JPH078270Y2 - 自動車用ガラスラン - Google Patents

自動車用ガラスラン

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JPH078270Y2
JPH078270Y2 JP1988123946U JP12394688U JPH078270Y2 JP H078270 Y2 JPH078270 Y2 JP H078270Y2 JP 1988123946 U JP1988123946 U JP 1988123946U JP 12394688 U JP12394688 U JP 12394688U JP H078270 Y2 JPH078270 Y2 JP H078270Y2
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JP
Japan
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lip
hollow
sub
glass run
extension
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JP1988123946U
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JPH0244518U (ja
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一夫 尾川
克紀 河合
正明 森川
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Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のドアに適用されるガラスランに関する
ものであり、特にリヤドアベルトライン後部のコーナで
有効なものである。
〔従来の技術〕
一般に自動車には、第5図に示す如くインナーウエザー
ストリップ2とガラスラン1とで、ドアガラスのための
ウエザーストリップが構成されている。
そして、リヤドアベルトライン後部のコーナ部(第5図
X部)は、第6A,6B、及び7図に示す如く、ザブリップ1
1とガイドリップ13とを有する押し出し成形品の領域R1
を占めるガラスラン本体10の端部と、ウエザーストリッ
プ2と同一断面形状のひれリップ81を有し、且つインサ
ート板金82を内在した取り付け用のウエルト80を有する
押し出し成形品の領域R8を占める接続用インナ端片8の
端部との間を、それぞれ接合面では同一断面形状を有す
る延長ガイドリップ93と延長サブリップ91、及び徐変ひ
れリップ92から成る領域R9を占める型成形部9で接続
し、徐変ひれリップ92を延長サブリップ91表面に消滅さ
せると共に、延長サブリップ91及び徐変リップ92の全体
がガラス面に適切に当接する立上り高さとなっている。
そして、押し出し成形品の本体10、型成形部4、及び押
し出し成形品の短片8から成る上記構成のガラスラン1
をドアフレーム7に嵌着すると共に、ドアインナ上の固
定板51に嵌着したインナウエザーストリップ2に端面の
接続用インナ短片8の端面をつき合わせ組み付けしてい
る。なお、5はドアトリムであり、71はフレームガーニ
ッシュである。この従来例にあっては、インナウエザー
ストリップ2のひれリップ21はインナ短片8上のひれリ
ップ81に連なり、徐変ひれリップ92で徐変しながら消滅
するので、ひれリップ自体の見栄えが向上した。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述の従来例にあっては、インナウエザーストリップの
ひれリップがガラスラン端部で徐変消滅するため、ひれ
リップ自体の見栄えは良いが、徐変ひれリップ92がイン
ナウエザーストリップのひれのラインより弯曲上昇形態
を呈するため、ガラスを降下した際に徐変リップが目立
ち、第6B図に示す如く、リップ91によって出来た線lが
多いために外観上のシンプル性を損なっている。
また、徐変ひれリップ92と延長サブリップ91とは、合流
点近傍にあってはひれの方向が逆となるため、第8図に
示す如く、ガラスの昇降作用によって受ける各リップの
撓み方向は、徐変ひれリップが矢印F1の方向であるのに
延長サブリップ91は矢印F2の方向となり、結局両リップ
92,91間に矢印Fの引っ張り力が作用するために、ガラ
ス昇降作用の荷重が大きい。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ガイドリップ13及びサブリップ11を備えたガ
ラスラン本体10の端部に、ウエルト30及び中空リップ31
