JPH06235816A - 位相差板の製造方法 - Google Patents

位相差板の製造方法

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JPH06235816A
JPH06235816A JP2229693A JP2229693A JPH06235816A JP H06235816 A JPH06235816 A JP H06235816A JP 2229693 A JP2229693 A JP 2229693A JP 2229693 A JP2229693 A JP 2229693A JP H06235816 A JPH06235816 A JP H06235816A
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JP
Japan
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stretching
film
sheet
polysulfone
retardation
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Application number
JP2229693A
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English (en)
Inventor
Hideshi Matsumoto
英志 松本
Hironori Tabata
博則 田畑
Akihisa Miura
明久 三浦
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一な位相差補償性能を有すると共に視野角
特性に優れた位相差板を歩留まりよく製造できる方法を
提供すること。 【構成】 ポリサルフォン系樹脂100重量部に対し少
なくとも1種類以上の可塑剤を1〜15重量部配合する
と共に、このフィルム又はシートのガラス転移点をT
g、延伸温度をT、延伸倍率をAとしたとき、(Tg−
2℃)≦T≦(Tg+4℃)、1.1<A<2.0、の
条件で横一軸延伸することを特徴とする。そして、上記
可塑剤を配合することにより、延伸特性が向上してその
均一延伸を図れこれにより均一な位相差補償性能を有す
る位相差板の製造を可能にしている。また、上記延伸条
件にて横一軸延伸することにより、縦(長手)方向に発
生する応力を抑えてその一軸性が高められこれにより高
視野角のポリサルフォン系位相差板の製造を可能にして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一軸延伸されたポリサ
ルフォン系樹脂フィルム又はシートにて構成され、例え
ば液晶表示板等に好適に用いられる位相差板の製造方法
に係り、特に、均一な位相差補償性能を有すると共に視
野角特性に優れた位相差板を歩留まりよく製造できる製
造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】位相差板(フィルム)とは、延伸した高
分子フィルムの複屈折性(延伸による分子配向により延
伸方向とそれに直交する方向の屈折率が異なるために生
ずる)を利用し、例えば液晶表示板の液晶で生じた位相
差を解消させる(位相差補償という)ものである。従
来、この種の位相差板(フィルム)としてはセルロース
系樹脂(特開昭63−167363号公報参照)、塩化
ビニル系樹脂(特公昭45−34477号公報、特開昭
56−125702号公報参照)、ポリカーボネート系
樹脂(特公昭41−12190号公報、特開昭56−1
30703号公報参照)、アクリロニトリル系樹脂(特
開昭56−130702号公報参照)、スチレン系樹脂
(特開昭56−125703号公報参照)、オレフィン
系樹脂(特開昭60−24502号公報参照)、ポリサ
ルフォン系樹脂(特開平2−42406号公報)等のフ
ィルム又はシートを延伸処理して製造できることが知ら
れており、また、その延伸方法としては縦一軸延伸(特
