JPH0624144U - 水平ケーブル用移動台車 - Google Patents

水平ケーブル用移動台車

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JPH0624144U
JPH0624144U JP6126092U JP6126092U JPH0624144U JP H0624144 U JPH0624144 U JP H0624144U JP 6126092 U JP6126092 U JP 6126092U JP 6126092 U JP6126092 U JP 6126092U JP H0624144 U JPH0624144 U JP H0624144U
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wheel
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shaped body
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章次 玉記
実 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルからみた台車の偏心及びケーブルか
ら車輪が外れることを防止する。 【構成】 水平に張られたケーブル1に係合する車輪7
を、減速機4の外方を椀状体8とその縁部分外側に形成
したケーブル案内溝9aから成る車輪本体9とで構成
し、駆動モータ3の出力軸6を椀状体底部の軸承部7a
に取り付け、車輪本体9の面を移動台車40の重心線と
ほぼ合致させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水平に張られたケーブルに係合する車輪及びその駆動モータとを有 して自走する移動台車、特に建設中の建物の荷揚げ用の空間を一時的に覆う安全 ネットを自動開閉するための装置や、ケーブルクレーンのトロリ等として有用な 水平ケーブル用移動台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設現場においては吹抜けの床などの上下方向の空間を利用して荷揚 げ作業が行われる。この荷揚げ用の空間は、その各階の開口部を常時開放してお くと不測の転落や重量物の落下などのおそれがあるため、通常2〜3階ごとに上 記開口部に開閉式の安全ネットを配設し、荷揚げ作業が終了した後に安全ネット を展張して開口部を閉塞することが行われる。安全ネットの開閉は、通常、開口 部の両側に沿って架設されたガイドワイヤに、安全ネットの両側端をリング等に より摺動自在に支持し、その安全ネットの先端を牽引ロープで引張って展張可能 とした手動の開閉設備によっている。
【0003】 これに対し、図4に示すように、安全ネット32の開閉方向に沿って配設され たワイヤロープから成るケーブル1に対し移動自在に移動台車40を配設し、安 全ネットを自動的に開閉可能とした安全ネット用自動開閉装置が提案されている (実開平2−13668号公報)。この移動台車40は、図3及び図4の如く、 ケーブル1に対し上方より、箱体20に取り付けた前後一対の車輪22,22を 係止させると共に、このケーブル1を押えローラ28により下方から弾性的に押 さえ、更に箱体20の下方に取り付けた駆動モ−タ25の動力を駆動伝達機構を 介して車輪22,22に伝達し、以て自走可能とした構成のものである。駆動伝 達機構は、上記車輪22,22に同軸に連結した従動スプロケット23,23と 駆動モ−タ52の出力軸に取り付けた駆動スプロケット26とに、ローラチェー ン27を掛け渡した構成となっている。尚、押えローラ28は筒体29内に配設 したスプリングにより、常時ケーブル1を車輪22,22側へ押圧するように付 勢されており、その付勢力は操作ネジ29aを回転することにより調節可能とな っている。
