JPH062371Y2 - デジタルサブトラクシヨン装置 - Google Patents
デジタルサブトラクシヨン装置Info
- Publication number
- JPH062371Y2 JPH062371Y2 JP8394287U JP8394287U JPH062371Y2 JP H062371 Y2 JPH062371 Y2 JP H062371Y2 JP 8394287 U JP8394287 U JP 8394287U JP 8394287 U JP8394287 U JP 8394287U JP H062371 Y2 JPH062371 Y2 JP H062371Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- visual field
- compensation filter
- halation
- field size
- collimator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、医用診断画像の撮像分野で利用される。
本考案は、デジタルサブトラクション装置に関し、とく
にそこで使われるX線管コリメータ上面に装着されるX
線補償フィルタに関する。
にそこで使われるX線管コリメータ上面に装着されるX
線補償フィルタに関する。
(ロ)従来技術 本出願人は、実願昭62−38221号によりこのよう
なX線補償フィルタ作成に関する考案を出願しており、
この先行考案によれば、特別のTVモニタを用意してお
き、X線管コリメータの出射口実寸大の画面によりその
TVモニタに入力X線画像のハレーション領域を表示さ
せて、補償フィルタの作成がX線被曝なしに行なわれ
る。
なX線補償フィルタ作成に関する考案を出願しており、
この先行考案によれば、特別のTVモニタを用意してお
き、X線管コリメータの出射口実寸大の画面によりその
TVモニタに入力X線画像のハレーション領域を表示さ
せて、補償フィルタの作成がX線被曝なしに行なわれ
る。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 詳しくは、この先行考案では、モニタ上にハレーション
領域を黒い単一レベルにより表示させて、補償フィルタ
にX線吸収材を貼付けている。
領域を黒い単一レベルにより表示させて、補償フィルタ
にX線吸収材を貼付けている。
しかし、多く場合、入射X線のハレーション領域にも複
数の強弱のレベルが含まれている。
数の強弱のレベルが含まれている。
従って、先行考案では、ハレーション領域における入射
X線の強弱がどの程度であるかの情報までも表示しない
ため、X線吸収材をハレーション領域のどの部分にどの
厚みで貼り付ければよいか判断できない。
X線の強弱がどの程度であるかの情報までも表示しない
ため、X線吸収材をハレーション領域のどの部分にどの
厚みで貼り付ければよいか判断できない。
本考案の目的は、上記先行考案の改良のため、X線コリ
メータ上の補償フィルタへのX線吸収材の貼付け作業に
おいて、ハレーションの程度をハレーション領域と共に
表示し、作業者にどの程度の厚みでX線吸収材を貼付け
ればよいかの情報を与え、より有効な補償フィルタの作
成を容易にすることができる、デジタルサブトラクショ
ン装置を提供することである。
メータ上の補償フィルタへのX線吸収材の貼付け作業に
おいて、ハレーションの程度をハレーション領域と共に
表示し、作業者にどの程度の厚みでX線吸収材を貼付け
ればよいかの情報を与え、より有効な補償フィルタの作
成を容易にすることができる、デジタルサブトラクショ
ン装置を提供することである。
(ニ)問題点を解決するための手段 前記した目的は、X線管−I.I.(イメージ・インテ
ンシファイア)間SID距離(I2)及びI.I.の入
射視野寸法(d2)の各検出手段と、これらの検出値を
取り込みX線管−コリメータ前面間距離(I1)により
コリメータ前面に装着される補償フィルタの視野寸法
(d1)を算出する演算手段と、ハレーション領域デー
タを複数のレベルに区分するためフレームメモリとD/
A変換器間に介挿されたルックアップテーブルと、視野
寸法と同一寸法の像画を映出するための補償フィルタ作
成用モニタと、視野寸法(d1)毎に対応する水平走査
期間(HW)、垂直走査期間(VH)の各データからな
るテーブルメモリ部と、これから読み出したデータによ
り該モニタへハレーション領域を表示するためのHW,
VHコントロール信号作成回路とを具備することによ
り、達成される。
ンシファイア)間SID距離(I2)及びI.I.の入
射視野寸法(d2)の各検出手段と、これらの検出値を
取り込みX線管−コリメータ前面間距離(I1)により
コリメータ前面に装着される補償フィルタの視野寸法
(d1)を算出する演算手段と、ハレーション領域デー
タを複数のレベルに区分するためフレームメモリとD/
A変換器間に介挿されたルックアップテーブルと、視野
寸法と同一寸法の像画を映出するための補償フィルタ作
成用モニタと、視野寸法(d1)毎に対応する水平走査
期間(HW)、垂直走査期間(VH)の各データからな
るテーブルメモリ部と、これから読み出したデータによ
り該モニタへハレーション領域を表示するためのHW,
VHコントロール信号作成回路とを具備することによ
り、達成される。
(ホ)作用 入力X線像のハレーション領域は、或るしきい値を越え
た部分として概ね識別されるので、このしきい値より大
きい領域について段階的に複数のレベルに区分する。こ
のために、フレームメモリを読み出して、そのような入
出力関係を規定したルックアップテーブルを通して、ハ
レーション領域のみ複数レベルに変換させる。
た部分として概ね識別されるので、このしきい値より大
きい領域について段階的に複数のレベルに区分する。こ
のために、フレームメモリを読み出して、そのような入
出力関係を規定したルックアップテーブルを通して、ハ
レーション領域のみ複数レベルに変換させる。
(ヘ)実施例 本考案の好適な実施例は、図面に基づいて説明される。
第1図はその1実施例を示した全体の概略構成ブロック
図、第2図はその要部構成ブロック図、第3図は本考案
によるルックアップテーブル・メモリの特性例示図であ
る。
図、第2図はその要部構成ブロック図、第3図は本考案
によるルックアップテーブル・メモリの特性例示図であ
る。
図示の実施例では、イメージ・インテンシファイア
(I.I.)16及びI.I.16・X線管10の保持
器18よりI.I.16の入射視野(d2)及びI.
