JPH06236261A - 手続き型言語プログラム・コンポーネントの分離方式 - Google Patents

手続き型言語プログラム・コンポーネントの分離方式

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JPH06236261A
JPH06236261A JP4457793A JP4457793A JPH06236261A JP H06236261 A JPH06236261 A JP H06236261A JP 4457793 A JP4457793 A JP 4457793A JP 4457793 A JP4457793 A JP 4457793A JP H06236261 A JPH06236261 A JP H06236261A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、アプリケーション・プログラムを
機械的に業務処理とデータ入力関連処理とデータ出力関
連処理とからなるプログラム・コンポーネントに分離
し、上記アプリケーション・プログラムの処理内容の理
解を支援することを課題としている。 【構成】 本発明は、手続き型言語で書かれたアプリケ
ーション・プログラムをプログラム・コンポーネントに
分離する手続き型言語プログラム・コンポーネントの分
離方式において、上記アプリケーション・プログラムか
ら、入力関連処理を分離する入力データフロー解析部1
と、出力関連処理を分離する出力データフロー解析部2
と、業務関連処理を分離する出力データバックワードフ
ロー解析部3と、上記3つの解析部による解析処理を統
合的に処理するデータフローマトリクス解析部4とから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手続き型言語で記載さ
れた既存のアプリケーション・プログラムの再構築、再
設計、部品化再利用、メンテナンスなどを行なうための
前処理としてアプリケーション・プログラムをプログラ
ム・コンポーネントに分離する手続き型言語プログラム
・コンポーネントの分離方式に関する。
【0002】
【従来の技術】アプリケーション・プログラムの再構
築、再設計、部品化再利用、メンテナンスなどを行なう
場合、通常、システムや各アプリケーション・プログラ
ムの仕様書などに基づいて行なうが、該既存のアプリケ
ーション・プログラムが既に何度かメンテナンスを経て
いるときは、その内容が仕様書などに反映されていない
場合が多い。そのため、該アプリケーション・プログラ
ムの処理内容を理解するために、該アプリケーション・
プログラムそのものを解析しなければならない場合があ
る。このような場合、従来は、作業担当者が直接手作業
で上記アプリケーション・プログラムを解析し、その処
理内容を理解していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記アプリケ
ーション・プログラムが手続き型言語で記述されている
場合、本来の処理である業務処理についての記述に加え
て、データ入力処理、チェック処理、データ出力処理等
の関連処理が複雑に入り混じって記述されているのが常
である。そのため、手作業にて上記アプリケーション・
プログラムを解析するには多大な手間がかかり、効率が
悪いという欠点があった。
【0004】本発明は、アプリケーション・プログラム
を機械的に業務処理とデータ入力関連処理とデータ出力
関連処理とからなるプログラム・コンポーネントに分離
することにより、上記従来の課題を解決し、上記アプリ
ケーション・プログラムの処理内容の理解を支援するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、手続き型言語で書かれたアプリケーショ
ン・プログラムをプログラム・コンポーネントに分離す
る手続き型言語プログラム・コンポーネントの分離方式
において、上記アプリケーション・プログラムから、入
力関連処理を分離する入力データフロー解析部と、出力
関連処理を分離する出力データフロー解析部と、業務関
連処理を分離する出力データバックワードフロー解析部
と、上記3つの解析部による解析処理を統合的に処理す
るデータフローマトリクス解析部とからなることを特徴
とする。
【0006】かかる手続き型言語プログラム・コンポー
ネントにおいて、入力データフロー解析部は、アプリケ
ーション・プログラム中のデータ入力対象として扱うデ
ータ項目を識別する入力識別処理手段と、該入力識別処
理手段によって識別されたデータ項目についてデータフ
ローマトリクス解析部を用いてデータフロー解析する入
