JPH06234605A - 材料保護用殺微生物剤としてのベンジルイミダゾリル誘導体の使用 - Google Patents

材料保護用殺微生物剤としてのベンジルイミダゾリル誘導体の使用

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JPH06234605A
JPH06234605A JP5317487A JP31748793A JPH06234605A JP H06234605 A JPH06234605 A JP H06234605A JP 5317487 A JP5317487 A JP 5317487A JP 31748793 A JP31748793 A JP 31748793A JP H06234605 A JPH06234605 A JP H06234605A
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carbon atoms
alkyl
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halogen
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JP5317487A
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Michael Dr Schwamborn
ミヒヤエル・シユバムボルン
Franz Kunisch
フランツ・クニシユ
Gerold Schade
ゲロルト・シヤーデ
Georg-Wilhelm Ludwig
ゲオルク−ビルヘルム・ルートビヒ
Martin Dr Kugler
マルテイン・ククラー
Wilfried Paulus
ビルフリート・パウルス
Heinrich Schrage
ハインリヒ・シユラーゲ
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Bayer AG
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/501,3-Diazoles; Hydrogenated 1,3-diazoles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27KPROCESSES, APPARATUS OR SELECTION OF SUBSTANCES FOR IMPREGNATING, STAINING, DYEING, BLEACHING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS, OR TREATING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS WITH PERMEANT LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CHEMICAL OR PHYSICAL TREATMENT OF CORK, CANE, REED, STRAW OR SIMILAR MATERIALS
    • B27K3/00Impregnating wood, e.g. impregnation pretreatment, for example puncturing; Wood impregnation aids not directly involved in the impregnation process
    • B27K3/34Organic impregnating agents
    • B27K3/343Heterocyclic compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27KPROCESSES, APPARATUS OR SELECTION OF SUBSTANCES FOR IMPREGNATING, STAINING, DYEING, BLEACHING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS, OR TREATING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS WITH PERMEANT LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CHEMICAL OR PHYSICAL TREATMENT OF CORK, CANE, REED, STRAW OR SIMILAR MATERIALS
    • B27K3/00Impregnating wood, e.g. impregnation pretreatment, for example puncturing; Wood impregnation aids not directly involved in the impregnation process
    • B27K3/34Organic impregnating agents
    • B27K3/38Aromatic compounds

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 材料の保護における殺微生物剤としてのベン
ジルイミダゾリル誘導体およびその使用法を提供する。 【構成】 式 〔例えば、2−イミダゾリル−メチル−フェノール〕で
表されるベンジルイミダゾリル誘導体、並びにそれらの
酸付加塩およびそれらの金属塩錯体およびそれらの産業
材料保護殺微生物剤としての使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業材料を保護するた
めの殺微生物剤としてベンジルイミダゾリル誘導体(こ
れらのいくつかは公知である)を使用することに関す
る。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】数多くの
ベンジルイミダゾリル誘導体が薬理学活性を示しそして
ヒトに対して病原性を示す菌・カビを抑制するための抗
真菌剤として用いられ得ることは既に知られている(E
ur.J.Med.Chem.−Chim.Ther.
14、231−237(1979)およびドイツ国特許
出願公開第2418502号明細書参照)。
【0003】加うるに、特定の2−(イミダゾール−1
−イル−メチル)−フェニルアルキルエーテル類が殺微
生物特性を表しそして材料の保護で用いられ得ることも
知られている(特開昭62‐16404号公報参照)。
従って、2−(イミダゾール−1−イル−メチル)−フ
ェニルn−オクチルエーテルは、微生物の汚染から無生
物有機基材を保護するに適切である。しかしながら、こ
の物質が示す活性は、特に低量で用いられた場合、必ず
しも満足されるものではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】産業材料を保護するため
の殺微生物剤として、式
【0005】
【化2】
【0006】[式中、R1は、ハロゲノアルキル、任意
に置換されていてもよいアリール、任意に置換されてい
てもよいアラルキル、アルケニル、ハロゲノアルケニ
ル、任意に置換されていてもよいアラルケニル、アルキ
ニル、任意に置換されていてもよいアラルキニル、アル
キルカルボニル、任意に置換されていてもよいアリール
カルボニル、またはアルキルアミノカルボニルまたはト
リメチルシリルアルキルを表し、R2は、水素またはア
ルキルを表し、R3は、ハロゲン、アルキル、ハロゲノ
アルキル、アルコキシ、ニトロまたはシアノを表し、そ
してmは、数0、1、2または3を表すか、或はR
1は、1から5または10から20個の炭素原子を有す
るアルキルを表し、そしてR2は、水素を表すか、或は
1は、1から20個の炭素原子を有するアルキルを表
し、そしてR2は、1から6個の炭素原子を有するアル
キルを表す]で表されるベンジルイミダゾリル誘導体並
びにそれらの酸付加塩およびそれらの金属塩錯体を用い
ることができることをここに見い出した。
【0007】式(I)で表される化合物中の基R2がア
ルキルを表す場合、これらの物質は、少なくとも1個の
不斉置換されている炭素原子を含んでおり、従ってこれ
らは、光学異性体の両形態で存在し得る。本発明は、異
性体混合物および個々の異性体両方の使用に関する。
【0008】驚くべきことに、本発明に従って用いられ
得る物質は、材料の保護で望まれない微生物の抑制に関
して、構造的に類似しておりそして同じ種類の効果を示
す既知活性化合物である2−(イミダゾール−1−イル
−メチル)−フェニルn−オクチルエーテルよりも適切
である。
【0009】本発明に従って用いられ得るベンジルイミ
ダゾリル誘導体を式(I)で一般的に定義する。
【0010】R1は、好適には、1から6個の炭素原子
と1から5個の同一もしくは異なるハロゲン原子を有す
るハロゲノアルキルを表すか、或はアリール基の各々が
同一もしくは異なる様式でハロゲン、1から4個の炭素
原子を有するアルキル、1から4個の炭素原子を有する
アルコキシ、任意にハロゲンで1から3回置換されてい
てもよいフェニル、任意にハロゲンで1から3回置換さ
れていてもよいフェノキシ、任意にハロゲンで1から3
回置換されていてもよい、アルコキシ部分中に1から4
個の炭素原子を有するフェニルアルコキシ、および/ま
たはシアノで、1から4回置換されていてもよい、6か
ら10個の炭素原子を有するアリールを表すか、或はア
ラルキル基の各々が各場合共同一もしくは異なる様式で
ハロゲン、1から4個の炭素原子を有するアルキル、1
から4個の炭素原子を有するアルコキシ、任意にハロゲ
ンで1から3回置換されていてもよいフェニル、任意に
ハロゲンで1から3回置換されていてもよいフェノキ