I.16・X線管10間距離を示すS.I.D(l2)
が検出されてデジタルサブトラクション装置30内のコ
ンピュータへ取り込まれる。
(I.I.)16及びI.I.16・X線管10の保持
器18よりI.I.16の入射視野(d2)及びI.
I.16・X線管10間距離を示すS.I.D(l2)
が検出されてデジタルサブトラクション装置30内のコ
ンピュータへ取り込まれる。
そこで演算を行ないコリメータ前面の補償フィルタの視
野寸法d1が求まる。この求めた視野寸法に応じて、補
償フィルタ作成用モニタ26のスキャンサイズをサブト
ラクション装置30内のコントロール回路32により画
面制御し、実際の視野d1とモニタ26上の視野S1が
同じ大きさになる。
野寸法d1が求まる。この求めた視野寸法に応じて、補
償フィルタ作成用モニタ26のスキャンサイズをサブト
ラクション装置30内のコントロール回路32により画
面制御し、実際の視野d1とモニタ26上の視野S1が
同じ大きさになる。
なお、20はTVカメラ、22はそのコントロール・ユ
ニット、32はHW、VHコントロール信号作成回路で
ある。
ニット、32はHW、VHコントロール信号作成回路で
ある。
第2図はハレーション領域を表示するための回路のブロ
ック図であり、第3図は第2図におけるルックアップテ
ーブル・メモリ30c(LUT)の入出力関係例示図で
ある。
ック図であり、第3図は第2図におけるルックアップテ
ーブル・メモリ30c(LUT)の入出力関係例示図で
ある。
第2図において、30aはA/D変換器、30bはフレ
ームメモリ、30dはD/A変換器である。
ームメモリ、30dはD/A変換器である。
第3図に示すように、入力映像信号が或るしきい値(こ
れ以上大きい信号だとハレーションする可能性があると
考えられるレベル)以上の信号に対して階段的な値とし
て出力される。
れ以上大きい信号だとハレーションする可能性があると
考えられるレベル)以上の信号に対して階段的な値とし
て出力される。
第4図は実際の被写体に対してLUT30cにより映像
信号がどう変換されていくかの過程説明図である。
信号がどう変換されていくかの過程説明図である。
本考案により補償フィルタが作成されるまでの手順は次
の通りである。
の通りである。
a.まず透過X線を曝射して被写体の位置決めを行な
う。
う。
b.デジタルサブトラクション(DSA)を行なうX線
条件にてパルス状のX線を曝射し、その時の画像をフレ
ームメモリ30bへ取り込む。
条件にてパルス状のX線を曝射し、その時の画像をフレ
ームメモリ30bへ取り込む。
c.I.I.16や保持器18にて検出されたI.I.
