JP2000101363A - ソフトスイッチング及び多値スイッチングセルを有する電力増幅器 - Google Patents

ソフトスイッチング及び多値スイッチングセルを有する電力増幅器

Info

Publication number
JP2000101363A
JP2000101363A JP11215760A JP21576099A JP2000101363A JP 2000101363 A JP2000101363 A JP 2000101363A JP 11215760 A JP11215760 A JP 11215760A JP 21576099 A JP21576099 A JP 21576099A JP 2000101363 A JP2000101363 A JP 2000101363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
amplifier
switching
output
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11215760A
Other languages
English (en)
Inventor
Groningen Wilhelmus Daniel H Van
ダニエル ヒヤシンスス ファン フローニンゲン ウィルヘルムス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JP2000101363A publication Critical patent/JP2000101363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/483Converters with outputs that each can have more than two voltages levels
    • H02M7/487Neutral point clamped inverters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/483Converters with outputs that each can have more than two voltages levels
    • H02M7/4837Flying capacitor converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0095Hybrid converter topologies, e.g. NPC mixed with flying capacitor, thyristor converter mixed with MMC or charge pump mixed with buck
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/4811Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode having auxiliary actively switched resonant commutation circuits connected to intermediate DC voltage or between two push-pull branches

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、スイッチング損失が僅か
な、大電流と高電圧を出力するインバータ型の電力増幅
器を提供することである。を提供することである。 【解決手段】 特にMRIのための、数100アンペア
の大電流と、100ボルト以上の高電圧を出力する電力
増幅器である。増幅器は、低電圧にのみ耐えることがで
きるトランジスタを用いて、高電圧の要求に答えるため
に多値インバータとして構成される。この増幅器は、ソ
フトスイッチングのために配置され、これにより、前記
大電流におけるスイッチング損失が制限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大電流と高電圧を
出力する電力増幅器に関する。この種の増幅器は、多く
の応用に使用できる。発明が核磁気共鳴映像法(MR
I)技術、特に、MRI装置のグラディエントコイルの
駆動を基に記載されていても本発明は、そのような技術
分野に制限されるものではない。
【0002】
【従来の技術】MRIシステムは、いわゆるグラディエ
ントフィールドを発生するコイルを駆動するために、電
力増幅器を使用する。このようなグラディエントフィー
ルドは、グラディエントフィールドを、強く安定で一様
な場に加えることにより、MRI装置により構成される
画像の位置を画定するために、所定の座標の方向に時間
の関数として線形に変わる強さを持つ磁界である。この
ために、500V以上の大きさのオーダーの電圧で60
0A以上の大きさのオーダーの強度の電流パルスがグラ
ディエントコイルに印加される。パルスの立ち上がり時
間は0.2msの大きさのオーダーで、一方、パルスの
継続時間は、1msから10msの大きさのオーダーで
ある。
【0003】このように現在の発明に関して、大きな電
流とは数100アンペアの大きさのオーダーの電流を意
味すると理解され、高電圧とは数1000ボルト以上の
大きさのオーダーの電圧を意味すると理解されるべきで
ある。最近は、MRI映像の形成のためのMRI情報の
取得に必要な時間を短くするために大きな最大電流で短
い立ち上がり時間が傾向となっている。これは、とりわ
け映像の鮮明さと移動物体の映像化に関して有利であ
る。グラディエントコイルは、駆動増幅器に誘導的な振
舞いを示すので、短いパルスの立ち上がり時間を達成す
るためには、高電圧が要求される。短い立ち上がり時間
と供に、増幅器より供給されるべき電流と電圧の上昇
は、増幅器内の電子部品に関して問題を発生する。半導
体部品の損失は、かなりの熱の発生を引き起こし、冷却
問題を発生する。これらの問題は、スイッチドインバー
タ即ち、電流を出力するトランジスタが完全にオンされ
るか或はオフされる増幅器を使用することにより部分的
に緩和される。オフ状態とオン状態は、パルス幅変調
(PWM)信号により制御される。インバータの出力電
圧は、PWM信号のデューティーサイクルにより制御さ
れる。
【0004】他の問題は、望ましい出力電圧が上昇及び