力フロー解析処理手段と、該入力フロー解析処理手段に
よる入力フロー解析の結果からアプリケーション・プロ
グラムがデータ入力対象として扱う外部データファイル
をアクセスする処理部分を含む入力関連処理部分を分離
する入力分離処理手段とからなることを特徴とする。
【0007】出力データフロー解析部は、アプリケーシ
ョン・プログラム中のデータ出力対象として扱うデータ
項目を識別する出力識別処理手段と、該出力識別処理手
段によって識別されたデータ項目についてデータフロー
マトリクス解析部を用いてデータフロー解析する出力フ
ロー解析処理手段と、該出力フロー解析処理手段による
出力フロー解析の結果からアプリケーション・プログラ
ムがデータ出力対象として扱う外部データファイルをア
クセスする処理部分を含む出力関連処理部分を分離する
出力分離処理手段とからなることを特徴とする。
【0008】出力データバックワードフロー解析部は、
アプリケーション・プログラム中のデータ出力対象とし
て扱うデータ項目に直接データ値を設定している命令文
を識別する業務識別処理手段と、該業務識別処理手段に
よって識別された命令文についてデータフローマトリク
ス解析部を用いてデータフロー解析する業務フロー解析
処理手段と、該業務フロー解析処理手段の業務フロー解
析の結果からアプリケーション・プログラムが本来の手
続きを処理する業務関連処理部分を分離する業務分離処
理手段とからなることを特徴とする。
【0009】データフローマトリクス解析部は、アプリ
ケーション・プログラム中の各命令文が処理するデータ
項目を対象として該データ項目の参照または更新の有無
と該データ項目を参照または更新している命令文の所在
とをマトリクス・テーブルに登録するマトリクス・テー
ブル作成処理手段と、該マトリクス・テーブル作成手段
により作成されたマトリクス・テーブルを検索してデー
タ項目の更新または参照に直接的または間接的に関与し
ている命令文をデータフロー解析するフロー解析処理手
段とからなることを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明の一実施例にかかる手
続き型言語プログラム・コンポーネントの分離方式の構
成を示すブロック図である。
【0011】本実施例のプログラム・コンポーネントの
分離方式は、アプリケーション・プログラムのソースプ
ログラムに対して構文解析を施したプログラム解析結果
を入力し、データフロー解析を行なって、入力関連処理
と出力関連処理と業務関連処理とからなるプログラム・
コンポーネントを出力する。
【0012】図示のように、上記データフロー解析は、
入力したプログラム解析結果から、それぞれ、入力関連
処理を分離する入力データフロー解析部1と、出力関連
処理を分離する出力データフロー解析部2と、業務関連
処理を分離する出力データバックワードフロー解析部3
と、これらの3つの解析部による解析処理を統合的に処
理するデータフローマトリクス解析部4とによって行な
う。
【0013】上記入力データフロー解析部1は、図2に
示すように、アプリケーション・プログラムのプログラ
ム解析結果を入力して、かかるアプリケーション・プロ
グラムの中のデータ入力対象として扱うデータ項目を識
別する入力識別処理手段10と、入力識別処理手段10
によって識別されたデータ項目についてデータフローマ
トリクス解析部4を用いてデータフロー解析する入力フ
ロー解析処理手段11と、入力フロー解析処理手段11
による入力フロー解析の結果から入力関連処理部分を分
離する入力分離処理手段12とからなる。ここで、入力
分離処理手段12によって分離される入力関連処理部分
には、アプリケーション・プログラムがデータ入力対象
として扱う外部データファイルをアクセスする処理部分
を含む。
【0014】図3に、入力データフロー解析部1の処理
の流れを示す。まず、アプリケーション・プログラムの
プログラム解析結果が入力データフロー解析部1に入力
されると、入力識別処理手段10が、アプリケーション
・プログラム中の入力関連処理部分である、データ入力
処理に直接関係する命令文及びアプリケーション・プロ
グラム中の入力データ項目を直接参照する命令文を、全
て識別する(ステップS1)。そして、ステップS1で
識別された命令文を包含し、その命令文を制御する制御
構造及び階層構造を構成している命令文を順次識別する
(ステップS2)。
【0015】次に、入力フロー解析処理手段11が、ス
テップS2で識別された制御構造を構成している命令文
の制御条件判定式中で参照しているデータ項目の参照、
更新に関与する全ての命令文を、データフローマトリク
