JPH06239794A - 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 - Google Patents
2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法Info
- Publication number
- JPH06239794A JPH06239794A JP2776693A JP2776693A JPH06239794A JP H06239794 A JPH06239794 A JP H06239794A JP 2776693 A JP2776693 A JP 2776693A JP 2776693 A JP2776693 A JP 2776693A JP H06239794 A JPH06239794 A JP H06239794A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- mmol
- manganese
- cobalt
- dicarboxylic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/16—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
- C07C51/21—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
- C07C51/255—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting
- C07C51/265—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting having alkyl side chains which are oxidised to carboxyl groups
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2,6−ジイソプロピルナフタレンを分子状
酸素により酸化し、高収率で2,6−ナフタレンジカル
ボン酸を製造する。 【構成】 2,6−ジイソプロピルナフタレンを、コバ
ルト、マンガン及び臭素を含む触媒の存在下、助触媒と
してパラジウムを添加し、更に溶媒としてベンゼンと脂
肪族カルボン酸との混合溶媒を用いて、分子状酸素によ
り酸化することにより、高収率で2,6−ナフタレンジ
カルボン酸を製造する。
酸素により酸化し、高収率で2,6−ナフタレンジカル
ボン酸を製造する。 【構成】 2,6−ジイソプロピルナフタレンを、コバ
ルト、マンガン及び臭素を含む触媒の存在下、助触媒と
してパラジウムを添加し、更に溶媒としてベンゼンと脂
肪族カルボン酸との混合溶媒を用いて、分子状酸素によ
り酸化することにより、高収率で2,6−ナフタレンジ
カルボン酸を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸(以下2,6−NDCAと略記する)の製造
方法に関するものである。2,6−NDCAは、ポリエ
チレンナフタレート(PEN樹脂)などの高機能性能樹
脂の原料として有用な化合物である。
カルボン酸(以下2,6−NDCAと略記する)の製造
方法に関するものである。2,6−NDCAは、ポリエ
チレンナフタレート(PEN樹脂)などの高機能性能樹
脂の原料として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】従来、2,6−ナフタレンジカルボン酸
の製造方法としては各種の方法が知られているが、その
中で2,6−ジメチルナフタレンを酸化する方法(特開
昭49−42654号公報)は、比較的高収率で目的物
が得られるが、高純度の原料の入手が困難であるという
問題があった。
の製造方法としては各種の方法が知られているが、その
中で2,6−ジメチルナフタレンを酸化する方法(特開
昭49−42654号公報)は、比較的高収率で目的物
が得られるが、高純度の原料の入手が困難であるという
問題があった。
【0003】他方、比較的容易に合成及び精製が可能な
2,6−ジイソプロピルナフタレン(以下2,6−DI
PNと略記する)をコバルト、マンガン及び臭素を含む
触媒の存在下、分子状酸素により酸化して2,6−ND
CAを製造する方法も数多く知られている。例えば2,
6−DIPNの酸化をアルカリ金属の存在下に行う方法
(特開昭61−246143号公報等)、ホウ素等の無
機塩を添加する方法(特開昭63−250344号公
報)、カリウムを添加する方法(特開平1−12124
0号公報)、塩素を添加する方法(特開平1−2686
61号公報)等が開示されている。
2,6−ジイソプロピルナフタレン(以下2,6−DI
PNと略記する)をコバルト、マンガン及び臭素を含む
触媒の存在下、分子状酸素により酸化して2,6−ND
CAを製造する方法も数多く知られている。例えば2,
6−DIPNの酸化をアルカリ金属の存在下に行う方法