シ、任意にハロゲンで1から3回置換されていてもよ
い、アルコキシ部分中に1から4個の炭素原子を有する
フェニルアルコキシ、および/またはシアノで、1から
4回置換されていてもよい、アリール部分中に6から1
0個の炭素原子を有しておりそしてアルキル部分中に1
から4個の炭素原子を有するアラルキルを表すか、或は
3から8個の炭素原子を有するアルケニル、または3か
ら8個の炭素原子と1から5個の同一もしくは異なるハ
ロゲン原子を有するハロゲノアルケニルを表すか、或は
アリール部分とアルケニル部分の両方が同一もしくは異
なる様式でハロゲンおよび/または1から4個の炭素原
子を有するアルキルで1から3回置換されていてもよ
い、アリール部分中に6から10個の炭素原子を有して
おりそしてアルケニル部分中に3から8個の炭素原子を
有するアラルケニルを表すか、或は3から8個の炭素原
子を有するアルキニル、または3から8個の炭素原子と
1から5個の同一もしくは異なるハロゲン原子を有する
ハロゲノアルキニルを表すか、或は各場合共アリール部
分が同一もしくは異なる様式でハロゲンおよび/または
1から4個の炭素原子を有するアルキルで1から3回置
換されていてもよい、アリール部分中に6から10個の
炭素原子を有しておりそしてアルキニル部分中に3から
8個の炭素原子を有するアラルキニルを表すか、或はア
ルキル部分中に1から8個の炭素原子を有するアルキル
カルボニルを表すか、或は各場合共アリール部分が同一
もしくは異なる様式でハロゲンおよび/または1から4
個の炭素原子を有するアルキルで1から3回置換されて
いてもよい、アリール部分中に6から10個の炭素原子
を有するアリールカルボニルを表すか、或はアルキル基
中に1から15個の炭素原子を有するアルキルアミノカ
ルボニル、またはトリメチルシリル−メチルを表す。
【0011】R2は、好適には、水素を表すか、或は1
から4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキル
を表す。
【0012】R3は、好適には、フッ素、塩素、臭素を
表すか、或は1から8個の炭素原子を有する直鎖もしく
は分枝アルキル、1から6個の炭素原子と1から5個の
同一もしくは異なるハロゲン原子、例えばフッ素、塩
素、臭素を有するハロゲノアルキル、1から4個の炭素
原子を有するアルコキシ、ニトロまたはシアノを表す。
mは、また好適には、数0、1、2または3を表すが、
ここで、mが2または3を表すとき、これらの基R3
同一もしくは異なっていてもよく、或は、R1は、1か
ら5または10から20個の炭素原子を有する直鎖もし
くは分枝アルキルを表し、そしてR2は、水素を表す
か、或はR1は、1から12個の炭素原子を有する直鎖
もしくは分枝アルキルを表し、そしてR2は、1から4
個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキルを表
す。
【0013】R1は、特に好適には、1から4個の炭素
原子と1から3個のフッ素、塩素および/または臭素原
子を有するハロゲノアルキルを表すか、或はフェニルま
たはナフチル基の各々が同一もしくは異なる様式でフッ
素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、シアノ、
任意にフッ素、塩素および/または臭素で1から3回置
換されていてもよいフェニル、任意にフッ素、塩素およ
び/または臭素で1から3回置換されていてもよいフェ
ノキシ、および/または任意にフッ素、塩素および/ま
たは臭素で1から3回置換されていてもよい、アルコキ
シ部分中に1または2個の炭素原子を有するフェニルア
ルキルオキシで、1から3回置換されていてもよい、フ
ェニルまたはナフチルを表すか、或は各場合共フェニル
またはナフチル部分が同一もしくは異なる様式でフッ
素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、シアノ、
任意にフッ素、塩素および/または臭素で1から3回置
換されていてもよいフェニル、任意にフッ素、塩素およ
び/または臭素で1から3回置換されていてもよいフェ
ノキシ、および/または任意にフッ素、塩素および/ま
たは臭素で1から3回置換されていてもよい、アルコキ
シ部分中に1から2個の炭素原子を有するフェニルアル
キルオキシで、1から4回置換されていてもよい、各場
合共アルキル部分中に1から3個の炭素原子を有するフ
ェニルアルキルまたはナフチルアルキルを表すか、或は
3から6個の炭素原子を有するアルケニル、または3か
ら6個の炭素原子と1から3個のフッ素、塩素および/
または臭素原子を有するハロゲノアルケニルを表すか、
或は各場合共フェニルまたはナフチル部分および/また
はアルケニル部分が同一もしくは異なる様式でフッ素、
塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピルおよび/またはt−ブチルで1から3回置換されて
いてもよい、各場合共アルケニル部分中に3から6個の
炭素原子を有するフェニルアルケニルまたはナフチルア
ルケニルを表すか、或は3から6個の炭素原子を有する
アルキニル、または3から6個の炭素原子と1から3個
のフッ素、塩素および/または臭素原子を有するハロゲ
ノアルキニルを表すか、或は各場合共フェニルまたはナ
フチル部分が同一もしくは異なる様式でフッ素、塩素、
臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルお
よび/またはt−ブチルで1から3回置換されていても
よい、各場合共アルキニル部分中に3から6個の炭素原
子を有するフェニルアルキニルまたはナフチルアルキニ
ルを表すか、或はアルキル部分中に1から6個の炭素原
子を有するアルキルカルボニルを表すか、或は各場合共
フェニルまたはナフチル部分が同一もしくは異なる様式
でフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピルおよび/またはt−ブチルで1から3
回置換されていてもよい、フェニルカルボニルまたはナ
フチルカルボニルを表すか、或はアルキル基中に1から
12個の炭素原子を有するアルキルアミノカルボニル、
またはトリメチルシリル−メチルを表す。
【0014】R2は、特に好適には、水素、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチルまたは
t−ブチルを表す。
【0015】R3は、特に好適には、フッ素、塩素、臭
素を表すか、或は1から6個の炭素原子を有する直鎖も
しくは分枝アルキル、1から4個の炭素原子と1から3
個のフッ素、塩素および/または臭素原子を有するハロ
ゲノアルキル、メトキシ、エトキシ、ニトロまたはシア
ノを表す。
【0016】mは、また特に好適には、数0、1、2ま
たは3を表す。
【0017】R1が、メチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−デシルま
たはn−ドデシルを表し、R2が、水素を表し、R3が、
フッ素、塩素、臭素、1から6個の炭素原子を有する直
鎖もしくは分枝アルキル、1から4個の炭素原子と1か
ら3個のフッ素、塩素および/または臭素原子を有する
ハロゲノアルキル、メトキシ、エトキシ、ニトロまたは
シアノを表し、そしてmが、数0、1、2または3を表
すか、或はR1が、メチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、
n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニ
ル、n−デシルまたはn−ドデシルを表し、そしてR2
が、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチルまたはt−ブチルを表す、式(I)で表される
化合物もまた特に好適である。
【0018】R1、R2、R3およびmがこれらの置換基
および数にとって好適であるとして述べた意味を有する
式(I)で表されるベンジルイミダゾリル誘導体と酸類
から生じる付加生成物もまた、好適に用いられ得る本発
明に従う化合物である。
【0019】添加され得る酸類には、好適には、ハロゲ
ン化水素酸、例えば塩酸および臭化水素酸、特に塩酸、
そして加うるに、燐酸、硝酸、一官能および二官能カル
ボン酸およびヒドロキシカルボン酸、例えば酢酸、マレ
イン酸、こはく酸、フマル酸および乳酸など、並びにス
ルホン酸、例えばp−トルエンスルホン酸および1,5
−ナフタレンジスルホン酸などが含まれる。
【0020】好適に用いられ得る本発明に従う追加的化
合物は、元素の周期律系のIIからIVの主要族、並び
にIおよびIIと共にIVからVIII、即ち亜族の金
属と、R1、R2、R3およびmがこれらの置換基および
数にとって好適であるとして述べた意味を有する式
(I)で表されるベンジルイミダゾリル誘導体の塩類生
じる付加生成物である。
【0021】これに関連して、銅、亜鉛、マンガン、マ
グネシウム、錫、鉄およびニッケルの塩類が特に好適で
ある。適切な上記塩類のアニオン類は、生理学的に耐え
られる付加生成物をもたらす酸類から誘導されるアニオ
ン類である。これに関連して特に好適な上記種類の酸類
は、ハロゲン化水素酸、例えば塩酸および臭化水素酸な
どに加えて、燐酸、硝酸および硫酸などである。
【0022】本発明に従って用いられ得る物質のいくつ
かは公知である(Eur.J.Med.Chem.−C
him.Ther.14、231−237(1979)
および(ドイツ国特許出願公開第2 418 502号明
細書参照)。これらは、 a)第一段階で、式
【0023】
【化3】
【0024】[式中、R2、R3およびmは、上述した意
味を有する]で表されるフェノール誘導体と、 α)式
