JPH062428A - 移動吊り足場装置 - Google Patents

移動吊り足場装置

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JPH062428A
JPH062428A JP18757592A JP18757592A JPH062428A JP H062428 A JPH062428 A JP H062428A JP 18757592 A JP18757592 A JP 18757592A JP 18757592 A JP18757592 A JP 18757592A JP H062428 A JPH062428 A JP H062428A
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淳厚 本田
Yasushi Morisada
泰 森貞
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラックレール式移動吊り足場の機構を活用し
て、橋桁の下部に作業用の足場を迅速且つ簡易に構成す
る。 【構成】 細長い作業用の移動床10の駆動用と従動用
のハンガー20,30の間に連結棒17を介設し、これ
らのハンガー20,30に結合したワイヤ8をクレーン
5に掛けることで、移動床10を安定して水平に吊り下
げ、且つこの吊り下げ状態で駆動用ハンガー20を駆動
することにより、固定側のハンガー20,30に対して
移動床10を移動することが可能に構成する。そしてク
レーン5により移動床10を、橋桁1の側方で略直角に
向けて所定の高さに吊り下げ、この状態で橋桁1の手前
から順次奥に、橋桁1の下方に吊り金具40を介して移
動床10に移動吊り手段45を連結しながら移動床10
を前進することを数回繰返すことで、橋桁1の下方の幅
方向全域に吊り金具40と移動吊り手段45により移動
床10を平行に吊り下げ支持した足場50を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル、橋桁等の構築物
において、外装補修、塗装等の仮設工事作業に使用され
るラックレール式の移動吊り足場装置に関し、詳しく
は、橋桁の底に対する足場の組立てに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、川や海にかかる橋、高架式の道
路、鉄道等が多く普及しており、このためこれらの構築
物の外装を塗装、補修、点検作業することが非常に多く
なって来ている。これらの作業の場合には、一般に構築
物の周囲に仮設工事用の足場が設置され、特に橋桁の底
面の作業の場合には、ゴンドラ式の足場が使用できず、
橋桁の直下に足場を設置する必要がある。ここで橋桁の
橋脚が水中の場合には、その橋脚を利用したり、地上か
ら足場を組み上げることができず、このため橋桁の底部
を利用してその下方に足場を吊り下げ式に設置するしか
ない。
【0003】この吊り下げ式の足場の場合に、パイプ支
柱、ジョイント、ターンバックル、足場板等の資材を組
み付けて構成する方法では、資材が膨大になる。また上
述のように橋桁の橋脚や地面を利用できない場合は、特
に足場自体の組立て、作業後の片付けの作業が非常に煩
雑になる。またこの種の作業では、風、天候等の影響を
大きく受けるので、短期間に安全に作業することが要求
されるが、その要望に応えることはできない。
【0004】そこで、このような吊り下げ式足場を、少
資材で、迅速且つ堅牢に構成するため、本件出願人によ
りラックレール式の移動吊り足場装置が提案されてい
る。このためこの移動吊り足場装置を種々の工事作業の
状況に適応するように改善することで、困難な作業現場
での足場を容易に構成することが期待される。
【0005】従来、上記移動吊り足場装置に関しては、
例えば特開平1−287364号公報の先行技術があ
る。ここで例えば、作業員が乗る移動床を地上で組立て
てウインチにより橋桁の下部に吊り上げたり、リフトラ
ックによりリフトする。または橋脚において橋桁の下部
に作業員の仮足場を設置する。そしてこれらの移動床や
仮足場の作業員により、橋桁の下部の長手方向にラック
レールを付設し、このラックレールに所定の間隔でスラ
イディングハンガーを装着し、このハンガーの下部の幅
方向に他のハンガーとラックレールを介してトラス梁を
