JPH0623974B2 - 文字処理装置 - Google Patents

文字処理装置

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JPH0623974B2
JPH0623974B2 JP1255495A JP25549589A JPH0623974B2 JP H0623974 B2 JPH0623974 B2 JP H0623974B2 JP 1255495 A JP1255495 A JP 1255495A JP 25549589 A JP25549589 A JP 25549589A JP H0623974 B2 JPH0623974 B2 JP H0623974B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は仮名漢字変換により漢字仮名混り文を入力する
文字処理装置に関する。特に、「十三階」「三万円」な
どの数詞と助数詞の組み合わせを仮名漢字変換できる装
置に関する。
[従来の技術] 現在、日本ワードプロセッサなどの文字処理装置は漢字
仮名混り文の入力を仮名漢字変換を使って行なうことが
一般的である。
仮名漢字変換は辞書を参照することにより、入力された
読み列を漢字に変換するものである。そのため、使用さ
れる単語は原則的には全て辞書に登録しておく必要があ
る。ところが、「十三階」「三万円」などの数詞と助数
詞の合成語については合成された形では辞書に登録する
ことができない。例えば、助数詞「円」について言え
ば、「一円」から「一兆円」までの範囲で仮名漢字変換
される可能性があり、全ての組み合わせを辞書に登録す
れば「円」だけで一兆語の辞書容量が必要になってしま
う。
このため、通常の装置では「十」「三」「円」「階」な
どの数詞、助数詞を数詞辞書、助数詞辞書に登録してお
き、変換の際には、数詞・助数詞の要素を合成するとい
うことが行なわれている。これにより、「十階」「十一
階」「三十階」「十円」「十一円」「三十円」などが全
て変換できる様になる。
[発明が解決しようとしている問題点] ところが、従来の変換では、数詞+助数詞の組み合わせ
を全て変換することはできるが、逆に、ありえない、あ
るいは、ありそうにない組み合わせも変換されるという
欠点があった。
例えば、「階」や「円」の場合はましであるが、「葉
(よう)」(葉書を数える単位)であれば、現実問題と
して「千葉(せんよう)」(千枚の葉書)などと表現す
ることはありえず、もし、「せんよう」と入力されたな
ら、「専用」を入力しようとしたと解釈する方が自然で
ある。
このように、従来装置では、妥当な変換を行なうことが
できない場合もあった。
[問題点を解決するための手段(及び作用)] 本発明は、助数詞辞書中の各助数詞に対して、その助数
詞の使用される数値の範囲を記述することにより、その
範囲外の数詞と助数詞の合成語は変換されない、あるい
は、変換が抑制されて第1候補としては出力されない様
に構成することにより、不当な文節が出力されることを
阻止し、変換率の向上を狙うものである。
[実施例] 以下図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の全体構成の一例である。
図示の構成において、CPUは、マイクロプロセッサで
あり、文字処理のための演算、論理判断等を行ない、ア
ドレスバスAB、コントロールバスCB、データバスD
Bを介して、それらのバスに接続された各構成要素を制
御する。
アドレスバスABはマイクロプロセッサCPUの制御の
対象とする構成要素を指示するアドレス信号を転送す
る。コントロールバスCBはマイクロプロセッサCPU
の制御の対象とする各構成要素のコントロール信号を転
送して印加する。データバスDBは各構成機器相互間の
データの転送を行なう。
つぎにROMは、読出し専用の固定メモリであり、第1
2図〜第14図、第17図、第19図につき後述するマ
イクロプロセッサCPUによる制御の手順を記憶させて
おく。
また、RAMは、1ワード16ビットの構成の書込み可
能のランダムアクセスメモリであって、各構成要素から
の各種データの一時記憶に用いる。DICは仮名漢字変
