JPH06243700A - 半導体メモリ及びその選別方法 - Google Patents

半導体メモリ及びその選別方法

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JPH06243700A
JPH06243700A JP5328288A JP32828893A JPH06243700A JP H06243700 A JPH06243700 A JP H06243700A JP 5328288 A JP5328288 A JP 5328288A JP 32828893 A JP32828893 A JP 32828893A JP H06243700 A JPH06243700 A JP H06243700A
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JP
Japan
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semiconductor memory
timer
period
output
sense amplifier
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Application number
JP5328288A
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English (en)
Inventor
Katsuya Nakajima
勝也 中島
Shunpei Kori
俊平 郡
Katsuyoshi Wakamatsu
克義 若松
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選別時に内部信号のタイミング余裕を厳しく
することが可能な半導体メモリ及びその選別方法を提供
する。 【構成】 選別時にpチャンネルトランジスタQ1のゲ
ートを“L”レベルとすることにより、ATDパルス
(リセットパルス)がQ2に入ることにより容量Cに定
電流源D1,D2から電荷が短い時間に蓄積される。この
タイマを用いてワード線駆動パルスを短くして、厳しい
条件での読み出し特性を検知することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体メモリ及びそ
の選別方法に関し、特に、特性が不良なデバイスをスク
リーニングできる半導体メモリ及びその選別方法に係わ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM
(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリの
選別は、半導体メモリの部分によって各種の方法が行わ
れている。
【0003】例えばワード線パルス駆動方式(PWL:
Pulsed Word Line方式)をとるSRAMの選別を行う場
合、図9に示すように、ワード線を“H”レベルにする
期間を決めるPWLタイマを用いて読み出しができるか
どうかを試験していた。このPWLタイマは、nチャン
ネルトランジスタQ、容量C、インバータinv、定電
流源Dで構成され、アドレスが変わったことを検知する
ATDパルスをリセットパルスとしてnチャンネルトラ
ンジスタQのゲートが“H”レベルになったときに電荷
を放電し、“L”レベルとなったとき容量Cに電荷を蓄
積する回路である。このPWLタイマを用いた読み出し
時のタイミングチャートは図2のPWL1で示される。
同図においてAddはアドレス信号、ATD(Address
Transition Detector)はアドレス信号の変化を検知し
て出力されるパルス、PWL1は上記したタイマに基づ
いて出力されるワード線駆動パルスである。このPWL
1が“H”レベルの期間内に読み出しが行われている。
【0004】このように、選別時の内部タイミングと、
出荷時の内部タイミングは、タイマの設定時間が一つで
あるため、特性の良くないデバイスがあっても、選別を
ぎりぎり通っていれば、内部タイミングに余裕がない状
態で出荷されることになる。このデバイスは、出荷後の
トランジスタ特性の微妙な変動により、内部タイミング
関係が崩壊し、仕様を満たすことができなくなる可能性
があった。また、試作時の評価で見つけることができな
いような、複雑、微妙な使用条件になった場合、元々タ
