JPH06244171A - 層間絶縁膜形成用塗布液およびこれを用いた層間絶縁膜形成方法 - Google Patents

層間絶縁膜形成用塗布液およびこれを用いた層間絶縁膜形成方法

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JPH06244171A
JPH06244171A JP2825393A JP2825393A JPH06244171A JP H06244171 A JPH06244171 A JP H06244171A JP 2825393 A JP2825393 A JP 2825393A JP 2825393 A JP2825393 A JP 2825393A JP H06244171 A JPH06244171 A JP H06244171A
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JP
Japan
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insulating film
interlayer insulating
solvent
film
coating liquid
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Withdrawn
Application number
JP2825393A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nakano
野 正 中
Kyoji Tokunaga
永 恭 二 徳
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】400℃以下の低温で、完全平坦な層間絶縁膜
を形成する塗布液および形成する方法の提供。 【構成】20℃で蒸気圧が1mmHg以下の溶媒に重量平均
分子量20000以下のシロキサン結合を有するオリゴ
マーが溶解している層間絶縁膜形成用塗布液。上記塗布
液を基板上に回転塗布し、溶媒の沸点以下の温度で乾燥
後、300℃以上400℃以下の温度に保持することを
特徴とする層間絶縁膜形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置、特に多層配
線における配線層の平坦化に使用される層間絶縁膜形成
用塗布液およびこれを用いた層間絶縁膜形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造において、配線の多層
化と金属配線の断面アスペクト比の増大に伴い、配線層
間の段差をできる限り平坦化する必要が生じてきてい
る。特に第一アルミニウム配線上の層間絶縁膜は、十分
に平坦化が行われないと、フォト工程での焦点深度マー
ジンが下がって解像不良になったり、上層の配線層の断
線や信頼性試験における不良原因となる。
【0003】また、アルミニウムの融点が低いため、こ
の層間絶縁膜の形成温度は400℃以下のプロセスで形
成されなければならないという制限がある。層間絶縁膜
の平坦化方法としては、従来は、自己平坦性のあるテト
ラエトキシシランとオゾンによる常圧CVD酸化膜を形
成する方法((特開昭61−77695号公報や)Y.Ni
shimoto, N.Tokumaru, K.Fujino and K.Maeda, 1989 Pr
oc. 6th International IEEE VLSI Multilevel Interco
nnection Conference, p382)、レジストまたはSOG(S
pin-on-Glass) 膜のエッチバックをする方法(P.Elkins,
K.Reinhardt and R.Tang: 1986 Proc. 3rd Internatio
nal IEEE VLSI Multilevel Interconnection Conferenc
e, p100)、ケミカルメカニカルポリッシング(CMP)
法(特開平4−250650号公報)などの方法が開発
されてきた。
【0004】しかし、テトラエトキシシランとオゾンに
おるCVD膜およびSOG膜は、平坦化能力には優れて
いるものの、パターンの疎な部分と密な部分とでは膜厚
が異なってくるため、段差を完全になくすことが困難で
あり、また膜中に水分が残りやすく雰囲気中から強く水
を吸収するために、またアルミニウム配線層の腐食やM
OSトランジスタのホットキャリア耐性を劣化させるな
どの問題がある。
【0005】レジストまたはSOG(Spain-on-Glass)
膜を塗布し、エッチバックする方法は塗布後のレジスト
あるいはSOGの膜表面が平坦になることを利用し、犠
牲膜として下地酸化膜と共に等速にエッチバックする方
法である。しかし膜の乾燥と収縮のために、パターンの
疎密に従った膜厚分布が発生し、完全平坦化は困難であ
った。
【0006】また、ケミカルメカニカルポリッシング
(CMP)は基板を研磨布と研磨剤とを用いて機械的に
研磨して平坦化する方法である。原理的には上記問題点
が無く、完全平坦化ができるのが特徴であると考えられ
るが、パーティクルが発生して除去が難しい、基板の反
りによる膜厚ムラが発生しやすい、研磨量のパターン疎
密依存性があるという別の問題点があり実用は困難であ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、40
0℃以下の低温で、完全平坦な層間絶縁膜形成用塗布液
およびこれを用いた層間絶縁膜形成方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第一
の態様によれば、20℃で蒸気圧が1mmHg以下の溶媒に
重量平均分子量20000以下のシロキサン結合を有す
るオリゴマーが溶解している層間絶縁膜形成用塗布液が
提供される。
【0009】また、本発明の第二の態様によれば、上記
塗布液を基板上に回転塗布し、溶媒の沸点以下の温度で
乾燥後、300℃以上400℃以下の温度に保持するこ
とを特徴とする層間絶縁膜形成方法が提供される。
【0010】
【作用】低沸点の溶媒を使った従来のSOG塗布液は、