換を行なうための単語辞書である。NDICは数詞と助
数詞の合成を行なうための数詞辞書であり、ANDIC
は助数詞辞書である。SWTBLは数詞と助数詞の合成
を行なうために一時的に作成されるサーチ単語テーブル
である。IBUFは入力されたキーデータ等が記憶され
る入力バッファである。OBUFは仮名漢字変換の出力
結果が記憶される出力バッファである。TBUFはテキ
ストバッファであり、本文字処理装置で取り扱う文書を
内部形式で記憶する。DBBUFはテキストバッファに
記憶される文字が同音語であるときに使用される同音語
バッファである。
KBはキーボードであって、アルファベットキー、ひら
かなキー、カタカナキー等の文字記号入力キー、及び、
変換キー、次候補キー等の本文字処理装置に対する各種
機能を指示するための各種のファンクションキーを備え
ている。
DISKは文書データを記憶するための外部メモリであ
り、テキストバッファTBUF上に作成された文書の保
管を行ない、保管された文書はキーボードの指示によ
り、必要な時呼び出される。
CRはカーソルレジスタである。CPUにより、カーソ
ルレジスタの内容を読み書きできる。後述するCRTコ
ントローラCRTCは、ここに蓄えられたアドレスに対
応する表示装置CRT上の位置にカーソルを表示する。
DBUFは表示用バッファメモリで、表示すべきデータ
のパターンを蓄える。文書データの内容の表示を行なう
ときは、テキストバッファTBUF上のデータに基づい
てDBUF上にパターンを展開することにより行なわれ
る。
CRTCはカーソルレジスタCR及びバッファDBUF
に蓄えられた内容を表示器CRTに表示する役割を担
う。
またCRTは陰極線管等を用いた表示装置であり、その
表示装置CRTにおけるドット構成の表示パターンおよ
びカーソルの表示をCRTコントローラで制御する。
さらに、CGはキャラクタジェネレータであって、表示
装置CRTに表示する文字、記号のパターンを記憶する
ものである。
かかる各構成要素からなる本発明文字処理装置において
は、キーボードKBからの各種の入力に応じて作動する
ものであって、キーボードKBからの入力が供給される
と、まず、インタラプト信号がマイクロプロセッサCP
Uに送られ、そのマイクロプロセッサCPUがROM内
に記憶してある各種の制御信号を読出し、それらの制御
信号に従って各種の制御が行なわれる。
第2図は従来装置による変換例を示した図である。
先頭の文は入力された読み列を示したものである。この
場合「せんようのはがきでかいとうしてください」と入
力したことになる。
次の文は変換キーを打鍵した直後を示したものである。
仮名漢字変換の第1候補が出力されている。「せんよう
の」の部分のみが誤変換され、「千葉の」となってしま
った。
最後の文は更に次候補キーを打鍵した場合を示したもの
である。望む候補である「専用の」が変換されている。
この様に従来装置では使いそうになり数詞と助数詞の合
成語が変換され、操作が煩わしかった。
第3図は本発明装置による変換例を示した図である。
「いちようのはがき」と入力したときは第1候補として
「一葉の」が変換される。
「せんようのはがき」と入力したときは「千葉の」とは
ならず、正しく「専用の」となる。「千葉の」は変換さ
れない。
「いっぱくふつか」と入力したときは正しく「一泊」と
変換される。
「せんぱく」と入力したときは「千泊」とはならず、正
しく「船舶」と変換される。「千泊」は変換されない。
「せんかいのおうぼ」と入力したときは、正しく「千
回」と変換される。これは「回」は、「葉」などと異な
り、数値の範囲が広く設定されているからである。
「せんにんこうきょうきょく」と入力したときは、正し
く「千人」と変換される。これもやはり、「人」の数値
の範囲が広く設定されているからである。
第4図は単語辞書DICの構成を示した図である。「読
み」「表記」「品詞」「頻度」から構成される。
「読み」には単語の読み、「表記」には単語の表記、
「品詞」には単語の品詞が格納される。
「頻度」にはその単語の尤もらしさが1〜5の範囲内で
格納される。1は余り使用されない単語、5は良く使用
される単語に設定される。
