JPH06243544A - テープデッキのブレーキ装置 - Google Patents
テープデッキのブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH06243544A JPH06243544A JP5289293A JP5289293A JPH06243544A JP H06243544 A JPH06243544 A JP H06243544A JP 5289293 A JP5289293 A JP 5289293A JP 5289293 A JP5289293 A JP 5289293A JP H06243544 A JPH06243544 A JP H06243544A
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- Japan
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- shoe
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- reel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はテープデッキのブレーキ装置に関
し、パットの取付作業を簡単にすると共に、パットのず
れをなくし、制動力を強くするようにすることを目的と
する。 【構成】 ブレーキレバー３５（５５）の先端に設けら
れた略Ｕ字形状の弾性材からなるシュー本体３８と、該
シュー本体に形成された凹部４０に取付けられたパット
３９とを備えるように構成する。
し、パットの取付作業を簡単にすると共に、パットのず
れをなくし、制動力を強くするようにすることを目的と
する。 【構成】 ブレーキレバー３５（５５）の先端に設けら
れた略Ｕ字形状の弾性材からなるシュー本体３８と、該
シュー本体に形成された凹部４０に取付けられたパット
３９とを備えるように構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テープデッキのブレー
キ装置に関し、例えばビデオテープデッキにおいて、早
送り又は巻戻し状態のテープを停止させるブレーキ装置
に関するものである。
キ装置に関し、例えばビデオテープデッキにおいて、早
送り又は巻戻し状態のテープを停止させるブレーキ装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のブレーキ装置としては、
図７〜図９に示すようなものが一般に知られている。図
７において、ブレーキシュー１０が取付けられたブレー
キレバー１１は、ばね１２により軸１３を支点として反
時計方向に付勢され、先端の凹部１４Ａにはアーム１５
の一端部に立設されたピン１６が係合している。このア
ーム１５は軸１４を中心に揺動可能に支持され、アーム
１５の他端部のピン１６Ａはモード切換レバー１７のカ
ム面に係合し、モード切換レバー１７により揺動させて
シュー１０をリール１８の円筒部１８ａの外周面上に接
触させるようになっている。前記シュー１０は図８，図
９に示すようにＴ字状のシュー本体７にゴム等の弾性材
からなるパット８をかぶせ、パット８の両端部はシュー
本体７の裏側の凹部９に押し込むことにより、ブレーキ
時のはずれ等を防止するようにしている。
図７〜図９に示すようなものが一般に知られている。図
７において、ブレーキシュー１０が取付けられたブレー
キレバー１１は、ばね１２により軸１３を支点として反
時計方向に付勢され、先端の凹部１４Ａにはアーム１５
の一端部に立設されたピン１６が係合している。このア
ーム１５は軸１４を中心に揺動可能に支持され、アーム
１５の他端部のピン１６Ａはモード切換レバー１７のカ
ム面に係合し、モード切換レバー１７により揺動させて
シュー１０をリール１８の円筒部１８ａの外周面上に接
触させるようになっている。前記シュー１０は図８，図
９に示すようにＴ字状のシュー本体７にゴム等の弾性材
からなるパット８をかぶせ、パット８の両端部はシュー
本体７の裏側の凹部９に押し込むことにより、ブレーキ
時のはずれ等を防止するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のブレーキ装置にあっては、パット８を小さい
凹部９に押し込む作業が面倒であるばかりでなく、ブレ
ーキ時に回転中のリール１８の円筒部１８ａの外周面に
接触させたとき、図９に示すようにパット８がシュー本
体７から回転側にずれ８ａを生じやすく、場合によって
はシュー本体７からはずれてしまうという問題点があっ
た。又、制動力はばね１２の力のみによって決定される
ため、ばね１２の力を強くする必要があり、コスト高に
なるという問題点もあった。
うな従来のブレーキ装置にあっては、パット８を小さい
凹部９に押し込む作業が面倒であるばかりでなく、ブレ
ーキ時に回転中のリール１８の円筒部１８ａの外周面に
