JPH06240656A - 地下水の還元方法 - Google Patents
地下水の還元方法Info
- Publication number
- JPH06240656A JPH06240656A JP4603393A JP4603393A JPH06240656A JP H06240656 A JPH06240656 A JP H06240656A JP 4603393 A JP4603393 A JP 4603393A JP 4603393 A JP4603393 A JP 4603393A JP H06240656 A JPH06240656 A JP H06240656A
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- Japan
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- ground
- pumped
- underground water
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、経済的な施工が可能な地下水の還
元方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、掘削した地盤の地下水位を低下さ
せるために揚水した地下水を、再び地中に還元する方法
において、連続地中壁等の山止めの外面側に透水層を形
成し、山止めの内側の掘削地盤から揚水した地下水を、
前記透水層を介して再び山止め外側の地中に還元するこ
とを特徴とした、地下水の還元方法である。
元方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、掘削した地盤の地下水位を低下さ
せるために揚水した地下水を、再び地中に還元する方法
において、連続地中壁等の山止めの外面側に透水層を形
成し、山止めの内側の掘削地盤から揚水した地下水を、
前記透水層を介して再び山止め外側の地中に還元するこ
とを特徴とした、地下水の還元方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削した地盤の地下水
位を低下させるために揚水した地下水を、再び地中に還
元する方法に関するものである。
位を低下させるために揚水した地下水を、再び地中に還
元する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続地中壁、杭、シ−トパイルなどの山
止めを施工し、それらの内側の地盤を掘削した場合、掘
削底部の土砂が地下水と共に吹き上がるボイリングが発
生することがある。このようなボイリングを防止するた
めには、揚水井戸を掘って掘削底部の地下水位を低下さ
せる必要があり、揚水した地下水は下水道を使用して排
水するか、またはボ−リング孔から地中に還元されてい
る。
止めを施工し、それらの内側の地盤を掘削した場合、掘
削底部の土砂が地下水と共に吹き上がるボイリングが発
生することがある。このようなボイリングを防止するた
めには、揚水井戸を掘って掘削底部の地下水位を低下さ
せる必要があり、揚水した地下水は下水道を使用して排
水するか、またはボ−リング孔から地中に還元されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、揚
水した地下水を下水道あるいはボ−リング孔を介して排
水させているが、下水道の使用料、あるいはボ−リング
孔の掘削費用が高くなり、不経済である。
水した地下水を下水道あるいはボ−リング孔を介して排
水させているが、下水道の使用料、あるいはボ−リング
孔の掘削費用が高くなり、不経済である。
【0004】
【本発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決
するためになされたもので、経済的な施工が可能な地下
水の還元方法を提供することを目的とする。
するためになされたもので、経済的な施工が可能な地下
水の還元方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、掘削し
た地盤の地下水位を低下させるために揚水した地下水
を、再び地中に還元する方法において、連続地中壁等の
山止めの外面側に透水層を形成し、山止めの内側の掘削
地盤から揚水した地下水を、前記透水層を介して再び山
止め外側の地中に還元することを特徴とした、地下水の
還元方法である。
た地盤の地下水位を低下させるために揚水した地下水
を、再び地中に還元する方法において、連続地中壁等の
山止めの外面側に透水層を形成し、山止めの内側の掘削
地盤から揚水した地下水を、前記透水層を介して再び山
止め外側の地中に還元することを特徴とした、地下水の
還元方法である。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について説明する。なお、本実施例では山止めに連続
地中壁を用いた場合について説明する。 <イ>透水層の構造(図1) 連続地中壁を地中に構築するに当たって、鉄筋籠1の外
面側に透水層11を付設する。透水層11としては、布
製シ−トなどの透水性部材を用い、これを鉄筋籠1の外
面側の全面にわたって付設する。透水層11の厚さは、
揚水した地下水を十分に吸収し、地中に効率良く排水で
きる厚さに設定する。
例について説明する。なお、本実施例では山止めに連続
地中壁を用いた場合について説明する。 <イ>透水層の構造(図1) 連続地中壁を地中に構築するに当たって、鉄筋籠1の外
面側に透水層11を付設する。透水層11としては、布
製シ−トなどの透水性部材を用い、これを鉄筋籠1の外
面側の全面にわたって付設する。透水層11の厚さは、
揚水した地下水を十分に吸収し、地中に効率良く排水で
きる厚さに設定する。
【0007】<ロ>山止めの構築(図2) 透水層11を付設した鉄筋籠1を、地盤に掘削した溝内
に建込む。次に、トレミ−管により溝内にコンクリ−ト
2を打設する。コンクリ−ト2が硬化すれば、外面側に
透水層11を有する連続地中壁が完成する。
に建込む。次に、トレミ−管により溝内にコンクリ−ト
2を打設する。コンクリ−ト2が硬化すれば、外面側に
透水層11を有する連続地中壁が完成する。
【0008】<ハ>地下水の還元(図3) 連続地中壁21内を掘削し、掘削底部3の地盤改良を行
う場合、掘削底部3にボイリングが発生しないように、
地下水を低下させる必要がある。この場合、揚水パイプ
4を、底部3の連続地中壁21の下端よりも深い位置ま
