JP2972846B2 - 自動車用ウェザーストリップ - Google Patents

自動車用ウェザーストリップ

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JP2972846B2
JP2972846B2 JP5280158A JP28015893A JP2972846B2 JP 2972846 B2 JP2972846 B2 JP 2972846B2 JP 5280158 A JP5280158 A JP 5280158A JP 28015893 A JP28015893 A JP 28015893A JP 2972846 B2 JP2972846 B2 JP 2972846B2
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英俊 有馬
統 金原
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BEBASUTO JAPAN KK
Tokai Kogyo Co Ltd
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BEBASUTO JAPAN KK
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の窓開口部に配
設されたウインドガラスの外周縁部に装着される自動車
用ウェザーストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体パネルの窓開口部に装着さ
れるウインドガラスの外周縁部には、各種のウェザース
トリップが装着されている。例えば、図5に示されるよ
うに、ルーフパネル21に設けられたサンルーフ用の窓
開口部には、サンルーフ用のウインドガラスGが配設さ
れて、このウインドガラスGの外周縁部の全周にシール
及び装飾を行うウェザーストリップW’が装着されてい
る。
【0003】このウェザーストリップW’は、前記窓開
口部の内周縁に弾接してシール機能を果たす中空シール
部22と、ウインドガラスGの外周縁部に挟持される断
面コの字形のガラス挟持部23とが一体となったもので
ある。また、ガラス挟持部23は、ウインドガラスGの
外周縁部を車内側から挟み込む車内側シールリップ23
aと、これを車外側から挟み込む車外側シールリップ2
3bとから成り、それぞれ所定幅だけウインドガラスG
の表面に密着している。そして、ウインドガラスGの外
周縁部にウェザーストリップW’を装着するに際して、
全周を1本のもので行うと、ウインドガラスGのコーナ
ー部Cにおける該ガラスGに対するウェザーストリップ
W’のガラス挟持部23の追従性が悪いために、図6に
示されるように、このガラス挟持部23を構成している
各シールリップ23a,23bが浮き上がったり、蛇行
したりして皺24が発生し、この皺24の部分から水漏
れなどの障害を生ずる恐れがあると同時に、外観も著し
く損なわれる。
【0004】このため、例えば図7に示されるように、
ウインドガラスGのコーナー部Cに沿ったわん曲形状の
金型成形品25を別体に成形して、この金型成形品25
をウェザーストリップW”のコーナー部Cに装着した
り、或いはウインドガラスの直線部のみに、予め成形さ
れたウェザーストリップを装着して、各コーナー部は型
成形して、コーナー追従性に対応させていた。これらの
方法は、いずれも金型を使用しているために、その製作
費が嵩むと共に、ウインドガラスの直線部とコーナー部
とにおけるウェザーストリップの使用材料が微妙に異な
るために、色調差が表れたり、両部の接合部が認識さ
れ、これにより見栄えを悪くしていた。また、ウェザー
ストリップを構成するシールリップの幅を全長にわたっ
て短めに成形して、上記皺の発生を防止しようとする
と、シールリップによるガラス保持力が低下するので、
この保持力を高めるために接着手段を併用させる必要が
生ずる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コーナー追
従性の良好な1本のウェザーストリップをウインドガラ
スの外周縁部に装着することにより、ガラス保持力を低
下させないで、コーナー部でのガラス面に対する密着性
を高めることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明は、車体パネルに設けられた窓開口部の内周縁
に弾接してシール機能を果たす中空シール部と、該窓開
口部に配設されるウインドガラスの外周縁部に挟持され
る断面コの字形のガラス挟持部とから成って、該ガラス
挟持部はウインドガラスの両面に密着する一対のシール
リップを備えている自動車用ウェザーストリップであっ
て、該ウインドガラスのコーナー部における該シールリ
ップのガラス密着幅が、その直線部におけるガラス密着
幅に対して該ウインドガラスの直線部とコーナー部との
境界部において漸次変化して部分的に狭く形成されて、
全体が一体成形されていることを特徴としている。
【0007】
【発明の作用】ウインドガラスのコーナー部におけるウ
ェザーストリップのシールリップのガラス密着幅が、そ
の直線部におけるガラス密着幅に対して該ウインドガラ
スの直線部とコーナー部との境界部において漸次変化し
て部分的に狭く形成されているために、ガラス挟持部の
シールリップがウインドガラスのコーナー部に良好に追
従し、浮き上がったり、蛇行して皺を発生することな
く、ガラスの表面に良好に密着する。また、シールリッ
プは、ウインドガラスのコーナー部に装着される部分の
みが、その直線部に装着される部分に比較して狭くなっ
ているので、このシールリップにおけるウインドガラス
の直線部に装着される部分のガラス密着幅は、所定幅を
確保できるので、ガラス保持力を低下させることなく維
持できる。
【0008】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。図1は、本発明に係るウェザーストリップWを
ウインドガラスGの外周縁部に装着した状態の部分断面
斜視図であり、図2は、ウインドガラスGのコーナー部
Cにおける拡大断面図であり、図3は、同じく直線部S
における拡大断面図であり、図4は、本発明に係るウェ
ザーストリップWの部分斜視図である。図1ないし図4
において、ウェザーストリップWは、押出成形品であっ
て、ウインドガラスGの外周縁部に挟持されるガラス挟
持部1と、このガラス挟持部1に一体に成形された中空
シール部2とから成る。ガラス挟持部1は、断面コの字
形をしていて、半硬質のゴムで成形されており、中空シ
ール部2は、中空状をしていて、軟質ゴムで成形されて
いて、弾性変形を行う。ガラス挟持部1の基部3の一側
面の上下端部には、ウインドガラスGの外周縁部の表面
に車内側及び車外側から密着する車内側シールリップ4
及び車外側シールリップ5がそれぞれ所定間隔をおいて
一体に形成されていて、各シールリップ4,5の間がガ
ラス嵌込み部6となっている。また、ガラス挟持部1の
基部3には、車内側に開口したガラス枠挿入溝7が形成
されている。前記中空シール部2は、ガラス挟持部1の
基部3における各シールリップ4,5が形成されている
側と反対の側に一体に形成されている。
【0009】ガラス挟持部1を構成する基部3及び車外
側シールリップ5の部分は、全長にわたって同一の断面
形状を保持しているが、図4に示されるように、車内側
シールリップ4のガラス密着幅(X)は、ウインドガラ
スGのコーナー部Cに対応する部分がその直線部Sに対
応する部分よりも部分的に狭くなっている。即ち、ウイ
ンドガラスGの外周縁部にウェザーストリップWを装着
した状態において、車内側シールリップ4のガラス密着
幅(X)は、ウインドガラスGの直線部Sとコーナー部
Cとの境界部において漸次変化して、コーナー部Cの中
央において最も狭くなるように成形されている。一方、
車外側シールリップ5のガラス密着幅(Y)は、全長に
わたって一定していて、ウインドガラスGのコーナー部
Cに対応する車内側シールリップ4のガラス密着幅
(X)とほぼ等しくなっている。よって、ウインドガラ
スGの直線部Sにおいては、車外側シールリップ5のガ
ラス密着幅(Y)は、車内側シールリップ4のガラス密
着幅(X)よりも狭くなっている。
【0010】また、車内側シールリップ4の外側面に
は、シーラント溜り溝8が長手方向に連続して形成され
ていて、そのガラス密着幅(X)が狭くなっている部分
においては、これに対応して該シーラント溜り溝8の形
成位置は、車内側シールリップ4の幅方向に沿って変位
している。
【0011】本発明に係るウェザーストリップWは、押
圧成形ダイにおける車内側シールリップ4を成形する部
分に可動成形ダイを設けることによって、容易に連続成
形できる。
【0012】このように、本発明に係るウェザーストリ
ップWは、これを構成する車内側シールリップ4のガラ
ス密着幅(X)がウインドガラスGのコーナー部Cにお
いてその直線部Sよりも狭くなるように形成されている
と共に、車外側シールリップ5のガラス密着幅(Y)
は、全長にわたって車内側シールリップ4のガラス密着
幅(X)の最少部分とほぼ同一となるように形成されて
いるために、そのガラス嵌込み部6にウインドガラスG
の周縁部を嵌め込んで、このガラスGの廻りに連続した
1本のウェザーストリップWを装着すると、ガラス挟持
部1を構成する各シールリップ4,5がウインドガラス
Gの各コーナー部Cに良好に追従して、浮き上がった
り、蛇行したりして皺を発生することなく、ウインドガ
ラスGの両面に良好に密着する。また、車内側シールリ
ップ4は、ウインドガラスGのコーナー部Cに装着され
る部分のみが、その直線部Sに装着される部分に比較し
て狭くなっているので、この車内側シールリップ4にお
けるウインドガラスGの直線部Sに装着される部分のガ
ラス密着幅(X)は、所定幅を確保できるので、ガラス
保持力は低下することなく維持できる。
【0013】そして、図2及び図3に示されるように、
外周縁部にウェザーストリップWが装着されたウインド
ガラスGを、自動車のル−フパネル21に形成された窓
開口部に開閉可能にして装着すると、ウェザーストリッ
プWの中空シール部2が弾性変形して、ル−フパネル2
