JPH06236645A - ボイスコイルモータのロック機構 - Google Patents

ボイスコイルモータのロック機構

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Publication number
JPH06236645A
JPH06236645A JP4575593A JP4575593A JPH06236645A JP H06236645 A JPH06236645 A JP H06236645A JP 4575593 A JP4575593 A JP 4575593A JP 4575593 A JP4575593 A JP 4575593A JP H06236645 A JPH06236645 A JP H06236645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
voice coil
coil motor
permanent magnet
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP4575593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Munakata
浩昭 宗像
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP4575593A priority Critical patent/JPH06236645A/ja
Publication of JPH06236645A publication Critical patent/JPH06236645A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイスコイルモータのロック力を大きくでき
るようにするとともに、アームの揺動推力が他の磁束か
ら影響を受けないようにして、アームを安定に作動させ
られるようにした。 【構成】 アーム1にコイル4を設け、そのコイル4に
対向して磁石6を設けてアーム1が揺動できるようにし
たボイスコイルモータにおいて、アーム1の適所に磁性
材7を取付け、前記磁性材7を磁力により吸引してロッ
クする永久磁石8を所定位置に配置し、永久磁石8のN
極とS極とはアーム1の揺動面に平行な方向に配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録装置に使用す
るボイスコイルモータのアームを、不使用時に移動しな
いように固定できるようにしたボイスコイルモータのロ
ック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録装置に使用するボイスコイルモ
ータは、磁気ヘッドを取付けているアームの基端にコイ
ルを取付けるとともに、そのコイルに対向して磁石を配
置し、コイルに流れる電流に対してフレミングの左手の
法則によりアームを揺動させるようにしている。このよ
うな構成のボイスコイルモータのアームは、磁気ヘッド
とコイルの間が軸支され、揺動可能になっているため、
ボイスコイルモータを使用しないときには、アームを固
定しない限りは移動しやすい。アームが移動するとその
先端の磁気ヘッドがディスク表面などを傷つける恐れが
あり、そのために磁気ヘッドを使用しないときはアーム
を安全な不使用位置にロックする必要がある。
【0003】従来、ボイスコイルモータのアームのロッ
ク構造としては、アームの基端にロック用のレバーを設
け、そのレバーを電磁石によりロック位置と非ロック位
置とに移動できるようにしている。そして、アームをロ
ックする必要のあるときは、電磁石によりレバーをロッ
ク位置に移動させ、その位置でアームの基端にレバーを
係止させてアームが移動できないようにしている(特開
昭61−221569号公報)。
【0004】また、磁気記録装置の磁気ヘッドを搭載し
たキャリッジのロック機構として、ボイスコイルモータ
の磁気回路を構成する磁石の漏洩磁束をキャリッジのス
トッパとして利用したものがある(特公昭63−481
10号公報)。この場合、キャリッジに磁性ストッパを
取付けておき、ボイスコイルモータの磁気回路を構成す
る磁石の磁束により、磁性ストッパを引き付けてキャリ
ッジを一定位置に保持するようにしている。さらに、ボ
イスコイルモータのアームのロック機構として、アーム
基端に取付けたコイルのボビンに鉄板を取付け、アーム
の不使用状態の位置でその鉄板に対向する固定側にロッ
ク用の永久磁石を配置したものが知られている。その場
合、永久磁石は、永久磁石からボビンに向かう方向にN
極とS極とが配置され、アームが不使用位置に移動する
と永久磁石が鉄板を磁力で吸引してその位置にロックす
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のボイスコイルモ
ータのアームをロックする機構のうち、電磁石でレバー
をアームのロック位置と非ロック位置に移動させる機構
は、構造が複雑になりあまり望ましいものではない。ま
たボイスコイルモータの磁気回路を構成する磁石の漏洩
磁束を利用して、キャリッジ側の鉄板を引き付けること
によりロックする場合は、大きなロック力を得るのに望
ましいものではなく、また磁気回路中に鉄板の影響が加
わって、磁石のキャリッジに対する作動力が不安定にな
るという問題がある。
【0006】さらにアーム側に鉄板を取付けそれに対向
する固定側に永久磁石を取付けた場合は、構成は簡単に
なるが、ロック力を大きくするために永久磁石の磁力を
大きくすると、永久磁石のN極とS極が永久磁石からア
ームに向かう方向に配置されているため、永久磁石の磁
束がコイルに影響して、アームの揺動推力が不安定にな
るという問題があった。そこで、本発明はボイスコイル
モータのロック力を大きくできるようにするとともに、
アームの揺動推力が他の磁束から影響を受けないように
して、アームを安定に作動させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、揺動可能に軸
支したアームの一端に機能部材を取付けるとともに他端
にコイルを取付け、コイルに対向して磁石を配置するこ
とによりコイルに流れる電流に対してアームを揺動させ
るようにしたボイスコイルモータにおいて、上記目的を
達成するためのアームのロック機構である。そのため、
アームの適所に磁性材を取付け、前記の磁石の配置側の
所定位置に前記磁性材を磁力により吸引してロックする
永久磁石を配置し、永久磁石のN極とS極はアームの揺
動面に平行な任意の方向に配置されるようにした。
【0008】
【作用】上記のボイスコイルモータのロック機構では、
アーム側の磁性材を磁力で吸引する固定側の永久磁石
は、N極とS極がアームの揺動面に平行な任意の方向に
配置されているので、永久磁石の磁束がアーム側のコイ
ルの部分にほとんど届くことがない。このため、ロック
力を大きくするために永久磁石の磁力を大きくしても、
コイルにはボイスコイルモータ駆動用の磁石の磁束のみ
が影響し、磁気コイルに流れる電流に対してフレミング
の左手の法則により安定した推力でアームが揺動する。
【0009】
【実施例】本発明のボイスコイルモータのロック機構を