第5図は数詞辞書NDICの構成を示した図である。
「読み」「表記」「接続情報」から構成される。
「読み」には数詞の読み、「表記」には数詞の表記が格
納される。
「接続情報」には数詞と助数詞、あるいは数詞と数詞同
士を合成しようとしたときに、音韻的に見て、あるいは
位取り規則から見て、妥当な合成であるかどうかを判断
するための接続情報が記憶される。例えば、「十万(じ
ゅうまん)」「十兆(じゅっちょう)」は許されるが、
「十百(じゅうひゃく)」「十万(じゅっまん)」は許
されないなどというのはこの接続情報で判断する。
第6図は助数詞辞書ANDICの構成を示した図であ
る。「読み」「表記」「頻度」「接続情報」「タイプ」
から構成される。
「読み」には助数詞の読み、「表記」には助数詞の表記
が格納される。
「頻度」にはその助数詞の頻度が記憶される。数詞と助
数詞の合成語が助数詞の指定する範囲内であれば、この
頻度がそのまま合成語の頻度となる。
「接続情報」には数詞と助数詞、あるいは数詞列と助数
詞を合成しようとしたときに、音韻的に満て妥当な合成
であるかどうかを判断するための接続情報が記憶され
る。例えば、「十才(じゅっさい)」「三本(さんぼ
ん)」は許されるが、「十葉(じゅっよう)」「五本
(ごほん)」は許されないなどというのはこの接続情報
で判断する。
「タイプ」はその助数詞に許される数値の範囲(レン
ジ)を記憶するものである。図によれば、「回」はタイ
プ1、「階」「階建」「点」はタイプ2、「泊」「葉」
はタイプ3である。タイプの具体的意味は第7図に記述
される。
第7図は第6図の助数詞のタイプの構成を示した図であ
る。
各タイプごとに「最小値」「最大値」が記述される。
「最小値」にはそのタイプに許される数値の範囲の下限
が記述される。例えば、タイプ1では「0」、タイプ2
では「1」、タイプ3では「1」が格納される。
「最大値」にはそのタイプに許される数値の範囲の上限
が記述される。例えば、タイプ1では「∞」、タイプ2
では「100」、タイプ3では「9」が記述される。
これにより、タイプ2の助数詞、例えば、「階」「点」
などは「一階」「一点」〜「百階」「百点」までが許さ
れ、タイプ三の助数詞、例えば、「葉」「泊」などは
「一葉」「一泊」〜「九葉」「九泊」までが許されるこ
とが分かる。
第8図は数詞と助数詞の合成を行なううえで一時的に作
成されるサーチ単語テーブルの構成を示した図である。
サーチ単語テーブルは、数詞と助数詞の合成語が単語辞
書DICと同じ構成で登録されたものである。
すなわち、「読み」「表記」「品詞」「頻度」から構成
され、「読み」には合成語全体の読み、「表記」には合
成語全体の表記、「品詞」には名詞が格納される。
「頻度」には助数詞の頻度がそのまま格納される。
サーチ単語テーブルには助数詞の指定する数値の範囲を
超えた不正な合成語は登録されない様に管理される。
サーチ単語テーブルは読み列の解析などの際に、単語辞
書と全く同様に処理される。
第9図は入力バッファIBUF、出力バッファOBUF
の構成を示した図である。
IBUF、OBUFともに同じ構成である。最初の2バ
イトは各バッファのサイズ情報であり、バッファに格納
されている文字数から1を減じたものを2倍した数値が
入る。入力バッファの末尾にある「//」はそこで変換キ
ーが打鍵されたことを意味する。各文字は1文字2バイ
トで構成され、JIS X 0208コード等で格納される。
第10図はテキストバッファTBUFの構成を示した図
である。
テキストは複数個の固定長からなる文字データより構成
される。各文字データは1文字2バイトで構成され、JI
S X 0208コードで格納される。
MSBはその文字が確定した通常文字であるか、次候補
を表示可能な同音語であるかどうかを示すフラグであ
る。0のときは通常文字であり、1のときは同音語コー
ドであることを意味する。同音語コードのときは文字コ
ードのJIS X 0208コードの代わりに同音語番号が格納さ
れる。同音語番号に基づいて第11図に示す同音語バッ
ファを参照すれば、その同音語の候補にどのようなもの
があるか、あるいはその同音語の性質が分かるようにな
っている。
