JPH06239052A - 乱丁の検査方法および検査装置 - Google Patents

乱丁の検査方法および検査装置

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JPH06239052A
JPH06239052A JP5003393A JP5003393A JPH06239052A JP H06239052 A JPH06239052 A JP H06239052A JP 5003393 A JP5003393 A JP 5003393A JP 5003393 A JP5003393 A JP 5003393A JP H06239052 A JPH06239052 A JP H06239052A
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好孝 氷上
Genichi Kaneshiro
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Takashi Ono
隆史 小野
Toshiyuki Doi
敏幸 土井
Masato Matsui
真人 松井
Hiromi Okamoto
宏巳 岡本
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DAKKU ENG KK
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Yoshino YM Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丁合工程時に全ての折丁について正確に乱丁
を検出して正確に判定することができるようにした乱丁
の検査方法および検査装置を提供する。 【構成】 光源1からマスター折丁を照射し、CCD撮
像素子2を介して反射光のグレーレベルを持ったマスタ
ー画像データを処理部3の記憶部に記憶する。光源1か
ら被検査折丁を照射し、CCD撮像素子2を介して反射
光のグレーレベルを持った検査画像データを処理部3の
記憶部に記憶する。マスター画像と被検査画像の位置ず
れ量を考慮し、グレーレベル値を用いてマスター画像デ
ータと検査画像データとを処理部3の画像データ比較部
で比較し、折丁の乱丁を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丁合工程時において、
複数ページが折り畳まれた折丁、若しくは1ページのも
のなどの印刷面における乱丁の有無を検査する検査方法
および検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、丁合工程において、例えば、折丁
の乱丁を検査するには、固定位置に取付けられた数個の
単一色の発光ダイオードで、丁合機に載せられた被検査
折丁の一部分を照射し、被検査折丁からの反射光を数個
の受光素子により受光してその光量を読み取り、このデ
ータを予め記憶されたマスター折丁のデータと比較し、
乱丁を検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、単一色の発光ダイオードおよび受光素子が固定位
置に取付けられているため、丁合機に載せられた被検査
折丁の位置ずれおよび印刷ずれ、折りずれが生じた場
合、被検査折丁からの反射光の光量は、マスター折丁の
それとは全く異なり、乱丁として判断してしまう。ま
た、例えば、教科書のような白と黒で構成されている折
丁に対しては、上記のように光量を比較して検出する
と、マスター折丁の文字、文章等と、被検査折丁のそれ
が全く異なっていても文字配列が似ていれば光量に変化
がなく、同じ折丁と判断してしまう場合がある。このよ
うに位置ずれ等が生じた場合および教科書のような文字
の折丁に対しては十分な乱丁検出ができないという問題
があった。さらに、単一色の光源しか用意されていない
場合、例えば、写真集のように様々な色で構成されてい
る折丁の中でも光源と同一系統の色で構成されている折
丁は、光の吸収作用により被検査折丁からの反射光の光
量は低下し、十分なデータ比較が行なえないという問題
があった。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、位置ずれを考慮し、しかも、グレーレ
ベルを用いてマスター印刷面のマスター画像データと、
被検査印刷面の検査画像データとを比較することによ
り、位置ずれ等が生じた場合および教科書のような文字
の折丁を含む全ての印刷面に対して、正確に乱丁を検出