図1〜3により説明する。ボイスコイルモータは、アー
ム1のほぼ中央の位置が基板に軸2で支持されて揺動可
能になっており、アーム1の先端に磁気ヘッド3が取付
けられるとともに、アーム1の基端に扁平なコイル4を
巻いたボビン5が取付けられている。またボビン5をは
さんだ両側位置にヨーク9、10が設けられ、ヨーク9
上には、ボビン5の揺動範囲に相当する範囲に亙って磁
石6が配置され、コイル4に流れる電流に対してフレミ
ングの左手の法則によりアーム1が揺動し、それにより
磁気ヘッド3がディスクD上を移動できるようになって
いる。なお本実施例では磁石6を、一方のヨーク9にの
み設けたが、もう一方のヨーク10に磁石を設けるよう
にしてもよい。またボビン5を省略して、コイル4をア
ーム1に樹脂成形により一体的に固定してもよい(例え
ば特開平3−277160)。
【0010】ボビン5のコイル4が巻かれていない外端
部に、鉄板などの磁性材7が取付けられる。さらに軸2
を支持している基板側において、ボイスコイルモータの
不使用時にアーム1を固定させる位置での磁性材7に対
向する位置に永久磁石8を固定する。永久磁石8の着磁
状態は、アーム1の揺動面に平行な平面の任意の方向の
片側にN極、他側にS極を配置させ、永久磁石8の磁束
は磁性材7の位置には届くがコイル4の部分には届かな
いようになっている。なお、永久磁石8の着磁状態と磁
束は、図3の(a)と(b)に示すものがある。
【0011】上記構成のロック機構を有するボイスコイ
ルモータを駆動してアーム1の揺動推力の変化を測定し
たところ、図4に示すようになった。図4より、本実施
例の場合、永久磁石8の影響がなく、推力がアーム1の
揺動角θの変化に対して安定していることがわかる。ま
た従来のロック機構であって永久磁石の着磁状態が、永
久磁石からアームに向かってN極、S極と配置されてい
る場合のアームの揺動推力は図5のようになり、ある揺
動角度で永久磁石の磁束が影響して推力が低下してい
る。
【0012】
【発明の効果】本発明のボイスコイルモータのロック機
構によれば、アーム側に取付けた磁性材を磁力で吸引す
る永久磁石を固定側に配置するとともに、永久磁石のN
極とS極とがアームの揺動面に平行な任意の方向に配置
されるので、永久磁石の磁束はあまり広がることがな
く、ボイスコイルモータのコイルには届かない。よって
アームの揺動推力が永久磁石の影響を受けることがな
く、安定したものとなり、さらに永久磁石の磁力を大き
くしてロック力を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロック機構を備えたボイスコイルモー
タの概略図である。
【図2】ロック機構の側面図である。
【図3】ロック機構の2種類の永久磁石の着磁状態と磁
束の説明図である。
【図4】本実施例のボイスコイルモータの揺動推力と揺
動角との関係図である。
【図5】従来例のボイスコイルモータの揺動推力と揺動
角との関係図である。
【符号の説明】
1 アーム 4 コイル 5 ボビン 7 磁性材 8 永久磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動可能に軸支したアームの一端に機能
    部材を取付けるとともに他端にコイルを取付け、コイル
    に対向して磁石を配置することによりコイルに流れる電
    流に対してアームを揺動させるようにしたボイスコイル
    モータにおいて、アームの適所に磁性材を取付け、前記
    の磁石の配置側の所定位置に前記磁性材を磁力により吸
    引してロックする永久磁石を配置し、永久磁石のN極と
    S極はアームの揺動面に平行な任意の方向に配置されて
    いることを特徴とするボイスコイルモータのロック機
    構。
JP4575593A 1993-02-10 1993-02-10 ボイスコイルモータのロック機構 Pending JPH06236645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4575593A JPH06236645A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 ボイスコイルモータのロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4575593A JPH06236645A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 ボイスコイルモータのロック機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06236645A true JPH06236645A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12728121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4575593A Pending JPH06236645A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 ボイスコイルモータのロック機構

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JP (1) JPH06236645A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5675455A (en) * 1995-03-13 1997-10-07 Fujitsu Limited Rotary actuator for disk drive
US5734527A (en) * 1996-10-07 1998-03-31 International Business Machines Corporation Disk drive magnetic actuator latch mechanism having a latch lever with magnetic members on each end thereof for latching and unlatching the actuator using voice coil motor magnet
WO2002091380A1 (en) * 2001-05-07 2002-11-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic disk device
SG99278A1 (en) * 1997-04-22 2003-10-27 Ibm Actuator locking mechanism

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US6914753B2 (en) 2001-05-07 2005-07-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic disk device rotary actuator with magnetic locking

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