JPH06237580A - パルス電源装置 - Google Patents

パルス電源装置

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JPH06237580A
JPH06237580A JP5045712A JP4571293A JPH06237580A JP H06237580 A JPH06237580 A JP H06237580A JP 5045712 A JP5045712 A JP 5045712A JP 4571293 A JP4571293 A JP 4571293A JP H06237580 A JPH06237580 A JP H06237580A
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JP
Japan
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switching element
low
frequency switching
reactor
control signal
Prior art date
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Application number
JP5045712A
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English (en)
Inventor
Takashi Nishio
尚 西尾
Yoshiya Hirose
義哉 広瀬
Hideyuki Mae
英之 前
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で騒音の発生しないパルス電源装
置を提供する。 【構成】 リアクトル7、8を間に挟んで、高周波スイ
ッチング素子3、5と、低周波スイッチング素子4、6
とを、直列に接続し、低周波スイッチング素子4、6側
からリアクトル7、8側への一方向に電流を環流させる
フライホイールダイオード9、10を設けて、2つのユニ
ットを構成する。これら2つのユニットを並列に、直流
電源1に接続してある。各ユニットの低周波スイッチン
グ素子4、6に予め定めた位相差を持った低周波制御信
号を供給すると共に、同一のユニット内の低周波スイッ
チング素子4、6への上記低周波制御信号と位相が反転
している高周波制御信号を各高周波スイッチング素子
3、5に供給する駆動装置13を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータを用いたパ
ルス電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、交流アーク溶接機、ランプ点灯
用電源、交流メッキ用電源及び交流着色用電源、その他
のパルス電源では、直流を交流に変換した電源を用いて
いる。その一例を図5に示す。同図において、例えば交
流電源を整流平滑して得た直流電源1からの直流電圧
は、インバータ2に供給される。このインバータ2は、
IGBT、トランジスタまたはMOSFET等のスイッ
チング素子3、4を直列に、同じくスイッチング素子
5、6を直列にそれぞれ接続し、両直列回路を並列に接
続して、直流電源1間に接続してある。そして、スイッ
チング素子3、4の接続点と、スイッチング素子5、6
との接続点との間に、リアクトル7と負荷8との直列回
路が接続されている。また、各スイッチング素子3、
4、5、6に並列に環流用のダイオード9、10、1
1、12がそれぞれ接続されている。
【0003】スイッチング素子3、5には、図6
(a)、(c)に示すような高周波制御信号が、スイッ
チング素子4、6には、図6(b)、(d)に示すよう
な低周波制御信号が、図示しない駆動装置から供給され
る。そして、これらスイッチング信号がHレベルのと
き、各スイッチング素子3、4、5、6は導通する。
【0004】従って、図6における期間t1の時間t1
1に示すように、スイッチング素子3に供給される高周
波信号がHレベルであり、かつスイッチング素子6に供
給される低周波信号もHレベルであるとき、スイッチン
グ素子3、6が導通し、直流電源1からスイッチング素
子3、リアクトル7、負荷8、スイッチング素子6、直
流電源1と電流が流れ、この間にリアクトル7にエネル
ギーが蓄積される。
【0005】そして、図6に示すように時間t12に示
すように、スイッチング素子3への高周波制御信号がL
レベルで、スイッチング素子6への低周波制御信号がH
