JPH0623459Y2 - ウェザーストリップ・ドアモール - Google Patents

ウェザーストリップ・ドアモール

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JPH0623459Y2
JPH0623459Y2 JP1990125840U JP12584090U JPH0623459Y2 JP H0623459 Y2 JPH0623459 Y2 JP H0623459Y2 JP 1990125840 U JP1990125840 U JP 1990125840U JP 12584090 U JP12584090 U JP 12584090U JP H0623459 Y2 JPH0623459 Y2 JP H0623459Y2
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Japan
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window glass
door molding
ethylene copolymer
lips
lip
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雅弘 佐野
耕士 上田
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Tokai Kogyo Co Ltd
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,自動車のドア開口下端部に取り付けられ,水
切りとしてのシール性,遮音性に優れたウェザーストリ
ップ・ドアモールに関する。
〔従来技術〕
第2図に示すごとく,ウェザーストリップ・ドアモール
は,一般に自動車におけるドアの窓ガラス9の両側に配
置され,ドア開口下端部に取り付けられている。そのた
め,該ウェザーストリップ・ドアモールは,窓ガラス9
の外側に配置されるアウタドアモール7と,内側に配置
されるインナドアモール8とよりなる。
また,上記アウタドアモール7は取付部71と,該取付
部71より上記窓ガラス9に向けて突出した上下2枚の
シールリップ72とその基幹部73とよりなる。また,
上記インナドアモール8も,上記アウタドアモール7と
同様に,取付部81と上下2枚のシールリップ82とそ
の基幹部83とよりなる。
そして,上記シールリップ72,82は,上リップ72
1,821と,下リップ722,822とよりなり,い
ずれも昇降する窓ガラス9と接触するよう,該窓ガラス
9の両側に配置されている。また,上記シールリップ7
2,82には,窓ガラス9との接触摩損をできるだけ少
なくするために窓ガラス9と接触する部分において植毛
体95を有している。
そして,該シールリップ72,82は,昇降する窓ガラ
ス9と常時接触することから,柔軟性,弾力性を有して
いることが要求される。そこで,上記シールリップ7
2,82は,軟質の塩化ビニル樹脂,ゴム等の柔軟性を
有する弾性高分子材料により構成されている。
一方,上記基幹部73,83及び取付部71,81は,
ステンレス鋼等の芯金6に一体成形されており,剛性を
有する硬質の塩化ビニル樹脂,ゴム等により構成されて
いる。該取付部71は,クリップ5により,車体外側面
の板金51に固定される。また,取付部81はドアフレ
ーム53に取付けられる。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記従来技術には,次の問題点がある。
即ち,上記ウェザーストリップ・ドアモールは,取付部
71,81,シールリップ72,82及び基幹部73,
83のいずれもが,塩化ビニル樹脂,ゴム等の弾性高分
子材料により構成されている。
そして、上記シールリップ72,73及び基幹部73,
83は,窓ガラス9の閉止時において,第2図に点線で
示すごとく,長時間圧縮変形した状態で放置される。そ
のため,該シールリップ72,82及びその基幹部7
3,83に圧縮永久歪みが生じる。そのうち,特に,上
記圧縮変形した形状のままの基幹部73,83には,比
較的大きな応力が作用する。そのため,該基幹部73,
83の一部には,永久変形733,833が生じてしま
うことがある。その理由は,上記基幹部73,83は,
取付部71,81と同様に,一部が芯金6等により固定
されているにもかかわらず,他方でその一部が窓ガラス
9と接触して変形することになるからであると考えられ
る。
また,上記シールリップ72及びその基幹部73は,太
陽の直射熱により上記永久変形733が促進され,圧縮
変形が生じ易い状態になる。また,インナドアモール8
のシールリップ82の基幹部83においても,上記アウ
タドアモールのシールリップ72と同様に,永久変形8
33を生じ易い。
その結果,上記シールリップの基幹部においてシール
性,遮音性が低下し,車外の雑音,雨水,塵埃等が車内
に侵入し易くなる。
一方,上記シールリップ72,82の基幹部73,83
がゴムにより構成されている場合には,その製造時にお
いて加硫工程を必要とする。そのため,該ウェザースト
リップ・ドアモールの製造工程が煩雑となり,コスト高
となる。また,外観表面仕上げが悪くなる。また,端末
部の成形性が悪く,デザイン上の自由度も乏しい。
本考案は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもの
で,シールリップの基幹部に永久変形を生ずることがな
く,シール性,遮音性に優れたウェザーストリップ・ド
アモールを提供しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本考案は,自動車におけるドアの窓ガラスの両側に配置
され,昇降する窓ガラスと接触するシールリップを有す
るウェザーストリップ・ドアモールにおいて,上記シー
ルリップの基幹部は塩素化エチレンコポリマー架橋体ア
ロイにより構成したことを特徴とするウェザーストリッ
プ・ドアモールにある。
本考案において最も注目すべきことは,ウェザーストリ
ップ・ドアモールのシールリップの基幹部が,塩素化エ
チレンコポリマー架橋体アロイにより構成されているこ
とである。そして,上記ウェザーストリップ・ドアモー
ルは,アウタドアモールとインナドアモールとよりな
る。
また,上記アウタドアモール及びインナドアモールは,
取付部と,該取付部より上記窓ガラスに向けて突出した
シールリップ及びその基幹部とよりなる。そして,上記
アウタドアモール及びインナドアモールは,それぞれ上
リップと下リップとを有する。
上記上リップは,主にモールとしての装飾機能を有す
る。また,上記下リップは,主にシール部としてのシー
ル機能を有する。
上記塩素化エチレンコポリマー架橋体アロイは,ゴムと
同様に,弾性に富み,伸ばした後に元の形に戻る復元性
に優れる。そのため,塩素化エチレンコポリマー架橋体
アロイは圧縮永久歪みを生じ難く,したがって永久変
形,永久延びが生じ難い。また,塩素化エチレンコポリ
マー架橋体アロイは,反撥弾性に富み,クリープ,応力
緩和が小さい。
また,塩素化エチレンコポリマー架橋体アロイは塩化ビ
ニル樹脂と同様に,ソフト感を有し,硬度が小さい。ま
た,曲げ剛性が小さく,フレキシブルで柔軟性に富む。
また,光沢性,耐候性,耐環境性に優れている。しか
も,上記塩化ビニル樹脂との親和性に優れているので,
これら両者の共押出成形が可能である。
そして,上記塩素化エチレンコポリマー架橋体アロイ
は,例えばシールリップの基幹部のみに用い,シールリ
ップ,取付部は塩化ビニル樹脂により構成する。また,
シールリップ,基幹部及び取付部の全体を,上記塩素化
エチレンコポリマー架橋体アロイにより構成することが
できる。
また,上記シールリップにおいては,特に,下リップの
基幹部を塩素化エチレンコポリマー架橋体アロイにより
構成することが好ましい。
〔作用〕 本考案においては,ウェザーストリップ・ドアモールは
ドアの窓ガラスの両側に配置され,昇降する窓ガラスと
接触するシールリップ及びその基幹部を有している。そ
のため,特に上記シールリップ及び基幹部は,窓ガラス
が昇降する度毎に,窓ガラスと接触した状態で圧縮変形
する。しかし,上記基幹部は塩素化エチレンコポリマー
架橋体アロイにより構成されている。そのため,該基幹
部が圧縮変形を繰り返しても,塩素化エチレンコポリマ
ー架橋体アロイの特性に由来する優れた弾力性,復元
性,柔軟性により,元の形状に戻り易い。
そのため,本考案のウェザーストリップ・ドアモール
は,基幹部に永久変形を生ずることがなく,優れたシー
ル性,遮音性を長期間保有することになる。
〔効果〕
以上のごとく,本考案によれば,シールリップの基幹部
に永久変形を生じることがなく,シール性,遮音性に優
れたウェザーストリップ・ドアモールを提供することが
できる。
〔実施例〕
本例にかかるウェザーストリップ・ドアモールにつき,
第1図を用いて説明する。
即ち,本例のウェザーストリップ・ドアモール(以下,
ドアモールという)は,アウタドアモール1と,インナ
ドアモール2とよりなる。また,該アウタドアモール1
及びインナドアモール2は,取付部15,25と,該取
付部15,25より窓ガラス9に向けて突出し,昇降す
る窓ガラス9に接触するシールリップ10,20及びそ
の基幹部13,14とよりなる。
上記シールリップ10,20は,上記取付部15,25
の上方より突出した上リップ11,21と,該上リップ
11,21より下方に突出する下リップ12,22と,
その間に形成された基幹部13,14とよりなる。上記
上リップ11,21,下リップ12,22は,上記窓ガ
ラス9と接触する面に,ナイロンパイルの植毛体95を
有する。
また,シールリップ10,20の基幹部13,14は,
塩素化エチレンコポリマー架橋体アロイにより構成され
ている。かかる架橋体アロイとしては,例えば,三井石
油化学工業(株)製の“ALCRYN”(登録商標)が
ある。
上記塩素化エチレンコポリマー架橋体アロイは,ゴムと
同様に,弾性に富み,伸ばした後に元の形に戻る復元性
に優れる。そのため,塩素化エチレンコポリマー架橋体
アロイは圧縮永久歪を生じ難く,したがって永久変形,
永久伸びを生じ難い。また,塩素化エチレンコポリマー
架橋体アロイは反撥弾性に富み,クリープ,応力緩和が
小さい。
一方,塩素化エチレンコポリマー架橋体アロイは塩化ビ
ニル樹脂と同様に,ソフト感を有し,硬度か小さい。ま
た,曲げ剛性が小さく,フレキシブルで柔軟性に富む。
また,光沢性,耐候性,耐環境性に優れている。しか
も,上記塩化ビニル樹脂との親和性に優れているので,
これら両者の共押出成形が可能である。
上記上リップ11,21及び下リップ12,22は,硬
質の塩化ビニル樹脂により構成されている。
上記取付部15,25は,いずれも硬質の塩化ビニル樹
脂により構成されている。即ち,上記シールリップ1
0,20の基幹部13,14を構成する塩素化エチレン
コポリマー架橋体アロイと,上記取付部15,25及び
シールリップ10,20を構成する塩化ビニル樹脂と
は,優れた親和性を有する。そこで,これらは共押出成
形により一体的に成形されている。
また,上記基幹部13,14及び取付部15,25は,
ステンレス鋼等からなる芯金6を中心部に有している。
そのため,上記取付部15,25は剛性を有する。ま
た,ドアモールをドア開口下端部に取り付けるに当たっ
ては,前記従来技術と同様に,上記取付部15はクリッ
プ5を介して板金51に,取付部25はドアフレーム5
3にそれぞれ取付ける。
次に,作用効果につき説明する。
本例においては,上記シールリップ10,20の基幹部
13,14は,窓ガラス9が昇降する度毎に,圧縮変形
する。しかし,該基幹部13,14は,塩素化エチレン
コポリマー架橋体アロイにより構成されている。そのた
め,圧縮変形を繰りかえしても,塩素化エチレンコポリ
マー架橋体アロイの特性に由来する優れた弾力性,復元
性,柔軟性により,元の形状に戻る。
そのため,ドアモールは,ドアの窓ガラス9の両側に配
置された状態で基幹部73,83に永久変形123,1
31(第1図に点線で示す)を生ずることがなく,優れ
たシール性,遮音性を長期間保有することになる。な
お,第1図における符号111,121,211はリッ
プ11,12,21が窓ガラス9に当たっているときの
圧縮変形した状態を示すものである。
以上のごとく,本例によれば,シールリップの基幹部に
永久変形を生ずることがなく,シール性,遮音性に優れ
たウェザーストリップ・ドアモールを得ることができ
る。また,上記基幹部を構成する塩素化エチレンコポリ
マー架橋体アロイと,取付部及びシールリップを構成す
る塩化ビニル樹脂との共押出成形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるウェザーストリップ・
ドアモールの取り付け断面図,第2図は従来のウェザー
ストリップ・ドアモールの取り付け断面図である。 1……アウタドアモール, 10……シールリップ, 11……上リップ, 12……下リップ, 13,14……基幹部, 2……インナドアモール, 20……シールリップ, 21……上リップ, 22……下リップ, 5……クリップ, 51……板金, 6……芯金, 9……窓ガラス,
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 11/16 C 7406−5H

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車におけるドアの窓ガラスの両側に配
    置され,昇降する窓ガラスと接触するシールリップ及び
    その基幹部を有するウェザーストリップ・ドアモールに
    おいて, 上記シールリップの基幹部は塩素化エチレンコポリマー
    架橋体アロイにより構成したことを特徴とするウェザー
    ストリップ・ドアモール。
  2. 【請求項2】第1請求項において,上記シールリップは
    上リップと下リップとよりなり,両リップの基幹部は塩
    素化エチレンコポリマー架橋体アロイにより構成したこ
    とを特徴とするウェザーストリップ・ドアモール。
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JP2001301469A (ja) * 2000-04-26 2001-10-31 Hayashi Gijutsu Kenkyusho:Kk 自動車用ウェザーストリップ

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JP4231772B2 (ja) * 2003-11-28 2009-03-04 鬼怒川ゴム工業株式会社 自動車用シール部品

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