JPH06239056A - ファイリングカバー、ファイリング用品及びファイリングカバーの製造方法 - Google Patents
ファイリングカバー、ファイリング用品及びファイリングカバーの製造方法Info
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- JPH06239056A JPH06239056A JP3227993A JP3227993A JPH06239056A JP H06239056 A JPH06239056 A JP H06239056A JP 3227993 A JP3227993 A JP 3227993A JP 3227993 A JP3227993 A JP 3227993A JP H06239056 A JPH06239056 A JP H06239056A
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Abstract
ら大きく突出すること無く、露骨に露出せず、また収納
保管した書類等の見開状態が可及的に平面状態となり見
やすく、書き込みが容易なファイリング用品となし得る
ファイリングカバー、並びにこのファイリングカバーを
使用したファイリング用品を提供し、また、このような
ファイリングカバーの製造方法を提供する。 【構成】開閉用の薄肉ヒンジ部6を背部2寄りに有する
表紙3と裏表紙4が背部2に対して立設状態に連設され
ている構成で、表紙3及び裏表紙4は、背部2との連設
部に設けた略V字溝7の溝壁を互いに接合して連設する
ことができ、熱可塑性樹脂シート材を用いた場合、互い
に平行な2本の薄肉ヒンジ部6を形成し、このヒンジ部
6のやや内側寄りの位置において互いに平行な略V字溝
7をヒートプレス成形すると同時にシート材に略V字溝
7を閉塞する方向の加圧力を加えて互いの溝壁を接合す
る製造方法が採用できる。
Description
を収納保管するファイリング用品に関し、さらに詳しく
は、ファイリング用品におけるファイリングカバー、す
なわち、背部の両側に表紙と裏表紙が連設され、背部内
面に書類などのシート状物の綴じ具が取り付けられるフ
ァイリングカバーの改良に関するものである。また、こ
の発明はこのファイリングカバーを使用したファイリン
グ用品に関し、さらにはこのファイリングカバーの製造
方法に関する。
背部の両側に直接薄肉のヒンジ部を介して表紙と裏表紙
が連設されているものが通常であり、背部内面に開閉可
能なリング状綴じ具等を取り付けてファイリング用品と
して使用されている。
ファイリング用品は、見開き状態において綴じ具が収納
保管した書類等のシート状物の上面から突出するため、
ファイリング状態において書き込もうとすると突出した
綴じ具が手に当たり書き込みが困難であるという難点が
あった。したがって帳簿類の綴じ込みなどには不向きで
あった。また、見開き状態において、綴じ具の全体があ
らわに露出しているため外観上においても難点があり、
さらに見開いた書類が平面状態とならず湾曲するため、
見辛いという難点もあった。
綴じ具がファイリングしたシート状物の上面から大きく
突出すること無く、書き込みが容易で、また、綴じ具が
露骨に露出することがなく外観が優れ、また収納保管し
た書類等の見開状態が可及的に平面状態となり見やすい
ファイリング用品となし得るファイリングカバーを提供
するところにある。また、この発明の目的とするところ
は、このようなファイリングカバーを使用したファイリ
ング用品を提供するところにあり、さらにこのようなフ
ァイリングカバーの製造方法を提供するところにある。
の発明においては背部の両側に表紙と裏表紙が立設状態
に連設され、表紙及び裏表紙の開閉用薄肉ヒンジ部を小
口寄りに設けることにより、背部内面に綴じ具を取り付
けた場合に薄肉ヒンジ部の位置とほぼ同等以下の高さに
納まるようにした。
バーは、背部の両側に表紙と裏表紙が連設されたファイ
リングカバーにおいて、開閉用の薄肉ヒンジ部を背部寄
りに有する表紙と裏表紙が背部に対して立設状態に連設
されていることを特徴としている。
設する構成としては、当該連接部に略V字溝を設ける手
段が採用できる。すなわち、背部の両側に表紙と裏表紙
が連設されたファイリングカバーにおいて、表紙及び裏
表紙は、背部との連設部に設けた略V字溝の溝壁を互い
に接合して背部に対し立設状態に設けられ、当該連設部
から若干小口寄りの位置において表紙及び裏表紙の開閉
を可能にする薄肉のヒンジ部が設けられていることを特
徴とするファイリングカバーである。
溝の開き角度を変えることにより背部の構造を容易に変
更することができる。例えば、略V字溝が直角の開き角
度を有する場合、背部が四角の箱状に構成される。ま
た、鈍角の開き角度とすれば、平面形状として台形状の
箱状に、鋭角の開き角度とすると、逆台形状の箱状に構
成される。
設する構成としては、さらに薄肉ヒンジ部とスペーサー
を用いる手段を採用できる。すなわち、背部の両側に表
紙と裏表紙が連設されたファイリングカバーにおいて、
表紙及び裏表紙は、背部との連設部に設けた薄肉のヒン
ジ部において折り曲げて立設状態に設けられ、背部の上
下両端部位置において介在接着させたスペーサーによっ
て立設状態を保持されており、当該連設部から若干小口
寄りの位置において表紙及び裏表紙の開閉を可能にする
薄肉のヒンジ部が設けられていることを特徴とするファ
イリングカバーである。このようなスペーサーとして
は、常温において持続的高粘着性を有する非汚染性の軟
質ポリウレタンエラストマーのブロック体を使用するこ
とができる。 このようなファイリングカバーの背部内
面に、薄肉ヒンジ部の位置とほぼ同等以下の高さを有す
る書類綴じ具を取り付ければ、収録保管した書類などの
シート状物に書き込みが容易なファイリング用品を提供
できる。
熱可塑性樹脂を用いて成形する場合は、次のような製造
方法を採用することができる。すなわち、熱可塑性樹脂
のシート材に互いに平行な2本の薄肉ヒンジ部を形成
し、このヒンジ部のやや内側寄りの位置において互いに
平行な略V字溝をヒートプレス成形すると同時にシート
材に略V字溝を閉塞する方向の加圧力を加えて互いの溝
