JP2008103935A - スピーカボックス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スピーカボックス1を、樹脂板1aと、振動を吸収する制振合金板1bとが積層された構造のラミネート材1cによって形成することにより、そのスピーカボックス1はラミネート材1cの制振合金板1bが有する振動の伝播減衰効果により、スピーカボックス1に配置されるスピーカ2の音圧によって振動しにくくなっているので、スピーカボックス1の振動放射に伴う音響歪やノイズ音の発生を低減することができる。また、スピーカボックス1は、樹脂板1aと制振合金板1bとが積層された厚みや、それらの剛性を兼ね備えたラミネート材1cからなるので、スピーカボックス1の内部に配置されるスピーカ2を保護したり、そのスピーカボックス1の形状を維持したりするための十分な強度を有する。
【選択図】図1
Description
所定面から音を出力するようにスピーカが配置されるスピーカボックスであって、
当該スピーカボックスは、振動を吸収する鉄/アルミ合金からなる制振合金板を樹脂板で挟み込んだサンドイッチ状のラミネート材が、前記所定面とその所定面と対向する対向面の少なくとも2面に配されてなることを特徴とする。
所定面から音を出力するようにスピーカが配置されるスピーカボックスであって、
当該スピーカボックスは、樹脂板と、振動を吸収する制振合金板とが積層されたラミネート材からなることを特徴とする。
前記ラミネート材は、前記制振合金板を前記樹脂板で挟み込んだサンドイッチ状の板材であることを特徴とする。
前記制振合金板は、鉄/アルミ合金であることを特徴とする。
当該スピーカボックスにおける前記所定面とその所定面と対向する対向面との、少なくとも2面が、前記ラミネート材で構成されていることを特徴とする。
つまり、スピーカボックスは、ラミネート材の制振合金板が有する振動を伝播減衰する効果により、スピーカボックスに配置されるスピーカの音圧によって振動しにくくなっているので、スピーカボックスの振動放射に伴う音響歪やノイズ音の発生を低減することができる。また、スピーカボックスは、樹脂板と制振合金板とが積層された厚みや、それらの剛性を兼ね備えたラミネート材からなるので、スピーカボックスの内部に配置されるスピーカを保護したり、そのスピーカボックスの形状を維持したりするための十分な強度を有している。
よって、このスピーカボックスは、振動放射に伴うノイズを低減するとともに、十分な強度を有するスピーカボックスであるといえる。
また、その鉄/アルミ合金からなる制振合金板が有する磁気シールド効果によって、スピーカボックスは防磁タイプとなるため、新たな磁気カット部材を備える必要がなくなるので、その分のコストダウンを図ることができる。
そして、スピーカボックスにおいて、スピーカ出力に伴う音圧が作用しやすくて振動しやすい所定面と、その所定面と対向する対向面の少なくとも2面をラミネート材で構成することによって、スピーカボックスの振動放射に伴う音響歪やノイズ音の発生をより好適に低減することが可能になる。
つまり、スピーカボックスはラミネート材の制振合金板が有する、振動の伝播減衰効果により、スピーカボックスに配置されるスピーカの音圧によって振動しにくくなっているので、スピーカボックスの振動放射に伴う音響歪やノイズ音の発生を低減することができる。
また、スピーカボックスは、樹脂板と制振合金板とが積層された厚みや、それらの剛性を兼ね備えたラミネート材からなるので、スピーカボックスの内部に配置されるスピーカを保護したり、そのスピーカボックスの形状を維持したりするための十分な強度を有している。
よって、このスピーカボックスは、振動放射に伴うノイズを低減するとともに、十分な強度を有するスピーカボックスであるといえる。
つまり、スピーカボックスにおいて、スピーカ出力に伴う音圧が作用しやすくて振動しやすい所定面と、その所定面と対向する対向面の少なくとも2面をラミネート材で構成することによって、スピーカボックスの振動放射に伴う音響歪やノイズ音の発生をより好適に低減することが可能になる。
なお、スピーカ2の構成や動作は従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
このような直方体形状のスピーカボックス1の場合、スピーカボックス1の前面11と、その前面11と対向する後面13とに、スピーカ2が音を出力する際の音圧がかかりやすいので、特に、前面11と後面13が振動しやすくなっている。
また、ラミネート材1cを構成する制振合金板1bは、鉄/アルミ合金からなる振動吸収性に優れた特殊合金板である。この制振合金板1bは、スピーカボックス1(ラミネート材1c)に作用する振動を、制振合金板1bの全体に伝播させるようにして吸収することができ、従来用いられていたゴム系素材など比べて振動の伝播減衰効率がよく、制振効率が高い素材である。なお、振動を好適に吸収する特殊制振合金に関する技術は、周知技術であるので、ここでは詳述しない。
また、このスピーカボックス1は、剛性や耐衝撃性に優れたABS樹脂からなる樹脂板1aと、鉄/アルミ合金からなる制振合金板1bとが積層された板材であるラミネート材1cによって形成されているので、その内部に配置されているスピーカ2を保護したり、スピーカボックス1の形状を維持したりするための十分な強度や剛性を有している。
よって、スピーカボックス1は、振動放射に伴うノイズを低減するとともに、十分な強度を有するスピーカボックスであるといえる。
また、以上の実施の形態においては、スピーカボックス1を略直方体形状として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の形状であってもよい。
11 前面(所定面)
12 開口
13 後面(対向面)
1a 樹脂板
1b 制振合金板
1c ラミネート材
2 スピーカ
10 スピーカ装置
Claims (5)
- 所定面から音を出力するようにスピーカが配置されるスピーカボックスであって、
当該スピーカボックスは、振動を吸収する鉄/アルミ合金からなる制振合金板を樹脂板で挟み込んだサンドイッチ状のラミネート材が、前記所定面とその所定面と対向する対向面の少なくとも2面に配されてなることを特徴とするスピーカボックス。 - 所定面から音を出力するようにスピーカが配置されるスピーカボックスであって、
当該スピーカボックスは、樹脂板と、振動を吸収する制振合金板とが積層されたラミネート材からなることを特徴とするスピーカボックス。 - 前記ラミネート材は、前記制振合金板を前記樹脂板で挟み込んだサンドイッチ状の板材であることを特徴とする請求項2に記載のスピーカボックス。
- 前記制振合金板は、鉄/アルミ合金であることを特徴とする請求項2又は3に記載のスピーカボックス。
- 当該スピーカボックスにおける前記所定面とその所定面と対向する対向面との、少なくとも2面が、前記ラミネート材で構成されていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載のスピーカボックス。
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---|---|---|---|
JP2006284083A JP2008103935A (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | スピーカボックス |
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JP2006284083A JP2008103935A (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | スピーカボックス |
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JP2008103935A true JP2008103935A (ja) | 2008-05-01 |
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JP2006284083A Pending JP2008103935A (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | スピーカボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008103935A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111405392A (zh) * | 2019-10-30 | 2020-07-10 | 徐州积木电子科技有限公司 | 一种用于电动开窗器的隔音箱 |
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-
2006
- 2006-10-18 JP JP2006284083A patent/JP2008103935A/ja active Pending
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