JPH0624389B2 - 二重ル−プ型ロ−カルエリアネットワ−クの集線装置 - Google Patents

二重ル−プ型ロ−カルエリアネットワ−クの集線装置

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JPH0624389B2
JPH0624389B2 JP62164908A JP16490887A JPH0624389B2 JP H0624389 B2 JPH0624389 B2 JP H0624389B2 JP 62164908 A JP62164908 A JP 62164908A JP 16490887 A JP16490887 A JP 16490887A JP H0624389 B2 JPH0624389 B2 JP H0624389B2
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signal
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、二重ループ型ローカルエリアネットワークの
各ノードにおいて複数のワークステーションが接続でき
るように構成された集線装置に関する。
(ロ)従来技術と問題点 一般に、各ノード間を光ファイバケーブルを伝送路とし
てループ状に連結してネットワークを構成したループ型
ローカルエリアネットワークは、スター構成やバス構成
のものに比べて通信距離、通信速度等に対する制約が少
ない等の利点を有する。
この種のループ型ローカルエリアネットワークでは、光
ファイバケーブルの断線などで回線が故障すると、その
局所的な障害がネットワーク全体に波及する。そのた
め、従来は、第3図に示すように、予め各ノードN1
3間を主回線と副回線の各光ファイバケーブルLa、
Lbで連結して二重ループ型の構成とし、障害が発生し
た場合には、伝送すべきデータ信号を障害発生箇所の手
前で迂回させて障害発生がネットワーク全体に波及しな
いようにした構成が採られる。
しかしながら、従来の上記構成のものでは、伝送路とし
て光ファイバケーブルのみしか使用できず、電線ケーブ
ルを部分的に使用する点について考慮されていない。
しかも、光ファイバケーブル自体には障害がなくても、
各ノードN1〜N3を構成する集線装置内部の制御回路部
分が故障すると、伝送すべきデータ信号を迂回させるこ
とができなくなる等の不具合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、光ファイバケーブルだけでなく電線ケーブルとの接
続も可能であり、また、伝送路の断線等の障害だけでな
く、集線装置内部の制御回路部分で故障が発生したよう
な場合でも、確実に信号を迂回できるようにして、障害
がネットワーク全体に波及しないようにすることを目的
とする。
(ハ)問題点を解決するための手段 本発明は、上記の目的を達成するために、次の構成を採
る。
すなわち、本発明の二重ループ型ローカルエリアネット
ワークの集線装置は、光ファイバケーブルを介して伝送
されるデータ信号およびパイロット信号を中継する一対
の光中継部と、各電線ケーブルを介して伝送されるデー
タ信号およびパイロット信号を中継するメタル中継部と
を備え、両光中継部がメタル中継部を介して互いに接続
されており、 各光中継部には、光ファイバケーブルを経由して入力さ
れるデータ信号またはパイロット信号の有無を検出する
信号検出回路と、この信号検出回路で前記データ信号と
パイロット信号のいずれも検出されない場合には、パイ
ロット信号の送出を停止するとともに、光ファイバケー
ブルからなる主回線と副回線のいずれか一方側から他方
側にデータ信号が折り返されるように、回線切り換えを
行う制御回路と、各光中継部への電力供給の有無を個別
に監視する電源監視回路とが設けられる一方、 前記メタル中継部は、外部から伝送されてきたデータ信
号を取り込んで複数のワークステーションに分配すると
ともに、各ワークステーションからのデータ信号を外部
に向けて送出するワークステーション接続部を有し、こ
のワークステーション接続部のデータ信号の取込側と送
出側の各々には、電線ケーブルに対してデータ信号ある
いはパイロット信号を入出力するメタル送受信部と、前
記電源監視回路による光中継部への電力供給の遮断検出
およびメタル中継部への電力供給の遮断のいずれの場合
も、これに応じてワークステーション接続部を各制御回
路への接続からメタル送受信部への接続に切り換えるス
イッチ部とがそれぞれ配置され、また、前記メタル送受
信部は、電線ケーブルが接続されない状態においてその
入出力部が短絡するように構成されている。