/または望ましい立ち上がり時間が減少したときに発生
する。望ましい電圧は非常に高いので、利用できるトラ
ンジスタは無いであろうし、また、もし有っても、浮遊
容量が非常に高いので、関連した応用で要求される(2
0kHzの大きさのオーダーの)PWMスイッチング周
波数には達しないであろう。さらに、供給電圧が高い場
合には、出力低域通過フィルタの前の増幅器の出力の電
圧遷移は、増幅器トランジスタのスイッチングに応じ
て、非常に高くなるので、出力信号の高調波成分も非常
に高くなり、出力低域通過フィルタは非常に厳しい要求
を満たさなければならない。後者の問題は、一部には、
多値型の(多値インバーターの)スイッチド増幅器を使
用して緩和できる。
【0005】この型のインバータでは、合計電圧は、2
つまたはそれ以上の直列接続されたトランジスタの間で
分散されている。(例えば製造上の公差によって起こる
個々のばらつきにより)例えばトランジスタが等しくな
いことによって、単一のトランジスタに、合計電圧が、
かかるのを防ぐための手段が設けられている。そのよう
な手段は、1つまたはそれ以上のキャパシタにより構成
される。トランジスタの直列接続の一部分に並列に接続
され、トランジスタの直列接続に亘って、常に、合計電
圧の大体一定の分割を行う。この種のインバータは、例
えばEPEジャーナル、Vol.3、No.2、199
3年6月、99頁から106頁の”Imbricate
d cells Multi−Level Volta
ge Source Inverters for H
igh Voltage Application”と
題する論文からそれ自体で知られている。
【0006】これらの多値インバータでは、トランジス
タ(一般的に半導体部品)が使用され、各々の破壊電圧
は、回路に亘った合計電圧よりも低く、これゆえまた、
回路の出力電圧よりも低い。この知られた回路では、半
導体部品の中の電力損失に関する問題及び、付随した冷
却問題は完全には解決されていない。特に、必要な高い
PWMスイッチング周波数については解決されていな
い。電力損失は、スイッチング損失と、様々な部品の材
料の抵抗による導体損失よりなる。
【0007】高出力電圧と高スイッチング周波数によ
り、高電力高PWMスイッチング周波数の増幅器ではス
イッチング損失は支配的である。スイッチングトランジ
スタがオン状態からオフ状態または逆に切り替わるの
で、このようなスイッチング損失が発生する。オン状態
では、トランジスタを流れる電流は所定の値であるがト
ランジスタにかかる電圧は実質的にゼロまたは非常に小
さい(例えば0.5V)。オフ状態では、トランジスタ
にかかる電圧は所定の値であるが、トランジスタを流れ
る電流は実質的にゼロである。1つの状態から他の状態
に切り替わるときは、電流と電圧の積が発生し、これは
電力消費を意味する。
【0008】いわゆる「ソフトスイッチング」技術によ
りスイッチング損失を減らすことが知られている。この
技術が使用された場合、オン状態からオフ状態またはそ
の逆(スイッチング)の遷移の瞬間に、スイッチを流れ
る電流がゼロまたは実質的にゼロ(ゼロ電流スイッチン
グ)或は、スイッチにかかる電圧がゼロまたは実質的に
ゼロ(ゼロ電圧スイッチング)のいずれかが選択され
る。このように、両場合では、電流と電圧の積が実質的
にゼロとなる。そのようなスイッチング状態で動作する
インバーターは、例えば、「Conference R
ecord ofthe IEEE Industry
Application Society Annu
al Meeting」1990年、Vol.2、12
28頁から1235頁の「The Auxiliary
Resonant Commutated Pole
Converter」と題する論文より知られてい
る。しかし、後者の論文で開示されたインバータは、多
値型でなく、高電圧に関する記述された問題は解決され
ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決した、供給電圧よりも低い破壊電圧を有す
る半導体スイッチを使用し、スイッチング損失が僅か
な、大電流と高電圧を出力するインバータ型の電力増幅
器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、以下により達成される。この種の電力増幅器は、
カスケードの多値スイッチングセルを有し、各多値スイ
ッチングセルは入力と出力とを有し、それぞれ逆平行に
相互に反対の順方向に接続されたダイオードを有する2
つの制御可能なスイッチが設けられ、いずれの場合も2
つのスイッチの一端はスイッチングセルの1つの入力端
子を構成し、2つのスイッチングセルの他端はスイッチ
ングセルの出力端子を構成し、前記カスケードのスイッ
チングセルにおいては先行するスイッチングセルの出力
端子が、後続するスイッチングセルの入力端子に接続さ
れ、前記相互に接続された入力端子と出力端子との間に
キャパシタが接続され、前記カスケードのスイッチング
セルに電源が接続可能であり、前記増幅器は誘導性要素
を有し、その誘導性要素の一端は増幅器の出力に接続さ
れ、誘導性要素の他端には少なくとも第1及び第2の制
御可能な共振スイッチが接続され、前記第1のスイッチ
は増幅器の出力電圧よりも高い電圧を有する点に接続さ
れ、一方第2のスイッチは増幅器の出力電圧よりも低い
電圧を有する点に接続される。引用論文「Imbric
ated cells...他」では、特に図4におい
て、各多値スイッチングセルは、逆平行に接続されたダ
イオードを伴った2つのトランジスタより構成される。
本文の中では、「逆平行に接続されたダイオード」と
は、トランジスタの主電流経路に平行に接続され、順方
向はトランジスタの主電流経路と反対であるダイオード
を意味すると理解されるべきである。各々の制御可能な
スイッチは、ベースが制御入力を構成するそれぞれのト
ランジスタより構成される。そのような多値スイッチン
グセルの入力は2つの端子より構成される。第1端子は
ダイオードのカソードと、その結合したトランジスタの
コレクタの接合により構成される。第2端子は他のダイ
オードのアノードと、その結合したトランジスタのエミ
ッタの接合により構成される。そのような要素の出力は
2つの端子により構成される。第1の端子は、第1のダ
イオードのアノードと、第1のトランジスタのエミッタ
の接合により構成され、一方、第2の端子は、他のダイ