イミングに余裕の無いデバイスは、動作不具合を起こす
可能性があった。 また、半導体メモリにおいては、図
10に示すようにローカルデータ線d1,d2に接続され
たセンスアンプ1の入力側でタイマTにより所定時間イ
コライズをかけた後にイコライズ解放を行っている。ま
た、(1st)センスアンプ1の出力にも所定時間イコ
ライズをかけた後にイコライズ解放を行っている。この
ローカルデータ線のイコライズ解放タイミングと、(1
st)センスアンプ1のイコライズ解放タイミングとの
余裕は、センスアンプ1のアンバランス量により決ま
る。つまりセンスアンプ1のアンバランスを超えるだけ
の入力振幅が入っていない時に、出力イコライズを解放
してしまうと、センスアンプ1のアンバランスに相当す
るデータを一時的に出力し、所謂プッシュアウトという
現象をおこす問題があった。選別時には、半導体メモリ
固有のローカルデータ線のイコライズ解放タイミングと
センスアンプのイコライズ解放タイミングで読み出しを
行って、アクセスタイムが遅いかどうかや、読み出し失
敗がないかどうかの検査を行っている。
【0005】しかしながら、上記したイコライズ解放タ
イミングで選別を行っても、プッシュアウトを起こして
いるかどうかは判定できないため、アンバランスなセン
スアンプであることが検出できない問題点があった。
【0006】さらに、上記選別方法では、デバイスのど
の部分にタイミング余裕が少ないのか判定できない問題
点があった。
【0007】また、リペアを各メモリセルのヒューズを
切ることでプログラムする半導体メモリでは、ヒューズ
の断線が不十分である場合、即ちリークがあるような場
合でも、図11に示すように、電源の立ち上がり時にリ
セットパルスφを入力することで、ヒューズFの切断を
検知するようになっている。また、同図に示すように、
電源との間に容量Cを持たせ、電源立ち上げ時にノード
Aを引き上げて、ヒューズFの切断を検知している。し
かしながら、同図中Qの電流能力よりも僅かに少ないリ
ークがあった場合、出荷後の変動でリークが増加すれ
ば、リペア救済に失敗する可能性がある。
【0008】本発明は、このような従来の技術の問題点
を解決するために創案されたものであり、特性の良好で
ないデバイス及び回路箇所を容易にスクリーニングでき
る半導体メモリ及びその選別方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本出願の請求項1記載の発明は、ワード線パルス駆動を
規定するタイマを備えた半導体メモリにおいて、前記タ
イマが、ワード線が“H”レベルとなる期間を、選別時
と出荷時とで異なる期間を選択可能としたことを構成と
する。
【0010】また、本出願の請求項2記載の発明は、ワ
ード線パルス駆動方式を用いた半導体メモリの選別方法
において、ワード線が“H”レベルとなる期間を、選別
時のみ短く設定することを構成とする。
【0011】さらに、本出願の請求項3記載の発明は、
センスアンプの入出力を、タイマに基づいてイコライズ
する半導体メモリにおいて、前記タイマが、センスアン
プの出力をイコライズする期間を、出荷時と選別時とで
異なる期間を選択可能であることを構成とする。
【0012】またさらに、本出願の請求項4記載の発明
は、センスアンプの入出力を、タイマに基づいてイコラ
イズする半導体メモリとして、上記タイマは、出荷時の
センスアンプの出力のイコライズ期間を決める出荷用タ
イマと、出荷時のイコライズ期間より短い、選別時のイ
コライズ期間を決める選別用タイマとを備え、前記両タ
イマは選択可能であることを構成とする。
【0013】さらにまた、本出願の請求項5記載の発明
は、センスアンプの入出力をイコライズする半導体メモ
リの選別方法において、入力のイコライズ解放と、出力
のイコライズ解放とのタイミング余裕を、選別時に小さ
くすることを構成とする。
【0014】次いでまた、本出願の請求項6記載の発明
は、メモリセルのリペア用ヒューズを有する半導体メモ
リの選別方法において、前記リペア用ヒューズの切断を
検出するリセットパルスを選別時に入れないことを構成
とする。
【0015】また、請求項7記載の発明は、発明メモリ
において、ワード線駆動期間と、センスアンプの入出力
のイコライズタイミングとをそれぞれ複数段階に規定す
るタイマ回路を有することを構成としている。
【0016】さらに、請求項8記載の発明は、ワード線
