JPH0624615A - フィルムアキュムレータを備えたスリッター、及びフィルム巻取速度制御装置 - Google Patents

フィルムアキュムレータを備えたスリッター、及びフィルム巻取速度制御装置

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JPH0624615A
JPH0624615A JP4205921A JP20592192A JPH0624615A JP H0624615 A JPH0624615 A JP H0624615A JP 4205921 A JP4205921 A JP 4205921A JP 20592192 A JP20592192 A JP 20592192A JP H0624615 A JPH0624615 A JP H0624615A
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JP
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film
slitter
accumulator
winding
powder clutch
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JP4205921A
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Ikuo Fujiyoshi
郁生 藤吉
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Toshin KK
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Toshin KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

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  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】製造されたフィルムを所定幅に切断して巻き取
るための工程数を少なくすると同時、フィルム製造装置
により製造されたフィルムを直接スリッターで所定幅に
切断して巻き取る場合において、フィルムの巻取張力を
設定値に維持して、巻取品質を高めることである。 【構成】パウダークラッチ28により制御されたトルク
によって、フィルムアキュムレータAを構成している昇
降フレーム11に上昇力を作用させて、フィルムに張力
付与力を発生させる場合において、このパウダークラッ
チ28の出力軸28bの回転角度をポテンショメータ3
8により電気量として検出し、この結果をスリッターS
のニップロール47を駆動させるためのモータM3 に電
気信号として入力して、このモータM3 を変速させるこ
とにより、フィルム製造装置におけるフィルムの速度の
変化に対応して、スリッターSの巻取速度を変化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフィルム
を製造するフィルム製造装置と、この装置により製造さ
れたフィルムを所定幅に切断して巻き取るためのスリッ
ターとをフィルムアキュムレータを介して接続したフィ
ルムアキュムレータを備えたスリッター、及びフィルム
巻取速度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフィルム製造装置には、フィルム
アキュムレータ(以下、単に「アキュムレータ」とい
う)を介してワインダーが接続されていた。即ち、フィ
ルム製造装置により製造されたフィルムを一旦アキュム
レータに蓄積させ、その後にワインダーの巻取軸にフィ
ルムをそのまま巻き取っていた。このアキュムレータ
は、昇降フレームに装着された可動ロールと、この可動
ロールの下方に配置された固定ロールとの間にフィルム
を交互に巻き掛けて、この昇降フレームに常時上昇力を
作用させて、上記可動及び固定の各ロールに巻き掛けら
れたフィルムに所定の張力を付与せしめて、製造直後の
フィルムのエイジングを行うと共に、フィルム製造装置
とワインダーとにおけるフィルムの各走行速度に差が生