組み付ける。こうしてトラス梁を橋桁の下方に水平に吊
り下げ、2種類のハンガーの作動により縦横に移動可能
に設ける。そしてトラス梁の下部に作業台を、トラス梁
に沿って移動し、且つ昇降することが可能に装着して、
立体的に移動することが可能な足場を構成することが示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術のものにあっては、作業員が乗る移動床を地上から橋
桁の下部にリフトしたり、橋脚を利用して仮足場を設け
ることが前提になっているので、川等に掛かる橋で、橋
脚を利用できないような橋桁の場合には適応することが
できない。また、先行技術は、大規模な橋桁の工事を対
象としたものであり、小規模な橋桁の工事に同様に適応
すると無駄が多くなって好ましくない。
【0007】本発明は、この点に鑑みてなされたもの
で、ラックレール式移動吊り足場の機構を活用して、橋
桁の下部に作業用の足場を迅速且つ簡易に構成すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、足場板の左右両側のトラスフレームにラ
ックレールを平行に取付けて構成される作業用の細長い
移動床と、そのラックレールの中間位置に装着されて移
動床を移動する駆動用と従動用のハンガーと、両ハンガ
ーを開いた状態に保持する連結棒と、ワイヤの端部を駆
動用と従動用のハンガーに結合して移動床を吊り下げた
状態で橋桁の側方からその内部下方に挿入し、且つ必要
に応じて移動床を直接移動するクレーンと、移動床が橋
桁の下方を前進する際に、その橋桁の下方に手前から順
次奥に所定の間隔で取付けられる所定の長さの吊り金具
と、上方の万力によりこの吊り金具に結合すると共に下
方の従動用ハンガーを移動床のラックレールに装着し
て、移動床を吊り下げた状態で移動可能に支持し、且つ
移動床を橋桁の下方の所定の位置にロックして足場を構
成する移動吊り手段とを備えるものである。
【0009】
【作用】上記構成に基づき、細長い作業用の移動床の駆
動用と従動用のハンガーの間に連結棒を介設し、これら
のハンガーに結合したワイヤをクレーンに掛けることで
移動床を安定して水平に吊り下げ、且つこの吊り下げ状
態で駆動用ハンガーを駆動することにより、固定側のハ
ンガーに対して移動床を移動することが可能になる。そ
こでクレーンにより移動床を、その橋桁の側方で略直角
に向けて所定の高さに吊り下げ、この状態で橋桁の手前
から順次奥に、橋桁の下方に吊り金具を取付けると共
に、その吊り金具と移動床のラックレールの間に移動吊
り手段を連結して、その後駆動用ハンガーを駆動して移
動床を所定量前進することを数回繰返すことで、橋桁の
下方の幅方向全域に吊り金具と移動吊り手段により移動
床を平行に吊り下げ支持した足場が、短時間で堅牢に構
成される。そして片付けの場合は、上記組立てと逆の順
序で作業することで、移動床等が橋桁から短時間で除去
されるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、ラックレール式移動吊り足場装置
の全体の構成について説明すると、符号1は川等に掛か
る小規模な橋の橋桁であり、この橋桁1等の上にクレー
ン5を備えた例えばレッカー車6が配置される。また符
号10は予め組立てられる移動床であり、この移動床1
0がレッカー車6のクレーン5の先端に昇降自在に設け
られるフック7にワイヤ8を掛けて水平に吊り下げられ
る。そして足場組立ての際に、クレーン5の操作により
移動床10が、橋桁1の側方からその下に挿入される。
【0011】図1と図2において、移動床10について
説明すると、左右両側に作業し易い所定の間隔で平行に
立設されるトラスフレーム11を有する。両トラスフレ
ーム11の間には足場板12が敷設され、トラスフレー
ム11の後端に手摺フレーム13が所定の高さに立設さ
れ、橋桁1の幅より少し大きい細長い方形に構成されて
いる。また左右のトラスフレーム11の上面の全長には
ラックレール14が取付けられ、ラックレール14の中
間位置の2箇所に駆動用ハンガー20と従動用ハンガー
30とがそれぞれ装着されている。左右の両ハンガー2
0,30は連結棒15により一緒に移動するように連結
される。また、クレーン5のフック7から四方に延びた
ワイヤ8の端部が各ハンガー20,30の結合金具16