(ニ)作用 上記の構成によれば、光ファイバケーブルの断線や他の
集線装置の回路が故障するなどの障害が発生したような
場合には、光中継部の制御回路には、光ファイバケーブ
ルを介してデータ信号またはパイロット信号が入力され
なくなるので、これは信号検出回路で検出される。制御
回路は、この信号検出回路から信号入力がないことが検
出された場合、これに応じて、光ファイバケーブルから
なる主回線と副回線のいずれか一方側から他方側にデー
タ信号が折り返されるように回線切り換えを行う。この
ため、光ファイバの断線箇所を迂回するかたちで、信号
が伝送される。
また、光中継部の回路自体が故障して、その修復等のた
めに光中継部への電力投入が遮断されると、これが電源
監視回路で検知され、電源監視回路からはメタル中継部
のスイッチ部に対して切り換え制御信号が出力される。
これにより、データ信号はメタル中継部内で迂回され
る。
さらに、メタル中継部の回路が故障して電源投入が遮断
されたときにも、スイッチ部の接続が切り換わり、デー
タ信号はメタル中継部内あるいは光中継部内で迂回され
る。
これにより、ネットワークの光ファイバケーブルの断線
のみならず、集線装置を構成する光中継部とメタル中継
部のいずれかの箇所で障害が発生しても確実に信号が迂
回される。
(ホ)実施例 第1図は本発明の集線装置を使用して二重ループ型ロー
カルエリアネットワークを構成した状態を示す構成図で
ある。
この実施例では、3つの集線装置1a、1b、1cを適
用してネットワークが構成されており、各集線装置1
a、1b、1cは共に同一の構成を有している。
各集線装置1a、1b、1cには、複数のワークステー
ションS、S、…が接続されており、また、これらの集
線装置の内、1a、1b間および1a、1c間は主回線
と副回線の各光ファイバケーブルLa、Lbで、また1
b、1c間は主回線と副回線の各電線ケーブルWa、W
bでそれぞれ連結されているものとする。そして、障害
発生の無い通常状態においては、主回線のケーブルL
a、Waにデータ信号が、副回線のケーブルLb、Wb
にパイロット信号が伝送されている。
第2図は各々の集線装置1a、1b、1cの全体構成を
示すブロック図である。
同図において、2a、2bは主回線と副回線の各光ファ
イバケーブルLa、Lbを介して伝送される光信号を中
継する一対の光中継部、4は主回線と副回線の各電線ケ
ーブルWa、Wbを介して伝送される電気信号を中継す
るメタル中継部である。
両光中継部2a、2bは同一の構成を有しており、光/
電変換部6a、6b、電/光変換部8a、8b、PLL
回路等で構成される波形整形用のタイミング再生回路1
0a、10b、光ファイバケーブルLa、Lbを介して
伝送されるデータ信号またはパイロット信号の有無を検
出する信号検出回路12a、12b、および信号検出回
路12a、12bからの検出出力が無い場合にパイロッ
ト信号の送出を停止するとともに、光ファイバケーブル
La、Lbを介して伝送されるデータ信号が折り返され
るように回線切り換えを行う制御回路16a、16bを
備える。さらに、各光中継部2a、2bには、この光中
継部2a、2bへの電力供給の有無を監視する電源監視
回路18a、18bが設けられている。
上記の各制御回路16a、16bは、パイロット信号発
生回路20a、20bと、データ信号あるいはパイロッ
ト信号の有無を検出するモニタ回路22a、22bと、
このモニタ回路22a、22bから出力されるモニタ信
号により接続が切り換わる第1、第2切り換え回路24
a、24b、26a、26bと、信号検出回路12a、
12bの検出信号により接続が切り換わる第3切り換え
回路28a、28bとからなる。
そして、パイロット信号発生部20a、20bは、障害
発生の無い状態で、副回線の各ケーブルLb、Wbに常
時モニタ用のパイロット信号を流すためのものであっ
て、信号検出回路12a、12bでデータ信号またはパ
イロット信号が検出されて検出信号が出力されている場
合にのみ動作し、検出信号出力がない場合には動作が停
止されるようになっている。また、第1切り換え回路2
4a、24bは、モニタ回路22a、22bでデータ信
号入力が検出された場合には共通接点zが一方の個別接
点xに、パイロット信号入力が検出されされた場合には
共通接点zが他方の個別接点yにそれぞれ接続が切り換
わり、また、無信号時には中立状態となる。第2切り換
え回路26a、26bは、モニタ回路22a、22bに
データ信号あるいはパイロット信号入力がある場合には
共通接点zが一方の個別接点xに、無信号時には他方の
個別接点yにそれぞれ接続が切り換わる。さらに、第3
切り換え回路28a、28bは、信号検出回路12a、
