JPH06243984A - 蛍光ランプの作動用回路装置 - Google Patents

蛍光ランプの作動用回路装置

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JPH06243984A
JPH06243984A JP6014462A JP1446294A JPH06243984A JP H06243984 A JPH06243984 A JP H06243984A JP 6014462 A JP6014462 A JP 6014462A JP 1446294 A JP1446294 A JP 1446294A JP H06243984 A JPH06243984 A JP H06243984A
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fluorescent lamp
operating
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capacitors
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JP6014462A
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Ludwig Reiser
ライザー ルートヴィヒ
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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光ランプの作動用回路装置において全ての
異なる動作フェーズと異なる動作モードが種々異なる螢
光ランプに適合されるように改善すること。 【構成】 リアクタンスが電極に対してそれぞれ並列に
接続されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極を有する蛍光ラン
プ、例えば携帯用蛍光ランプの作動用回路装置であっ
て、共振回路と電力変換器とを有する蛍光ランプの作動
用回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】(携帯用)蛍光ランプのための特殊な電
子式補助装置(安定器、チョークコイル)においては、
共振によって比較的高い点弧電圧を生成するためにラン
プチョークとランプに並列に設けられたコンデンサとか
らなる共振回路を作動させることが必要である。ランプ
点灯電圧が電子式電力変換器のジェネレータ−矩形電圧
よりも高い場合には、高い作動電圧を生成するために作
動期間中も共振の高まり(Q)が効率よく利用されなけ
ればならない。十分な共振の高まりを保持するためには
L−C共振回路において相応の無効電力が生ぜしめられ
なければならない(点灯したランプによって取り出され
るべき有効電力に関して)。これにはランプに対して並
列な、相応の大きさに選定されたコンデンサが前提とな
る。予熱回路内のコンデンサの電流は方式(原理)上の
制約により蛍光ランプの電極を介しても流れる。それ故
電極の過熱ないし効率の低下及び共振回路の大きな減衰
(点弧の場合にも)を回避するために、電流が所定の量
以上に上昇しないようにコンデンサは相応に設計仕様さ
れなければならない。これは(携帯用)蛍光ランプの動
作パラメータの大きな制約を意味する。
【0003】このような問題を回避するためにドイツ連
邦共和国特許第3711814号には螢光ランプに対し
て並列に電子式補助回路側で付加的なコンデンサを接続
させることが提案されている。同様に電極に対して並列
に1つのダイオードを接続させることが公知である。こ
のダイオードは加熱電力、ひいては電極内で共振電流に
よる損出電力を半減させるものである。
【0004】しかしながらこれらの手段全ては次のよう
な欠点を有している。すなわち螢光ランプの3つの全て
の動作フェーズに対して同時に適合され得るものではな
いという欠点を有している。構成要素の選定の際には、
3つのフェーズ(加熱フェーズ,点弧フェーズ,動作フ
ェーズ)のうちの少なくとも1つにおいて最適な動作特
性を達成するために相応の妥協をしなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の回路装置において、全ての異なる動作フ
ェーズと異なる動作モードが種々異なる螢光ランプに適