を備えた接続用インナ短片を、ガイドリップ13からは延
長ガイドリップ43を突出させ、サブリップ11からは延長
サブリップ41及び延長中空リップ42えと連続変形させ
て、連設すると共に、延長サブリップ41と延長中空リッ
プ42とによってサブリップ11から中空リップ31までを連
続徐変させ、接続用インナ短片3の短部をインナウエザ
ーストリップ2の端面に当接するように構成した。
〔作用〕
上述の手段で構成したガラスランを自動車のリヤドアに
適用して、接続用インナ短片3の端面を第1図に示す如
くひれリップ21を有するインナウエザーストリップの端
面につき合わせて組み付けた場合、つき合わせ位置で
は、ひれリップ21から中空リップ31にリップ形態が不連
続変化したため、リップ自体の外観は従来例より損なわ
れたが、従来例の如き弯曲上昇する徐変ひれリップが無
いため、ガラス降下時に目立ち易い線が無くなり、リッ
プ面の外観が簡素化出来た。
また、サブリップ41,11は、延長中空リップ42、更には
中空リップ31へと連続しているため、ガラスの摺動作用
を受けても中空リップによってサブリップの反転が防止
される。
また、サブリップの延長部が中部リップであるため、サ
ブリップ及び中空リップのへたり性が向上し、シール性
が持続する。
また、ドアトリム側に設けられた別体のインナウエザー
ストリップをガラスランの接続端面に組付けるに際して
は、インナウエザーストリップがリップ(ひれリップ)
形状であるが、ガラスラン側が中空リップの面であるた
め、リップ端が中空リップの面に当接さえすればシール
作用を奏し、したがって、ガラスランとインナウエザー
ストリップとの組付け(合わせ)が容易である。
また、シール線もサブリップ端部のシール線L1から中空
リップ31上端のシール線L2まで、リップ形態の徐変領域
R0ではシール線L0も徐変するため、ガラス昇降時のガラ
スのリップに与える撓み方向も徐変して中心点Cで方向
変換する撓みとなり、撓み方向変換点Cでは単に押圧作
用を受けるだけとなり、ガラスの昇降作用によるリップ
への引っ張り力は減少して、ガラスの昇降荷重が小さく
なった。
〔実施例〕
第1図乃至第4図に示す如く、領域R1を占めるガラスラ
ン本体10は、サブリップ11及びガイドリップ12を備えた
押し出し成形品から成る従来例のガラスラン本体と同一
のものを採用した。
領域R3を占めている接続用インナ短片3は、インサート
板金32を内在するウエルト30と、上方に傾斜突出し、イ
ンナウエザーストリップのひれリップと上面をほぼ合わ
せた中空リップ31とから成る形状に、中空リップ31にEP
DMスポンジゴムを、他にEPDMソリッドゴムを用いて2層
押し出し成形した。
領域R4を占める型成形部は、ガラスラン本体10との接続
面S1からは、ガイドリップ13から同一断面形状の延長ガ
イドリップ43を、サブリップ11から接続面S1では同一断
面形状である延長サブリップ41を延出し、接続用インナ
短片3の端面との接続面S2からは、接続面S1では中空リ
ップ31と同一断面形状である延長中空リップ42を延出
し、延長サブリップ41と延長中空リップ42とが共に徐変
一体化した形状、即ち、第2図に於いて延長ガイドリッ
プ43に対向する領域は、延長サブリップ41の断面形状も
サブリップ11の断面形状と略同一であるが、領域R0にお
いてはサブリップ11の形状から中空リップ31の形状へと
断面形状の徐変した形状に型成形し、加硫処理で接続面
S1及びS2で、ガラスラン本体10、型成形部4、及び接続
用インナ短片3を一体化してガラスラン1を構成した。
従って各リップの形成するシール線も延長サブリップ41
ではリップ先端部のL1線であり、領域R0のリップ形状の
徐変部にあっては、窓ガラスから見て、外側の延長サブ
リップ先端から内側へ傾斜突出した中空リップ先端へと
リップの幅中心Cを通るシール線L0となった。
得られたガラスラン1を従来のインナウエザーストリッ
プ2と共に用いて従来例同様に自動車のリヤドアに適用
したところ、ガラスラン1とインナウエザーストリップ
2とのつき合わせ組み付け部では、第3図の如くひれリ
ップ21と中空リップ31とは共に表面輪郭をほぼ合わせて
あるが、インナウエザーストリップのひれリップからガ
ラスラン側の接続用短片の中空リップに不連続的にリッ
プ形状が変化するためにリップ自体の外観は必ずしも好
ましくはない。しかし、ガラスランのコーナ部でのサブ
リップ11から延長サブリップ41、延長中空リップ、及び
中空リップ31へと連なるリップ形態の表面は平滑面で構
成され、従来の徐変ひれリップ92(第6B図)の如き目立
ち易い多くの線が無くなり、ガラス降下時に目立ち易い
ガラスランコーナ部の外観が簡素になった。