開平2−191904号公報参照)、横一軸延伸(特開
平2−42406号公報参照)、同時二軸延伸(特開平
3−23405号公報参照)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ポリサ
ルフォン系樹脂は波長依存性がSTN液晶のそれと非常
に近く、白黒コントラストに優れた位相差板になること
が知られている。
【0004】しかしながら、ポリサルフォン系樹脂は特
に熱変形温度が高く、延伸加工によって付与される残留
応力が延伸温度や歪みの与え方によって鋭敏に変化する
ため、製造条件のわずかなばらつきにより残留応力の局
所的なムラが発生し易く、液晶表示装置に必要な面積で
均一な位相差補償性能を有する位相差板を得ることが困
難な問題点があった。
【0005】また、フィルム又はシートの延伸方法とし
て縦一軸延伸若しくは同時二軸延伸法を選択した場合、
前者の縦一軸延伸法においては歩留まりよく位相差板を
製造できない欠点があり、後者の同時二軸延伸法におい
ては製造装置が高価となる問題点があり、他方、横一軸
延伸法を選択した場合には一般的に高視野角の位相差板
が製造され難いといった問題点があった。
【0006】すなわち、位相差板(フィルム)は上述し
たようにそのフィルムの複屈折性を利用して、例えば液
晶表示板の液晶で生じた位相差を解消させる(位相差補
償)作用を有するものであるが、この位相差補償性能は
レターデーション値と呼ばれ、Δn×dで表される。こ
こで、Δnは屈折率の異方性、dはフィルムの肉厚であ
る。
【0007】ところで、入射光とフィルム面に対する法
線との為す角が増大すると、上記レターデーション値は
変化し(延伸方向を軸に回転させた場合と延伸方向に垂
直な軸で回転させた場合とで増減は異なる)液晶表示の
着色が生じる。
【0008】位相差板(フィルム)のような光学異方体
は3次元方向の屈折率(nx,ny,nz)が一様でな
く、屈折率楕円体で表現される。そして、各方向の屈折
率の関係は、例えば、図4に示す一軸延伸フィルムpに
おいて、xを延伸軸、yをフィルム面内の延伸方向と直
交する軸、zをフィルムの法線方向とすると、固有屈折
率が正のフィルムではnx>ny≧nzの関係があり、
固有屈折率が負のフィルムではnx<ny≦nzの関係
がある。また完全一軸延伸フィルムではフィルム面内の
延伸方向と直交する方向yの屈折率nyとフィルムの法
線方向zの屈折率nzは等しく、ny=nzが成立す
る。
【0009】以下、一例としてxz面内でz軸からθ
(視角)傾斜した方向からみた複屈折[Δn
xz(θ)]、レターデーション値[Rxz(θ)]はそれ
ぞれ以下の式で表される(電子材料1991年2月号第
40頁参照)。
【0010】
【数1】 但し、式中dはフィルムの厚さ、nは平均屈折率であ
る。
【0011】そして、上記(1)(2)式に基づいて計
算した結果を図5に示す。
【0012】図5のグラフ図において、横軸は視角θ、
縦軸はxz面内で視角θにおけるレターデーション値R
xz(θ)を視角0(法線方向zから見た場合)のレター
デーション値Rxz(0)で割った値Rxz(θ)/R
xz(0)を示し、レターデーションRの変化率は[1−
xz(θ)/Rxz(0)]の絶対値で表される。また、
図5中αはnz=nyの完全一軸延伸フィルムを示し、
βはnz<nyの完全一軸延伸フィルムを示している。
【0013】ここで、視野角は、レターデーションRの
変化率、すなわち[1−Rxz(θ)/Rxz(0)]の絶
対値が小さい程広いのである。そして、図5より完全一
軸延伸(nz=ny)の方がレターデーション値の変化
が少なくかつ視野角が広くなり、他方、分子の配向に二
軸性が存在すると(nz<ny)上述のレターデーショ
ン値の変化は大きくかつ視野角が非常に狭くなることが
確認できる。
【0014】また、θの代わりに、yz面内でz軸から
傾斜した視角φを用いた場合の計算結果を図6に示す。
図6中γはnz=nyの完全一軸延伸フィルムを示し、
λはnz<nyの完全一軸延伸フィルムを示している。