ス解析部4を用いてデータの流れを追跡する入力フロー
解析処理により識別する(ステップS3)。なお、デー
タフロー解析処理の内容については後述する。上記ステ
ップS2、S3の処理は、アプリケーション・プログラ
ムの入力関連処理部分を包含する制御構造及び階層構造
を構成している命令文とデータ項目の参照、更新に関与
する命令文とを全て識別し終えるまで再帰的に繰り返し
行なう(ステップS2、S3、S4)。
【0016】なお、入力識別処理手段10及び入力フロ
ー解析処理手段11は、識別した各命令文について、そ
の命令文が既に識別されていることを示す識別命令文情
報を順次作成し、入力データフロー解析部1の作業領域
に保持する。そして、ステップS2で制御構造及び階層
構造を構成している命令文を識別する際、及びステップ
S3でデータ項目の参照、更新に関与する命令文を識別
する際にそれぞれ参照する。最後に、入力分離処理手段
12が、上記各処理によって識別された命令文をプログ
ラム解析結果から分離してプログラム・コンポーネント
として出力する(ステップS5)。
【0017】上記出力データフロー解析部2は、図4に
示すように、アプリケーション・プログラムのプログラ
ム解析結果を入力して、かかるアプリケーション・プロ
グラムの中のデータ出力対象として扱うデータ項目を識
別する出力識別処理手段20と、出力識別処理手段20
によって識別されたデータ項目についてデータフローマ
トリクス解析部4を用いてデータフロー解析する出力フ
ロー解析処理手段21と、出力フロー解析処理手段21
による出力フロー解析の結果から出力関連処理部分を分
離する出力分離処理手段22とからなる。ここで、出力
分離処理手段22によって分離される出力関連処理部分
には、アプリケーション・プログラムがデータ出力対象
として扱う外部データファイルをアクセスする処理部分
を含む。
【0018】図5に、出力データフロー解析部2の処理
の流れを示す。まず、アプリケーション・プログラムの
プログラム解析結果が出力データフロー解析部2に入力
されると、出力識別処理手段20が、アプリケーション
・プログラム中の出力関連処理部分である、データ出力
処理に直接関係する命令文及びアプリケーション・プロ
グラム中の出力データ項目を直接参照する命令文を、全
て識別する(ステップS1)。そして、ステップS1で
識別された命令文を包含し、その命令文を制御する制御
構造及び階層構造を構成している命令文を順次識別する
(ステップS2)。
【0019】次に、出力フロー解析処理手段21が、ス
テップS2で識別された制御構造を構成している命令文
の制御条件判定式中で参照しているデータ項目の参照、
更新に関与する全ての命令文を、データフローマトリク
ス解析部4を用いてデータの流れを追跡する出力フロー
解析処理により識別する(ステップS3)。上記ステッ
プS2、S3の処理は、アプリケーション・プログラム
の出力関連処理部分を包含する制御構造及び階層構造を
構成している命令文とデータ項目の参照、更新に関与す
る命令文とを全て識別し終えるまで再帰的に繰り返し行
なう(ステップS2、S3、S4)。
【0020】なお、出力識別処理手段20及び出力フロ
ー解析処理手段21は、識別した各命令文について、そ
の命令文が既に識別されていることを示す識別命令文情
報を順次作成し、出力データフロー解析部2の作業領域
に保持する。そして、ステップS2で制御構造及び階層
構造を構成している命令文を識別する際、及びステップ
S3でデータ項目の参照、更新に関与する命令文を識別
する際にそれぞれ参照する。最後に、出力分離処理手段
22が、上記各処理によって識別された命令文をプログ
ラム解析結果から分離してプログラム・コンポーネント
として出力する(ステップS5)。
【0021】上記出力データバックワードフロー解析部
3は、図6に示すように、アプリケーション・プログラ
ムのプログラム解析結果を入力して、かかるアプリケー
ション・プログラムの中のデータ出力対象として扱うデ
ータ項目に直接データ値を設定している命令文を識別す
る業務識別処理手段30と、業務識別処理手段30によ
って識別された命令文についてデータフローマトリクス
解析部4を用いてデータフロー解析する業務フロー解析
処理手段31と、業務フロー解析処理手段31による業
務フロー解析の結果からアプリケーション・プログラム
の本来の手続きを処理する業務関連処理部分を分離する
業務分離処理手段32とからなる。
【0022】図7に、出力データバックワードフロー解
析部3の処理の流れを示す。まず、アプリケーション・
プログラムのプログラム解析結果が出力データバックワ