駆動期間と、センスアンプの入出力のイコライズタイミ
ングとをそれぞれ複数段階に規定するタイマ回路を有す
る半導体メモリの選別方法において、 前記タイマ回路
を選別時に切り替えて、それぞれタイミング余裕の小さ
い条件で選別試験を行うことを解決手段としている。
【0017】
【作用】本出願の請求項1記載の発明は、ワード線パル
ス駆動を規定するタイマが、ワード線が“H”レベルと
なる期間、即ち、読み出し又は書き込みを可能にする期
間を、選別時と出荷時とで異なる期間が選別可能である
ため、選別時にワード線が"H"レベルとなる期間を短い
期間に設定することにより、読み出し条件が厳しくな
る。このため、内部信号のタイミングより余裕のない条
件で選別が行えることにより、特性の良くない半導体メ
モリをスクリーニングすることが可能となる。
【0018】本出願の請求項2記載の発明は、ワード線
が“H”レベルとなる期間を選別時のみ短く設定するこ
とにより、上記請求項1記載の発明と同様の作用を有す
る。ワード線が"H"レベルとなる期間を短く設定する具
体的な手段は、アドレス信号が変わったことを検知して
出力されるパルスをリセットパルスとして出力されるP
WLタイマの設定期間を短くする。
【0019】本出願の請求項3ないし請求項5記載の発
明は、センスアンプの入出力を、タイマに基づいてイコ
ライズする場合に、センスアンプの出力をイコライズ開
始からイコライズ解放するまでの時間(期間)と出荷時
と選別時で異なる期間をとることが可能である。このた
め、選別時にセンスアンプの出力をイコライズ解放する
タイミングを早めることにより、センスアンプのアンバ
ランス量に起因して発生する一時的な出力の所謂プッシ
ュアウト等の不具合や、アクセスタイムの遅れや、読み
出し失敗等の不良をスクリーニングすることが可能とな
る。
【0020】本出願の請求項6記載の発明は、メモリセ
ルのリペア用ヒューズの切断の検出をリセットパルスを
入れないことにより、例えばpチャンネルトランジスタ
を経由する微電流による検出でなく、チップ電源による
電源電圧のゆっくとした立ち上がりによりカットされた
ヒューズにリークがあるかどうかスクリーニング可能と
なる。このため、リセットパルスが入力されるPMOS
トランジスタの電流能力よりもぎりぎり少ないリークが
ヒューズにあった場合でも選別が可能となる。
【0021】本出願の請求項7記載の発明においては、
ワード線駆動期間と、センスアンプの入出力のイコライ
ズタイミングとを各々独立に切り替えることができるた
め、タイマ回路でそれぞれのタイミングを複数段階にス
クリーニングすることが可能となる。
【0022】本出願の請求項8記載の発明においては、
タイマ回路を選別時に切り替えて、ワード線駆動期間
と、センスアンプの入出力のイコライズタイミングとを
それぞれタイミング余裕の小さい条件で選別試験を行う
ことにより、タイミング余裕が小さい回路箇所を明らか
にすることが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の半導体メモリ及びその選別方
法の実施例を図面に基づいて説明する。
【0024】(実施例1)本実施例の半導体メモリは、
図1に示すようなPWLタイマを備えている。図中Q1
はpチャンネルトランジスタ、Q2はnチャンネルトラ
ンジスタ、D1,D2は定電流源、Cは容量、invはイ
ンバータである。Q1,Q2,D1,D2,Cによりリセッ
ト付の定電流回路を構成している。このリセット付の定
電流回路は、Q2のゲートが“H”レベルの時に容量C
の電荷が放電し、インバータinvの入力側のノードが
“L”レベルとなるためインバータinvの出力は
“H”レベルとなる。Q2のゲートが“L”レベルとな
ると、即ち、リセットパルスが立下がると、定電流源か
ら容量Cに電荷が蓄積し、この充電電圧がしきい値を越
えるとインバータinvの出力は“L”レベルとなり、
ワード線が“L”レベルとなるように設定されている。
このように、PWLタイマは、インバータが“Hレベル
となる時間を設定している。
【0025】pチャンネルトランジスタQ1のゲート
は、選別時に“L”レベルにし、出荷時に“H”レベル
に設定し得るようになっている。選別時は、Q1のゲー
トを“L”レベルにすると、リセットパルスによりQ2
のゲートが“H”レベルとなると容量Cの電荷は放電さ
れインバータinvの入力側のノードは“L”レベルと