【0025】
【化4】 R4−Hal (III) [式中、R4は、ハロゲノアルキル、任意に置換されて
いてもよいアラルキル、アルケニル、ハロゲノアルケニ
ル、任意に置換されていてもよいアラルケニル、アルキ
ニル、任意に置換されていてもよいアラルキニル、アル
キルカルボニル、任意に置換されていてもよいアリール
カルボニルまたはトリメチルシリルアルキルを表し、そ
してHalは、塩素または臭素を表す]で表されるハロ
ゲン化合物とを、酸結合剤、例えば水酸化ナトリウム、
炭酸ナトリウムまたは水素化ナトリウムの存在下、そし
て不活性希釈剤、例えばジメチルホルムアミドの存在
下、20℃から150℃の温度で反応させるか、或は
β)式
【0026】
【化5】 R5−NCO (IV) [式中、R5は、アルキルを表す]で表されるイソシア
ネート類とを、不活性希釈剤、例えばテトラヒドロフラ
ンの存在下、そして触媒活性量の塩基、例えば1,4−
ジアザビシクロ[2.2.2.]オクタン(DABCO)
の存在下、20℃から150℃の温度で反応させた後、
第二段階で、その得られる式
【0027】
【化6】
【0028】[式中、R1、R2、R3およびmは、上述
した意味を有する]で表されるフェニル誘導体と、複合
水素化物、例えばナトリウムボロハイドライドとを、不
活性希釈剤、例えばメタノールの存在下、20℃から1
00℃の温度で反応させた後、第三段階で、その得られ
る式
【0029】
【化7】
【0030】[式中、R1、R2、R3およびmは、上述
した意味を有する]で表されるベンジル誘導体と、塩素
化剤、例えば塩化チオニル、塩化スルフリルまたは濃塩
酸とを、不活性希釈剤、例えばジクロロメタンの存在
下、20℃から100℃の温度で反応させた後、第四段
階で、その得られる式
【0031】
【化8】
【0032】[式中、R1、R2、R3およびmは、上述
した意味を有する]で表されるベンジルクロライド類
と、イミダゾールとを、酸結合剤、例えば炭酸ナトリウ
ム、トリエチルアミンまたは水酸化ナトリウムの存在
下、そして不活性希釈剤、例えばジメチルホルムアミド
の存在下、20℃から100℃の温度で反応させるか、
或は b)式
【0033】
【化9】
【0034】[式中、R1、R2、R3およびmは、上述
した意味を有する]で表されるベンジルイミダゾリル誘
導体と、 α)式
【0035】
【化10】 R4−Hal (III) [式中、R4およびHalは、上述した意味を有する]
で表されるハロゲン化合物とを、酸結合剤、例えば水酸
化ナトリウムまたは水素化ナトリウムの存在下、そして
不活性希釈剤、例えばジメチルホルムアミドの存在下、
20℃から150℃の温度で反応させるか、或は β)式
【0036】
【化11】 R5−NCO (IV) [式中、R5は、上述した意味を有する]で表されるイ
ソシアネート類とを、不活性希釈剤、例えばテトラヒド
ロフランの存在下、そして触媒活性量の塩基、例えば
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2.]オクタン(DAB
CO)の存在下、20℃から150℃の温度で反応させ
るか、或は c)式
【0037】
【化12】
【0038】[式中、R1、R2、R3およびmは、上述
した意味を有する]で表されるベンジル誘導体と、イミ
ダゾールとを、p−トルエンスルホン酸の存在下、そし
て任意に不活性希釈剤の存在下、20℃から150℃の
温度で反応させ、そして任意に、このようにして得られ
る式(I)で表される化合物に酸または金属塩を添加す
る、ことによって製造され得る。
【0039】上記方法(a)における出発化合物として
必要なフェノール誘導体を一般的に式(II)で定義す
る。この式において、R2、R3およびmは、好適には、
本発明に従って用いられ得る式(I)で表されるベンジ
ルイミダゾリル誘導体の記述に関連してこれらの基およ
び数mにとって好適であるとして既に述べた意味を有す
る。
【0040】式(II)で表されるフェノール誘導体は
公知であるか、或は原則として知られている方法で製造
され得る。
【0041】上記方法(a)における反応成分として必
要なハロゲン化合物を一般的に式(III)で定義す
る。この式において、R4は、好適には、本発明に従っ
て用いられ得る式(I)で表されるベンジルイミダゾリ
ル誘導体の記述に関連してこの基R1にとって好適であ
るとして既に述べた基を表すが、しかしながら、アルキ
ルアミノカルボニルの意味は除外する。Halもまた好
適には塩素または臭素を表す。
【0042】式(III)で表されるハロゲン化合物は
公知であるか、或は原則として知られている方法で製造
され得る。
【0043】上記方法(a)における反応成分としてま
た必要なイソシアネート類を一般的に式(IV)で定義
する。この式において、R5は、好適には、1から15
個の炭素原子を有するアルキルを表す。
【0044】式(IV)で表されるイソシアネート類も
同様に公知であるか、或は原則として知られている方法
で製造され得る。
【0045】上記方法(b)における出発化合物として
必要なベンジルイミダゾリル誘導体を一般的に式(VI
II)で定義する。この式において、R2、R3およびm
は、好適には、本発明に従って用いられ得る式(I)で
表されるベンジルイミダゾリル誘導体の記述に関連して
これらの基および数mにとって好適であるとして既に述
べた意味を有する。
【0046】式(VIII)で表されるベンジルイミダ
ゾリル誘導体は公知であるか、或は原則として知られて
いる方法で製造され得る(Eur.J.Med.Che
m.−Chim.Ther.14、231−237(1
979)参照)。
【0047】式(I)で表されるベンジルイミダゾリル
誘導体を酸付加塩および金属塩錯体に変換することがで
きる。
【0048】式(I)で表される化合物の酸付加塩の製
造では、好適には、本発明に従って用いられ得る酸付加
塩の記述に関連して好適な酸類であるとして既に述べた
酸類が適切である。
【0049】式(I)で表される化合物の酸付加塩は、
塩を生じさせる通常方法に従う簡潔な様式、例えば式
(I)で表される化合物を適切な不活性溶媒の中に溶解
させ、そして酸、例えば塩酸を加えた後、公知様式、例
えば濾別することで単離し、そして適宜不活性有機溶媒
で洗浄することによって精製を行うことにより、入手可
能である。
【0050】式(I)で表される化合物の金属塩錯体の
製造では、好適には、本発明に従って用いられ得る金属
塩錯体の記述に関連して好適な金属塩類であるとして既
に述べた金属の塩類が適切である。
【0051】式(I)で表される化合物の金属塩錯体
は、通常方法に従う簡潔な様式、例えばその金属塩をア
ルコール、例えばエタノールの中に溶解させた後、それ
を式(I)で表される化合物に添加することにより、入
手可能である。金属塩錯体は、公知様式、例えば濾別し
た後、適宜再結晶で精製することにより単離され得る。
本発明に従って用いられ得る活性化合物は、強力な殺微
生物作用を示し、望まれない微生物の外寄生およびそれ
らによる破壊に対して産業材料を保護する目的で用いら
れ得る。
【0052】これに関連して、産業材料は、産業で用い
る目的で製造された無生物材料を意味すると理解され
る。例えば、本発明に従う活性化合物を用いて微生物に
よる変質または崩壊から保護することを意図する産業材
料は、接着剤、糊、紙および厚紙、織物、レザー、木、
コーティング材料およびプラスチック品、冷却用潤滑
剤、並びに微生物が外寄生しそしてそれらによって分解
され得る他の材料であり得る。保護すべき材料の範囲内
で、微生物が増殖することで悪化し得る製造装置、例え
ば冷却水回路などの部品も挙げられ得る。本発明の範囲
内で好適に挙げられ得る産業材料は、接着剤、糊、紙お
よび厚紙、レザー、木、コーティング材料、冷却用潤滑
剤、および熱交換用流体、特に好適には木である。
【0053】本発明に従って用いられ得る化合物は、好
適には、微生物による汚染および破壊に対してコーティ
ング材料を保護するに適合している。
【0054】産業材料の分解または変質をもたらし得る
例として挙げられ得る微生物は、細菌、菌・カビ、酵
母、藻類、および粘液有機体である。本発明に従って用
いられ得る活性化合物は、好適には菌・カビ、特にカ
ビ、木を変色させそして木を崩壊させる菌・カビ(担子
菌綱)、並びに粘液有機体および藻に対して作用を示
す。以下に示す属の微生物を例として挙げることができ
る:アルテルナリア属(Alternaria)、例え
ばアルテルナリア・テヌイス(Alternaria
tenuis)、アスペルギルス属(Aspergil
lus)、例えば黒色アスペルギルス(Aspergi
llus niger) カエトミウム属(Chaetomium)、例えばカエ
トミウム・グロボスム(Chaetomium glo
bosum) コニオフォラ属(Coniophora)、例えばコニ
オフォラ・プエタナ(Coniophora puet
ana) レンチヌス属(Lentinus)、例えばレンチヌス
・チグリヌス(Lentinus tigrinus) ペニシリウム属(Penicillium)、例えばペ
ニシリウム・グラウクム(Penicillium g
laucum) ポリポルス属(Polyporus)、例えばポリポル
ス・ベルシコロル(Polyporus versic
olor) アウレオバシジウム属(Aureobasidiu
m)、例えばアウレオバシジウム・プルランス(Aur
eobasidium pullulans) スクレロフォマ属(Sclerophoma)、例えば
スクレロフォマ・ピチオフィラ(Sclerophom
a pityophila) トリコデルマ属(Trichoderma)、例えばト
リコデルマ・ヴィリデ(Trichoderma vi
ride) エシェリキア属(Escherichia)、例えば大