じた場合には、この速度差を吸収して、フィルムを支障
なくワインダーに巻き取れるようにするために設けられ
ている。
【0003】このため、フィルム製造装置により製造さ
れたフィルムを所定幅に切断してロール状にするには、
上記ワインダーの巻取軸に巻き取られたロール状のフィ
ルムをこれから取り外し、このロール状のフィルムを原
反としてスリッターの巻出軸に装着して、これを所定幅
に切断して巻取軸に再度巻き取る必要があった。即ち、
フィルム製造装置により製造されたフィルムを一旦ワイ
ンダーに巻き取り、その後にワインダーに巻き取ったフ
ィルムを原反として、スリッターにより所定幅に切断し
てロール状に巻き取っており、巻取工程数が多くて、能
率が悪かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フィルム製
造装置により製造されたフィルムをそのまま所定幅に切
断して巻き取って、従来装置におけるワインダーを排除
することにより、製造されたフィルムを所定幅に切断し
て巻き取る工程を少なくすると同時に、この場合におい
て、フィルム製造装置におけるフィルムの速度が変化し
ても、フィルムを一定張力で巻き取って、その巻取品質
を高めることを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前者の課題を解決するた
めに本発明の採用した手段は、フィルム製造装置と、こ
れにより製造されたフィルムを所定幅に切断して巻き取
るためのスリッターとをアキュムレータを介して接続し
たことである。また、後者の課題を解決するために本発
明の採用した手段は、昇降フレームに装着された複数個
の可動ロールと、この可動ロールの下方に配置された複
数個の固定ロールとの間にフィルムが交互に巻き掛けら
れ、前記昇降フレームの上昇端よりも上方の部分と、同
じく下降端よりも下方の部分にそれぞれ鎖歯車軸を水平
に配置して、各鎖歯車軸にそれぞれ取付けられた各鎖歯
車に鎖を掛装すると共に、この鎖の両端部をそれぞれ前
記昇降フレームに連結して、前記各鎖歯車軸の何れか一
方にパウダークラッチにより制御されるトルクを常時作
用させ、このトルクにより前記昇降フレームに常時上昇
力を作用させて、フィルムに張力付与力を発生させる構
成のアキュムレータを備えたスリッターにおいて、前記
アキュムレータを構成しているパウダークラッチと、該
パウダークラッチの出力軸の回転角度を検出するための
回転角度検出手段と、スリッターを構成している一対の
ニップロールを駆動させるための可変速モータとでフィ
ルム巻取速度制御装置を構成して、前記回転角度検出手
段により検出されたパウダークラッチの出力軸の回転角
度に応じて、前記一対のニップロールを駆動させるため
の前記可変速モータを変速させて、フィルム製造装置に
おけるフィルムの走行速度に対応した速度で切断された
フィルムを巻き取るようにしたことである。
【0006】
【発明の作用】フィルム製造装置から出たフィルムは、
アキュムレータを構成している可動及び固定の各ロール
の間を交互に通過する間に適度にエイジングされ、その
後にスリッターに入って、所定幅に切断された後に巻取
軸に巻き取られる。また、パウダークラッチにより制御
されたトルクを作用させて、フィルムに張力付与力を発
生させる構成のアキュムレータを備えているスリッター
において、このスリッターの巻取速度が一定の場合に
は、フィルム製造装置におけるフィルムの速度が変化し
た場合には、これに応じてパウダークラッチの出力軸が
所定方向に回転して、アキュムレータを構成している昇
降フレームが昇降して、アキュムレータ内におけるフィ
ルムの総長(蓄積量)が変化する。しかし、本発明にお
いては、このパウダークラッチの出力軸の回転角度に応
じて、スリッターの一対のニップロールを駆動させるた
めの可変速モータが変速する構成であるために、スリッ
ターのフィルムの巻取速度は、フィルム製造装置におけ
るフィルムの速度に応じて変化する。このため、アキュ
ムレータ内におけるフィルムの総長の変化は殆どないた
めに、スリッターのニップロールと、フィルム製造装置
の出口部に設けられたニップロールとの間のフィルムの
総長は、殆ど変化しない。よって、フィルムの巻取張力
