JPH0624340A - 鉄道車両用ブレーキ装置 - Google Patents

鉄道車両用ブレーキ装置

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JPH0624340A
JPH0624340A JP16230392A JP16230392A JPH0624340A JP H0624340 A JPH0624340 A JP H0624340A JP 16230392 A JP16230392 A JP 16230392A JP 16230392 A JP16230392 A JP 16230392A JP H0624340 A JPH0624340 A JP H0624340A
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JP
Japan
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brake
switching valve
pressure
control signal
control
Prior art date
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Pending
Application number
JP16230392A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Maruoka
昭 丸岡
Seigo Uchida
清五 内田
Toshiyuki Matsuoka
利幸 松岡
Osamu Akamatsu
修 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Nabco Ltd
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Nabco Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力制御回路を最小限の部品点数で構成する
ブレーキ装置を提供する。 【構成】 滑走制御信号7を優先させてブレーキ指令信
号6又は滑走制御信号7を電気信号で出力するブレーキ
受量装置22と、各車輪軸に設けられ流体圧のブレーキ
力を発生するアクチュエータ4とを備えた鉄道車両用ブ
レーキ装置であって、前記車輪軸又はこの車輪軸が属す
る台車毎に前記アクチュエータ4のブレーキ力を高める
増圧用切換弁25とブレーキ力を弛める減圧用切換弁2
6とを設け、この増圧用切換弁25及び減圧用切換弁2
6を前記ブレーキ受量装置22からのブレーキ指令信号
6又は滑走制御信号7で作動させることを特徴とするも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両用ブレーキ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道車両用ブレーキ装置として
は、例えばナブコ技報第71号(1991年1月1日発
行)P22〜29の「東武鉄道新特急100系車両用ブ
レーキ装置」のものがある。以下図4のブロック図に基
づきこの従来の鉄道車両用ブレーキ装置の構成につき説
明する。図4において、従来の鉄道車両用ブレーキ装置
は、各車体Aに設けられ、先頭車に設置されたブレーキ
制御器1からのブレーキ指令19を電気信号で受けて演
算しブレーキ指令信号6を出力するブレーキ受量装置2
と、各車体Aに設けられ前記ブレーキ指令信号6を流体
圧に変換してブレーキ圧力11として出力するブレーキ
制御装置3と、車体Aの各車輪軸9に設けられ前記ブレ
ーキ圧力11を受けてブレーキ力を発生するアクチュエ
ータ4とから構成されている。また、このブレーキ装置
には車輪に滑走が生じた場合にブレーキ制御装置3でブ
レーキ力を弛めると車両単位でブレーキ力が弛められ制
動距離の延伸を招くため、前記車輪軸9の属する台車8
毎に再粘着制御弁5が設けられている。前記ブレーキ制
御装置は、中継弁、電磁弁、切換弁等から構成されてお
り、ブレーキ指令19に応じて各アクチュエータ4にブ
レーキ圧力11の供給又は排出を行うものである。前記
再粘着制御弁5はブレーキ受量装置2に設けられる滑走
防止器の滑走制御信号7を受けたときにこの車輪軸9が
属する再粘着制御弁5のみが作動されて台車単位でブレ
ーキ力を弛めることにより、ブレーキ力の低下を極力防
止しつつ前記車輪軸9の車輪を再粘着させるものであ
る。なお、車輪の滑走は、車輪軸9に設けられた速度セ
ンサ10の速度信号20によりブレーキ受量装置2の滑
走防止器で検知される。また、前記ブレーキ受量装置2
は上記のように車両毎に設けられるだけでなく、複数車
両を1ユニットとしてこのユニット単位に設けられるこ
ともある。さらに、再粘着制御弁5も台車8毎ではなく