腸菌(Escherichia coli) シュードモナス属(Pseudomonas)、例えば
シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomona
s aeruginosa) ぶどう球菌属(Staphylococcus)、例え
ば黄色ぶどう球菌(Staphylococcus a
ureus)。
【0055】各場合とも用途分野に応じて、本発明に従
って用いられ得る活性化合物は、通常の調合物、例えば
液剤、乳剤、懸濁剤、粉剤、ペーストおよび粒剤などに
変換され得る。
【0056】これらは、本質的に知られている様式、例
えば適宜界面活性剤、例えば乳化剤および/または分散
剤を用いて、該活性化合物と液状溶媒および/または固
体状担体物質から成る増粘剤とを混合することによって
製造され得るが、適宜、この増粘剤として水を用いる場
合、アルコールなどの有機溶媒を助剤として用いること
も可能である。
【0057】該活性化合物に適した液状溶媒は、例えば
水、アルコール類、好適にはエタノールまたはイソプロ
パノールであるか、或はベンジルアルコール、ケトン
類、例えばアセトンまたはメチルエチルケトンなど、液
状炭化水素、例えばベンジン溜分など、並びにハロゲン
置換されている炭化水素、例えば1,2−ジクロロエタ
ンなどであってもよい。
【0058】産業材料を保護する目的で用いられる該薬
剤は、一般に、1から95重量%、好適には10から7
5重量%の量で該活性化合物を含んでいる。
【0059】本発明に従って用いられる活性化合物の濃
度は、抑制すべき微生物の性質および存在、並びに保護
すべき材料の組成に依存している。用いるべき最適量は
1組の試験で決定され得る。一般に、投与濃度は、保護
すべき材料を基準にして0.001から5重量%、好適
には0.05から1.0重量%の範囲内である。
【0060】適宜、抗微生物活性を示す更に一層の化合
物、殺菌・殺カビ剤、殺菌剤、除草剤、殺虫剤または他
の活性化合物を添加して活性スペクトルを増強させるか
或は特定効果、例えば昆虫からの補助的保護などを増強
すると、本発明に従って用いられ得る活性化合物、薬
剤、濃縮物、或は極めて一般的にそれらを用いて製造さ
れ得る調合物が示す作用の効力およびスペクトルが上昇
し得る。これらの混合物は、本発明に従う化合物よりも
幅広い活性スペクトルを示す可能性がある。
【0061】多くの場合、これに関連して相乗効果が得
られる、即ち、この混合物の効力は、個々の成分が示す
効力よりも大きくなる。例えば、以下に示す化合物が特
に好適な混合相手である:スルフェンアミド類、例えば
ジクロフルアニド(dichlofluanid)(エ
ウパレン(euparen))、トリルフルアニド(t
olyfluanid)(メチルエウパレン(meth
yleuparen))、フォルペット(folpe
t)、およびフルオロフォルペット(fluorofo
lpet);ベンズイミダゾール類、例えばカルベンダ
ジム(carbendazim)(MBC)、ベノミル
(benomyl)、フベリダゾール(fuberid
azole)、チアベンダゾール(chiabenda
zole)またはそれらの塩類;チオシアネート類、例
えばチオシアナトメチルチオベンゾチアゾール(TCM
TB)、およびメチレンビスチオシアネート(MB
T);第四級アンモニウム化合物、例えばベンジルジメ
チルテトラデシルアンモニウムクロライド、ベンジル−
ジメチル−ドデシル−アンモニウムクロライドおよびド
デシル−ジメチル−アンモニウムクロライド;モルホリ
ン誘導体、例えばC11−C14−4−アルキル−2,6−
ジメチル−モルホリン同族体(トリデモルフ(trid
emorph))、(±)−シス−4−[3−(4−t
−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル]−2,6−
ジメチルモルホリン(フェンプロピモルフ(fenpr
opimorph))およびファリモルフ(falim
orph);フェノール類、例えばO−フェニルフェノ
ール、トリブロモフェノール、テトラクロロフェノー
ル、ペンタクロロフェノール、3−メチル−4−クロロ
フェノール、ジクロロフェン(dichlorophe
n)、クロロフェン(chlorophen)またはそ
れらの塩類;アゾール類、例えばトリアジメホン(tr
iadimefon)、トリアジメノール(triad
imenol)、ビテルタノール(bitertano
l)、テブコナゾール(tebuconazole)、
プロピコナゾール(propiconazole)、ア
ザコナゾール(azaconazole)、ヘキサコナ
ゾール(hexaconazole)、プロクロラズ
(prochloraz)、シプロコナゾール(cyp
roconazole)、1−(2−クロロフェニル)
−2−(1−クロロシクロプロピル)−3−(1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−プロパン−2−オールお
よび1−(2−クロロフェニル)−2−(1,2,4−ト
リアゾール−1−イル−メチル)−3,3−ジメチル−
ブタン−2−オール。
【0062】ヨードプロパルギル誘導体、例えばヨード
プロパルギルブチルカルバメート(IPBC)、ヨード
プロパルギルクロロフェニルホルマール、ヨードプロパ
ルギルフェニルカルバメート、ヨードプロパルギルヘキ
シルカルバメート、ヨードプロパルギルシクロヘキシル
カルバメートおよびヨードプロパルギルオキシエチルフ
ェニルカルバメート;ヨウ素誘導体、例えばジヨードメ
チルp−アリールスルホン類、例えばジヨードメチルp
−トリルスルホン;臭素誘導体、例えばブロモポール
(bromopol);イソチアゾリノン類、例えばN
−メチルイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−N−
メチルイソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−
N−オクチル−イソチアゾリン−3−オンおよびN−オ
クチルイソチアゾリン−3−オン(オクチリノン(oc
thilinone));ベンズイソチアゾリノン類お
よびシクロペンテンイソチアゾリン類;ピリジン類、例
えば1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン(およびそれ
らのNa、Fe、MnおよびZn塩類)およびテトラク
ロロ−4−メチルスルホニルピリジン;金属石鹸、例え
ばナフテン酸、カプリル酸、オクチル酸、オレイン酸、
燐酸および安息香酸の錫、銅および亜鉛塩、並びに酸化
物、例えばTBTO、Cu2O、CuOおよびZnO;
有機錫化合物、例えばトリブチル錫ナフテネートおよび
トリブチル錫オキサイド;ジアルキルジチオカルバメー
ト類、例えばジアルキルジチオカルバメート類のNa塩
およびZn塩、およびテトラメチルチウラムジスルフィ
ド(TMTD);ニトリル類、例えば2,4,5,6−テ
トラクロロイソフタロニトリル(クロロタロニル(ch
lorothalonil))、並びに活性化されたハ
ロゲン基を有する他の殺微生物剤、例えばCl−Ac、
MCA、テクタマー(tectamer)、ブロモポー
ルおよびブロミドックス(bromidox);ベンゾ
チアゾール類、例えば2−メルカプトベンゾチアゾー
ル;上記ダゾメット(dazomet)を参照のこと;
キノリン類、例えば8−ヒドロキシキノリン;ホルムア
ルデヒド消失化合物、例えばベンジルアルコールモノ
(ポリ)ヘミホルマール、オキサゾリジン類、ヘキサヒ
ドロ−s−トリアジン類およびN−メチロールクロロア
セトアミド;トリス−N−(シクロヘキシルジアゼニウ
ムジオキシ)−アルミニウム、N−(シクロヘキシルジ
アゼニウムジオキシ)−トリブチル錫、またはK塩、並
びにビス−N−(シクロヘキシル)ジアジニウム(−ジ
オキシ−、銅またはアルミニウム)。
【0063】好適に添加され得る殺虫剤は下記のもので
ある:燐酸エステル類、例えばアジンホス−エチル(a
zinphos−ethyl)、アジンホス−メチル
(azinphos−methyl)、1−(4−クロ
ロフェニル)−4−(O−エチル,S−プロピル)−ホ
スホリルオキシピラゾール(TIA−230)、クロロ
ピリホス(chloropyrifos)、コウマホス
(coumaphos)、デメトン(demeto
n)、デメトン−S−メチル(demeton−S−m
ethyl)、ジアジノン(diazinon)、ジク
ロルボス(dichlorvos)、ジメトエート(d
imethoate)、エトプロホス(ethopro
phos)、エトリムホス(etrimfos)、フェ
ニトロチオン(fenitrothion)、フェンチ
オン(fention)、ヘプテノホス(hepten
ophos)、パラチオン(parathion)、パ
ラチオン−メチル(parathion−methy
l)、ホサロン(phosalone)、ホキシム(p
hoxim)、ピリミホス−エチル(pirimiph
os−ethyl)、ピリミホス−メチル(pirim
iphos−methyl)、プロフェノホス(pro
fenofos)、プロチオホス(prothiofo
s)、スルプロホス(sulprofos)、トリアゾ
フォス(triazophos)およびトリクロロフォ
ン(trichlorophon)など;カルバメート
類、例えばアルジカルブ(aldicarb)、ベンジ
オカルブ(bendiocarb)、BPMC(2−
(1−メチルプロピル)フェニルメチルカルバメー
ト)、ブトカルボキシム(butocarboxi
m)、ブトキシカルボキシム(butoxycarbo
xim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフ
ラン(carbofuran)、カルボスルファン(c