【0004】 安全ネット32は、図4に示すように、建設中の建物の床30上の架台33, 33間に張られたケーブル1に挿通された多数のリング34により、ネット両側 端が支持される。この安全ネット32を移動台車40に取り付けて自走させるこ とにより、建物の荷揚げ用の開口部30aに対する安全ネット32の開閉がなさ れる。この移動台車40は自走式であるから、人手による索引作業やその作業ス ペ−スを確保する必要なしに、極めて簡単に開閉でき、またケーブルに対する自 動開閉装置の取付や撤去も簡単である等の利点が得られる。従って、この移動台 車40は、水平に張られた単一ケーブル(ケーブル1に対応する)を走行するケ ーブルクレーンのトロリ等の移動体として適用することも可能である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の安全ネット用開閉装置の移動台車40は、ケーブル1を走行す る車輪2にほぼ直結する形で、車輪22の側方に箱体20や駆動モータ25等を 配設した構成であるので、ケーブル1からみて車輪22の側方に偏心して定置し 、走行中に車輪22がケーブル1から外れやすいという問題があった。ケーブル クレーンのトロリ等の移動体として用いた場合も同様であり、移動体がケーブル を走行しかつ負荷荷重が軽量であると、移動体全体が傾斜し、車輪22がケーブ ルから外れやすいという欠点があった。
【0006】 本考案は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的とするとするところは、 ケーブルからみて台車が偏心せず且つケーブルから車輪が外れにくい水平ケーブ ル用移動台車を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、水平に張られたケーブルに係合する車輪と、このシーブを回転駆動 するため水平方向に配置された駆動機構とを有して自走する移動台車において、 前記車輪を前記駆動機構の一部外方を覆う椀状体とその縁部分外側に形成したケ ーブル案内溝から成る車輪本体とで構成し、前記駆動モータの出力軸を前記椀状 体底部の軸承部に取り付け、前記ケーブル案内溝が移動台車の重心線とほぼ合致 するようにした構成のものである。
【0008】
【作用】
本考案の水平ケーブル用移動台車は、ケーブル案内溝の面が移動台車全体の重 心線とほぼ合致してバランスしており、従来のようにケーブルからみて車輪の側 方に偏心して定置することはない。このため、ケーブルは捩じり等の作用を受け ることなく常にケーブル案内溝内の深いところに位置し、走行中に車輪がケーブ ルから外れるという事態が回避される。この作用効果は、ケーブルクレーンのト ロリ等の移動体として用いた場合にも同様に得られるものである。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。 図1及び図2において、2は移動台車40の台車フレームであり、台車走行方 向の前後から見て、横方向に延在する中間連結部2aと、その一端側にL字状に 立設した上方延在部2bと、中間連結部2aの他端側に逆L字状に垂下させた下 方延在部2cとから成る。即ち、上方延在部2bと下方延在部2cは段違いに設 けられている。
【0010】 下方延在部2cには、その内側面に、減速機4を備えた電気駆動モータ3がネ ジ5により取り付けてあり、その減速機4の出力軸6には車輪7の軸承部たるボ ス部7aが固定してある。駆動モータ3、減速機4は駆動機構を構成している。 車輪7は、減速機4を中間連結部2a及び下方延在部2cを含めて被う椀状体8 と、該椀状体の縁部分外周にケーブル案内溝9aを形成した車輪本体9とから成 り、上記ボス部7aはその椀状体8の底部中央に設けられ、減速機4からの出力 軸6に固定される。このとき、中間連結部2a及び下方延在部2cは車輪7の椀 状体8内に入れられて被せられ、椀状体8の縁部分外側のケーブル案内溝9aの 面は、移動台車40の重心線とほぼ合致するように位置される。尚、椀状体8の 外表面には車輪ボス部7aから放射状に適数本のリム7bが形成してある。
【0011】 このように車輪7を椀状に形成したのは、車輪7の椀状体8内に電気駆動モー タ3の出力側を没入させることにより、車輪本体9の位置を電気駆動モータ3の 中間付近にずらせ、車輪本体9の平面が移動台車40全体の重心線と常に一致す るようにするためである。従って、かかる関係が維持される限り、椀状体8は必 ずしもメクラ状のカップとして形成する必要はなく、必要に応じてリム7bのみ によって構成することも可能である。また、中間連結部2a及び下方延在部2c は車輪7の椀状体8内に入れられるため、それらの寸法形状は、車輪椀状体8の 大きさで規制されるが、車輪7の椀状体8内に入り得る範囲で任意に定めること ができる。
【0012】 一方、上方延在部2bは、台車走行方向と直交する方向(側面)から見て、上 記車輪7の椀状体8の大きさで規制される中間連結部2aの両端から扇状に横幅 が拡開している。この扇形の上方延在部2bには、その内側面の上部両端、つま り台車走行方向の前後両端に、それぞれワイヤロープから成るケーブル1を案内 するためのケーブルガイド10,11が設けてある。この前後一対のケーブルガ イド10,11は、本実施例ではそれぞれケーブル1を挿通させるガイド孔12 を有する筒体から成る。ケーブルガイド10とケーブルガイド11のケーブル1 に対するガイド位置、ここではガイド孔12の位置は、車輪本体9のケーブル案 内溝9a内にケーブル1が2条横並びに配置される間隔だけ、台車走行方向と直 交する方向(横方向)に互いにずれている。
