することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 前期の目的を達成するために、本考案は4極の界磁で構
成されるステータと、ロータ(R)と、整流子片(A〜
E,A′〜E′)とを有し、該整流子片の数はロータス
ロツト数の2倍であり、該ロータの複数箇所に1本の巻
線(21)が巻かれる直流モータであって、各整流子片
(A〜E,A′〜E′)は、それぞれ互いに180度の
位置に対向するように配列され、巻線(21)は、その
第一箇所の巻き始めが第1の整流子片(A)に接続され
て巻回されてからその第1の整流子片(A)に対して1
個手前の第2の整流子片(E′)に接続され、さらに第
2の整流子片(E′)に対して180度の位置関係にあ
る第3の整流子片(E)に接続されて第一の巻き終りと
され、第二箇所以降の巻回も同様に順次巻回されるもの
であって、巻線(21)の第n箇所目の巻き始めは、第
n−1箇所目の巻き終りが接続される整流子片を第1の
整流子片として接続されて巻回されてからその巻き始め
の第1の整流子片に対して1個手前の第2の整流子片に
接続され、さらに第2の整流子片に対して180度の位
置関係にある第3の整流子片に接続されて第n箇所目の
巻き終りとされたものである。
成されるステータと、ロータ(R)と、整流子片(A〜
E,A′〜E′)とを有し、該整流子片の数はロータス
ロツト数の2倍であり、該ロータの複数箇所に1本の巻
線(21)が巻かれる直流モータであって、各整流子片
(A〜E,A′〜E′)は、それぞれ互いに180度の
位置に対向するように配列され、巻線(21)は、その
第一箇所の巻き始めが第1の整流子片(A)に接続され
て巻回されてからその第1の整流子片(A)に対して1
個手前の第2の整流子片(E′)に接続され、さらに第
2の整流子片(E′)に対して180度の位置関係にあ
る第3の整流子片(E)に接続されて第一の巻き終りと
され、第二箇所以降の巻回も同様に順次巻回されるもの
であって、巻線(21)の第n箇所目の巻き始めは、第
n−1箇所目の巻き終りが接続される整流子片を第1の
整流子片として接続されて巻回されてからその巻き始め
の第1の整流子片に対して1個手前の第2の整流子片に
接続され、さらに第2の整流子片に対して180度の位
置関係にある第3の整流子片に接続されて第n箇所目の
巻き終りとされたものである。
〈作用〉 以上の構成の直流モータは、巻き始め端を第1の整流子
片に接続した巻線がロータに巻かれ、さらに該第1の整
流子片に対して1個手前の第2整流子片及びこれと18
0度の位置関係にあってかつ次の巻き始めとなる第3整
流子片の2箇所に接続されることにより、従来例のよう
な基板がなくなり、巻線の接続を整流子片と一体成形さ
れた端子にヒュージング等で接続できるので、ハンダ付
けも不要になった。
片に接続した巻線がロータに巻かれ、さらに該第1の整
流子片に対して1個手前の第2整流子片及びこれと18
0度の位置関係にあってかつ次の巻き始めとなる第3整
流子片の2箇所に接続されることにより、従来例のよう
な基板がなくなり、巻線の接続を整流子片と一体成形さ
れた端子にヒュージング等で接続できるので、ハンダ付
けも不要になった。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を第1図に基づいて説明する。
第1図は、4極、5ロータスロツト、整流子片10個の
直流モータの展開図を示し、A,B,C,D,E及び
A′,B′,C′,D′,E′は整流子片で、整流子片
AとA′,BとB′,CとC′,DとD′,EとE′は
それぞれ180度の位置関係にあり、Rはロータで、
1,2,3,4,5はロータスロツト、21は一本の連
続した巻線である。
直流モータの展開図を示し、A,B,C,D,E及び
A′,B′,C′,D′,E′は整流子片で、整流子片
AとA′,BとB′,CとC′,DとD′,EとE′は
それぞれ180度の位置関係にあり、Rはロータで、
1,2,3,4,5はロータスロツト、21は一本の連
続した巻線である。
そして、その巻線構造は整流子片Aに巻線21の一端を
接続し、該巻線21をロータRに巻いて整流子片Aの1
個手前の整流子片E′に接続し、さらに整流子片Eにそ
の巻き終りでかつ次の巻き始めとなる巻線21を接続
し、再びロータRに巻いて整流子片DとD′に接続し、
以下同様にロータR→C′→C→ロータR→B→B′→
ロータR→A′と順次巻線を行い、最後に再び整流子片
Aに巻線21の他端を接続している。なお、第1の整流
子片としてはA,E,D′,C,B′であり、第2の整
流子片としてはE′,D,C′,B,A′である。
接続し、該巻線21をロータRに巻いて整流子片Aの1
個手前の整流子片E′に接続し、さらに整流子片Eにそ
の巻き終りでかつ次の巻き始めとなる巻線21を接続
し、再びロータRに巻いて整流子片DとD′に接続し、
以下同様にロータR→C′→C→ロータR→B→B′→
ロータR→A′と順次巻線を行い、最後に再び整流子片
Aに巻線21の他端を接続している。なお、第1の整流
子片としてはA,E,D′,C,B′であり、第2の整
流子片としてはE′,D,C′,B,A′である。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば巻線機によって巻
線するだけの工程により一発で形成できるので、自動巻
線機だけにより製作できて大量生産することが可能とな
るものであり、また、従来のように基板により整流子間
を接続する必要がなくなり、工数を削減することができ
手間が省け、ハンダ付けを必要としないので、発熱の大
きいものに使用できる効果がある。
線するだけの工程により一発で形成できるので、自動巻
線機だけにより製作できて大量生産することが可能とな
るものであり、また、従来のように基板により整流子間
を接続する必要がなくなり、工数を削減することができ
手間が省け、ハンダ付けを必要としないので、発熱の大
きいものに使用できる効果がある。
第1図は本考案に係る実施例の直流モータの展開図、第
2図は従来例の直流モータの展開図である。 1,2,3,4,5…ロータスロツト、21…巻線、R
…ロータ、A,B,C,D,E及びA′,B′,C′,
D′,E′…互いに180度の位置関係にある整流子
片。
2図は従来例の直流モータの展開図である。 1,2,3,4,5…ロータスロツト、21…巻線、R
…ロータ、A,B,C,D,E及びA′,B′,C′,
D′,E′…互いに180度の位置関係にある整流子
片。
Claims (1)
- 【請求項1】4極の界磁で構成されるステータと、ロー
タ(R)と、整流子片(A〜E,A′〜E′)とを有
し、該整流子片の数はロータスロツト数の2倍であり、
該ロータの複数箇所に1本の巻線(21)が巻かれる直
