JPH06237088A - Av機器用置き台 - Google Patents

Av機器用置き台

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JPH06237088A
JPH06237088A JP4443993A JP4443993A JPH06237088A JP H06237088 A JPH06237088 A JP H06237088A JP 4443993 A JP4443993 A JP 4443993A JP 4443993 A JP4443993 A JP 4443993A JP H06237088 A JPH06237088 A JP H06237088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
equipment
stand
medium
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4443993A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuo Mizuno
悦男 水野
Nobukatsu Kikuchi
宣勝 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Takaoka Co Ltd filed Critical Aisin Takaoka Co Ltd
Priority to JP4443993A priority Critical patent/JPH06237088A/ja
Publication of JPH06237088A publication Critical patent/JPH06237088A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】音響・映像機器(AV機器)自体の共振作用を
減少させ、本来の音質の再現あるいは画質の鮮明化を図
る。 【構成】中質繊維板からなる第1層1aと第2層1bと
の間に、金属粉末が分散された第3層1cを介在させて
これらを一体結合させ、表面に塩化ビニル層2を貼着す
る。 【効果】AV機器自体の共振及び床から伝播される振動
エネルギーを金属粉末の内部摩擦によって熱エネルギー
に変換させて減衰させるので、すっきりした低音特性の
音が得られると共に、抜けの良い澄んだ中・高音を与え
ると共に、画質が鮮明になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響・映像機器(以
下、AV機器と記す)又はこれらを収容したラックを載
置するための置き台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より知られているAV機器用置き台
の一例として、実公昭61−28452号公報に開示さ
れているものがある。
【0003】このものは、図3に示すように、符号11
で示される底板に一対の側板12,13が取付られ、該
一対の側板12,13のそれぞれの前端縁に一対の扉1
4,15が少なくとも180度回転可能に観音開き状に
なるように設けられると共に、上記一対の側板12,1
3のそれぞれの上端縁に一対の天板16,17が少なく
とも180度回転可能に観音開き状になるように設けら
れ、さらに上記一対の側板12,13の内壁上端部間に
部材18a,18bが設けられている。そして上記扉1
4,15及び天板16,17を開いた時に、スピーカー
が独立した受像機本体が部材18a,18bの上に載置
され、スピーカーボックスが天板16,17上に載置さ
れる。
【0004】ここで、AV機器が載置される上記一対の
天板16,17、部材18a,18b、及び底板11等
は一般に木質材料から形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな置き台にAV機器を載置した場合、AV機器自体の
共振作用、例えばAV機器に内蔵されているモータ等に
よる共振作用、あるいはスピーカーボックス自体の共振
作用等を減少させることが困難であった。このため、音
響機器の場合には本来の音質を十分に再現出来ない場合
があり、又画像機器の場合には画質が不鮮明になること
があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、AV機器自体の共振作用を減少させ、本来の音質
の再現あるいは画質の鮮明化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のAV機器用置き
台では、内部に金属粉末が分散された中質繊維板を設け
ることを課題解決の手段とした。
【0008】このためには、中質繊維板のみからなる第
1層と第2層との間に、金属粉末が分散された第3層を
介在し、これらを一体結合させると良い。
【0009】ここで、上記中質繊維板としては、日本工
業規格「中質繊維板」A5906に準拠したものが好ま
しい。
【0010】上記金属粉末が分散された第3層は、有機
バインダー100重量部に対して金属粉末を25〜30
0重量部混合して形成することが望ましい。金属粉末の
添加量が25重量部未満では音響振動に対する制振効果
が低下し、300重量部を越えると中質繊維板成形体の
かさ比重が大きくなり可撓性も損なわれるからである。
【0011】上記金属粉末の種類は、アルミニウム、
銅、亜鉛、チタン、ステンレス、ニッケル、鋼、鋳鉄及
びその合金からなる金属粉末の少なくとも1種が望まし
い。
【0012】また、上記金属粉末の粒径としては、30
〜700μmの範囲であることが好ましい。30μm未
満では制振効果はあるが、製造環境を著しく害すること
となり、700μmを越えると制振効果が低下し、音質
改善に不利となるためである。
【0013】また、上記有機バインダーとしては、成形
性等の観点から、例えば、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアクリルエステル
樹脂、アミノ樹脂、ユリア樹脂及びフェノール樹脂の少
なくとも1種を用いることが好ましい。
【0014】なお、上記第1層、第2層、第3層は、加
圧成形等の手段によって容易に一体結合させることがで
きる。
【0015】上記金属粉末が分散された第3層の厚さは
全体の厚さに対して7%〜35%の範囲であることが好
ましい。7%未満では音響振動に対する制振効果が低下
し、35%を越えると中質繊維板成形体のかさ比重が大
きくなり可撓性も損なわれるためである。
【0016】また、置き台表面の少なくとも一部に、メ
ラミン、アクリル及び塩化ビニルのいずれか1種を被覆
することもできる。被覆層は可聴帯域の音を反射させる
と共に、外観を良好にし、特に金属粉末に易酸化性の鉄
粉等を用いた場合に酸化を抑制し経時変化による外観不
良を防止することができる。
【0017】被覆層は置き台本体の全表面に設けること
が好ましいが、置き台本体の下面を除いても良い。置き
台本体の下面に被覆層を設けない場合には、該下面に塗
