JPH0624300Y2 - ステアリングコラムジョイントの取付部構造 - Google Patents

ステアリングコラムジョイントの取付部構造

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JPH0624300Y2
JPH0624300Y2 JP16297288U JP16297288U JPH0624300Y2 JP H0624300 Y2 JPH0624300 Y2 JP H0624300Y2 JP 16297288 U JP16297288 U JP 16297288U JP 16297288 U JP16297288 U JP 16297288U JP H0624300 Y2 JPH0624300 Y2 JP H0624300Y2
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隆 田村
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ステアリングコラムジョイントの取付部構
造に関する。
従来の技術 自動車等のステアリング装置は、例えば第2,3図に示
すように、ステアリングホイール1が取付けられたステ
アリングシャフト2の下端にジョイントヨーク3が取付
けられ、このジョイントヨーク3が第3図に示すピニオ
ンシャフト4に取付けられる。
具体的にピニオンシャフト4とジョイントヨーク3を取
付ける場合には、ステアリングホイール1を中立位置に
セットすると共にステアリングギヤユニット5を直進位
置にセットして、ピニオンシャフト4のセレーション6
をジョイントヨーク3のセレーション7に係合させる。
このとき、上記ピニオンシャフト4のセレーション6に
ピアノ線材等から成るガイドチップ8を係止させ、この
ガイドチップ8の直線部分8aに対応するジョイントヨ
ーク3のセレーション7に図外のみぞが形成され、この
みぞに対してガイドチップ8を整合させることで、ピニ
オンシャフト4とジョイントヨーク3とを適正に位置決
めして取付けるようにしている(この構造は、実開昭6
2−23167号公報に示されている)。
考案が解決しようとする課題 上記ガイドチップ8を用いることでピニオンシャフト4
に対しジョイントヨーク3を確実に位置決めすることが
できるが、ガイドチップ8がピニオンシャフト4から脱
落し易いという問題がある。また、脱落した状態であっ
てもピニオンシャフト4とジョイントヨーク3とを取付
けることができるため、上記ガイドチップ8が見難いこ
ともあって脱落したまま取付けてしまうという不具合が
生ずる。
そこで、この考案は、取付作業が簡単で確実に位置決め
して取付けられるステアリングコラムジョイントの取付
部構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 ステアリングギヤユニットのギヤハウジングから突出し
たピニオンシャフトと、このピニオンシャフトを挾持
し、締めあげ用のスリットが設けられたジョイントヨー
クとが位置決め用のガイドチップを介してセレーション
結合され、このジョイントヨークがステアリングシヤフ
トを経てステアリングホイールに連結されるステアリン
グ装置である。上記ギヤハウジングにシール用のキャッ
プが取付けられ、このキャップにはギヤハウジングに形
成された直進位置決め部に位置合わせされる位置決め部
と、ピニオンシャフトのセレーションに結合されるセレ
ーションと、ガイドチップに係合する他の位置決め部と
が形成されている。一方、ガイドチップには上記キャッ
プの他の位置決め部に係合する係合部と前記ジョイント
ヨークのスリットに係合可能なガイド部が形成されてい
る。
作用 ギヤハウジングに設けられた直進位置決め部に対しシー
ル用のキャップに形成された位置決め部を整合させた状
態で、ピニオンシャフトのセレーションとキャップのセ
レーションを係合させギヤハウジングにキャップを取付
ける。このシール用キャップによってギヤハウジングと
ピニオンシャフト間のシール機能が果たされる。
そして、上記キャップに形成された他の位置決め部に、
ガイドチップに形成された係合部を嵌合させてキャップ
にガイドチップを取付け、このガイドチップに設けられ
たガイド部をジョイントヨークのスリットに係合させ