arbosulfan)、クロエトカルブ(cloet
hocarb)、イソプロカルブ(isoprocar
b)、メトミル(methomyl)、オキザミル(o
xamyl)、ピリミカルブ(pirimicar
b)、プロメカルブ(promecarb)、プロポク
スル(propoxur)およびチオジカルブ(thi
odicarb)など;ピレトロイド類(pyreth
roid)、例えばアレトリン(allethri
n)、アルファメトリン(alphamethri
n)、ビオレスメトリン(bioresmethri
n)、ビフェントリン(bifenthrin)(FM
C 54 800)、シクロプロトリン(cyclop
rothrin)、シフルトリン(cyfluthri
n)、デカメトリン(decamethrin)、シハ
ロトリン(cyhalothrin)、シペルメトリン
(cypermethrin)、デルタメトリン(de
ltamethrin)、アルファ−シアノ−3−フェ
ニル−2−メチルベンジル−2,2−ジメチル−3−
(2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロ
プロパンカルボキシレート、フェンプロパトリン(fe
npropathrin)、フェンフルトリン(fen
fluthrin)、フェンヴァレレート(fenva
lerate)、フルシトリネート(flucythr
inate)、フルメトリン(flumethri
n)、フルヴァリネート(fluvalinate)、
ペルメトリン(permethrin)およびレスメト
リン(resmethrin);ニトロイミノおよびニ
トロメチレン類、例えば1−[(6−クロロ−3−ピリ
ジニル)−メチル]−4,5−ジヒドロ−N−ニトロ−
1H−イミダゾール−2−アミン(イミダクロプリド
(imidacloprid))など。
【0064】有機ケイ素化合物、好適にはジメチル(フ
ェニル)−シリルメチル 3−フェノキシ−ベンジルエ
ーテル類、例えばジメチル(4−エトキシフェニル)−
シリルメチル 3−フェノキシベンジルエーテルまたは
ジメチル(フェニル)−シリルメチル 2−フェノキシ
−6−ピリジルメチルエーテル、例えばジメチル(9−
エトキシフェニル)−シリルメチル 2−フェノキシ−
6−ピリジルメチルエーテル、または(フェニル)[3
−(3−フェノキシフェニル)−プロピル](ジメチ
ル)−シラン類、例えば(4−エトキシフェニル)−
[3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)−プ
ロピル]ジメチル−シランなど。
【0065】他の適切な活性化合物は、アルギシド類
(algicides)、モルシシド類(mollus
cicides)、例えば船の底の塗料コート物にコロ
ニーを形成する海洋動物に対する活性化合物である。
【0066】以下に示す実施例を用いて、本発明に従う
活性化合物の製造およびそれらの使用を説明する。
【0067】
【実施例】製造実施例 実施例1
【0068】
【化13】
【0069】207g(2.3モル)のナトリウムイミ
ダゾールと1.7リットルの無水ジメチルホルムアミド
から成る混合物に、室温で撹拌しながら、478g
(2.06モル)の1−ベンジルオキシ−2−クロロメ
チル−ベンゼンを加え、その結果として、この反応混合
物の温度が90℃に上昇する。次に、この反応混合物を
80℃で2時間撹拌した後、減圧下で脱溶媒することに
よって濃縮する。この残存している油状残渣を水で3回
洗浄した後、ジクロロメタン中に取り上げ、そして再び
水で1回洗浄する。この有機相を硫酸ナトリウム上で乾
燥した後、減圧下で脱溶媒することにより濃縮する。こ
の残存している油状残渣を、シリカゲルを通して濾過す
る(勾配:トルエン→酢酸エチル)。この溶離液を濃縮
した後、融点が64℃の固体状物質の形態で1−イミダ
ゾリルメチル−2−ベンジル−オキシベンゼンが438
g(理論値の80%)得られる。
【0070】出発化合物の製造:
【0071】
【化14】
【0072】150mLの濃塩酸の中に、室温で撹拌し
ながら、56g(0.25モル)の1−ベンジルオキシ
−2−ヒドロキシ−メチルベンゼンを注ぎ込む。次に、
この発熱反応の結果としていくらか加熱されたその得ら
れる懸濁液を30分間撹拌した後、ジクロロメタンで抽
出する。この有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で
乾燥した後、減圧下で脱溶媒することにより濃縮する。
この残存している残渣を、トルエン/シクロヘキサン=
1:1を用いたシリカゲル使用クロマトグラフィーにか
ける。この溶離液を濃縮した後、油状物の形態で1−ベ
ンジルオキシ−2−クロロメチルベンゼンが41.6g
(理論値の71.5%)得られる。
【0073】
【化15】
【0074】300mLの無水メタノール中65.5g
(0.31モル)の2−ベンジルオキシベンズアルデヒ
ドの混合物に、室温で撹拌しながら窒素雰囲気下、9.
4g(0.24モル)のナトリウムボロハイドライドを
加える。次に、この反応混合物を室温で1時間撹拌した
後、還流下で2時間加熱し、その後、減圧下で脱溶媒す
ることによって濃縮する。この残存している残渣を希硫
酸で消化させる。次に、ジクロロメタンを用いた抽出を
行い、そして有機相を水で洗浄する。この有機相を硫酸
ナトリウム上で乾燥した後、減圧下で脱溶媒することに
より濃縮する。このようにして、黄色油状物の形態で1
−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシメチルベンゼンが6
2.4g(理論値の94%)得られる。
【0075】
【化16】
【0076】200mLの無水ジメチルホルムアミド中
24.4g(0.2モル)のサリチルアルデヒドから成る
溶液に、室温で撹拌しながら窒素雰囲気下、7.2g
(0.24モル)の水素化ナトリウム(80%濃度)を
加え、その結果として、気体の発生を伴う弱い発熱反応
により、この反応混合物が温められる。次に、この混合
物を室温で更に1時間撹拌した後、27.8g(0.22
モル)のベンジルクロライドをそれに滴下し、そしてこ
の得られる混合物を室温で更に16時間撹拌する。5m
Lの酢酸エチルを加えた後、この反応混合物を700m
Lの氷水に加える。分離して来る油状物を単離した後、
ジクロロメタンの中に取り上げる。この有機相を水で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した後、減圧下で脱溶媒
することにより濃縮する。この残存している残渣を、ト
ルエンを用いたシリカゲル使用クロマトグラフィーにか
ける。この溶離液を濃縮した後、黄色油状物の形態で2
−ベンジルオキシベンズアルデヒドが38g(理論値の
90%)得られる。
【0077】
【化17】
【0078】水がなくなるまで乾燥エタノールで洗浄し
たパラジウム(Norit−B−Supra、10%濃
度)の50gを、室温で、418g(1.6モル)の1
−イミダゾリルメチル−2−ベンジルオキシベンゼンと
1.5リットルの無水エタノールから成る混合物に加え
る。この混合物を、50℃のオートクレーブ中、35バ
ールの水素圧下で6時間かけて水添する。次に、このパ
ラジウム触媒を分離除去し、そして、メタノールと一緒
に沸騰させることによって数回抽出する。このメタノー
ル相を一緒にして冷却すると、固体形態で2−イミダゾ
リル−メチルフェニルが87.4g分離して来る。この
メタノール系母液とエタノール相を一緒にして減圧下で
濃縮する結果として、更に154.6gの固体を分離す
る。
【0079】このようにして、融点が158−159℃
の固体状物質の形態で、2−イミダゾリル−メチル−フ
ェノールが全体で242g(理論値の88%)得られ
る。
【0080】以下の表1に挙げる式(I)で表される化
合物もまた、実施例1で与えた方法に従って製造する。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
【表3】
【0084】
【表4】
【0085】実施例29
【0086】
【化18】
【0087】方法b) 50mLの無水ジメチルホルムアミド中5g(0.24
モル)の2−(1−イミダゾリルエチル)−フェノール
ナトリウム塩から成る混合物に、室温で撹拌しながら、
5.1g(0.26モル)の2,4−ジクロロベンジルク
ロライドを滴下する。この滴下が終了した後、この混合
物を撹拌しながら更に5時間80℃で加熱する。次に、
この反応混合物を減圧下で脱溶媒することによって濃縮
する。この残存している残渣を、トルエン/酢酸エチル
1:1を用いたシリカゲル使用クロマトグラフィーにか
ける。この溶離液を濃縮した後、融点が79−80℃の
無色結晶の形態で1′−イミダゾリルエチル−2−
(2′,4′−ジクロロベンジルオキシ)−ベンゼンが
6.7g(理論値の80%)得られる。
【0088】方法c) 14.9g(0.05モル)の1′−ヒドロキシ−エチル
−2−(2′,4′−ジクロロベンジルオキシ)−ベン
ゼン、7gのp−トルエンスルホン酸および13.8g
(0.2モル)のイミダゾールから成る混合物を撹拌し
ながら2時間190℃で加熱する。この反応混合物を室
温にまで冷却した時点で水を加える。分離して来る油状
物を単離した後、トルエン→酢酸エチル(第一勾配)お
よびトルエン/酢酸エチル=1:1(第二勾配)を用い
たシリカゲル使用カラムクロマトグラフィーに2回かけ
ることによって精製を行う。このようにして、融点が7
9−80℃の無色結晶の形態で1′−イミダゾリルエチ
ル−2−(2′,4′−ジクロロベンジルオキシ)−ベ
ンゼンが8.5g(理論値の51%)得られる。
【0089】出発化合物の製造
【0090】
【化19】
【0091】150mLのメタノール中44.2g(0.