オードのカソードと、その結合したトランジスタのコレ
クタの接合により構成される。
【0011】相互に接続された入力端子と出力端子の間
には、キャパシタが接続され、動作中は充電された状態
が保たれる。このキャパシタには、供給電圧、即ち、接
続されるべき電源からの電圧の実質的に固定分割された
電圧に等しい電圧が存在する。従って、全供給電圧が、
各トランジスタに亘っては存在せず、また、電力増幅器
を構成するスイッチ電源を構成するために、スイッチさ
れる増幅器の入力電圧よりも低い破壊電圧を有するトラ
ンジスタを使用することを満足する。例えば、2つの段
階を有するカスケードの場合には、約半分の供給電圧が
前記キャパシタに存在し、それにより、全ての場合に、
供給電圧の約半分以下が、各トランジスタに現れる。も
し段階数が多いなら、更に低い分割が各キャパシタに亘
って現れそれにより、各トランジスタにも入力電圧の更
に低い分割が保たれる。
【0012】高電圧出力による電力損失(スイッチング
トランジスタの電力消費)に関する前記問題を解決する
ために、本発明に従って、各制御可能なスイッチに平行
にキャパシタが接続され、誘導性要素と共に増幅器も設
けられ、キャパシタの一端が増幅器の出力に接続され、
誘導性要素の他端に接続された少なくとも2つの制御可
能なスイッチを伴い、前記スイッチの第1の共振スイッ
チは、増幅器の出力電圧よりも高い電圧を有する点に接
続され、一方第2の共振スイッチは増幅器の出力電圧よ
りも低い電圧を有する点に接続される。
【0013】これらのステップは、スイッチングトラン
ジスタの共振スイッチング動作を保証し、それにより、
これらのトランジスタのスイッチングの瞬間に、それら
にかかる電圧または、それらを流れる電流がゼロになる
ように選択できる。共振スイッチング動作は、スイッチ
に平行に接続されたキャパシタと前記誘導性要素により
構成された共振回路の中で無電流または無電圧状態に達
する動作を意味すると理解されるべきである。この場合
共振スイッチと呼ぶ前記スイッチは、望ましい瞬間に、
望ましい電流または電圧状態が得られるように、誘導性
要素を通して流れる電流の分布を制御する。このよう
に、本発明は、革新的に、多値インバータ技術をソフト
スイッチング技術と結びつける。
【0014】本発明の一実施例の電力増幅器は、誘導性
要素の他端と供給電圧の実質的に2分の1を有する点に
接続された第3の制御可能な共振スイッチが設けられ
る。これは、誘導性要素を流れる電流がスイッチされる
電圧の更なる改良ができる。それによって、電流または
電圧が望ましいゼロレベルに速く達する。スイッチされ
る電流または電圧が更に低いので、共振スイッチの電力
消費を減少するということを、このステップは保証でき
る。
【0015】本発明の更なる実施例では、電力増幅器の
中で、キャパシタは各共振スイッチと平行に接続されて
いる。このステップは、共振スイッチのソフトスイッチ
ングをもたらし、特に大電力の場合に増幅器の電力消費
に関して更に利得がある。本発明の他の実施例では、増
幅器の供給電圧の実質的に半分の点は、電源が接続でき
る点の間に接続された2つのキャパシタによる分割によ
って実現される。それは、分離された電源装置から半分
の供給電圧を得ることにより、或は、抵抗電圧分割器に
より、実現できる。両者の実現できる解決方法は、それ
ぞれ欠点を持つ。分離した電源装置は高価で比較的弱
い。また、抵抗は電力を消費する。しかし、本発明によ
るステップは、低電力損失を保証し、一方、供給電圧の
半分の望ましい点は低インピーダンスで電流を供給す
る。これらのキャパシタは共振プロセスに加わるので、
2つのキャパシタの接合点は常に供給電圧の半分の電圧
に駆動されるように、動作中は、充放電される。
【0016】本発明の他の実施例の電力増幅器は、カス
ケードされたn個の多値レベルスイッチングセルとn個
の供給点が設けられ、i番目の供給点は、電源からの電
圧のi/n倍に実質的に等しい電圧を出力し、増幅器に
は更に、誘導性要素の他端に接続されたn個の制御可能
な共振スイッチが設けられ、共振スイッチのi番目のス
イッチはi番目の供給点に接続される。このステップの
結果、本発明の原理は更に、n等分に分割された電圧に
より共振プロセスが駆動されるn−レベル増幅器に一般
化される。損失した電力の量は、更に最小化され、増幅
器の出力信号のリップルは、非常に小さくなり、それに
よって、出力低域通過フィルタは、あまり厳しくない要
求のみを満たせば良い。
【0017】本発明の更なる実施例の電力増幅器は、各
共振スイッチに平行に接続されたキャパシタが設けられ
る。このステップは、共振スイッチのソフトスイッチン
グは電力増幅器の一般的な形式で達成され、特に大電力
で、増幅器の電力消費に関して更なる利得を生じる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に示す核磁気共鳴映像法装置
は、固定磁界Bを発生する第1マグネット系1と、グラ
ディエント磁界を発生する第2マグネット系3(グラデ
ィエントコイル系)と、グラディエントコイル系3のた
めの電力増幅器7と、第1マグネット系1のための電源
5とを有する。RFコイル9はRF交流磁界を発生する
ために働き、この目的のために、RF源11を有するR
F送信装置に接続される。RFコイル9はまた、試験さ
れる物体(図示していない)においてRF送信界で発生
されるスピン共振信号の検出に使用され得る。このため
に、このコイルは、信号増幅器13を有するRF受信装
置に接続される。信号増幅器13の出力は、中央制御装
置17に接続された検出回路15に接続される。中央制
御装置17は、RF源11の変調器19と電力増幅器7
及び映像表示のためのモニタ21を制御する。RF発振
器23は、変調器19と、測定信号を処理する検出器1
5を制御する。第1のマグネット系1のマグネットコイ
ルの冷却のために、冷却ダクト27を有する冷却装置2
5が設けられる。RFコイル9は、マグネット系1と3
の中に配置され、測定空間29を包み、医療診断計測の
ための装置の場合には、検査される患者または、例え
ば、頭部や首などの患者の一部が入れるのに十分な大き
さである。安定した磁界Bと、対象の断面を選択するグ
ラディエント磁界と、空間的に一様なRF交番磁界が、
測定空間29に発生されるRFコイルは送信コイルと測
定コイルの機能を結合することができる。その場合に
