JPH0623812U - 自動車用スライドドアのストッパ補強構造 - Google Patents

自動車用スライドドアのストッパ補強構造

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JPH0623812U
JPH0623812U JP6763892U JP6763892U JPH0623812U JP H0623812 U JPH0623812 U JP H0623812U JP 6763892 U JP6763892 U JP 6763892U JP 6763892 U JP6763892 U JP 6763892U JP H0623812 U JPH0623812 U JP H0623812U
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JP
Japan
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rear end
outer panel
slide rail
stopper
attached
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Pending
Application number
JP6763892U
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English (en)
Inventor
英之 紙野
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドドア用のスライドレールの後端に、
同上スライドドアの所定以上の移動を阻止するストッパ
を設けた場合に、このストッパによるスライドドアの移
動阻止が、十分の強度で行われるようにする。 【構成】 車体2の後部側壁8を、互いに対面するアウ
タパネル12とインナパネル13とで構成する。上記ア
ウタパネル12に沿ってこのアウタパネル12の後端近
傍にまで延びるスライドドア10用のスライドレール1
7を設ける。上記スライドドア10の所定以上の後方移
動を阻止するストッパ21を上記スライドレール17の
後端に取り付ける。上記スライドレール17の後端側に
後部27aが取り付けられ、前部27bが前方に延びて
上記インナパネル13に取り付けられる補強材27を設
ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用スライドドアの所定以上の後方移動を阻止するストッパ を設けた場合に、このストッパを補強するためのストッパ補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワンボックスタイプの自動車の後部側壁は、通常、互いに対面するアウタパネ ルとインナパネルとで構成されている。また、この構成において、従来、アウタ パネルに沿ってこのアウタパネルの後端近傍にまで延びるスライドドア用のスラ イドレールを設け、上記スライドドアの所定以上の後方移動を阻止するストッパ を上記スライドレールの後端に取り付けたものがある(例えば、実開平3‐81 123号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記アウタパネルの後端には、通常、コンビネーションランプの取 付用開口が形成されることから、アウタパネルの後端側の剛性が低くなりがちで あり、これにより、上記スライドレールの後端側も十分の強度を得にくくなって いる。 このため、上記したようにスライドレールの後端にストッパを取り付けたとき には、スライドドアの後方移動の阻止が十分の強度ではできなくなって、この阻 止を行ったときの衝撃力が、上記コンビネーションランプに悪影響を与えるおそ れがある。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、上記のような事情に注目してなされたもので、スライドドア用の スライドレールの後端に、同上スライドドアの所定以上の移動を阻止するストッ パを設けた場合に、このストッパによるスライドドアの移動阻止が、十分の強度 で行われるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところは、車体の後部側壁を 、互いに対面するアウタパネルとインナパネルとで構成し、上記アウタパネルに 沿ってこのアウタパネルの後端近傍にまで延びるスライドドア用のスライドレー ルを設け、上記スライドドアの所定以上の後方移動を阻止するストッパを上記ス ライドレールの後端に取り付けた自動車において、上記スライドレールの後端側 に一端側が取り付けられ、他端側が前方に延びて上記インナパネルに取り付けら れる補強材を設けた点にある。
【0006】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである。 なお、下記した括弧内の用語は、実用新案登録請求の範囲の用語に対応するも のである。 車体2の後部側壁8を、互いに対面するアウタパネル12とインナパネル13 とで構成し、上記アウタパネル12に沿ってこのアウタパネル12の後端近傍に まで延びるスライドドア10用のスライドレール17を設け、上記スライドドア 10の所定以上の後方移動を阻止するストッパ21を上記スライドレール17の 後端に取り付けた場合に、上記スライドレール17の後端側に後部(一端側)2 7aが取り付けられ、前部(他端側)27bが前方に延びて上記インナパネル1 3に取り付けられる補強材27を設けてある。
【0007】 このため、上記スライドドア10が所定以上に後方移動しようとして、上記ス トッパ21に衝突し、上記移動が阻止されたときには、このときの衝撃力28は 上記補強材27に生じる引張力によって支持される。 また、上記補強材27はアウタパネル12とインナパネル13とに跨って設け られているため、上記衝撃力28はアウタパネル12に加え、補強材27を介し インナパネル13によっても支持される。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。 図において、符号1はワンボックスタイプの自動車で、図中矢印Frはその前 方を示している。 上記自動車1の車体2の後端面にはドア開口3が形成され、このドア開口3を 開閉自在に閉じるバックドア4が設けられている。5は後輪で、6はリヤバンパ である。 上記車体2の側壁8の前後中途部にはドア開口9が形成され、このドア開口9 を開閉可能とするスライドドア10が設けられている。
【0009】 上記車体2の後部側壁8は、左右に少し離れて互いに対面するアウタパネル1 2とインナパネル13とで構成され、これらの各後端縁12a,13aは互いに 接合されてスポット溶接S1 されている。一方、上記アウタパネル12の後端に はコンビネーションランプ14用の取付用開口15が形成されている。
