JPH06243446A - 磁気ヘッドユニット - Google Patents
磁気ヘッドユニットInfo
- Publication number
- JPH06243446A JPH06243446A JP5028951A JP2895193A JPH06243446A JP H06243446 A JPH06243446 A JP H06243446A JP 5028951 A JP5028951 A JP 5028951A JP 2895193 A JP2895193 A JP 2895193A JP H06243446 A JPH06243446 A JP H06243446A
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- JP
- Japan
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- head
- base plate
- heads
- erasing
- magnetic
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッドのアジマス調整を正確に、かつ、容易
に行なうことのできる磁気ヘッドユニットを提供する。 【構成】 台板2の中央部にヘッド挿入用開口3を形成
するとともに、この台板2のヘッド挿入用開口3の内側
に記録再生用ヘッド4および消去用ヘッド5をそれぞれ
固定し、前記台板2を磁気記録媒体の往路と復路とで1
80゜反転動作される取付治具10に装着し、前記台板
2に前記各ヘッド4,5のアジマス調整用の位置決め基
準面13を形成したことを特徴とする。
に行なうことのできる磁気ヘッドユニットを提供する。 【構成】 台板2の中央部にヘッド挿入用開口3を形成
するとともに、この台板2のヘッド挿入用開口3の内側
に記録再生用ヘッド4および消去用ヘッド5をそれぞれ
固定し、前記台板2を磁気記録媒体の往路と復路とで1
80゜反転動作される取付治具10に装着し、前記台板
2に前記各ヘッド4,5のアジマス調整用の位置決め基
準面13を形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドユニットに係
り、特に、オーディオカセットのオートリバース式のテ
ープデッキ等に用いられ、カセットテープの往路と復路
とで磁気ヘッドを180゜反転させるようにした回転式
の磁気ヘッドユニットに関する。
り、特に、オーディオカセットのオートリバース式のテ
ープデッキ等に用いられ、カセットテープの往路と復路
とで磁気ヘッドを180゜反転させるようにした回転式
の磁気ヘッドユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーディオカセットのテープデ
ッキ等においては、オートリバースによる磁気情報の記
録、再生が行なわれており、近年、このようなオートリ
バース式のテープデッキにおいては、カセットテープの
往路と復路とで磁気ヘッドを180゜反転させてカセッ
トテープの往路および復路における記録、再生条件を等
しくするようにした回転式の磁気ヘッドユニットが用い
られている。
ッキ等においては、オートリバースによる磁気情報の記
録、再生が行なわれており、近年、このようなオートリ
バース式のテープデッキにおいては、カセットテープの
往路と復路とで磁気ヘッドを180゜反転させてカセッ
トテープの往路および復路における記録、再生条件を等
しくするようにした回転式の磁気ヘッドユニットが用い
られている。
【0003】図5乃至図7はこのような従来の回転式の
磁気ヘッドユニットを示したもので、この磁気ヘッドユ
ニット1は、ほぼ円形状を有する台板2を有しており、
この台板2の中央部には、ヘッド挿入用開口3が形成さ
れている。前記台板2のヘッド挿入用開口3には、記録
再生用ヘッド4および消去用ヘッド5がそれぞれ挿入さ
れており、この記録再生用ヘッド4および消去用ヘッド
5は、前記台板2のヘッド挿入用開口3に挿入された状
態で、接着剤等により台板2に対して固定されるもので
ある。
磁気ヘッドユニットを示したもので、この磁気ヘッドユ
ニット1は、ほぼ円形状を有する台板2を有しており、
この台板2の中央部には、ヘッド挿入用開口3が形成さ
れている。前記台板2のヘッド挿入用開口3には、記録
再生用ヘッド4および消去用ヘッド5がそれぞれ挿入さ
れており、この記録再生用ヘッド4および消去用ヘッド
5は、前記台板2のヘッド挿入用開口3に挿入された状
態で、接着剤等により台板2に対して固定されるもので
ある。
【0004】また、前記台板2の前記ヘッド挿入用開口