レベルであるとき、リアクトル7に蓄積されていたエネ
ルギーによって、負荷8、スイッチング素子6、ダイオ
ード10、リアクトル7に電流が流れる。以下、このよ
うな動作が期間t1の間、繰り返される。
【0006】また、期間t1に続く期間t2の時間t2
1では、スイッチング素子5に供給される高周波制御信
号がHレベルであり、かつスイッチング素子4に供給さ
れる低周波制御信号がHレベルであるので、直流電源1
からスイッチング素子5、負荷8、リアクトル7、スイ
ッチング素子4、直流電源1と電流が流れ、この間にリ
アクトル7にエネルギーが蓄積される。
【0007】また、時間t22では、スイッチング素子
5に供給される高周波制御信号がLレベルであり、かつ
スイッチング素子4に供給される低周波制御信号がHレ
ベルであるとき、リアクトル7に蓄積されたエネルギー
によって、リアクトル7、スイッチング素子4、ダイオ
ード12、負荷8、リアクトル7に電流が流れる。これ
を期間t2の間、繰り返す。即ち、期間t1と、t2と
では、負荷8に流れる電流の方向が反対になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなインバータ
2では、高周波制御信号に例えば20乃至50KHzの
非可聴周波数の信号を使用しているので、高周波スイッ
チング素子3、5は騒音を発生しない。しかし、リアク
トル7に流れる電流は、低周波制御信号に応じて流れる
方向が反転し、この周波数は負荷8が要求する周波数に
応じて定められ、例えば50乃至200Hzと可聴周波
数であるので、低周波の騒音を発生するという問題点が
あった。また、スイッチング素子3、4、5、6にそれ
ぞれ逆並列にダイオード9、10、11、12を設けな
ければならず、構成が複雑であるという問題点があっ
た。
【0009】これを解決するため、例えば図7に示すよ
うな電源装置が提案されている。これは、図5のインバ
ータ2から、ダイオード9乃至12、リアクトル7を除
去して、インバータ2aを構成し、その代わりに、直流
電源1の正側の端子とインバータ2aの入力側との間
に、チョッパ用のスイッチング素子14とリアクトル1
5との直列回路を設け、両者の接続点と直流電源1の負
側の端子との間にフライホイールダイオード16を設け
たものである。
【0010】この電源装置では、スイッチング素子14
によってチョッピング動作を行うことによって、インバ
ータ2aに供給される直流電圧の値を制御し、インバー
タ2aによって、この直流電圧を断続して、負荷8に印
加される交流電圧の周波数を制御する。そして、リアク
トル15に流れる電流の方向は、変化せずに一定である
ので、低周波の騒音は発生しない。また、各スイッチン
グ素子3、4、5、6に逆並列にダイオードが接続され
ていないので、インバータ2aの構成も簡略化される。
【0011】しかし、この電源装置では、インバータ2
aの他に、チョッパ用のスイッチング素子14が必要で
あり、構成が複雑になる上に、スイッチング素子14に
は電力用の大型のものを使用しなければならず、電源装
置全体が大型になり、さらに高価になるという新たな問
題点が発生する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、リアクトルを間に挟んで、高周波制
御信号に応じて導通、非導通を繰り返す高周波スイッチ
ング素子と、低周波制御信号に応じて導通非導通を繰り
返す低周波スイッチング素子とを、直列に接続し、上記
低周波スイッチング素子側から上記リアクトル側への一
方向に電流を環流させる環流手段を設けたユニットを、
複数個、並列に接続し、この並列回路に直流電源を接続
し、上記各ユニットの低周波スイッチング素子に予め定
めた位相差を持った低周波制御信号を供給すると共に、
同一の上記ユニット内の低周波スイッチング素子への上
記低周波制御信号と位相が反転している高周波制御信号
を上記各高周波スイッチング素子に供給する駆動手段を
設けたものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、複数のユニットのうちの1つ
のユニット(これを仮に第1のユニットとする。)内の
低周波スイッチング素子が導通状態のとき、他のユニッ
ト(これを仮に第2のユニットとする。)内の高周波ス
イッチング素子が導通、非導通を繰り返している。第2
のユニット内の高周波スイッチング素子が導通している
とき、直流電源から第2のユニット内の高周波スイッチ
ング素子、第2のユニット内のリアクトル、負荷、第1
のユニット内の低周波スイッチング素子、直流電源と電
流が流れ、この間に第2のユニット内のリアクトルにエ
