JPH06234595A - ダイヤモンド薄板の製造方法 - Google Patents

ダイヤモンド薄板の製造方法

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JPH06234595A
JPH06234595A JP2403393A JP2403393A JPH06234595A JP H06234595 A JPH06234595 A JP H06234595A JP 2403393 A JP2403393 A JP 2403393A JP 2403393 A JP2403393 A JP 2403393A JP H06234595 A JPH06234595 A JP H06234595A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 量産性に優れ、かつ安価に多結晶または単結
晶のダイヤモンド薄板を製造するダイヤモンド薄板の製
造方法を提供する。 【構成】 気相合成法により、光透過性の高い第1のダ
イヤモンド層3と、第1のダイヤモンド層3より光透過
性の低い第2のダイヤモンド層4とを交互に合成するこ
とにより、ダイヤモンド積層体2を形成した後、ダイヤ
モンド積層体2にレーザ光5を照射することにより、第
2のダイヤモンド層4にレーザ光を吸収させ、第2のダ
イヤモンド層4を境界として、第1のダイヤモンド層3
をダイヤモンド薄板として分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤモンド薄板の製
造方法に関し、特に切削工具、耐摩工具、精密工具、半
導体材料、電子部品、光学部品などに用いられるダイヤ
モンド薄板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ダイヤモンドは、単結晶や焼
結体などの形で、工具や半導体用のヒートシンク、光学
窓材として用いられてきたが、これらの用途にダイヤモ
ンドを用いるためには、ダイヤモンドを薄板状に加工す
る必要があった。しかし、ダイヤモンドは、物質中最も
硬度が高く、その加工は容易ではない。従来の、ダイヤ
モンドを薄板状にスライスする技術としては、円形の金
属薄板にダイヤモンド粉末を塗布して回転刃として用い
る方法、放電加工による方法、(111)結晶面に沿っ
て劈開させる方法、レーザ光を集光して、ダイヤモンド
に当ててレーザ光の当たった部分を昇華あるいは燃焼さ
せて焼き切る方法などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、気相合成法によ
って、安価に薄板状のダイヤモンドを基板上に堆積させ
ることができるようになったが、ダイヤモンドだけを要
求される用途では、基板を除去してダイヤモンドを取出
す必要がある。この方法で気相合成法によって大量のダ
イヤモンド薄板を製造しようとすると、基板を大量に用
意しなければならないことになり、このことがダイヤモ
ンド薄板製造の低コスト化を妨げる原因となっていた。
この問題を解決するため、基板上に気相合成法によって
厚くダイヤモンドを堆積させ、何らかの加工法によって
堆積したダイヤモンドを薄くスライスする方法が望まれ
ていた。
【0004】また、ダイヤモンドを薄板に加工する従来
の方法には、それぞれ次のような欠点があり、コストや
時間がかかるために、安価にダイヤモンドを合成できる
というダイヤモンドの気相合成技術の利点を生かすこと
ができなかった。
【0005】すなわち、従来の円形の金属薄板にダイヤ
モンド粉末を塗布して回転刃として用いる方法は、ダイ
ヤモンドを切断する速度が遅く、大面積の板状のダイヤ
モンドを切り出すには適していない。
【0006】また、放電加工法は、導電性の材料にしか
適用できず、絶縁性が要求される電子部品等として用い
られる絶縁性のダイヤモンドを切断する方法には適して
いない。
【0007】また(111)結晶面に沿って劈開させる
方法は、単結晶の(111)結晶面に平行な方向にのみ
適用できるものであって、多結晶のダイヤモンドには適
用できず、しかも(111)面は、ダイヤモンドの結晶
方位の中でも最も硬い面なので、切断後のダイヤモンド
薄板の表面研磨などの加工加工が困難である。
【0008】また、レーザ光を集光してダイヤモンドに
当てレーザ光の当たった部分を昇華あるいは燃焼させて
焼き切る方法は、ダイヤモンドは、本来、光に対して透
明であって、熱伝導性も非常に高いので、レーザ光を強
度に集光した焦点に当たる部分のみでしかダイヤモンド
を切断できないので、1mm以上の切込みを行なうこと
が困難であり、切込み量が深いほど、切りしろとして失
われるダイヤモンドの量が多くなるという問題があっ
た。
【0009】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたものであって、量産性に優れ、かつ安価に
