JPH06242513A

JPH06242513A - 画像投影装置

Info

Publication number: JPH06242513A
Application number: JP5028833A
Authority: JP
Inventors: Toshiya Matsumoto; 俊哉松本
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1993-02-18
Filing date: 1993-02-18
Publication date: 1994-09-02

Abstract

(57)【要約】【目的】利用者の目の疲労を軽減し、小型かつ安価な
画像投影装置を提供する。【構成】本発明は、フィルム１を搬送して所望画像の
検索を行い、この画像をスクリーン１１上に投影する画
像投影装置において、画像の複写像を作成するプリンタ
ーと、光路の切り換えあるいは走査露光のため移動する
移動ミラー８を有し、検索時に該移動ミラーの移動によ
ってスクリーンへの投影光を遮光することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はフィルムを搬送して所望
の画像の検索を行い、この画像をスクリーン上に投影す
る画像投影装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の装置として、検索機付マ
イクロフィルムリーダ・プリンターがある。

【０００３】検索機付マイクロフィルムリーダープリン
ターは、投影部のロールフィルムを搬送し、所望の画像
を投影部に停止させ、スクリーンにこの画像を拡大投影
し、必要に応じて紙上に複写プリントを得る装置であ
る。

【０００４】大量の画像が記録されているロールフィル
ムの中から、短時間で所望の画像をスクリーン上に投影
するために、ロールフィルムは高速で搬送されている。
このため検索中のスクリーン上には、高速で移送されて
いるフィルムの画像が拡大投影されてしまうため操作者
の目の疲労を早めてしまっていた。

【０００５】そこで、画像検索中は、フィルムを照明す
る光源を消灯することによってスクリーン上に高速移動
画像を投影しないようにしていた。ところが、光源の点
灯、消灯を繰り返すため光源に悪影響を与え、寿命が短
くなるという欠点があった。

【０００６】そこで、図７、図８に示すように光源部
や、投影光路にシャッタ７１、８１と該駆動手段７２、
８２を設け、検索中にはこのシャッタ７１、８１を閉じ
る構成も考えられたが、装置の大型化やコスト上昇を招
いた。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来の問題を解決することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、フィルムを搬
送して所望画像の検索を行い、この画像をスクリーン上
に投影する画像投影装置において、検索時にミラーの移
動によってスクリーンへの投影光を遮光することによ
り、検索時の高速移動する画像をスクリーン上に投影し
ないようにしたものである。

【０００９】

【実施例】図２は本発明を採用する検索機付のリーダー
プリンターの概略図を示す。

【００１０】１はロール状のマイクロフィルム、２は投
影レンズ、３・４はマイクロフィルム１を照明する照明
ランプと球面反射鏡である。ランプ３の照明光は、照明
光反射ミラー５と、集光レンズ６によって、マイクロフ
ィルム１に導かれる。７・８は、リーダー光路１０を形
成するリーダーミラーで、ミラー８は、軸部９を中心に
回転可能に設けられている。２１・２２は、プリンター
光路１１を形成するプリントミラーで、スキャンケース
２３に、互いが直角を形成するように収納されている。
スキャンケース２３は、画像を露光走査するため、リー
ダー光路に対して垂直方向に（不図示の駆動手段によっ
て）移動する。また、スキャンケース２３の吐出部２４
にローラ２５が軸２６を中心に回転可能に設けられてい
る。

【００１１】リーダー時において、スキャンケース２３
は、図２に示すようにミラー８の背後となる位置で静止
しており、マイクロフィルム１の画像光は、投影レンズ
２を通り、ミラー７・８を介してスクリーン１１上に投
射される。

【００１２】一方、プリント時においては、スキャンケ
ース２３が不図示の駆動手段によって矢印２７方向に移
動する。これに伴いローラ２５によりミラー８が矢印１
２方向に回転し投影レンズ２の光路外に退避する。そし
て、スキャンケース２３が点線で示した露光開始位置に
到達すると、その位置から矢印２８方向に反転移動しつ
つマイクロフィルム１の画像光をミラー２１・２２を介
して回転する感光ドラム３０に走査露光する。

【００１３】感光ドラム３０の周囲には、図示しない帯
電器・現像器・転写器等、周知の画像形成手段が配置さ
れ、複写用紙３２上に電子写真法により複写が行われ
る。３１は給紙カセット、３３は排紙トレイ、３４・３
５は紙搬送ローラ、３６は給紙ローラである。

【００１４】走査露光終了後、スキャンケース２３は移
動を続け、図２で実線で示したリーダ時静止位置に到達
すると静止する。また、ミラー８は、ローラ２５によ
り、スキャンケース２３の動きに連動してリーダ光路を
形成する位置まで回転復帰する。

【００１５】４０はマイクロフィルム１の検索機であ
る。次に検索時について図１、図３を用いて説明する。
図１の実線は検索時の状態、点線はリーダ時の状態を示
したものである。まず、操作者が不図示の入力手段によ
り所望の画像のアドレスを入力し、検索実行を命令する
と、プリント時と同様に、スキャンケース２３が点線で
示した位置Ｂから矢印２７方向に移動する。そして、実
線で示したプリント時の移動途中の位置Ａで静止する。
これに連動してミラー８が矢印１２方向に回転し、図１
に示した実線位置Ａ′で停止し、リーダ光路を完全に遮
光する。よってスクリーン１１上の投影画像が消える。
その後、検索機４０が（不図示のフィルム搬送手段によ
り）マイクロフィルム１を高速で搬送しつつ、（不図示
の）マーク検知手段によりマークを検知、計数し、その
計数値に基づいて所望の画像を検索し、所望の画像を投
影レンズ２の下の投影部に静止させる。次にスキャンケ
ース２３が矢印２８方向に移動し、点線で示すＢの位置
に戻り、連動してミラー８も点線で示す位置Ｂ′に戻
り、再び画像光をスクリーン１１上に拡大投影する。な
お、検索機の詳細は公知なので説明を省略する。