1に弾接し、これによりルーフパネル21の窓開口部が
シールされる。なお、図2及び図3において、9は、ガ
ラス枠を示し、車内側シールリップ4に設けられたシー
ラント溜り溝8から溢れたシーラント11によって、車
内側シールリップ4とガラス枠9とは、接合される。
【0014】また、上記実施例は、車内側シールリップ
4のガラス密着幅(X)のみを部分的に変化させた構成
であるが、車内側及び車外側の各シールリップ4,5の
ガラス密着幅を変化させるように構成してもよく、これ
によれば、大きなガラス保持力が得られる。なお、本発
明に係るウェザーストリップは、ルーフパネルの窓開口
部に配設されるウインドガラスに装着可能であるのみな
らず、他の固定窓用のウェザーストリップに対しても装
着可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るウェザーストリップは、こ
れを構成するシールリップのガラス密着幅が部分的に狭
く形成されていて、この狭くなった部分がウインドガラ
スのコーナー部に装着されるように構成されているの
で、このシールリップがウインドガラスのコーナー部に
追従して、皺を発生することなくガラス面に良好に密着
する。このため、ウェザーストリップのコーナー部から
水漏れなどの障害の発生の恐れが生じなくなると同時
に、コーナー部の見栄えも良くなる。また、シールリッ
プにおけるウインドガラスの直線部に装着される部分
は、必要幅を確保できるので、ウェザーストリップのガ
ラス保持力を低下させることなく、維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェザーストリップWをウインド
ガラスGの外周縁部に装着した状態の部分断面斜視図で
ある。
【図2】本発明に係るウェザーストリップWを装着した
ウインドガラスGのコーナー部Cにおける拡大断面図で
ある。
【図3】本発明に係るウェザーストリップWを装着した
ウインドガラスGの直線部Sにおける拡大断面図であ
る。
【図4】本発明に係るウェザーストリップWの部分斜視
図である。
【図5】サンルーフを備えた自動車の斜視図である。
【図6】従来のウェザーストリップW’を装着したウイ
ンドガラスGの部分断面斜視図である。
【図7】従来の別のウェザーストリップW”を装着した
ウインドガラスGの部分断面斜視図である。
【符号の説明】
C:ウインドガラスのコーナー部 G:ウインドガラス W:ウェザーストリップ X:車内側シールリップのガラス密着幅 1:ガラス挟持部 2:中空シール部 4:車内側シールリップ 5:車外側シールリップ 8:シーラント溜り溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−193541(JP,A) 特開 平4−146835(JP,A) 特開 平3−246117(JP,A) 実開 平2−19626(JP,U) 実開 平1−154949(JP,U) 実開 昭57−174114(JP,U) 実開 平3−88816(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/06 B60J 7/195 B60J 1/02 101 B60J 1/10 B60J 1/18 B60J 5/00 501 B60J 10/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルに設けられた窓開口部の内周
    縁に弾接してシール機能を果たす中空シール部と、該窓
    開口部に配設されるウインドガラスの外周縁部に挟持さ
    れる断面コの字形のガラス挟持部とから成って、該ガラ
    ス挟持部はウインドガラスの両面に密着する一対のシー
    ルリップを備えている自動車用ウェザーストリップであ
    って、該ウインドガラスのコーナー部における該シール
    リップのガラス密着幅が、その直線部におけるガラス密
    着幅に対して該ウインドガラスの直線部とコーナー部と
    の境界部において漸次変化して部分的に狭く形成され
    て、全体が一体成形されていることを特徴とする自動車
    用ウェザーストリップ。
  2. 【請求項2】 一対のシールリップのうち車内側のもの
    のガラス密着幅のみがウインドガラスのコーナー部にお
    いて部分的に狭く形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の自動車用ウェザーストリップ。
  3. 【請求項3】 車内側のシールリップの外側面にシーラ
    ント溜り溝が長手方向に連続して形成されていて、該シ
    ーラント溜り溝の該シールリップの幅方向に沿った形成
    位置が該シールリップのガラス密着幅の変化に対応して
    変化していることを特徴とする請求項2に記載の自動車
    用ウェザーストリップ。
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JP4320893 1993-02-08
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