多結晶または単結晶のダイヤモンド薄板を製造する方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、気相合成
によってダイヤモンドを合成する際に、光透過性の高い
ダイヤモンドの層と光透過性の低いダイヤモンドの層を
交互に積層するように合成した後、レーザ光をダイヤモ
ンド中に入射して、光透過性の低いダイヤモンド層にレ
ーザ光を吸収せしめることによって、ダイヤモンドを開
裂すれば、容易にダイヤモンド薄板を切り出せることを
見出し本発明を完成するに至った。
【0011】本発明に従うダイヤモンド薄板の製造方法
は、気相合成法により、光透過性の高い第1のダイヤモ
ンド層と、第1のダイヤモンド層より光透過性の低い第
2のダイヤモンド層とを交互に合成することにより、第
1および第2のダイヤモンド層とが交互に積層されてな
るダイヤモンド積層体を形成する工程と、ダイヤモンド
積層体にレーザ光を照射して、第2のダイヤモンド層に
レーザ光を吸収させ、第2のダイヤモンド層を境界とし
て、第1のダイヤモンド層をダイヤモンド薄板として分
離する工程とを備える。
【0012】第1のダイヤモンド層は、好ましくは、グ
ラファイト質炭素に対するラマン散乱度比が0.1以下
であり、第2のダイヤモンド層は、グラファイト質炭素
に対するラマン散乱度比が0.2以上である。なお、第
1のダイヤモンド層は、グラファイト質炭素に対するラ
マン散乱度比が0.1以下であれば特に限定されること
はなく、実際的には、測定限度まで0に近くすることが
可能である。しかしながら、用途、製造コスト等の点を
考慮すると、第1のダイヤモンド層のグラファイト質炭
素に対するラマン散乱度比は、0.005以上0.1以
下で十分である。また、第2のダイヤモンド層は、グラ
ファイト質炭素に対するラマン散乱度比が0.2以上で
あれば、特に限定されることはない。しかしながら、第
2のダイヤモンド層の上に成長させるダイヤモンド層の
品質等の点を考慮すると、第2のダイヤモンド層は、グ
ラファイト質炭素の対するラマン散乱度比が0.2以上
20以下が好ましい。なお、第1のダイヤモンド層のグ
ラファイト質炭素に対するラマン散乱度比、第2のダイ
ヤモンド層のグラファイト質炭素に対するラマン散乱度
比は、ラマン分光分析により、1800cm-1〜100
0cm-1の間のバックランドから測定した1360cm
-1〜1580cm-1の非ダイヤモンド炭素(グラファイ
ト質炭素)の最大ピーク比(Y)と、1333cm-1
ピーク周辺部をバックランドとして測定したダイヤモン
ド炭素のピーク高さ(X)とのピーク比(Y/X)を意
味する。なお、このラマン散乱度比の算定方法は、特開
平2−232106号公報に示されている。
【0013】また、第2のダイヤモンド層は、好ましく
は、第1のダイヤモンド層に比べ、水素以外の不純物元
素濃度を10倍以上含む。なお、第2のダイヤモンド層
は、第1のダイヤモンド層に比べ、水素以外の不純物元
素濃度を10倍以上含んでおれば特に限定されることは
ないが、実際的には10倍以上1000倍以下含んでい
れば十分である。
【0014】また、第2のダイヤモンド層に含まれる水
素以外の不純物元素としては、気相合成中にダイヤモン
ドに取込まれやすいNまたはBが最も適当であるが、A
l、Si、P、Sやその他の金属元素でもよい。ところ
で、水素は、不純物としてダイヤモンド中に入っていて
も、2.5μmから10μmの範囲の赤外領域でしか光
吸収を生じないので、本発明の不純物として用いること
は難しく、本発明では、水素は不純物としては考えてい
ない。ただし、気相合成法により合成したダイヤモンド
であって、たとえば、結晶性の悪いダイヤモンドや、光
吸収性の強いダイヤモンドには、一般的に水素が0.1
%以上含まれていることが多いことを付記しておく。
【0015】ダイヤモンド中にNを導入すると、0.5
μm以下の波長の短い領域と、波長7μm付近領域で光
吸収が増大する。このため、波長の短いエキシマレーザ
や窒素レーザなどを用いた場合には、Nのドーピングが
好ましい。
【0016】Bを導入した場合は、主として波長0.6
μm以上5μm以下の領域で光吸収が増大するので、Y
AGレーザ、ガラスレーザなどを用いる場合には、Bの
ドーピングが好ましい。なお、レーザとしては、ダイヤ
モンド中に導入した不純物元素により生じる光吸収が増
大する波長に合せて、種々のレーザを用いることがで
き、気体レーザ、液体レーザ、固体レーザ等を用いるこ
とができる。
【0017】第2のダイヤモンド層に導入する不純物の
量は、十分な光吸収をもたらすためには、水素を除く不
純物として、不純物の量が20ppm以上必要である。
また、特に限定されることはないが、不純物の量は50
