JPH0623803A - 樹脂成形品の成形型装置 - Google Patents

樹脂成形品の成形型装置

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Publication number
JPH0623803A
JPH0623803A JP20723592A JP20723592A JPH0623803A JP H0623803 A JPH0623803 A JP H0623803A JP 20723592 A JP20723592 A JP 20723592A JP 20723592 A JP20723592 A JP 20723592A JP H0623803 A JPH0623803 A JP H0623803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert member
molding
main body
mold
negative pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20723592A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsura Sugiura
桂 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Kogyo Co Ltd filed Critical Tokai Kogyo Co Ltd
Priority to JP20723592A priority Critical patent/JPH0623803A/ja
Publication of JPH0623803A publication Critical patent/JPH0623803A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 インサート部材に嵌合孔を形成する必要性を
解消するとともに、インサート部材を成形型の成形面に
容易かつ手早くセットする。 【構成】 樹脂製の本体22と、本体22の一側面から
露出された状態で本体22の一側面に埋設されるインサ
ート部材21とからなる樹脂成形品23を射出成形する
ための一対の成形型1,11を備えた成形装置であっ
て、一方の成形型1の成形面2には、インサート部材2
1がセットされる部分に開口しかつインサート部材21
を負圧によって吸引する所定数の吸引孔3が形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂製の本体と、該
本体の一側面から露出された状態で同本体の一側面に埋
設されるインサート部材とからなる樹脂成形品を射出成
形するための成形型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の成形型装置においては、
一対の成形型のうち、一方の成形型の成形面に複数本の
セットピンが突設され、インサート部材には、前記各セ
ットピンに対応する位置において嵌合孔が形成される。
そして、一方の成形型の成形面に対し、その各セットピ
ンにインサート部材の各嵌合孔を位置合わせして嵌挿す
ることで、インサート部材が位置決め保持される構造の
ものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の成形型装置において、一方の成形型の成形面に対す
る複数本のセットピン及び、インサート部材に対する複
数個の嵌合孔の配設ピッチにバラツキが生じると、各セ
ットピンに対して嵌合孔をそれぞれ嵌挿できなくなるた
め、前記各セットピンや嵌合孔は成形型やインサート部
材にそれぞれ高精度を保って配設する必要性があり、コ
スト高となる。
【0004】さらに、一方の成形型の成形面にインサー
ト部材をセットする場合には、その成形面に突設された
複数本のセットピンに対し、インサート部材の各嵌合孔
を位置合せして嵌挿しなければならず、その作業に多く
の手間を必要としていた。また、インサート部材に対し
て嵌合孔を形成すると不具合が生じる場合があり、この
場合には前記した構造の成形型装置を用いることができ
ないという問題点もあった。
【0005】この発明の目的は、前記した従来の問題点
に鑑み、インサート部材に嵌合孔を形成する必要性を解
消することができるとともに、該インサート部材を成形
型の成形面に容易かつ手早くセットすることができる樹
脂成形品の成形型装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、樹脂製の本体と、該本体の一側面から
露出された状態で同本体の一側面に埋設されるインサー
ト部材とからなる樹脂成形品を射出成形するための一対
の成形型を備えた成形型装置であって、前記一方の成形
型の成形面には、前記インサート部材がセットされる部
分に開口しかつ同インサート部材を負圧によって吸引す
る所定数の吸引孔が形成されている。
【0007】
【作用】前記したように構成される樹脂成形品の成形型
装置において、一方の成形型の成形面にインサート部材
をセットする場合、前記成形面の所定位置インサート部
材を当接させ、前記成形面に成形された吸引孔に負圧を
発生させることで、前記インサート部材が前記吸引孔の
負圧による吸引作用で保持され、これによって、インサ
ート部材のセットが完了する。
【0008】
【実施例】
(実施例1)この発明の実施例1を図1〜図4にしたが
って説明する。型開き状態にある成形型装置を断面で表
わした図1において、一対の成形型1,11の対向面に
はキャビティを構成するための成形面2,12がそれぞ
れ凹設されている。
【0009】前記一対の成形型1,11のうち、一方
(図1において左側)の成形型1の成形面2にはインサ
ート部材21がセットされる部分に開口する複数個の吸
引孔3が図2に示すように配設されている。これら各吸
引孔3は成形型1内に形成された負圧路4にそれぞれ連
通されている。また、負圧路4は、切換弁(電磁弁)5
を介して真空ポンプ等の負圧発生源6と大気とに択一的
に切換え連通されるようになっている。
【0010】この実施例は上述したように構成される。
したがって図1に示すように、一対の成形型1,11が
型開きされた状態において、一方の成形型1の成形面2
に対し、図3に示すように治具プレート10によってイ