【0015】そして、この結果からも分子の配向に二軸
性があるとレターデーション値の変化率、すなわち[1
−Ryz(φ)/Ryz(0)]の絶対値が大きく視野角が
狭くなり、他方、分子の一軸配向性が高い程レターデー
ション値の変化率すなわち[1−Ryz(φ)/R
yz(0)]の絶対値が小さくかつ視野角が広くなる。ま
た、nz=nyの完全一軸延伸の場合が最も視野角が広
くなることが分かる。
【0016】従って、これ等図5及び図6の結果から、
いずれの方向から見る場合も分子の一軸配向性が高い程
レターデーション値の変化率が小さくかつ視野角が広い
ことが分かる。
【0017】ところで、分子配向の一軸性を高めるため
には延伸方向と垂直な方向に発生する応力(縮小しよう
とする残留応力)をできるだけ小さくすることが必要で
ある。言い換えると、延伸方向と垂直な方向に延伸で生
ずると考えられる縮小量だけ延伸方向と垂直な方向に縮
小すればよいのである。
【0018】この縮小量より計算される縮小率[ネック
イン率とも呼ぶが、縮小量/縮小前の長さ×100
(%)により求められる。すなわち、縮小率(ネックイ
ン率)=(L−L)/L×100;ここでL
延伸前におけるフィルム、シートの延伸方向と直交する
方向の長さ、Lは延伸後におけるフィルム、シートの
延伸方向と直交する方向の長さである]について、上述
した縦一軸延伸(特開平2−191904号公報)にお
いては、上記ネックイン率(延伸前後の延伸方向と直交
する方向のフィルム又はシートの長さの変化率)を(1
−1/延伸倍率の平方根)×100%〜(1−1/延伸
倍率の3乗根)×100%にすることにより視野角の広
い位相差板が得られると報告され、その具体的な連続製
造方法として、縦一軸自由幅延伸において延伸ロール間
距離をフィルム幅の5倍以上にする方法が提案されてい
る。しかし、このような方法では延伸ロール間距離がフ
ィルム幅の5倍以上の延伸機を用いなければならず、延
伸中に延伸温度が変化してその制御が困難となり、か
つ、ネックインによる不良部の発生が増大してその歩留
まりが悪い問題点があった。
【0019】また、上記同時二軸延伸(特開平3−23
405号公報)においては、パンタグラフ式同時二軸テ
ンター延伸機を適用し、フィルムの幅方向両端部を部分
的にテンタークリップで保持して縦方向及び幅方向の両
方向を同時に延伸し、0〜(1−1/延伸倍率の平方
根)のネックイン率を有する位相差板を製造する方法が
提案されている。しかし、この製造方法ではパンタグラ
フ式同時二軸テンター延伸機を製造装置としており、こ
の装置は機構が複雑で高価なため上述したように製造コ
ストが割高になる問題点があった。
【0020】他方、横一軸延伸(特開平2−42406
号公報)においては、加熱ゾーン内の温度制御も比較的
容易なため不良部の少ない延伸が可能であるが、通常、
縮小率(ネックイン率)は殆ど0であり、縦方向(長手
方向)に応力が残り易く分子配向に二軸性が発生してそ
の視野角が狭くなる問題点があった。
【0021】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、波長依存性良好
なポリサルフォン系樹脂を用いた位相差板であって、そ
の延伸特性を改善して残留応力の局所的なムラを取り除
き、(1) 均一な位相差補償性能を有すると共に(2) その
視野角特性に優れた位相差板を歩留まりよく製造できる
製造方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、ポリサルフォン系樹脂フィルム又はシートを
横一軸延伸して位相差板を製造する方法を前提とし、ポ
リサルフォン系樹脂100重量部に対し少なくとも1種
類以上の可塑剤を1〜15重量部配合すると共に、この
フィルム又はシートのガラス転移点をTg、延伸温度を
T、延伸倍率をAとしたとき、 (Tg−2℃) ≦ T ≦ (Tg+4℃)、 1.1 < A < 2.0、 の条件で横一軸延伸することを特徴とするものである。
【0023】このような技術的手段においてポリサルフ
ォン系樹脂100重量部に対し少なくとも1種類以上の