3の両側部には、前記記録再生用ヘッド4および消去用
ヘッド5の一側面を保持する一対のテープガイド6,6
が前方に突出形成されており、これら各テープガイド6
の先端部内面角部には、前記記録再生用ヘッド4および
消去用ヘッド5のそれぞれ一側先端部が当接される係止
片7が形成されている。さらに、前記各テープガイド6
の先端面には、磁気テープ等の図示しない磁気記録媒体
を前記各ヘッド4,5に対して所定位置に案内するガイ
ド凹部8が形成されている。
3の両側部には、前記記録再生用ヘッド4および消去用
ヘッド5の一側面を保持する一対のテープガイド6,6
が前方に突出形成されており、これら各テープガイド6
の先端部内面角部には、前記記録再生用ヘッド4および
消去用ヘッド5のそれぞれ一側先端部が当接される係止
片7が形成されている。さらに、前記各テープガイド6
の先端面には、磁気テープ等の図示しない磁気記録媒体
を前記各ヘッド4,5に対して所定位置に案内するガイ
ド凹部8が形成されている。
【0005】また、前記台板2のヘッド挿入用開口3の
上下位置には、それぞれ取付用孔9,9が穿設されてお
り、この取付用孔9の台板2の裏面側の周縁部には、図
示しない位置決め凹部が形成されている。
上下位置には、それぞれ取付用孔9,9が穿設されてお
り、この取付用孔9の台板2の裏面側の周縁部には、図
示しない位置決め凹部が形成されている。
【0006】また、図7に示すように、前記台板2を取
付けるための取付治具10が配設されており、この取付
治具10は、図示しない駆動装置により180゜回転可
能とされている。前記取付治具10には、前記台板2の
取付用孔9の位置決め凹部に係合して台板2の位置決め
を行なう位置決め突起11が形成されており、この位置
決め突起11の中心部には、前記取付用孔9に連通する
ねじ穴12が形成されている。
付けるための取付治具10が配設されており、この取付
治具10は、図示しない駆動装置により180゜回転可
能とされている。前記取付治具10には、前記台板2の
取付用孔9の位置決め凹部に係合して台板2の位置決め
を行なう位置決め突起11が形成されており、この位置
決め突起11の中心部には、前記取付用孔9に連通する
ねじ穴12が形成されている。
【0007】このような従来の磁気ヘッドを組立てる場
合は、まず、前記台板2の挿入用開口に各ヘッド4,5
を各ヘッド4,5の先端縁が前記テープガイド6の係止
片7に当接するように挿入し、この状態で、前記各ヘッ
ド4,5のアジマス調整を行なうようになっている。
合は、まず、前記台板2の挿入用開口に各ヘッド4,5
を各ヘッド4,5の先端縁が前記テープガイド6の係止
片7に当接するように挿入し、この状態で、前記各ヘッ
ド4,5のアジマス調整を行なうようになっている。
【0008】前記各ヘッド4,5のアジマス調整は、前
記台板2を取付治具10に取付けた状態で、前記各ヘッ
ド4,5の取付角度が適正な位置になるように調整する
必要があり、前記台板2は、取付治具10の位置決め突
起11に応じてその取付位置が決定されるため、前記取
付治具10の位置決め突起11に対応する位置決め凹部
が形成された台板2の一方の取付用孔9の中心の空間を
基準として前記各ヘッド4,5のアジマス調整が行なわ
れるようになっている。
記台板2を取付治具10に取付けた状態で、前記各ヘッ
ド4,5の取付角度が適正な位置になるように調整する
必要があり、前記台板2は、取付治具10の位置決め突
起11に応じてその取付位置が決定されるため、前記取
付治具10の位置決め突起11に対応する位置決め凹部
が形成された台板2の一方の取付用孔9の中心の空間を
基準として前記各ヘッド4,5のアジマス調整が行なわ
れるようになっている。
【0009】一方、前記各ヘッド4,5をそのギャップ
部分が前記台板2のガイド凹部8に案内されるべき磁気
テープに対して所定位置となるように位置調整し、各ヘ
ッド4,5を、例えば、図示しない治具により前記記録
再生用ヘッド4の一側面を台板2の挿入用開口3の側面
に押付ける等の手段により固定し、この状態で、接着剤
等により、各ヘッド4,5を台板2に固定するようにな
っている。
部分が前記台板2のガイド凹部8に案内されるべき磁気
テープに対して所定位置となるように位置調整し、各ヘ
ッド4,5を、例えば、図示しない治具により前記記録
再生用ヘッド4の一側面を台板2の挿入用開口3の側面
に押付ける等の手段により固定し、この状態で、接着剤
等により、各ヘッド4,5を台板2に固定するようにな
っている。
【0010】そして、前記工程により、各ヘッド4,5
のアジマス調整および台板2への固定が完了した後、前
