JPH0623611U - 曲げ金型装置 - Google Patents

曲げ金型装置

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JPH0623611U
JPH0623611U JP6013492U JP6013492U JPH0623611U JP H0623611 U JPH0623611 U JP H0623611U JP 6013492 U JP6013492 U JP 6013492U JP 6013492 U JP6013492 U JP 6013492U JP H0623611 U JPH0623611 U JP H0623611U
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JP
Japan
Prior art keywords
bending
thin plate
die
bend punch
molded body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6013492U
Other languages
English (en)
Inventor
和憲 柚木
利行 沼田
拓雄 山崎
大樹 東條
光則 岩崎
Original Assignee
本田技研工業株式会社
ホンダエンジニアリング株式会社
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Publication date
Application filed by 本田技研工業株式会社, ホンダエンジニアリング株式会社 filed Critical 本田技研工業株式会社
Priority to JP6013492U priority Critical patent/JPH0623611U/ja
Publication of JPH0623611U publication Critical patent/JPH0623611U/ja
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】薄板状のワークのフランジ部位に対し曲げ加工
を低廉且つ簡便に実施することができる曲げ金型装置を
提供することを目的とする。 【構成】曲げ金型装置40は、図示しない上型と、パッ
ド42と、下型44、ベンドパンチ46とから基本的に
構成される。前記下型44は、薄板状の成形体48が載
置される。また、パッド42を保持する上型には、前記
成形体48を前記下型44とにより所望の形状に曲げ加
工するベンドパンチ46が設けられる。ベンドパンチ4
6の下端面には、成形体48を押圧するピン部材50が
前記ベンドパンチ46の長手方向に一列に植設されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、金属製の薄板材を曲げ加工する金型装置に関し、一層詳細 には、薄板材のフランジ部位を曲げ加工する金型装置に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば、自動車のボンネット等、外形に曲線を有する金属製からなる薄板材の フランジを曲げ加工をする場合、あるいは上方に凸状あるいは凹状の断面を有す る薄板材のフランジ面を曲げ加工する場合、曲げ加工後のフランジ面の亀裂ある いは皺等の発生を防止する必要がある。仕上げ後の外形形状を美麗にするためで ある。この曲げ加工の従来技術として、以下の方法が知られている。
【0003】 例えば、図5乃至図7に示すように、金属製薄板2の端縁を横断面がループ状 の玉縁に形成する場合、端縁の亀裂を防止するために、折り返し溝4と波形状の 端部6を形成して曲げ加工を行う。その際、上型8と下型10と板押さえ型12 とから構成される金型装置14を使用する。具体的には、前記上型8は、前記折 り返し溝4あるいは波形状の端部6にそれぞれ対応する凸部16、18を有し、 下型10は、上型8の凸部16、18に対応する樋状の凹部20と、波形状の凹 部22を有する。
【0004】 実際、加工する際には、下型10にワークとしての金属製薄板2を載置し(図 5参照)、上型8によりプレスする。その結果、図6に示すように端縁に所定の 間隔で樋状の折り返し溝4並びに波形状の端部6が形成される。次いで、図7に 示すように、所定の位置で剪断する。端縁を切除するためである。
【0005】 さらに、別の従来例では、図8乃至図10に示すように、金属製薄板2にフラ ンジ曲げ加工時に伸びに相当する凹部24をフランジ面26に絞り成形する工程 と(図8参照)、この絞り工程により得られた金属製薄板2の外形を抜く抜き工 程と(図9参照)、この抜き工程で得られた金属製薄板2の前記凹部24あるい は凸部を平坦にしながらフランジの曲げ加工を行う工程(図10参照)が知られ ている(特公平2−37248参照)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前者の従来技術では、薄板に折り返し溝4あるいは波形状の端部6 を成形するために、上型8並びに下型10には、それぞれ複数の樋状あるいは波 形状の凸部およびこれらに対応する凹部を形成しなければならず、金型製造費用 が高騰する不都合がある。
【0007】 また、後者の従来例では、金属製薄板の端縁に絞り成形し、次いで、抜き工程 を行った後に曲げ加工を行なわなければならず、作業工程が複雑となり、生産コ ストが上昇する不都合がある。
【0008】 本考案は、前記不都合を解消するためになされたものであって、金型費用も低 廉ですみ且つ曲げ加工等の生産能率が一挙に向上する曲げ金型装置を提供するこ とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案は、ワークとしての薄板材のフランジ部位の 曲げ加工をする金型装置において、 上下方向に摺動するベンドパンチと、 前記ベンドパンチと協働して前記薄板材のフランジの曲げ加工を行うダイと、 を備え、前記ベンドパンチの下端部に曲げ加工に先立って薄板材に当接する複 数のピン部材を設けることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案の装置では、金属製薄板材のフランジ部位の曲げ加工をする場合、ベン ドパンチを下降することにより複数のピン部材の先端がフランジ面に当接し、薄 板材を一定間隔で押圧する。従って、ベンドパンチの下降途中でフランジ面を波 状に変形させる。この波状の変形により、あらかじめ凹部等をフランジ面に形成 することなしに、亀裂あるいは皺等の発生を阻止して曲げ加工を施すことができ る。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る曲げ金型装置について好適な実施例を挙げ、添付の図面を 参照しながら以下詳細に説明する。