15モル)の2−(2′,4′−ジクロロベンジルオキ
シ)−アセトフェノンから成る混合物に、室温で撹拌し
ながら窒素雰囲気下、4.2g(0.113モル)のナト
リウムボロハイドライドを加えたが、それに伴って気体
が発生すると共にこの反応混合物はある程度加熱され
る。室温で2時間撹拌した後、この反応混合物を減圧下
で濃縮する。この残存している残渣を希硫酸と一緒に撹
拌し、そしてジクロロメタンで抽出する。この有機相を
水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した後、減圧下で
脱溶媒することによって濃縮する。このようにして、融
点が83−84.5℃の固体状物質の形態で1′−ヒド
ロキシエチル−2−(2′,4′−ジクロロベンジルオ
キシ)−ベンゼンが42.8g(理論値の96%)得ら
れる。
【0092】
【化20】
【0093】31.6g(0.2モル)の2−ヒドロキシ
−アセトフェノンナトリウム塩と100mLの無水ジメ
チルホルムアミドから成る混合物に、室温で撹拌しなが
ら、40.2g(0.2モル)の2,4−ジクロロベンジ
ルクロライドを加える。この添加が終了した後、この反
応混合物を室温で更に16時間撹拌し、そして次に、
1.5リットルの氷水の中に撹拌しながら加える。分離
して来た沈澱物を吸引濾別した後、水で洗浄し、そして
乾燥する。更に一層の精製を行う目的で、この生成物を
100mLのイソプロパノールと一緒に激しく撹拌した
後、吸引濾別し、そしてもう一度乾燥する。このように
して、融点が82−84℃の固体状物質の形態で2−
(2′,4′−ジクロロベンジルオキシ)−アセトフェ
ノンが47.4g(理論値の80%)得られる。
【0094】実施例29で与えた方法に従って、以下の
表2に挙げる式(I)で表される化合物も製造する。
【0095】
【表5】
【0096】
【表6】
【0097】実施例40
【0098】
【化21】
【0099】75mLのテトラヒドロフラン中7.5g
(0.04モル)の2−(1−イミダゾリルエチル)−
フェノールから成る溶液に、室温で撹拌しながら、7.
0g(0.05モル)の4−クロロベンゾイルクロライ
ドと5.1g(0.05モル)のトリエチルアミンを滴下
する。この滴下が終了した後、この混合物を室温で更に
16時間撹拌し、そして次に、沈澱して来た固体を吸引
濾別した後、この濾液を減圧下で脱溶媒することによっ
て濃縮する。この残存している残渣を200mLのジク
ロロメタンの中に取り上げる。次に、この得られる溶液
を各場合共100mLの水で2回洗浄した後、硫酸ナト
リウム上で乾燥し、そして減圧下で脱溶媒することによ
って濃縮する。この残存している油状残渣を、トルエン
→トルエン/酢酸エチル=3:1を用いたシリカゲル使
用クロマトグラフィーにかける。この溶離液を濃縮した
後、融点が81−83℃の結晶性固体状物質の形態で
1′−イミダゾリル−エチル−2−(4′−クロロベン
ゾイルオキシ)−ベンゼンが8.2g(理論値の62.8
%)得られる。
【0100】実施例40で与えた方法に従って、以下の
表3に挙げる式(I)で表される化合物も製造する。
【0101】
【表7】
【0102】実施例47
【0103】
【化22】
【0104】9.4g(0.05モル)の2−(1−イミ
ダゾリルエチル)−フェノール、100mLの無水テト
ラヒドロフランおよび触媒量の1,4−ジアザ−ビシク
ロ[2.2.2.]オクタン(DABCO)から成る混合
物に、室温で撹拌しながら、4.7g(0.055モル)
のイソプロピルイソシアネートを滴下する。この滴下が
終了した後、この反応混合物を還流下で16時間加熱
し、そして次に、減圧下で脱溶媒することによって濃縮
する。この残存している残渣をジクロロメタンの中に取
り上げる。この有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上
で乾燥した後、減圧下で脱溶媒することによって濃縮す
る。この残存している残渣を、酢酸エチルを用いたシリ
カゲル使用クロマトグラフィーにかける。この溶離液を
濃縮した後、融点が154℃の結晶性固体状物質の形態
で1′−イミダゾリルエチル−2−イソプロピルアミド
カルボニルオキシベンゼンが11.2g(理論値の82.
1%)得られる。
【0105】実施例47で与えた方法に従って、以下の
表4に挙げる式(I)で表される化合物も製造する。
【0106】
【表8】
【0107】更に一層の出発化合物の製造 実施例51
【0108】
【化23】
【0109】53.7g(0.35モル)の酢酸4−フル
オロフェニルに、60℃で1.25時間かけて、126
gの塩化アルミニウムを加えるが、これに伴って、この
反応混合物の温度が約115℃に上昇する。次に、この
反応混合物を115℃で更に4時間撹拌した後、室温に
まで冷却し、そして撹拌しながら2リットルの氷水の中
に入れる。塩酸を加えることによってこの混合物を酸性
にした後、1.5時間撹拌する。沈澱して来た固体を吸
引濾別しそして乾燥する。このようにして、融点が54
℃の固体状物質の形態で2−ヒドロキシ−5−フルオロ
−アセトフェノンが46.2g(理論値の86%)得ら
れる。
【0110】
【化24】
【0111】47.2g(0.42モル)の4−フルオロ
フェノールと42.9g(0.42モル)の無水酢酸から
成る混合物に、室温で撹拌しながら、0.5mLの濃硫
酸を加えるが、これに伴って、この反応混合物の温度が
約80℃にまで加熱される。この反応混合物を80℃で
更に2時間撹拌した後、氷水の中に加え、そしてジクロ
ロメタンで抽出する。この有機相を炭酸水素ナトリウム
の水溶液で洗浄した後、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そ
して減圧下で脱溶媒することによって濃縮する。この残
存している残渣を減圧下で蒸留する。このようにして、
沸点が84℃/20トールの液状形態で酢酸4−フルオ
ロフェニルが53.8g(理論値の82.9%)得られ
る。
【0112】前に示した方法に従って、以下の表5に挙
げる物質も製造する。
【0113】
【表9】
【0114】
【表10】
【0115】実施例62
【0116】
【化25】
【0117】ジメチルホルムアミド25mL中6.3g
(0.037モル)の2−エトキシベンジルクロライド
から成る溶液に、10mLのジメチルホルムアミドに溶
解させた3.3g(0.037モル)のナトリウムイミダ
ゾリドを加える。この反応混合物を60℃で6時間撹拌
する。水系処理(酢酸エチルを用いた抽出)を行った
後、硫酸ナトリウム上で乾燥しそして濃縮することによ
り、油状物が5.5g(理論値の73%)得られる。
【0118】特徴付け:1 H−NMR(CDCl3、250MHz):δ=1.4
2(3H)、4.05(2H)、5.08(2H)、6.