に結合され、駆動用ハンガー20と従動用ハンガー30
との間には連結棒17が、両ハンガー20,30の間隔
を一時的に開いた状態に保持するように設けられる。
【0012】こうしてフック7の下には4つのハンガー
20,30が、ワイヤ8と連結棒15,17によりピラ
ミット形に固定して設置され、このハンガー20,30
により移動床10が水平の状態で安定して吊り下げられ
る。またこのようにピラミット形に固定位置する4つの
ハンガー20,30により、吊り下げ状態で駆動用ハン
ガー20を駆動した場合のハンガー20,30側の移動
が制限されて、移動床10の方を水平に移動することが
可能になっている。
【0013】一方、橋桁1の底面1aには種々の梁部材
2が設けられることから、橋桁1の幅方向の例えば3箇
所においてこの梁部材2に下に、作業者の背丈に応じた
所定の長さの吊り金具40が、クランプ手段41により
延長して連結される。また支持部材46の一方に万力4
7を、その他方に従動用ハンガー30’を備えた移動吊
り手段45を有する。そして移動床10に作業者Aが乗
った状態で、万力47により移動吊り手段45を吊り金
具40に垂直に固定し、更にその従動用ハンガー30’
をラックレール14に装着する。この場合に手前から奥
の吊り金具40とラックレール14に順次移動吊り手段
45を装着しながら移動床10を少しずつ前進移動する
ことにより、移動床10を橋桁1の下方の横方向に水平
に挿入して設置する。そして最終的には、橋桁1の下方
の所定の高さにワイヤ8等を取除き、吊り金具40と移
動吊り手段45により移動床10を水平に吊り下げ支持
して足場50を構成するようになっている。
【0014】図3において、ラックレール14、駆動用
ハンガー20、従動用ハンガー30について説明する。
ラックレール14はT字形断面のレール14aの上に波
形のラック14bを形成して構成され、このラックレー
ル14がラック14bを上にしてトラスフレーム11に
固着される。駆動用ハンガー20は左右に分離開閉する
ように形成されるケース21を有し、このケース21の
内部に脱輪防止用の一対の挟持車輪22、駆動用と制動
用の2つのピニオン車輪23,24が設けられる。挟持
車輪22はケース側の片持ちの軸22aに回転自在に装
着され、レール14aの左右のリブ14cの下に接して
転動することで、ケース21の脱輪を防止するように構
成される。
【0015】一方のピニオン車輪23は、左右のディス
ク23aの間に複数の噛合いピン23bをラック14b
と同一ピッチで円形に配設してかご形に構成され、他方
ピニオン車輪24も同一に構成される。そして、一方の
ピニオン車輪23の軸23cが図示しないクラッチを介
してモータ25に連結され、他方のピニオン車輪24の
軸24cが図示しないクラッチを介してブレーキ26に
連結される。また、モータ25とブレーキ26を作用す
る操作ユニット27が、電気的に接続して設けられる。
【0016】そこでこの駆動用ハンガー20は、ケース
21をラックレール14の左右に開いた状態で、レール
14aのリブ14cの下に挟持車輪22を接触して、2
つのピニオン車輪23,24の噛合いピン23b,24
bをラック14bに噛み合わせ、その後にケース21同
士を閉じるように一体結合してラックレール14に装着
される。そしてモータ25によりピニオン車輪23を一
方に回転すると、噛合いピン23bがラック14bに噛
合いながら回転することで、例えばケース側固定の場合
にはラックレール14と共に移動床10が、常にモータ
回転に同期して安全に移動する。
【0017】従動用ハンガー30は、駆動用ハンガー2
0と同様に分離開閉するケース31を有し、このケース
31の内部に二対の挟持車輪32と1つのピニオン車輪
33が設けられる。挟持車輪32はケース側の片持ちの
軸32aに回転自在に取付けられる。またピニオン車輪
33は、ディスク33aに噛合いピン33bを設けて構
成されるが、ケース側の軸33cに回転自在に装着され
て従動することが可能になっている。そこで、このハン
ガー30も駆動用と同様にラックレール14に装着され
る。そして例えばケース側固定の場合には、駆動用ハン
ガー20により移動されるラックレール14のラック1
4bに対して、ピニオン車輪33の噛合いピン33bが
同期して噛合いながら回転し、移動床10の移動を案内
支持する。一方、このハンガー30ではラックレール1