可塑剤を1〜15重量部配合して成るフィルム又はシー
トを一軸方向へ延伸することにより、上記(1) 均一な位
相差補償性能を有する位相差板を歩留まりよく製造する
ことが可能となる。
【0024】そして、この発明に適用されるポリサルフ
ォン系樹脂とは分子内にスルフォン基を有するポリマー
であり、例えば、4−フェノキシスルフォニルクロリド
等のスルフォニルクロリド化合物の重縮合によって得ら
れるポリアリルサルフォン;4,4’−ジクロロジフェ
ニルサルフォン等のジハロゲンジフェニルサルフォンと
ビスフェノールA等ジオールのナトリウム塩との重縮合
で得られるポリサルフォン;4,4’−ジクロロジフェ
ニルサルフォン等のジハロゲンジフェニルサルフォンと
ジフェニルエーテルとの重縮合で得られるポリエーテル
サルフォン等が挙げられる。
【0025】一方、上記ポリサルフォン系樹脂に配合さ
れる可塑剤はポリサルフォン系樹脂との相溶性が良く相
分離やブリードアウトが生じないものであり、かつ、着
色の生じないものであればよく、この配合によりフィル
ム又はシートの熱変形温度を低下させて延伸特性を改善
し延伸加工による残留応力の局所的なムラを解消させる
ものである。このような可塑剤としては、例えば、フタ
ル酸系可塑剤、リン酸系可塑剤、アジピン酸系可塑剤、
クエン酸系可塑剤、グリコール酸系可塑剤等が適用で
き、具体的には、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸
ブチルベンジル、リン酸トリクレジル、メチルフタリル
・エチルグリコレート等が好適である。また、2種類以
上のこれ等可塑剤を混合して適用してもよい。
【0026】ここで、可塑剤の配合量が1重量部以下で
は上記位相差板を得るのに必要な延伸特性の改善効果が
得られず、また、15重量部以上では実際に使用される
際の高温環境下において内部応力の緩和が生じてレター
デーション値が低下してしまうため、その配合割合は上
述したように1〜15重量部の範囲、好ましくは2重量
部から10重量部の範囲に設定される。
【0027】次に、ポリサルフォン系樹脂と可塑剤の配
合物を成膜する手段としては、これ等の配合物を加熱溶
融しこの溶融物をフィルム状に押出し成型する方法(押
出し成型法)、上記溶融物を流延冷却してフィルム状又
はシート状に成型する方法(熱溶融流延法)、及び、上
記配合物を溶剤に溶解させこの溶液をベルトやドラムの
上に流延(キャスト)乾燥してフィルム状又はシート状
に成膜する方法(溶融キャスト成膜法)等が適用でき
る。
【0028】尚、ポリサルフォン系樹脂は、通常、その
溶融温度が350℃以上であり、一般的に適用されてい
る可塑剤の沸点を上回ってしまうため、上記押出し成型
法や熱溶融流延法が適用された場合にポリサルフォン系
樹脂と可塑剤の配合比を維持することが困難になること
があり、かつ、光学機能部品であるところの位相差板を
得るためには成形後の厚み精度に優れた溶融キャスト成
膜法が優れている。
【0029】次に、上記(2) 視野角の広い(すなわち視
野角特性に優れた)位相差板を製造するためには分子配
向の一軸性を高める必要がある。このためには、延伸方
向と垂直な方向に発生する応力(縮小しようとする応
力)をできるだけ小さくする必要がある。
【0030】そして、この請求項1に係る発明において
は、上述したようにポリサルフォン系樹脂100重量部
に対し少なくとも1種類以上の可塑剤を1〜15重量部
配合すると共に、このフィルム又はシートのガラス転移
点をTg、延伸温度をT、延伸倍率をAとしたとき、 (Tg−2℃) ≦ T ≦ (Tg+4℃)、 1.1 < A < 2.0、 の条件で横一軸延伸することにより縦方向に発生する応
力を抑え、高視野角のポリサルフォン系位相差板の製造
を可能にしている。
【0031】すなわち、通常、横一軸テンター延伸にお
いては図1(B)に示すように縦方向の寸法変化がない
ため縦方向に応力が残り、いわゆる図1(A)に示すネ
ックイン延伸に比べて分子配向に二軸性が増大し視野角
が狭くなる。
