JPH06246091A - ドライクリーニング機械の臭気除去方法 - Google Patents

ドライクリーニング機械の臭気除去方法

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JPH06246091A
JPH06246091A JP6123093A JP6123093A JPH06246091A JP H06246091 A JPH06246091 A JP H06246091A JP 6123093 A JP6123093 A JP 6123093A JP 6123093 A JP6123093 A JP 6123093A JP H06246091 A JPH06246091 A JP H06246091A
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JP
Japan
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solvent
tank
air
processing tank
deodorizing
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Withdrawn
Application number
JP6123093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyomi Yamada
喜代美 山田
Shinji Makita
伸二 蒔田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06246091A publication Critical patent/JPH06246091A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機溶剤を使用するドライクリーニング機械
の臭気除去方法に関するもので、衣料取出し時に処理槽
内の溶剤ガスを速やかに排気すると共にきれいな空気を
槽内に吸引し、短時間で槽内脱臭を図ることを目的とし
ている。 【構成】 洗浄・乾燥・脱臭の各工程時に循環閉回路を
構成するドライクリーナーにおいて、これら工程が終了
し、ローディングドア1を開け処理槽10より被洗物
(衣料等)2を取り出す時、処理槽10とリカバリダク
ト19の間を矢印20の向きでエアーの流れをつくりエ
アクーラ17、ダンパー26を経て溶剤回収装置30内
の活性炭に溶剤ガスを含むエアーを導き、溶剤ガスを吸
着させ、活性炭出口側のダンパー42を開き排気ファン
37の空気取入口に接続・吸引され排気口41より系外
に排気する。一方この時ローディングドア1より室内の
きれいな空気が矢印20′のように処理槽10内に流れ
込み槽内を脱臭する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパークロルエチレン、フ
ロン113、1・1・1トリクロルエタン等の有機溶剤
を使用するドライクリーニング機械の臭気除去方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2により従来のドライクリーニング工
程を概説する。先ずドア1から衣料2を投入し、ドア1
を閉じて運転を開始すると、一般には次の順序で工程が
進行する。
【0003】(1)溶剤タンク3から溶剤4をバルブ5
を介してポンプ6で汲揚げ、バルブ7、フィルタ8から
成る経路又はバルブ9から成る経路によって処理槽10
に溶剤4を必要量送り込む。
【0004】(2)処理ドラム11をゆっくり回し、溶
剤4を処理槽10、ボタントラップ12、バルブ13、
ポンプ6、バルブ7、フィルタ8又はバルブ9から成る
回路で循環して衣料2を洗浄する。
【0005】(3)処理槽10、ボタントラップ12、
バルブ13、ポンプ6、バルブ14、蒸留器15の経路
で排液し、続いて処理ドラム11が高速回転して衣料2
中の溶剤4を遠心分離し、同様に排液する。
【0006】(4)前記(1)項及び(2)項の工程を
繰り返す。
【0007】(5)処理槽10、ボタントラップ12、
バルブ13、バルブ5の経路で溶剤4を遠心分離し、排
液する。
【0008】(6)再び処理ドラム11をゆっくり回
し、ファン16、エアクーラ17、エアヒータ18から
成るリカバリエアダクト19と処理槽10の間を矢印2
0の向きでエアを循環させ、衣料2を乾燥する。衣料2
から蒸発した溶剤ガスは、エアクーラ17で凝縮し、回
収経路21を経て水分離器22に入り、溶剤配管23を
通ってクリーンタンク24に入る。
【0009】(7)乾燥が終了すると、バルブ25が開
くと共に、ダンパー26が破線の如く開き、バルブ2
5、処理槽10、リカバリエアダクト19、ダンパー2
6、溶剤回収装置30から成る経路で、乾燥工程では回
収できない希薄な未凝縮溶剤ガスを溶剤回収装置30内
の活性炭等により吸着して、衣料2中を含めた乾燥系内
の溶剤臭をクローズド脱臭する。
【0010】(8)前記(3)項の工程で蒸留器15に
入った溶剤4は、蒸発してコンデンサ27で凝縮回収さ
れ、水分離器22、溶剤配管23を通ってクリーンタン
ク24に入り、オーバーフロー付仕切板28から溶剤タ