装を施すと良い。
【0018】
【作用】音響機器に内蔵されている低音域の音源から発
せられた低音域の音が置き台に伝播されると、該置き台
を振動させ、この振動によるエネルギーが金属粉末の内
部摩擦によって熱エネルギーに変換されて減衰する。一
方、音響機器の中、高音域の音源から発せられた可聴帯
域の音は被覆層で反射される。
【0019】また、AV機器に内蔵されたモーターの振
動あるいは床からの振動が該置き台に伝播される場合に
も上記と同様に、振動エネルギーが金属粉末の内部摩擦
によって熱エネルギーに変換されて減衰する。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明のAV機器用置
き台についてさらに詳しく説明する。
【0021】図1、図2に本発明のAV機器用置き台の
一実施例について示す。このAV機器用置き台は、平板
状の置き台本体1と、置き台本体1の底面を除く表面に
貼着された塩化ビニル・シート2とからなり、全体の外
形寸法が長さ1800mm×幅600mm×厚さ50m
mに形成され、約50kgの重量を有している。
【0022】上記置き台本体1は、一対の200タイプ
の中質繊維板からなる厚さ23.1mmの第1層1a及
び第2層1bと、フェノール樹脂100重量部に対して
鋳鉄粉末(300メッシュ)200重量部を添加して形
成される厚さ3.0mmの第3層1cとからなり、第1
層1aと第2層1bとの間に第3層1cを介在させた
後、加圧成形することにより一体結合される。また置き
台本体1の底面を除く表面に貼着された上記塩化ビニル
・シート2は厚さが0.8mmのものが用いられてい
る。
【0023】このようなAV機器用置き台上に、スピー
カーボックス、デッキ等の音響機器及びレーザーディス
ク、ビデオ等の映像機器を載置するか、あるいは上記A
V機器を収容したラックを載置すると、スピーカーボッ
クスの低音域の音源(ウーハー)から発せられた低音域
の音が該置き台に伝播され該置き台を振動させ、この振
動によるエネルギーが鋳鉄粉末の内部摩擦によって熱エ
ネルギーに変換されて減衰する。一方、スピーカーボッ
クスの中・高音域の音源から発せられた可聴帯域の音は
塩化ビニル・シート2で反射される。また、AV機器に
内蔵されたモーターの振動あるいは床からの振動が該置
き台に伝播されると振動エネルギーが鋳鉄粉末の内部摩
擦によって熱エネルギーに変換されて減衰する。
【0024】従ってこのAV機器用置き台によれば、音
響機器自体の共振作用の減少によりすっきりした低音特
性の音が得られると共に、中・高音域の音の歪を解消
し、抜けの良い澄んだ中・高音を与えることができる。
【0025】また、映像機器自体の共振作用及び床から
伝播される振動を減少させることにより、輪郭がはっき
りしてちらつきがなくなり、画質を鮮明にすることがで
きる。
【0026】なお、本実施例においては、置き台本体1
の底面に塩化ビニル・シート2が貼着されていないが、
置き台本体1の全表面に塩化ビニル・シート2を貼着し
ても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
【0027】
【発明の効果】本発明のAV機器用置き台によれば、A
V機器自体の共振及び床から伝播される振動を著しく抑
制できるので、音響機器を載置した場合にはすっきりし
た低音特性の音が得られると共に、抜けの良い澄んだ中
・高音を与えることができ、映像機器を載置した場合に
は画質が鮮明になる。また、置き台が平板状であるため
に様々な意匠を施すことができ、商品価値を向上させる
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のAV機器用置き台の斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来のAV機器用置き台の斜視図である。
【符号の説明】
1 置き台本体 1a 第1層 1b 第2層 1c 第3層 2 塩化ビニル・シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に金属粉末が分散された中質繊維板か
    らなることを特徴とするAV機器用置き台。
  2. 【請求項2】中質繊維板のみからなる第1層と第2層と
    の間に、金属粉末が分散された第3層が介在され、これ
    らが一体結合していることを特徴とする請求項1記載の
    AV機器用置き台。
  3. 【請求項3】置き台表面の少なくとも一部に、メラミ
    ン、アクリル及び塩化ビニルのいずれか1種を被覆した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のAV機器用置き
    台。
JP4443993A 1993-02-10 1993-02-10 Av機器用置き台 Pending JPH06237088A (ja)

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JP4443993A JPH06237088A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 Av機器用置き台

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JP4443993A JPH06237088A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 Av機器用置き台

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JPH06237088A true JPH06237088A (ja) 1994-08-23

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JP4443993A Pending JPH06237088A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 Av機器用置き台

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002250630A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Murata Mfg Co Ltd 振動子支持構造およびそれを用いた振動ジャイロおよびそれを用いた電子装置
JP2008103935A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Funai Electric Co Ltd スピーカボックス
JP2016027702A (ja) * 2014-07-07 2016-02-18 株式会社アイ・イー・ジェー 楽音機器およびスピーカー用の付属部品

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030729