ードフロー解析部3に入力されると、業務識別処理手段
30が、アプリケーション・プログラムがデータ出力対
象として扱うデータ項目を直接更新している命令文を全
て識別する(ステップS1)。識別した命令文について
は、その命令文が既に識別されていることを示す識別命
令文情報を順次作成し、出力データフロー解析部2の作
業領域に保持する。
【0023】次に、業務フロー解析処理手段21が、ア
プリケーション・プログラムがデータ出力対象として扱
うデータ項目を複数の命令文を介して間接的に更新して
いる全ての命令文を、データフローマトリクス解析部4
を用いてデータの流れを追跡する業務フロー解析処理に
より識別する(ステップS2)。この際、ステップS1
で作成した識別命令文情報を参照する。また、ここで識
別された命令文についても、識別命令文情報を作成して
保持する。
【0024】次に、再び業務識別処理手段30が、ステ
ップS1、S2で識別された命令文を包含し、その命令
文を制御する制御構造及び階層構造を構成する命令文を
順次識別する(ステップS3)。次に、業務フロー解析
処理手段21が、ステップS3で識別された制御構造を
構成している命令文の制御条件判定式中で参照している
データ項目の参照、更新に関与する全ての命令文を、デ
ータフローマトリクス解析部4を用いてデータの流れを
追跡する業務フロー解析処理により識別する(ステップ
S4)。上記ステップS3、S4の処理は、制御構造及
び階層構造を構成している命令文とデータ項目の参照、
更新に関与する命令文とを全て識別し終えるまで再帰的
に繰り返し行なう(ステップS3、S4、S5)。
【0025】なお上記ステップS3、S4において、業
務識別処理手段30及び業務フロー解析処理手段31
は、識別した各命令文について、識別命令文情報を順次
作成し保持する。そして、ステップS1及びS2で識別
した命令文について作成した識別命令文情報とともに、
ステップS3で制御構造及び階層構造を構成している命
令文を識別する際、及びステップS4でデータ項目の参
照、更新に関与する命令文を識別する際にそれぞれ参照
する。最後に、業務分離処理手段32が、上記各処理に
よって識別された命令文を、プログラム解析結果から分
離してプログラム・コンポーネントとして出力する(ス
テップS6)。
【0026】上記データフローマトリクス解析部4は、
図8に示すように、アプリケーション・プログラム中の
各命令文が処理するデータ項目を対象として該データ項
目の参照または更新の有無と該データ項目を参照または
更新している命令文の所在とをマトリクス・テーブルに
登録するマトリクス・テーブル作成処理手段40と、マ
トリクス・テーブル作成手段40により作成されたマト
リクス・テーブルを検索してデータ項目の更新または参
照に直接的または間接的に関与している命令文をデータ
フロー解析するフロー解析処理手段41とからなる。
【0027】図9に、データフローマトリクス解析部4
の処理の流れを示す。マトリクス・テーブル作成手段4
0は、データフローマトリクス解析部4によるデータフ
ロー解析の前提として、マトリクス・テーブル5を作成
する(ステップS1)。マトリクス・テーブル5の作成
処理については後述する。
【0028】マトリクス・テーブル5の例を図11に示
す。図において、M1、M2、M3、M4は、それぞれ
命令文を示す。また最上段の「AAA」、「BBB」、
「CCC」等は命令文が参照または更新するデータ項目
を示す。図示のように、マトリクス・テーブル5は、全
ての命令文について、その制御条件判定式が「AAA」
乃至「ZZZ」といったデータ項目を参照または更新し
ているかどうかを、フラグを立てて示す。例えば、命令
文M1の制御条件判定式はデータ項目「AAA」と「B
BB」とを参照し、データ項目「CCC」を更新するこ
ととなる。なおマトリクス・テーブル5は、上記のよう
に全ての命令文を包含するものを作成して作業用メモリ
などに保持しておき、各データフロー解析処理の際にそ
れぞれ参照する。
【0029】フロー解析処理手段41は、作成されたマ
トリクス・テーブル5を参照して順次命令文を指定し、
指定された命令文の制御条件判定式が参照するデータ項
目を更新している命令文を検索し、未識別の他の命令文
から識別する(ステップS2)。この識別処理は、マト
リクス・テーブルに登録されている全ての命令文につい
て対象となる命令文がある間は繰り返し行なう(ステッ
プS3)。
【0030】すなわち、図11において、命令文M4が
指定されたとすれば、参照項目である「DDD」を更新
する制御条件判定式を有する命令文M2を識別し、さら
に命令文M2の参照項目である「CCC」を更新する制