また、コーナ部では、リップのシール線L0が第2図及び
第4図に示す如く徐変領域R0でリップ幅中心点Cを境に
外側から内側に徐変しているので、ガラスの昇降時のガ
ラスにより受けるリップの撓み方向も、中心点Cを零
(単に押圧するだけ)とし、外側への方向から内側への
方向へと徐変して、結局ガラスの昇降作用によるリップ
への引っ張り力が減少し、ガラスの昇降荷重が小さくな
った。
なお、本実施例では、金型の型成形部位の小型化の面か
ら両方の押出成形品の中間を型成形で一体化する製造手
段を述べたが、インナ接続用短片3を型成形部4と同時
に型成形出来ることは自明であろう。
〔考案の効果〕
ガラスランのコーナ部下方端部の型成形接続部での目立
ち易いラインを少なくし、凹凸感をなくしたので、平
滑、簡素な外観となり、見栄えが良くなった。
サブリップの延長が中空リップであるため、ガラスの摺
動作用を受けても中空リップによってサブリップの反転
が防止出来、また、サブリップ及び中空リップのへたり
性が向上し、シール性が持続する。
インナウエザーストリップとガラスランとの衝合組付け
は、リップ端、と中空リップの面との組付けであるた
め、容易である。
ガラスランのコーナ部での延長サブリップ41から中空3
リップ1へのリップ形状の連続的徐変によってシール線
L0も幅中心点Cを中点として外側から内側へ徐変したた
め、ガラスの昇降により受けるリップの撓み方向も点C
を変換点として外方から内方に徐変して、ガラス昇降の
荷重も軽くなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ガラスランをインナウエザーストリップ
とつき合わせた状態の部分斜視図であり、第2図は本考
案の要部斜視図であり、第3図はインナウエザーストリ
ップとガラスランとのつき合わせ部のリップ状態説明図
であり、第4図は型成形部の徐変領域R0拡大斜視図であ
る。 第5図は従来の自動車におけるガラスラン使用状態説明
図であり、 第6A図は第5図のX部拡大斜視図であり、 第6B図は第6A図のY部拡大図であり、 第7図は第6A図の分解斜視図であり、 第8図は従来例のリップの作用説明図である。 1…ガラスラン、10…ガラスラン本体、11…サブリッ
プ、12…ガイドリップ、2…インナウエザーストリッ
プ、21…ひれリップ、3…接続用インナ短片、30…ウエ
ルト、31…中空リップ、32…インサート板金、4…型成
形部、41…延長サブリップ、42…延長中空リップ、5…
ドアトリム、51…固定板、6…ドアインナ、7…ドアフ
レーム、71…フレームガーニッシュ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森川 正明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 実公 昭58−51615(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドリップ(13)及びサブリップ(11)
    を備えたガラスラン本体(10)の端部に、ウエルト(3
    0)及び中空リップ(31)を備えた接続用インナ短片
    (3)を、ガイドリップ(13)からは延長ガイドリップ
    (43)を突出させ、サブリップ(11)からは延長サブリ
    ップ(41)及び延長中空リップ(42)えと連続変形させ
    て、連設すると共に、延長サブリップ(41)と延長中空
    リップ(42)とによってサブリップ(11)から中空リッ
    プ(31)までを連続徐変させ、接続用インナ短片(3)
    の端面をインナウエザーストリップ(2)の端面に当接
    するようにした自動車用ガラスラン。
JP1988123946U 1988-09-24 1988-09-24 自動車用ガラスラン Expired - Lifetime JPH078270Y2 (ja)

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JPH0244518U JPH0244518U (ja) 1990-03-27
JPH078270Y2 true JPH078270Y2 (ja) 1995-03-01

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JP4284804B2 (ja) * 2000-01-27 2009-06-24 豊田合成株式会社 車両用シール部品
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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