記台板2の取付用孔9の位置決め凹部を前記取付治具1
0の位置決め突起11に係合させて台板2の位置決めを
行ない、前記取付用孔9から取付治具10のねじ穴12
に図示しないねじを螺入させることにより、前記台板2
を取付治具10に固定するようになっている。
のアジマス調整および台板2への固定が完了した後、前
記台板2の取付用孔9の位置決め凹部を前記取付治具1
0の位置決め突起11に係合させて台板2の位置決めを
行ない、前記取付用孔9から取付治具10のねじ穴12
に図示しないねじを螺入させることにより、前記台板2
を取付治具10に固定するようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の磁
気ヘッドユニット1においては、台板2に対して各ヘッ
ド4,5のアジマス調整を行なう場合に、台板2の一方
の取付用孔9の中心の空間を基準として行なうようにし
ているので、アジマス調整の位置決め基準が極めて曖昧
となり、取付用孔9の空間に存在する位置決め基準を想
定しながら調整を行なう必要があり、その結果、各ヘッ
ド4,5のアジマス調整を正確に行なうことができず、
アジマス精度が低下してしまい、しかも、アジマス調整
作業が極めて困難であるという問題を有している。
気ヘッドユニット1においては、台板2に対して各ヘッ
ド4,5のアジマス調整を行なう場合に、台板2の一方
の取付用孔9の中心の空間を基準として行なうようにし
ているので、アジマス調整の位置決め基準が極めて曖昧
となり、取付用孔9の空間に存在する位置決め基準を想
定しながら調整を行なう必要があり、その結果、各ヘッ
ド4,5のアジマス調整を正確に行なうことができず、
アジマス精度が低下してしまい、しかも、アジマス調整
作業が極めて困難であるという問題を有している。
【0012】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、ヘッドのアジマス調整を正確に、かつ、容易に行な
うことのできる磁気ヘッドユニットを提供することを目
的とするものである。
で、ヘッドのアジマス調整を正確に、かつ、容易に行な
うことのできる磁気ヘッドユニットを提供することを目
的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る磁気ヘッドユニットは、台板の中央部にヘ
ッド挿入用開口を形成するとともに、この台板のヘッド
挿入用開口の内側に磁気ヘッドを固定し、前記台板を磁
気記録媒体の往路と復路とで180゜反転動作される取
付治具に装着してなる磁気ヘッドユニットにおいて、前
記台板に前記各ヘッドのアジマス調整用の位置決め基準
部を形成したことを特徴とするものである。
本発明に係る磁気ヘッドユニットは、台板の中央部にヘ
ッド挿入用開口を形成するとともに、この台板のヘッド
挿入用開口の内側に磁気ヘッドを固定し、前記台板を磁
気記録媒体の往路と復路とで180゜反転動作される取
付治具に装着してなる磁気ヘッドユニットにおいて、前
記台板に前記各ヘッドのアジマス調整用の位置決め基準
部を形成したことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明の磁気ヘッドユニットによれば、各ヘッ
ドの角度位置を台板の基準部を基準として調整すること
により、アジマス調整を行なうようにしているので、従
来のように、取付用孔の内部空間の想定基準位置を基準
にアジマス調整を行なう必要がなく、ヘッドのアジマス
調整時における位置決めの基準位置を容易に規定するこ
とができ、極めて正確で高精度なアジマス調整を行なう
ことができ、しかも、ヘッドのアジマス調整作業を容易
に行なうことができるものである。
ドの角度位置を台板の基準部を基準として調整すること
により、アジマス調整を行なうようにしているので、従
来のように、取付用孔の内部空間の想定基準位置を基準
にアジマス調整を行なう必要がなく、ヘッドのアジマス
調整時における位置決めの基準位置を容易に規定するこ
とができ、極めて正確で高精度なアジマス調整を行なう
ことができ、しかも、ヘッドのアジマス調整作業を容易
に行なうことができるものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4を参照
して説明する。
して説明する。
【0016】図1は本発明に係る磁気ヘッドユニットの
一実施例を示したもので、磁気ヘッドユニット1の台板
2の中央部には、ヘッド挿入用開口3が形成されてお
り、この台板2のヘッド挿入用開口3には、記録再生用
ヘッド4および消去用ヘッド5がそれぞれ嵌入されて接
着剤等により固定されている。