(特開昭61−246143号公報等)、ホウ素等の無
機塩を添加する方法(特開昭63−250344号公
報)、カリウムを添加する方法(特開平1−12124
0号公報)、塩素を添加する方法(特開平1−2686
61号公報)等が開示されている。
【0004】しかしながら、上記の方法のうち、アルカ
リ金属を用いる場合は、アルカリ金属の大部分が、2,
6−ナフタレンジカルボン酸の塩となって反応生成物中
に含まれるため、無機酸による中和などでアルカリ金属
を除去する操作が必要であった。一方、添加物として無
機塩を用いる場合は、トリメリット酸が多量に副生する
という問題があった。
リ金属を用いる場合は、アルカリ金属の大部分が、2,
6−ナフタレンジカルボン酸の塩となって反応生成物中
に含まれるため、無機酸による中和などでアルカリ金属
を除去する操作が必要であった。一方、添加物として無
機塩を用いる場合は、トリメリット酸が多量に副生する
という問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記コバル
ト、マンガン及び臭素を含む酸化触媒の存在下、2,6
−DIPNから2,6−NDCAを製造する方法におい
て、収率向上の方法を提供することを目的とする。
ト、マンガン及び臭素を含む酸化触媒の存在下、2,6
−DIPNから2,6−NDCAを製造する方法におい
て、収率向上の方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、2,6−DI
PNをコバルト、マンガン及び臭素を含む触媒存在下分
子状酸素によって2,6−NDCAを得る方法におい
て、助触媒としてパラジウム化合物を添加し、ベンゼン
と脂肪族カルボン酸の混合溶媒を用いることを特徴とす
る2,6−NDCAの製造方法を提供するものである。
PNをコバルト、マンガン及び臭素を含む触媒存在下分
子状酸素によって2,6−NDCAを得る方法におい
て、助触媒としてパラジウム化合物を添加し、ベンゼン
と脂肪族カルボン酸の混合溶媒を用いることを特徴とす
る2,6−NDCAの製造方法を提供するものである。
【0007】
(原料)本発明の出発原料は2,6−DIPNであり、
いかなる方法で製造されたものでも構わない。
いかなる方法で製造されたものでも構わない。
【0008】(触媒)触媒として用いられるコバルト化
合物及びマンガン化合物については特に制限はないが、
例えばコバルト及びマンガンのギ酸、酢酸、プロピオン
酸、シュウ酸、マレイン酸などの脂肪族カルボン酸塩、
ナフテン酸などの脂環式カルボン酸塩、安息香酸、テレ
フタル酸、ナフトエ酸、及びナフタレンジカルボン酸な
どの芳香族カルボン酸塩、水酸化物、酸化物、炭酸塩、
ハロゲン化物などの無機塩類を挙げることができる。こ
のうち特に酢酸塩及び臭化物が好ましい。
合物及びマンガン化合物については特に制限はないが、
例えばコバルト及びマンガンのギ酸、酢酸、プロピオン
酸、シュウ酸、マレイン酸などの脂肪族カルボン酸塩、
ナフテン酸などの脂環式カルボン酸塩、安息香酸、テレ
フタル酸、ナフトエ酸、及びナフタレンジカルボン酸な
どの芳香族カルボン酸塩、水酸化物、酸化物、炭酸塩、
ハロゲン化物などの無機塩類を挙げることができる。こ
のうち特に酢酸塩及び臭化物が好ましい。
【0009】コバルト化合物及びマンガン化合物は混合
物として使用される。コバルト化合物及びマンガン化合
物の混合割合はコバルト:マンガン(原子比)で99:
1〜1:99、好ましくは95:5〜5:95の範囲で
ある。コバルト及びマンガンの使用量は、2,6−DI
PN 1モルに対し、コバルシ及びマンガン原子の合計
モル数として0.0001〜10モル、好ましくは0.
001〜5モルの範囲である。
物として使用される。コバルト化合物及びマンガン化合
物の混合割合はコバルト:マンガン(原子比)で99:
1〜1:99、好ましくは95:5〜5:95の範囲で
ある。コバルト及びマンガンの使用量は、2,6−DI
PN 1モルに対し、コバルシ及びマンガン原子の合計
モル数として0.0001〜10モル、好ましくは0.
001〜5モルの範囲である。
【0010】触媒成分中に含まれる臭素化合物として
は、例えば、分子状臭素、臭化水素、アルカリ金属臭化
物、アルキル土類金属臭化物、臭化水素酸塩等の無機臭
素化合物及び臭化メチル、臭化エチル、ブロモホルム、
臭化エチレン、ブロモ酢酸などの有機臭素化合物を例示
することができる。臭素化合物の臭素原子としての使用
量は、溶媒中に含まれるコバルト及びマンガン原子の合
計モル数に対し、0.1〜10モル倍、好ましくは0.
2〜5モル倍の範囲である。
は、例えば、分子状臭素、臭化水素、アルカリ金属臭化
物、アルキル土類金属臭化物、臭化水素酸塩等の無機臭
素化合物及び臭化メチル、臭化エチル、ブロモホルム、
臭化エチレン、ブロモ酢酸などの有機臭素化合物を例示
することができる。臭素化合物の臭素原子としての使用
量は、溶媒中に含まれるコバルト及びマンガン原子の合
計モル数に対し、0.1〜10モル倍、好ましくは0.