は、前向き及び後ろ向き信号の分離をするために分離回
路14が設けられる。しかし、これらの2つの機能に別
悦のコイルを使用することもできる。例えば、面コイル
は測定コイルとして働く。もし望むなら、コイル9はR
F界シールドファラデかご31により囲まれていてもよ
い。
【0019】図2は、図1に示すグラディエントコイル
系3の電源として使用する本発明の電力増幅器7を示
す。電力増幅器は、カスケード接続されたn個の多値ス
イッチングセル34を有し、図にはスイッチングセル3
4−1,34−2及び34−nのみが示されている。全
スイッチングセルは同一の構造を有し、それゆえ、スイ
ッチングセルの構造は1つのスイッチングセル、即ち、
スイッチングセル34−1を基に記述する。2つの制御
可能なスイッチ36と38は、スイッチングセルの入力
44と出力46の間に接続される。これらの制御可能な
スイッチは好ましくは、好ましい形式の半導体要素で構
成される。例えば、サイリスタや、IGBTトランジス
タ(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)で、後者は特
に、高電圧で大電流をスイッチングするのに好適であ
る。ダイオード40と42は、各トランジスタ36と3
8に逆平行に接続される。これは、このダイオードは結
合したトランジスタの主電流経路と平行に接続されるこ
とを意味する。しかし、その順方向はトランジスタの順
方向と反対である。2つのダイオード40と42は相互
に順方向が反対になるように接続される。更に、個々の
キャパシタ52,54は制御可能スイッチ36,38と
平行に接続される。このように、スイッチングセル34
の入力44は2つの接続端子よりなり、一方の端子は、
前記平行に接続された要素36、40と54の接続点の
一方により構成され、一方、他の入力端子は、前記平行
に接続された要素38、42と52の接続点の一方によ
り構成される。スイッチングセル34の出力46も2つ
の接続端子よりなり、一方の端子は、前記平行に接続さ
れた要素36、40と54の他の接続点により構成さ
れ、一方、他の入力端子は、前記平行に接続された要素
38、42と52の他の接続点により構成される。
【0020】スイッチングセル34−1から34−n
は、先行するスイッチングセル(例えば、34−1)の
出力端子46を、その後に続くスイッチングセル34−
2の入力端子44に接続することにより、カスケード接
続される。入力と出力の対応する接続端子を相互接続す
ることにより入力端子44は出力端子46に接続され
る。容量48は、入力端子を構成する端子の組と、対応
する出力端子の間に接続される。このように、一方の側
と他の側の他の端子の組が相互に接続される。電源50
も、スイッチングセルに従属接続される。
【0021】増幅器7はまた、自己インダクタンス58
が設けられ、その一方の側は増幅器46−nの出力に接
続される。自己インダクタンス58の他方の側には、3
つのスイッチ60−1,60−2と60−3が平行に接
続される。電流を出力する電力増幅器のトランジスタの
ソフトスイッチングの間の共振現象に関する機能(後述
する)のために、以後、これらのスイッチを共振スイッ
チとして参照する。3つの共振スイッチのうちの第1
(60−1)の共振スイッチは、電源50の正側、つま
り増幅器の出力電圧よりも高い電圧を有する点へ接続さ
れる。第2(60−2)の共振スイッチは、電源50の
負側、つまり増幅器の出力電圧よりも低い電圧を有する
点へ接続される。電源50の正側と負側の間に、同一の
2つのキャパシタ66と68が直列に接続される。直列
接続の接続点62は、供給電圧の実質的に2分の1の電
圧を有する点である。第3の共振スイッチ(60−3)
は自己インダクタンス58と接続点62の間に接続され
る。
【0022】負荷70は、増幅器7の出力46−nに接
続される。増幅器がMRI装置で使用された場合、給電
されるべきグラディエントコイルは負荷の一部を構成す
る。しかし、「スイッチドインバータ」では、供給信号
からスイッチング周波数を取り除くために、増幅器の出
力と給電されるべきインピーダンスとの間に慣習的に低
域通過フィルタが接続される。この場合には、この低域
通過フィルタも負荷の一部を構成する。
【0023】図2に示す増幅器は、グラディエントコイ
ルが駆動される全体の増幅器の半分を構成できるだけで
あることに注意する。これは、負荷70に、2つの方向
の電流が供給される場合である。その場合は、負荷70
の他方の側に同一の増幅部が配置され、それにより、2
つのハーフブリッジで全体の増幅器が構成される。図2
はその一方を示す。しかし、前記は、本発明の原理には
影響しない。
【0024】スイッチド増幅器の中のソフトスイッチン
グを明らかにするために、最初にソフトスイッチング
を、図3を参照して示す。図3は、多値でないスイッチ
ド増幅器を示す。即ち、合計電圧が2つまたはそれ以上
の直列トランジスタの間で分散されていない増幅器であ
る。このように、全電圧は1つのトランジスタのみにか
かる。
【0025】図3は負荷70に給電するためのいわゆる
ハーフブリッジを示す。図2と比較して、このハーフブ
リッジではトランジスタ36−1から36−n及び38
−1から38−nは、それぞれトランジスタ36と38
により置きかえられている。ダイオード40−1から4
0−n及び42−1から42−nは、それぞれダイオー
ド40と42により置きかえられている。キャパシタ5
2−1から52−n及び54−1から54−nは、それ
ぞれキャパシタ52と54により置きかえられている。
共振スイッチ60−1,60−2及び60−3とキャパ
シタ64−1,64−2及び64−3より構成される組
み合わせは、回路72により置き換えられている。回路
72は、2つの平行な枝よりなり、第1の平行な枝は、
反対の順方向を有するために接続された2つのトランジ
スタ74と76の縦続接続により構成され、一方、第2
の平行な枝も、反対の順方向を有するために接続された
2つのダイオード78と80の縦続接続により構成され
る。
【0026】次の3つの状態(I)ダイオード42が導
通状態から、トランジスタ36が導通状態への切り換わ
り、(II)小電流時の、トランジスタ36が導通状態
から、ダイオード42が導通状態への切り換わり、(I
II)大電流時の、トランジスタ36が導通状態から、
ダイオード42が導通状態への切り換わりは、図3に示
す回路のソフトスイッチングを図示するために考慮され