00ppm以下で十分である。他方、第1のダイヤモン
ド層は、十分な出力のレーザ光を透過させるために、水
素を除く不純物濃度が15ppm以下であることが好ま
しい。また、特に限定されることはないが、不純物の量
は0.1ppm以上含まれていてもよい。
【0018】また、切断界面を平坦にするためには、第
2のダイヤモンド層(光吸収層)と第1のダイヤモンド
層(光透過層)との不純物濃度は、元素比で、10倍以
上の差であることが好ましい。
【0019】また、本発明における第2のダイヤモンド
層(光吸収層)と第1のダイヤモンド層(光透過層)と
は、用いるレーザの波長において、下記に示す光吸収係
数に5倍以上の差がなければならない。
【0020】
【数1】
【0021】また、本発明は、単結晶のダイヤモンド薄
板の製造においても、多結晶ダイヤモンド薄板の製造に
おいても同様に用いることができる。しかしながら、単
結晶のダイヤモンド薄板の製造においては、ダイヤモン
ド積層体の中間の層に、第2のダイヤモンド層(光吸収
層)として、結晶性の低いダイヤモンドの層を挟むと、
その後の単結晶のダイヤモンドの成長に悪い影響を残す
ので、単結晶薄板の製造においては、不純物をドーピン
グする方法を用いることが好ましい。
【0022】なお、本発明において用いられる気相合成
法には、種々のダイヤモンド気相合成法を用いることが
できる。たとえば、そのようなダイヤモンド気相合成法
としては、特に以下の場合には限定されることはない
が、これまで知られているプラズマCVD法、熱フィラ
メント法、火炎法などを挙げることができる。
【0023】
【作用】本発明では、気相合成法によりダイヤモンド層
を膜厚に形成する工程において、予め、第2のダイヤモ
ンド層(光吸収率の高いダイヤモンドの層)を膜厚に形
成したダイヤモンド層の中間に設けている。したがっ
て、本発明に従って形成されたダイヤモンド積層体の上
層の第1のダイヤモンド層(光透過性の高いダイヤモン
ドの層)を通して、レーザ光を入射させ、第2のダイヤ
モンド層(光吸収層)にのみレーザ光のエネルギを吸収
させることにより、第2のダイヤモンド層(光吸収層)
を境界として、膜厚に形成したダイヤモンド積層体か
ら、第1のダイヤモンド層を、ダイヤモンド薄板として
何段にも分けて切断することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
【0025】実施例1 図1は、本発明に従う一実施例としてのダイヤモンド薄
板の製造方法を概略的に示す工程図である。図1を参照
しながら、ダイヤモンド薄板の製造方法について説明す
る。
【0026】熱フィラメントCVD法によって、50m
m径のSiウェハ1上に多結晶のダイヤモンド(ダイヤ
モンド積層体)2を成長させた。多結晶のダイヤモンド
2は、第1のダイヤモンド層(光透過層)3と第2のダ
イヤモンド層(光吸収体層)4とが交互に積層されてな
る。第1のダイヤモンド層(光透過層)3として、水素
で1.2%に希釈したメタンを原料として、160時間
の成長を行ない、第2のダイヤモンド層(光吸収体層)
4として、水素で4%に希釈したメタンを原料として1
時間の成長を行なった。いずれも成長時のガス圧力は5
0Torr、成長温度は900℃であった。この条件
で、光吸収層−光透過層−光吸収層−光透過層−光吸収
層−光透過層−光吸収層−光透過層の順で成長を行なっ
た。得られた各光透過層3の厚さは約200μm、光吸
収層4の厚さは、3μmであった。また、この光吸収層
4の光吸収係数は、波長10μm付近で、光透過層3の
30倍であった。
【0027】この多結晶のダイヤモンド厚膜2に上方か
ら波長10.6μm、連続出力30WのCO2 レーザ5
をダイヤモンド表面2Sで直径2mmになるように集光
レンズ6を用いて集光して照射し、レーザ反射ミラー7
を用いて、約2秒かけて30mm角の全体を走査した。
その結果、厚さが200μmの透明ダイヤモンド層が剥
離した。剥離した多結晶ダイヤモンド層の基板1側表面
と、ダイヤモンド積層体2の多結晶ダイヤモンド層が剥
離した側の表面には、約1μmの光吸収層が残ったが、
Arイオンエッチングによって、この光吸収層を取除い
た。上記手順を3回繰返して、3枚のダイヤモンド薄板
を得ることができた。
【0028】実施例2 マイクロ波プラズマCVD法によって、3×3×0.3
mmのサイズのダイヤモンド単結晶上に多結晶ダイヤモ
ンド(ダイヤモンド積層体)をエピタキシャル成長させ
た。光透過層として、水素で1.0%に希釈したメタン
を原料として200時間の成長を行ない、光吸収層とし
て水素で1.2%に希釈したメタンに10ppmのB2
6 を添加したものを原料として、2時間の成長を行な
った。いずれも成長時のガス圧力は40Torr、成長
温度は860℃であった。この条件で、光吸収層−光透