車輪軸9毎に設けられることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の鉄道
車両のブレーキ装置は、車両単位で設けられたブレーキ
制御装置3により各車輪軸9のアクチュエータ4にブレ
ーキ圧力11を供給する構成としているため車輪の滑走
を防止するには、各車輪軸9又は車輪軸9の属する台車
毎にブレーキ制御装置3と同一機能を有する再粘着制御
弁5を設置しなければならず、ブレーキ装置としての構
成が複雑になる問題があった。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、圧力制御回路を最小限の部品点数で構成するブ
レーキ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明における鉄道車両用ブレーキ装置は、滑走制
御信号を優先させてブレーキ指令信号又は滑走制御信号
を電気信号で出力するブレーキ受量装置と、各車輪軸に
設けられ流体圧のブレーキ力を発生するアクチュエータ
とを備えた鉄道車両用ブレーキ装置であって、前記車輪
軸又はこの車輪軸が属する台車毎に前記アクチュエータ
のブレーキ力を高める増圧用切換弁とブレーキ力を弛め
る減圧用切換弁とを設け、この増圧用切換弁及び減圧用
切換弁を前記ブレーキ受量装置からのブレーキ指令信号
又は滑走制御信号で作動させることを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】本発明は車輪軸又はこの車輪軸が属する台車毎
にアクチュエータのブレーキ力を高める増圧用切換弁と
ブレーキ力を弛める減圧用切換弁とを設け、この増圧用
切換弁及び減圧用切換弁をブレーキ受量装置からのブレ
ーキ指令信号又は滑走制御信号で作動させる構成とした
ので、ブレーキ指令時には、この増圧用切換弁及び減圧
用切換弁を制御して前記アクチュエータにブレーキ指令
に応じたブレーキ力を供給することができ、かつ、車輪
軸の滑走時にはこの増圧用切換弁及び減圧用切換弁を従
来の再粘着制御弁として作動させることで滑走を防止で
き、従来のブレーキ制御装置を不要としてブレーキ装置
としての構成を簡素化することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図1は本発明の鉄道車両用ブレーキ装置
のブロック図、図2はブレーキ受量装置及びブレーキ制
御弁のブロック図、図3は論理回路の真理組合せ図であ
る。なお、図1、図2において、図4と同一構成部分に
は同一番号を付してその説明を省略する。
【0008】図1において、ブレーキ制御弁23は図4
における再粘着制御弁5に代わって台車8毎に設置さ
れ、車体A毎に設けられたブレーキ受量装置22によっ
て制御されている。図4におけるブレーキ制御装置3は
撤去されている。
【0009】図2において、ブレーキ制御弁23は増圧
用切換弁25と減圧用切換弁26と圧力センサ18とか
ら成る。増圧用切換弁25は流体圧力源13とアクチュ
エータ4との間に設けられ、その間の通路を締め切った
り、導通させたりする常時閉の切換弁であり、減圧用切
換弁26は、増圧用切換弁25とアクチュエータ4との
間の通路29から分岐し、アクチュエータ4に並列に設
けられ、通路29に供給されている圧力流体を閉じ込め
たり、排出したりする常時閉の切換弁である。
【0010】図2において、ブレーキ受量装置22はブ
レーキ受量器12Aと滑走防止器12Bと論理回路24
とから成る。論理回路24は図3の真理組合せに従い滑
走制御信号7優先の信号変換を行う。まず、ブレーキ指
令19がブレーキ受量器12Aに与えられた場合は、ブ
レーキ受量器12Aはブレーキ指令19に基づき論理回
路24にブレーキ指令信号6を出力する。すると、論理
回路24はこのブレーキ指令信号6を制御信号28とし
て増圧用切換弁25に出力し、この増圧用切換弁25が
オンされて流体圧力源13からの流体圧力をアクチュエ
ータ4に発生させる。圧力センサ18はこのときのアク
チュエータ4の流体圧力をブレーキ受量器12Aにフィ
ードバック信号21として伝達しブレーキ受量器12A
は、前記ブレーキ指令19とフィードバック信号21と
の比較により、その差を補正するブレーキ指令信号6を
出力し、論理回路24がその制御信号28を出力して増
圧用切換弁25と減圧用切換弁26をオン、オフ制御
し、アクチュエータ4内のブレーキ圧力をブレーキ指令
19に比例したものとする。(ブレーキモード)。ブレ
ーキ指令19がブレーキ受量器12Aに与えられていて
も、車輪滑走が発生し、滑走防止器12Bが速度信号2
0によりこれを検知して滑走制御信号7として論理回路
24に出力すると、論理回路24は制御信号28として
この滑走制御信号7を優先して出力する。(滑走モー
ド)。
【0011】すなわち、車輪滑走が発生すると、滑走防
止器12Bは論理回路24に滑走制御信号7を出力し、