2〜5モル倍の範囲である。
【0011】助触媒として添加されるパラジウム化合物
としては、パラジウムのギ酸、酢酸、プロピオン酸、シ
ュウ酸、マレイン酸などの脂肪族カルボン酸塩、ナフテ
ン酸などの脂環式カルボン酸塩、安息香酸、テレフタル
酸、ナフトエ酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族
カルボン酸塩のほか、水酸化物、酸化物、炭酸塩、ハロ
ゲン化物などの無機化合物類を挙げることができる。こ
のうち酢酸塩及び臭化物が好ましい。パラジウム化合物
の使用量は、コバルト及びマンガンの合計モル数に対し
0.0001〜0.1モル倍、好ましくは0.001〜
0.05モル倍の範囲である。
としては、パラジウムのギ酸、酢酸、プロピオン酸、シ
ュウ酸、マレイン酸などの脂肪族カルボン酸塩、ナフテ
ン酸などの脂環式カルボン酸塩、安息香酸、テレフタル
酸、ナフトエ酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族
カルボン酸塩のほか、水酸化物、酸化物、炭酸塩、ハロ
ゲン化物などの無機化合物類を挙げることができる。こ
のうち酢酸塩及び臭化物が好ましい。パラジウム化合物
の使用量は、コバルト及びマンガンの合計モル数に対し
0.0001〜0.1モル倍、好ましくは0.001〜
0.05モル倍の範囲である。
【0012】(溶媒)溶媒としては、酢酸、プロピオン
酸、酪酸等の脂肪族カルボン酸にベンゼンを加えた混合
溶媒を用いる。混合溶媒中に占める脂肪族カルボン酸と
ベンゼンの割合は95:5〜5:95、好ましくは2
0:80〜80:20の範囲である。仕込む溶媒の量は
特に制限はないが、原料である混合2,6−DIPNに
対し、好ましくは0.5〜300重量倍、さらに好まし
くは1〜150重量倍である。溶媒の含水量については
特に制限はない。
酸、酪酸等の脂肪族カルボン酸にベンゼンを加えた混合
溶媒を用いる。混合溶媒中に占める脂肪族カルボン酸と
ベンゼンの割合は95:5〜5:95、好ましくは2
0:80〜80:20の範囲である。仕込む溶媒の量は
特に制限はないが、原料である混合2,6−DIPNに
対し、好ましくは0.5〜300重量倍、さらに好まし
くは1〜150重量倍である。溶媒の含水量については
特に制限はない。
【0013】(分子状酸素)分子状酸素としては純酸素
の他、純酸素を窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性
ガスで任意の濃度に希釈したものでも使用できるが、空
気で十分である。
の他、純酸素を窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性
ガスで任意の濃度に希釈したものでも使用できるが、空
気で十分である。
【0014】(反応条件)反応温度は、好ましくは50
〜300℃、さらに好ましくは70〜250℃の範囲で
あり、反応温度がこれ以下だと反応速度が著しく遅くな
るため好ましくなく、これ以上の温度では、溶媒や原料
の燃焼による損失が増加するため好ましくない。反応圧
力には特に制限はないが、反応速度を考慮すると、気相
中の酸素分圧が絶対圧で0.2〜40kg/cm2 とな
るような圧力が好ましい。反応は、従来の液相酸化と同
様の方法で行って良い。原料である2,6−DIPNの
反応器への供給方法には特に制限はない。たとえば、
2,6−DIPN、溶媒、触媒及び助触媒を反応器へ一
括投入し、酸化を行っても良いし、触媒等が既に仕込ん
である反応器に連続的に原料を供給していくいわゆる連
続フィードで酸化を行っても良い。またその場合、2,
6−DIPNは溶媒等に溶かした状態で供給しても良い
し、2,6−DIPNを溶融状態にして供給しても良
い。
〜300℃、さらに好ましくは70〜250℃の範囲で
あり、反応温度がこれ以下だと反応速度が著しく遅くな
るため好ましくなく、これ以上の温度では、溶媒や原料
の燃焼による損失が増加するため好ましくない。反応圧
力には特に制限はないが、反応速度を考慮すると、気相
中の酸素分圧が絶対圧で0.2〜40kg/cm2 とな
るような圧力が好ましい。反応は、従来の液相酸化と同