なり、出力側は“H”レベルとなる。その後、容量Cに
は2つの定電流源D1,D2より電荷が充電されるため、
定電流源D1のみ(出荷時の場合)で充電されるより短
い時間で充電が完了し、インバータinvの入力側は
“H”レベルとなり、出力側では“L”レベルとなる。
このため、選別時には、PWLタイマは短い時間設定と
なる。
【0026】また、出荷時は、Q1のゲートを“H”レ
ベルにし、リセットパルスがQ2のゲートに入ると、容
量Cの電荷は放電し、インバータinvの出力は“H”
レベルになる。その後、リセットパルスが立下がると定
電流源D1のみから容量Cに電荷が蓄積され、充電電圧
がしきい値を越えるとインバータinvの出力は“L”
レベルになる。インバータinvの出力が“H”レベル
となる時間は、容量Cの充電時間に相当し、出荷時は定
電流源D1のみで充電するため、充電時間は長くなる。
【0027】このようなPWLタイマは、SRAMの各
ワード線の駆動パルスの期間(ワード線を“H”レベル
にする期間)及びセンスアンプを活性にする期間の長さ
を決めている。従って、この期間を選別時に短く設定す
れば、読み出し、書き込みに長い期間を要する不良デバ
イスをスクリーニングすることができる。例えば、不良
セルではセル電流が少なく短い期間では読み出しができ
ない場合があり、選別時にPWLタイマを短い期間に設
定すれば、読み出しができない不良セルを検出すること
が可能となる。
【0028】なお、PLWタイマのnチャンネルトラン
ジスタQ2のゲートに入るリセットパルスとしては、ア
ドレスが変わったことを検知して出力されるATDパル
スを用いる。図2は、読み出し時のタイミングチャート
を示したものである。同図中Addはアドレス信号であ
り、このアドレス信号の変化をとらえてATDパルスが
出力される。このATDパルスによって、PWLタイマ
は駆動を始める。出荷時(PWL1)と選別時(PW
2)は、ワード線の駆動パルスの期間が異なり、選別
時は期間が短いため、厳しい条件での特性検査が可能と
なる。
【0029】本実施例は、このような構成としたことに
より、内部タイミングに余裕がないデバイスをスクリー
ニングすることが可能となる。
【0030】本実施例は、例えば図4に示すようなSR
AMのワード線(Wo〜Wn)のうち選択されたワード
線に、PWLタイマに基づく駆動パルスを、選別時と出
荷時で変えて出力するというものである。同図中、Sは
メモリセル、RDはローデコーダ、A2,A3はアドレス
入力、BUS1、BUS2はビット線を示している。
【0031】(実施例2)本実施例は、図10に示すよ
うに、半導体メモリにおけるローカルデータ線d1,d2
のイコライズ解放タイミングと1stセンスアンプ1の
イコライズ解放タイミングとの余裕度を図3に示す遅延
手段を用いて、選別時と出荷時で変える構成である。図
5中、lはローカルデータ線イコライズ信号であり、こ
の信号lは、図10に示すイコライザe1に出力される
と共に、第1遅延回路I1と第2遅延回路I2に入力され
る。第1遅延回路I1の出力側はpチャンネルトランジ
スタQ3とnチャンネルトランジスタQ4に接続され、第
2遅延回路I2の出力側は、pチャンネルトランジスタ
5とnチャンネルトランジスタQ6に接続され、pチャ
ンネルトランジスタQ3及びnチャンネルトランジスタ
6のゲートにはインバータinvを介して、選別時又
は出荷時の所定のレベルが入力されるようになってい
る。また、nチャンネルトランジスタQ4及びpチャン
ネルトランジスタQ5のゲートには直接所定レベルが入
力されるようになっている。第1遅延回路I1と第2遅
延回路I2は選択的にセンスアンプ出力イコライズ信号
fとして出力される。図3に示すように、選別時に
“H”レベルとすることにより、インバータinvの出
力側のノードN1は“L”レベルとなり、ノードN2
“H”レベルとなり、第1遅延回路I1のみが選択され
る。出荷時に“L”レベルとした場合は、その逆で第2
遅延回路I2のみが選択されるようになっている。ここ
で、出荷時より選別時は厳しいイコライズ解放タイミン
グとするため、第1遅延回路I1の遅延時間を第2遅延
回路より短く設定している。
【0032】このような遅延手段を用いた半導体メモリ
においては、図10に示すイコライザe1のイコライズ
解放からセンスアンプ1のイコライザe2のイコライズ
解放までの時間を選別時に出荷時より短くすることがで
きる。このため、アクセスタイムの長いデバイスや、読