この論理回路24は、制御信号28として従来と同様に
増圧用切換弁25をオフさせ減圧用切換弁26をオンす
る滑走制御信号7を出力する。増圧用切換弁25は流体
圧力源13とアクチュエータ4との間の通路を締め切
り、減圧用切換弁26はアクチュエータ4内の圧力流体
を排出して滑走軸を再粘着し易くする。滑走軸が滑走を
止め、再粘着に向かい始めると、滑走防止器12Bから
減圧用切換弁26をオフする信号が論理回路24を介し
て発せられ、アクチュエータ4内の圧力流体が維持され
る。そして、滑走軸が再粘着すると、滑走防止器12B
の信号に基づき論理回路24が増圧用切換弁25をオン
することで流体圧力がアクチュエータ4に出力される。
その後は再び論理回路24がブレーキモードに切り換わ
り、ブレーキ受量器12Aでブレーキ指令19と圧力セ
ンサ18からのフィードバック信号21との比較が行わ
れ、ブレーキ指令19に比例した流体圧力をアクチュエ
ータ4に発生させる。
【0012】上述のように、ブレーキ制御と再粘着制御
とを1つのブレーキ制御弁23で行うので従来のブレー
キ制御装置を撤去することができ、ブレーキ装置として
の構成が簡素化される。また、車輪軸9又は台車8毎に
ブレーキ制御弁23を設けるのでその分ブレーキ制御の
応答性が高められる。さらに、ブレーキ時に車輪軸又は
台車単位に加わる重量変化に応じてブレーキ力を可変に
制御することが可能となる。なお、論理回路24は、本
実施例ではブレーキ受量装置22に設けたがブレーキ制
御弁23に設けても構わない。
【0013】
【発明の効果】本発明の鉄道車両用ブレーキ装置は、上
述のように、滑走制御信号を優先させてブレーキ指令信
号又は滑走制御信号を電気信号で出力するブレーキ受量
装置と、各車輪軸に設けられ流体圧のブレーキ力を発生
するアクチュエータとを備えた鉄道車両用ブレーキ装置
であって、前記車輪軸又はこの車輪軸が属する台車毎に
前記アクチュエータのブレーキ力を高める増圧用切換弁
とブレーキ力を弛める減圧用切換弁とを設け、この増圧
用切換弁及び減圧用切換弁を前記ブレーキ受量装置から
のブレーキ指令信号又は滑走制御信号で作動させるの
で、ブレーキ指令時はブレーキ指令信号により従来のブ
レーキ装置と同様に作動し、車輪の滑走が発生するとブ
レーキ指令信号に優先して滑走制御信号を出力し、再粘
着制御弁として作動し、ブレーキ制御と再粘着制御とを
1つのブレーキ制御弁で行うことができる。このため、
ブレーキ装置としての構成が簡素化され、圧力制御回路
を最小限の部品点数で構成するブレーキ装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄道車両用ブレーキ装置のブロック図
である。
【図2】実施例のブレーキ受量装置及びブレーキ制御弁
のブロック図である。
【図3】実施例の論理回路の真理組合せ図である。
【図4】従来の鉄道車両用ブレーキ装置のブロック図で
ある。
【符号の説明】
4 アクチュエータ 6 ブレーキ指令信号 7 滑走制御信号 8 台車 9 車輪軸 22 ブレーキ受量装置 25 増圧用切換弁 26 減圧用切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 利幸 兵庫県三木市志染町東自由が丘3丁目586 番地10号 (72)発明者 赤松 修 兵庫県明石市二見町東二見1148番地の22

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑走制御信号を優先させてブレーキ指令
    信号又は滑走制御信号を電気信号で出力するブレーキ受
    量装置と、各車輪軸に設けられ流体圧のブレーキ力を発
    生するアクチュエータとを備えた鉄道車両用ブレーキ装
    置であって、前記車輪軸又はこの車輪軸が属する台車毎
    に前記アクチュエータのブレーキ力を高める増圧用切換
    弁とブレーキ力を弛める減圧用切換弁とを設け、この増
    圧用切換弁及び減圧用切換弁を前記ブレーキ受量装置か
    らのブレーキ指令信号又は滑走制御信号で作動させるこ
    とを特徴とする鉄道車両用ブレーキ装置。
JP16230392A 1992-05-27 1992-05-27 鉄道車両用ブレーキ装置 Pending JPH0624340A (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110139926A (ko) * 2010-06-24 2011-12-30 현대자동차주식회사 실린더 헤드용 알루미늄 합금 조성물
WO2013038569A1 (ja) * 2011-09-16 2013-03-21 三菱電機株式会社 ブレーキ制御装置、ブレーキ制御方法、及びプログラム

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