JPH06234351A - ワイパー装置 - Google Patents
ワイパー装置Info
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- JPH06234351A JPH06234351A JP5061442A JP6144293A JPH06234351A JP H06234351 A JPH06234351 A JP H06234351A JP 5061442 A JP5061442 A JP 5061442A JP 6144293 A JP6144293 A JP 6144293A JP H06234351 A JPH06234351 A JP H06234351A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/04—Wipers or the like, e.g. scrapers
- B60S1/32—Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
- B60S1/34—Wiper arms; Mountings therefor
- B60S1/3411—Wiper arms; Mountings therefor with means for varying wiper-blade pressure on windshield during operation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 正味の払拭力を、正確に調整でき、かつ自動
車のフロントガラスの曲面による、周期的影響を避け
る。 【構成】 ワイパーアーム12は、駆動部と結合軸(X-X)
で結合され、ばねで、一定の払拭トルクを、ワイパーア
ームに与える。相補的トルク付与手段により、ワイパー
ブレードに与えられる払拭力を加減できる。相補的トル
ク付与手段は、アクチュエーターを備え、その出力部40
は、レバー形をした相補的トルク伝動体44と協動する作
動面74を有する接続部38を介して、ワイパーアームに接
続されている。相補的トルク伝動体44は、ばね58に逆ら
って、ワイパーアームに対して旋回できる。
車のフロントガラスの曲面による、周期的影響を避け
る。 【構成】 ワイパーアーム12は、駆動部と結合軸(X-X)
で結合され、ばねで、一定の払拭トルクを、ワイパーア
ームに与える。相補的トルク付与手段により、ワイパー
ブレードに与えられる払拭力を加減できる。相補的トル
ク付与手段は、アクチュエーターを備え、その出力部40
は、レバー形をした相補的トルク伝動体44と協動する作
動面74を有する接続部38を介して、ワイパーアームに接
続されている。相補的トルク伝動体44は、ばね58に逆ら
って、ワイパーアームに対して旋回できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に(限定的ではない
が)、自動車用のワイパー装置に関する。特に、本発明
は、たとえばワイパーアームに設けたブレードキャリア
ーに払拭体を設けた、少なくとも1つのワイパーブレー
ドを備える形式のワイパー装置に関する。ワイパーアー
ムは、結合軸で、ワイパー装置の駆動部と結合されてい
る。この装置(通称ワイパー)は、駆動部に接続されて
いる駆動軸によって、交互の、すなわち周期的回転運動
をし、そのブレードを左右に動かして、払拭面、ここで
はたとえば、自動車のフロントガラスを払く。
が)、自動車用のワイパー装置に関する。特に、本発明
は、たとえばワイパーアームに設けたブレードキャリア
ーに払拭体を設けた、少なくとも1つのワイパーブレー
ドを備える形式のワイパー装置に関する。ワイパーアー
ムは、結合軸で、ワイパー装置の駆動部と結合されてい
る。この装置(通称ワイパー)は、駆動部に接続されて
いる駆動軸によって、交互の、すなわち周期的回転運動
をし、そのブレードを左右に動かして、払拭面、ここで
はたとえば、自動車のフロントガラスを払く。
【0002】払拭面を正確に拭くために、ワイパーブレ
ードの払拭体が、払拭面に、かなりの圧力、すなわち払
拭力を与える必要がある。この目的のため、少なくとも
1つのばね、たとえば、らせん形の引っ張りばねを、通
常備えている。このばねは、駆動部とワイパーアームの
間に設けられており、それは、ワイパーアームの結合軸
のところで、ワイパーアームにおおむね一定の払拭トル
クを与え、ブレードの払拭体を払拭面に強制的に接触さ
せている。
ードの払拭体が、払拭面に、かなりの圧力、すなわち払
拭力を与える必要がある。この目的のため、少なくとも
1つのばね、たとえば、らせん形の引っ張りばねを、通
常備えている。このばねは、駆動部とワイパーアームの
間に設けられており、それは、ワイパーアームの結合軸
のところで、ワイパーアームにおおむね一定の払拭トル
クを与え、ブレードの払拭体を払拭面に強制的に接触さ
せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このワイパー装置は、
払拭体が払拭面を清掃中のみならず、ワイパーが、停
止、すなわち駐車位置にある時も、押圧されるようにな
っている。その払拭力は、ワイパーが駐車になっても、
常時払拭体にかかっているので、払拭体は、払拭面に対
していつも曲がって歪んでいる。そのため、払拭作業の
有効性は低下する。従って、ワイパーが停止している時
は、払拭体にかかる払拭力を減らすことが望ましい。
払拭体が払拭面を清掃中のみならず、ワイパーが、停
止、すなわち駐車位置にある時も、押圧されるようにな
っている。その払拭力は、ワイパーが駐車になっても、
常時払拭体にかかっているので、払拭体は、払拭面に対
していつも曲がって歪んでいる。そのため、払拭作業の
有効性は低下する。従って、ワイパーが停止している時
は、払拭体にかかる払拭力を減らすことが望ましい。
【0004】また、払拭作業の良否は、特に、自動車の
走行速度の函数としての、かつ、ワイパー自身の周期運
動の頻度の函数としての、作業中の払拭体にかかる払拭
力の大きさによる。
走行速度の函数としての、かつ、ワイパー自身の周期運
動の頻度の函数としての、作業中の払拭体にかかる払拭
力の大きさによる。
【0005】空気力学的アタッチメントをワイパーアー
ムに取り付けて、払拭力を増すことが知られている。し
かし、このような装置では、払拭力の値を正確に制御で
きない。特に、それらは、自動車の運転パラメーターに
即応して、払拭力の値を調整する制御機能を備えていな
い。
ムに取り付けて、払拭力を増すことが知られている。し
かし、このような装置では、払拭力の値を正確に制御で
きない。特に、それらは、自動車の運転パラメーターに
即応して、払拭力の値を調整する制御機能を備えていな
い。
【0006】上記の欠点を克服するため、既に上記形式
のワイパー装置が提案されている。それは、ワイパーア
ームに払拭トルクを与えるため、駆動部とワイパーアー
ムの間に設けられた手段が、少なくとも1つのばねを有
し、そのばねが、ワイパーアームに、おおむね一定の払
拭トルクを与えるようになっており、かつ相補的トルク
をワイパーアームに与える手段を備えている。相補的ト
ルクの代数値は、(特に)自動車の運転パラメーターに
従って、払拭トルク値を加減することにより調整でき
る。
のワイパー装置が提案されている。それは、ワイパーア
ームに払拭トルクを与えるため、駆動部とワイパーアー
ムの間に設けられた手段が、少なくとも1つのばねを有
し、そのばねが、ワイパーアームに、おおむね一定の払
拭トルクを与えるようになっており、かつ相補的トルク
をワイパーアームに与える手段を備えている。相補的ト
ルクの代数値は、(特に)自動車の運転パラメーターに
従って、払拭トルク値を加減することにより調整でき
る。
【0007】たとえば、相補的トルク付与手段は、駆動
部と連結されているアクチュエーターと、ワイパーアー
ムに接続されている出力部(代表的には作動杆)を有し
ている。このような構成は、非常に満足すべきものであ
るが、装置全体が、特にフロントガラスの曲面から生ず
る周期的な力の影響を受けやすい。ワイパーが作動中、
この曲面によって、ワイパーアームは、その旋回軸まわ
りに、小さな周期的な旋回を起こす。ワイパーアームの
この振動によって、周期的なストレスが、アクチュエー
ター、特に、駆動部にあるアクチュエーター本体の取り
つけ部に影響を及ぼす。
部と連結されているアクチュエーターと、ワイパーアー
ムに接続されている出力部(代表的には作動杆)を有し
ている。このような構成は、非常に満足すべきものであ
るが、装置全体が、特にフロントガラスの曲面から生ず
る周期的な力の影響を受けやすい。ワイパーが作動中、
この曲面によって、ワイパーアームは、その旋回軸まわ
りに、小さな周期的な旋回を起こす。ワイパーアームの
この振動によって、周期的なストレスが、アクチュエー
ター、特に、駆動部にあるアクチュエーター本体の取り
つけ部に影響を及ぼす。
【0008】本発明の目的は、この欠点を克服すること
である。
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも1つのワイパーブレードを有し、ワイパーアームの
駆動部に結合軸で結合されているワイパーアーム、駆動
部とワイパーアームの間に設けられた主トルク付与手
段、ワイパーアームに、おおむね一定の払拭トルクを与
える少なくとも1つのばね、及びアクチュエーターを備
える相補的トルク付与手段を備え、アクチュエーターの
本体は、駆動部と連結されており、前記アクチュエータ
ーの出力部は、接続部を介して、ワイパーアームに接続
されている形式の、特に自動車用のワイパー装置におい
て、接続部が、相補的トルク伝導体と協動する作動面を
有し、相補的トルク伝動体は、ワイパーアームに連結さ