て、ガイドチップから突出するピニオンシャフトをジョ
イントヨークにセレーション結合する。これによりギヤ
ユニットの直進位置とステアリングホイールの中立位置
とが正確に位置合わせされる。
実施例 以下この考案の実施例を図面と共に第2図を援用して説
明する。
第1図において、ステアリングギヤユニット5のギヤハ
ウジング9にはピニオンシャフト10が突出している。
ピニオンシャフト10は図外のラックと歯合するもので
あってその上端部には断面が弧状に形成されたくびれ部
11を挾んで一対のセレーション12が上下に形成され
ている。
また上記ギヤハウジング9にはピニオンシャフト10の
周囲に取付座13が形成され、取付座13の周囲には直
進位置決め部としての位置決め突起14がピニオンシャ
フト10の軸方向に沿って突出形成されている。
そして、上記取付座13にシール用のキャップ15が取
付けられるようになっている。
上記シール用のキャップ15はギヤハウジング9とピニ
オンシャフト10間のシール機能を持たせるためある程
度の硬度を有するポリウレタン等から形成され、前記位
置決め突起14に位置合わせされる位置決め部としての
位置決め突起16がベース部17の外周部に設けられて
いる。ベース部17の上部には内周にセレーション18
が形成された段付部19が設けられ、この段付部19に
はその外周であって上記位置決め突起16に対応する位
置に他の位置決め部としての位置合わせ突起20が設け
られている。ここで、上記セレーション18は前記ピニ
オンシャフト10のセレーション12に嵌合するもので
ある。
そして、上記キャップ15の段付部19にガイドチップ
21が取付けられるようになっている。
上記ガイドチップ21は成形性、及び価格的な点を考慮
してポリプロピレンから成形された環状の部材である。
具体的にガイドチップ21は、前記キャップ15の段付
部19に外側から嵌合する環状部22の外周の一部に上
記キャップ15の段付部19に設けられた位置合わせ突
起20に嵌合する係合部としての溝23が設けられたも
のであり、この溝23の位置に対して所定角度θ(一定
の角度)のところに、ジョイントヨーク24の締めあげ
用のスリット25に挿入されるガイド部26が設けられ
ている。
上記ガイド部26は逃げ用凹部27を内側に備えてお
り、後述するジョイントヨーク24の締め上げ用のボル
ト28に干渉しないようになっている。
上記ジョイントヨーク24は第2図に示すようにステア
リングシャフト2を経てステアリングホイール1に連結
されている。そして、ジョイントヨーク24の内周にピ
ニオンシャフト10のセレーション12に係合するセレ
ーション29を備えると共に、前記ガイドチップ21の
ガイド部26を受け入れる締めあげ用のスリット25を
備え、このスリット25を貫通する方向に締めあげ用の
ボルト28が挿通される貫通孔30が形成されている。
上記実施例構造によれば、組付けにあたっては、ギヤハ
ウジング9の取付座13に、シール用のキャップ15の
位置決め突起16が取付座13の位置決め突起14に整
合させた状態で、キャップ15を取付ける。
次いで、上記キャップ15に形成された位置合わせ突起
20に、ガイドチップ21の溝23を係合させ、キャッ
プ15の段付部19にガイドチップ21の環状部22を
嵌合してガイドチップ21をキャップ15に取付ける。
そして、ガイドチップ21のガイド部26をジョイント
ヨーク24のスリット25に差し込むと共にジョイント
ヨーク24のセレーション29をピニオンシャフト10
のセレーション12に係合させてジョイントヨーク24
をピニオンシャフト10に取付け、ジョイントヨーク2
4の貫通孔30にボルト28を挿入し、締めあげて組付
けを終了する。
このようにして上記ステアリングギヤユニット5のニュ
ートラル位置に対しステアリングホイール1側のニュー
トラル位置が整合されるのである。
したがって、キャップ15に対して嵌合されるガイドチ
ップ21が脱落するようなことはなく、また万一脱落し
た場合には、作業者がこれを容易に認識できる。
また、ガイドチップ21には位置決め機能のみを付与し
ているため、キャップ15と一体に形成した場合のよう
に以下の問題が生じないのである。
キャップ15とガイドチップ21とを一体で成形する
と、シール性の点からある程度の硬度が必要となるキャ