【0010】 上記アウタパネル12に沿って前後方向に延びる上記スライドドア10用のス ライドレール17が設けられている。このスライドレール17は、上記アウタパ ネル12の外面に形成されてアウタパネル12の後端近傍にまで延びる凹溝18 を有し、この凹溝18の後端は上記開口15に連なっている。 上記スライドレール17は上記凹溝18内に取り付けられる図示しないレール 本体を備え、このレール本体内に上記スライドドア10に設けられたローラー1 9が前後転動自在に収容されて、上記スライドドア10がスライドレール17に 支持されている。
【0011】 なお、図示しないが、上記ドア開口9の上、下縁にもそれぞれ前後に延びるス ライドレールが設けられており、これらによってもスライドドア10が支持され ている。 そして、上記スライドレール17等各レールに沿ってスライドドア10を前方 移動させたときには、図2で示すようにドア開口9が上記スライドドア10で閉 じられる。一方、図1、図2中仮想線で示すように、上記スライドドア10を後 方移動させたときには、上記ドア開口9が開かれる。
【0012】 上記ドア開口9が全開となったとき、スライドドア10がそれ以上に後方移動 することを阻止するストッパ21が設けられている。このストッパ21は、上記 凹溝18の後端に前後一対のボルト22,22によってねじ止めされる板金製の 箱状ブラケット23と、このブラケット23の前端に取り付けられたゴム製の緩 衝体24と、上記ブラケット23の開口を閉じる樹脂製のガーニッシュ25とで 構成されている。そして、上記スライドドア10が上記した所定以上に後方移動 したとき、そのローラー19が上記緩衝体24の突出端に衝突して、それ以上の 後方移動が阻止される。
【0013】 上記スライドレール17の後端部を補強する補強材27が設けられている。こ の補強材27の一端側たる後部27aは、上記凹溝18の車内側の面にスポット 溶接S2 され、かつ、上記ボルト22,22によってアウタパネル12に対しス トッパ21と共締めされている。 上記の場合、スポット溶接S2 は溶接ガンを上記開口15を通すことにより行 われる。また、上記各ボルト22をねじ込ませるナット29は上記補強材27に 溶接されている。
【0014】 一方、同上補強材27の他端側たる前部27bは、前方かつ車内側に向って斜 めに延び、前記インナパネル13にスポット溶接S3 されている。 そして、前記したようにスライドドア10が所定以上に後方移動しようとして 、上記ストッパ21に衝突し、上記移動が阻止されるときには、このときの衝撃 力28は、まず、上記緩衝体24によって緩衝され、その後は、上記補強材27 に生じる引張力によって支持される。このため、上記スライドドア10の後方移 動の阻止は十分の強度でなされることとなっている。
【0015】 また、上記補強材27はアウタパネル12とインナパネル13とに跨って設け られているため、上記衝撃力28はアウタパネル12に加え、補強材27を介し インナパネル13によっても支持され、この点でも、上記衝撃力28はより強固 に支持される。
【0016】 よって、アウタパネル12の後端にコンビネーションランプ14の取付用開口 15が形成されていて、同上コンビネーションランプ14の後端側の剛性が低く なりがちで、これにより、スライドレール17の後端側の強度も不足しがちでは あるが、このスライドレール17の後端側とストッパ21とは上記補強材27に よって十分に補強されることから、上記衝撃力28が上記開口15に取り付けた コンビネーションランプ14に悪影響を与えることは防止される。 なお、上記実施例は、車体2後部の右側のものにつき説明したが、左側につい ても同構成である。
【0017】
【考案の効果】
この考案によれば、車体の後部側壁を、互いに対面するアウタパネルとインナ パネルとで構成し、上記アウタパネルに沿ってこのアウタパネルの後端近傍にま で延びるスライドドア用のスライドレールを設け、上記スライドドアの所定以上 の後方移動を阻止するストッパを上記スライドレールの後端に取り付けた場合に 、上記スライドレールの後端側に一端側が取り付けられ、他端側が前方に延びて 上記インナパネルに取り付けられる補強材を設けてある。 このため、上記スライドドアが所定以上に後方移動しようとして、上記ストッ パに衝突したときには、このときの衝撃力は上記補強材に生じる引張力によって 支持される。 よって、上記スライドドアの後方移動の阻止は十分の強度でなされることとな る。
【0018】 しかも、上記補強材はアウタパネルとインナパネルとに跨って設けられている ため、上記衝撃力はアウタパネルに加え、補強材を介しインナパネルによっても 支持されるのであり、この点でも、上記衝撃力はより強固に支持される。 よって、仮に、アウタパネルの後端にコンビネーションランプの取付用開口が 形成されていて、同上コンビネーションランプの後端側の剛性が低くなりがちで 、これにより、スライドレールの後端側の強度も不足しがちであるとしても、こ のスライドレールの後端側とストッパとは上記補強材によって十分に補強される 。このため、上記衝撃力が上記開口に取り付けたコンビネーションランプに悪影 響を与えることは防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1‐1線矢視断面図である。
【図2】車体の後部斜視図である。
【図3】図1の3‐3線矢視断面図である。
【図4】図1で示したものの展開斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 8 側壁 9 ドア開口 10 スライドドア 12 アウタパネル 13 インナパネル 14 コンビネーションランプ 15 開口 17 スライドレール 21 ストッパ 27 補強材 27a 後部(一端側) 27b 前部(他端側) 28 衝撃力

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後部側壁を、互いに対面するアウ
    タパネルとインナパネルとで構成し、上記アウタパネル
    に沿ってこのアウタパネルの後端近傍にまで延びるスラ
    イドドア用のスライドレールを設け、上記スライドドア
    の所定以上の後方移動を阻止するストッパを上記スライ
    ドレールの後端に取り付けた自動車において、 上記スライドレールの後端側に一端側が取り付けられ、
    他端側が前方に延びて上記インナパネルに取り付けられ
    る補強材を設けた自動車用スライドドアのストッパ補強
    構造。
JP6763892U 1992-09-01 1992-09-01 自動車用スライドドアのストッパ補強構造 Pending JPH0623812U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037066A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 スズキ株式会社 シートベルトアンカー取付部周辺構造

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