4に位置決め固定するため、ロックピン34がケース側
の孔31aから挿入してラック14bに係合するように
設けられている。
【0018】図4において、移動吊り手段45について
説明すると、上述と同様に構成される従動用ハンガー3
0’を有する。そして支持部材46の下部のボス46a
が、従動用ハンガー30’の締付けねじ35の金具36
に回転可能に連結される。また支持部材46の上端部に
は万力47が、吊り金具40の下端のリブ40aを挟ん
でねじ47aを締付けることで固着するように設けられ
ている。
【0019】次に、この実施例の作用を、図5を用いて
説明する。先ず(a)のように予め組立てられた移動床
10の駆動用ハンガー20と従動用ハンガー30からの
ワイヤ8をレッカー車6のクレーン5のフック7に掛け
て水平に吊り下げ、この吊り下げ状態の移動床10に作
業者Aが乗る。そして細長い移動床10を橋桁1の側方
において、略直交する方向に向けて所定の高さに保ち、
且つその移動床10の前端を橋桁1の下方内部に挿入
し、この状態で橋桁1の高欄部1bと移動床10をロー
プ3で控支持し、移動床10を安定化する。
【0020】この状態で作業者Aが移動床10の前端に
進んで、橋桁1の下部の手前の梁部材2に吊り金具40
を結合する。また、その吊り金具40の下部に移動吊り
手段45を取付け、且つその従動用ハンガー30’を移
動床10のラックレール14の先端に装着するのであ
り、これにより移動床10は3点支持されて安定化し、
且つ前進可能に案内される。そこでロープ3を取除いて
駆動用ハンガー20を駆動すると、ハンガー20とラッ
クレール14の噛合い回転により固定側のハンガー2
0,30に対してラックレール14と共に移動床10
が、従動用ハンガー30’により案内されながら前進移
動して橋桁1の内部の幅方向に進入する。
【0021】そして図5(b)のように移動床10の前
端が橋桁1の中間の位置に達したところで、駆動用ハン
ガー20を停止する。そして作業者Aにより上述と同様
に橋桁1の下部に吊り金具40を結合して移動吊り手段
45を取付け、その従動用ハンガー30’をラックレー
ル14の先端に装着する。またこの場合は、移動床10
の駆動用と従動用のハンガー20,30が移動床10の
後端に移動位置するため、従動用ハンガー30をロック
ピン34によりラックレール14にロックすることでト
ラスフレーム11側に固定し、且つ連結棒17を外して
移動床10が更に前進することを可能にする。またこの
場合は連結棒17の除去により4つのハンガー20,3
0のピラミット形の固定がくずれ、駆動用ハンガー20
を駆動してもハンガー20自体が後方に移動して移動床
10を前進することができない。そこでこの場合は、ク
レーン5によりワイヤ8、従動用ハンガー30を介して
直接移動床10が橋桁1の内部に移動される。
【0022】そして図5(c)のように移動床10の前
端が橋桁1の奥の位置に達したところで、クレーン5に
よる移動を停止する。そして作業者Aにより上述と同様
に橋桁1の下部に吊り金具40を結合して移動吊り手段
45を取付け、その従動用ハンガー30’をラックレー
ル14に装着する。こうして、橋桁1の下方の幅方向略
全域に細長い移動床10が、3点支持して平行に吊り下
げ設置されることになり、これにより不要になったクレ
ーン5、ワイヤ8、更に作業の邪魔になる場合は移動床
10の駆動用と従動用のハンガー20,30等が除去さ
れる。
【0023】そして最後に移動床10を更に人力により
最適な位置に移動し、3箇所の移動吊り手段45の従動
用ハンガー30’をロックピン34によりラックレール
14にロックして位置決めし、足場組立て作業を終了す
る。これにより図5(d)のように、橋桁1の下方の幅
方向全域に移動床10が、3箇所の吊り金具40と移動
吊り手段45により平行に吊り下げ支持して、足場50
が短時間に堅牢に構成される。
【0024】そこでこの足場に作業者Aが乗って、橋桁
1の底部の種々の作業を安全に行うことが可能になる。
そしてこの作業の場合には、必要に応じて従動用ハンガ
ー30’のロックを外すことで移動床10を前後に移動
することができ、これにより常に最適な足場位置で効率
良く作業することが可能になる。
【0025】一方、作業終了後の片付けの場合には、上
述と全く逆の順序で作業する。即ちクレーン5と移動床