御条件判定式を有する命令文M1を識別する。このよう
にして、マトリクス・テーブル5によってたどれる命令
文が無くなるまで識別処理を繰り返す。
【0031】以上のようにして、対象となる命令文を全
て識別したときは、新たな指定された命令文について同
様の識別処理を行なう。そして、指定された命令文の全
てについて識別処理を行なった後、データフロー解析処
理を終了する(ステップS4)。
【0032】次に、図10に、データフローマトリクス
解析部4のマトリクス・テーブル作成手段40によるマ
トリクス・テーブル作成処理の流れを示す。まず、デー
タフローマトリクス解析部4の作業領域に、行数にアプ
リケーション・プログラムの命令ステップ数、列数にア
プリケーション・プログラム中で使われているデータ項
目数をとったマトリクス・テーブル5を記憶する領域を
確保する(ステップS1)。かかる命令ステップ数及び
データ項目数は、プログラム解析結果に基づいて、プロ
グラム中に定義されている命令数及びデータ定義命令中
のデータ項目定義の数をそれぞれカウントして得る。
【0033】次に、命令文中のデータ項目を切り出し、
解析中の手続き型言語の言語仕様に基づいて命令文ごと
にそのデータ項目が参照データ項目又は更新データ項目
であるかを判別して、当該データ項目と参照データ項目
または更新データ項目の別を示すフラグとをマトリクス
・テーブル5中の命令文とデータ項目名に該当する場所
に登録する(ステップS2)。この登録処理は、アプリ
ケーション・プログラム中に命令文が無くなるまで繰り
返し行なう(ステップS3)。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の手続き型
言語プログラム・コンポーネントの分離方式は、入力デ
ータフロー解析部と、出力データフロー解析部と、出力
データバックワードフロー解析部と、上記3つの解析部
による解析処理を統合的に処理するデータフローマトリ
クス解析部とからなることとしたため、既存のアプリケ
ーション・プログラムを形式的に機能で分類したプログ
ラム・コンポーネント別に分離することができ、アプリ
ケーション・プログラムの再構築、再利用及びプログラ
ムメンテナンス等においてアプリケーション・プログラ
ムの解析が必要となる場合に、作業担当者を支援して解
析作業にかかる手間を大幅に削減し、効率の向上を図る
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる手続き型言語プログ
ラム・コンポーネントの分離方式の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の入力データフロー解析部の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】入力データフロー解析部の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図4】図1の出力データフロー解析部の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】出力データフロー解析部の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図6】図1の出力データバックワードフロー解析部の
構成を示すブロック図である。
【図7】出力データバックワードフロー解析部の処理の
流れを示すフローチャートである。
【図8】図1のデータフローマトリクス解析部の構成を
示すブロック図である。
【図9】データフローマトリクス解析部の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図10】マトリクス・テーブル作成処理の流れを示す
フローチャートである。
【図11】マトリクス・テーブルの例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力データフロー解析部 2 出力データフロー解析部 3 出力データバックワードフロー解析部 4 データフローマトリクス解析部 5 マトリクス・テーブル 10 入力識別処理手段 11 入力フロー解析処理手段 12 入力分離処理手段 20 出力識別処理手段 21 出力フロー解析処理手段 22 出力分離処理手段 30 業務識別処理手段 31 業務フロー解析処理手段 32 業務分離処理手段 40 マトリクス・テーブル作成処理手段 41 フロー解析手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手続き型言語で書かれたアプリケーショ
