JPH0624285B2 - ガラスアンテナ - Google Patents

ガラスアンテナ

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JPH0624285B2
JPH0624285B2 JP60171368A JP17136885A JPH0624285B2 JP H0624285 B2 JPH0624285 B2 JP H0624285B2 JP 60171368 A JP60171368 A JP 60171368A JP 17136885 A JP17136885 A JP 17136885A JP H0624285 B2 JPH0624285 B2 JP H0624285B2
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JP
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antenna
glass
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antenna pattern
line
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JP60171368A
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晴彦 鳥山
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパーソナル無線や自動車電話など自動車等にお
ける送受信兼用アンテナなどに用いられ、とくに、窓ガ
ラスのようなガラス面上に形成されるガラスアンテナに
関する。
〔従来の技術〕
従来、パーソナル無線(903〜905 MHz)や、自動車電話
(870〜940 MHz)などのUHF帯送受信兼用アンテナに
は殆ど垂直ロツドアンテナが用いられている。
この垂直ロツドアンテナは自動車外部に突出しているの
で、洗車性・車庫入れ性が悪い、盗難・折損事故が起き
る、風切音・車両デザインへの悪影響があるなどの欠点
がある。
これらの欠点を除去するためにガラスアンテナを用いて
UHF帯送受信兼用アンテナを構成することが考えられ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
けれども、第3図、第4図に示す如く自動車用窓ガラス
10上に形成した例えばλ/2の非接地アンテナ12の
放射素子14,16に外部から直接平行給電線18を接
続したり、第5図、第6図に示す如く自動車用窓ガラス
10上に形成した例えばλ/4の接地アンテナ20の放
射素子22,接地素子24,26に外部から直接同軸給
電線28を接続しようとすると自動車用窓ガラス10上
に約5〜10mm以上の突起を生じる。このため自動車用
窓ガラス10を通した視界か悪くなり、また美観が損な
われるとともに、誤って手を掛けたときなどに平行給電
線18,同軸給電線28が外れ易く装置の信頼性が低い
という欠点がある。
本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、パーソナル無
線や自動車電話等の使用帯域の超短波の送受信が可能で
あると共に、ガラス面上の突起をなくし、視認性を改善
し、見栄えを良くするとともに、装置の信頼性を向上さ
せることが可能なガラスアンテナを提供することを、目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のガラスアンテナは、ガラス面上にアンテナパタ
ーンを設けると共に、このアンテナパターンをアンテナ
素子と引出線から形成し、引出線を平行給電線に接続す
る場合には、引出線の中心間隔S、線幅W1、ガラスの
比誘電率εS、アンテナパターンを設けたガラス面に応
じた定数α、給電線の特性インピーダンスZ0として、 を満たすようにS、W1を設定している。
また、本発明のガラスアンテナは、前記引出線として中
心引出線とこの中心引出線を挟んで両側に対で設けた外
部引出線によって形成し、これらの引出線を同軸給電線
に接続する場合には、中心引出線の線幅d、外部引出線
の線幅W2、外部引出線の間隔D、ガラスの比誘電率
εS、アンテナパターンを設けたガラス面に応じた定数
β、給電線の特性インピーダンスZ0として、 を満たすようにd、D、W2を設定している。
なお、定数α、βは、アンテナパターンに応じたガラス
の実質的な比誘電率を得るための定数であり、実験結果
等から求めた値を適用することができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図に基づいて説明する。
第1図はフロント、リヤ、サイドなどの自動車用窓ガラ
ス10に、引出線を含むUHF帯送受信兼用の半波長非
接地アンテナのアンテナパターン30を設け、自動車用
窓ガラス10の端部にて平行給電線44と接続する場合
を示す。
アンテナパターン30は、縦方向に配置された所定長さ
(半波長)を有するアンテナ素子32と、このアンテナ
素子32の中央部から直交方向へ自動車用窓ガラス10
の端縁まで延設された引出部34とから成る。
アンテナ素子32は、直線状に設けられた一対の放射素
子36,38から成る。また、引出部34は各放射素子
36,38に接地された二本の引出線40,42から成
る。
このように構成されたアンテナパターン30は、貼付、
蒸着等により自動車用窓ガラス10面上に固着されてお
り、その厚さは例えば0.05mm程度の非常に薄いものであ
る。
前記一対の引出線40,42の端部には平行給電線44
と接続されている。
引出部34は、一対の引出線40,42の中心間隔S、
線幅W1が所定の寸法で形成されており、給電線側のイ
ンピーダンス整合及びVSWRの最適化が図られてい
る。
次にS、W1について具体的に説明する。
まず、第4図に示す平行給電線18自体の特性インピー
ダンスZ0は、 ここで、εS:外被の比誘電率 S′:2つの平行導体の中心間隔 W′:導体の直径 である。
ガラスの比誘電率εS≒6.5を(1)に代入し、Z0=50
〔Ω〕のときのS′/W′を求めると、 S′/W′=1.45 となる。実験によると第1図のアンテナパターン30の
引出部34に於いて、S/W1=1.45に設定してもZ0