み出し失敗の起こり易いデバイスを選別することが可能
となる。
【0033】(実施例3)本実施例は、図7に示すよう
にメモリセルのリペアをヒューズFを断線させることで
プログラムする半導体メモリの選別方法である。
【0034】図7に示すように、メモリセルにおいて
は、チップ電源Dに容量Cを介してヒューズFの一端に
接続し、ヒューズFの他端は接地されている。さらに、
ヒューズFの一端はインバータinvを介してpチャン
ネルトランジスタQ7のゲートに接線されている。Q7
はpチャンネルトランジスタQ8が組み合わせてあり、
8のゲートにはリセットパルスφを入力されるように
なっている。
【0035】本実施例は、選別時にはリセットパルスφ
を入れない状態で電源電圧の立ち上がりをゆっくり行
う。これにより、容量Cの効果は少なくなり、カットさ
れたヒューズFにリークがあった場合は容易にこれが検
出可能となる。
【0036】(実施例4)本実施例は、図5に示すよう
に、図中25,26,27で示された制御信号入力端子
A,B,Cに、下表1に示すような機能表に従う信号を
入力させることを特徴とする。本実施例の半導体メモリ
は、同図に示すように、タイミングコントロール信号発
生回路24をタイマ回路として備えている。このタイミ
ングコントロール信号発生回路24は、下表1に対応し
た信号を、ワード線駆動回路22及びイコライズコント
ロール回路23に出力する。なお、表中、イコライズの
タイミングは早い方へ変化するものとする。
【0037】
【表1】
【0038】このような信号が入力されるワード線駆動
回路22及びイコライズコントロール回路23では、そ
れぞれの機能表に従ってワード線11の駆動時間及びセ
ンスアンプ17前後(入出力側)のイコライズ開放タイ
ミングを変化させて回路動作し得るようになっている。
なお、図5中、14はカラムスイッチ、15はセンスア
ンプ入力用PMOSイコライズトランジスタ、16はセ
ンスアンプ入力用NMOSイコライズトランジスタ、1
8はセンスアンプ出力用PMOSイコライズトランジス
タ、19はセンスアンプ出力用NMOSイコライズトラ
ンジスタを示している。また、20はセンスアンプ17
の入力側に接続されたインバータ、21はセンスアンプ
17の出力側に接続されたインバータである。
【0039】そして、タイミングコントロール信号発生
回路24で発生する制御信号を、ワード線駆動回路22
及びイコライズコントロール回路23に、独立して作用
させることにより、タイミング余裕の少ない回路箇所の
判定が可能となる。
【0040】このような構成の半導体メモリにおける内
部動作のタイミングは図6に示す通りである。ここでは
スタティックRAMを例に挙げる。通常のスタティック
RAMの動作としては、図6のタイミングチャートに示
すように、入力されるアドレス信号Addの変化を検出し
てATD(Address Transition Detect:アドレス変
化)信号を内部で発生させ、このATD信号に基づいて
ワード線駆動期間を規定するタイマ回路(ワード線駆動
回路22)や、センスアンプ入出力両側のイコライズ開
放タイミングを規定するイコライズコントロール回路2
3を動作させ、ワード線,センスアンプ入力イコライズ
開放,センスアンプ出力イコライズ開放を図6に示した
タイミングチャートのように制御している。
【0041】本実施例では、このような通常の動作に代
えて、選別時に、図6に示すような選別時ワード線駆動
期間、選別時センスアンプ入出力イコライズ開放タイミ
ングを制御し、スタティックRAMにとって内部タイミ
ングの厳しい条件でスクリーニングを行う。このとき、
各タイミングを上記表1のように独立に制御することに
より、タイミング余裕の少ない回路箇所を判定すること
が可能となる。
【0042】(実施例5)図7は、実施例5の要部を示
す回路図である。本実施例は、ワード線駆動期間と、セ
ンスアンプ入力側イコライズ開放タイミングを独立に、
且つそれぞれ複数段階に制御できる構成としたものであ
る。図中、31〜33,38,39はタイマ回路を構成
するディレイ可変インバータであり、これらのディレイ
可変インバータは入出力端子の他にディレイ量を変化さ
せるためのディレイコントロール端子を有している。こ
のディレイコントロール端子は、それぞれがシフトレジ
スタ37に接続されている。また、このシフトレジスタ
37には、入力端子48,49が接続されている。さら