が大きく変化することなく、このフィルムを設定した張
力でスリッターの巻取軸に巻き取ることができて、フィ
ルムの巻取品質が高まる。
【0007】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。図1は、フィルム製造装置Pと、アキュムレ
ータAと、スリッターSとの配置関係を示す図であっ
て、フィルム製造装置PとスリッターSとがアキュムレ
ータAを介して接続されている。フィルム製造装置Pで
製造されたフィルムFは、一対のニップロール10によ
って引き出されて、アキュムレータAに送り込まれる。
図6のフィルム速度制御系統図に示されるように、一対
のニップロール10は、可変速のモータM1 により駆動
回転される。
【0008】図2は、アキュムレータAとスリッターS
との右側面図であり、図3は、アキュムレータAの正面
図であり、図4は、アキュムレータAの左側面の一部を
示す図であり、図5は、図3におけるパウダークラッチ
28の部分の拡大図である。図2ないし図5を参照にし
て、アキュムレータAについて説明する(以下において
は、図2の左側を前、右側を後として説明する)。この
アキュムレータAにはベース1が設けられており、ベー
ス1の上部に、門型に形成されたフレーム2、2がフィ
ルムFの幅より広い間隔をおいて平行に立設されてい
る。両フレーム2、2の前支柱3と後支柱4の下部であ
って、しかもその内側には、固定ロール支持板5、5が
それぞれ固定されている。両固定ロール支持板5、5の
上部で、かつ前支柱3に近接した部分に、固定ロール6
が軸受7、7を介して回転自在に取付けられている。両
固定ロール支持板5、5には固定ロール6と所定の間隔
を置いて、別の固定ロール6′が取付けられており、こ
の固定ロール6′と所定の間隔をおいて更に別の固定ロ
ール6″が取付けられている。そして、両前支柱3、3
の前面側には固定ロール6より僅かに高い位置に、ガイ
ドロール8が回転自在に取付けられている。このガイド
ロール8は、フィルム製造装置Pを構成している前記一
対のニップロール10に接続して配置されていて、フィ
ルム製造装置Pで製造されたフィルムFをアキュムレー
タAに送り込む案内をする。
【0009】固定ロール支持板5の上方に配置される昇
降フレーム11は、両後支柱4、4の前面に設けられた
一対のガイドレール9、9によりガイドされて昇降する
昇降部12、12と、両端がこの両昇降部12、12に
固着されて、両昇降部12、12を連結する連結部材1
3とから成っている。各昇降部12の下部には、後支柱
4から前支柱3の方向に延びる板状のロール支持部12
aとなっていて、このロール支持部12aに三つの可動
ロール14、14′、14″が前記各固定ロール6、
6′、6″と同一間隔をおいて取付けられている。
【0010】両後支柱4、4の上端部内側には上鎖歯車
軸15が水平に配置されて、その両端部を後支柱4、4
に設けられた軸受16、16により回転自在に支持され
ている。このようにして、後支柱4、4により支持され
た上鎖歯車軸15は固定ロール6と平行になっている。
上鎖歯車軸15の両端部近傍には上鎖歯車17、17が
それぞれ取付けられており、この両上鎖歯車17、17
には、一対の上鎖18、18がそれぞれ巻き掛けられて
おり、各上鎖18の一端18aは昇降フレーム11の両
昇降部12の上部にそれぞれ固定されている。また、各
上鎖18の他端18bは両後支柱4、4の間に配置され
たバランスウェイト支持棒19の両端部にそれぞれ固定
されている。このようにして、両端部に各上鎖18、1
8の他端18b、18bが固定されたバランスウェイト
支持棒19は、水平を維持して吊り下げられた状態にな
っている。このバランスウェイト支持棒19には、馬蹄
形をした複数のウェイト単体21aから成るバランスウ
ェイト21が載せられている。
【0011】上鎖歯車軸15の下方で、かつガイドロー
ル22の上方には、下鎖歯車軸23が該上鎖歯車軸15
と平行に配置されている。この下鎖歯車軸23は、その
一端部を固定ロール支持板5に設けた軸受24aにより
回転自在に支持されており、その他端部は他方の固定ロ
ール支持板5を貫通して、この固定ロール支持板5と反
対側で両支柱3、4に固定された軸支持板27に設けら