    ン・プログラムをプログラム・コンポーネントに分離す
    る手続き型言語プログラム・コンポーネントの分離方式
    において、 上記アプリケーション・プログラムから、入力関連処理
    を分離する入力データフロー解析部と、出力関連処理を
    分離する出力データフロー解析部と、業務関連処理を分
    離する出力データバックワードフロー解析部と、上記3
    つの解析部による解析処理を統合的に処理するデータフ
    ローマトリクス解析部とからなることを特徴とする手続
    き型言語プログラム・コンポーネントの分離方式。
  2. 【請求項2】 入力データフロー解析部は、アプリケー
    ション・プログラム中のデータ入力対象として扱うデー
    タ項目を識別する入力識別処理手段と、該入力識別処理
    手段によって識別されたデータ項目についてデータフロ
    ーマトリクス解析部を用いてデータフロー解析する入力
    フロー解析処理手段と、該入力フロー解析処理手段によ
    る入力フロー解析の結果からアプリケーション・プログ
    ラムがデータ入力対象として扱う外部データファイルを
    アクセスする処理部分を含む入力関連処理部分を分離す
    る入力分離処理手段とからなることを特徴とする請求項
    1に記載する手続き型言語プログラム・コンポーネント
    の分離方式。
  3. 【請求項3】 出力データフロー解析部は、アプリケー
    ション・プログラム中のデータ出力対象として扱うデー
    タ項目を識別する出力識別処理手段と、該出力識別処理
    手段によって識別されたデータ項目についてデータフロ
    ーマトリクス解析部を用いてデータフロー解析する出力
    フロー解析処理手段と、該出力フロー解析処理手段によ
    る出力フロー解析の結果からアプリケーション・プログ
    ラムがデータ出力対象として扱う外部データファイルを
    アクセスする処理部分を含む出力関連処理部分を分離す
    る出力分離処理手段とからなることを特徴とする請求項
    1に記載する手続き型言語プログラム・コンポーネント
    の分離方式。
  4. 【請求項4】 出力データバックワードフロー解析部
    は、アプリケーション・プログラム中のデータ出力対象
    として扱うデータ項目に直接データ値を設定している命
    令文を識別する業務識別処理手段と、該業務識別処理手
    段によって識別された命令文についてデータフローマト
    リクス解析部を用いてデータフロー解析する業務フロー
    解析処理手段と、該業務フロー解析処理手段の業務フロ
    ー解析の結果からアプリケーション・プログラムが本来
    の手続きを処理する業務関連処理部分を分離する業務分
    離処理手段とからなることを特徴とする請求項1に記載
    する手続き型言語プログラム・コンポーネントの分離方
    式。
  5. 【請求項5】 データフローマトリクス解析部は、アプ
    リケーション・プログラム中の各命令文が処理するデー
    タ項目を対象として該データ項目の参照または更新の有
    無と該データ項目を参照または更新している命令文の所
    在とをマトリクス・テーブルに登録するマトリクス・テ
    ーブル作成処理手段と、該マトリクス・テーブル作成手
    段により作成されたマトリクス・テーブルを検索してデ
    ータ項目の更新または参照に直接的または間接的に関与
    している命令文をデータフロー解析するフロー解析処理
    手段とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    に記載する手続き型言語プログラム・コンポーネントの
    分離方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193313A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Hiroshima Univ バグレスソフトウェアシステム設計支援装置、方法及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009193313A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Hiroshima Univ バグレスソフトウェアシステム設計支援装置、方法及びプログラム

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