して正確に判定することができるようにした乱丁の検査
方法および検査装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の乱丁の検査方法は、マスター印刷面に単一の
光源から照明光を照射する工程と、上記マスター印刷面
からの反射光のグレーレベルを持ったマスター画像デー
タを記憶する工程と、被検査印刷面に単一の光源から照
明光を照射する工程と、上記被検査印刷面からの反射光
のグレーレベルを持った検査画像データを記憶する工程
と、上記マスター画像と上記被検査画像との位置などの
ずれ量を考慮し、グレーレベル値を用いて上記マスター
画像データと検査画像データとを比較し、乱丁を検出す
る工程とからなるものである。
【0006】上記目的を達成するための本発明の他の乱
丁の検査方法は、印刷面に適した照明光を、複数の光源
から選択する工程と、マスター印刷面に上記選択された
光源から照明光を照射する工程と、上記マスター印刷面
からの反射光のグレーレベルを持ったマスター画像デー
タを記憶する工程と、被検査印刷面に上記選択された光
源から照明光を照射する工程と、上記被検査印刷面から
の反射光のグレーレベルを持った検査画像データを記憶
する工程と、上記マスター画像と上記被検査画像との位
置などのずれ量を考慮し、グレーレベル値を用いて上記
マスター画像データと検査画像データとを比較し、乱丁
を検出する工程とからなるものである。
【0007】そして、上記各検査方法において、マスタ
ー画像データと検査画像データとの比較に用いる各々の
グレーレベル値に許容値を持たせるのが好ましい。
【0008】上記目的を達成するための本発明の乱丁の
検査装置は、マスター印刷面および被検査印刷面に照明
光を照射する単一の光源と、上記マスター印刷面および
被検査印刷面からの反射光のグレーレベルを持ったマス
ター画像データおよび検査画像データを記憶する記憶手
段と、上記マスター画像と被検査画像との位置などのず
れ量を考慮し、グレーレベル値を用いて上記マスター画
像データと検査画像データとを比較する乱丁検出手段と
を備えたものである。
【0009】上記目的を達成するための本発明の他の乱
丁の検査装置は、マスター印刷面および被検査印刷面に
照明光を照射する複数の光源と、この複数の光源の中か
ら上記印刷面に適した照明光の光源を選択し、上記マス
ター印刷面および被検査印刷面に照明光を照射させる選
択手段と、上記マスター印刷面および被検査印刷面から
の反射光のグレーレベルを持ったマスター画像データお
よび検査画像データを記憶する記憶手段と、上記マスタ
ー画像と被検査画像との位置などのずれ量を考慮し、グ
レーレベル値を用いて上記マスター画像データと検査画
像データとを比較する乱丁検出手段とを備えたものであ
る。
【0010】そして、上記各検査装置において、マスタ
ー画像データと検査画像データとの比較に用いる各々の
グレーレベル値に許容値を持たせるのが好ましい。
【0011】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、マス
ター印刷面に光源からの照明光を照射してマスター印刷
面からの反射光のグレーレベルを持ったマスター画像デ
ータを記憶し、被検査印刷面に光源からの照明光を照射
して被検査印刷面からの反射光のグレーレベルを持った
検査画像データを記憶し、マスター画像と被検査画像と
の位置などのずれ量を考慮し、グレーレベル値を用いて
マスター画像データと検査画像データとを比較して丁合
工程における乱丁を検出するようにしている。このよう
に、丁合工程時の位置などのずれ量を考慮し、グレーレ
ベル値を用いてマスター画像データと検査画像データと
を比較するので、位置ずれ等が生じた印刷面および教科
書のような文字の配列が似ている印刷面等、全ての印刷
面に対し、それらの影響を受けることなく検査すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。まず、第1実施例の乱丁の検査装置に
ついて説明する。図1は本発明の第1実施例における乱
丁の検査装置を示す概略構成図、図2は同検査装置に用
いる処理部を示す機能ブロック図である。以下において
はモノクロ画像を対象にして説明するが、カラー画像に
も対応できることはいうまでもない。また、複数のペー
ジが折り畳まれた折丁を対象にして説明するが、1ペー
ジのものに適用できることはいうまでもない。
【0013】図1において、1は光源、2はCCD撮像
素子(あるいは高分解能なセンサ)である。丁合工程を