50〔Ω〕にはならず、S/W1=1.25(S=2.5、W1
2)のとき、VSWR≦1.5(送信可能な範囲)でZ0
50〔Ω〕となる。
これは、引出部34の周囲全体が、自動車用窓ガラス1
0に被われていないところからずれが生じたものと考え
られる。そこで、このズレを比誘電率εSに繰込むと、
見かけ上のガラスの比誘電率εS ffは、真の比誘電率ε
Sの74%に相当することを発見した。
従って、引出部34の特性インピーダンスZ0は、 となる。
この式で引出部34のS1,W1を設定することにより、
引出部34は平行給電線44と電気的に等価になり、置
き換えることができる。
次に本発明の第2実施例を第2図に基づいて説明する。
第2図は自動車用窓ガラス10に引出線を含むUHF体
送受信兼用の1/4波長接地アンテナのアンテナパター
ン50を設け、自動車用窓ガラス10の端部にて同軸電
線48と接続する場合を示す。
アンテナパターン50は、縦方向に配置された所定長さ
(1/4波長)を有する放射素子52と、この放射素子
52の下端部近傍から左右の横方向に配置されて所定長
さ(1/2波長)を有し擬似グランドプレインを形成す
る一対の接地素子54,56とから成るアンテナ素子5
8、及びこのアンテナ素子58の中央から自動車用窓ガ
ラス10の端縁まで延設された引出部60とを備えてい
る。
引出部60は放射素子52,接地素子54,56の端部
から延設された三本の引出線62,64,66とから成
る。
このように構成されたアンテナパターン50は、貼付、
蒸着等により自動車用窓ガラス10面上に固着されてい
る。
三本の引出線62,64,66には自動車用窓ガラス1
0の端縁部にて同軸給電線46と接続されている。
引出部60は、中心側の引出線62の線幅d、外側の引
出線64,66間の内幅D、外側の引出線64,66の
線幅W2が所定の大きさに形成されており、給電源側と
のインピーダンス整合及びVSWRの最適化が図られて
いる。
次に、d、D、W2について具体的に説明する。
まず、第4図(a),(b)に示す同軸給電線28自体
の特性インピーダンスZ0は、 ここで、εS:充填材の比誘電率 D′:外側導体内径 d′:内部導体外径 である。
引出部60は、同軸給電線46を平面形状化して構成さ
れている。
ガラスの比誘電率εS≒6.5を(3)式に代入しZ0′=5
0〔Ω〕のときのD′/d′を求めると、 D′/d′=8.39 となる。実験によると、第2図の引出部60に於いてD
/d=8.39に設定してもZ0=50〔Ω〕にはならず、D
/d=2(d=1mm、D=2mm)、かつ、W2=10mmに設
定したときVSWR≦1.5の範囲内でZ0≒50〔Ω〕とな
る。
これは、引出部60の周囲全体が自動車用窓ガラス10
に被われていないこと、同軸給電線46が平面形状化さ
れていることによる。
まず、特性インピーダンスの(3)式からのズレを比誘
電率εSに繰込むと、見かけ上のガラスの比誘電率ε
S ffは真の比誘電率εSの10.6%に相当する。
従って、引出部60の特性インピーダンスZ0となる。
この式で引出部60のD、dを設定する。
更に、この引出部60の場合、上述したように(4)式
の成立性にW2の大きさが大きく影響してくる。これ
は、引出線64,66が平面的に設けられているため、
同軸給電線46の外部導体と同様の接地効果を持つには
大きな面積を必要とするためである。
よって、(4)式の他に、 W2/d=5〜10・・・(5) の条件も成立するように引出部60のD、d、W2を設
定することにより引出部60は同軸給電線46と電気的
に等価になる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明によれば、アンテナ素子から
ガラスエツジまで任意の長さだけ導体パターンの引出線
を配設し平行給電線又は同軸給電線の特性と同じ特性を
持たせたので、ガラス面上に引出部の突起が生じないた
め、視認性が改善され、また、美観が良好になるととも
に、誤って手などが触れても引出部が外れることはなく
信頼性が向上するという優れた効果を有する。
また、平衡アンテナには平衡給電線を接続し、不平衡ア
ンテナには不平衡給電線を接続するため、アンテナのV
SWRを低くすることができ、送信用のアンテナとして
適用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本第1発明の実施例に係るガラスアンテナを示
す概略図、第2図は本第2発明の実施例に係るガラスア
ンテナを示す概略図、第3図は引出線を設けない場合の
ガラスアンテナの一例を示す概略図、第4図は第3図の
IV−IV線に沿った断面拡大図、第5図は引出線を設けな
いガラスアンテナの他の例を示す概略図、第6図は第5
図のVI−VI線に沿った断面拡大図である。 10……自動車用窓ガラス、 18,44……平行給電線、 28,46……同軸給電線、 30,50……アンテナパターン、 34,60……引出部、 40,42,62,64,66……引出線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス面上にアンテナパターンを設け、こ
    のアンテナパターンをアンテナ素子と引出線から形成す
    ると共に、引出線を平行給電線に接続する場合には、引
    出線の中心間隔S、線幅W1、ガラスの比誘電率εS、ア
    ンテナパターンを設けたガラス面に応じた定数α、給電
    線の特性インピーダンスZ0として、 を満たすようにS、W1を設定することを特徴とするガ
    ラスアンテナ。
  2. 【請求項2】ガラス面上にアンテナパターンを設け、こ
    のアンテナパターンをアンテナ素子と引出線から形成す
    ると共に、前記引出線として中心引出線とこの中心引出
    線を挟んで両側に対で設けた外部引出線によって形成
    し、これらの引出線を同軸給電線に接続する場合には、
    中心引出線の線幅d、外部引出線の間隔D、外部引出線
    の線幅W2、ガラスの比誘電率εS、アンテナパターンを
    設けたガラス面に応じた定数β、給電線の特性インピー
    ダンスZ0として、 を満たすようにd、D、W2を設定することを特徴とす
    るガラスアンテナ。
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