【００１６】本実施例は、スキャンケース２３とミラー
８の連動によりスキャンケース２３の少ない移動量でリ
ーダ光路を遮光するため、スクリーン１１上の画像を素
早く消すことができる。

【００１７】なお、本実施例では、走査ミラーの移動に
連動して回転退避するリーダミラーにより、スクリーン
上の画像の遮光を行うが、走査ミラーによって直接遮光
しても良い。また走査ミラーの移動に連動したシャッタ
ー部材により遮光しても良い。

【００１８】図４は、本発明の他の実施例である。リー
ダ時に実線位置Ｃ（リーダ光路外）に退避している切換
えミラー５１が（不図示の駆動手段により）プリント時
にリーダ光路内に点線で示す位置Ｄに進入して画像光を
後方に折る。折り曲げられた画像光はミラー５３により
再び上方に折り曲げられ、第１実施例と同様に走査ミラ
ー２１、２２により感光ドラム３０に露光走査され、プ
リント動作を行う。また、検索時のフィルム高速搬送中
にも、切換えミラー５１が点線位置Ｄに進入し、リーダ
光路を完全に遮光する。

【００１９】図５は、ミラー５４、５６によりリーダ光
路、ミラー５４、５７、５８、５９によりプリンター光
路をそれぞれ形成し、不図示の駆動手段によりミラー５
４を矢印５５方向に回動させることにより、光路の切り
換え及び走査を行うものである。検索時にはミラー５４
が点線位置Ｅに回動し、画像光がスクリーンに達しなく
なる。

【００２０】図６の投影像を回転させるため、プリズム
６４とプリズムホルダ６３が、投影レンズ２の上部に光
軸を中心に回転可能に設けられている。プリズム６４の
上部には、プリズム６４の周りを囲み上下に開口部を有
する円筒６２が筺体に固定されている。また、ミラー８
の下端裏面にシャッタ６５が固定され、ミラー８ととも
に回転移動する。シャッタ６５の下面と円筒６２の上面
はミラー８の回転軸９を軸とした円柱の曲面の一部分で
あり、シャッタ６５を回動させた時、シャッタ６５の下
側と円筒６２の上側との間に僅かな隙間が保たれる。そ
して、検索時には、第１実施例と同様にミラー８が矢印
６１方向の点線位置Ｆに回動する。この時円筒６２の上
側開口部は、シャッタ６５により塞がれ、リーダー光路
を遮光する。また本体の電源オフ時、あるいは、ウォー
ムアップ時にも検索時と同様に点線で示す状態で静止
し、円筒６２の上側開口部は、シャッタ６５により塞が
れる。以上の様な構成により、プリズム６４の上面に埃
が付着しにくくなるため、メンテナンスサイクルが長期
間でも良好な画像が得られる。

【００２１】なお、露光部に１次元イメージセンサー
（ＣＣＤ等）を配置し、イメージセンサーの出力とレー
ザービームプリンターによって複写像を得るようにした
場合は、埃による画像劣化が激しいため、より効果的で
ある。

【００２２】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、簡単な構成でフィルム検索時の高速移動画像をスク
リーン上から消すことが可能となるので、小型で安価に
操作者の目の負担を軽減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した検索機付リーダプリンターの
概略構成図である。

【図２】そのプリント動作を説明する図である。

【図３】検索時の動作を示すフローチャート図である。

【図４】第２実施例の概略構成図である。

【図５】第３実施例の概略構成図である。

【図６】第４実施例の概略構成図である。

【図７】従来のリーダプリンターの概略構成図である。

【図８】従来のリーダプリンターの概略構成図である。

【符号の説明】

１フィルム２投影レンズ７ミラー８ミラー１１スクリーン

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】フィルムを搬送して所望画像の検索を行
い、この画像をスクリーン上に投影する画像投影装置に
おいて、画像の複写像を作成するプリンターと、光路の切り換えあるいは走査露光のため移動する移動ミ
ラーを有し、検索時に該移動ミラーの移動によってスク
リーンへの投影光を遮光することを特徴とする画像投影
装置。
【請求項２】フィルムを搬送して所望画像の検索を行
い、この画像をスクリーン上に投影する画像投影装置に
おいて、画像の複写像を作成するプリンターと、光路の切り換えあるいは走査露光のため移動する移動ミ
ラーと、該移動ミラーに連動して開閉するシャッタ部材を有し、検索時に該シャッタ部材によってスクリーンへの投影光
を遮光することを特徴とする画像投影装置。
【請求項３】フィルムを搬送して所望画像の検索を行
い、この画像をスクリーン上に投影する画像投影装置に
おいて、検索時に投影ミラーの移動によってスクリーンへの投影
光を遮光することを特徴とする画像投影装置。
【請求項４】フィルムを搬送して所望画像の検索を行
い、この画像をスクリーン上に投影する画像投影装置に
おいて、スクリーンへの投影光を遮光し、かつ光学部品を覆う開
閉可能なシャッタ部材を有し、該シャッタ部材が電源オフ時に閉じることを特徴とする
画像投影装置。