る。
【0027】状態Iでは、トランジスタ36と38及び
ダイオード40は導通状態ではなく(オフ状態)、ダイ
オード42は導通状態(オン状態)であり、トランジス
タ36が導通状態に切り替わる(スイッチオン)と仮定
される。この開始状態では、電流はダイオード42から
出力46を経由して負荷70に流れる。切り換えプロセ
スを開始するために、トランジスタ76がスイッチオン
される。この結果、点62の供給電圧の2分の1電圧が
自己インダクタンス58を通して現れる。自己インダク
タンス58を流れる電流は時間と共に線形に増加する。
この期間トランジスタ38はスイッチオンされるが、ダ
イオード42を流れる電流が線形に減少する間、電流は
流れない。負荷70を流れる電流は一定であるとみなさ
れる。
【0028】自己インダクタンス58を流れる電流が、
負荷70を流れる電流よりも大きくなったとき、いわゆ
るブーストフェーズが始まる。ダイオード42を流れる
電流がゼロになり(ダイオード42がスイッチオフ)、
トランジスタ38を流れる電流、即ちブースト電流が、
自己インダクタンス58を流れる電流から負荷70を流
れる電流を引いた電流と等しくなる。トランジスタ38
を流れる電流は時間と共に線形に増加するので、ブース
トフェーズの継続時間は(そしてそれゆえ、ブースと電
流値は)単純な時間遅延により制御できる。ダイオード
42の回復電流の方向は上記のようであり、この電流は
また、ブーストエネルギーを付加するのでスイッチング
プロセスに貢献する。
【0029】ブースト電流が所望値に達したとき、トラ
ンジスタ38はスイッチオフされ、それにより共振スイ
ッチングフェーズが始まる。トランジスタ38を流れる
電流はスイッチオフ期間中に共振キャパシタ52と54
を流れるので、出力46の電圧は、負の値の供給電圧か
ら正の供給電圧に切り替わる。トランジスタ38に流れ
る電流が残るなら、スイッチオフ損失が発生する。この
フェーズでは、自己インダクタンス58を流れる電流
は、DC負荷電流に重畳された半周期の正弦波状電流よ
りなる。
【0030】出力46の電圧が正の供給電圧を超える
と、いわゆるクランピングフェーズが始まる。ダイオー
ド40が順方向に分極され、それにより出力46は正の
供給電圧に接続される。そのときに、トランジスタ36
はスイッチング損失無しにスイッチオンされる。残りの
ブーストエネルギーはまだ自己インダクタンス58に存
在し、そしてキャパシタ66と68へ消滅する。点62
における2分の1の供給電圧が与えられているので、自
己インダクタンス58を流れる電流は線形に減少するか
らである。
【0031】自己インダクタンス58を流れる電流が負
荷70を流れる電流よりも小さくなったとき、いわゆる
ランプダウンフェーズが始まる。このフェーズでは、自
己インダクタンス58を流れる電流はまだ減少する。負
荷70を流れる電流はトランジスタ36により供給され
る。自己インダクタンス58を流れる電流がゼロにな
り、トランジスタ76がスイッチオフされるとスイッチ
ング動作は終了する。
【0032】状態II(小電流時の、トランジスタ36
がスイッチオン状態からダイオード42がスイッチオン
状態への切り替わり)の場合には、トランジスタ36が
スイッチオンであり、他のトランジスタとダイオードは
スイッチオンされておらず、そして、 トランジスタ3
6がスイッチオフされダイオード42が電流を供給する
ということを仮定する。
【0033】スイッチングプロセスを開始するために、
トランジスタ74がスイッチオンされる。この結果、点
62の供給電圧の2分の1の電圧は、自己インダクタン
ス58を通して現れる。スイッチングプロセスのブース
トフェーズがすぐに始まる。そして、自己インダクタン
ス58を流れる電流は時間と共に線形に増加する。この
ブースト電流は、スイッチングフェーズ期間に発生する
損失をつなぐ十分なエネルギーを供給することにより、
共振周期を開始するのに働く。このブーストフェーズ中
に、ブースト電流と負荷70を流れる電流の合計は、ト
ランジスタ36を流れ、それにより、このトランジスタ
を流れる電流は僅かな時間増加する。(この動作は、小
負荷電流の場合に成り立つ。即ち、負荷70を流れる電
流が、トランジスタ36の最大電流よりも非常に小さい
ときに成り立ち、電流の増加はスイッチングトランジス
タの更なる負荷とならないことに注意する。)ブースト
電流が望ましい値に達したとき、トランジスタ36がス
イッチオンされ、共振スイッチングフェーズが開始す
る。出力46の電圧は正の供給電圧値から負の供給電圧
値に切り替わる。スイッチオフ期間にトランジスタ36
を流れる電流は、共振キャパシタ52と54より切り替
わる。このフェーズ中、自己インダクタンス58を流れ
る電流は、ブースト電流に重畳された半周期の正弦波状
電流よりなる。
【0034】出力46の電圧が負の供給電圧より下がる
と、いわゆるクランピングフェーズが始まる。この結
果、ダイオード42が順方向に分極され、それにより出
力46は負の供給電圧に接続される。そのときに、トラ
ンジスタ38はスイッチング損失無しにスイッチオンさ
れる。残りのブーストエネルギーはまだ自己インダクタ
ンス58に存在し、そしてキャパシタ66と68へ消滅
する。点62における2分の1の供給電圧が与えられて
いるので、自己インダクタンス58を流れる電流は線形
に減少するからである。
【0035】自己インダクタンス58を流れる電流がゼ
ロになり、トランジスタ74がスイッチオフされるとス
イッチング動作は終了する。そして、負荷70を流れる
全電流は、ダイオード42を通して流れる。状態III
(大電流時の、トランジスタ36がスイッチオン状態か
らダイオード42がスイッチオン状態への切り替わり)
の場合には、トランジスタ36が導通状態であり、他の
トランジスタとダイオードは導通状態ではなく、そし
て、トランジスタ36がスイッチオフされダイオード4
2が電流を供給するということを仮定する。
【0036】状態IIIの動作は状態IIの動作とかな
り異なる。回路72はもはや使用しないからである。こ
の場合、正の供給電圧から負の供給電圧に出力電圧を駆
動するのに、負荷を流れる電流は十分である。ダイオー
ド42は、順方向に分極し、それにより、全負荷電流を
供給する。これによりスイッチング動作が完了する。本
発明による電力増幅器の動作を図4を用いて詳細に説明
する。この図は、ソフトスイッチングを用いた多値イン