で打設し、ポンプ41により地下水を揚水する。そし
て、揚水した地下水は、透水層11の上部に連結した還
元パイプ42を介して透水層11に吸収させ、さらに透
水層11から地中に浸透させる。これによって、揚水し
た地下水を、下水道もボ−リング孔も使用することな
く、地中に還元することが可能となる。なお上記実施例
は、山止めに連続地中壁を用いた場合であるが、杭やシ
−トパイルなどを山止めとして用いた場合も、同じ様に
それらの外面側に透水層を設けることによって、同様の
効果を得ることができる。
う場合、掘削底部3にボイリングが発生しないように、
地下水を低下させる必要がある。この場合、揚水パイプ
4を、底部3の連続地中壁21の下端よりも深い位置ま
で打設し、ポンプ41により地下水を揚水する。そし
て、揚水した地下水は、透水層11の上部に連結した還
元パイプ42を介して透水層11に吸収させ、さらに透
水層11から地中に浸透させる。これによって、揚水し
た地下水を、下水道もボ−リング孔も使用することな
く、地中に還元することが可能となる。なお上記実施例
は、山止めに連続地中壁を用いた場合であるが、杭やシ
−トパイルなどを山止めとして用いた場合も、同じ様に
それらの外面側に透水層を設けることによって、同様の
効果を得ることができる。
【0009】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>山止めの外面側に設けた透水層を介して、揚水し
た地下水を地中に還元して排水することができる。従っ
て、従来のように下水道やボ−リング孔を使用する必要
がなく、経費の削減を図ることができる。
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>山止めの外面側に設けた透水層を介して、揚水し
た地下水を地中に還元して排水することができる。従っ
て、従来のように下水道やボ−リング孔を使用する必要
がなく、経費の削減を図ることができる。
【0010】<ロ>透水層は、山止めに付設して地中に
建込むだけで済むため、施工が容易である。
建込むだけで済むため、施工が容易である。
【図1】 透水層を付設した鉄筋籠の斜視図
【図2】 山止めの構築工程の説明図
【図3】 地下水の還元工程の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 正治 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 掘削した地盤の地下水位を低下させるた
めに揚水した地下水を、再び地中に還元する方法におい
て、 連続地中壁等の山止めの外面側に透水層を形成し、 山止めの内側の掘削地盤から揚水した地下水を、 前記透水層を介して再び山止め外側の地中に還元するこ
とを特徴とした、 地下水の還元方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04603393A JP3200781B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 地下水の還元方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04603393A JP3200781B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 地下水の還元方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06240656A true JPH06240656A (ja) | 1994-08-30 |
JP3200781B2 JP3200781B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=12735732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04603393A Expired - Fee Related JP3200781B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 地下水の還元方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3200781B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101961284B1 (ko) * | 2018-09-19 | 2019-03-22 | 지에스이앤씨(주) | 건물 영구배수 공법에 의한 지하수 환원 시스템 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999049861A1 (fr) | 1998-03-31 | 1999-10-07 | Kikkoman Corporation | Agents desodorisants a usage oral pour les eliminations et technique permettant d'attenuer l'odeur des eliminations |
WO2000064883A1 (fr) | 1999-04-23 | 2000-11-02 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Methodes de purification d'oligomeres de proanthocyanidine |
AUPQ598300A0 (en) | 2000-03-03 | 2000-03-23 | Citrus Sensation Pty Ltd | Citrus fruit preservative |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP04603393A patent/JP3200781B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101961284B1 (ko) * | 2018-09-19 | 2019-03-22 | 지에스이앤씨(주) | 건물 영구배수 공법에 의한 지하수 환원 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3200781B2 (ja) | 2001-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |