JP2890847B2 - 自動車用ウェザーストリップ - Google Patents
自動車用ウェザーストリップInfo
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- JP2890847B2 JP2890847B2 JP41706190A JP41706190A JP2890847B2 JP 2890847 B2 JP2890847 B2 JP 2890847B2 JP 41706190 A JP41706190 A JP 41706190A JP 41706190 A JP41706190 A JP 41706190A JP 2890847 B2 JP2890847 B2 JP 2890847B2
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- JP
- Japan
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- molding
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Links
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Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車用ウェザースト
リップに係り,具体的にはウェザーストリップの成形構
造及びドアサッシへの組付け構造に関する。
リップに係り,具体的にはウェザーストリップの成形構
造及びドアサッシへの組付け構造に関する。
【0002】
【従来技術】一般に自動車においては,ドア等の周縁部
にウェザーストリップを装着し,水,埃,音を遮断する
ようにしている。また,近年においては,自動車が高速
で長距離走行を行うようになってきており,ドア回りで
は,ドアガラスとウェザーストリップとの段差が騒音や
空気抵抗の要件として着眼されている。そこで,この段
差を少なくするため,ウェザーストリップを室内側より
室外側へ出すようになってきた。図12に示すごとく,
この種のウェザーストリップ91は,外側面に意匠面9
110を有するモール部911と,ドアガラス92をシ
ールするシール部912,913と,U字状の芯金91
5を埋設した嵌合部914とを有し,該嵌合部914に
よりドアサッシ93の下面に嵌合固定している(例え
ば,実開昭62−197459号公報)。また,他の従
来のウェザーストリップとして,実開昭62−1278
12号公報に記載のものがある。これは,上記嵌合部よ
りウェザーストリップの上部(図12においては,D
部)に亘って芯金を埋設して,へたり防止及び反撥弾性
機能強化を図ったものである。なお,図12において,
94はボデー,95,96はシール部材を示す。
にウェザーストリップを装着し,水,埃,音を遮断する
ようにしている。また,近年においては,自動車が高速
で長距離走行を行うようになってきており,ドア回りで
は,ドアガラスとウェザーストリップとの段差が騒音や
空気抵抗の要件として着眼されている。そこで,この段
差を少なくするため,ウェザーストリップを室内側より
室外側へ出すようになってきた。図12に示すごとく,
この種のウェザーストリップ91は,外側面に意匠面9
110を有するモール部911と,ドアガラス92をシ
ールするシール部912,913と,U字状の芯金91
5を埋設した嵌合部914とを有し,該嵌合部914に
よりドアサッシ93の下面に嵌合固定している(例え
ば,実開昭62−197459号公報)。また,他の従
来のウェザーストリップとして,実開昭62−1278
12号公報に記載のものがある。これは,上記嵌合部よ
りウェザーストリップの上部(図12においては,D
部)に亘って芯金を埋設して,へたり防止及び反撥弾性
機能強化を図ったものである。なお,図12において,
94はボデー,95,96はシール部材を示す。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来の自動車
用ウェザーストリップにおいては,図12に示すごと
く,ボデー94よりウェザーストリップ91の下端まで
の距離Lが長くなってしまう。これは,該ウェザースト
リップ91をドアサッシ93の下面に固定しているため
である。その結果,車室内より車室外を見たときの乗員
視界が狭くなってしまう。また,後者のウェザーストリ
ップのごとく,ウェザーストリップの上部に芯金を埋設
したものにおいては,該芯金としていわゆるフラット芯
金を用いた場合,成形性が劣る。そのため,ウェザース
トリップの生産が困難となる。なお,いわゆるブレーク
芯金を用いた場合には,上記不具合を解決することがで
きる反面,ウェザーストリップの表面に,長手方向の凹
凸波状の龍骨模様が出る。そのため,ウェザーストリッ
プの外観が悪くなる。本発明は,かかる従来の問題点に
鑑み,成形加工が容易で,乗員視界を拡大することがで
きる,自動車用ウェザーストリップを提供しようとする
ものである。
用ウェザーストリップにおいては,図12に示すごと
く,ボデー94よりウェザーストリップ91の下端まで
の距離Lが長くなってしまう。これは,該ウェザースト
リップ91をドアサッシ93の下面に固定しているため
である。その結果,車室内より車室外を見たときの乗員
視界が狭くなってしまう。また,後者のウェザーストリ
ップのごとく,ウェザーストリップの上部に芯金を埋設
したものにおいては,該芯金としていわゆるフラット芯
金を用いた場合,成形性が劣る。そのため,ウェザース
トリップの生産が困難となる。なお,いわゆるブレーク
芯金を用いた場合には,上記不具合を解決することがで
きる反面,ウェザーストリップの表面に,長手方向の凹
凸波状の龍骨模様が出る。そのため,ウェザーストリッ
プの外観が悪くなる。本発明は,かかる従来の問題点に
鑑み,成形加工が容易で,乗員視界を拡大することがで
きる,自動車用ウェザーストリップを提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題の解決手段】本発明は,外側面に意匠面を有する
モール部と,ドアガラスをシールするシール部との2部
品に分割形成されていると共に,ドアサッシの外側面に
固定された自動車用ウェザーストリップであって,上記
モール部は,ボデーに当接するボデーシール部と,ドア
サッシの外側面に固定するためのサッシ固定片とを有
し,また上記シール部は,ドアガラスの側面に摺接する
シールリップと,ドアガラスの上端面に当接する中空シ
ール部とを有すると共に上記モール部のサッシ固定片に
嵌合固定するための嵌合部を有してなり,かつ,上記モ
ール部は上記ドアサッシの外側面に固定され,また,上
記シール部は,該シール部の上記嵌合部に上記モール部
の上記サッシ固定片を嵌合固定した状態で,上記モール
部に固定されていることを特徴とする自動車用ウェザー
ストリップにある。本発明において最も注目すべきこと
は,ウェザーストリップを,外側面に意匠面を有するモ
ール部と,ドアガラスをシールするシール部との2部品
に分割形成したことにある。そして,該モール部をドア
サッシの外側面に固定し,更にモール部の側面にシール
部を嵌合固定するように構成したことにある。上記モー
ル部には,いわゆるフラット芯金を埋設することが望ま
しい。これにより,上記意匠面に龍骨模様が出ず,ウェ
ザーストリップの外観性を向上させることが可能とな
る。また,上記フラット芯金の端部は,ドアガラスの先
端部を巻くように屈曲形成しておくことが望ましい。こ
れにより,ドアガラスとの段差を小さくして,高速走行
時における空気抵抗を大幅に減少させることが可能とな
る。また,上記サッシ固定片をドアサッシに固定する手
段としては,ビスにより固定する方法,接着剤により固
着する方法,上記嵌合部により挟持する方法などがあ
る。上記シール部には,柔軟性のあるいわゆるブレーク
芯金を埋設することが望ましい。これにより,シール部
の成形加工性が良くなる。
モール部と,ドアガラスをシールするシール部との2部
品に分割形成されていると共に,ドアサッシの外側面に
固定された自動車用ウェザーストリップであって,上記
モール部は,ボデーに当接するボデーシール部と,ドア
サッシの外側面に固定するためのサッシ固定片とを有
し,また上記シール部は,ドアガラスの側面に摺接する
シールリップと,ドアガラスの上端面に当接する中空シ
ール部とを有すると共に上記モール部のサッシ固定片に
嵌合固定するための嵌合部を有してなり,かつ,上記モ
ール部は上記ドアサッシの外側面に固定され,また,上
記シール部は,該シール部の上記嵌合部に上記モール部
の上記サッシ固定片を嵌合固定した状態で,上記モール
部に固定されていることを特徴とする自動車用ウェザー
ストリップにある。本発明において最も注目すべきこと
は,ウェザーストリップを,外側面に意匠面を有するモ
ール部と,ドアガラスをシールするシール部との2部品
に分割形成したことにある。そして,該モール部をドア
サッシの外側面に固定し,更にモール部の側面にシール
部を嵌合固定するように構成したことにある。上記モー
ル部には,いわゆるフラット芯金を埋設することが望ま
しい。これにより,上記意匠面に龍骨模様が出ず,ウェ
ザーストリップの外観性を向上させることが可能とな
る。また,上記フラット芯金の端部は,ドアガラスの先
端部を巻くように屈曲形成しておくことが望ましい。こ
れにより,ドアガラスとの段差を小さくして,高速走行
時における空気抵抗を大幅に減少させることが可能とな
る。また,上記サッシ固定片をドアサッシに固定する手
段としては,ビスにより固定する方法,接着剤により固
着する方法,上記嵌合部により挟持する方法などがあ
る。上記シール部には,柔軟性のあるいわゆるブレーク
芯金を埋設することが望ましい。これにより,シール部
の成形加工性が良くなる。
【0005】
【作用及び効果】本発明において,ウェザーストリップ
の組付けに当たっては,まずドアサッシの外側面にモー
ル部のサッシ固定片を固定する。これにより,モール部
のボデーシール部は,ボデーに当接して,ウェザースト
リップとボデーとの間のシールを行う。次に,上記モー
ル部の側面に対してシール部を装着する。このとき,シ
ール部の嵌合部をモール部のサッシ固定片に嵌合固定す
る。これにより,組付けが完了する。このように,ドア
サッシの外側面にウェザーストリップを固定するため,
ボデーよりウェザーストリップの下端部までの距離が短
くなる。そのため,乗員視界が大幅に拡大する。また,
ウェザーストリップはモール部とシール部とに2分割し
ているため,芯金の使い分けが可能となり,従来のよう
にウェザーストリップ単体では困難であった成形加工も
容易となる。そして,使用に当たって,ドアガラスを上
昇させたときには,シール部のシールリップがドアガラ
スの側面に摺接する。また,シール部の中空シール部が
ドアガラスの上端面に当接する。これにより,ドアガラ
スとウェザーストリップとの間のシールを行う。それ
故,本発明によれば,成形加工が容易で,乗員視界を拡
大することが可能な,自動車用ウェザーストリップを提
供することができる。
の組付けに当たっては,まずドアサッシの外側面にモー
ル部のサッシ固定片を固定する。これにより,モール部
のボデーシール部は,ボデーに当接して,ウェザースト
リップとボデーとの間のシールを行う。次に,上記モー
ル部の側面に対してシール部を装着する。このとき,シ
ール部の嵌合部をモール部のサッシ固定片に嵌合固定す
る。これにより,組付けが完了する。このように,ドア
サッシの外側面にウェザーストリップを固定するため,
ボデーよりウェザーストリップの下端部までの距離が短
くなる。そのため,乗員視界が大幅に拡大する。また,
ウェザーストリップはモール部とシール部とに2分割し
ているため,芯金の使い分けが可能となり,従来のよう
にウェザーストリップ単体では困難であった成形加工も
容易となる。そして,使用に当たって,ドアガラスを上
昇させたときには,シール部のシールリップがドアガラ
スの側面に摺接する。また,シール部の中空シール部が
ドアガラスの上端面に当接する。これにより,ドアガラ
スとウェザーストリップとの間のシールを行う。それ
故,本発明によれば,成形加工が容易で,乗員視界を拡
大することが可能な,自動車用ウェザーストリップを提
供することができる。
【0006】
【実施例】実施例1 本発明の実施例にかかる自動車用ウェザーストリップに
つき,図1〜図8を用いて説明する。本例のウェザース
トリップ1は,図1〜図4に示すごとく,外側面に意匠
面1140を有するモール部11と,ドアガラス92を
シールするシール部12とに2分割され,ドアサッシ9
3の外側面に固定される。該モール部11は,ボデー9
4に当接するボデーシール部113と,ドアサッシ93
の外側面に固定するためのサッシ固定片111とを有す
る。また,シール部12は,ドアガラス92の側面に摺
接するシールリップ122と,ドアガラス92の上端面
に当接する中空シール部123とを有し,かつモール部
11のサッシ固定片111に嵌合固定するための嵌合部
121を有する。上記モール部11は,ドアサッシ93
の外側面に沿う上記サッシ固定片111と,ドアガラス
92の上方に配設した上部片112とよりなり,その断
面形状を略L字状に形成している。具体的には,該モー
ル部11は,金属薄板を略L字状にベンダーロールフォ
ーミングしたフラット芯金118と,該フラット芯金1
18の表面に押出成形したゴム製又は合成樹脂製の被覆
部材119とよりなる。上記ボデーシール部113は,
該被覆部材119と一体的に押出成形してある。またモ
ール部11は,図2に示すごとく金型5を用いて,スト
レッチベンダー加工により,ドアサッシ93のカーブ形
状C1,C2に合わせて3次元的に湾曲形成してある
(図5及び図6参照)。このようにストレッチベンダー
加工を行うため,モール部11の内側面には,リップ状
のもの及び中空状のものを設けていない。そして,上部
片112の先端部は,ドアガラス92側へ屈曲形成して
あり,その屈曲部分にガラス巻き片114を形成してい
る。該ガラス巻き片114の外側面には,上記意匠面1
140を形成している。また上部片112の内側面に