第11図は同音語バッファDBBUFの構成を示した図
である。
「読み」はその同音語の読み列が格納される。例えば、
同音語「回答」については「かいとう」と格納される。
「候補総数」はその同音語バッファに格納されている変
換候補の総数を格納する。例えば、同音語「回答」につ
いて変換候補が「回答」「解答」「怪盗」「会頭」の4
つであれば、値4が格納される。
「候補番号」はその同音語の現在指示されている候補
(すなわち、現在表示されている候補)が先頭から何番
目の候補であるかを示す値が格納される。変換直後の状
態では値1が格納され、第1候補が表示される。次候補
キーが打鍵されるごとにこの値に1が加算され、次候補
が表示される。
「表記」には各変換候補の表記が格納される。
上述の実施例の動作をフローに従って説明する。
第12図はキー入力を取り込み、処理を行なう部分のフ
ローチャートである。
ステップ12−1はキーボードからのデータを取り込む
処理である。ステップ12−2で取り込まれたキーの種
別を判定し、各キーの処理ルーチンに分岐する。
変換キーであったときはステップ12−3に分岐し、ス
テップ12−3において第13図に詳述するように仮名
漢字変換の変換処理が行なわれる。
次候補キーであったときはステップ12−4に分岐し、
カーソル位置の同音語を次候補に変更して表示する処理
を行なう。
その他のキーのときはステップ12−5に分岐し、挿
入、削除等の通常の文字処理装置において行なわれるそ
の他の処理が行なわれる。
然る後、ステップ12−1に分岐する。
第13図はステップ12−3の「変換処理」を詳細化し
たフローチャートである。
ステップ13−1において第14図に詳述する葉に数詞
と助数詞の合成処理を行なう。合成された結果はサーチ
単語テーブルSWTBLに格納される。
ステップ13−2において辞書サーチを行なう。辞書サ
ーチの際には単語辞書のみならずサーチ単語テーブルに
ついてもサーチを行なう。
ステップ13−3においてサーチされた単語に対して、
形態素解析、構文解析等を行なって入力読み列を解析
し、文節候補を作成する。
ステップ13−4において、各文節候補の尤度を計算
し、どの文節を変換するのが最も尤もらしいかを判断
し、第1候補として決定する。
ステップ13−5において、決定された第1候補に基づ
いて同音語バッファを作成する。
ステップ13−6において出力バッファに変換結果を作
成し、出力する。
第14図はステップ13−1の「数詞・助数詞合成」を
詳細化したフローチャートである。
ステップ14−1において数詞辞書をサーチする。
ステップ14−2において助数詞辞書をサーチする。
ステップ14−3において、上記サーチされた数詞、助
数詞を合成し、サーチ単語テーブルに登録する。その
際、接続情報に基づいて不正な合成語は登録されない様
にする。
ステップ14−4において上記作成されたサーチ単語テ
ーブルに登録されている合成語を1つ取り出す。
ステップ14−5において取り出された合成語が助数詞
の規定する数値の範囲(レンジ)内に入っているかどう
かをチェックする。
ステップ14−6においてもし、レンジ内であればステ
ップ14−7に分岐し、レンジ外であればステップ14
−8に分岐する。
ステップ14−7は、レンジ内の場合であるので、サー
チ単語テーブル上の頻度として助数詞の頻度をそのまま
代入する。
ステップ14−7は、レンジ外の場合であるので、サー
チ単語テーブル上のその合成語を削除する。
ステップ14−9においてサーチ単語テーブルに登録さ
れている全ての合成語についてレンジチェックが終了し
ているかどうか判定し、未処理の合成語があるときはス
テップ14−4に分岐する。終了しているときはリター
ンする。
[他の実施例1] 以上の説明において、数詞と助数詞の合成語が助数詞の
指定する数値の範囲外であったときは全く変換できない
様に構成した装置を説明した。
しかし、この装置は常識外の文章を記述しているときに
不便を感じることがある。例えば、「人口が一京人にな
った場合」とか「国家予算が一京円の単位になったと
き」などと入力する場合である。この様な場合、範囲外
の数詞と助数詞の合成語は次候補以下に出力されると便