バータの形式で構成された本発明による電力増幅器を示
す。この増幅器のソフトスイッチングは、ソフトスイッ
チングを実現する共振要素を制御するトランジスタを切
りかえるのと童謡にパワートランジスタを切りかえるた
めに使用される。
【0037】図4は、図2に示す電力増幅器の例を示
す。図4のトランジスタ100,102,104及び1
06は、それぞれ、36−1,36−2,38−1およ
び38−2に対応する。図4のダイオード110,11
2,114及び116は、それぞれ、40−1,40−
2,42−1および42−2に対応する。図4のキャパ
シタ120,122,124及び126は、それぞれ、
キャパシタ54−1,54−2,52−1および52−
2に対応する。図4のキャパシタ96は、図2のキャパ
シタ48−1に対応する。
【0038】図2の共振スイッチ60−1,60−2お
よび60−3とキャパシタ64−1,64−2および6
4−3は、回路82により置きかえられる。回路82
は、3つの平行な枝よりなる。第1の平行な枝は、同じ
順方向に接続され、共振スイッチを構成するトランジス
タ84と86の直列接続より成る。第2の平行な枝は、
同じ順方向に接続されたダイオード88と90の直列接
続より成る。第3の平行な枝は、直列接続された2つの
キャパシタ92と94より成る。図4に示す電力増幅器
のソフトスイッチングプロセスを、スイッチング例を基
に説明する。この場合、ダイオード114からトランジ
スタ102に切り替わる。このスイッチング例は、他の
スイッチング状態を代表する。負荷70を流れる電流は
切り替え中に一定であると仮定する。
【0039】トランジスタ100とダイオード114は
導通状態であり、出力電流は前記要素を要素を流れる。
出力電流はまた、キャパシタ96を流れる。キャパシタ
96は、トランジスタ100のエミッタとトランジスタ
106のコレクタの間を供給電圧の約2分の1の電圧に
維持する。それにより、各トランジスタ100,10
2,104及び106は、供給電圧の約2分の1以上の
電圧に上昇しない。トランジスタ104は以後に説明さ
れる理由によりスイッチオンされる。しかし現在は、電
流は流れていない。
【0040】スイッチングプロセスが開始され、トラン
ジスタ84がスイッチオンされる。この結果、正の供給
電圧が自己インダクタンス58を通して現れ、それによ
り、自己インダクタンス58を流れる電流は時間と共に
線形に増加する。電流は電源50の正側から連続的にト
ランジスタ84、自己インダクタンス58、ダイオード
114、キャパシタ96及びダイオード110を流れ、
電源50へ戻る。ダイオード114より発する電流はま
た、負荷70へ分岐する。ダイオード114は逆向きに
接続されているように見え、電流が流れないようにみえ
が、前記電流は、実際に、は既に順方向にダイオード1
14を流れている、出力電流の減少として現れる。自己
インダクタンス58を流れる電流が負荷70を流れる電
流よりも大きくなったとき、ダイオード114を流れる
電流がゼロとなり、また、電流がゼロに応じて切り替わ
るトランジスタ104に切り替わる。また、点46の出
力電圧が、全供給電圧の2分の1の電圧から上昇しなけ
ればならないので、トランジスタ104を流れる電流を
維持することも必要である。この遷移は、キャパシタ1
22と124それぞれの充放電により可能とされる。こ
れは、自己インダクタンス58に蓄積されている誘導性
エネルギーにより起こり、それゆえ、そのエネルギー
は、前記キャパシタの電圧を供給電圧の2分の1の電圧
に上昇するのに十分でなければならない。キャパシタ1
22と124それぞれのの充放電をするために自己イン
ダクタンス58に十分なブーストエネルギーが蓄積され
たとき、出力46が2分の1から全供給電圧に上昇する
と、トランジスタ104はスイッチオフする。自己イン
ダクタンス58に蓄積されたブーストエネルギーが、キ
ャパシタ122を放電し、キャパシタ124を充電する
のに使用される。電流はトランジスタ84と自己インダ
クタンス58を流れ、続いて前記キャパシタと負荷の間
で分岐する。
【0041】共振状態はキャパシタ122の電圧がゼロ
になったとき終了する。ダイオード112が誘導性電流
を引き受け、キャパシタ124の電圧は供給電圧の2分
の1の電圧に維持される。キャパシタ122の電圧がゼ
ロになると、自己インダクタンス58を流れる電流もそ
のときの値に維持される。共振スイッチングが終了後、
自己インダクタンス58を流れるブースト電流は、トラ
ンジスタ84とダイオード112と110を流れ続け
る。このフリーホイール(freewheeling)
電流は、トランジスタ84が導通状態でいる限り維持さ
れる。
【0042】トランジスタ84は、前記フリーホイール
電流状態が発生したときにスイッチオンされる。この結
果、自己インダクタンス58を流れる電流は、すぐにダ
イオード90により引き継がれる。このフェーズでは、
自己インダクタンス58に供給電圧に等しい逆電圧が現
れる。この結果、このフェーズの所定の時点で、自己イ
ンダクタンス58を流れる電流は出力電流よりも小さく
なり、それにより、ダイオード112からトランジスタ
102への切り替わりは自然にゼロ電圧状態で起こる。
自己インダクタンス58を流れる電流がゼロになったと
き、ダイオード90はゼロ電流状態で自然にスイッチオ
ンされる。ダイオード114からトランジスタ102へ
のソフトスイッチングはこのように実現され、負荷電流
は、電源50の正側からトランジスタ100と102を
経由して出力46に流れる。
【0043】記載されたスイッチング例を考慮すると、
当業者には、他のスイッチング状態がどのように扱われ
るか明らかである。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、供給電圧よりも低い破
壊電圧を有する半導体スイッチを使用し、スイッチング
損失が僅かな、大電流と高電圧を出力するインバータ型
の電力増幅器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】核磁気共鳴装置の一般的な構成を示す図であ
る。
【図2】本発明による電力増幅器の第1実施例を示す図
である。
【図3】ソフトスイッチングの原理を示すための多値イ
ンバータで構成されていない増幅器を示す図である。
【図4】本発明による電力増幅器の第2実施例を示す図
である。
【符号の説明】