【0032】これに対し、上記請求項1に係る発明にお
いてはポリサルフォン系樹脂100重量部に対し少なく
とも1種類以上の可塑剤を1〜15重量部配合すること
により、上述の延伸条件において横一軸テンター延伸時
の縦方向の応力の発生を抑え高視野角の位相差板を製造
することが可能となる。
【0033】尚、上記可塑剤量が1重量部より少ないと
上述の延伸条件においても縦方向の応力発生が顕著に改
善されず視野角が狭くなり、15重量部以上では上述の
ように実際に使用される際の高温環境下において内部応
力の緩和が生じてレターデーション値が低下してしまう
ため、その配合割合は1〜15重量部の範囲に設定され
る。
【0034】次に、横一軸延伸処理における上記延伸温
度Tについては、可塑剤が配合されて成るポリサルフォ
ン系樹脂フィルム又はシートのガラス転移点Tg(動的
粘弾性試験:JISK7198、試験条件 1.測定周
波数10Hz、2.昇温速度3℃/min、3.初期荷
重100g)−2℃よりも低いと縦方向の応力発生を充
分緩和できず視野角が狭くなる。また、延伸温度Tが
(Tg+4℃)を越えると延伸方向の応力発生も抑制さ
れ位相差補償性能が低下してしまう。
【0035】従って、延伸温度Tは、上述したように
(Tg−2℃)≦T≦(Tg+4℃)に設定される。
【0036】また、上記延伸倍率Aについては、1.1
倍以下ではレターデーション値が充分でなく、2.0倍
以上ではフィルム又はシートが破断する場合があるた
め、上述したように1.1<A<2.0に設定される。
【0037】次に、請求項2に係る発明は、横一軸テン
ター延伸の際に、延伸で発生する縮小量だけ縦方向を縮
小させることにより視野角特性が更に改善された位相差
板を製造できる方法に関する。
【0038】すなわち、請求項2に係る発明は、ポリサ
ルフォン系樹脂フィルム又はシートをその縦方向の収縮
を許しながら横一軸延伸して位相差板を製造する方法を
前提とし、ポリサルフォン系樹脂100重量部に対し少
なくとも1種類以上の可塑剤を1〜15重量部配合する
と共に、このフィルム又はシートのガラス転移点をT
g、延伸温度をT、延伸倍率をA、縦方向の縮小率をS
としたとき、 (Tg−2℃) ≦ T ≦ (Tg+4℃)、 1.1 < A < 2.0、 0 < S ≦ 0.25(1−1/√A)×100
(%) の条件で横一軸延伸することを特徴とするものである。
【0039】ここで、縦方向を縮小させる手段として
は、横一軸テンター延伸機を適用した場合、延伸前に縦
方向に弛みをもたせて延伸する方法が例示でき、また、
縦方向に弛みを与える手段としては、図2に示すように
クリップ2間でフィルムpを縦方向に弛ませる方法、ク
リップ中で弛ませる方法等がある。
【0040】そして、縦方向の縮小率Sは、図3に示す
ように 縮小率S=(L−L)/L で与えられ
る。
【0041】尚、この縮小率Sが0.25(1−1/√
A)×100(%)を越えるような条件で延伸すると縦
方向にスジ状の位相差ムラが発生するため、この縮小率
Sについては上述したように0<S≦0.25(1−1
/√A)×100(%)に設定される。
【0042】そして、ポリサルフォン系樹脂に対する可
塑剤の種類並びにの配合割合、延伸温度T、延伸倍率A
等については請求項1に係る発明と同様の理由により同
一条件に設定される。
【0043】また、請求項1〜2に係る発明におけるそ
の他の延伸条件[延伸速度、ヒートセット(延伸後の熱
処理)温度、ヒートセット時間など)は所望のレターデ
ーション値になるように適宜設定される。
【0044】
【作用】請求項1に係る発明によれば、ポリサルフォン
系樹脂100重量部に対し少なくとも1種類以上の可塑
剤を1〜15重量部配合することにより、延伸特性を向
上させてその均一延伸が図れ、これにより均一な位相差
補償性能を有する位相差板の製造を可能にしている。
【0045】また、可塑剤が配合されたポリサルフォン
系樹脂から成るフィルム又はシートについて、このフィ
ルム又はシートのガラス転移点をTg、延伸温度をT、