ネルギーが蓄積される。
【0014】そして、第2のユニット内の高周波スイッ
チング素子が非導通状態になると、第2のユニット内の
リアクトルに蓄積されたエネルギーによって、このリア
クトルから、負荷、第1のユニット内の低周波スイッチ
ング素子、第2のユニット内の環流手段、第2のユニッ
ト内のリアクトルと電流が流れる。
【0015】第1のユニット以外、例えば第2のユニッ
トの低周波スイッチング素子が導通している状態におい
て、他のユニットの高周波スイッチング素子が導通、非
導通を繰り返し、他のユニット内のリアクトルに上記と
同様にして、同一方向の電流が流れる。
【0016】
【実施例】第1の実施例を図1及び図2に示す。この実
施例では、図1に示すように直流電源1の正の端子と負
の端子との間に、インバータ2が接続されている。
【0017】このインバータ2は、2つのユニットから
なり、その1つのユニットは、IGBT、MOSFET
またはトランジスタ等からなる高周波スイッチング素子
3と、リアクトル7と、やはりIGBT、MOSFET
またはトランジスタ等の低周波スイッチング素子4と
を、この順に直列に接続した直列回路を有している。こ
の直列回路は、高周波スイッチング素子3側が直流電源
1の正の端子側に、低周波スイッチング素子4が直流電
源1の負の端子側に接続されている。
【0018】高周波スイッチング素子3及びリアクトル
7の接続点と、低周波スイッチング素子4との間に、環
流手段、例えばフライホイールダイオード9が接続され
ている。このフライホイールダイオード9は、低周波ス
イッチング素子4側からリアクトル7側にのみ電流が流
れるように、フライホイールダイオード9のカソードが
リアクトル7に、アノードが低周波スイッチング素子4
側にそれぞれ接続されている。
【0019】もう一つのユニットも、高周波スイッチン
グ素子5、リアクトル8、低周波スイッチング素子6
が、この順に直列に接続された直列回路を有し、この直
列回路も、高周波スイッチング素子5側が直流電源1の
正の端子に、低周波スイッチング素子6側が直流電源1
の負の端子にそれぞれ接続されている。そして、フライ
ホイールダイオード9と同様にフライホイールダイオー
ド10がリアクトル8及び高周波スイッチング素子5の
接続点と、低周波スイッチング素子6との間に接続され
ている。
【0020】リアクトル7と低周波スイッチング素子4
との接続点と、リアクトル8と低周波スイッチング素子
6との接続点との間に、負荷11が接続されている。ま
た、低周波スイッチング素子6と負荷11との間に電流
検出器12が設けられ、これによって負荷11に流れる
電流が検出され、駆動装置13に供給される。
【0021】駆動装置13は、各スイッチング素子3、
4、5、6の導通、非導通を制御するもので、高周波ス
イッチング素子3、5には、例えば図2(b)、(d)
に示すような高周波制御信号を供給し、低周波スイッチ
ング素子4、6には、同図(e)、(c)に示すような
低周波制御信号を供給する。
【0022】これら低周波制御信号は、同図(e)、
(c)に示すように、HレベルとLレベルとを繰り返す
もので、低周波スイッチング素子4は、同図(e)に示
すようにHレベルの低周波制御信号が供給されている期
間中、導通し、低周波スイッチング素子6は、同図
(c)に示すようにHレベルの低周波制御信号が供給さ
れている期間中、導通する。これら低周波制御信号がH
レベルである期間は、同図(e)、(c)の比較から明
らかなようにずれている。即ち、低周波スイッチング素
子3、5に供給される低周波制御信号は、位相がずれて
いる。
【0023】高周波制御信号も、同図(b)、(d)に
示すようにHレベルとLレベルとを繰り返すもので、高
周波スイッチング素子3は、同図(b)に示すようにH
レベルの高周波制御信号が供給されている期間中、導通
し、高周波スイッチング素子5は、同図(d)に示すよ
うにHレベルの高周波制御信号が供給されている期間
中、導通する。高周波スイッチング素子3に供給される
高周波制御信号がHまたはLレベルを繰り返す期間は、
低周波スイッチング素子6にHレベルの制御信号が供給
されている期間であり、高周波スイッチング素子5に供
給される高周波制御信号がHまたはLレベルを繰り返す
期間は、低周波スイッチング素子4にHレベルの制御信
号が供給されている期間である。
【0024】この装置では、図2に示すように期間T1
の間、低周波スイッチング素子6にHレベルの低周波制
御信号が供給されているとき(図2(c)参照)、高周
波スイッチング素子3に供給される高周波制御信号がH