利である。
以下、範囲外の数詞と助数詞の合成語が次候補以下に変
換される実施例について第15図〜第17図に説明す
る。
第15図は、その場合の変換例を示した図である。「千
葉」「千泊」などのありそうにない合成語は変換候補の
末尾に出力されている。
第16図はサーチ単語テーブルの構成の変更を示した図
である。基本的構成は第8図と同じであるが、「千泊」
「千葉」などのありそうになり合成語は頻度=0で登録
されている。
単語辞書には頻度0の単語は格納されていないから、頻
度0の合成語は第1候補としては変換されず、必ず、次
候補以下に変換されることになる。
第17図はステップ13−1の「数詞・助数詞合成」を
処理の変更を示したフローチャートである。
ステップ17−1において数詞辞書をサーチする。
ステップ17−2において助数詞辞書をサーチする。
ステップ17−3において、上記サーチされた数詞、助
数詞を合成し、サーチ単語テーブルに登録する。その
際、接続情報に基づいて不正な合成語は登録されない様
にする。
ステップ17−4において上記作成されたサーチ単語テ
ーブルに登録されている合成語を1つ取り出す。
ステップ17−5において取り出された合成語が助数詞
の規定する数値の範囲(レンジ)内に入っているかどう
かをチェックする。
ステップ17−6においてもし、レンジ内であればステ
ップ17−7に分岐し、レンジ外であればステップ17
−8に分岐する。
ステップ17−7は、レンジ内の場合であるので、サー
チ単語テーブル上の頻度として助数詞の頻度をそのまま
代入する。
ステップ17−7は、レンジ外の場合である。第14図
は合成語を削除していたが、ここでは、削除せずに、サ
ーチ単語テーブル上の頻度として0を代入する。
ステップ17−9においてサーチ単語テーブルに登録さ
れている全ての合成語についてレンジチェックが終了し
ているかどうか判定し、未処理の合成語があるときはス
テップ17−4に分岐する。終了しているときはリター
ンする。
[他の実施例2] また、実施例の説明において、助数詞に対して数値の上
限と下限を指定し、範囲内と範囲外で処理を返る様な構
成を示したが、これでは範囲の境界部分についてうまく
処理が行なわれないという可能性がある。例えば、
「人」の場合、上限をどこかにおかないといけないの
で、非常に悩むことになる。そこで、数値に応じて数詞
と助数詞の合成語の頻度がある種の関数で決まる様に構
成するとより一般的に処理できる。
以下、合成語の頻度が関数で定義される様な実施例につ
いて第18図、第19図に説明する。
第18図はその場合の助数詞のタイプの構成を示した図
である。
各タイプごとに数値nを入力とし、頻度値を出力とする
関数を定義する。実際には関数へのアドレスを格納して
おけば良い。関数としては必ずしも数式で記述できる様
なものでなくてもよく、nの値を利用して実行される様
な手続きであっても良い。
第19図はその場合のステップ13−1の「数詞・助数
詞合成」の処理の変更を示したフローチャートである。
ステップ19−1において数詞辞書をサーチする。
ステップ19−2において助数詞辞書をサーチする。
ステップ19−3において、上記サーチされた数詞、助
数詞を合成し、サーチ単語テーブルに登録する。その
際、接続情報に基づいて不正な合成語は登録されない様
にする。
ステップ19−4において上記作成されたサーチ単語テ
ーブル上の合成語について、各助数詞に登録されたタイ
プ別の関数を実行し、頻度を求めサーチ単語テーブルに
登録する。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明によれば、各助数
詞に対して使用される値の範囲を記述することにより、
不当な数詞と助数詞の合成が抑制されて変換されない
か、あるいは、第2候補以下で出力されるので、不自然
な文節が第1候補で変換される可能性が少なくなり、候
補選択におけるオペレータの負担が軽減でき、操作性の
高い文字処理装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成のブロック図、 第2図は従来装置による変換例を示した図、 第3図は本発明において仮名漢字変換の出力の例を示し