ンク3に戻る。なお、水分離器22で分離した水は、水
配管29によって系外へ排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来の一般的なドライクリーニング工程においては、前
記(7)項の脱臭工程終了後、衣料2を取り出すために
ドア1を開いた際、溶剤臭の無いことが条件となるが、
処理槽2に接続する配管中に少しでも溶剤分の残留があ
ると、その溶剤が蒸発するため、処理槽内の溶剤ガスを
ファンにより吸引して溶剤回収装置に内蔵した活性炭で
吸着させているが、処理槽2内を低溶剤ガス濃度に保つ
ことは不可能であった。
【0012】本発明はドア開時(衣料取出し時)溶剤回
収装置の活性炭より出た循環ガスの一部をバルブを介し
て蒸発器のファンで吸引し系外へ排出することにより、
衣料取出し時にきれいな空気が処理槽内へ流れ込むため
溶剤臭を軽減し従来技術の不具合点を解消することを目
的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のドライクリーニング機械の臭気除去方法は、洗
浄・乾燥・脱臭の各工程時に循環閉回路を構成する処理
槽、溶剤回収装置、送風ファン、水分離器、蒸留器、溶
剤タンク、クリーンタンク等を具備するドライクリーニ
ング機械において、前記処理槽よりの衣料取出し時に、
該処理槽内の溶剤ガスを、前記溶剤回収装置に内蔵した
活性炭を経由してバルブを介して蒸発器ファンで吸引
し、系外へ排気し系内ガスを入換え処理槽内の脱臭を行
なうことを特徴としている。
【0014】
【作用】一般に従来活性炭を内蔵した溶剤回収装置と排
水を蒸発させる蒸発器を組み込んだドライクリーニング
機械はクローズド(循環閉回路)ですべての工程を処理
している。
【0015】そして被洗物を処理槽のローディングドア
から出し入れする際、循環閉回路を構成したドライクリ
ーナーは、処理槽内の溶剤臭を軽減させるため内蔵ファ
ンにより溶剤回収装置に内蔵した活性炭を経由させ希薄
な溶剤ガスを処理槽内に戻し循環している。この結果循
環ガス濃度は活性炭出口で20〜100ppm程度まで
減少している。
【0016】また処理槽に通じる配管、ダクト内に溶剤
だまりがあると再蒸発して処理槽内に導びかれこの結果
処理槽内はさらに高濃度ガスになる。
【0017】このため、ローディングドアを開き被洗物
を取り出す時溶剤ガスが室内に飛散し、この高濃度ガス
が作業場にもれ作業環境を悪化させたり、作業者に吸引
されるおそれがある。
【0018】これを防止するため本発明においては、衣
料取出し時、ローディングドアを開いた時ドアから室内
の空気を処理槽内に導き排気ファンで吸引し処理槽内の
溶剤ガスをダンパーを介して活性炭を経由し、蒸発器用
ファンで吸引させ、系外へ排気させれば全く溶剤臭を感
じず被洗物を取り出しができる。
【0019】また、吸引したガスは活性炭を経由してい
るため排気ガスが大気汚染をする心配もない。
【0020】
【実施例】以下図1により本発明の1実施例について説
明する。なおドライクリーニング機械の主たる構成部分
の機能は図2で説明したものと同様であるので同一部分
には同一符号を付し詳細説明は省略する。
【0021】図1は本発明のドライクリーニング機械の
臭気除去方法を示す工程図で、被洗物(衣料等)2を投
入するローディングドア1を有する処理槽10内には回
転する処理ドラム11が収容される。
【0022】処理槽10の下方に溶剤タンク3が配置さ
れ、該タンク3内に溶剤4が貯留されている。
【0023】溶剤タンク3に隣接してオーバーフロー付
仕切板28により区画されるクリーンタンク24が配設
されている。
【0024】溶剤4はバルブ5を介してポンプ6で汲揚
げられ、バルブ7、フィルタ8よりなる経路又はバルブ
9よりなる経路を経て処理槽10に送り込まれる。
【0025】そして処理槽10内の処理ドラム11をゆ
っくり回し、溶剤4を処理槽10より、これと接続する
ボタントラップ12、バルブ13、ポンプ6、バルブ
7、フィルタ8又はバルブ9から成る回路で循環して衣
料等の被洗物2を洗浄する。
【0026】一方排液に際しては、処理槽10から前記
ボタントラップ12、バルブ13、ポンプ6及びバルブ
14を経てクリーンタンク24の上部に配置した蒸留器
15の経路で排液し、続いて処理ドラム11が高速回転
して衣料2中の溶剤4を遠心分離し該溶剤も同様に排液
する。
【0027】そして以上の工程は繰り返し行なわれる。
【0028】処理槽10の上部側壁にはファン16、エ
アクーラ17、エアヒータ18からなるリカバリエアダ
クト19が接続され、処理ドラム11をゆっくり回しな
がら矢印20の向きにエアを循環させることにより衣料
2は乾燥される。
【0029】この際衣料2から蒸発した溶剤ガスはリカ
バリエアダクト19内のエアクーラ17で凝縮され、こ
れと接続する回収経路21を経て水分離器22に入り溶
剤配管23を通ってクリーンタンク24に入る。
【0030】活性炭を内蔵した溶剤回収装置30は、そ
の一端(図の上端部分)でリカバリエアダクト19と、
経路内にダンパー26を配置した配管経路と接続すると
共に、その他端(図の下端部分)でバルブ25を介して
リカバリエアダクト19と接続すると共に、その経路の
一部は分岐して出口側に設けたダンパー42を介して排