は,上記シール部12を固定するための係合凹部11
5,116を形成している。また,サッシ固定片11に
は,ビス13を挿通するための通孔110を形成してい
る。そして,ドアサッシ93に形成した螺子孔930に
対してビス13を螺合させることにより,モール部11
の固定を行っている。一方,上記シール部12は,ゴム
又は合成樹脂により上記モール部11の内側面に沿う形
状に押出成形してある。そして,シール部12の上部に
は,上記係合凹部115,116に係合可能な突出部1
25,126を突設している。またシール部12の上部
には,上記中空シール部123を形成している(図1,
図2)。該シール部12の前後両端部には,ドアガラス
92の前後両端部に沿って,シール凹部124及びリッ
プ127を形成している(図3)。また,シール部12
の下部には,上記嵌合部121を形成している。該嵌合
部121は,U字状に形成してあり,その内側に嵌合足
1210を突設している。そして,該嵌合部121に
は,U字状のブレーク芯金128を埋設している。該ブ
レーク芯金128は,図7及び図8に示す構造を有する
ため,柔軟性に優れている。そのため,シール部12
は,モール部11に沿って湾曲させながら装着してあ
る。また,シール部12の下部には,中空状の上記シー
ルリップ122を形成している。なお,117はシール
用のリップを示す。また,96は前記従来例と同様のシ
ール部材を示す。本例のウェザーストリップ1は,上記
のように構成されているので,次の作用効果を呈する。
即ち,成形加工に当たっては,図2に示すごとく,金型
5を用いて,モール部11をストレッチベンダー加工す
る。該モール部11にはフラット芯金118を用いてい
るが,モール部11の構造が簡単なため,スムーズに成
形加工を行うことができる。また,このようにフラット
芯金118を用いているため,意匠面1140に龍骨模
様が表れない。そのため,本例のウェザーストリップ1
は,外観性に優れる。また,シール部12には柔軟性の
あるブレーク芯金128を用いているため,上記モール
部11に沿ってシール部12を容易に屈曲変形すること
ができる。ウェザーストリップの組付けに当たっては,
まずドアサッシ93にモール部11を固定する。このと
き,ドアサッシ93の外側面にモール部11のサッシ固
定片111をビス13により固定する。次に,モール部
11に対してシール部12を嵌合固定する。このとき,
シール部12をモール部11に沿って屈曲変形させなが
ら,モール部11のサッシ固定片111に対してシール
部12の嵌合部121を嵌合する。また,モール部11
の係合凹部115,116に対して,シール部12の突
出部125,126をそれぞれ係合する。これにより,
ウェザーストリップ1の組付けが完了する。使用時に
は,ドアガラス92の上昇により,シール部12のシー
ルリップ122がドアガラス92の内側面に摺接する。
またシール部12の中空シール部123がドアガラス9
2の上端面に当接する。これにより,ドアガラス92と
ウェザーストリップ1との間のシールを行う。また,ド
アを閉じた状態においては,モール部11のボデーシー
ル部113がボデー94に当接する。これにより,ボデ
ー94とウェザーストリップ1との間のシールを行う。
そして図1及び図12に示すごとく,従来と比較してウ
ェザーストリップ1とドアガラス92との段差Sが小く
なるため,高速走行時には空気抵抗が減少する。これ
は,ガラス巻き片114によりドアガラス92の上端部
を支持しているためである。また,ドアサッシ93の外
側面にウェザーストリップ1を固定しているため,ボデ
ー94とウェザーストリップ1の下端部までの距離Lが
短くなる。そのため,車室内より車室外を見たときの乗
員視界が拡大する。このように,本例によれば,ウェザ
ーストリップ1の成形加工が容易となる。また,乗員視
界も大幅に拡大することができる。 実施例2 本例のウェザーストリップ2につき,図9及び図10を
用いて説明する。本例においては,モール部11のサッ
シ固定片111をシール部12の嵌合部121によりド
アサッシ93と共に挟持固定する。即ち,ドアサッシ9
3には,その外側面と平行にフランジ21を設ける。そ
して,該フランジ21と上記サッシ固定片111とを重
ね合わせた状態で,上記嵌合部21を両者に嵌合する。
これにより,ドアサッシ93の外側面に対して,モール
部11及びシール部12が固定される。また,前記実施
例1に示したシールリップ122,中空シール部123
及びリップ127に代えて,シールリップ22,中空シ
ール部23及びリップ27を形成している。また,シー
ル部12には,リップ127と対向させてリップ26を
形成している。該シールリップ22,中空シール部23
及びリップ26,27は,軟質材料又はスポンジ材料に
より作製してあり,これらの外側面には植毛29を施し
てある。これにより,ドアガラス92と接触する際の摩
耗抵抗の低滅及び耐摩耗性の向上を図ることができる。
なお,この植毛29に代えて,シールリップ22及び中
空シール部23の外側面には,潤滑剤を含んだウレタン
をコートしても良い。また,前記実施例1に示したボデ
ーシール部113及びリップ117に代えて,ボデーシ
ール部24及びリップ25を形成している。これらは,
軟質材料により作製する。なお,モール部11の本体部
分は,半硬質材料により作製してある。また,シール部
12の本体部分は,半硬質材料又は軟質材料により作製
してある。その他は,前記実施例1と同様である。した
がって,前記実施例1と同様の作用効果を得ることがで
きる。 実施例3 本例のウェザーストリップ3につき,図11を用いて説
明する。本例においては,モール部11の外側面に形成
した意匠面32に対して,カラーテープ,ステンレステ
ープ等の装飾部材31を施す。即ち,前記実施例1に示
したフラット芯金118には,意匠面32と対応する部
位に上記装飾部材31を被覆しておく。また,ガラス巻
き片114は,装飾部材31を施した上記意匠面32に
対しては,ゴム等の被覆部材119を施さないで,装飾
部材31を露出している。その他は,前記実施例1と同
様である。したがって,前記実施例1と同様の作用効果
を得ることができる。
つき,図1〜図8を用いて説明する。本例のウェザース
トリップ1は,図1〜図4に示すごとく,外側面に意匠
面1140を有するモール部11と,ドアガラス92を
シールするシール部12とに2分割され,ドアサッシ9
3の外側面に固定される。該モール部11は,ボデー9
4に当接するボデーシール部113と,ドアサッシ93
の外側面に固定するためのサッシ固定片111とを有す
る。また,シール部12は,ドアガラス92の側面に摺
接するシールリップ122と,ドアガラス92の上端面
に当接する中空シール部123とを有し,かつモール部
11のサッシ固定片111に嵌合固定するための嵌合部
121を有する。上記モール部11は,ドアサッシ93
の外側面に沿う上記サッシ固定片111と,ドアガラス
92の上方に配設した上部片112とよりなり,その断
面形状を略L字状に形成している。具体的には,該モー
ル部11は,金属薄板を略L字状にベンダーロールフォ
ーミングしたフラット芯金118と,該フラット芯金1
18の表面に押出成形したゴム製又は合成樹脂製の被覆
部材119とよりなる。上記ボデーシール部113は,
該被覆部材119と一体的に押出成形してある。またモ
ール部11は,図2に示すごとく金型5を用いて,スト
レッチベンダー加工により,ドアサッシ93のカーブ形
状C1,C2に合わせて3次元的に湾曲形成してある
(図5及び図6参照)。このようにストレッチベンダー
加工を行うため,モール部11の内側面には,リップ状
のもの及び中空状のものを設けていない。そして,上部
片112の先端部は,ドアガラス92側へ屈曲形成して
あり,その屈曲部分にガラス巻き片114を形成してい
る。該ガラス巻き片114の外側面には,上記意匠面1
140を形成している。また上部片112の内側面に
は,上記シール部12を固定するための係合凹部11
5,116を形成している。また,サッシ固定片11に
は,ビス13を挿通するための通孔110を形成してい
る。そして,ドアサッシ93に形成した螺子孔930に
対してビス13を螺合させることにより,モール部11
の固定を行っている。一方,上記シール部12は,ゴム
又は合成樹脂により上記モール部11の内側面に沿う形
状に押出成形してある。そして,シール部12の上部に
は,上記係合凹部115,116に係合可能な突出部1
25,126を突設している。またシール部12の上部
には,上記中空シール部123を形成している(図1,
図2)。該シール部12の前後両端部には,ドアガラス
92の前後両端部に沿って,シール凹部124及びリッ
プ127を形成している(図3)。また,シール部12
の下部には,上記嵌合部121を形成している。該嵌合
部121は,U字状に形成してあり,その内側に嵌合足
1210を突設している。そして,該嵌合部121に
は,U字状のブレーク芯金128を埋設している。該ブ
レーク芯金128は,図7及び図8に示す構造を有する
ため,柔軟性に優れている。そのため,シール部12
は,モール部11に沿って湾曲させながら装着してあ
る。また,シール部12の下部には,中空状の上記シー
ルリップ122を形成している。なお,117はシール
用のリップを示す。また,96は前記従来例と同様のシ
ール部材を示す。本例のウェザーストリップ1は,上記
のように構成されているので,次の作用効果を呈する。
即ち,成形加工に当たっては,図2に示すごとく,金型
5を用いて,モール部11をストレッチベンダー加工す
る。該モール部11にはフラット芯金118を用いてい
るが,モール部11の構造が簡単なため,スムーズに成
形加工を行うことができる。また,このようにフラット
芯金118を用いているため,意匠面1140に龍骨模
様が表れない。そのため,本例のウェザーストリップ1
は,外観性に優れる。また,シール部12には柔軟性の
あるブレーク芯金128を用いているため,上記モール
部11に沿ってシール部12を容易に屈曲変形すること
ができる。ウェザーストリップの組付けに当たっては,
まずドアサッシ93にモール部11を固定する。このと
き,ドアサッシ93の外側面にモール部11のサッシ固
定片111をビス13により固定する。次に,モール部
11に対してシール部12を嵌合固定する。このとき,
シール部12をモール部11に沿って屈曲変形させなが
ら,モール部11のサッシ固定片111に対してシール
部12の嵌合部121を嵌合する。また,モール部11
の係合凹部115,116に対して,シール部12の突
出部125,126をそれぞれ係合する。これにより,
ウェザーストリップ1の組付けが完了する。使用時に
は,ドアガラス92の上昇により,シール部12のシー
ルリップ122がドアガラス92の内側面に摺接する。
またシール部12の中空シール部123がドアガラス9
2の上端面に当接する。これにより,ドアガラス92と
ウェザーストリップ1との間のシールを行う。また,ド
アを閉じた状態においては,モール部11のボデーシー
ル部113がボデー94に当接する。これにより,ボデ
ー94とウェザーストリップ1との間のシールを行う。
そして図1及び図12に示すごとく,従来と比較してウ
ェザーストリップ1とドアガラス92との段差Sが小く
なるため,高速走行時には空気抵抗が減少する。これ
は,ガラス巻き片114によりドアガラス92の上端部
を支持しているためである。また,ドアサッシ93の外
側面にウェザーストリップ1を固定しているため,ボデ
ー94とウェザーストリップ1の下端部までの距離Lが
短くなる。そのため,車室内より車室外を見たときの乗
員視界が拡大する。このように,本例によれば,ウェザ
ーストリップ1の成形加工が容易となる。また,乗員視
界も大幅に拡大することができる。 実施例2 本例のウェザーストリップ2につき,図9及び図10を
用いて説明する。本例においては,モール部11のサッ
シ固定片111をシール部12の嵌合部121によりド
アサッシ93と共に挟持固定する。即ち,ドアサッシ9
3には,その外側面と平行にフランジ21を設ける。そ
して,該フランジ21と上記サッシ固定片111とを重
ね合わせた状態で,上記嵌合部21を両者に嵌合する。
これにより,ドアサッシ93の外側面に対して,モール
部11及びシール部12が固定される。また,前記実施
例1に示したシールリップ122,中空シール部123
及びリップ127に代えて,シールリップ22,中空シ
ール部23及びリップ27を形成している。また,シー
ル部12には,リップ127と対向させてリップ26を
形成している。該シールリップ22,中空シール部23
及びリップ26,27は,軟質材料又はスポンジ材料に
より作製してあり,これらの外側面には植毛29を施し
てある。これにより,ドアガラス92と接触する際の摩
耗抵抗の低滅及び耐摩耗性の向上を図ることができる。
なお,この植毛29に代えて,シールリップ22及び中
空シール部23の外側面には,潤滑剤を含んだウレタン
をコートしても良い。また,前記実施例1に示したボデ
ーシール部113及びリップ117に代えて,ボデーシ
ール部24及びリップ25を形成している。これらは,
軟質材料により作製する。なお,モール部11の本体部
分は,半硬質材料により作製してある。また,シール部
12の本体部分は,半硬質材料又は軟質材料により作製
してある。その他は,前記実施例1と同様である。した
がって,前記実施例1と同様の作用効果を得ることがで
きる。 実施例3 本例のウェザーストリップ3につき,図11を用いて説
明する。本例においては,モール部11の外側面に形成
した意匠面32に対して,カラーテープ,ステンレステ
ープ等の装飾部材31を施す。即ち,前記実施例1に示
したフラット芯金118には,意匠面32と対応する部
位に上記装飾部材31を被覆しておく。また,ガラス巻
き片114は,装飾部材31を施した上記意匠面32に
対しては,ゴム等の被覆部材119を施さないで,装飾
部材31を露出している。その他は,前記実施例1と同
様である。したがって,前記実施例1と同様の作用効果
を得ることができる。
【図1】実施例1にかかる自動車用ウェザーストリップ
の縦断面図であって,図4におけるA−A線矢視断面
図。
の縦断面図であって,図4におけるA−A線矢視断面