12bからの検出信号出力がある場合に共通接点zが一
方の個別接点xに、無信号時には他方の個別接点yに、
それぞれ接続が切り換わるようになっている。
また、各電源監視回路18a、18bは、各光中継部2
a、2bに対してそれぞれ電力が供給されている間だ
け、各光中継部2a、2bとメタル中継部4とが互いに
接続されるように、後述するメタル中継部4の各スイッ
チ部34a、34bを制御するようになっている。
一方、メタル中継部4は、外部から伝送されてきたデー
タ信号を取り込んで複数のワークステーションS、S、
…に分配するとともに、各ワークステーションS、S、
…からのデータ信号を外部に向けて送出するワークステ
ーション接続部30aを有し、このワークステーション
接続部30のデータ信号の取込側と送出側の各々には、
主回線と副回線の各電線ケーブルWa、Wbに対してデ
ータ信号とパイロット信号を入出力する一対のメタル送
受信部32a、32bと、電源監視回路18a、18b
からの切換信号によって接続が切り換わるスイッチ部3
4a、34bとがそれぞれ配置されている。
すなわち、上記の各スイッチ部34a、34bは、一対
の第4、第5切り換え回路36a、38bおよび36
b、38bからなり、これらの各切り換え回路36a、
36b、38a、38bは、いずれも、たとえばヒンジ
形のc接点電磁リレーで構成され、電源監視回路18
a、18bによって光中継部2a、2bへの電力供給が
検出されている間は、その共通接点zが他方の個別接点
xに常時接続される一方、電源監視回路18a、18b
によって光中継部2a、2bへの電力供給の遮断が検出
された場合、およびメタル中継部4への電力供給が遮断
された場合のいずれにおいても、その共通接点zが他方
の個別接点y側に接続が切り換わるようになっている。
また、両メタル送受信部32a、32bは、電線ケーブ
ルWa、Wbが接続されない状態においてその入出力部
が短絡され、電線ケーブルWa、Wbが接続された場合
には、内部回線がそれぞれ送信用と受信用とに分離する
ように構成されている。
次に、上記構成を有する集線装置の動作について説明す
る。
(i)障害発生の無い通常動作の場合 第1図の符号1aで示す集線装置に着目すると、この集
線装置1aは入出力部にそれぞれ光ファイバケーブルL
a、Lbが接続されている。
したがって、この集線装置1aでは、第2図において、
データ信号の入力側となる左側の光中継部2aの信号検
出回路12aにデータ信号が入力され、また、制御回路
16a内のモニタ回路22aにはパイロット信号が入力
される。このため、図示のように、第1切り換え回路2
4aの共通接点zが他方の個別接点yに、第2切り換え
回路26aの共通接点zが一方の個別接点xに、第3切
り換え回路28aの共通接点zが一方の個別接点xに、
第3切り換え回路28bの共通接点zが一方の個別接点
xにそれぞれ接続される。
一方、データ信号の出力側となる右側の制御回路16b
については、信号検出回路12bにパイロット信号が、
制御回路16b内のモニタ回路22bにデータ信号がそ
れぞれ入力される。このため、図示のように、第1切り
換え回路24bの共通接点zが一方の個別接点xに、第
2切り換え回路26bの共通接点zが一方の個別接点x
にそれぞれ接続される。
また、各光中継部2a、2bには電源が投入されてい
て、電源監視回路18a、18bからは切換信号がスイ
ッチ部34a、34bに与えられているので、図示のよ
うに、第4、第5切り換え回路36a、36b、38
a、38bは、共通接点zが一方の個別接点xに接続さ
れる。さらに、この集線装置1aでは、メタル送受信部
32a、32bに電線ケーブルWa、Wbが接続されて
おらず、このため、メタル送受信部32a、32bの入
出力部は短絡状態にある。
これにより、1aで示す集線装置では、その前段の集線
装置1cから主回線の光ファイバケーブルLaを介して
伝送されてきたデータ信号は、第2図の左側の光中継部
2aに入力される。そして、光/電変換部6aで電気信
号に変換された後、タイミング再生回路10aで波形整
形され、制御回路16aの第2切り換え回路26a、ス
イッチ34aの第4切り換え回路36aを順次経由して
ワークステーション接続部30に入力される。そして、
このワークステーション接続部30から所定のワークス
テーションSに信号が振り分けられる。
また、ワークステーション接続部30からのデータ信号
出力は、右側のスイッチ部34bの第5切り換え回路3
8bから右側の光中継部2bに入力され、その制御回路
16bの第3切り換え回路28bおよび第1切り換え回
路24bを順次経由して電/光変換部8bに入力され、
ここで光信号に変換された後、主回線の光ファイバケー