またはLレベルの変化を繰り返す。高周波スイッチング
素子3に供給される高周波制御信号がHレベルの期間T
11のとき(図2(b)参照)、直流電源1から、高周
波スイッチング素子3、リアクトル7、負荷11、電流
検出器12、低周波スイッチング素子6、直流電源1と
直流電流が流れる。この間に、リアクトル7にエネルギ
ーが蓄積される。
【0025】また、高周波スイッチング素子3に供給さ
れる高周波制御信号がLレベルの期間T12のとき(図
2(b)参照)、リアクトル7に蓄積されているエネル
ギーによって、リアクトル7から、負荷11、電流検出
器12、低周波スイッチング素子6、フライホイールダ
イオード9を介してリアクトル7に直流電流が流れる。
以下、このような動作を期間T1の間、繰り返す。この
間、負荷11には図2(a)に示すように一定の直流電
圧が印加され、かつリアクトル7には同図(f)に示す
ように一定の直流電流が流れる。
【0026】また、図2に示すように期間T2間、低周
波スイッチング素子4に図2(e)に示すようにHレベ
ルの制御信号が供給され、この間、高周波スイッチング
素子5に供給される高周波制御信号はHまたはLレベル
の変化を繰り返す。高周波スイッチング素子5に供給さ
れるHレベルの期間T21のとき(図2(d)参照)、
直流電源1から、高周波スイッチング素子5、リアクト
ル8、電流検出器12、負荷11、低周波スイッチング
素子4、直流電源1と直流電流が流れる。この間に、リ
アクトル8にエネルギーが蓄積される。
【0027】また、高周波スイッチング素子5に供給さ
れる高周波制御信号がLレベルの期間T22のとき(図
2(d)参照)、リアクトル8に蓄積されているエネル
ギーによって、リアクトル8から、電流検出器12、負
荷11、低周波スイッチング素子4、フライホイールダ
イオード10を介してリアクトル8に直流電流が流れ
る。以下、このような動作を期間T2の間、繰り返す。
この間、負荷11には図2(a)に示すように期間T1
とは逆向きの一定の直流電圧が印加され、かつリアクト
ル8には同図(g)に示すように一定の直流電流が流れ
る。
【0028】なお、この期間T2の間、リアクトル7に
流れていた電流は、低周波スイッチング素子4、フライ
ホイールダイオード9を介してリアクトル7に環流し、
図2(f)に示すように徐々に減少していく。
【0029】このようにリアクトル7、8に流れる電流
の向きは、負荷11に印加される電圧の向きが反対にな
っても、図2(f)、(g)に示すように一定である。
【0030】第2の実施例を図3及び図4に示す。この
実施例は、三相交流出力を負荷11に供給するためのも
ので、高周波スイッチング素子、リアクトル、低周波ス
イッチング素子及びフライホイールダイオードからなる
ユニットが、3組設けられている。即ち、第1の実施例
と同様な2つのユニットが設けられている他に、高周波
スイッチング素子17、リアクトル18、低周波スイッ
チング素子19、フライホイールダイオード20からな
るユニットが設けられている。
【0031】そして、図示していないが、リアクトル
7、8、9から負荷11に流れる電流が電流検出器によ
って検出され、この検出電流に応じて駆動装置13が各
高周波スイッチング素子3、5、17、低周波スイッチ
ング素子4、6、19を制御する。
【0032】この制御として各スイッチング素子3、
5、17、4、6、19に供給される制御信号を図4に
示す。図4(a)が高周波スイッチング素子3に供給さ
れる高周波制御信号、同図(b)が高周波スイッチング
素子5に供給される高周波制御信号、同図(c)が高周
波スイッチング素子17に供給される高周波制御信号、
同図(d)が低周波スイッチング素子4に供給される低
周波制御信号、同図(e)が低周波スイッチング素子6
に供給される低周波制御信号、同図(f)が低周波スイ
ッチング素子19に供給される低周波制御信号を表して
いる。
【0033】この実施例においても、第1の実施例と同
様に動作し、各リアクトル7、8、18には、常に同一
方向の一定の電流が流れる。また、図4から明らかなよ
うに、同一ユニット内の高周波スイッチング素子と、低
周波スイッチング素子とに供給される高周波制御信号と
低周波制御信号とでは、基本周波数は同一であるが、位
相が180°反転されており、同一ユニット内の高周波
スイッチング素子と低周波スイッチング素子とが同時に
導通しないようにされている。
【0034】上記の両実施例は、定電流負荷に適したも
のであるが、定電流制御しない場合にも実施することが
できる。また、第1の実施例では、T1、T2の期間の
調整を低周波スイッチング素子4、6の導通期間によっ