接触させたとき、図９に示すようにパット８がシュー本
体７から回転側にずれ８ａを生じやすく、場合によって
はシュー本体７からはずれてしまうという問題点があっ
た。又、制動力はばね１２の力のみによって決定される
ため、ばね１２の力を強くする必要があり、コスト高に
なるという問題点もあった。
【０００４】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたものであり、シュー本体を略Ｕ字形状の弾性材で
形成し、シュー本体の凹部にパットを取付けるようにす
ることにより、パットの取付作業を簡単にすると共に、
パットのずれをなくし、シュー本体の弾性力で制動力を
強くするようにしたテープデッキのブレーキ装置を提供
することを目的とする。
されたものであり、シュー本体を略Ｕ字形状の弾性材で
形成し、シュー本体の凹部にパットを取付けるようにす
ることにより、パットの取付作業を簡単にすると共に、
パットのずれをなくし、シュー本体の弾性力で制動力を
強くするようにしたテープデッキのブレーキ装置を提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブレーキレバ
ーに設けられた略Ｕ字形状の弾性材からなるシュー本体
と、該シュー本体に形成された凹部に取付けられたパッ
トとを備えたことを特徴とするものである。
ーに設けられた略Ｕ字形状の弾性材からなるシュー本体
と、該シュー本体に形成された凹部に取付けられたパッ
トとを備えたことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】本発明ではシュー本体が略Ｕ字形状の弾性材で
あるので、その弾性変形によって強い制動力がリールを
付与されると共に、パットがシュー本体の凹部に取付け
られているので、ブレーキ動作時パットが凹部の側壁に
より保持されずれることがない。
あるので、その弾性変形によって強い制動力がリールを
付与されると共に、パットがシュー本体の凹部に取付け
られているので、ブレーキ動作時パットが凹部の側壁に
より保持されずれることがない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１〜図６は本発明に係るテープデッキのブレー
キ装置の一実施例を示す図である。図７〜図９と同一構
成には同一符号で示す。まず、構成につき説明する。図
１，２において、２０は本発明に係るブレーキ装置を備
えたテープデッキである。２１は供給リール１８の中央
部の供給リール軸、２２は巻取リール２３の中央部の巻
取りリール軸、２４はモード切換レバーであり、モード
切換レバー２４は図示していないカム体に連動して左右
往復動をし、記録再生モード、早送りモード、巻戻しモ
ード、レビューモードおよびストップモード等の動作を
行わせる。
する。図１〜図６は本発明に係るテープデッキのブレー
キ装置の一実施例を示す図である。図７〜図９と同一構
成には同一符号で示す。まず、構成につき説明する。図
１，２において、２０は本発明に係るブレーキ装置を備
えたテープデッキである。２１は供給リール１８の中央
部の供給リール軸、２２は巻取リール２３の中央部の巻
取りリール軸、２４はモード切換レバーであり、モード
切換レバー２４は図示していないカム体に連動して左右
往復動をし、記録再生モード、早送りモード、巻戻しモ
ード、レビューモードおよびストップモード等の動作を
行わせる。
【０００８】供給リール１８と巻取リール２３との間の
デッキシャーシ２５にはリール駆動軸２６が固定され、
リール駆動軸２６には、クラッチ機構２７が回転自在に
取り付けられている。このクラッチ機構２７にはアイド
ルギア２８が設けられており、記録再生モード及び早送
りモードの場合には、前記アイドルギア２８を巻取用ド
リブンギヤ２９に噛み合わせる。一方、巻き戻しモード
の場合には、アイドルギヤ２８を供給用トリブンギア３
０に噛み合わせるようになされている。３１，３２はバ
ックテンションレバー、３３，３４はブレーキ装置であ
り、これらはそれぞれ前記モード切換レバー２４の左右
動と連動して供給リール軸２１及び巻取りリール軸２２
にバックテンションおよび制動力を付与するようになさ
れている。
デッキシャーシ２５にはリール駆動軸２６が固定され、
リール駆動軸２６には、クラッチ機構２７が回転自在に
取り付けられている。このクラッチ機構２７にはアイド
ルギア２８が設けられており、記録再生モード及び早送
りモードの場合には、前記アイドルギア２８を巻取用ド
リブンギヤ２９に噛み合わせる。一方、巻き戻しモード
の場合には、アイドルギヤ２８を供給用トリブンギア３
０に噛み合わせるようになされている。３１，３２はバ
ックテンションレバー、３３，３４はブレーキ装置であ
り、これらはそれぞれ前記モード切換レバー２４の左右
動と連動して供給リール軸２１及び巻取りリール軸２２
にバックテンションおよび制動力を付与するようになさ
れている。
【０００９】ブレーキ装置３３の詳細を図３〜図５に示