【0013】 ケーブル1は、まずケーブルガイド10のガイド孔12を通った後、車輪本体 9のケーブル案内溝9aに沿って一周し、ケーブルガイド11のガイド孔12を 通って台車1より出る。この場合、ケーブルガイド10とケーブルガイド11の ガイド孔12の位置が上記のようにずれているため、ケーブル1は車輪本体9の 上部においてケーブル案内溝9a内で2条横並びに整列される。
【0014】 上記構成の移動台車40によれば、その車輪7のケーブル案内溝9aの面が移 動台車40の重心線とほぼ合致しているため、移動台車40が従来のようにケー ブル1からみて車輪7の側方に偏心して定置することはない。即ち、ケーブル1 は、捩じり等の作用を受けることなく常にケーブル案内溝9a内の深いところに 位置するため、走行中に車輪7がケーブル1から外れるという事故が防止される 。この作用効果は、ケーブルクレーンのトロリ等の移動体として用いた場合も同 様に得られるものであり、移動体がケーブルを走行しかつ負荷荷重が軽量であっ たとしても、移動体全体が傾斜したり車輪がケーブルから外れるという事態を回 避できるものである。
【0015】 尚、安全ネット用開閉装置を構築する場合の使用方法は、既に図4において説 明したところと同じであり、建設中の建物の床30上の架台33,33間に張ら れたケーブル1に挿通された多数のリング34により、ネット両側端を支持し、 この安全ネット32を移動台車40に取り付けて自走させ、以て建物の荷揚げ用 の開口部30aに対する安全ネット32の開閉を行う。この場合、駆動モ−タ3 は電気ケーブル36を介して制御装置37と接続し、制御装置37に所属する操 作スイッチ38により正逆回転の駆動制御を有線で行ってもよく、また、無線に より各階の安全ネット32を一斉に開閉してもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の水平ケーブル用移動台車は、その車輪のケーブル 案内溝の面が移動台車全体の重心線とほぼ合致しているものであり、従来のよう にケーブルからみて車輪の側方に偏心して定置することはない。このため、走行 中に車輪がケーブルから外れるという事態が回避される。従って、安全管理の面 からも安全ネット用自動開閉装置やケーブルクレーン等を構築するのに適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る水平ケーブル用移動台
車の側面図である。
【図2】図1の水平ケーブル用移動台車の一部を切欠い
て示した正面図である。
【図3】従来の水平ケーブル用移動台車の概略斜視図で
ある。
【図4】図3の移動台車で構築した従来の安全ネット用
自動開閉装置を示す図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 3 駆動モータ 4 減速機 7 車輪 7a ボス部(軸承部) 8 椀状体 9 車輪本体 9a ケーブル案内溝 40 移動台車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に張られたケーブルに係合する車輪
    と、このシーブを回転駆動するため水平方向に配置され
    た駆動機構とを有して自走する移動台車において、前記
    車輪を前記駆動機構の一部外方を覆う椀状体とその縁部
    分外側に形成したケーブル案内溝から成る車輪本体とで
    構成し、前記駆動モータの出力軸を前記椀状体底部の軸
    承部に取り付け、前記ケーブル案内溝が移動台車の重心
    線とほぼ合致するようにしたことを特徴とする水平ケー
    ブル用移動台車。
JP6126092U 1992-08-31 1992-08-31 水平ケーブル用移動台車 Expired - Lifetime JP2560029Y2 (ja)

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JPH0624144U true JPH0624144U (ja) 1994-03-29
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