様の方法で行って良い。原料である2,6−DIPNの
反応器への供給方法には特に制限はない。たとえば、
2,6−DIPN、溶媒、触媒及び助触媒を反応器へ一
括投入し、酸化を行っても良いし、触媒等が既に仕込ん
である反応器に連続的に原料を供給していくいわゆる連
続フィードで酸化を行っても良い。またその場合、2,
6−DIPNは溶媒等に溶かした状態で供給しても良い
し、2,6−DIPNを溶融状態にして供給しても良
い。
【0015】
【実施例】以下、実験例により本発明をより詳細に説明
する。 〔実施例−1〕2,6−DIPN 1.20g(5.6
6mmol)、酢酸コバルト4水和物0.423g
(1.70mmol)、酢酸マンガン4水和物0.41
6g(1.70mmol)、臭化カリウム0.404g
(3.40mmol)、酢酸パラジウム0.010g
(0.045mmol)、ベンゼン5ml及び酢酸15
mlを100ccオートクレーブに仕込み、オートクレ
ーブ内を空気で常温100kg/cm2 GPに昇圧す
る。密閉状態で185℃に昇温し、2時間185℃で加
熱撹拌した。その後オートクレーブを室温まで冷却し、
粗NDCAを反応混合物より濾別し、0.5wt%硫酸
水で洗浄後、液体クロマトグラフィーで定量したところ
2,6−NDCA 0.824mg(収率67.6%)
が得られた。
する。 〔実施例−1〕2,6−DIPN 1.20g(5.6
6mmol)、酢酸コバルト4水和物0.423g
(1.70mmol)、酢酸マンガン4水和物0.41
6g(1.70mmol)、臭化カリウム0.404g
(3.40mmol)、酢酸パラジウム0.010g
(0.045mmol)、ベンゼン5ml及び酢酸15
mlを100ccオートクレーブに仕込み、オートクレ
ーブ内を空気で常温100kg/cm2 GPに昇圧す
る。密閉状態で185℃に昇温し、2時間185℃で加
熱撹拌した。その後オートクレーブを室温まで冷却し、
粗NDCAを反応混合物より濾別し、0.5wt%硫酸
水で洗浄後、液体クロマトグラフィーで定量したところ
2,6−NDCA 0.824mg(収率67.6%)
が得られた。
【0016】〔比較例−1〕2,6−DIPN 1.2
0g(5.66mmol)、酢酸コバルト4水和物0.
423g(1.70mmol)、酢酸マンガン4水和物
0.416g(1.70mmol)、臭化カリウム0.
404g(3.40mmol)および酢酸20mlを1
00ccオートクレーブに仕込み、実施例−1と同様の
操作を行ったところ、得られた2,6−NDCAは0.
777g(収率63.8%)であった。
0g(5.66mmol)、酢酸コバルト4水和物0.
423g(1.70mmol)、酢酸マンガン4水和物
0.416g(1.70mmol)、臭化カリウム0.
404g(3.40mmol)および酢酸20mlを1
00ccオートクレーブに仕込み、実施例−1と同様の
操作を行ったところ、得られた2,6−NDCAは0.
777g(収率63.8%)であった。
【0017】〔比較例−2〕2,6−DIPN 1.2
0g(5.66mmol)、酢酸コバルト4水和物0.
423g(1.70mmol)、酢酸マンガン4水和物
0.416g(1.70mmol)、臭化カリウム0.
404g(3.40mmol)、酢酸パラジウム0.0
10g(0.045mmol)及び酢酸20mlを10
0ccオートクレーブに仕込み、実施例−1と同様の操
作を行ったところ、得られた2,6−NDCAは0.7
58g(収率62.2%)であった。
0g(5.66mmol)、酢酸コバルト4水和物0.
423g(1.70mmol)、酢酸マンガン4水和物
0.416g(1.70mmol)、臭化カリウム0.
404g(3.40mmol)、酢酸パラジウム0.0
10g(0.045mmol)及び酢酸20mlを10
0ccオートクレーブに仕込み、実施例−1と同様の操
作を行ったところ、得られた2,6−NDCAは0.7
58g(収率62.2%)であった。
【0018】〔比較例−3〕2,6−DIPN 1.2
0g(5.66mmol)、酢酸コバルト4水和物0.
423g(1.70mmol)、酢酸マンガン4水和物
0.416g(1.70mmol)、臭化カリウム0.