延伸倍率をAとしたとき、 (Tg−2℃) ≦ T ≦ (Tg+4℃)、 1.1 < A < 2.0、 の条件で横一軸延伸することにより、縦方向に発生する
応力を抑えてその一軸性が高められ、これにより高視野
角のポリサルフォン系位相差板の製造を可能にしてい
る。
【0046】他方、請求項2に係る発明によれば、ポリ
サルフォン系樹脂100重量部に対し少なくとも1種類
以上の可塑剤を1〜15重量部配合することにより、請
求項1に係る発明と同様に均一な位相差補償性能を有す
る位相差板の製造を可能にしている。
【0047】また、可塑剤が配合されたポリサルフォン
系樹脂から成るフィルム又はシートについて、このフィ
ルム又はシートのガラス転移点をTg、延伸温度をT、
延伸倍率をAとしたとき、 (Tg−2℃) ≦ T ≦ (Tg+4℃)、 1.1 < A < 2.0、 の条件で横一軸延伸することにより、縦方向に発生する
応力を抑えて高視野角位相差板の製造に必要な縦方向の
縮小率Sを小さくすることを可能にし、横一軸テンター
延伸機による延伸を容易にしている。
【0048】そして、縦方向の縮小率Sについて、0<
S≦0.25(1−1/√A)×100(%)で延伸す
ることによりその一軸性を高め、より視野角が広いポリ
サルフォン系位相差板の製造を可能にしている。
【0049】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0050】[実施例1]4,4’−ジクロロジフェニ
ルサルフォンとビスフェノールAのナトリウム塩との共
縮重合によって求められたスチレン換算での重合平均分
子量が7×104の樹脂を塩化メチレンに溶解して20
%溶液とした。更に、上記樹脂100重量部に対し可塑
剤として2重量部のジエチルフタレートを配合した。得
られた溶液を回転するクロムメッキしたスチールベルト
上にキャストし、最終温度183℃で乾燥して溶剤を除
去すると共に上記スチールベルトから剥離して幅450
mm、厚さ100μmのフィルムを製造した。
【0051】こうして製造されたフィルムのTgについ
て動的粘弾性試験(JISK7198、試験条件:1.
測定周波数10Hz、2.昇温速度3℃/min、3.
初期荷重100g)のtanδのピーク値より求めた結
果、Tg=184.3℃であった。
【0052】次に、このフィルムを横一軸テンター延伸
機にて、延伸温度T=185℃、延伸倍率A=1.53
倍で延伸を行った。
【0053】そして、製造された延伸フィルムの評価
(視野角特性、R値、R値の均一性)を行った。
【0054】視野角特性としては、延伸フィルムを、延
伸軸、及び、延伸軸と直交する軸(フィルム面内)を軸
とし、45度回転させたときのレターデーション値(5
90nm)と0度のときのレターデーション値の差の絶
対値を0度のときのレターデーション値(590nm)
で除した値に100をかけた値の大きい方を代用特性と
した。この値が小さい方が視野角特性が良いと言える。
【0055】そして、R値は測定波長と位相差値が等し
いときの位相差値である。
【0056】また、R値の均一性については、幅方向の
レターデーション値のばらつきが±5nm以内の部分を
有効幅とした。R値の有効幅率は以下の計算によるもの
である。
【0057】R値の有効幅率=(有効幅/延伸後の幅)
×100(%) この評価結果を表1に示す。
【0058】[実施例2]4,4’−ジクロロジフェニ
ルサルフォンとビスフェノールAのナトリウム塩との共
縮重合によって求められたスチレン換算での重合平均分
子量が7×104の樹脂を塩化メチレンに溶解して20
%溶液とした。更に、上記樹脂100重量部に対し可塑
剤として3重量部のジエチルフタレートを配合した。得
られた溶液を回転するクロムメッキしたスチールベルト
上にキャストし、最終温度178℃で乾燥して溶剤を除
去すると共に上記スチールベルトから剥離して幅450
mm、厚さ100μmのフィルムを製造した。
【0059】こうして製造されたフィルムのTgについ
て動的粘弾性試験(JISK7198、試験条件:1.
測定周波数10Hz、2.昇温速度3℃/min、3.