図。
【図2】実施例1のウェザーストリップの分解縦断面
図。
図。
【図3】実施例1のウェザーストリップの横断面図であ
って,図4におけるB−B線矢視断面図。
って,図4におけるB−B線矢視断面図。
【図4】実施例1のウェザーストリップを装着した自動
車の斜視図。
車の斜視図。
【図5】実施例1のウェザーストリップを装着するドア
の斜視図。
の斜視図。
【図6】実施例1のウェザーストリップのモール部の斜
視図。
視図。
【図7】実施例1のウェザーストリップのシール部の斜
視図。
視図。
【図8】実施例1のシール部の詳細図。
【図9】実施例2にかかるウェザーストリップの縦断面
図。
図。
【図10】実施例2のウェザーストリップの横断面図。
【図11】実施例3にかかるウェザーストリップの縦断
面図。
面図。
【図12】従来のウェザーストリップの縦断面図。
1...ウェザーストリップ, 11...モール部, 111...サッシ固定片 112...上部片, 113...ボデーシール部, 1140...意匠面, 12...シール部, 121...嵌合部, 122...シールリップ, 123...中空シール部, 2...ウェザーストリップ, 21...フランジ, 22...シールリップ, 23...中空シール部, 24...ボデーシール部, 3...ウェザーストリップ, 31...装飾部材, 32...意匠面, 92...ドアガラス, 93...ドアサッシ, 94...ボデー,
Claims (1)
- 【請求項1】外側面に意匠面を有するモール部と,ドア
ガラスをシールするシール部との2部品に分割形成され
ていると共に,ドアサッシの外側面に固定された自動車
用ウェザーストリップであって, 上記モール部は,ボデーに当接するボデーシール部と,
ドアサッシの外側面に固定するためのサッシ固定片とを
有し, また上記シール部は,ドアガラスの側面に摺接するシー
ルリップと,ドアガラスの上端面に当接する中空シール
部とを有すると共に上記モール部のサッシ固定片に嵌合
固定するための嵌合部を有してなり, かつ,上記モール部は上記ドアサッシの外側面に固定さ
れ, また,上記シール部は,該シール部の上記嵌合部に上記
モール部の上記サッシ固定片を嵌合固定した状態で,上
記モール部に固定されている ことを特徴とする自動車用
ウェザーストリップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41706190A JP2890847B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 自動車用ウェザーストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41706190A JP2890847B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 自動車用ウェザーストリップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04232137A JPH04232137A (ja) | 1992-08-20 |
| JP2890847B2 true JP2890847B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=18525207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41706190A Expired - Lifetime JP2890847B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 自動車用ウェザーストリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2890847B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7359717B2 (ja) | 2020-02-20 | 2023-10-11 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車用デビジョンバー及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP41706190A patent/JP2890847B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04232137A (ja) | 1992-08-20 |
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