一実施例を示したもので、磁気ヘッドユニット1の台板
2の中央部には、ヘッド挿入用開口3が形成されてお
り、この台板2のヘッド挿入用開口3には、記録再生用
ヘッド4および消去用ヘッド5がそれぞれ嵌入されて接
着剤等により固定されている。
【0017】また、前記台板2の前記ヘッド挿入用開口
3の両側部には、前記記録再生用ヘッド4および消去用
ヘッド5の一側面を保持するとともに、先端部に前記各
ヘッド4,5の一側先端部が当接される係止片7が形成
された一対のテープガイド6,6が前方に突出形成され
ており、これら各テープガイド6の先端面には、図示し
ない磁気テープを前記各ヘッド4,5に対して所定位置
に案内するガイド凹部8が形成されている。
3の両側部には、前記記録再生用ヘッド4および消去用
ヘッド5の一側面を保持するとともに、先端部に前記各
ヘッド4,5の一側先端部が当接される係止片7が形成
された一対のテープガイド6,6が前方に突出形成され
ており、これら各テープガイド6の先端面には、図示し
ない磁気テープを前記各ヘッド4,5に対して所定位置
に案内するガイド凹部8が形成されている。
【0018】また、前記台板2のヘッド挿入用開口3の
上下位置には、それぞれ取付用孔9が穿設されており、
さらに、本実施例においては、前記台板2の下部両側に
は、前記下方の取付用孔9の中心を通る水平な線で切り
欠いてなる位置決め基準部としての基準面13が形成さ
れている。
上下位置には、それぞれ取付用孔9が穿設されており、
さらに、本実施例においては、前記台板2の下部両側に
は、前記下方の取付用孔9の中心を通る水平な線で切り
欠いてなる位置決め基準部としての基準面13が形成さ
れている。
【0019】なお、前記実施例においては、基準部を下
方の取付用孔9を基準とした基準面13により構成する
ようにしているが、例えば、切欠き溝、突起あるいは孔
部等いずれの形状であってもよいし、また、前記基準部
は、台板2の上部、側部等いずれの箇所に形成するうよ
にしてもよい。
方の取付用孔9を基準とした基準面13により構成する
ようにしているが、例えば、切欠き溝、突起あるいは孔
部等いずれの形状であってもよいし、また、前記基準部
は、台板2の上部、側部等いずれの箇所に形成するうよ
にしてもよい。
【0020】また、図2に示すように、図示しない駆動
装置により180゜回転可能とされ前記台板2を取付け
るための取付治具10が配設されており、この取付治具
10には、前記台板2の各基準面13に当接して台板2
の位置決めを行なう位置決め突起14が形成されてい
る。
装置により180゜回転可能とされ前記台板2を取付け
るための取付治具10が配設されており、この取付治具
10には、前記台板2の各基準面13に当接して台板2
の位置決めを行なう位置決め突起14が形成されてい
る。
【0021】次に、本実施例の作用について説明する。
【0022】本実施例において磁気ヘッドユニット1の
組立てを行なう場合は、まず、前記台板2のヘッド挿入
用開口3に各ヘッド4,5を各ヘッド4,5の先端縁が
前記テープガイド6の係止片7に当接するように嵌入
し、この状態で、前記各ヘッド4,5の角度位置を前記
台板2の基準面13を基準として図示しない治具により
調整することにより、アジマス調整を行なうようになっ
ている。一方、前記各ヘッド4,5をそのギャップ部分
が前記台板2のガイド凹部8に案内されるべき磁気テー
プに対して所定位置となるように位置調整した状態で、
前記各ヘッド4,5を接着剤等により台板2に固定する
ようになっている。
組立てを行なう場合は、まず、前記台板2のヘッド挿入
用開口3に各ヘッド4,5を各ヘッド4,5の先端縁が
前記テープガイド6の係止片7に当接するように嵌入
し、この状態で、前記各ヘッド4,5の角度位置を前記
台板2の基準面13を基準として図示しない治具により
調整することにより、アジマス調整を行なうようになっ
ている。一方、前記各ヘッド4,5をそのギャップ部分
が前記台板2のガイド凹部8に案内されるべき磁気テー
プに対して所定位置となるように位置調整した状態で、
前記各ヘッド4,5を接着剤等により台板2に固定する
ようになっている。
【0023】そして、前記工程により、各ヘッド4,5
のアジマス調整および台板2への固定が完了した後、前
記台板2の基準面13を前記取付治具10の位置決め突
起14に当接させて台板2の位置決めを行ない、前記取
付用孔9から取付治具10のねじ穴12に図示しないね
じを螺入させることにより、前記台板2を取付治具10
に固定するようになっている。
のアジマス調整および台板2への固定が完了した後、前