ブルLaを介して次段の集線装置1bに伝送される。
また、符号1bの集線装置から副回線の光ファイバケー
ブルLbを介して伝送されてくるパイロット信号は、第
2図中の右側の光中継部2bに入力される。そして、光
/電変換部6bで電気信号に変換された後、タイミング
再生回路10b、第2切り換え回路26b、メタル中継
部4の右側の第4切り換え回路36b、左側の第5切り
換え回路38aを順次経由して左側の光中継部2aに入
力される。この光中継部2aのモニタ回路22aにパイ
ロット信号が入力されている状態では、第1切り換え回
路24aの共通接点zが他方の個別接点yに接続される
ので、パイロット信号発生回路20aからのパイロット
信号がこの第1切り換え回路24aを介して電/光変換
部8aに与えられて光信号に変換された後、副回線の光
ファイバケーブルLbを介して次段の集線装置1cに伝
送される。
また、第1図の符号1cで示す集線装置に着目すると、
この集線装置1cには、第2図中の左側のメタル送受信
部32aに電線ケーブルWa、Wbが、右側の光中継部
2bに光ファイバケーブルLa、Lbがそれぞれ接続さ
れている。
したがって、この集線装置1cでは、第2図中左側の光
中継部2aは使用されないので、この光中継部2aには
電源が投入されず、したがって、電源監視回路18aか
らは切り換え制御信号が出力されないため、左側のスイ
ッチ部34aの第4、第5切り換え回路36a、38a
の共通接点zはそれぞれ他方の個別接点yに接続され
る。
このため、前段の集線装置1bの主回線の電線ケーブル
Waを介して伝送されてきたデータ信号は、第2図の左
側のメタル送受信部32aに入力され、第4切り換え回
路36aを介してワークステーション接続部30に入力
されて、所定のワークステーションSに振り分けられ
る。また、ワークステーションSからのデータ信号は、
ワークステーション接続部30から右側の第5切り換え
回路38bを経由して右側の光中継部2bに入力され、
その第3切り換え回路28b、第1切り換え回路24b
を順次経由して電/光変換部8bに入力されて光信号に
変換された後、主回線Laの光ファイバケーブルLaを
介して次段の集線装置1aに伝送される。
また、前段の集線装置1aから副回線の光ファイバケー
ブルLbを介して伝送されてきたパイロット信号は、右
側の光中継部2bに入力され、光/電変換部6b、タイ
ミング再生回路10b、第2切り換え回路26b、メタ
ル中継部4の右側の第4切り換え回路36b、左側の第
5切り換え回路38aを順次経由して左側のメタル送受
信部32aから副回線の電線ケーブルWbを介して次段
の集線装置1bに送出される。
(ii)光ファイバケーブルが断線した場合 たとえば、第1図に示す符号1aと1bで示す集線装置
間を連結する主回線の光ファイバケーブルLaが断線し
たものとする。
ここで、符号1bの集線装置に着目すると、第2図の左
側の光中継部2aにはデータ信号が入力されなくなる。
すると、信号検出回路12aからは検出信号が出力され
なくなるので、第3切り換え回路28aの共通接点zが
他方の個別接点yに接続が切り換わるとともに、パイロ
ット信号発生回路20aからのパイロット信号の発生が
停止する。そして、この第3切り換え回路28aの接続
の切り換えによって、1cの集線装置から副回線の電線
ケーブルWbを介してデータ信号が入力された場合に
は、第2図の右側のメタル送受信部32bから、第4切
り換え回路36b、左側の第5切り換え回路38a、第
3切り換え回路28a、第4切り換え回路36a、ワー
クステーション接続部30、右側の第5切り換え回路3
8b、メタル送受信部32bを順次経由して右側の主回
線の電線ケーブルWaを介して再び1cの集線装置に向
けて折り返えされる線路が形成される。
また、1bの集線装置のパイロット信号発生回路20a
の動作停止により、1aの集線装置に対して、副回線の
光ファイバケーブルLbを経由したパイロット信号の送
信が無くなる。
このため、次に、符号1aの集線装置に着目すると、第
2図の右側の光中継部2bにパイロット信号が入力され
なくなるので、信号検出回路12bから検出信号出力が
無くなり、これに応じてパイロット信号発生回路20b
の動作が停止されるとともに、第3切り換え回路28b
の共通接点zが他方の個別接点yに接続が切り換わる。
その結果、前段の集線装置1cから主回線の光ファイバ
ケーブルLaを介して伝送されてきたデータ信号は、第
2図の左側の光/電変換部6a、タイミング再生回路1
0a、第2切り換え回路26a、メタル中継部4の左側
の第4切り換え回路36aを順次経由してワークステー
ション接続部30に入力されて所定のワークステーショ