80−7.52(7H)。
【0119】出発化合物の製造:
【0120】
【化26】
【0121】50mLのジクロロメタンの中に6g
(0.039モル)の2−エトキシベンジルアルコール
を溶解させる。4.9g(0.04モル)の塩化チオニル
を加えた後、この反応混合物を還流温度で2時間撹拌す
る。水系処理(酢酸エチルを用いた抽出)を行った後、
この有機相を乾燥しそして濃縮することにより、油状物
が6.3g(理論値の95%)得られる。
【0122】
【化27】
【0123】エタノール70mL中2.0g(0.053
モル)のナトリウムボロハイドライドから成る懸濁液
に、室温で、10g(0.067モル)の2−エトキシ
ベンズアルデヒドを滴下する。滴下終了後、この混合物
を次に更に1時間50℃で撹拌する。5Nの塩酸を用
い、室温で、この反応混合物のpHを2−3に調整す
る。この水相を酢酸エチルで数回抽出する。硫酸ナトリ
ウム上で乾燥した後、これらの有機相を一緒にして濃縮
することで、青白い油状物が6.3g(理論値の78
%)得られる。
【0124】特徴付け:IR:3600;(OH)cm
-1
【0125】
【化28】
【0126】100mLのジメチルホルムアミドの中に
12.2g(0.1モル)のサリチルアルデヒドを溶解さ
せる。80%濃度の水素化ナトリウムを分割して3g
(0.1モル)加えた後、この混合物を、水素の発生が
終了するまで室温で撹拌する。11g(0.1モル)の
臭化エチルを加えた後、この反応混合物を50℃で2時
間撹拌する。水系処理(トルエンを用いた抽出)を行っ
た後、この有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥しそして濃
縮することにより、青白い油状物が12g(理論値の8
0%)得られるが、これは、如何なる追加的精製も行う
ことなく反応させ得る。
【0127】実施例62で与えた方法に従って、以下の
実施例で示す化合物も製造する。
【0128】実施例63
【0129】
【化29】
【0130】油状液体の形態で化合物が得られる。
【0131】実施例64
【0132】
【化30】
【0133】5mLのジメチルホルムアミドの中に溶解
させた2.1g(0.023モル)のナトリウムイミダゾ
リドを、ジメチルホルムアミド20mL中5.5g(0.
023モル)の2−クロロ−2−(2−ヘキシルオキシ
フェニル)−エタンから成る溶液に加える。この反応混
合物を60℃で8時間撹拌する。水系処理(トルエン)
を行った後、この有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥しそ
して濃縮することにより、油状物が5.1g(理論値の
82%)得られるが、これは、ゆっくりと結晶化する。
融点:56−57℃。
【0134】出発化合物の製造:
【0135】
【化31】
【0136】エタノール60mL中1.7g(0.045
モル)のナトリウムボロハイドライドから成る懸濁液
に、室温で、10g(0.045モル)の2−ヘキシル
オキシアセトフェノンを加える。添加終了後、この反応
混合物を次に60℃で3時間撹拌した後、室温にまで冷
却し、そして5Nの塩酸を用い、冷却しながらpHを2
−3に調整する。この水相を酢酸エチルで抽出する。こ
れらの有機相を一緒にして乾燥した後、濃縮する。粘性
を示す青白い油状物が7.5g(理論値の75%)得ら
れる。
【0137】
【化32】
【0138】70mLのジメチルホルムアミドの中に1
0g(0.073モル)の2−ヒドロキシ−アセトフェ
ノンを溶解させた後、この溶液に、80%濃度の水素化
ナトリウムを分割して2.2g(0.073モル)加え
る。水素の発生が終了した時点で、12g(0.073
モル)の臭化n−ヘキシルを加える。この反応混合物を
50℃で2時間撹拌する。水系処理(トルエンを用いた
抽出)を行った後、この有機相を硫酸ナトリウム上で乾
燥しそして濃縮することにより、青白い油状物が14.
5g(理論値の91%)得られるが、これは、如何なる
追加的精製も行うことなく更に反応させ得る。
【0139】実施例64で与えた方法に従って、以下の
表6に挙げる式(I)で表される化合物も製造する。
【0140】
【表11】
【0141】更に一層の出発化合物の製造 実施例71
【0142】
【化33】
【0143】53.7g(0.35モル)の酢酸4−フル
オロフェニルに、60℃で1.25時間かけて、126
gの塩化アルミニウムを加えるが、これに伴って、この
反応混合物の温度が約115℃に上昇する。次に、この
反応混合物を115℃で更に4時間撹拌した後、室温に
まで冷却し、そして撹拌しながら2リットルの氷水の中
に入れる。塩酸を加えることによってこの混合物を酸性
にした後、1.5時間撹拌する。沈澱して来た固体を吸
引濾別しそして乾燥する。このようにして、融点が54
℃の固体状物質の形態で2−ヒドロキシ−5−フルオロ
アセトフェノンが46.2g(理論値の86%)得られ
る。
【0144】
【化34】
【0145】47.2g(0.42モル)の4−フルオロ
フェノールと42.9g(0.42モル)の無水酢酸から
成る混合物に、室温で撹拌しながら、0.5mLの濃硫
酸を加えるが、これに伴って、この反応混合物が約90
℃にまで温められる。この反応混合物を80℃で更に2
時間撹拌した後、氷水の中に加え、そして後者の混合物
をジクロロメタンで抽出する。この有機相を炭酸水素ナ
トリウムの水溶液で洗浄した後、硫酸ナトリウム上で乾
燥し、そして減圧下で脱溶媒することによって濃縮す
る。この残存している残渣を減圧下で蒸留する。このよ
うにして、沸点が84℃/20トールの液状形態で酢酸
4−フルオロフェニルが53.8g(理論値の82.9
%)得られる。
【0146】使用実施例 実施例A コーティング材料試験 コーティング材料を用いて得られる塗料コートが示すカ
ビに対する耐性を試験することにより、コーティング材
料における殺菌・殺カビ効果を測定する。
【0147】試験方法:試験すべきコーティング材料
を、適切な基質の両側に塗装する。
【0148】実際で得られる結果に近い結果を得る目的
で、カビに対する耐性を試験するに先立って、これらの
試験サンプルのいくつかを流水(20℃;24時間)に
浸漬することで可溶成分を溶け出させ、そして他のいく
つかの試験サンプルを、新鮮な空気の暖かい流れで処理
する(40℃;7日間)。
【0149】このようにして調製した試験サンプルを寒
天栄養基剤の上に置く。これらの試験サンプルおよび栄
養基剤を、菌・カビの胞子で汚染させる。29±1℃お
よび80から90%の相対大気湿度で1から3週間保存
した後、その結果を分析する。この試験サンプルに菌・
カビが付かないままであるか、或はその周辺の外寄生が
多くとも若干のみである場合、この塗料コートは永続的
にカビ耐性を示す。
【0150】塗料コートを壊すものとして知られている
か或はしばしば塗料コートで遭遇する、以下に示す9種
のカビの菌・カビ胞子で汚染させる。
【0151】1.アルテルナリア・テヌイス(Alternar
ia tenuis)、 2.アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus) 3.黒色アスペルギルス(Aspergillus niger) 4.アスペルギルス・ウスツス(Aspergillus ustus) 5.クラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosporium her
barum) 6.パエシロプミセス・バリオチイ(Paecilopmyces va
riotii) 7.ペニシリウム・シトリヌム(Penicillium citrinu
m) 8.アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium
pullulans) 9.スタキボトリス・アトラ・コルダ(Stachybotrys a
tra Corda)。
【0152】スチレン−アクリレートエマルジョンの塗料組成物 : 成分 kg Bayer Titan RKB2 14−(二酸化チタン) Talc V 58 10−(ケイ酸マグネシウム) Durcal 5 76−(方解石CaCo3) Walsroder MC 3000s2%濃度 35−(メチルセルロース) Calgon N10%濃度 3−(ポリホスフェート) Pigment dispersant A10%濃度 2−(ポリアクリル酸塩) 水 4 Nopco 8034 E(Texanol中1:1) 1 試験ベンジン 2 ジグリコール酢酸ブチル 2 Acronal 290 D 22−(ポリアクリル酸エステル) 171 固体含有量:111kg=64.3%ポリ酢酸ビニルエマルジョン塗料 組成物: 商標 重量部 化学的表示 Bayer Titan RKB2 35 二酸化チタン EWO粉末 20 重晶石(BaSO4) ミクロマイカ 15 ケイ酸アルミニウムマグネシウ ム Talc 5 ケイ酸マグネシウム(水含有) Chalk BLP2 25 方解石(CaCO3) Mowilith DM 2H(結合剤) 80 ポリ酢酸ビニル Tylose MH 2000 K 20 メチルヒドロキシエチルセルロ ース Calgon N 10%濃度 2.5 ポリホスフェート Pigment dispersant A 10%濃度 2.5 ポリアクリル酸塩 H2O 5.0 蒸留水 全体 210.0 固体含有量:140kg=66% 実施例に従う殺微生物剤[ラクナ(lacuna)]を