記台板2の基準面13を前記取付治具10の位置決め突
起14に当接させて台板2の位置決めを行ない、前記取
付用孔9から取付治具10のねじ穴12に図示しないね
じを螺入させることにより、前記台板2を取付治具10
に固定するようになっている。
【0024】したがって、本実施例においては、前記各
ヘッド4,5のアジマス調整を台板2に形成された基準
面13を基準として行なうようにしており、従来のよう
に、取付用孔9の内部空間の想定基準位置を基準にアジ
マス調整を行なうものではないので、ヘッドのアジマス
調整時における位置決めの基準位置を容易に規定するこ
とができ、極めて正確で高精度なアジマス調整を行なう
ことができ、しかも、ヘッドのアジマス調整作業を容易
に行なうことができる。
ヘッド4,5のアジマス調整を台板2に形成された基準
面13を基準として行なうようにしており、従来のよう
に、取付用孔9の内部空間の想定基準位置を基準にアジ
マス調整を行なうものではないので、ヘッドのアジマス
調整時における位置決めの基準位置を容易に規定するこ
とができ、極めて正確で高精度なアジマス調整を行なう
ことができ、しかも、ヘッドのアジマス調整作業を容易
に行なうことができる。
【0025】また、図3は本発明の他の実施例を示した
もので、台板2のヘッド挿入用開口3の内面であって、
消去用ヘッド5の配設部分の下面に対応する位置には、
前記消去用ヘッド5の位置決め基準としての基準ボス1
5が前記台板2の前後方向に延在するように突出形成さ
れており、前記台板2の上部内面であって前記基準ボス
15に対向する位置には、先端が鋭角状に形成され先端
が変形しやすくされた押付けボス16が前後方向に延在
するように突出形成されている。
もので、台板2のヘッド挿入用開口3の内面であって、
消去用ヘッド5の配設部分の下面に対応する位置には、
前記消去用ヘッド5の位置決め基準としての基準ボス1
5が前記台板2の前後方向に延在するように突出形成さ
れており、前記台板2の上部内面であって前記基準ボス
15に対向する位置には、先端が鋭角状に形成され先端
が変形しやすくされた押付けボス16が前後方向に延在
するように突出形成されている。
【0026】本実施例においては、前記台板2のヘッド
挿入用開口3の内側の前記基準ボス15および押付けボ
ス16の間に前記消去用ヘッド5を挿入することによ
り、前記消去用ヘッド5の下面が前記基準ボス15によ
り位置決めされるとともに、前記押付けボス16が変形
して消去用ヘッド5の上面に圧接され、これにより、消
去用ヘッド5を位置決めした状態で保持するようになっ
ている。
挿入用開口3の内側の前記基準ボス15および押付けボ
ス16の間に前記消去用ヘッド5を挿入することによ
り、前記消去用ヘッド5の下面が前記基準ボス15によ
り位置決めされるとともに、前記押付けボス16が変形
して消去用ヘッド5の上面に圧接され、これにより、消
去用ヘッド5を位置決めした状態で保持するようになっ
ている。
【0027】この場合に、前記各ボス15,16は、前
記消去用ヘッド5の上下面に対してほぼ線接触もしくは
点接触されていることから、前記各ボス15,16に保
持された状態であっても、消去用ヘッド5のアジマス調
整を容易に行なうことができる。
記消去用ヘッド5の上下面に対してほぼ線接触もしくは
点接触されていることから、前記各ボス15,16に保
持された状態であっても、消去用ヘッド5のアジマス調
整を容易に行なうことができる。
【0028】したがって、本実施例においては、消去用
ヘッド5を台板2のヘッド挿入用開口3に挿入するだけ
で、基準ボス15を基準とした位置に押付けボス16と
により位置決め状態で保持されるので、消去用ヘッド5
について従来のような位置調整が不要となり、消去用ヘ
ッド5の位置合せを容易に行なうことができる。
ヘッド5を台板2のヘッド挿入用開口3に挿入するだけ
で、基準ボス15を基準とした位置に押付けボス16と
により位置決め状態で保持されるので、消去用ヘッド5
について従来のような位置調整が不要となり、消去用ヘ
ッド5の位置合せを容易に行なうことができる。
【0029】また、前記各ボス15,16により消去用
ヘッド5を保持するようにしているので、前記消去用ヘ
ッド5を台板2に対して接着剤等により固定する場合
に、前記各ボス15,16と接着剤とにより固定される
ことになるので、消去用ヘッド5の保持強度を著しく増
大させることができ、また、接着剤の収縮応力による位
置ずれ等の発生を確実に防止することができる。
ヘッド5を保持するようにしているので、前記消去用ヘ
ッド5を台板2に対して接着剤等により固定する場合
に、前記各ボス15,16と接着剤とにより固定される