【0012】 図1の参照符号40は、本実施例の曲げ金型装置を示す。該曲げ金型装置40 は、図示しない上型に固着されたパッド42と、下型44と、ベンドパンチ46 とから基本的に構成される。
【0013】 前記ベンドパンチ46の下端面には、後述する成形体48を押圧するピン部材 50が複数本等間隔で植設される。ピン部材50は、図1に示すように、ベンド パンチ46の摺動面52の側から一定の間隔をあけ、すなわち、曲げ部位よりも ダイ外方に一列に植設されている。
【0014】 以上のように構成された曲げ金型装置40の動作について説明する。
【0015】 先ず、前記下型44に、所望の形状の薄板材、例えば、自動車のボンネット等 の成形体48を載置する。前記成形体48は、端縁にフランジ面54が形成され 、そのフランジ面54は、曲線を有する外形を有しており(図3参照)、また、 成形体48の断面が上方に凸状に形成されている(図4参照)。
【0016】 そこで、成形体48を曲げ部位線に合わせ、下型44に載置して、フランジ面 54を下型44から外方へと突出させて、パッド42により押圧する。これによ り、成形体48を固定する。次に、この成形体48を指向させてベンドパンチ4 6を下降させる。この場合、先ず、ベンドパンチ46に植設されたピン部材50 が、成形体48のフランジ面54に当接する。さらに、ベンドパンチ46を下降 させることによって、成形体48のフランジ面54に波形56が形成される(図 2参照)。さらに、ベンドパンチ46を下降させると、前記波形56に形成され たフランジ面54は下型44とベンドパンチ46の摺動面52とにより挾圧され て圧延され、最終的にフランジ面54の曲げ加工が行われることになる。
【0017】 本実施例の曲げ金型装置40によれば、ベンドパンチ46にピン部材50を植 設し、フランジの曲げ加工時に、フランジ面54に波形56を予め形成し、次い で曲げ加工を行う。従って曲げ加工時にフランジ面54に対する亀裂あるいは皺 の発生を防止することができ、品質の優れた製品を得ることができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案の曲げ金型装置によれば、以下のような効果が得られる。
【0019】 薄板状のワークのフランジ部位を曲げ加工する際に、フランジ面に予め溝ある いは穴を形成することもなく、さらに、一旦フランジ面の端縁を切断する工程を 必要とすることもない。しかも、加工時に、ワークに対して亀裂あるいは皺等も 発生させることもなく平坦で良好なフランジ面の曲げ加工をすることができる。
【0020】 また、金型に桶状または波形状の凹部、さらには、これに対応する凸部を形成 をする必要もないため、金型製造の際の費用が高騰するおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る曲げ金型装置の使用状態を示す縦
断面図である。
【図2】図1のA−A線一部省略断面図である。
【図3】曲げ加工されるワークである自動車のボンネッ
トの平面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】従来技術に係る曲げ金型装置を示す縦断面図で
ある。
【図6】図5に示す曲げ金型装置を用いて折り返し溝を
成形する際の縦断面図である。
【図7】図5並びに図6に示す曲げ金型装置により成形
されたワークの斜視説明図である。
【図8】他の従来技術に係る絞り工程によって得られた
成形体を示す斜視図である。
【図9】図8に示す絞り工程後に抜き工程を行うことに
より得られた成形体を示す斜視図である。
【図10】図9に示す成形体を曲げ加工して得られたワ
ークの斜視図である。
【符号の説明】
40…曲げ金型装置 42…パッド 44…下型 46…ベンドパンチ 50…ピン部材 54…フランジ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山崎 拓雄 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)考案者 東條 大樹 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)考案者 岩崎 光則 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークとしての薄板材のフランジ部位の曲
    げ加工をする金型装置において、 上下方向に摺動するベンドパンチと、 前記ベンドパンチと協働して前記薄板材のフランジの曲
    げ加工を行うダイと、 を備え、前記ベンドパンチの下端部に曲げ加工に先立っ
    て薄板材に当接する複数のピン部材を設けることを特徴
    とする曲げ金型装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記複数の
    ピン部材は、ベンドパンチの曲げ端面よりもダイ外方に
    設けられていることを特徴とする曲げ金型装置。
JP6013492U 1992-08-26 1992-08-26 曲げ金型装置 Pending JPH0623611U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6013492U JPH0623611U (ja) 1992-08-26 1992-08-26 曲げ金型装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6013492U JPH0623611U (ja) 1992-08-26 1992-08-26 曲げ金型装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0623611U true JPH0623611U (ja) 1994-03-29

Family

ID=13133372

Family Applications (1)

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JP6013492U Pending JPH0623611U (ja) 1992-08-26 1992-08-26 曲げ金型装置

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JP (1) JPH0623611U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160087055A (ko) * 2015-01-12 2016-07-21 순천향대학교 산학협력단 판재의 엣지 롤링 장치 및 방법

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