ンSに振り分けられる。また、ワークステーションSか
らのデータ信号がワークステーション接続部30から右
側の第5切り換え回路38bを介して右側の光中継部2
bに出力された場合、そのデータ信号は、第3切り換え
回路28bで折り返され、右側の第4切り換え回路36
b、左側の第5切り換え回路38a、第3切り換え回路
28aを順次経由して第1切り換え回路24aに加えら
れる。その際、モニタ回路22aには折り返されたデー
タ信号が入力されるので、第1切り換え回路24aの共
通接点zが一方の個別接点xに接続され、これにより、
折り返された信号が第1切り換え回路24a、電/光変
換部8bを介して副回線Lbに送出されて、再び1cの
集線装置に送出される。
このように、符号1aと1bの集線装置の間を結ぶ光フ
ァイバケーブルLaが断線した場合に、その断線箇所を
挟む各集線装置1a、1b内でそれぞれデータ信号の折
り返えしが行われる。もっとも、この場合には、副回線
の線路Lb、Wb上のパイロット信号の伝送は中断され
て、主回線、副回線の各ケーブルLa、Lb、Wbは、
いずれもデータ信号のみが伝送されることになる。
なお、符号1aと1bで示す集線装置間を連結する副回
線の光ファイバケーブルLbが断線した場合にも1aの
集線装置にはパイロット信号が入力されなくなるので、
1aの集線装置は同様な動作を行う。また、符号1bと
1cで示す集線装置間を連結する主回線の電線ケーブル
Waが断線した場合にも、上記の説明と同様に、その断
線箇所を挟む各集線装置1b、1c内でそれぞれデータ
信号の折り返えしが行われる。
(iii)集線装置内部の一つの光中継部が故障した場合 たとえば、符号1aで示す集線装置において、第2図中
の右側の光中継部2bが故障したとする。光中継部2b
の故障を修復するために、その光中継部2bへの電源投
入が遮断されると、電源監視回路18bからは右側の第
4、第5切り換え回路36b、38bに対する切換信号
出力がなくなるため、各切り換え回路36b、38bの
共通接続zが他方の個別接点yに接続される。
このため、1cの集線装置から主回線の光ファイバケー
ブルLaを介して伝送されてきたデータ信号は、第2図
の左側の光中継部2aに入力された後、光/電変換部6
a、タイミング再生回路10a、第2切り換え回路26
a、メタル中継部4の左側の第4切り換え回路36aを
順次経由してワークステーション接続部30に入力され
て所定のワークステーションSに振り分けられる。そし
て、ワークステーションSから入力されたデータ信号が
ワークステーション接続部30から出力されると、この
データ信号は、右側の第5切り換え回路38bを介して
メタル送受信部32bに入力される。その際、メタル送
受信部32bの入出力部が短絡されているので、データ
信号は、このメタル送受信部32bで折り返えされて右
側の第4切り換え回路36bに入力され、さらに左側の
第5切り換え回路38a、第3切り換え回路28a、第
1切り換え回路24a、電/光変換部8aを順次経由し
て副回線の光ファイバケーブルLbを介して再び1cの
集線装置に向けて送出される。
これに伴い、1bの集線装置については、1aの集線装
置から主回線の光ファイバケーブルLaを介してデータ
信号が入力されなくなるので、この集線装置1bは、
(ii)で説明した場合と同様の動作をして、前段の集線
装置1cから送られてくるデータ信号を折り返す。
(iv)メタル中継部の回路が故障した場合 たとえば、符号1aで示す一つの集線装置において、そ
のメタル中継部4が故障したような場合には、その故障
の修復のために、メタル中継部4への電源投入が遮断さ
れるが、この電源遮断に応じて、左右のスイッチ部34
a、34bは、いずれも第4、第5切り換え回路36
a、36b、38a、38bの共通接点zが他方の個別
接点y側に接続が切り換わる。
すると、左右の各光中継部2a、2bは、いずれも制御
回路16a、16bのモニタ回路22a、22bにデー
タ信号あるいはパルス信号のいずれも入力されなくなっ
て無信号状態となるので、第2切り換え回路26a、2
6bの共通接点zが他方の個別接点yに接続され、ま
た、第1切り換え回路24a、24bの共通接点zは、
中立状態となる。
したがって、符号1cの集線装置から1aの集線装置に
向けて主回線の光ファイバケーブルLaを介してデータ
信号が伝送されてきた場合、その信号は、左側の光中継
部2aの光/電変換部6a、タイミング再生回路10a
を介して第2切り換え回路26aに入力されて左側の電
/光変換部8aに向けて折り返される。そして、電/光
変換部8aで光信号に変換された後、副回線Lbに送出
されて再び1cの集線装置に伝送される。