している。３５は軸３６に支持されたブレーキレバーで
あり、ブレーキレバー３５の先端にはシュー３７が設け
られている。このシュー３７は略Ｕ字形状の弾性材から
なるシュー本体３８と、このシュー本体３８の表面に取
り付けられたパット３９とからなる。このシュー本体３
８の表面には凹部４０が形成され、この凹部４０にパッ
ト３９を嵌め込んで貼着している。この凹部４０は、図
４に示す如く一側片が開口され、回転方向側の前後を含
め、三方にリブ４１，４２，４３を有する形状である
が、前後二個所にのみリブ４１，４３を有する形状でも
よい。
している。３５は軸３６に支持されたブレーキレバーで
あり、ブレーキレバー３５の先端にはシュー３７が設け
られている。このシュー３７は略Ｕ字形状の弾性材から
なるシュー本体３８と、このシュー本体３８の表面に取
り付けられたパット３９とからなる。このシュー本体３
８の表面には凹部４０が形成され、この凹部４０にパッ
ト３９を嵌め込んで貼着している。この凹部４０は、図
４に示す如く一側片が開口され、回転方向側の前後を含
め、三方にリブ４１，４２，４３を有する形状である
が、前後二個所にのみリブ４１，４３を有する形状でも
よい。
【００１０】また、ブレーキ装置３４の詳細を図６に示
す。５５は軸５６に支持されたブレーキレバーであり、
ブレーキレバー５５の先端にはシュー５７が設けられて
いる。シュー５７は上記シュー３７とは略逆Ｕ字形状の
弾性材からなるシュー本体５８と、このシュー本体５８
の表面に取付けられたパット３９とからなっている。シ
ュー本体５８の表面には前記したシュー本体３８と同様
な凹部４０が設けられている。
す。５５は軸５６に支持されたブレーキレバーであり、
ブレーキレバー５５の先端にはシュー５７が設けられて
いる。シュー５７は上記シュー３７とは略逆Ｕ字形状の
弾性材からなるシュー本体５８と、このシュー本体５８
の表面に取付けられたパット３９とからなっている。シ
ュー本体５８の表面には前記したシュー本体３８と同様
な凹部４０が設けられている。
【００１１】尚、上述したように、図３〜図５は供給リ
ール１８側のブレーキ装置３３、図６は巻取リール２３
側のブレーキ装置３４を示したものであり、一方のブレ
ーキ装置３３はシュー本体３８の略Ｕ字形状の開放側の
向きが早送り回転方向（矢印４４方向）に向き、他方の
ブレーキ装置３４はこれと逆方向すなわち巻戻し回転方
向（矢印４５方向）に向くように配置されてる。
ール１８側のブレーキ装置３３、図６は巻取リール２３
側のブレーキ装置３４を示したものであり、一方のブレ
ーキ装置３３はシュー本体３８の略Ｕ字形状の開放側の
向きが早送り回転方向（矢印４４方向）に向き、他方の
ブレーキ装置３４はこれと逆方向すなわち巻戻し回転方
向（矢印４５方向）に向くように配置されてる。
【００１２】次に作用を説明する。本発明においては、
モード切換レバー２４の切換え動作によりブレーキレバ
ー３５は図５，図６の矢印Ｂ方向に揺動し、供給リール
１８及び巻取りリール２３にパット３９が圧接する。こ
の場合、早送りからブレーキ動作を行う場合は、図１に
示すように、シュー本体５８の略Ｕ字形状の向きが早送
り回転方向４４と逆に向いている巻取リール側のブレー
キ装置３４の方に、より強いブレーキ力が働く。これは
ブレーキ時にシュー本体５８の略Ｕ字形状が狭くなるよ
うに弾性変形し、この反力としてパット３９はより強力
にリールの外周面を押圧するためである。
モード切換レバー２４の切換え動作によりブレーキレバ
ー３５は図５，図６の矢印Ｂ方向に揺動し、供給リール
１８及び巻取りリール２３にパット３９が圧接する。こ
の場合、早送りからブレーキ動作を行う場合は、図１に
示すように、シュー本体５８の略Ｕ字形状の向きが早送
り回転方向４４と逆に向いている巻取リール側のブレー
キ装置３４の方に、より強いブレーキ力が働く。これは
ブレーキ時にシュー本体５８の略Ｕ字形状が狭くなるよ
うに弾性変形し、この反力としてパット３９はより強力
にリールの外周面を押圧するためである。
【００１３】又、逆に巻戻しからブレーキ動作を行う場
合は、図２に示すように、同様の理由で供給リール側の
ブレーキ装置３３の方に強いブレーキ力が働く。尚、パ
ット３９がリールに圧接した際、パット３９がリールの
回転方向にずれようとする力が働くが、リブ４１，４３
で両端が係止されているため、ずれを生ずるのを防止す
ることができる。
合は、図２に示すように、同様の理由で供給リール側の
ブレーキ装置３３の方に強いブレーキ力が働く。尚、パ
ット３９がリールに圧接した際、パット３９がリールの
回転方向にずれようとする力が働くが、リブ４１，４３
で両端が係止されているため、ずれを生ずるのを防止す
ることができる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブレーキ装置のシュー本体を略Ｕ字形状の弾性材で構成
したので、ブレーキ動作時シュー本体の変形による反力