ことになるので、消去用ヘッド5の保持強度を著しく増
大させることができ、また、接着剤の収縮応力による位
置ずれ等の発生を確実に防止することができる。
【0030】また、図4は本発明のさらに他の実施例を
示したもので、本実施例においては、前記台板2のヘッ
ド挿入用開口3の消去用ヘッド5配設側内面に、基準ボ
ス15を突出形成するとともに、前記ヘッド挿入用開口
3の記録再生用ヘッド4配設側内面に、変形可能な押付
けボス16を突出形成するようにしたものである。
示したもので、本実施例においては、前記台板2のヘッ
ド挿入用開口3の消去用ヘッド5配設側内面に、基準ボ
ス15を突出形成するとともに、前記ヘッド挿入用開口
3の記録再生用ヘッド4配設側内面に、変形可能な押付
けボス16を突出形成するようにしたものである。
【0031】本実施例においては、前記各記録再生用ヘ
ッド4および消去用ヘッド5を台板2のヘッド挿入用開
口3の前記基準ボス15および押付けボス16の間に挿
入することにより、前記消去用ヘッド5の一側面が前記
基準ボス15により位置決めされるとともに、前記記録
再生用ヘッド4の一側面に前記押付けボス16が変形し
て圧接され、これにより、記録再生用ヘッド4および消
去用ヘッド5を位置決めした状態で保持するようになっ
ている。
ッド4および消去用ヘッド5を台板2のヘッド挿入用開
口3の前記基準ボス15および押付けボス16の間に挿
入することにより、前記消去用ヘッド5の一側面が前記
基準ボス15により位置決めされるとともに、前記記録
再生用ヘッド4の一側面に前記押付けボス16が変形し
て圧接され、これにより、記録再生用ヘッド4および消
去用ヘッド5を位置決めした状態で保持するようになっ
ている。
【0032】この場合においても、前記各ボス15,1
6は、前記記録再生用ヘッド4および消去用ヘッド5の
側面に対してほぼ線接触もしくは点接触されていること
から、前記各ボス15,16に保持された状態であって
も、記録再生用ヘッド4および消去用ヘッド5のアジマ
ス調整を容易に行なうことができる。
6は、前記記録再生用ヘッド4および消去用ヘッド5の
側面に対してほぼ線接触もしくは点接触されていること
から、前記各ボス15,16に保持された状態であって
も、記録再生用ヘッド4および消去用ヘッド5のアジマ
ス調整を容易に行なうことができる。
【0033】したがって、本実施例においても前記図3
に示す実施例のものと同様に、記録再生用ヘッド4およ
び消去用ヘッド5を台板2のヘッド挿入用開口3に挿入
するだけで、各ボス15,16により位置決め状態で保
持されるので、記録再生用ヘッド4および消去用ヘッド
5の位置合せを容易に行なうことができる。
に示す実施例のものと同様に、記録再生用ヘッド4およ
び消去用ヘッド5を台板2のヘッド挿入用開口3に挿入
するだけで、各ボス15,16により位置決め状態で保
持されるので、記録再生用ヘッド4および消去用ヘッド
5の位置合せを容易に行なうことができる。
【0034】また、前記各ボス15,16により各ヘッ
ド4,5を所定位置に保持するようにしているので、前
記各ヘッド4,5を台板2に対して接着剤等により固定
する場合に、各ヘッド4,5を台板2に対して押付ける
ための特別な治具等が不要となり、治具の構造を簡単に
することができ、しかも、ヘッドの組立作業の簡略化を
図ることができる。
ド4,5を所定位置に保持するようにしているので、前
記各ヘッド4,5を台板2に対して接着剤等により固定
する場合に、各ヘッド4,5を台板2に対して押付ける
ための特別な治具等が不要となり、治具の構造を簡単に
することができ、しかも、ヘッドの組立作業の簡略化を
図ることができる。
【0035】なお、上記各実施例においては、記録再生
用ヘッドおよび消去用ヘッドを装着した場合について説
明したが、例えば、再生ヘッドのみを装着する形式のも
のでも同様の効果を得ることができる。
用ヘッドおよび消去用ヘッドを装着した場合について説
明したが、例えば、再生ヘッドのみを装着する形式のも
のでも同様の効果を得ることができる。
【0036】また、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて種々変更することが可能で
ある。
ものではなく、必要に応じて種々変更することが可能で
ある。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る磁気ヘッ
ドユニットは、各ヘッドのアジマス調整を台板に形成さ
れた基準部を基準として行なうようにしたので、ヘッド
のアジマス調整時における位置決めの基準位置を容易に