初期荷重100g)のtanδのピーク値より求めた結
果、Tg=180.5℃であった。
【0060】次に、このフィルムを横一軸テンター延伸
機にて、延伸温度T=181℃、延伸倍率A=1.53
倍で延伸を行った。
【0061】そして、製造された延伸フィルムの評価結
果を表1に示す。
【0062】[比較例1]実施例1と同一の条件により
製造されたTg=184.3℃のポリサルフォン系樹脂
フィルムについて、横一軸テンター延伸機にて、延伸温
度T=180℃、延伸倍率A=1.53倍で延伸を行っ
た。
【0063】そして、製造された延伸フィルムの評価結
果を表1に示す。
【0064】[比較例2]4,4’−ジクロロジフェニ
ルサルフォンとビスフェノールAのナトリウム塩との共
縮重合によって求められたスチレン換算での重合平均分
子量が7×104の樹脂を塩化メチレンに溶解して20
%溶液とした。得られた溶液を回転するクロムメッキし
たスチールベルト上にキャストし、最終温度190℃で
乾燥して溶剤を除去すると共に上記スチールベルトから
剥離して幅450mm、厚さ100μmのフィルムを製
造した。
【0065】こうして製造されたフィルムのTgについ
て動的粘弾性試験(JISK7198、試験条件:1.
測定周波数10Hz、2.昇温速度3℃/min、3.
初期荷重100g)のtanδのピーク値より求めた結
果、Tg=194.5℃であった。
【0066】次に、このフィルムを横一軸テンター延伸
機にて、延伸温度T=195℃、延伸倍率A=1.53
倍で延伸を行った。
【0067】そして、製造された延伸フィルムの評価結
果を表1に示す。
【0068】
【表1】 [実施例3]実施例1と同一の条件により製造されたT
g=184.3℃のポリサルフォン系樹脂フィルムにつ
いて、縦方向に弛みを設けながら横一軸テンター延伸機
により、延伸温度T=185℃、延伸倍率A=1.53
倍、縦方向の縮小率S=4%=0.21(1−1/√
A)×100(%)で延伸を行った。
【0069】尚、縦方向の弛みはオーバーフィード装置
によりライン速度よりも過剰に供給されたフィルムをテ
ンタークリップで強制的に把持して生じさせている。
【0070】そして、製造された延伸フィルムの評価結
果を表2に示す。
【0071】[実施例4]延伸温度T=184℃、延伸
倍率A=1.6倍、縦方向の縮小率S=4%=0.19
(1−1/√A)×100(%)で延伸した点を除き実
施例3と同一の条件により延伸フィルムを製造した。
【0072】そして、製造された延伸フィルムの評価結
果を表2に示す。
【0073】[比較例3]延伸温度T=180℃、延伸
倍率A=1.6倍、縦方向の縮小率S=4%=0.19
(1−1/√A)×100(%)で延伸した点を除き実
施例3と同一の条件により延伸フィルムを製造した。
【0074】そして、製造された延伸フィルムの評価結
果を表2に示す。
【0075】[比較例4]延伸温度T=194℃、延伸
倍率A=1.6倍、縦方向の縮小率S=4%=0.19
(1−1/√A)×100(%)で延伸した点を除き実
施例3と同一の条件により延伸フィルムを製造した。
【0076】そして、製造された延伸フィルムの評価結
果を表2に示す。
【0077】[比較例5]延伸温度T=184℃、延伸
倍率A=1.6倍、縦方向の縮小率S=6%=0.29
(1−1/√A)×100(%)で延伸した点を除き実
施例3と同一の条件により延伸フィルムを製造した。
【0078】そして、製造された延伸フィルムについて
直交ニコルに配置した偏光板に挟んで観察したところ、
縦方向にスジムラが観測された。このため、評価は不能
であった。
【0079】[比較例6]4,4’−ジクロロジフェニ
ルサルフォンとビスフェノールAのナトリウム塩との共
縮重合によって求められたスチレン換算での重合平均分
子量が7×104の樹脂を塩化メチレンに溶解して20
%溶液とした。得られた溶液を回転するクロムメッキし
たスチールベルト上にキャストし、最終温度183℃で
乾燥して溶剤を除去すると共に上記スチールベルトから
剥離して幅450mm、厚さ100μmのフィルムを製
造した。
【0080】こうして製造されたフィルムのTgについ
て動的粘弾性試験(JISK7198、試験条件:1.