に、ディレイ可変インバータの出力端子とアースの間に
は、キャパシタンス44〜46,47が接続されてい
る。ディレイ可変インバータ31の出力側は、NAND
ゲート40の一方の入力側に接続され、ディレイ可変イ
ンバータ33の入力側は、NANDゲート40の他方の
入力側に接続されている。そして、NANDゲート40
の出力側からは、ワード線駆動信号50が出力される。
【0043】また、ディレイ可変インバータ48の出力
側は、NANDゲート45の一方の入力端子に接続され
ている。そして、ディレイ可変インバータ49の入力側
は、NANDゲート45の他方の入力端子に接続されて
いる。さらに、NANDゲート45の出力側は、インバ
ータ44の入力側に接続され、インバータ75の出力側
は、NANDゲート43の一方の入力端子に接続されて
いる。そして、NANDゲート43の出力側は、インバ
ータ74の入力側に接続され、インバータ74の出力側
からは、センスアンプ入力側イコライズ開放信号51が
出力されるようになっている。
【0044】また、上記したディレイ可変インバータの
構成は、図8に示すように、シフトレジスタ37に接続
されるディレイコントロール端子dと、入力端子と、出
力端子とを有している。ディレイコントロール端子d
は、PMOSトランジスタ63のゲートと、インバータ
67の入力側に接続されている。PMOSトランジスタ
63には、他のPMOSトランジスタ62が組み合わさ
れている。また、インバータ67の出力側は、NMOS
トランジスタ66のゲートに接続されている。このNM
OSトランジスタ66には、他のNMOSトランジスタ
64が組み合わせられている。また、PMOSトランジ
スタ62,63には、PMOSトランジスタ61が接続
されている。このPMOSトランジスタ61の他端はチ
ップ電源に接続され、さらに、そのゲートは入力端子及
びPMOSトランジスタ62のゲートに接続されてい
る。また、NMOSトランジスタ64,66は、NMO
Sトランジスタ65を介してアースに接続されている。
そして、NMOSトランジスタ64,65のそれぞれの
ゲートは、入力端子に接続されている。さらに、PMO
Sトランジスタ62,63とNMOSトランジスタ6
4,66とを結ぶ配線は、出力端子に接続されている。
【0045】このような構成としたことにより、ワード
線駆動期間とセンスアンプ入力側のイコライズタイミン
グを、選別時にそれぞれ独立に切り替えることができ
る。また、ディレイ可変インバータへの入力信号を制御
することにより、ワード線駆動期間とセンスアンプ入出
力のイコライズタイミングをそれぞれ複数段階に規定す
ることが可能となる。
【0046】以上、各実施例に基づいて本発明を説明し
たが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
く、スタティックRAM以外の半導体メモリにも適用す
ることができる。
【0047】例えば、上記実施例1では、2つの定電流
源D1,D2を用いたPWLタイマを備えた半導体メモリ
としたが、この他各種のタイマを適用することは勿論可
能である。
【0048】同様に、上記実施例2では、遅延手段を2
つの遅延回路を選択的に用いる構成としたが、この他各
種の遅延手段が適用可能である。
【0049】さらに、上記実施例4及び5においては、
タイミングコントロール信号発生回路24やディレイ可
変インバータを用いたタイマ回路を用いたが、ワード線
駆動期間と、センスアンプの入出力のイコライズタイミ
ングを独立に切り替え可能で、それぞれ複数段階にタイ
ミングを変えることができる他の回路を用いても勿論よ
い。
【0050】
【発明の効果】請求項1及び請求項2記載の発明によれ
ば、半導体メモリの読み出し、書き込みを可能とする期
間を短くして選別することが可能となり、特性の良くな
い、又は特性にタイミング余裕のないデバイスをスクリ
ーニングして出荷製品の品質を向上させる効果がある。
【0051】請求項3ないし5記載の発明によれば、ア
ンバランスなセンスアンプの良否を検出することがで
き、出荷製品の品質を向上する効果がある。
【0052】請求項6記載の発明によれば、メモリセル
のヒューズのカット状態が不十分でリークがあることを
確実且つ容易に検出できる効果がある。
【0053】請求項7及び8記載の発明によれば、半導
体メモリの内部タイミングに余裕の少ない回路箇所を判
定できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に用いたPWLタイマを示す
回路図。
【図2】本発明の実施例1のタイミングチャート。
【図3】本発明の実施例2の遅延手段を示す回路図。
【図4】SRAMの要部を示す回路図。
【図5】本発明の実施例4の要部を示す回路図。
【図6】本発明の実施例4のタイミングチャート。
【図7】本発明の実施例5の要部3を要す回路図。
【図8】本発明の実施例5に用いたディレイ可変インバ
ータの回路図。
【図9】従来のPWLタイマを示す回路図。
【図10】従来のセンスアンプ部を示す回路図。
【図11】メモリセルのヒューズの接続状態を示す回路
図。
【符号の説明】
1…センスアンプ Q1…pチャンネルトランジスタ Q2…nチャンネルトランジスタ D1,D2…定電流源 I1…第1遅延回路 I2…第2遅延回路 24…タイミングコントロール信号発生回路 31,32,33,48,49…ディレイ可変インバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 W 7630−4M

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワード線パルス駆動を規定するタイマを
    備えた半導体メモリにおいて、 前記タイマが、ワード線が“H”レベルとなる期間を、
    選別時用の短い期間と出荷時用の長い期間を選択可能と
    したことを特徴とする半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 ワード線パルス駆動方式を用いた半導体
    メモリの選別方法において、 ワード線が“H”レベルとなる期間を、選別時のみ短く
    設定することを特徴とする半導体メモリの選別方法。
  3. 【請求項3】 センスアンプの入出力を、タイマに基づ
    いてイコライズする半導体メモリにおいて、 前記タイマが、センスアンプの出力をイコライズする期
    間を、出荷時と選別時とで異なる期間を選択可能である
    ことを特徴とする半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 上記タイマは、出荷時のセンスアンプの
    出力のイコライズ期間を決める出荷用タイマと、出荷時
    のイコライズ期間より短い、選別時のイコライズ期間を
    決める選別用タイマとを備え、前記両タイマは選択可能
    である請求項3記載の半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 センスアンプの入出力をイコライズする
    半導体メモリの選別方法において、 入力のイコライズ解放と、出力のイコライズ解放とのタ
    イミング余裕を、選別時に小さくすることを特徴とする
    半導体メモリの選別方法。
  6. 【請求項6】 メモリセルのリペア用ヒューズを有する
    半導体メモリの選別方法において、 前記リペア用ヒューズの切断を検出するリセットパルス
    を選別時に入れないことを特徴とする半導体メモリの選
    別方法。
  7. 【請求項7】 ワード線駆動期間と、センスアンプの入
    出力のイコライズタイミングとをそれぞれ複数段階に規
    定するタイマ回路を有することを特徴とする半導体メモ
    リ。
  8. 【請求項8】 ワード線駆動期間と、センスアンプの入
    出力のイコライズタイミングとをそれぞれ複数段階に規
    定するタイマ回路を有する半導体メモリの選別方法にお
    いて、 前記タイマ回路を選別時に切り替えて、それぞれタイミ
    ング余裕の小さい条件で選別試験を行うことを特徴とす
    る半導体メモリの選別方法。
JP5328288A 1992-12-25 1993-12-24 半導体メモリ及びその選別方法 Pending JPH06243700A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007536684A (ja) * 2004-06-22 2007-12-13 ミクロン テクノロジー,インコーポレイテッド メモリデバイスにおける動的リフレッシュを改善する装置及び方法

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