ンサート部材21が位置決めされたところで、切換弁5
によって負圧路4が負圧発生源6に連通される。これに
よって負圧路4が負圧にされ、各吸引孔4には、負圧に
よる吸引力が発生する。そして、各吸引孔4の負圧によ
る吸引作用によって前記インサート部材21が前記成形
面2に保持される。
【0011】このようにして、一方の成形型1の成形面
2に対しインサート部材21が位置決め保持されるた
め、インサート部材21のセットに要する時間が短縮化
されるとともにインサート部材21に嵌合孔を配設する
必要性が解消される。
【0012】前記したように、一方の成形型1の成形面
2に対しインサート部材21がセットされたところで、
治具プレート10が取外される。ここで、一対の成形型
1,11が型閉じされ、これら一対の成形型1,11の
両成形面2,12によって構成されるキャビティに樹脂
が射出される。そして、図4に示すように前記キャビテ
ィに射出された樹脂によって本体22が形成されると同
時に、該本体22の一側面から露出された状態で同本体
22の一側面にインサート部材21が埋設され、これに
よって樹脂成形品23が形成される。
【0013】その後、一対の成形型1、11が元の位置
まで型開きされ、これとほぼ同時期に切換弁5によって
負圧路4が大気に連通され、吸引孔3が大気圧に戻され
る。そして、型開きされた成形型から樹脂成形品23が
取出される。
【0014】
【実施例】
(実施例2)次に、この発明の実施例2を図5にしたが
って説明する。この実施例2においては、一方の成形型
1の成形面2に対し、インサート部材21を位置決めす
るために、図5に示すように、インサート部材21の外
周面の複数箇所に対応する成形面2の各箇所に、位置決
め片25と位置決めピン26とが適宜に突設されたもの
である。その他の部分及び部材は実施例1と同様のた
め、同一部分及び部材に対し同一符号を付記してその説
明は省略する。
【0015】したがって、この実施例2においては、治
具プレート10を用いることなく、前記位置決め片25
と位置決めピン26に対し、インサート部材21の外周
面を当てることで、成形面2に対し、インサート部材2
1が位置決めされる。その後は実施例1と同様にして各
吸引孔3の負圧による吸引作用によってインサート部材
21が保持されるため、一方の成形型1の成形面2に対
しインサート部材21が容易にかつ手早くセットされ
る。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
一対の成形型のうち、一方の成形型の成形面に形成され
た吸引孔の負圧による吸引作用によってインサート部材
を吸引保持することで、インサート部材に嵌合孔を形成
する必要性を解消することができるとともに、前記成形
型の成形面に対しインサート部材を容易にかつ手早くセ
ットすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の樹脂成形品の成形型装置
を示す縦断面図である。
【図2】同じく一方の成形型を示す正面図である。
【図3】同じく一方の成形型の成形面に治具プレートに
よってインサート部材を位置決めする状態を示す説明図
である。
【図4】同じく一対の成形型が型閉じされた状態を示す
断面図である。
【図5】この発明の実施例2の成形型を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 成形型 2 成形面 3 吸引孔 4 負圧路 5 切換弁 6 負圧発生源 11 成形型 12 成形面 21 インサート部材 22 本体 23 樹脂成形品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の本体と、該本体の一側面から露
    出された状態で同本体の一側面に埋設されるインサート
    部材とからなる樹脂成形品を射出成形するための一対の
    成形型を備えた成形装置であって、 前記一方の成形型の成形面には、前記インサート部材が
    セットされる部分に開口しかつ同インサート部材を負圧
    によって吸引する所定数の吸引孔が形成されていること
    を特徴とする樹脂成形品の成形型装置。
JP20723592A 1992-07-10 1992-07-10 樹脂成形品の成形型装置 Pending JPH0623803A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20723592A JPH0623803A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 樹脂成形品の成形型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20723592A JPH0623803A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 樹脂成形品の成形型装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0623803A true JPH0623803A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16536468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20723592A Pending JPH0623803A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 樹脂成形品の成形型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0623803A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0952072A3 (en) * 1998-04-24 2000-09-06 S M P SELLE S.a.s. Process for the production of padded articles, in particular saddles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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