JPH06235281A - 電波遮蔽体および吸収体 - Google Patents

電波遮蔽体および吸収体

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JPH06235281A
JPH06235281A JP6151693A JP6151693A JPH06235281A JP H06235281 A JPH06235281 A JP H06235281A JP 6151693 A JP6151693 A JP 6151693A JP 6151693 A JP6151693 A JP 6151693A JP H06235281 A JPH06235281 A JP H06235281A
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wave absorber
light
electromagnetic wave
shield
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Yoji Kozuka
洋司 小塚
Shigeko Kozuka
茂子 小塚
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光を透過させたり遮断させたりすることが出
来る液晶板(1)の片側もしくは両側に金網や光を透過
する導電性材料(4)を取り付け,この面状に電波吸収
材(5)を部分的に取り付けて構成した光透過型電波吸
収体。 【効果】 電界を液晶に印加しなければ,光は液晶板
(1)を十分に透過する。また,外部から侵入する電波
は導電性光透過膜(4)で遮断され,内部で発生した電
波は電波吸収材(5)で吸収される。このように構成す
ると,外部から光を取り入れることが出来るが,不要な
電波は遮断される。また電波吸収材が付けている面側つ
まり内部で発生する不要電波を吸収できる。しかも採光
量は液晶に電界を印加して光を遮蔽する縞模様の面積の
増減で調節出来るという効果を有する。また液晶板の一
方の面に色ガラスを取り付けると装飾的機能が付加され
るという効果が有り,インテリジェントビル内の間仕切
り材として効果的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は,光を透過させたり遮光
したり調節でき,しかも電波を遮蔽したり吸収できる機
能や,通気性機能を付与して構成する多機能化した光・
電波遮蔽体ならびに電波吸収体に関する。
【従来の技術】公知の電波遮蔽体は,金網やハニカムパ
ネル等に見られるように,一度遮蔽体を構成すると光を
透過させたり遮光させることが調節できない構成のもの
であった。また,電波吸収体では採光性機能を有するも
のが少なく,従来,通気性構造電波吸収体(実願昭57
−91785)等が公知である。また,電波吸収材の配
置においても,従来は電波暗室等への利用から平板状や
ピラミッド状,格子状などの幾何学的に周期性や対称性
を有する形状がとられ,画一的な構成となっていた。こ
のため室内の間仕切り等に,従来の電波遮蔽体や電波吸
収体を用いようとすると,採光性や通気性,装飾性の点
で十分な機能を備えておらず,不便なものであった。
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは,無線通信設備やOA機器を備えた建築物屋内間
仕切り材として,採光性を調節出来,外部からの電波の
侵入を防止し,屋内内部で発生する電波を吸収する機能
を備えた電磁波遮蔽体および電波吸収体を提供すること
にある。また,本発明の別の目的は,電波吸収体の特性
改善や多機能を有する新しい電波吸収体の構成方法を提
供することにある。
【課題を解決するための手段】従来の電磁波(光を含
む)遮蔽体や電波吸収体は,上述したように採光性を可
変出来たり,また装飾性が考慮されていなかったり機能
的な側面が欠如していた。本発明は,まず光の採光,遮
断に対して光透過度の十分な液晶を用い,採光するとき
は液晶板つまり液晶ディスプレイを透明状態に保ち,遮
光するときは液晶板に画像を出して光を遮断し,電気的
に調節できる機能をもたせて窓等に取り付ける一種のブ
ラインドを構成する。この場合,液晶板を複数板用いる
手段により遮光性が改善され,かつ光量の調節に自由度
が増す。次に,このようなブラインド構成を応用して電
磁波遮蔽体を構成する。光透過型の基板となる液晶板
は,本来電界遮蔽効果を有しているが,この液晶板の表
面に,さらに例えば透明電極材のような透明な導電性材
料を装着して,電波遮蔽効果を高める手段をとる。ま
た,従来の光透過型電波遮蔽材としては,ガラス材に金
網や金属線を入れる構成のものがある。これに対して本