ップ15の材質と軟質性である方が好ましいガイドチッ
プ21との材質が一致しない。
キャップはシール機能を有することからステアリング
ギヤユニットの製造工程で取付け、これを車両組立工程
へ搬送する場合にはガイド部26が邪魔になり、荷姿が
悪く取扱も不便となる。
ステアリングギヤユニット5の性能検査の際にガイド
チップ21のガイド部26が邪魔になり、検査用の自動
機が取付けられない。
そして、上記ジョイントヨーク24のスリット25を有
効利用してガイドチップ21のガイド部26を挿入させ
るため、ジョイントヨーク24を別途加工する必要ない
点で有利となる。
また、ガイドチップ21はステアリングユニット5の組
立て工程で取付けられるキャップ15とは異なりその後
工程である車両組立工程等都合の良い工程で取付けられ
るというメリットがある。
ところで、上記ガイドチップ21の溝23とガイド部2
6とは所定角度θに形成されているが、このθをある特
定の値に設定することにより、とりわけピニオンシャフ
ト10とステアリングシャフト2とが図外のステアリン
グ中間シャフトより所定のジョイント角を有して連結さ
れ、このステアリング中間シャフトにはラバーカップリ
ング介在されている形式のステアリングを採用した場合
に、ステアリング操舵角に対応するステアリングの剛性
変動及び剛性低下を適切なモードに設定することができ
る。
即ち、操舵の際にはジョイント角によるトルク変動が見
かけ上の剛性変動を生み、また、ラバーカップリング部
が折れることにより剛性低下及び剛性変動が生ずるが、
上記θを所定の値に設定して剛性変動及び剛性低下を適
切なモードにチューニングできるのである。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によれば、キャップと
ガイドチップとが別体で構成されているため、シール性
の確保のためある程度の硬度が必要となるキャップとガ
イドチップとに各々最適な材料を用いることができると
いう効果がある。
また、キャップはステアリングギヤユニットの製造工程
で取付け、ガイドチップは都合の良い工程で確実に取付
けられる等製造時における組付け時期の選択の自由度が
拡大するという効果がある。
そして、ジョイントヨークのスリットを有効利用してガ
イドチップのガイド部を挿入できるため、ジョイントヨ
ークを別途加工する必要がない点で有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の分解斜視図、第2図はステ
アリング装置の全体斜視図、第3図は従来の要部斜視図
である。 1……ステアリングホイール、2……ステアリングシャ
フト、9……ギヤハウジング、10……ピニオンシャフ
ト、12……セレーション、14……位置決め突起(直
進位置決め部)、15……キャップ、16……位置決め
突起(位置決め部)、18……セレーション、20……
位置合わせ突起(他の位置決め部)、21……ガイドチ
ップ、23……溝(係合部)、24……ジョイントヨー
ク、25……スリット、26……ガイド部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングギヤユニットのギヤハウジン
    グから突出したピニオンシャフトと、このピニオンシャ
    フトを挾持し、締めあげ用のスリットが設けられたジョ
    イントヨークとが、位置決め用のガイドチップを介して
    セレーション結合され、このジョイントヨークがステア
    リングシャフトを経てステアリングホイールに連結され
    るステアリング装置であって、ギヤハウジングにシール
    用のキャップが取付けられ、このキャップにはギヤハウ
    ジングに形成された直進位置決め部に位置合わせされる
    位置決め部と、ピニオンシャフトのセレーションに結合
    されるセレーションと、ガイドチップに係合する他の位
    置決め部とが形成され、ガイドチップには上記キャップ
    の他の位置決め部に係合する係合部と前記ジョイントヨ
    ークのスリットに係合可能なガイド部が形成されている
    ことを特徴とするステアリングコラムジョイントの取付
    部構造。
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