れた軸受24bにより回転自在に支持されている。下鎖
歯車軸23の両端部における前記上鎖歯車軸15の上鎖
歯車17、17と対応する部分には、それぞれ下鎖歯車
25、25が取付けられている。この下鎖歯車25、2
5には、一対の下鎖26がそれぞれ巻き掛けられてお
り、各下鎖26の一端26aは昇降フレーム11の両昇
降部12、12の下部にそれぞれ固定されている。ま
た、各下鎖26の他端26bはバランスウェイト支持棒
19の両端部にそれぞれ固定されている。
【0012】28はパウダークラッチであって、入力軸
28aと出力軸28bとを備えている。このパウダーク
ラッチ28は、そのコイルに励磁電流を流すと、内部に
収容された磁粉(パウダー)が電流により生じた磁束に
より磁化されて互いに結合して、磁粉の結合力に応じた
回転力(トルク)が入力軸28aから出力軸28bに伝
達される。そして、この回転力(トルク)の大きさは、
前記励磁電流にほぼ比例している。このパウダークラッ
チ28は下鎖歯車軸23の軸支持板27から突出した側
のベース1に取付けられている。このパウダークラッチ
28の入力軸28aに取付けられた鎖歯車29と、モー
タM2 の駆動軸31に固定された鎖歯車32とには、鎖
33が巻き掛けられている。また、パウダークラッチ2
8の出力軸28bに取付けられた鎖歯車34と、下鎖歯
車軸23に取付けられた鎖歯車35とには鎖36が巻き
掛けられている。37は手動ブレーキであり、鎖歯車3
5より外側で下鎖歯車軸23の先端部に取付けられてい
る。この手動ブレーキ37は3本のボルト30により前
記軸支持板27に固定されている。この手動ブレーキ3
7はアキュムレータAに蓄えていたフィルムFと異なる
フィルムを蓄える際に、昇降フレーム11を停止する必
要があるので、その際に下鎖歯車軸23を停止状態にし
ておく様な場合に使用するものである。
【0013】また、パウダークラッチ28の出力軸28
bの回転角度は、ポテンショメータ38で検出してい
る。即ち、図5に詳細に示されているように、ベース1
にブラケット39を介してポテンショメータ38が取付
けられ、パウダークラッチ28の出力軸28bに取付け
た小歯車41と、ポテンショメータ38の回転軸42に
取付けた小歯車43とが噛合していて、パウダークラッ
チ28の出力軸28bの回転によりポテンショメータ3
8の回転軸42が回転して、パウダークラッチ28の出
力軸28bの回転角度が電気量として検出される構成に
なっている。
【0014】このアキュムレータAより出て来たフィル
ムFを巻き取るためのスリッターSはアキュムレータA
の後方に設けられている。このスリッターSには、アキ
ュムレータAのガイドロール22と同じ高さにガイドロ
ール44が設けられており、このガイドロール44の上
方に別の二つのガイドロール45、46がそれぞれ設け
られている。そして、ガイドロール46の上方には、一
対のニップロール47が設けられ、この一対のニップロ
ール47に接続してフィルムFを切断するカッター装置
48が設けられている。一対のニップロール47は、可
変速のモータM3 (図6参照)により駆動回転される。
このため、この一対のニップロール47の駆動回転によ
って、アキュムレータAからフィルムFが引き出され
て、ガイドロール44、45及び46を経てカッター装
置48を通り、このカッター装置48で複数のフィルム
に切断されて、切断フィルムF1 及びF2 となり、一方
の切断フィルムF1 は上方のガイドロール49を経て上
方の巻取軸51に巻き取られ、また他方の切断フィルム
2 は下方のガイドロール52を経て下方の巻取軸53
に巻き取られる。
【0015】スリッターSを構成している前記一対のニ
ップロール47を駆動回転させるためのモータM3 は、
パウダークラッチ28の出力軸28bの回転によって変
速される。即ち、図6に示されるように、パウダークラ
ッチ28の出力軸28bの回転角度は、前記ポテンショ
メータ38によって電気量として検出され、この電気量
が増幅器53により増幅されて、モータM3 に電気信号
として入力され、これによりモータM3 の回転数が変化
するように構成されている。
【0016】フィルム製造装置Pで製造されたフィルム
Fを一旦アキュムレータAに蓄積して、その後にこのフ