行なう機械(複数の駒を含む)がある場合、各駒に載せ
られた数十枚の折丁は、下から順番に引き抜かれ、それ
ぞれの駒で引き抜かれた折丁が合わさることにより一冊
の本が構成される。そこで光源1およびCCD撮像素子
2が1〜n駒分設けられている。3は処理部であり、C
CD撮像素子2を用い、光源1からマスター折丁と被検
査折丁に照明光を照射させ、CCD撮像素子2を用い、
上記照射に伴う反射光から得られる数百〜数十万のマス
ター画像データと数百〜数十万の検査画像データを記憶
し、X方向、Y方向、θ方向を補正しながら、上記2つ
のデータを比較することにより乱丁を検出する。4はブ
ザー、ランプ等の報知手段であり、処理部3で折丁の乱
丁が検出されると、その指示に基づき、音、点灯等によ
り乱丁を知らせる。5は処理部3の検出結果を表示する
モニタテレビである。
【0014】上記処理部3は、図2に示すように、記憶
する画像データのノイズ除去等を行なう前処理部6と、
各々の折丁内で基準としたいマスター折丁の画像データ
を記憶するマスター画像データ記憶部7と、各々の被検
査折丁の画像データを記憶する検査画像データ記憶部8
と、丁合工程で生じるマスター画像データに対する検査
画像データのX方向、Y方向、θ方向の位置などのずれ
を補正するXYθ補正部9と、マスター画像データと検
査画像データとを比較する画像データ比較部10と、比
較結果を出力する結果出力部11とを備えている。
【0015】上記マスター画像データ記憶部7と検査画
像データ記憶部8の詳細について図3および図4に示す
画像データ説明図を用いて説明する。
【0016】図3(a)は白と黒で構成された折丁に単
一の光源から照明光を照射したマスター画像を示す。図
3(b)は図3(a)のマスター画像を256階調のグ
レーレベル(画像の明暗を表わす濃淡レベル)値で示し
たものである。このグレーレベル値をマスター画像デー
タ記憶部7で記憶する。図4(a)は上記と同種の折丁
であり、上記単一の光源から照明光を照射した検査画像
を示し、X方向とY方向に位置ずれが生じたものとす
る。図4(b)は図4(a)の検査画像を256階調の
グレーレベル値で示したものである。このグレーレベル
値を検査画像データ記憶部8で記憶する。1つのグレー
レベル値が1画素に相当し、図3(b)および図4
(b)では、説明上、16×12のグレーレベル値しか
記載してないが、例えば、768×493画素のCCD
撮像素子を用いた場合、画像データとしては、512×
480のグレーレベル値が存在する。上記のようにそれ
ぞれの画像データを記憶する際に前処理部6においてノ
イズ除去を行なう。
【0017】上記XYθ補正部10と画像データ比較部
11の詳細について図3および図4に示す画像データ説
明図を用いて説明する。
【0018】位置などのずれ量の許容範囲をX方向およ
びY方向共3画素とした場合、図3(b)中の実線枠
(ア)を最終のマスター画像データとする。この実線枠
(ア)のグレーレベル値のパターンが図4(b)の検査
画像データ内に存在するか否かをXYθ補正部10で位
置補正し、画像データ比較部11で最終のマスター画像
データと検査画像データのそれぞれのグレーレベル値を
比較する。位置補正後、比較する工程を繰り返すことに
より、図4(b)中の実線枠(イ)を最終のマスター画
像データと同じグレーレベル値のパターンと認識する
と、同種の折丁と判断する(このとき、検査画像データ
のX方向およびY方向両端3画素を除いた部分がマスタ
ー画像データ内に存在するか否かについて、位置補正
後、比較する工程を繰り返してもよい。)。上記のよう
な位置などのずれ量はデータ設定により可変であり、実
用上、問題のない位置などのずれ量を設定すればよい。
【0019】上記の比較を行なう場合、マスター画像デ
ータのグレーレベル値に許容値を持たせることにより、
折丁の印刷濃度の変化に対応することができる。許容値
の詳細について図3ないし図5に示す画像データ説明図
を用いて説明する。
【0020】図5(a)は図3(b)のマスター画像デ
ータのグレーレベル値に10レベル加算したグレーレベ
ル上限値を示す。図5(b)は図3(b)のマスター画
像データのグレーレベル値に10レベル減算したグレー
レベル下限値を示す。グレーレベル上限値とグレーレベ
ル下限値の範囲内に含まれるグレーレベル値のパターン
が検査画像データ内に存在すれば、同種の折丁として判
断する。上記のような加算、減算のレベル値はデータ設
定により可変であり、実用上、問題のない印刷濃度の変
化に対応するレベル値を設定すればよい。