10の駆動用,従動用のハンガー20,30を用いて、
橋桁1の奥から順次吊り金具40と移動吊り手段45を
外しながら移動床10を引き出す。これにより橋桁1か
ら移動床10等が直ちに除去されて、足場50が短時間
で解体される。
【0026】以上、本発明の実施例について説明した
が、駆動用ハンガーはハンドルによる手動式でも良い。
橋桁の下方の3箇所で移動床を吊り下げ支持する実施例
について説明したが、吊り金具等の配置や個数は、橋桁
の大きさや形状により任意に設定することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラックレール式の移動吊り足場装置において、移動床の
駆動用と従動用のハンガーを利用してクレーンにより移
動床を吊り下げ、この状態で橋桁の下方に吊り金具と移
動吊り手段により移動床を連結して順次前進しながら足
場を構成するものであるから、特に橋桁の下が水であっ
たり、橋脚等を利用できない場合に、橋桁の下方に足場
を短時間で堅牢に構成することができる。また足場の組
立てと逆の順序で作業することにより足場を解体するこ
とができるので、片付けも短時間で行うことが可能にな
る。このため仮設工事作業の資材、時間等を大幅に削減
して、迅速且つ安全に作業することができる。
【0028】移動床のラックレールと駆動用、従動用の
ハンガーの機能、橋桁の下方に取付けられる移動吊り手
段の従動用ハンガーとラックレールの機能を活用する構
成であるから、構造が簡単になり、且つ移動床を安全に
移動することができて安全性が高い。実際の作業の場合
にもラックレールの機構を利用することができて、作業
性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動吊り足場装置の実施例を示す
構成図である。
【図2】移動床の斜視図である。
【図3】ラックレール、駆動用ハンガー及び従動ハンガ
ーの断面図である。
【図4】移動吊り手段を一部断面して示す側面図であ
る。
【図5】足場組立作業の状態を示す略図である。
【符号の説明】
1 橋桁 5 クレーン 8 ワイヤ 10 移動床 11 トラスフレーム 12 足場板 14 ラックレール 17 連結棒 20 駆動用ハンガー 30,30’ 従動用ハンガー 40 吊り金具 45 移動吊り手段 50 足場

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足場板の左右両側のトラスフレームにラ
    ックレールを平行に取付けて構成される作業用の細長い
    移動床と、そのラックレールの中間位置に装着されて移
    動床を移動する駆動用と従動用のハンガーと、両ハンガ
    ーを開いた状態に保持する連結棒と、ワイヤの端部を駆
    動用と従動用のハンガーに結合して移動床を吊り下げた
    状態で橋桁の側方からその内部下方に挿入し、且つ必要
    に応じて移動床を直接移動するクレーンと、移動床が橋
    桁の下方を前進する際に、その橋桁の下方に手前から順
    次奥に所定の間隔で取付けられる所定の長さの吊り金具
    と、上方の万力によりこの吊り金具に結合すると共に下
    方の従動用ハンガーを移動床のラックレールに装着し
    て、移動床を吊り下げた状態で移動可能に支持し、且つ
    移動床を橋桁の下方の所定の位置にロックして足場を構
    成する移動吊り手段とを備えることを特徴とする移動吊
    り足場装置。
  2. 【請求項2】 移動床は、クレーンにより吊り下げた状
    態で、橋桁の下方に吊り金具を取付け、且つ吊り金具と
    移動床のラックレールに移動吊り手段を連結し、その後
    駆動用ハンガーの駆動により所定量前進することを繰返
    しながら橋桁の下方内部の奥に進入し、最終位置では移
    動床の従動ハンガーを固定し、且つ連結棒を外してクレ
    ーンにより前進移動することを特徴とする請求項1記載
    の移動吊り足場装置。
  3. 【請求項3】 移動床、吊り金具、移動吊り手段は、足
    場組立て作業と逆の順序で作業する過程で、橋桁から除
    去することを特徴とする請求項1記載の移動吊り足場装
    置。
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