視野(d2)、S.I.D(l2)及びX線管焦点・コ
リメータ12間の固定距離(l1)より補償フィルタ1
4上の視野d1を算出する。
視野(d2)、S.I.D(l2)及びX線管焦点・コ
リメータ12間の固定距離(l1)より補償フィルタ1
4上の視野d1を算出する。
算出式はd1=l1・d2/l2である。
d.補償フィルタ作成用モニタ26のスキャンサイズ
(HW、VH)をS1=d1となるようにコントロール
する。
(HW、VH)をS1=d1となるようにコントロール
する。
e.フレームメモリ30bに格納された画像は読み出し
て、ルックアップテーブル・メモリ30cを通過させ、
表示手段によりハレーション可能性領域を黒レベルより
順に階段的な信号レベルにて表示させる。この表示は第
4図の最下部に例示されている。
て、ルックアップテーブル・メモリ30cを通過させ、
表示手段によりハレーション可能性領域を黒レベルより
順に階段的な信号レベルにて表示させる。この表示は第
4図の最下部に例示されている。
f.補償フィルタ作成用モニタ26の前面に補償フィル
タのベース(例えば透明アクリル板)14をセットす
る。
タのベース(例えば透明アクリル板)14をセットす
る。
g.ハレーションの度合いにより補償フィルタベース1
4a上にX線吸収材(粘土など)14bを貼付する。例
えばハレーションの度合いが強い部分は粘土の厚みを大
きくし、ハレーションの度合いが弱い部分は粘土を薄く
貼り付ける。この1例は第5図に示されている。
4a上にX線吸収材(粘土など)14bを貼付する。例
えばハレーションの度合いが強い部分は粘土の厚みを大
きくし、ハレーションの度合いが弱い部分は粘土を薄く
貼り付ける。この1例は第5図に示されている。
h.ハレーションの度合いに応じて作成した補償フィル
タ14をコリメータ12の前面にセットする。
タ14をコリメータ12の前面にセットする。
i.これらの行程の後に実際のDSAを行なう。
(ト)効果 a.補償フィルタ作成者のX線被曝なしにコリメータ前
面に補償フィルタを作成出来る。
面に補償フィルタを作成出来る。
b.ハレーションの度合いが等高線により表示されるた
め、X線吸収材の貼り付け厚さが判断でき、作業が容易
である。
め、X線吸収材の貼り付け厚さが判断でき、作業が容易
である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の1実施例を示した全体構成ブロック
図、第2図はその要部構成ブロック図、第3図は本考案
によるルックアップテーブル・メモリの特性例示図、第
4図は本考案による映像信号表示過程説明図、第5図は
本考案による補償フィルタ作成用モニタの側面図であ
る。 10はX線管、12はコリメータ、14は補償フィル
タ、16はイメージ・インテンシファイア、30はデジ
タルサブトラクション装置のビデオプロセサ部、30b
はフレームメモリ、30cはルックアップテーブル・メ
モリである。
図、第2図はその要部構成ブロック図、第3図は本考案
によるルックアップテーブル・メモリの特性例示図、第
4図は本考案による映像信号表示過程説明図、第5図は
本考案による補償フィルタ作成用モニタの側面図であ
る。 10はX線管、12はコリメータ、14は補償フィル
タ、16はイメージ・インテンシファイア、30はデジ
タルサブトラクション装置のビデオプロセサ部、30b
はフレームメモリ、30cはルックアップテーブル・メ
モリである。
Claims (1)
- 【請求項1】X線管−I.I.(イメージ・インテンシ
ファイア)間SID距離(I2)及びI.I.の入射視
野寸法(d2)の各検出手段と、これらの検出値を取り
込みX線管−コリメータ前面間距離(I1)によりコリ
メータ前面に装着される補償フィルタの視野寸法
(d1)を算出する演算手段と、ハレーション領域デー
タを複数のレベルに区分するためフレームメモリとD/
A変換器間に介挿されたルックアップテーブルと、視野
寸法と同一寸法の像画を映出するための補償フィルタ作
成用モニタと、視野寸法(d1)毎に対応する水平走査
期間(HW)、垂直走査期間(VH)の各データからな
るテーブルメモリ部と、これから読み出したデータによ
り該モニタへハレーション領域を表示するためのHW、
VHコントロール信号作成回路とを具備していることを
特徴とする、デジタルサブトラクション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8394287U JPH062371Y2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | デジタルサブトラクシヨン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8394287U JPH062371Y2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | デジタルサブトラクシヨン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63193004U JPS63193004U (ja) | 1988-12-13 |
JPH062371Y2 true JPH062371Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=30937996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8394287U Expired - Lifetime JPH062371Y2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | デジタルサブトラクシヨン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062371Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-30 JP JP8394287U patent/JPH062371Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63193004U (ja) | 1988-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Van Der Stelt | Filmless imaging: the uses of digital radiography in dental practice | |
Gröndahl et al. | A digital subtraction technique for dental radiography | |
US5835554A (en) | X-ray imaging apparatus and x-ray generation detector for activating the same | |
KR870000634B1 (ko) | 엑스선 진단장치 | |
JPH04270575A (ja) | X線映像発生装置 | |
JPH07282248A (ja) | X線画像表示方法および装置 | |
JPS59118135A (ja) | X線診断装置 | |
JP3275803B2 (ja) | X線診断装置 | |
JPH062371Y2 (ja) | デジタルサブトラクシヨン装置 | |
JP2593360B2 (ja) | X線撮影装置 | |
JPH0654257A (ja) | ディジタル・サブトラクション・アンジアグラフィ装置 | |
JPH11128214A (ja) | X線診断装置 | |
JPH0622497B2 (ja) | 医用画像表示装置 | |
JPS6227597B2 (ja) | ||
JPH067636Y2 (ja) | デジタルサブトラクシヨン装置 | |
JP3317317B2 (ja) | デジタルx線撮影装置 | |
JP2791887B2 (ja) | 放射線画像情報読取表示装置 | |
JP2952483B2 (ja) | 放射線画像情報読取表示装置 | |
JPS5812645A (ja) | X線テレビジヨン撮像装置 | |
Covvey et al. | Television/computer dimensional analysis interface with special application to left ventricular cineangiograms | |
JPS6392336A (ja) | X線診断装置 | |
JPH09322063A (ja) | X線画像診断装置 | |
JP3038428B2 (ja) | 放射線画像情報読取装置 | |
JPH01267783A (ja) | 放射線画像処理装置 | |
JPH0595512A (ja) | X線デイジタルアンギオグラフイ装置 |