【0021】装置全体としては、1〜nの駒ごとに照明
1と、CCD撮像素子(カラーCCD含む)、あるいは
高分解能なセンサ2を配列し、各種の丁合工程の機械の
折丁引き抜き部分に取付ける。そして、丁合工程の機械
により、各駒に載せられた折丁が一折ずつ下から引き抜
かれる前に検査画像データを記憶し、マスター画像デー
タと比較することができるよう同期がとってある。この
ように丁合を行なう機械が動作中(引き抜き中)でも、
画像データの記憶や検査を行なうことができ、その検査
は全ての駒について行なわれることになる。また、丁合
中において、再記憶も可能である。これは、折丁の印刷
濃度の変化に有効である。
【0022】この第1実施例は、マイクロコンピュータ
を利用したシステムであるが、ROMに予め格納された
フローチャートに従い、以下、本発明第1実施例の乱丁
の検査方法について上記検査装置の動作とともに、図6
を用いて説明する。
【0023】まず、丁合工程を行なう機械の各駒に折丁
を載せる(ステップ60)。次に、単一の光源1から照
明光がマスター折丁に照射され、反射することによりC
CD撮像素子2を介して得られるグレーレベルを持った
マスター画像データをマスター画像データ記憶部7で記
憶する(ステップ61)。このとき、マスターとなる折
丁は特別なものではなく、同種の折丁から任意のものを
用いることができる。
【0024】次に、丁合工程がスタートすると(ステッ
プ62)、丁合工程の機械が各駒に載せられた折丁を一
折ずつ下から引き抜く前に、単一の光源1から被検査折
丁に照射され、反射することによりCCD撮像素子2を
介して得られるグレーレベルを持った検査画像データを
検査画像データ記憶部8で記憶し(ステップ63)、両
画像データについてXYθ補正部9で位置ずれを補正し
ながら、グレーレベル値を用いて画像データ比較部10
で比較する(ステップ64)。
【0025】乱丁が発生すると、結果出力部11からの
指令により各駒に取付けられた警報ランプ、ブザー等の
報知手段4が動作し(ステップ65)、必要に応じてラ
インが停止する。そこで、折丁を確認し、報知手段4を
クリアする(ステップ66)。折丁確認の際、折丁の印
刷濃度の変化が著しい場合は再記憶を行なう(ステップ
67)。製本数が設定部数に達するまで、上記ステップ
63〜67を繰り返して行ない、設定部数に達したら終
了する(ステップ68)。
【0026】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。上記第1実施例のように、白と黒で構成された折丁
の乱丁を検査する場合、光源色にかかわらず、白部分の
グレーレベル値と黒部分のグレーレベル値は一定であ
り、かつそのグレーレベル値の差は常に大きい。この差
が大きい程、画像が鮮明であり、検査精度も向上するこ
ととなる。しかし、例えば、白と赤で構成された折丁に
赤色光を照射して画像データを作成した場合、赤部分の
グレーレベル値は光の吸収作用が低下するため、白部分
のグレーレベル値とほぼ同じ値となり、第1実施例のよ
うな画像データの比較検査が十分行なえない場合があ
る。このため、折丁が構成されている色により光源色を
変えたほうが比較検査を行なう上で良い場合がある。こ
の第2実施例の特徴とするところは、折丁が構成されて
いる色により最適な光源を用いて乱丁を検査するように
した点にある。
【0027】まず、第2実施例の乱丁の検査装置につい
て説明する。図7は本発明の第2実施例における乱丁の
検査装置を示す概略構成図、図8は同検査装置に用いる
処理部を示す機能ブロック図である。
【0028】図7において、1a、1b、1c、…は照
明光の色の異なる光源、2はCCD撮像素子(あるいは
高分解能なセンサ)、3は処理部、4はブザー、ランプ
等の報知手段、5はモニタテレビである。
【0029】この第2実施例は、各駒1〜nごとに照明
光の色の異なる光源1a、1b、1c、…が設けられ、
図8に示すように、上記第1実施例の処理部3に、各々
の折丁に適した照明光の光源1a、1b、1c、…を自
動的に選択する適性照明選択部12が追加された点にお
いて、上記第1実施例とは構成を異にし、その他の構成
については上記第1実施例と同じであるので、その説明
を省略する。
【0030】上記適性照明選択部12の詳細について図
9ないし図11に示す画像データ説明図を用いて説明す
る。
【0031】物体は、固有の色を持っているわけではな
く、照明光が違えば色が異なり、画像データとしてのグ
レーレベル値も異なる。1つの画像データの中で、この