1 第1マグネット系 3 第2マグネット系 5 電源 7 電力増幅器 13 信号増幅器 14 分離回路 15 検出器 17 中央制御装置 19 変調器 21 モニタ 23 RF発振器 25 冷却装置 27 冷却ダクト 29 測定空間 31 RF界シールドファラデかご 36、38 トランジスタ 40,41 ダイオード 52,54 キャパシタ 60−1,60−2,60−3 共振スイッチ 64−1,64−2,64−3 キャパシタ 70 負荷 72 回路 74,76 トランジスタ 78,80 ダイオード 82 回路 84,86 トランジスタ 88、90 ダイオード 92,94 キャパシタ 96 キャパシタ 100,102,104,106 トランジスタ 110,112,114,116 ダイオード 120,122,124,126 キャパシタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 17/12 G01N 24/06 510Y (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カスケードの多値スイッチングセルを有
    する電力増幅器であって、各多値スイッチングセルは、 入力と出力とを有し、 それぞれ逆平行に相互に反対の順方向に接続されたダイ
    オードを有する2つの制御可能なスイッチが設けられ、 いずれの場合も、2つのスイッチの一方の一端はスイッ
    チングセルの1つの入力端子を構成し、 2つのスイッチングセルの他端は、スイッチングセルの
    出力端子を構成し、 前記カスケードのスイッチングセルにおいては、先行す
    るスイッチングセルの出力端子が、後続するスイッチン
    グセルの入力端子に接続され、 前記相互に接続された入力端子と前記相互に接続された
    出力端子との間にキャパシタが接続され、 前記カスケードのスイッチングセルに電源が接続可能で
    あり、 各制御可能なスイッチに平行にキャパシタが接続され、 前記増幅器は誘導性要素を有し、その誘導性要素の一端
    は増幅器の出力に接続され、誘導性要素の他端には少な
    くとも第1及び第2の制御可能な共振スイッチが接続さ
    れ、 前記第1の共振スイッチは増幅器の出力電圧よりも高い
    電圧を有する点に接続され、一方第2のスイッチは増幅
    器の出力電圧よりも低い電圧を有する点に接続されてな
    る電力増幅器。
  2. 【請求項2】 誘導性要素の他端と供給電圧の2分の1
    に実質上等しい電圧を有する点に接続された第3の制御
    可能な共振スイッチを有する請求項1記載の電力増幅
    器。
  3. 【請求項3】 各共振スイッチに平行にキャパシタが接
    続された請求項1或は2記載の電力増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の電力増幅器。給電圧の2
    分の1に実質上等しい電圧を有する点は、電源が接続さ
    れ得る点の間の2つのキャパシタによる電圧分割により
    なされた請求項2記載の電力増幅器。
  5. 【請求項5】 該増幅器には、n個供給点が設けられ、
    i番目の供給点は、実質的に電源のi/n倍の電圧に等
    しい電圧を供給し、 該増幅器には、n個の制御可能な誘導性要素の他端に接
    続された共振スイッチが設けられ、 i番目の共振スイッチはi番目の供給点に接続された、
    カスケードのn個の他値スイッチングセルを有する請求
    項1記載の電力増幅器。
  6. 【請求項6】 装置の測定空間でグラディエント磁界を
    発生するためのグラディエントコイル系を有し、 グラディエント磁界を発生するために電力信号をグラデ
    ィエントコイル系に供給する電力増幅器が設けられた請
    求項1乃至5のうちいずれか一項記載の核磁気共鳴映像
    装置。
JP11215760A 1998-07-30 1999-07-29 ソフトスイッチング及び多値スイッチングセルを有する電力増幅器 Pending JP2000101363A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP98202554:6 1998-07-30
EP98202554 1998-07-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000101363A true JP2000101363A (ja) 2000-04-07

Family

ID=8233988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11215760A Pending JP2000101363A (ja) 1998-07-30 1999-07-29 ソフトスイッチング及び多値スイッチングセルを有する電力増幅器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6140873A (ja)
JP (1) JP2000101363A (ja)
DE (1) DE69940533D1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6323649B1 (en) * 1999-09-14 2001-11-27 Picker International, Inc. Modular MRI gradient amplifier using unipolar PWM drive
US6900638B1 (en) * 2000-03-31 2005-05-31 Ge Medical Technology Services, Inc. Switching device to linearly conduct a current between a gradient amplifier and a gradient coil assembly of an MRI system
SE519957C2 (sv) * 2000-11-06 2003-04-29 Abb Ab Anordning för omvandling av växelspänning till likspänning
US7068097B2 (en) * 2003-12-18 2006-06-27 The Boeing Company High frequency high power H-bridge power amplifier