スピンコート中に乾燥が始まり、スピンコートが終了し
た時点ではほとんど乾燥が完了し、膜が形成される。し
たがって膜の形状や平坦性はこのスピンコートが終わっ
た時点で決定され、熱乾燥や縮重合過程での形状の変化
は小さい。したがって基板の段差凸部に形成された膜も
すぐに乾燥されるため、塗布中あるいは塗布後に凹部に
流れ込むことがない。すなわち、低沸点溶媒を使用する
とパターンの疎なところでは膜厚が小さく、密な所では
膜厚が大きくなる傾向が起こる。
【0011】これに対し、溶媒に20℃での蒸気圧が1
mmHg以下のものを使うと、スピンコート中に乾燥が起こ
りにくいため、塗布後は下地の段差にかかわらず、ほと
んど平坦な表面となる。これを溶媒の沸点以下の温度で
加熱すると、溶媒の蒸発による収縮が徐々に起こるが、
表面張力の作用で、表面の面積が最少になろうとする力
が働き、平坦性がほとんど損なわれずに液の再流動が起
こる。この結果、パターンの疎密にかかわらず完全平坦
な膜が得られる。
【0012】以下に本発明をさらに詳細に説明する。本
発明に用いる20℃で蒸気圧が1mmHg以下の溶媒として
は、重量平均分子量20000以下のシロキサン結合を
有するオリゴマーを溶解可能であるものであれば特に制
約はなく、例えばn−オクタノールなどのアルコール
類、ジn−ヘキシルエーテル等のエーテル類、2,5−
ヘキサンジオン等のケトン類、ジアセトンアルコール等
のケトアルコール類、酢酸エチルヘキシル、酢酸ベンジ
ル、安息香酸メチル等のエステル類、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル等のグリコールエーテル誘導体、ジメチルスル
ホキシド、テルピネオールなどが好適に用いられる。
【0013】20℃での溶媒の蒸気圧が1mmHg超である
と、膜は形成されるが、完全な平坦性は得られない。蒸
気圧があまりに低いと平坦性には問題はないが、乾燥が
困難になり、基板を高温に熱する必要が生じるので不利
である。好適には0.01〜1.0mmHg、さらに好まし
くは0.1〜0.8mmHgである。
【0014】また、シロキサン結合を有するオリゴマー
の重量平均分子量が20000を超えると塗布液の粘度
が高くなりすぎるため、均一な膜を形成することができ
ない。重量平均分子量が1000以下であると重合が困
難となり、膜中に取り込まれて脱ガスや膜減りの原因と
なるので、重量平均分子量は2000〜10000の範
囲であることが望ましい。
【0015】単一の溶媒だけではオリゴマーの溶解度が
不足するときは、補助溶剤としてオリゴマーの溶解性の
高いメタノールやテトラヒドロフラン、酢酸ブチルのよ
うな低沸点溶媒をさらに添加することもできる。
【0016】さらに塗布液中の添加物として、シロキサ
ンオリゴマーの重合を促進させるために、水や酢酸など
の触媒を加えることもできる。
【0017】シロキサンオリゴマーとしては、従来のS
OGと同様のものが使用できる。すなわち、アルコキシ
シランやクロロシランの加水分解重合によって製造され
るものをベースに、アルキル基やアリール基を珪素に直
接結合させた有機シランや、成分に燐やホウ素などを含
む原料を使用して、耐クラック性や密着性を向上するこ
ともできる。
【0018】塗布液は、通常はスピンコーターによって
基板に塗布し、通常は溶媒の沸点以下の温度に加熱して
乾燥し、非酸化性雰囲気あるいは空気中で300〜40
0℃まで加熱キュアして重合を完結させ、膜を形成す
る。
【0019】これにより、従来のSOGと同様、シロキ
サンオリゴマーの脱水・脱アルコールによる加熱縮合を
起こし、これによって緻密な二酸化珪素の膜が形成され
る。
【0020】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。 (実施例)塗布液には、オルト珪酸エチルと水との加水
分解重合反応にて製造した重量平均分子量約3000の
シロキサンオリゴマーを、表1に示す各種溶媒に10重
量%の割合で溶解したものを用いた。
【0021】基板には直径8インチのシリコン板上にラ
インアンドスペースが5,2,1,0.8,0.5μm
の各間隔で刻まれた高さ1μmのアルミニウム配線を有
するテストパターンを用いた。
【0022】成膜は、基板に上記塗布液を毎分4000
回転の速度でスピンコーターで塗布し、1分間静止し、
表1に示した溶媒の沸点より20〜30℃低い温度で6
0秒乾燥した後、N2 中400℃で30minキュアし
て行った。平坦性はウェーハ全面にわたる高低差の最大
値を計測して決定した。
【0023】表1から明らかなように、本発明による塗
布膜はいずれも段差の最大値が1μm以下であり、クラ
ックや剥がれ等の欠陥の発生も見られなかった。
【0024】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、400℃以下の低温
で、完全平坦な層間絶縁膜を形成することができ、微細
化・高密度化する半導体装置を高い信頼性で製造しうる
完全平坦膜としての工業的利用価値はすこぶる大であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/90 S 7514−4M Q 7514−4M

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】20℃で蒸気圧が1mmHg以下の溶媒に重量
    平均分子量20000以下のシロキサン結合を有するオ
    リゴマーが溶解している層間絶縁膜形成用塗布液。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の塗布液を基板上に回転塗
    布し、溶媒の沸点以下の温度で乾燥後、300℃以上4
    00℃以下の温度に保持することを特徴とする層間絶縁
    膜形成方法。
JP2825393A 1993-02-17 1993-02-17 層間絶縁膜形成用塗布液およびこれを用いた層間絶縁膜形成方法 Withdrawn JPH06244171A (ja)

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