グレーレベル値の幅が大きい程、情報量が増えることと
なり、乱丁の検出精度は向上する。
【0032】図9(a)は自然光で照射したマスター画
像を示し、このとき、肉眼では白地に赤文字が印刷され
た折丁と確認できるものである。図9(b)は図9
(a)中のライン(ウ)位置の画像のグレーレベルを示
す。図10(a)は赤色光で照射したマスター画像を示
し、このときのマスター折丁は図9に示す自然光の場合
と同じものである。図10(b)は図10(a)中のラ
イン(エ)位置の画像のグレーレベルを示す。図11
(a)は緑色光で照射したマスター画像を示し、このと
きのマスター折丁は図9に示す自然光の場合と同じもの
である。図11(b)は図11(a)中のライン(オ)
位置の画像のグレーレベルを示す。
【0033】図9(b)、図10(b)および図11
(b)から明らかなように、この折丁を緑色光で照射し
た場合のグレーレベル値の幅は、自然光および赤色光で
照射したときのそれより大きく、この折丁の適性照明は
緑色光となる。そこで、適性照明選択部12は上記のよ
うに丁合工程を行なう機械の駒1〜nに載せられた折丁
についてCCD撮像素子2を用い、複数の光源1a、1
b、1c、…の中から緑色光の光源を適性照明として選
択する。なお、上記においては、赤色光および緑色光の
2種を使用して説明したが、実ラインにおいては複数の
照明系を有する。
【0034】上記において選択された光源を用い、画像
データの記憶、位置補正、比較検査を行なうが、その検
査方法は上記第1実施例と同様であるので、その説明を
省略する。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で種
々設計変更することが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、丁
合工程時の位置ずれおよび印刷ずれ、折りずれなどを考
慮してマスター画像データと検査画像データとを比較す
るので、正確に乱丁を検出することができると共に、実
用上問題のない許容範囲内の印刷ずれ、折りずれか、実
用上、問題のある印刷ずれ、折りずれかを正確に判定す
ることができる。また、マスター画像データと検査画像
データとをグレーレベル値を用いて比較するので、教科
書のような似ている文字配列を有する印刷面の乱丁につ
いても正確に判定することができる。したがって、全て
の印刷面に対して、正確に乱丁を検出して正確に判定す
ることができる。
【0037】また、折丁等の印刷面に適した照明光を複
数の光源から選択することにより、光が印刷面と同一系
統の色になることはないので、光の吸収作用により判断
できない印刷面がなくなり、色彩を含む全ての印刷面に
対応することができる。
【0038】また、マスター画像データと検査画像デー
タとの比較時に各々のグレーレベル値に許容値を持たせ
ることにより、実用上、問題のない許容範囲内の印刷濃
度変化か、実用上問題のある印刷濃度変化かを正確に判
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における乱丁の検査装置を
示す概略構成図である。
【図2】同検査装置に用いる処理部を示す機能ブロック
図である。
【図3】(a)は同検査装置のマスター画像データ記憶
部に記憶するマスター画像を示す図である。(b)は同
マスター画像のグレーレベルを示す図である。
【図4】(a)は同検査装置の検査画像データ記憶部に
記憶する被検査画像を示す図である。(b)は同被検査
画像のグレーレベルを示す図である。
【図5】(a)はマスター画像のグレーレベル上限値を
示す図である。(b)はマスター画像のグレーレベル下
限値を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例における乱丁の検査方法を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例における乱丁の検査装置を
示す概略構成図である。
【図8】同検査装置に用いる処理部を示す機能ブロック
図である。
【図9】(a)は自然光を照明に用いた場合の折丁のマ
スター画像を示す図である。(b)は同マスター画像の
グレーレベルを示す図である。
【図10】(a)は赤色光を照明に用いた場合の折丁の
マスター画像を示す図である。(b)は同マスター画像
のグレーレベルを示す図である。
【図11】(a)は緑色光を照明に用いた場合の折丁の
マスター画像を示す図である。(b)は同マスター画像
のグレーレベルを示す図である。