である圧接力がリールに働き、強い制動力が得られると
共に、シュー本体の凹部にパットを取り付けるだけで簡
単にパット取付ができ、取付作業が簡単で組付け作業の
効率が大幅に向上でき、又凹部内にパットが係止されて
いるので、ブレーキ動作時パットがずれるのを防止する
ことができる。
ブレーキ装置のシュー本体を略Ｕ字形状の弾性材で構成
したので、ブレーキ動作時シュー本体の変形による反力
である圧接力がリールに働き、強い制動力が得られると
共に、シュー本体の凹部にパットを取り付けるだけで簡
単にパット取付ができ、取付作業が簡単で組付け作業の
効率が大幅に向上でき、又凹部内にパットが係止されて
いるので、ブレーキ動作時パットがずれるのを防止する
ことができる。
【図１】本発明に係るテープデッキのブレーキ装置の一
実施例の動作状態を示す平面図である。
実施例の動作状態を示す平面図である。
【図２】図１に示す実施例の他の動作状態の平面図であ
る。
る。
【図３】図１に示す実施例の要部を示す図である。
【図４】図３に示す実施例のパットの正面図である。
【図５】図１に示す実施例の供給リール側のブレーキ動
作状態の要部を示す図である。
作状態の要部を示す図である。
【図６】図１に示す実施例の巻取りリール側のブレーキ
装置の要部を示す図である。
装置の要部を示す図である。
【図７】従来のテープデッキのブレーキ装置の平面図で
ある。
ある。
【図８】従来のブレーキ装置の要部を示す図である。
【図９】従来のブレーキ装置の動作状態の拡大図であ
る。
る。
３５，５５ ブレーキレバー ３８，５８ シュー本体 ３９ パット ４０ 凹部
Claims (1)
- 【請求項１】 ブレーキレバーに設けられた略Ｕ字形状
の弾性材からなるシュー本体と、該シュー本体に形成さ
れた凹部に取付けられたパットとを備えたことを特徴と
するテープデッキのブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5289293A JPH06243544A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | テープデッキのブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5289293A JPH06243544A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | テープデッキのブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06243544A true JPH06243544A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12927521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5289293A Pending JPH06243544A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | テープデッキのブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06243544A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6119823A (en) * | 1997-08-18 | 2000-09-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Brake mechanism for rotator |
| US6536695B2 (en) * | 1999-12-20 | 2003-03-25 | Funai Electric Co., Ltd. | Magnetic tape apparatus |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP5289293A patent/JPH06243544A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6119823A (en) * | 1997-08-18 | 2000-09-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Brake mechanism for rotator |
| CN1111854C (zh) * | 1997-08-18 | 2003-06-18 | 三菱电机株式会社 | 回转体的制动机构 |
| US6536695B2 (en) * | 1999-12-20 | 2003-03-25 | Funai Electric Co., Ltd. | Magnetic tape apparatus |
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