過層−光吸収層−光透過層−光吸収層−光透過層の順で
成長を行なった。得られた各光透過層の厚さは、約26
0μm、光吸収層の厚さは3μmであった。光吸収層に
含まれるBの濃度は、2次イオン質量分析法で測定し
て、約90ppmであり、光透過層に含まれるBの濃度
は2次イオン質量分析法で測定して約0.6ppmであ
った。
【0029】この単結晶ダイヤモンドエピタキシャル膜
に上方から波長1.06μm、パルス出力0.3JのY
AGレーザをダイヤモンド表面で、直径0.2mmにな
るように集光して照射し、毎秒500パルスで3mm角
の全体を走査した。その結果、厚さが260μmの単結
晶ダイヤモンド層を剥離させることができた。剥離した
単結晶ダイヤモンドの基板側表面と、ダイヤモンド積層
体の単結晶ダイヤモンド層が剥離した側の表面には、約
1μmの光吸収層が残ったが、重クロム酸中で、120
℃に加熱することによって、この吸収層を取除いた。
【0030】上記手順を2回繰返して、2枚の単結晶ダ
イヤモンド薄板を得ることができた。
【0031】実施例3 マイクロ波プラズマCVD法によって、3×3×0.3
mmのサイズのダイヤモンド単結晶上に単結晶ダイヤモ
ンド(ダイヤモンド積層体)をエピタキシャル成長させ
た。光透過層として、水素で1.0%に希釈したメタン
を原料として200時間の成長を行ない、光吸収層とし
て水素で1.2%に希釈したメタンに1%のN2 を添加
したものを原料として、2時間の成長を行なった。いず
れも成長時のガス圧力は60Torr、成長温度は95
0℃であった。この条件で、光吸収層−光透過層−光吸
収層−光透過層の順で成長を行なった。得られた各光透
過層の厚さは、約300μm、光吸収層の厚さは3μm
であった。光吸収層に含まれるNの濃度は、2次イオン
質量分析法で測定して、約160ppmであり、光透過
層に含まれるNの濃度は2次イオン質量分析法で測定し
て約5ppmであった。
【0032】この単結晶ダイヤモンドエピタキシャル膜
に上方から波長0.308μm、パルス出力0.5Jの
XeClエキシマレーザをダイヤモンド表面で、直径
0.3mmになるように集光して照射し、毎秒50パル
スで3mm角の全体を走査した。その結果、厚さが30
0μmの単結晶ダイヤモンド層を剥離させることができ
た。剥離した単結晶ダイヤモンドの基板側表面と、ダイ
ヤモンド積層体の単結晶ダイヤモンド層が剥離した側の
表面には、約1μmの光吸収層が残ったが、重クロム酸
中で、120℃に加熱することによって、この吸収層を
取除いた。
【0033】上記手順を2回繰返して、2枚の単結晶ダ
イヤモンド薄板を得ることができた。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されている結
果、量産性よく、かつ安価に多結晶または単結晶のダイ
ヤモンド薄板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う一実施例としてのダイヤモンド薄
板の製造方法を概略的に示す工程図である。
【符号の説明】
1 Si基板 2 多結晶のダイヤモンド(ダイヤモンド積層体) 3 光透過層(第1のダイヤモンド層) 4 光吸収層(第2のダイヤモンド層) 5 レーザ光 6 集光レンズ 7 レーザ反射ミラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気相合成法により、光透過性の高い第1
    のダイヤモンド層と、前記第1のダイヤモンド層より光
    透過性の低い第2のダイヤモンド層とを交互に合成する
    ことにより、前記第1および第2のダイヤモンド層とが
    交互に積層されてなるダイヤモンド積層体を形成する工
    程と、 前記ダイヤモンド積層体にレーザ光を照射して、前記第
    2のダイヤモンド層に前記レーザ光を吸収させ、前記第
    2のダイヤモンド層を境界として、前記第1のダイヤモ
    ンド層をダイヤモンド薄板として分離する工程とを備え
    る、ダイヤモンド薄板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のダイヤモンド層は、グラファ
    イト質炭素に対するラマン散乱度比が0.1以下であ
    り、前記第2のダイヤモンド層は、グラファイト質炭素
    に対するラマン散乱度比が0.2以上である、請求項1
    に記載のダイヤモンド薄板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のダイヤモンド層は、前記第1
    のダイヤモンド層に比べ、水素以外の不純物元素濃度を
    10倍以上含む、請求項1に記載のダイヤモンド薄板の
    製造方法。
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