EP1908167B1 (en) * 2005-07-05 2009-09-09 Freescale Semiconductor, Inc. Compensation for parasitic coupling between rf or microwave transistors in the same package
CN103401449B (zh) * 2013-07-13 2015-07-15 西安电子科技大学 大功率数字功放输出电路
US9467065B2 (en) 2014-12-30 2016-10-11 General Electric Company Method and apparatus for controlling a multilevel soft switching power converter
DE102017202130A1 (de) * 2017-02-10 2018-08-16 Siemens Aktiengesellschaft DC/DC-Wandler mit Vollbrückenansteuerung

Also Published As

Publication number Publication date
US6140873A (en) 2000-10-31
DE69940533D1 (de) 2009-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6995992B2 (en) Dual bridge matrix converter
US7928600B2 (en) Power source device and magnetic resonance imaging apparatus using the same
US5383109A (en) High power factor boost rectifier apparatus
US11264894B2 (en) Converter and current control system thereof
US5088017A (en) DC-DC converter and a computer using the converter
US6205040B1 (en) Auxiliary resonant commutated pole three-point or multipoint converter
Mao et al. Diode reverse recovery process and reduction of a half-wave series Cockcroft–Walton voltage multiplier for high-frequency high-voltage generator applications
Chu et al. Resonant inductance design and loss analysis of a novel resonant DC link inverter
US6028476A (en) Power switched amplifer
JP2000101363A (ja) ソフトスイッチング及び多値スイッチングセルを有する電力増幅器
EP0977348B1 (en) Power amplifier with soft switching and multilevel switching cells
US20040174725A1 (en) Power supply apparatus
US6111458A (en) Power amplifier and nuclear spin tomography apparatus employing same
US6031422A (en) Power amplifier and nuclear magnetic resonance tomography apparatus employing same
Palanisamy et al. A new multilevel DC-AC converter topology with reduced switch using multicarrier sinusoidal pulse width modulation
US11888414B2 (en) Driving circuit and driving method
JP3591982B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置用電源装置
US6239990B1 (en) Switched-mode power supply and method for driving a switch in a switch-mode power supply for improved switch-on after a waiting period or disconnection from the network
CN113437863B (zh) 一种并联igbt动态均流缓冲电路
US6822503B2 (en) Method and apparatus for switching insulated gate field effect transistors
US6359420B1 (en) Circuit for coupling energy to a pulse forming network or capacitor
Khan et al. An improved cascaded dual-buck inverter
Shahrbabaki et al. A new gradient driver with only a single DC voltage source for using in MRI systems
JP3557009B2 (ja) 電源装置及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置
Mueller et al. A high-frequency 4-switch GTO speed-up inverter for the generation of fast-changing MRI gradient fields

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090908