壁を接合する製造方法である。
りに有する表紙と裏表紙が背部に対して立設状態に連設
されているファイリングカバーとした場合、背部内面に
綴じ具を取り付けてファイリング用品を構成した場合、
書き込みなどが容易なファイリング用品となし得るとと
もに、表紙及び裏表紙のヒンジ部から背部との連設部に
至る部分と背部によって箱状部分が形成されるため、背
部近傍がしっかりとした構造となり、書棚等に立設状態
で収納する際に安定した自立状態が得られる。
溝壁を接合した構造とすると、略V字溝の開き角度を変
えることによって背部の構造に変化を持たせることがで
き、例えば開き角度を鈍角に取れば、平面形状において
台形状の箱状に構成することができるが、このような背
部構造とすると立設状態で収納した場合に背部を持って
引き出しやすくなる。
を介在接着させた構成では、構造が堅固でファイルを落
下させた場合などにおいても表紙及び裏表紙の立設状態
が壊れることがない。
に、薄肉ヒンジ部の位置とほぼ同等以下の高さを有する
書類綴じ具を取り付ければ、書類、帳簿類等を収納して
見開いた場合に、綴じ具が邪魔にならず書き込みが容易
となる。また、綴じ具はその平面部が露出するのみで側
面部などは隠れるため外観も向上する。また、書類等の
見開状態が可及的に平面状態となるため、書類面が見易
くなる。
場合には、薄肉ヒンジ部を形成し、このヒンジ部のやや
内側寄りの位置において互いに平行な略V字溝をヒート
プレス成形すると同時にシート材に略V字溝を閉塞する
方向の加圧力を加えて互いの溝壁を接合する製造方法を
採ることができ、自動的かつ容易に目的とするファイリ
ングカバーを成型することができる。
する。
ーを使用したファイリング用品の一実施例を示す部分斜
視図で、1は背部2の両側に表紙3と裏表紙4が連設さ
れたファイリングカバー、5は公知の開閉リング形式の
綴じ具を示している。ファイリングカバー1は、図2に
示す通り、表紙3と裏表紙4が背部2に対して立設状態
に連設され、背部2寄りに開閉用の薄肉ヒンジ部6が設
けられている。
てその溝壁を接合する構成を採用している。すなわち、
図6に示す通り、背部2と表紙3及び裏表紙4との連設
部に略V字溝7を設け、この略V字溝7の溝壁を互いに
接合して背部2に対し表紙3及び裏表紙4が立設状態に
連設されるようにしたものである。表紙3及び裏表紙4
の開閉を可能にする薄肉ヒンジ部6は連設部から若干小
口寄りの位置において表紙3及び裏表紙4に設けられ
る。略V字溝7を利用した場合、この溝の開き角度を変
えることによって背部の構造を変更することができる。
例えば図2では、略V字溝が直角の開き角度を有する場
合で、背部が四角の箱状に構成される。また、鈍角の開
き角度とすれば、図4に示すように平面形状として台形
状の箱状に、鋭角の開き角度とすると、図5に示すよう
に逆台形状の箱状に構成される。
ように、背部2の端縁に表紙3及び裏表紙4の端面を接
合して立設状態とすることもできる。
に平行な2本の薄肉ヒンジ部6を形成し、このヒンジ部
のやや内側寄りの位置において互いに平行な略V字溝7
をヒートプレス成形すると同時にシート材に略V字溝を
閉塞する方向の加圧力を加えて互いの溝壁を接合する例
を示しているが、熱可塑性樹脂製のシート材単体以外
に、図8のように熱可塑性樹脂製シート材8と表装材9
との2層構造も利用し得る。また、この2層構造におい
て、厚紙とクロスの2層構造とすれば、略V字溝7の溝
壁同志を接着剤で接着する構成も採用し得る。
管した状態を示しており、見開状態においてシート状物
が可及的に平面状態となり、書き込みなどが容易であ
る。
に限らず、各種公知の綴じ具を採用することが可能であ
る。図9では無数の突起を長手方向に有するプラスチッ
ク製シートに常温において持続的高粘着性を有する非汚
染性の軟質ポリウレタンエラストマーを止着した綴じ具
11が背部2の内面に取り付けられた構成を示してい
る。
のヒンジ部12において折り曲げて立設状態に設けら
れ、背部2の上下両端部位置において介在接着させたス
ペーサー13によって表紙3及び裏表紙4を立設状態に
保持した実施例を示すもので、スペーサー13として
は、常温において持続的高粘着性を有する非汚染性の軟
質ポリウレタンエラストマーのブロック体を使用してい
る。
この発明に係るファイリングカバーは、表紙及び裏表紙
の開閉用薄肉ヒンジ部が、背部に対して立設状態に連設
されている表紙及び裏表紙の小口よりに設けられている
ため、背部内面に取り付けられる綴じ具全体が露骨に露
出せず、外観が向上するとともに、収納保管した書類な
どの見開状態が可及的に平面状態となるために書類、帳
簿類等を収納して見開いた場合に、綴じ具が邪魔になら
ず書き込みが容易となる。
り、書棚等に立設状態で収納する際に安定した自立状態
が得られるという利点も有している。また、略V字溝を
利用した構造とすれば、V字の開き角度を変えることに
よって背部の形状に容易に変化を持たせることができる
など、従来のファイリングカバー、ファイリング用品に
期待し得ない独特の効果を有するものである。
ファイリング用品の一実施例を示す斜視図、
す側面図、
側面図、
面図、
面図、
斜視図。
紙 4……裏表紙 5……綴じ具 6……薄肉ヒンジ
部 7……略V字溝 8……熱可塑性樹脂製シート材 9……表装材 10……シート状物 11……綴じ
具 12……薄肉のヒンジ部 13……スペーサー
Claims (7)
- 【請求項1】 背部の両側に表紙と裏表紙が連設された
ファイリングカバーにおいて、開閉用の薄肉ヒンジ部を
背部寄りに有する表紙と裏表紙が背部に対して立設状態
に連設されているファイリングカバー。 - 【請求項2】 背部の両側に表紙と裏表紙が連設された
ファイリングカバーにおいて、表紙及び裏表紙は、背部
との連設部に設けた略V字溝の溝壁を互いに接合して背
部に対し立設状態に設けられ、当該連設部から若干小口
寄りの位置において表紙及び裏表紙の開閉を可能にする
薄肉のヒンジ部が設けられていることを特徴とするファ
イリングカバー。 - 【請求項3】 略V字溝が直角の開き角度を有する請求
項1または2記載のファイリングカバー。 - 【請求項4】 略V字溝が鋭角の開き角度を有する請求