合されるように改善することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記課題
は、リアクタンスが電極に対してそれぞれ並列に接続さ
れる構成によって解決される。
【0007】これにより共振電流からの加熱電流成分が
広い範囲の限界内で調整され得る。電極又はフィラメン
トは破損しているがまだ十分な放射物質が残っているよ
うな場合には、ランプはもはや予熱することはできない
がコールドスタートの後で放射物質が完全に使い果たさ
れるまでは動作することが可能である。
【0008】コンデンサ(バイパス−C)又はインダク
タンス(バイパス−L)としてのリアクタンスの実施に
よって得られる利点は、異なる動作フェーズに亘って螢
光ランプ補助回路の周波数特性へのリアクタンスの良好
な整合性が得られることである。コンデンサのリアクタ
ンスが周波数に反比例して経過するのに対して、インダ
クタンスのリアクタンスは周波数に比例する。
【0009】予熱周波数が動作周波数に対して大きく異
なっている場合には、リアクタンスをコンデンサとイン
ダクタンスの組合せから形成することが適合調整(整
合)にとって特に有利である。動作の場合に対しては電
極における比較的僅かな電圧降下が達成され、これに対
して予熱フェーズにおいては十分な電極加熱電圧が印加
される。
【0010】コンデンサ/インダクタンスによる組合せ
は、バイパス−吸収回路(直列回路)か又はバイパス−
遮断回路(並列回路)として構成される。パイパス−吸
収回路ないしバイパス−遮断(阻止)回路からのそれぞ
れ異なる周波数特性は動作パラメータへのさらに一層個
別的な整合を許容する。
【0011】有利にはインダクタンスはコイルか又はチ
ョークとして構成される。その際チョークが点弧及び動
作フェーズの期間中に飽和する場合は特に有利である。
【0012】有利には電極が放電物質を有するフィラメ
ントによって構成される。これは動作に対して十分に大
きな表面を提供する。
【0013】有利には共振回路がランプチョークと、ラ
ンプに並列なコンデンサを含んだ予熱回路とから構成さ
れる。この場合電力変換器は電子式電力変換器である。
これは相応に簡単かつ低コストの構造を提供し、その他
に相応に高い周波数を許容する。
【0014】動作電圧が120V、動作出力が23W、
動作周波数が45kHz、並びに予熱回路における共振
キャパシタンスが13nF、フィラメント冷間時抵抗が
12Ωの携帯用螢光ランプに対しては、470nFと6
3Vのインダクタンス(バイパス−L)の特性データが
得られる。この種の回路装置のインダクタンス(バイパ
ス−L)の特性値は27μHまでとなる。
【0015】本発明の別の実地形態の利点並びに特徴は
以下の明細書に記載される。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
【0017】図1には電子式補助回路11と、ランプに
並列に設けられたコンデンサ24とPTC抵抗25から
なる予熱回路17を有する回路装置10が示されてい
る。電子式補助回路11は整流器回路及びフィルタ回路
12と、電力変換器13なら微にチョーク回路14を含
んでいる。接触接続部22には螢光ランプを有する電子
式補助回路11が接続されている。螢光ランプの、ラン
プに並列に設けられたコンデンサ24との接続個所23
への電気的接触は電極ないしフィラメント16を介して
なされる。
【0018】共振回路の動作の際には共振の中でコンデ
ンサのコンデンサ電流が予熱回路17へフィラメント1
6を介して流れる。予熱回路17のコンデンサの全ての
電流はフィラメントを介して流れるので、ランプに並列
に設けられたコンデンサ24の相応の選定によって当該
電流全体が所定の量を越えないように保証する必要があ
る。さもないとフィラメント16が過熱してしまうか効
率の損失が生ぜしめられる。その他にも共振回路の大幅
な減衰(点弧の場合でも)が引き起こされる。
【0019】このようなことを回避するために、図1で
示されているようにコンデンサ18が各コイル16に並
列に並列接続される。コンデンサ18の選定と予熱周波
数に応じて多かれ少なかれ電流がコンデンサ18を介し
て流れ、それによってフィラメント16が負荷軽減され
る。分岐の程度によってコンデンサのリアクタンスが定
まる。これは周波数によって変化する。そのためコンデ