流モータであって、 各整流子片(A〜E,A′〜E′)は、それぞれ互いに
180度の位置に対向するように配列され、 巻線(21)は、その第一箇所の巻き始めが第1の整流
子片(A)に接続されて巻回されてからその第1の整流
子片(A)に対して1個手前の第2の整流子片(E′)
に接続され、さらに第2の整流子片(E′)に対して1
80度の位置関係にある第3の整流子片(E)に接続さ
れて第一の巻き終りとされ、 第二箇所以降の巻回も同様に順次巻回されるものであっ
て、巻線(21)の第n箇所目の巻き始めは、第n−1
箇所目の巻き終りが接続される整流子片を第1の整流子
片として接続されて巻回されてからその巻き始めの第1
の整流子片に対して1個手前の第2の整流子片に接続さ
れ、さらに第2の整流子片に対して180度の位置関係
にある第3の整流子片に接続されて第n箇所目の巻き終
りとされた 直流モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986009650U JPH062462Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 | 直流モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986009650U JPH062462Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 | 直流モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62122471U JPS62122471U (ja) | 1987-08-04 |
JPH062462Y2 true JPH062462Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=30795162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986009650U Expired - Lifetime JPH062462Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 | 直流モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062462Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007282500A (ja) * | 2007-07-30 | 2007-10-25 | Asmo Co Ltd | 直流機 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4503409B2 (ja) * | 2004-10-01 | 2010-07-14 | ヤマハモーターエレクトロニクス株式会社 | ブラシ付きスロットレスモータ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55122467A (en) * | 1979-03-14 | 1980-09-20 | Secoh Giken Inc | Dc motor having armature comprising a few number of wave-wound armature windings |
JPS58163245A (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-28 | Canon Inc | 回転電機の回転子 |
-
1986
- 1986-01-28 JP JP1986009650U patent/JPH062462Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007282500A (ja) * | 2007-07-30 | 2007-10-25 | Asmo Co Ltd | 直流機 |
JP4568307B2 (ja) * | 2007-07-30 | 2010-10-27 | アスモ株式会社 | 直流機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62122471U (ja) | 1987-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2528848Y2 (ja) | 外転型ブラシレスモータ | |
US4096625A (en) | Method for interconnecting stator coils | |
JPH11103551A (ja) | アウタロータ型多極発電機におけるコイル接続構造 | |
US6941638B2 (en) | Interconnecting method for segmented stator electric machines | |
JPH0624365U (ja) | ブラシレスモータ | |
JPH062462Y2 (ja) | 直流モータ | |
JPH05236692A (ja) | ブラシレスモータの固定子巻線接続構造 | |
JPH062463Y2 (ja) | 直流モータ | |
JPH0373224B2 (ja) | ||
JPH04312335A (ja) | ブラシレスモータ | |
JPH0742209Y2 (ja) | ステータコアの巻線接続構造 | |
JP2000217283A (ja) | モ―タの固定子及びそれを用いるモ―タの製造方法 | |
JPH04183257A (ja) | 永久磁石型パルスモータ | |
JPH04317534A (ja) | ブラシレスモータ | |
WO2018163414A1 (ja) | 回転電機および回転電機の製造方法 | |
JP2000078804A (ja) | 無刷子電動機の樹脂モールド固定子の製造方法 | |
JPH0214298Y2 (ja) | ||
JPH0412769Y2 (ja) | ||
JP3052538B2 (ja) | ブラシレスモータ | |
JPS62272838A (ja) | モ−タの電機子巻線結線方法 | |
JP2996042B2 (ja) | ブラシレスモータ | |
JP3244211B2 (ja) | 4相直流コア有ブラシレスモータ | |
JPH1118340A (ja) | ステータコア及びステータコアの巻線方法 | |
JPH05191943A (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
JPH04178141A (ja) | 小型偏平回転子 |