気ファン37の空気取入口に接続している。
【0031】排気ファン37は蒸発器タンク35の真上
に設置したダクト38内に配置され、該ダクト38は蒸
気配管39と連結した加温ヒータ40とその下流にある
蒸発ヒータ36によりダンパー42を開状態としたとき
に吸気する空気を昇温させ、排気口41より系外に排出
する役割を果たしている。
【0032】一方被洗物2を洗った溶剤は蒸留器15に
入り蒸発してこれと接続するコンデンサ27で凝縮回収
され、前記水分離器22、溶剤配管23を通ってクリー
ンタンク24に入り、オーバーフロー付仕切板28から
溶剤タンク3に戻る。
【0033】なお水分離器22で分離した水は水配管2
9より蒸発器タンク35に入り蒸気配管39と連結した
加温ヒータ40とその下流にある蒸発ヒータ36に接続
されている。
【0034】蒸発器タンク35に入った水は蒸発ヒータ
36で蒸発し蒸発用ファン37より吹出した風により蒸
発器タンク35の真上に設置されたダクト38に導びか
れ、さらにダクト内で凝縮しないように加温ヒータ40
で風温を40〜50℃まで昇温させ排気口41より系外
に排出されている。
【0035】上記ドライクリーニング機械の運転に際し
ては、まず従来方法と同様にドライクリーナーの一連の
工程、すなわち洗浄、脱液、乾燥、脱臭の順序で作業は
行なわれる。
【0036】そして溶剤は脱臭工程において循環閉回路
内で乾燥工程では回収できない希薄な未凝縮溶剤ガスを
活性炭により吸着して衣料を含めた乾燥系内の溶剤臭を
クローズド脱臭している。
【0037】つぎに、ドライクリーナーの工程が終了し
た時、ローディングドア1を開け処理槽10より被洗物
(衣料)2を取出す時(バルブ25は閉)、処理槽10
とリカバリエアダクト19の間を矢印20の向きでエア
の流れをつくり該エアをエアクーラ17、ダンパー26
を経由して溶剤回収装置30内の活性炭に導き溶剤ガス
は吸着され、さらに活性炭出口側のダンパー42が点線
の状態に開き、排気ファン37の空気取入口に接続・吸
引され排気口41より系外に排気される。
【0038】この時、ローディングドア1より室内の空
気が矢印20′の様に処理槽10内に流れ込み処理槽1
0内を脱臭する。
【0039】以上本発明の1実施例につき縷々説明した
が本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本発明
技術思想の範囲内において種々変更可能であり、それら
は何れも本発明の技術的範囲に属する。
【0040】
【発明の効果】衣料の脱臭工程はクローズド脱臭によっ
て衣料の臭気がないのが通常であるが、系内にはリント
のたまり、溶剤溜り等をまったくなしにすることは困難
なため衣料取出し時には再蒸発ガスにより処理槽内の循
環風は臭気を強く感じることが多い。
【0041】しかしながら本発明の臭気除去方法によれ
ば、ローディングドアを開き衣料を取出す際に室内のき
れいな空気を槽内に吸引し、又槽内の溶剤ガスを含む空
気を活性炭経由蒸発器ファンで排気し槽内ガスを入れか
えるようにしたことにより槽内脱臭が可能で短時間で溶
剤臭を除去することが可能である。
【0042】当然ながら排気されるガスは活性炭を経由
しているため溶剤ガスを吸着しているので大気汚染の心
配もない。また循環ガスがローディングドアより漏れる
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る臭気除去方法を説明す
るための装置の全体構成図である。
【図2】従来のドライクリーナーと溶剤回収装置の構成
図である。
【符号の説明】
1 ローディングドア 2 被洗物(衣料等) 3 溶剤タンク 4 溶剤 6 ポンプ 8 フィルター 10 処理槽 11 処理ドラム 12 ボタントラップ 15 蒸留器 16 ファン 17 エアクーラ 18 エアヒータ 19 リカバリエアダクト 21 回収配管 22 水分離器 23 溶剤配管 24 クリーンタンク 26 ダンパー 27 コンデンサ 28 オーバーフロー付仕切板 29 水配管 30 溶剤回収装置 35 蒸発器タンク 36 蒸発用ヒータ 37 排気ファン 38 ダクト 39 蒸気配管 40 加温用ヒータ 41 排気口 42 ダンパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄・乾燥・脱臭の各工程時に循環閉回
    路を構成する処理槽、溶剤回収装置、送風ファン、水分
    離器、蒸留器、溶剤タンク、クリーンタンク等を具備す
    るドライクリーニング機械において、前記処理槽よりの
    衣料取出し時に、該処理槽内の溶剤ガスを、前記溶剤回
    収装置に内蔵した活性炭を経由しバルブを介して蒸発器
    ファンで吸引し、系外へ排気し系内ガスを入換え処理槽
    内の脱臭を行なうことを特徴とするドライクリーニング
    機械の臭気除去方法。
JP6123093A 1993-02-26 1993-02-26 ドライクリーニング機械の臭気除去方法 Withdrawn JPH06246091A (ja)

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Effective date: 20000509