0.1から1.5%、上述したエマルジョン塗料のサンプ
ルに加えた後、添付した方法の記述に示す如く、カビに
対する耐性を試験する。
【0153】結果:これらのエマルジョン塗料に実施例
に従う殺微生物剤[ラクナ(lacuna)]を0.5
%含有させると、これらは、カビに耐性を示す塗料コー
トを生じる。
【0154】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0155】1.産業材料を保護するための殺微生物剤
としての、式
【0156】
【化35】
【0157】[式中、R1は、ハロゲノアルキル、任意
に置換されていてもよいアリール、任意に置換されてい
てもよいアラルキル、アルケニル、ハロゲノアルケニ
ル、任意に置換されていてもよいアラルケニル、アルキ
ニル、任意に置換されていてもよいアラルキニル、アル
キルカルボニル、任意に置換されていてもよいアリール
カルボニル、アルキルアミノカルボニルまたはトリメチ
ルシリルアルキルを表し、R2は、水素またはアルキル
を表し、R3は、ハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキ
ル、アルコキシ、ニトロまたはシアノを表し、そしてm
は、数0、1、2または3を表すか、或はR1は、1か
ら5または10から20個の炭素原子を有するアルキル
を表し、そしてR2は、水素を表すか、或はR1は、1か
ら20個の炭素原子を有するアルキルを表し、そしてR
2は、1から6個の炭素原子を有するアルキルを表す]
で表されるベンジルイミダゾリル誘導体並びにそれらの
酸付加塩およびそれらの金属塩錯体の使用。
【0158】2.R1が、1から6個の炭素原子と1か
ら5個の同一もしくは異なるハロゲン原子を有するハロ
ゲノアルキル、アリール基の各々が同一もしくは異なる
様式でハロゲン、1から4個の炭素原子を有するアルキ
ル、1から4個の炭素原子を有するアルコキシ、任意に
ハロゲンで1から3回置換されていてもよいフェニル、
任意にハロゲンで1から3回置換されていてもよいフェ
ノキシ、任意にハロゲンで1から3回置換されていても
よい、アルコキシ部分中に1から4個の炭素原子を有す
るフェニルアルコキシ、および/またはシアノで、1か
ら4回置換されていてもよい、6から10個の炭素原子
を有するアリールを表すか、或はアラルキル基の各々が
各場合共同一もしくは異なる様式でハロゲン、1から4
個の炭素原子を有するアルキル、1から4個の炭素原子
を有するアルコキシ、任意にハロゲンで1から3回置換
されていてもよいフェニル、任意にハロゲンで1から3
回置換されていてもよいフェノキシ、任意にハロゲンで
1から3回置換されていてもよい、アルコキシ部分中に
1から4個の炭素原子を有するフェニルアルコキシ、お
よび/またはシアノで、1から4回置換されていてもよ
い、アリール部分中に6から10個の炭素原子を有して
おりそしてアルキル部分中に1から4個の炭素原子を有
するアラルキルを表すか、或は3から8個の炭素原子を
有するアルケニル、または3から8個の炭素原子と1か
ら5個の同一もしくは異なるハロゲン原子を有するハロ
ゲノアルケニルを表すか、或はアリール部分とアルケニ
ル部分の両方が同一もしくは異なる様式でハロゲンおよ
び/または1から4個の炭素原子を有するアルキルで1
から3回置換されていてもよい、アリール部分中に6か
ら10個の炭素原子を有しておりそしてアルケニル部分
中に3から8個の炭素原子を有するアラルケニルを表す
か、或は3から8個の炭素原子を有するアルキニル、ま
たは3から8個の炭素原子と1から5個の同一もしくは
異なるハロゲン原子を有するハロゲノアルキニルを表す
か、或は各場合共アリール部分が同一もしくは異なる様
式でハロゲンおよび/または1から4個の炭素原子を有
するアルキルで1から3回置換されていてもよい、アリ
ール部分中に6から10個の炭素原子を有しておりそし
てアルキニル部分中に3から8個の炭素原子を有するア
ラルキニルを表すか、或はアルキル部分中に1から8個
の炭素原子を有するアルキルカルボニルを表すか、或は
各場合共アリール部分が同一もしくは異なる様式でハロ
ゲンおよび/または1から4個の炭素原子を有するアル
キルで1から3回置換されていてもよい、アリール部分
中に6から10個の炭素原子を有するアリールカルボニ
ルを表すか、或はアルキル基中に1から15個の炭素原
子を有するアルキルアミノカルボニル、またはトリメチ
ルシリル−メチルを表し、R2が、水素を表すか、或は
1から4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキ
ルを表し、R3が、フッ素、塩素、臭素を表すか、或は
1から8個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキ
ル、1から6個の炭素原子と1から5個の同一もしくは
異なるハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、1から
4個の炭素原子を有するアルコキシ、ニトロまたはシア
ノを表し、そしてmが、数0、1、2または3を表す
か、或はR1が、1から5または10から20個の炭素
原子を有する直鎖もしくは分枝アルキルを表し、R
2が、水素を表すか、或はR1が、1から12個の炭素原
子を有する直鎖もしくは分枝アルキルを表し、そしてR
2が、1から4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝
アルキルを表す、式(I)で表される化合物を用いるこ
とを特徴とする、第1項記載の使用。
【0159】3.第1項記載の式(I)で表されるベン
ジルイミダゾリル誘導体またはそれらの酸付加塩または
それらの金属塩錯体を微生物および/またはそれらの棲
息地に投与することを特徴とする、材料の保護で望まれ
ない微生物を抑制する方法。 4.通常の成分に加えて、第1項記載の式(I)で表さ
れる少なくとも1種の化合物を含んでいる、産業材料を
保護するための殺微生物剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 233/56 233/60 C09D 5/14 6904−4J (72)発明者 ゲロルト・シヤーデ ドイツ連邦共和国デー51375レーフエルク ーゼン・アムミツテルベルク1アー (72)発明者 ゲオルク−ビルヘルム・ルートビヒ ドイツ連邦共和国デー47802クレーフエル ト・ケメルホフシユトラーセ181 (72)発明者 マルテイン・ククラー ドイツ連邦共和国デー42799ライヒリンゲ ン・アムクロスター47 (72)発明者 ビルフリート・パウルス ドイツ連邦共和国デー47800クレーフエル ト・デスバテイネスシユトラーセ90 (72)発明者 ハインリヒ・シユラーゲ ドイツ連邦共和国デー47800クレーフエル ト・デルパーホフシユトラーセ31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業材料を保護する上で望ましくは微生
    物を抑制する方法であって、式 【化1】 [式中、 R1は、ハロゲノアルキル、任意に置換されていてもよ
    いアリール、任意 に置換されていてもよいアラルキ
    ル、アルケニル、ハロゲノアルケニル、任意に置換され
    ていてもよいアラルケニル、アルキニル、任意に置換さ
    れていてもよいアラルキニル、アルキルカルボニル、任
    意に置換されていてもよいアリールカルボニル、アルキ
    ルアミノカルボニルまたはトリメチルシリルアルキルを
    表し、 R2は、水素またはアルキルを表し、 R3は、ハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アル
    コキシ、ニトロまたはシアノを表し、そしてmは、数
    0、1、2または3を表す、或はR1は、1から5また
    は10から20個の炭素原子を有するアルキルを表し、
    そしてR2は、水素を表すか、或はR1は、1から20個
    の炭素原子を有するアルキルを表し、そしてR2は、1
    から6個の炭素原子を有するアルキルを表し、そしてm
    は、数0、1、2または3を表す、]で表されるベンジ
    ルイミダゾリル誘導体並びにそれらの酸付加塩およびそ
    れらの金属塩錯体を前記微生物および/またはそれらの
    生息場所に適用することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 通常の成分に加えて、請求項1記載の式
    (I)で表される少なくとも1種の化合物を含んでな
    る、産業材料を保護するための殺微生物剤。
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DE4240308.1 1992-12-01
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