ィルムFをスリッターSで所定幅に切断して巻き取るに
は、モータM2 を常時作動させる。このモータM2 の駆
動力はその鎖歯車32及び鎖33を介してパウダークラ
ッチ28の入力軸28aに伝達され、この入力軸28a
の回転力が内部の磁粉(パウダー)を介して出力軸28
bに伝達される。このパウダークラッチ28の出力軸2
8bと下鎖歯車軸23とは、鎖歯車装置を介して連結さ
れていて、この出力軸28bの回転力が下鎖歯車軸23
に対してはトルクとして作用する(トルクの方向が図4
で矢印Qで示されている)。即ち、下鎖歯車軸23に矢
印Q方向のトルクが常時作用することにより、このトル
クと前記バランスウェイト21とが共働して前記昇降フ
レーム11を上昇させようとし、これにより該昇降フレ
ーム11の各可動ロール14、14′、14″に巻き掛
けられているフィルムFに所定の張力を発生させる。そ
して、パウダークラッチ28そのものの特性によって、
このコイルに流れる電流の大きさを変化させると、その
入力軸28aから出力軸28bに伝達されるトルクが調
整される。よって、パウダークラッチ28のコイルに流
れる電流を調整するのみで、フィルムFに付与する張力
の調整が行える。
【0017】ここで、フィルムFの巻取当初において
は、フィルム製造装置Pの一対のニップロール10を駆
動しているモータM1 の回転数が電気信号として、スリ
ッターSの一対のニップロール47を駆動するためのモ
ータM3 に入力されて、スリッターSの巻取速度V
2 は、フィルム製造装置Pから出て来るフィルムFの速
度V1 と同一になるように制御されている。フィルム製
造装置PにおけるフィルムFの速度は、変化することが
あって、これに応じてフィルム製造装置Pの出口部に設
けられた一対のニップロール10を駆動するためのモー
タM1 の回転数は変化するようになっている。このよう
にして、モータM1 の回転数が変化されて、フィルム製
造装置Pから出て来るフィルムFの速度V1 が、いまま
での速度よりも大きくなると、これに応じてアキュムレ
ータAのパウダークラッチ28の出力軸28bは、回転
力を発生させている方向と同一方向に所定角度回転させ
られて、アキュムレータAの昇降フレーム11が上昇し
て、アキュムレータA内におけるフィルムFの蓄積量が
増えようとする。ところが、上述したように、パウダー
クラッチ28の出力軸28bの回転角度は、ポテンショ
メータ38により電気量として検出されて増幅器54に
より増幅され、その電気信号がスリッターSの一対のニ
ップロール47を駆動させるためのモータM3 に入力さ
れて、変速されるようになっているので、上記の場合に
は、モータM3 が増速されて、スリッターSにおけるフ
ィルムFの巻取速度V2 は、フィルム製造装置Pから出
て来るフィルムFの速度V1 と同一となる。一方、フィ
ルム製造装置Pから出て来るフィルムFの速度V1 が、
いままでよりも小さくなった場合には、これに応じて前
記モータM3 が減速されるようになっている。このた
め、アキュムレータAの昇降フレーム11は殆ど上昇し
なくて、アキュムレータA内におけるフィルムFの総長
は殆ど変化せず、スリッターSのニップロール47と、
フィルム製造装置Pのニップロール10との間のフィル
ムFの総長は、殆ど変化しない。よって、フィルムFの
巻取張力が大きく変化することなく、このフィルムFを
設定した張力でスリッターSの各巻取軸51、53に巻
き取ることができる。なお、フィルム製造装置Pから出
て来るフィルムFの速度V1 が変化しない場合には、パ
ウダークラッチ28の出力軸28bは停止した状態で、
下鎖歯車軸23にトルクを加え続けている。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るスリッターは、アキュムレ
ータを介してフィルム製造装置に接続されているため
に、このフィルム製造装置により製造されたフィルムを
そのまま所定幅に切断して巻き取ることができる。この
ため、従来装置におけるワインダーを排除できて、製造
されたフィルムを所定幅に切断して巻き取る工程を少な
くできて、フィルムを所定幅に切断して巻き取るための
生産コストを低下させられる。また、本発明において
は、パウダークラッチにより制御されたトルクを作用さ