項1または2記載のファイリングカバー。 - 【請求項5】 背部の両側に表紙と裏表紙が連設された
ファイリングカバーにおいて、表紙及び裏表紙は、背部
との連設部に設けた薄肉のヒンジ部において折り曲げて
立設状態に設けられ、背部の上下両端部位置において介
在接着させたスペーサーによって立設状態を保持されて
おり、当該連設部から若干小口寄りの位置において表紙
及び裏表紙の開閉を可能にする薄肉のヒンジ部が設けら
れていることを特徴とするファイリングカバー。 - 【請求項6】 背部内面に薄肉ヒンジ部の位置とほぼ同
等以下の高さを有する書類綴じ具が取り付けられている
請求項1、2または5記載のファイリングカバーを使用
したファイリング用品。 - 【請求項7】 熱可塑性樹脂のシート材に互いに平行な
2本の薄肉ヒンジ部を形成し、このヒンジ部のやや内側
寄りの位置において互いに平行な略V字溝をヒートプレ
ス成形すると同時にシート材に略V字溝を閉塞する方向
の加圧力を加えて互いの溝壁を接合することにより、開
閉用の薄肉ヒンジ部を背部寄りに有する表紙と裏表紙を
背部に対して立設状態に連設したファイリングカバーの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5032279A JP2693100B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | ファイリングカバーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5032279A JP2693100B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | ファイリングカバーの製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28079195A Division JPH08258478A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | ファイリングカバー及びファイリング用品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06239056A true JPH06239056A (ja) | 1994-08-30 |
JP2693100B2 JP2693100B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=12354542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5032279A Expired - Lifetime JP2693100B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | ファイリングカバーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2693100B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007168075A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-07-05 | Lihit Lab Inc | ファイリングカバーおよびその製造方法 |
US8172269B2 (en) | 2007-09-04 | 2012-05-08 | Lihit Lab., Inc. | File including a curved retaining portion enabling an edge of a binding body to curve |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49105213U (ja) * | 1972-12-27 | 1974-09-10 | ||
JPS517091A (ja) * | 1974-07-08 | 1976-01-21 | Sumitomo Bakelite Co | |
JPH02106380U (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-23 |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP5032279A patent/JP2693100B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
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JPS49105213U (ja) * | 1972-12-27 | 1974-09-10 | ||
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JPH02106380U (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-23 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007168075A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-07-05 | Lihit Lab Inc | ファイリングカバーおよびその製造方法 |
US8172269B2 (en) | 2007-09-04 | 2012-05-08 | Lihit Lab., Inc. | File including a curved retaining portion enabling an edge of a binding body to curve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2693100B2 (ja) | 1997-12-17 |
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