て制御したが、チョッパ回路を設けて行ってもよい。ま
た、各リアクトルの値を適切に調整し、負荷11に流れ
る電流値を、例えば第1の実施例における低周波スイッ
チング素子4が導通している期間と、低周波スイッチン
グ素子6が導通している期間とで、異ならせることもで
きる。さらに上記の実施例では、スイッチング素子3、
5及び17に高周波制御信号を入力し、スイッチング素
子4、6及び19に低周波制御信号を入力しているが、
それぞれ逆にしてもよい。この場合、フライホイールダ
イオードは、カソードを直流電源の+側に、アノードを
高周波スイッチング素子とリアクトルとの接続点に接続
し、負荷を低周波スイッチング素子とリアクトルとの接
続点に接続すればよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各リア
クトルの電流は、常に一定方向に流れるので、騒音を発
生することはない。また、インバータを構成する各スイ
ッチング素子と逆並列にダイオードを設ける必要がな
く、回路構成を簡略化することができる。また、インバ
ータと直流電源との間に、チョッパ用に大型のスイッチ
ング素子を設ける必要がなく、安価に製造することがで
きる。さらに、各リアクトルのエネルギーの放出時か
ら、高周波スイッチング素子が導通して各リアクトルに
エネルギーが蓄積される状態に移行するときの立ち上が
りが、例えば図2(f)、(g)に示すように速く正逆
の切換時の応答が速くなる。さらに、高周波スイッチン
グ素子と低周波スイッチング素子とが短絡しても、これ
らの間にリアクトルが設けられているので、リアクトル
によって限流され、スイッチング素子が破損することは
ない。従って、電圧が零のときに、休止期間を設ける必
要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパルス電源装置の第1の実施例の
ブロック図である。
【図2】同第1の実施例の各部の波形図である。
【図3】同第2の実施例のブロック図である。
【図4】同第2の実施例の波形図である。
【図5】従来のパルス電源装置の一例のブロック図であ
る。
【図6】従来のパルス電源装置の他の例のブロック図で
ある。
【図7】従来の問題を解決するために提案された電源装
置のブロック図である。
【符号の説明】
1 直流電源 3 5 17 高周波スイッチング素子 4 6 19 低周波スイッチング素子 7、8、18 リアクトル 9、10、20 フライホイールダイオード(環流手
段) 13 駆動装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアクトルを間に挟んで、高周波制御信
    号に応じて導通非導通を繰り返す高周波スイッチング素
    子と、低周波制御信号に応じて導通非導通を繰り返す低
    周波スイッチング素子とを、直列に接続し、上記低周波
    スイッチング素子側から上記リアクトル側への一方向に
    電流を環流させる環流手段を設けたユニットを、複数
    個、並列に接続し、この並列回路に直流電源を接続し、
    上記各ユニットの低周波スイッチング素子に予め定めた
    位相差を持った低周波制御信号を供給すると共に、同一
    の上記ユニット内の低周波スイッチング素子への上記低
    周波制御信号と位相が反転している高周波制御信号を上
    記各高周波スイッチング素子に供給する駆動手段を設け
    てなるパルス電源装置。
JP5045712A 1993-02-09 1993-02-09 パルス電源装置 Pending JPH06237580A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003061357A (ja) * 2001-08-17 2003-02-28 Sansha Electric Mfg Co Ltd メッキ用電源装置
JP2008043042A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Sansha Electric Mfg Co Ltd 電源装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947982A (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 Toshiba Electric Equip Corp インバ−タ回路

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