発明は,ガラスやアクリル板のような光透過性材料基板
表面に透明な導電性材料を装着して,光透過型電波遮蔽
材を構成する。この場合,透明な導電性材料をこれらの
基板面上に多層化することにより,電波遮蔽効果を高め
ることが出来る。勿論,この場合透明な基板,透明な導
電性材料といっているが,この透明度は完全なものでは
なく,濁りがあってもよい。あるいは,ステンドガラス
のように種々の色彩を有するものを透明な基板や透明な
導電性材料に使うことが出来る。したがって,ハーフミ
ラー等も本来通常のガラスに比較し電波遮蔽効果を有す
るが,上述の手段でより効果的な遮蔽効果をもたせるこ
とが出来る。さらにこれらの構成に対して,電波を遮断
できる限度内で,空孔をあけて通気性通話性を保つこと
が出来る。次に,このように構成した電波遮蔽体面に対
して電波吸収材を部分的に密着させるか,通気性構造電
波吸収体のように導電性基板つまり短絡板と電波吸収材
の間に空隙を設けて,この吸収体を構成する。この場
合,電波吸収材は導電性基板の片側もしくは両側に配置
する構成をとることが出来る。また,この場合の電波吸
収材の構成は,従来のように棒状やタイル状吸収体を用
い対称構造に構成する他,曲線状電波吸収体を用い画や
像,幾何学的模様などでよく,全体として電波吸収特性
が所定の値となるように設計する手段をとる。上述のよ
うに,光透過型電波吸収体を構成した上で,さらに所定
の電波吸収特性が維持できる限度内において通気孔を設
ける手段をとり採光性,遮光性,通気性等の機能を備え
た電波吸収体を構成する。また,この場合の電波吸収体
として,フェライトなどの磁性材料を使用する場合に静
磁界を印加した磁化フェライト電波吸収体を用いて,特
性を改善する方法を適用することも出来る。次に,電波
吸収体の吸収特性を改善するため,線状電波吸収材を立
体的に巻いて素子を作り,これを導電性基板上に配置し
て電波吸収体を構成する。例えば,線状の電波吸収材を
コイル状やヘリカル状に巻いて電波吸収素子材を構成
し,これに規則性をもたせて配置するか,もしくはラン
ダムに配置して電波吸収体を構成する。立体的に構成し
た電波吸収素子材は,種々の寸法のものから成り,同一
の寸法の素子材で構成した電波吸収体を多層に組み合わ
せて構成する手段をとる。または,ランダムに配列した
電波吸収素子材から成る電波吸収材を多層に組み合わせ
て電波吸収体を構成する手段をとる。さらに,これら規
則的に配置された電波吸収素子材とランダムに配置され
た電波吸収素子材から成る電波吸収体を多層に組み合わ
せて一体化し,電波吸収体を構成することが出来る。ま
た,従来のフェライトや抵抗性,誘電性電波吸収体と本
発明の電波吸収体を組み合わせて構成することが出来
る。ここで線状電波吸収体としては,磁性体や抵抗体,
誘電体材を用いて線状やテープ状に構成し,必要に応じ
てその芯材として導電性材料や公知の静磁界を有する磁
性材を用い,これをコイル状やヘリカル状,スパイラル
状に巻いて電波吸収素子材を構成する。この電波吸収素
子材を用いて電波吸収体を構成するには,これらの素子
の集合として他の材料に混入せず単独で電波吸収材を構
成するか,または同質の材料や他の材料中にこれら電波
吸収素子材を混入して電波吸収材単板を構成する。な
お,電波吸収体を構成する材料中に,これらコイル状等
に形成した電波吸収素子材を混入する場合は,これらの
電波吸収素子材を必ずしも用いる必要はなく,導電性材
料で構成したコイル状やヘリカル状の材料を混入しても
よく,またこれら電波吸収素子材と導電性材料の混合か
ら成る電波吸収体を構成してもよい。また,コイル状や
ヘリカル状に構成した導電性材料は電波吸収材構成材中
に介在させることにより電波吸収特性を改善する手段を
とる。また,ビル屋外壁面やその他の建築物において,
昼夜や季節により外壁面の温度が大きく変動する。この
ため電波吸収材は温度により吸収特性が劣化する。この
ような対策として,形状記憶合金や形状記憶樹脂が所定
の温度で変形することを利用して,これらと電波吸収材
を組み合わせて電波吸収体を構成し,電波吸収体構成材
の間隔や形状を制御して,電波吸収特性の劣化を防止す
る手段をとる。また,電波暗室内は従来照明を設けるこ
とが困難であった。本発明では,光ファイバやバンドル
ファイバやその他の光ガイドが比較的低誘電率であるこ
とに着目して,これらの手段を用いて電波吸収体を構成
し,これらの光学材料を含めた上で,電波吸収特性が所
定の値となるように設計する。次に、従来の電波吸収体
の構成原理は、電波吸収材背面に導体短絡板を設け、こ
れが電波吸収体構成上の必須な要素となっていた。しか
し、この導体短絡板による反射面の存在に制約され、広
帯域特性をはじめ十分な電波吸収特性が得られないとい