ンサ18からなるバイパス装置(バイパス−C)が目下
の周波数に応じて整合され得る。
【0020】図2には図1による電極16を有する螢光
ランプ15が示されている。接触接続部22には図示さ
れていないが電子式補助回路11が接続され、接続点2
3には予熱回路17(これも図示されていない)が接続
される。この図ではコンデンサ18の個所にインダクタ
ンス19が各フィラメント16に並列接続されている。
それによりここでもフィラメント16からインダクタン
ス19を介した電流の導出が、周波数に依存したフィラ
メントの負荷軽減の可能性として生ぜしめられる。 コ
ンデンサ18の下では周波数の増加に伴ってリアクタン
スが低減し、それによって周波数の増加と共により多く
の電流がフィラメントから導出されるのに対し、インダ
クタンス19の下ではこのことは正確に逆転する。ここ
ではリアクタンスが周波数の増加と共に大きくなり、そ
のため増加する周波数の下でフィラメント16からの電
流の導出が低減される。この特性はキャパシタンスとイ
ンダクタンスからなるリアクタンスのための以下の数式
から得られる。
【0021】 リアクタンス/コンデンサ : |Xc|=1/22πfc (I) リアクタンス/インダクタンス: |XL|=2πfL (II) 予熱周波数が動作周波数よりも著しく高い場合には、バ
イパス−L−構成(図2)もバイパス−C−構成(図
1)より損失が少なくなる。なぜならリアクタンスとそ
れによる電圧降下がフィラメントとチョークを介して比
較的低い動作周波数の下で低減するからである。しかし
ながら同時にチョークないしインダクタンス19の固有
の損失は通常はコンデンサ18の場合よりも高くなる。
螢光ランプ15がEMV(電磁的な互換性)とは無関係
にクリティカルな環境の中で動作されるならば、コイル
の漂遊電界によって機能障害の問題が惹起され得る。従
ってここにおいては当該の配置構成が図1(バイパス−
C)のものよりも有利となる。一般的にはチョーク19
を有する図2による構成の方がコンデンサ18を用いた
ものよりも高価であることが判明している。
【0022】図3と図4には螢光ランプ15のフィラメ
ント16と、キャパシタンスとインダクタンスの組合せ
回路との間の接続に対する接続構成例が示されている。
この場合図3にはバイパス−遮断回路20に対するキャ
パシタンスとインダクタンスからなる並列回路が示され
ている。
【0023】図4にはフィラメント16に対する、バイ
パス−吸収回路21のインダクタンスとキャパシタンス
からなる直列回路が示されている。振動回路(吸収回路
21又は遮断回路20)としてのリアクタンスの実施
は、予熱周波数が動作周波数に対して著しく異なる場合
に有利である。直列回路ないし並列回路からなるリアク
タンスは以下の式から得られる。
【0024】 直列回路: |XR|=2πfL−1/2πfC (III) 並列回路: |XP|=2πfL/{(2πf)2LC−1} (IV) これにより前記式IIIとIVから、振動回路の共振に
おいて直列回路に対してはリアクタンスがゼロとなり、
並列回路に対してはリアクタンスは∞となる。例えば予
熱周波数が低くて動作周波数が非常に高い場合には、有
利にはキャパシタンスとインダクタンスからなる直列回
路が使用される。この回路では共振周波数が動作周波数
の近傍にある。予熱フェーズにおいては周波数が低くな
り、それによって共振条件から遠く離れる(この条件の
下では前記式IIIによってリアクタンスはほぼゼロと
なる)。これはつまり予熱フェーズにおいてはバイパス
−吸収回路21のリアクタンスが高くなることを意味す
る。これは予熱フェーズ期間中に十分なフィラメント加
熱電圧を保証するものである。相応に比較的高い周波数
を用いての動作フェーズへの移行においてはバイパス−
吸収回路21の共振周波数は動作周波数近傍にあるべき
である。共振条件は充たされ、それにより前記式III
に相応してリアクタンスは僅かとなる。これも同様にフ
ィラメント16に亘っての電圧降下を僅かしか引き起こ
さない。
【0025】その他の要求された条件、例えば動作フェ
ーズと予熱フェーズにおけるフィラメント16に亘って
の電圧降下とは無関係な同じ要求に対しては、比較的高
い予熱周波数と比較的低い動作周波数の下で同じような
ことが生じる。バイパス−遮断回路20を有する実施形
態が使用されているか又はバイパス−吸収回路21を有
する実施形態が使用されているかに応じてそれは共振周