た図、 第4図は本発明における単語辞書の構成を示した図、 第5図は本発明における数詞辞書の構成を示した図、 第6図は本発明における助数詞辞書の構成を示した図、 第7図は本発明における助数詞辞書のレンジ情報の構成
を示した図、 第8図は本発明において数詞と助数詞を合成する際に、
一時的に作成されるサーチ単語テーブルの構成を示した
図、 第9図は本発明における入力バッファ、出力バッファの
構成を示した図、 第10図は本発明における文書データの構成を示した
図、 第11図は本発明における同音語バッファの構成を示し
た図、 第12図〜第14図は本発明文字処理装置の動作を示す
フローチャート、 第15図は他の実施例において、範囲外の数詞と助数詞
の合成語が次候補以下に変換される様にした場合の、本
発明の変換例を示した図、 第16図はその場合のサーチ単語テーブルに登録される
合成語の例を示した図、 第17図はその場合の数詞・助数詞合成処理のフローチ
ャート、 第18図は他の実施例において助数詞辞書のレンジ情報
の代わりに尤度関数を用いた場合の構成を示した図、 第19図はその場合の助数詞合成処理のフローチャート
である。 DISK…外部メモリ CPU…マイクロプロセッサ ROM…読出し専用メモリ RAM…ランダムアクセスメモリ DIC…単語辞書 NDIC…数詞辞書 ANDIC…助数詞辞書 SWTBL…サーチ単語テーブル IBUF…入力バッファ OBUF…出力バッファ TBUF…テキストバッファ DBBUF…同音語バッファ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数詞と助数詞の合成語の読みを入力する入
    力手段と、 数詞の読みを表記と対応させて記憶した数詞辞書と、 助数詞の読みを表記と対応させて記憶した助数詞辞書
    と、 前記数詞辞書及び前記助数詞辞書を参照することにより
    入力読み列を数詞と助数詞の合成語の表記に変換する変
    換手段と、 前記助数詞辞書には各助数詞に対して合成可能な数詞の
    値の範囲が記述され、当該値の範囲に従って前記変換手
    段により数詞と助数詞を不当に合成しないよう制御する
    制御手段を有することを特徴とする文字処理装置。
  2. 【請求項2】数詞と助数詞の合成語の読みを入力する入
    力手段と、 数詞の読みを表記と対応させて記憶した数詞辞書と、 助数詞の読みを表記と対応させて記憶した助数詞辞書
    と、 前記数詞辞書及び前記助数詞辞書を参照することにより
    入力読み列を数詞と助数詞の合成語の表記に変換する変
    換手段と、 前記変換手段により変換された変換結果の第1候補が望
    むものでなかったときに次の候補を表示するための次候
    補変換手段と、 前記助数詞辞書には各助数詞に対して合成可能な数詞の
    値の範囲が記述され、前記変換手段が数詞と助数詞を合
    成する際、数詞の値が助数詞の記述する範囲外であった
    場合、第2候補以下に変換し次候補変換手段では不当な
    数詞と助数詞の合成語が表示できるよう制御する制御手
    段を有することを特徴とする文字処理装置。
  3. 【請求項3】数詞と助数詞の合成語の読みを入力する入
    力手段と、 数詞の読みを表記と対応させて記憶した数詞辞書と、 助数詞の読みを表記と対応させて記憶した助数詞辞書
    と、 前記数詞辞書及び前記助数詞辞書を参照することにより
    入力読み列を数詞と助数詞の合成語の表記に変換する変
    換手段と、 前記助数詞辞書には各助数詞に対して合成可能な数詞の
    値の範囲のタイプが記述され、前記タイプはいくつかの
    助数詞に共有され、前記変換手段が数詞と助数詞を不当
    に合成しないように制御する制御手段を有することを特
    徴とする文字処理装置。
JP1255495A 1989-09-29 1989-09-29 文字処理装置 Expired - Lifetime JPH0623974B2 (ja)

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