う問題がある。これに対し、本発明は、電波吸収材背面
短絡導体板を電波吸収体の構成要素から排除し、電波吸
収特性を改善するという手段をとっている。即ち、電波
吸収材背面に導体以外の他の材料を配置するか、もしく
は導体短絡板を全く排除し、電波吸収材だけで構成する
手段をとる。この場合、他の材料を用いる場合、種々の
電気定数の物を用いてよいが、特に高誘電率や高透磁率
の材料を従来の導体短絡板の位置に配置する構成手段を
とる。また、電気定数が段階的に変化するか、もしくは
連続的に変化するように材料を構成し、これを従来の電
波吸収体の短絡導体板の位置に配置して電波吸収体特性
を改善する。この場合、さらに従来の導体短絡板が鉄板
や銅板、金網等の高導電率のものが用いられていたのに
対し、誘電体や磁性体に導電性材料を混合するなどの手
段により導電性をもたせた材料を構成し、これを従来の
導体短絡板の代わりに用いる手段をとる。このように本
発明は、電波吸収材に対し、この背面におかれる従来の
短絡導体板が高導電率のもの、つまり理論設計では導電
率無限大の完全導体として扱われるものを用いたのに対
し、これを全く排除するか、これに代替する低導電率の
誘電体や磁性体、または高誘電率や高透磁率の材料を用
いたり、電気定数が徐々に変化する材料を従来の導体短
絡板の位置に配置する手段をとることによって、電波吸
収特性の改善をはかるものである。つまり、周波数特性
に強く作用する短絡導体板の効果に自由度をもたせ、電
波吸収特性を改善するという効果を得るものである。
【実施例】以下,電磁波遮蔽体,電磁波吸収体に関する
本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1
は,光を透過したり遮断したりすることが出来る液晶板
(1)を用いた窓等に取り付けるブラインドの実施例の
斜視図である。液晶板(1)に印加する電界を制御して
縞模様を(2)を作り,光を透過させたり遮断させるこ
とが出来る。また図2は,液晶板(1)を多層状に組み
あせて光の遮断を完全にすることが出来るようにしたも
のである。図3は液晶板と色ガラス(3)を組み合わ
せ,さらに導電性の透明な膜(4)と液晶板(1)を密
着させた場合で,光の遮光性と電波の遮蔽,および装飾
性という機能をもたせてある。この場合,液晶板自体異
方性を有するため単独で電波遮蔽及び電波吸収の作用が
あることから,液晶板単板もしくは図2のように,複数
個の液晶板を用いて電波遮蔽材または吸収体を構成出来
る。次に,図4は,図3のように構成した光遮蔽体の導
電性光透過膜(4)の面上に電波吸収材(5)を光が透
過出来るように部分的に装着して構成した電波吸収体の
実施例の断面図である。この場合,図5のように電波吸
収材(5)の背面部のみに導体板(6)を取り付けて,
これを図3の実施例の基板やガラス基板上の片面もしく
は両面に取り付けることにより電波吸収特性を改善して
いる。図6は色のそれぞれ異なった色ガラスA(7)お
よび色ガラスB(8)を基板として,両色ガラスの境界
面に図5のように作成した棒状電波吸収材(9)を光が
透過出来,かつ電波を吸収するように取り付けた一実施
例の正面図である。つまりこれは,ステンドグラスのよ
うに採光性と電波吸収特性をもたせたもので,ガラス面
上に導電性光透過膜(4)を図4の実施例のようにガラ
ス面に密着させれば,電波遮蔽特性の機能も付加するこ
とも出来る。この場合,棒状電波吸収材(9)は円筒
状,面状その他の形状のものであってよく,これらの幾
何学的配置は亀甲模様のように周期的な構成でもよく,
またランダムな構成でもよい。図7は,図6の構成原理
に基づく他の一実施例で,ガラス基板(10)面上に導
電性光透過膜(4)を密着させたものに,さらに面状電
波吸収材(12)を密着させるか,もしくはガラス基板
(10)の表面に,電波吸収材部分のみの背面に面状導
体板(11)を介在させたものを密着させて構成した光
透過,電波遮蔽,電波吸収の機能を合わせもつ電波吸収
体である。これは,面状電波吸収材(12)にスリット
(13)を設け花の模様が描かれている実施例で上述の
機能の他に装飾性を備えている。なお,以上の構成にお
いて,導電性光透過膜(4)の代わりに金網や炭素繊維
のような導電性糸を用いれば,上記機能の他に通気性も
付加される。また,電波吸収材として,磁性体を用いる
場合は,静磁界を印加して電波吸収特性を変更したり改
善することが出来る。図8は,電波吸収体または電波遮
蔽体中に光ファイバやバンドルファイバ(14),光ガ
イド等を埋設して照明機能を付加したものの一実施例
で,図8は背面に導体板(11)を有する電波吸収体に
空孔(15)を設けバンドルファイバで光源を構成した
もので,基本構成原理を示している。次に,図9は,電