404g(3.40mmol)、ベンゼン5ml及び酢
酸15mlを100ccオートクレーブに仕込み、実施
例−1と同様の操作を行ったところ、得られた2,6−
NDCAは0.782g(収率64.2%)であった。
0g(5.66mmol)、酢酸コバルト4水和物0.
423g(1.70mmol)、酢酸マンガン4水和物
0.416g(1.70mmol)、臭化カリウム0.
404g(3.40mmol)、ベンゼン5ml及び酢
酸15mlを100ccオートクレーブに仕込み、実施
例−1と同様の操作を行ったところ、得られた2,6−
NDCAは0.782g(収率64.2%)であった。
【0019】〔実施例−2〕2,6−DIPN 1.2
0g(5.66mmol)、酢酸コバルト4水和物0.
423g(1.70mmol)、酢酸マンガン4水和物
0.416g(1.70mmol)、臭化カリウム0.
404g(3.40mmol)、酢酸パラジウム0.0
05g(0.022mmol)、ベンゼン5ml及び酢
酸15mlを100ccオートクレーブに仕込み、実施
例−1と同様の操作を行ったところ、2,6−NDCA
0.808g(収率66.3%)が得られた。
0g(5.66mmol)、酢酸コバルト4水和物0.
423g(1.70mmol)、酢酸マンガン4水和物
0.416g(1.70mmol)、臭化カリウム0.
404g(3.40mmol)、酢酸パラジウム0.0
05g(0.022mmol)、ベンゼン5ml及び酢
酸15mlを100ccオートクレーブに仕込み、実施
例−1と同様の操作を行ったところ、2,6−NDCA
0.808g(収率66.3%)が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 智也 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 2,6−ジイソプロピルナフタレンをコ
バルト、マンガン及び臭素を含む触媒の存在下、分子状
酸素により酸化して2,6−ナフタレンジカルボン酸を
製造する方法において、助触媒としてパラジウム化合物
を添加し、ベンゼンと脂肪族カルボン酸の混合溶媒を用
いることを特徴とする2,6−ナフタレンジカルボン酸
の製造方法。 - 【請求項2】 パラジウム化合物の量が、コバルト及び
マンガンの合計モル数に対し0.0001〜0.1モル
倍の範囲である請求項1記載の方法 - 【請求項3】 混合溶媒中に占める脂肪族カルボン酸と
ベンゼンの割合が95:5〜5:95の範囲である求項
1記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2776693A JPH06239794A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2776693A JPH06239794A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06239794A true JPH06239794A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12230118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2776693A Pending JPH06239794A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06239794A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999029649A1 (en) * | 1997-12-05 | 1999-06-17 | Eastman Chemical Company | Process for the manufacture of 2,6-naphthalenedicarboxylic acid |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP2776693A patent/JPH06239794A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999029649A1 (en) * | 1997-12-05 | 1999-06-17 | Eastman Chemical Company | Process for the manufacture of 2,6-naphthalenedicarboxylic acid |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1140765B1 (en) | A production method of aromatic carboxylic acids | |
EP1173401B1 (en) | A production method of aromatic carboxylic acids | |
JPS63122645A (ja) | ビフエニル−4,4’−ジカルボン酸の製造方法 | |
US6180822B1 (en) | Method of producing aromatic carboxylic acids by oxidizing alkyl aromatic compounds or partially oxidized intermediates thereof with carbon dioxide containing gas | |
JPH06157403A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
JPH06239794A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
JPH01121240A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法 | |
JP3027162B2 (ja) | ビフェニルカルボン酸の製造方法 | |
KR100330085B1 (ko) | 아로마틱폴리카본산의제조방법 | |
JP2611232B2 (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
JPH06172260A (ja) | ナフタレンカルボン酸の製造法 | |
JPH06211733A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
JPH06263690A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
JPH082836B2 (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法 | |
JP2600272B2 (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
JPH06211732A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
JPH06293698A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法 | |
JPH06145099A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
JPH06211740A (ja) | 4,4´−ビフェニルジカルボン酸の製造方法 | |
JPH05163197A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
JP3264733B2 (ja) | 4−ビフェニルカルボン酸の製造方法 | |
JP2000319220A (ja) | ピロメリット酸の製造法 | |
JPH06228049A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法 | |
JPH06279356A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
JPH05339202A (ja) | ナフトエ酸の製造方法 |