波数とは無関係に相応に動作条件に整合される。それに
よって動作パラメータへの整合の手段はほぼ制約を受け
ない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、蛍光ランプの作動用回
路装置において全ての異なる動作フェーズと異なる動作
モードが種々異なる螢光ランプに適合されるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】共振回路と電力変化器を有する回路装置と、フ
ィラメントに対して並列にそれぞれ1個のキャパシタン
ス(バイパス−C)が接続されている螢光ランプを示し
た図である。
【図2】それぞれフィラメントに対して並列に接続され
たインダクタンス(バイパス−L)を有する図1による
螢光ランプを示した図である。
【図3】それぞれフィラメントに対して並列に接続され
た、キャパシタンスとインダクタンスからなる並列回路
(バイパス−遮断回路)を有する図1による螢光ランプ
を示した図である。
【図4】それぞれフィラメントに対して並列に接続され
た、キャパシタンスとインダクタンスからなる直列回路
(バイパス−吸収回路)を有する図1による螢光ランプ
を示した図である。
【符号の説明】
11 補助回路 12 フィルタ回路 13 電力変換器 14 チョーク回路 15 蛍光ランプ 16 フィラメント,電極 17 予熱回路 18 コンデンサ 19 インダクタンス 20 バイパス−遮断回路 21 バイパス−吸収回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極(16)を有する蛍光ランプ(1
    5)、例えば携帯用蛍光ランプの作動用回路装置であっ
    て、 共振回路(14,17)と、電力変換器(13)とを有
    する、蛍光ランプの作動用回路装置において、 前記電極(16)に対してそれぞれリアクタンス素子(1
    8;19;20;21)が並列に接続されていることを
    特徴とする、蛍光ランプの作動用回路装置。
  2. 【請求項2】 前記リアクタンスはコンデンサ(18,
    バイパス−C)である請求項1記載の蛍光ランプの作動
    用回路装置。
  3. 【請求項3】 前記リアクタンスはインダクタンス(1
    9,バイパス−L)である請求項1記載の蛍光ランプの
    作動用回路装置。
  4. 【請求項4】 前記リアクタンスはコンデンサとインダ
    クタンスの組合せ体である請求項1記載の蛍光ランプの
    作動用回路装置。
  5. 【請求項5】 前記コンデンサとインダクタンスは、バ
    イパス−遮断回路(20)として並列に接続されてい
    る、請求項4記載の蛍光ランプの作動用回路装置。
  6. 【請求項6】 前記コンデンサとインダクタンスは、バ
    イパス−吸収回路(21)として直列に接続されてい
    る、請求項4記載の蛍光ランプの作動用回路装置。
  7. 【請求項7】 前記インダクタンスはコイルとして構成
    されている、請求項3〜6いずれか1記載の蛍光ランプ
    の作動用回路装置。
  8. 【請求項8】 前記インダクタンスはチョークとして構
    成されている、請求項3〜6いずれか1記載の蛍光ラン
    プの作動用回路装置。
  9. 【請求項9】 点弧及び動作フェーズの期間中に初めて
    飽和するチョークが設けられている、請求項8記載の蛍
    光ランプの作動用回路装置。
  10. 【請求項10】 前記電極はエミッタ材料を有している
    フィラメント(16)である、請求項1〜9いずれか1
    記載の蛍光ランプの作動用回路装置。
  11. 【請求項11】 前記共振回路は、ランプチョーク(1
    4)と、ランプに並列なコンデンサ(24)を含んだ予
    熱回路(17)とからなる、請求項1〜10いずれか1
    記載の蛍光ランプの作動用回路装置。
  12. 【請求項12】 前記電力変換器は電子式電力変換器
    (13)である、請求項1〜11いずれか1記載の蛍光
    ランプの作動用回路装置。
JP6014462A 1993-02-08 1994-02-08 蛍光ランプの作動用回路装置 Pending JPH06243984A (ja)

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