波吸収材をコイル状に作り電波吸収体を構成した一実施
例の側面図である。この実施例は,円錐形状に線状電波
吸収材(16)を巻いて電波吸収素子材(17)を構成
して,これを面状導体板(11)上に配列した電波吸収
体である。面状導体板(11)の代わりに,前述のガラ
ス板上に導電性光透過膜(4)を密着させた基板を用い
れば,採光性機能を付加できる。また,図10は,寸法
の異なる同一特性の電波吸収素子材(17)を多層化し
て構成した一実施例である。勿論この場合各層の電波吸
収素子材(17)は異なる電波吸収特性を示すものであ
ってもよい。図10は,この多層化した電波吸収素子材
(17)と他の電波吸収材,例えばフェライト材(2
3)と組み合わせて構成した電波吸収体の実施例の断面
図である。図11は,線状電波吸収材(16)をコイル
状に作成した電波吸収素子材(17)を発砲スチロール
材のような低誘電率材(18)や他の電波吸収材(1
9)中に規則正しく埋設して構成した電波吸収体の一実
施例である。この場合,各層の電波吸収素子材(17)
の寸法を変えることにより,電波吸収特性を改善してい
る。また,図12は,他の電波吸収材(19)とこの電
波吸収素子材(17)を含む電波吸収材から成る構成法
を示すもので,この場合,電波吸収素子材(17)はラ
ンダムに配向させたものも用いている。また,公知(実
願昭57−91785)の空気層または低誘電率媒質中
に,本発明の電波吸収素子材(17)またはコイル状導
電性材料(20)とから成る層を介在させて,全体とし
て電波吸収体を構成している。ここで,電波吸収素子材
(17)を構成する方法は,図13の実施例に示すよう
に,線状に構成した電波吸収材(16)の他に,芯材
(21)に導電性材料を用いた図14に示す円筒状のも
のやテープ状のものを用いることも出来る。また,芯材
(21)として公知の磁石材を用いることも出来る。ま
た,芯材(21)として木綿綿のような誘電性材料に接
着剤を混入した溶剤に溶かしたカーボングラファイトや
フェライト粉末等を含浸して乾燥したものや形状記憶合
金や形状記憶樹脂を用いることが出来る。例えば,ゴム
フェライト電波吸収体を用い,形状記憶合金を芯材や背
面短絡導体板として電波吸収体を構成し,電流を形状記
憶合金に流し,ジュール熱による発熱により所定の温度
で形状記憶合金が変形するように変態温度を設定してお
き,必要に応じて電波吸収体の形状を変化させて,電波
吸収特性を変更することが出来る。また,図15は,電
波吸収素子材(17)を平面状に構成した一実施例で,
この場合はスパイラル状に形成した例を示している。こ
れらを多数集合させて電波吸収体を構成する。また図1
6は、電波吸収材(5)の背面に誘電体材に粉末状導電
性材を混入し、鉄材や銅材のような通常の導体板より、
低導電率の材料(22)を構成し、これを電波吸収体背
面に取り付けた本発明の一実施例の斜視図である。
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明は
電磁波遮蔽体や電磁波吸収体の多機能化をはかったもの
で,室内無線設備等を保有するビル等において,その間
仕切り材等に実施してきわめて効果的である。例えば,
透明な液晶ディスプレイを電気的に制御して,縞模様や
他のパターンを出して,光を遮断したり透過させること
により,スイッチのオン,オフで電気的に可変できるブ
ラインドが構成出来る。さらに,この液晶板に透明もし
くは光を透過する導電性材料を装着させることにより,
より効果的に電波も遮断できる遮蔽体を構成出来る。こ
の結果,採光量は自由に調節出来,電波に対しては遮蔽
作用をもたせることが出来る。また,この遮蔽体の他,
光を透過もしくは一部透過出来る物体に透明または半透
明の導電性材を装着した電波遮蔽体に電波吸収体を部分
的に装着し,光は透過するが電波は吸収する作用を有す
る光透過型電波吸収体が構成出来る。この場合,電波吸
収材として,面状のものや曲線状吸収材を用い,画や
像,幾可学的模様などを作り,装飾的機能を付加させた
光透過型電波吸収体が構成出来る。また,線状電波吸収
材を螺旋状やコイル状,スパイラル状に構成した電波吸
収素子材を多数集合させて構成する電波吸収体も,空間
的にはこれらの形状の線状電波吸収材が配置されている
だけであり,電波吸収体を構成する基板,つまり短絡板
を金網や前述の透明な導電性材を用いることにより,通
気性,通話性や採光機能を有する光透過型電波吸収体を
構成できるという効果がある。本発明の光遮蔽体,電波
吸収体はこれらのいずれか一つ,もしくは複数個の選択
の組み合わせにより,さらに多機能を有する電磁波遮蔽
体や電波吸収体を構成出来るという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶板を用いたブラインドの斜視図。