同様に、1bの集線装置から1aの集線装置に向けて副
回線の光ファイバーケーブルLbを介してデータ信号が
伝送されてきた場合、その信号は、右側の光中継部2b
の光/電変換部6b、タイミング再生回路10b、第2
切り換え回路26bを順次経由して折り返され、右側の
電/光変換部8bで光信号に変換された後、主回線La
に送出されて、再び1bの集線装置に伝送される。
(ヘ)効果 本発明によれば、ネットワークを構成する光ファイバケ
ーブルの断線のみならず、集線装置を構成する光中継部
やメタル中継部で故障が発生しても、確実にデータ信号
が迂回されるので、障害発生による影響がネットワーク
全体に波及する等の不都合が回避される。
さらに、メタル中継部を有するので、光ファイバケーブ
ルによる接続のみならず、一部に電線ケーブルを使用し
てネットワークを構成できるようになり、使用状況に応
じて適宜ネットワークの構成を選択することができ、ネ
ットワーク構成の自由度が大きくなる等の優れた効果が
発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の集線装置を使用して二重ループ型ロー
カルエリアネットワークを構成した場合の状態を示す構
成図、第2図は集線装置の全体を示すブロック図、第3
図は従来の二重ループ型ローカルエリアネットワークの
構成図である。 1a、1b、1c……集線装置、2a、2b……光中継
部、4……メタル中継部、16a、16b……制御回
路、18a、18b……電源監視回路、30……ワーク
ステーション接続部、32a、32b……メタル送受信
部、34a、34b……スイッチ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主回線と副回線を構成する一対の光ファイ
    バケーブルまたは一対の電線ケーブルを介して互いにル
    ープ型に接続してローカルエリアネットワークを構築す
    るために使用される集線装置であって、 前記光ファイバケーブルを介して伝送されるデータ信号
    およびパイロット信号を中継する一対の光中継部と、各
    電線ケーブルを介して伝送されるデータ信号およびパイ
    ロット信号を中継するメタル中継部とを備え、両光中継
    部がメタル中継部を介して互いに接続されており、 各光中継部には、光ファイバケーブルを経由して入力さ
    れるデータ信号またはパイロット信号の有無を検出する
    信号検出回路と、この信号検出回路で前記データ信号と
    パイロット信号のいずれも検出されない場合には、パイ
    ロット信号の送出を停止するとともに、光ファイバケー
    ブルからなる主回線と副回線のいずれか一方側から他方
    側にデータ信号が折り返されるように、回線切り換えを
    行う制御回路と、各光中継部への電力供給の有無を個別
    に監視する電源監視回路とが設けられる一方、 前記メタル中継部は、外部から伝送されてきたデータ信
    号を取り込んで複数のワークステーションに分配すると
    ともに、各ワークステーションからのデータ信号を外部
    に向けて送出するワークステーション接続部を有し、こ
    のワークステーション接続部のデータ信号の取込側と送
    出側の各々には、電線ケーブルに対してデータ信号ある
    いはパイロット信号を入出力するメタル送受信部と、前
    記電源監視回路による光中継部への電力供給の遮断検出
    およびメタル中継部への電力供給の遮断のいずれの場合
    も、これに応じてワークステーション接続部を各制御回
    路への接続からメタル送受信部への接続に切り換えるス
    イッチ部とがそれぞれ配置され、また、前記メタル送受
    信部は、電線ケーブルが接続されない状態においてその
    入出力部が短絡するように構成されていることを特徴と
    する二重ループ型ローカルエリアネットワークの集線装
    置。
JP62164908A 1987-06-30 1987-06-30 二重ル−プ型ロ−カルエリアネットワ−クの集線装置 Expired - Lifetime JPH0624389B2 (ja)

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EP2736266A1 (en) * 2012-11-21 2014-05-28 ams AG Signal processing device and active headphone with such a signal processing device

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