【符号の説明】
1 光源 2 CCD撮像素子(あるいは高分解能センサ) 3 処理部 4 報知手段(ブザー、ランプ) 5 CRTモニタ 6 前処理部 7 マスター画像データ記憶部 8 検査画像データ記憶部 9 XYθ補正部 10 画像データ比較部 11 結果出力部 12 適性照明選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 隆史 京都市南区上鳥羽大柳町1番5 ダックエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 土井 敏幸 京都市南区上鳥羽大柳町1番5 ダックエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 松井 真人 京都市南区上鳥羽大柳町1番5 ダックエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 岡本 宏巳 京都市南区上鳥羽大柳町1番5 ダックエ ンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスター印刷面に単一の光源から照明光
    を照射する工程と、上記マスター印刷面からの反射光の
    グレーレベルを持ったマスター画像データを記憶する工
    程と、被検査印刷面に単一の光源から照明光を照射する
    工程と、上記被検査印刷面からの反射光のグレーレベル
    を持った検査画像データを記憶する工程と、上記マスタ
    ー画像と上記被検査画像との位置などのずれ量を考慮
    し、グレーレベル値を用いて上記マスター画像データと
    検査画像データとを比較し、乱丁を検出する工程とから
    なることを特徴とする乱丁の検査方法。
  2. 【請求項2】 印刷面に適した照明光を、複数の光源か
    ら選択する工程と、マスター印刷面に上記選択された光
    源から照明光を照射する工程と、上記マスター印刷面か
    らの反射光のグレーレベルを持ったマスター画像データ
    を記憶する工程と、被検査印刷面に上記選択された光源
    から照明光を照射する工程と、上記被検査印刷面からの
    反射光のグレーレベルを持った検査画像データを記憶す
    る工程と、上記マスター画像と上記被検査画像との位置
    などのずれ量を考慮し、グレーレベル値を用いて上記マ
    スター画像データと検査画像データとを比較し、乱丁を
    検出する工程とからなることを特徴とする乱丁の検査方
    法。
  3. 【請求項3】 マスター画像データと検査画像データと
    の比較に用いる各々のグレーレベル値に許容値を持たせ
    る請求項1または2記載の乱丁の検査方法。
  4. 【請求項4】 マスター印刷面および被検査印刷面に照
    明光を照射する単一の光源と、上記マスター印刷面およ
    び被検査印刷面からの反射光のグレーレベルを持ったマ
    スター画像データおよび検査画像データを記憶する記憶
    手段と、上記マスター画像と被検査画像との位置などの
    ずれ量を考慮し、グレーレベル値を用いて上記マスター
    画像データと検査画像データとを比較する乱丁検出手段
    とを備えたことを特徴とする乱丁の検査装置。
  5. 【請求項5】 マスター印刷面および被検査印刷面に照
    明光を照射する複数の光源と、この複数の光源の中から
    上記印刷面に適した照明光の光源を選択し、上記マスタ
    ー印刷面および被検査印刷面に照明光を照射させる選択
    手段と、上記マスター印刷面および被検査印刷面からの
    反射光のグレーレベルを持ったマスター画像データおよ
    び検査画像データを記憶する記憶手段と、上記マスター
    画像と被検査画像との位置などのずれ量を考慮し、グレ
    ーレベル値を用いて上記マスター画像データと検査画像
    データとを比較する乱丁検出手段とを備えたことを特徴
    とする乱丁の検査装置。
  6. 【請求項6】 マスター画像データと検査画像データと
    の比較に用いる各々のグレーレベル値に許容値を持たせ
    る請求項4または5記載の乱丁の検査装置。
JP05050033A 1993-02-16 1993-02-16 乱丁の検査方法および検査装置 Expired - Fee Related JP3117570B2 (ja)

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