せて、フィルムに張力付与力を発生させる構成のアキュ
ムレータを備えたスリッターにおいて、このパウダーク
ラッチの出力軸の回転角度に応じて、スリッターの一対
のニップロールを駆動させるための可変速モータが変速
する構成にして、スリッターのフィルムの巻取速度は、
フィルム製造装置におけるフィルムの速度に応じて変化
するようにしてあるので、アキュムレータ内におけるフ
ィルムの総長の変化は殆どなく、スリッターのニップロ
ールと、フィルム製造装置の出口部に設けられたニップ
ロールとの間のフィルムの総長は、殆ど変化しない。こ
のため、フィルムの巻取張力が大きく変化することな
く、このフィルムを設定した張力でスリッターの巻取軸
に巻き取ることができて、フィルムの巻取品質が高ま
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルム製造装置Pと、アキュムレータAと、
スリッターSとの配置関係を示す図である。
【図2】アキュムレータAとスリッターSとの部分の右
側面図である。
【図3】アキュムレータAの正面図である。
【図4】アキュムレータAの左側面の一部拡大図であ
る。
【図5】図3におけるパウダークラッチ28の部分の拡
大図である。
【図6】本発明に係るフィルム巻取速度制御装置の制御
系統を示す図である。
【符号の説明】
A:フィルムアキュムレータ F:フィルム M3 :スリッターのニップロール駆動用の可変速モータ P:フィルム製造装置 S:スリッター 6,6′,6″:固定ロール 11:昇降フレーム 14,14′,14″:可動ロール 15:上鎖歯車軸 17:上鎖歯車 18:上鎖 23:下鎖歯車軸 25:下鎖歯車 26:下鎖 28:パウダークラッチ 38:ポテンショメータ(回転角度検出手段) 47:スリッターのニップロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム製造装置と、これにより製造さ
    れたフィルムを所定幅に切断して巻き取るためのスリッ
    ターとをフィルムアキュムレータを介して接続したこと
    を特徴とするフィルムアキュムレータを備えたスリッタ
    ー。
  2. 【請求項2】 昇降フレームに装着された複数個の可動
    ロールと、この可動ロールの下方に配置された複数個の
    固定ロールとの間にフィルムが交互に巻き掛けられ、前
    記昇降フレームの上昇端よりも上方の部分と、同じく下
    降端よりも下方の部分にそれぞれ鎖歯車軸を水平に配置
    して、各鎖歯車軸にそれぞれ取付けられた各鎖歯車に鎖
    を掛装すると共に、この鎖の両端部をそれぞれ前記昇降
    フレームに連結して、前記各鎖歯車軸の何れか一方にパ
    ウダークラッチにより制御されるトルクを常時作用さ
    せ、このトルクにより前記昇降フレームに常時上昇力を
    作用させて、フィルムに張力付与力を発生させる構成の
    フィルムアキュムレータを備えたスリッターにおいて、
    前記フィルムアキュムレータを構成しているパウダーク
    ラッチと、該パウダークラッチの出力軸の回転角度を検
    出するための回転角度検出手段と、スリッターを構成し
    ている一対のニップロールを駆動させるための可変速モ
    ータとから成り、前記回転角度検出手段により検出され
    たパウダークラッチの出力軸の回転角度に応じて、前記
    一対のニップロールを駆動させるための前記可変速モー
    タを変速させて、フィルム製造装置におけるフィルムの
    走行速度に対応した速度で切断されたフィルムを巻き取
    るように構成したことを特徴とするフィルムアキュムレ
    ータを備えたスリッターにおけるフィルム巻取速度制御
    装置。
JP4205921A 1992-07-08 1992-07-08 フィルムアキュムレータを備えたスリッター、及びフィルム巻取速度制御装置 Pending JPH0624615A (ja)

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Cited By (11)

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