測定周波数10Hz、2.昇温速度3℃/min、3.
初期荷重100g)のtanδのピーク値より求めた結
果、Tg=194.5℃であった。
【0081】次に、このフィルムについて、縦方向に弛
みを設けながら横一軸テンター延伸機により、延伸温度
T=195℃、延伸倍率A=1.49倍、縦方向の縮小
率S=4%=0.22(1−1/√A)×100(%)
で延伸を行った。
【0082】尚、縦方向の弛みは実施例3と同様にオー
バーフィード装置によりライン速度よりも過剰に供給さ
れたフィルムをテンタークリップで強制的に把持して生
じさせている。
【0083】そして、製造された延伸フィルムの評価結
果を表2に示す。
【0084】
【表2】 『確認』表1〜2の結果から明らかなように、実施例1
〜4に係る位相差板(延伸フィルム)は各比較例に係る
位相差板(延伸フィルム)に較べて視野角特性とR値有
効率が改善されており、請求項1〜2に係る発明を適用
することにより均一な位相差補償性能を有すると共に視
野角特性に優れた位相差板を歩留まりよく製造できるこ
とが確認される。尚、比較例4についてはそのR値有効
率は高いが、R値及び視野角特性が劣っており実用に供
せないものであった。
【0085】
【発明の効果】請求項1〜2に係る発明によれば、延伸
特性が向上してその均一延伸を図れ、かつ、縦方向に発
生する応力が抑えられてその一軸性を高めることが可能
となる。
【0086】従って、均一な位相差補償性能を有すると
共に視野角特性に優れた位相差板を歩留まりよく製造で
きる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)と(B)は、ネックイン延伸並びに
テンター延伸とこれ等延伸処理により製造された位相差
板の視野角特性との関係を示す説明図。
【図2】請求項2に係る発明においてフィルムの縦方向
に弛みを与える方法の一例を示す説明図。
【図3】請求項2に係る発明においてフィルムの縦方向
の縮小率を説明するための説明図。
【図4】一軸延伸フィルムの斜視図。
【図5】xz面内で視角θとRxz(θ)/Rxz(0)と
の関係を示すグラフ図。
【図6】xz面内で視角φとRyz(φ)/Ryz(0)と
の関係を示すグラフ図。
【符号の説明】
p フィルム 2 クリップ
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】尚、この縮小率Sが0.25(1−1/√
A)×100(%)を越えるような条件で延伸すると横
方向にスジ状の位相差ムラが発生するため、この縮小率
Sについては上述したように0<S≦0.25(1−1
/√A)×100(%)に設定される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリサルフォン系樹脂フィルム又はシート
    を横一軸延伸して位相差板を製造する方法において、 ポリサルフォン系樹脂100重量部に対し少なくとも1
    種類以上の可塑剤を1〜15重量部配合すると共に、こ
    のフィルム又はシートのガラス転移点をTg、延伸温度
    をT、延伸倍率をAとしたとき、 (Tg−2℃) ≦ T ≦ (Tg+4℃)、 1.1 < A < 2.0、 の条件で横一軸延伸することを特徴とする位相差板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】ポリサルフォン系樹脂フィルム又はシート
    をその縦方向の収縮を許しながら横一軸延伸して位相差
    板を製造する方法において、 ポリサルフォン系樹脂100重量部に対し少なくとも1
    種類以上の可塑剤を1〜15重量部配合すると共に、こ
    のフィルム又はシートのガラス転移点をTg、延伸温度
    をT、延伸倍率をA、縦方向の縮小率をSとしたとき、 (Tg−2℃) ≦ T ≦ (Tg+4℃)、 1.1 < A < 2.0、 0 < S ≦ 0.25(1−1/√A)×100
    (%) の条件で横一軸延伸することを特徴とする位相差板の製
    造方法。
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