規定することができ、極めて正確で高精度なアジマス調
整を行なうことができ、しかも、ヘッドのアジマス調整
作業を容易に行なうことができる等の効果を奏する。
ドユニットは、各ヘッドのアジマス調整を台板に形成さ
れた基準部を基準として行なうようにしたので、ヘッド
のアジマス調整時における位置決めの基準位置を容易に
規定することができ、極めて正確で高精度なアジマス調
整を行なうことができ、しかも、ヘッドのアジマス調整
作業を容易に行なうことができる等の効果を奏する。
【図1】本発明に係る磁気ヘッドユニットを示す正面図
【図2】本発明の台板取付用の取付治具を示す斜視図
【図3】本発明の他の実施例を示す台板部分の正面図
【図4】本発明の他の実施例を示す台板部分の正面図
【図5】従来の磁気ヘッドユニットを示す斜視図
【図6】図5の正面図
【図7】従来の台板取付用の取付治具を示す斜視図
1 磁気ヘッドユニット 2 台板 3 ヘッド挿入用開口 4 記録再生用ヘッド 5 消去用ヘッド 6 テープガイド 9 取付用孔 10 取付治具 13 基準面 14 位置決め突起 15 基準ボス 16 押付けボス
Claims (1)
- 【請求項1】 台板の中央部にヘッド挿入用開口を形成
するとともに、この台板のヘッド挿入用開口の内側に磁
気ヘッドを固定し、前記台板を磁気記録媒体の往路と復
路とで180゜反転動作される取付治具に装着してなる
磁気ヘッドユニットにおいて、前記台板に前記各ヘッド
のアジマス調整用の位置決め基準部を形成したことを特
徴とする磁気ヘッドユニット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2895193A JP2908953B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 磁気ヘッドユニットおよび磁気ヘッド装置 |
CN94101548A CN1062081C (zh) | 1993-02-18 | 1994-02-18 | 磁头单元 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2895193A JP2908953B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 磁気ヘッドユニットおよび磁気ヘッド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06243446A true JPH06243446A (ja) | 1994-09-02 |
JP2908953B2 JP2908953B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=12262724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2895193A Expired - Fee Related JP2908953B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 磁気ヘッドユニットおよび磁気ヘッド装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2908953B2 (ja) |
CN (1) | CN1062081C (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0792955B2 (ja) * | 1987-12-25 | 1995-10-09 | シャープ株式会社 | 磁気記録再生ヘッドユニット |
JPH01103012U (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-12 |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP2895193A patent/JP2908953B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-02-18 CN CN94101548A patent/CN1062081C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2908953B2 (ja) | 1999-06-23 |
CN1096388A (zh) | 1994-12-14 |
CN1062081C (zh) | 2001-02-14 |
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