【図2】液晶板を複数枚重ねたブラインドの側面図。
【図3】電磁波遮蔽体の断面図。
【図4】図3の電磁波遮蔽体の導電性光透過膜面上に電
波吸収材を取り付けた光遮蔽調節機能を持つ電波吸収体
の断面図。
【図5】電波吸収材の構成例を示す断面図。
【図6】色ガラスを用いて採光及び装飾機能を取り付け
た電波吸収体の正面図。
【図7】採光機能を有する電波吸収体の構成例の斜視
図。
【図8】照明機能を有する電波吸収体の構成例の斜視
図。
【図9】螺旋状電波吸収材を用いた電波吸収体の側面
図。
【図10】図9の螺旋状電波吸収材を多層構造にした電
波吸収体の側面図。
【図11】電波吸収素子材を他の材料に混入して構成し
た電波吸収体の側面図。
【図12】電波吸収素子材と他の電波吸収材を組み合わ
せて構成した電波吸収体の側面図。
【図13】線状電波吸収材の構成例の断面図。
【図14】円筒状電波吸収材の断面図。
【図15】平面状に構成した電波吸収素子材の正面図。
【図16】電波吸収材背面に低導電率の材料を配置して
構成した電波吸収体の斜視図。
【符号の説明】
1・・・液晶板 2・・・縞模様
3・・・色ガラス 4・・・導電性光透過膜 5・・・電波吸収材 6・・・導体板 7・・・色ガラスA
8・・・色ガラスB 9・・・棒状電波吸収材 10・・・ガラス基板
11・・・面状導体板 12・・・面状電波吸収材 13・・・スリット 14・・・バンドルファイバ 15・・・空孔 23
・・・フェライト材 16・・・線状電波吸収材 17・・・電波吸収素子
材 18・・・低誘電率材 19・・・他の電波吸収
材 20・・・コイル状導電性材料21・・・芯材 22
・・・低導電率の材料

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界制御により光を透過させたり,遮断
    したりすることが出来る液晶を用いたブラインド。
  2. 【請求項2】 電界制御により光を透過させたり,遮断
    したりすることが出来る液晶板を用い,電波も遮蔽出来
    るように構成した光,電波遮蔽体。
  3. 【請求項3】 光を透過する透明な導電性材料で構成す
    る光透過型電波遮蔽体。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載の光,電波遮蔽体
    を基盤とし,この片側に電波吸収体を部分的に取り付
    け,採光機能を備えた電波吸収体。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電波吸収体の構成法にお
    いて,電波遮蔽体基盤面の両側に電波吸収材を装着させ
    た電波吸収体。
  6. 【請求項6】 請求項4,5記載の電波吸収体の構成法
    において,電波吸収材として棒状や面状のものを用いる
    場合,幾何学的に任意の形状に電波吸収体を取り付けた
    構成の電波吸収体。
  7. 【請求項7】 液晶材で構成した電波吸収体。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7の電波遮蔽体および電
    波吸収体の構成法において,通気孔を設け通気性構造に
    構成した光・電波遮蔽体,光透過・電波遮蔽体ならびに
    電波吸収体。
  9. 【請求項9】 請求項4ないし6,および請求項8記載
    の電波吸収体として,磁性材料を用いる場合,静磁界を
    印加して構成する電波吸収体。
  10. 【請求項10】 線状電波吸収材を立体的に巻いて構成
    する電波吸収体。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電波吸収体を平面的
    に巻いて構成する電波吸収体。
  12. 【請求項12】 請求項10および11の線状電波吸収
    体の芯材に導体を用いて構成する電波吸収体。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の導体芯材として,形
    状記憶合金を用い温度変化に対して形状を可変できる構
    成の電波吸収体。
  14. 【請求項14】 形状記憶合金および形状記憶樹脂と組
    み合わせて構成する電波吸収体。
  15. 【請求項15】 請求項4ないし14記載の電波吸収体
    に光ファイバを装着して照明機能をもたせた電波吸収
    体。
  16. 【請求項16】 電波吸収体の構成において、電波入斜
    面と反対側、つまり電波吸収材背面側の導体短絡板を排
    除した電波吸収体。
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