れており、弾性荷重部の力に逆らって、ワイパーアーム
に対して移動するようになっていることを特徴とする自
動車用のワイパー装置である。
とも1つのワイパーブレードを有し、ワイパーアームの
駆動部に結合軸で結合されているワイパーアーム、駆動
部とワイパーアームの間に設けられた主トルク付与手
段、ワイパーアームに、おおむね一定の払拭トルクを与
える少なくとも1つのばね、及びアクチュエーターを備
える相補的トルク付与手段を備え、アクチュエーターの
本体は、駆動部と連結されており、前記アクチュエータ
ーの出力部は、接続部を介して、ワイパーアームに接続
されている形式の、特に自動車用のワイパー装置におい
て、接続部が、相補的トルク伝導体と協動する作動面を
有し、相補的トルク伝動体は、ワイパーアームに連結さ
れており、弾性荷重部の力に逆らって、ワイパーアーム
に対して移動するようになっていることを特徴とする自
動車用のワイパー装置である。
【0010】さらに、本発明は、次の25件の選択的な
特徴を有している。
特徴を有している。
【0011】相補的トルク伝動体が、旋回軸まわりに旋
回運動をするようにして、ワイパーアームに設けられて
おり、旋回軸は、ワイパーアームと駆動部の堺にある結
合軸と平行であり、かつ、相補的トルク伝動体が弾性荷
重部を有し、それが、相補的トルク伝動体を旋回軸まわ
りに旋回させるようにしている。
回運動をするようにして、ワイパーアームに設けられて
おり、旋回軸は、ワイパーアームと駆動部の堺にある結
合軸と平行であり、かつ、相補的トルク伝動体が弾性荷
重部を有し、それが、相補的トルク伝動体を旋回軸まわ
りに旋回させるようにしている。
【0012】相補的トルク伝動体が、トルク付与部を有
し、それは、トルク伝動体の旋回軸と直交しており、ト
ルク付与部の自由端は、接続部の作動面と協動するよう
になっている。
し、それは、トルク伝動体の旋回軸と直交しており、ト
ルク付与部の自由端は、接続部の作動面と協動するよう
になっている。
【0013】接続部が、ワイパーアームと駆動部との結
合軸と直交する作動方向に移動でき、かつ、前記作動面
が、前記作動方向と直交する平らな面である。
合軸と直交する作動方向に移動でき、かつ、前記作動面
が、前記作動方向と直交する平らな面である。
【0014】前記トルク付与部の自由端が、回転軸まわ
りに回転するようにして設けられたローラーを備えてお
り、かつ回転軸は、ワイパーアームと駆動部との結合軸
と平行である。
りに回転するようにして設けられたローラーを備えてお
り、かつ回転軸は、ワイパーアームと駆動部との結合軸
と平行である。
【0015】弾性荷重部が、らせん形圧縮ばねであり、
その一端は、トルク付与部にバイアスをかけ、前記ばね
の他端は、ワイパーアームとの堺にある係合面と協動し
ている。
その一端は、トルク付与部にバイアスをかけ、前記ばね
の他端は、ワイパーアームとの堺にある係合面と協動し
ている。
【0016】前記らせん形圧縮ばねが、前記トルク付与
部の盲孔内に設けられている。
部の盲孔内に設けられている。
【0017】前記らせん形ばねと同軸のピストンが、ト
ルク付与部の前記盲孔内にスライドするように設けられ
ており、かつ、前記ピストンの頭部が、前記係合面と協
動するようになっている。
ルク付与部の前記盲孔内にスライドするように設けられ
ており、かつ、前記ピストンの頭部が、前記係合面と協
動するようになっている。
【0018】前記トルク付与部が腕部を有し、それは、
前記トルク付与部の端部の1つと旋回軸で結合されてお
り、旋回軸は、相補的トルク伝動体の旋回軸と平行であ
り、かつ、前記腕部は、らせん形圧縮ばねを備えてい
る。
前記トルク付与部の端部の1つと旋回軸で結合されてお
り、旋回軸は、相補的トルク伝動体の旋回軸と平行であ
り、かつ、前記腕部は、らせん形圧縮ばねを備えてい
る。
【0019】前記腕部が、らせん形圧縮ばねを通す差し
込み部であり、ピストンは前記差し込み部にスライドす
るように設けられており、ピストンの頭部は、前記圧縮
ばねの第2端部でバイアスをかけられ、その頭部は、球
形結合部を介して、前記係合面と協動するようになって
いる。
込み部であり、ピストンは前記差し込み部にスライドす
るように設けられており、ピストンの頭部は、前記圧縮
ばねの第2端部でバイアスをかけられ、その頭部は、球
形結合部を介して、前記係合面と協動するようになって
いる。
【0020】弾性荷重部が、相補的トルク伝動体に、ワ
イパーアームにある係合面に逆らって、弾力的なバイア
スの力をかけている。
イパーアームにある係合面に逆らって、弾力的なバイア
スの力をかけている。
【0021】前記係合面が、U字形断面を有するワイパ
ーアームの一部の背面の内面である。
ーアームの一部の背面の内面である。
【0022】前記ピストンの頭部が、ローラーを有し、
それは、ピストンのスライド軸と直交する回転軸まわり
に回転するようになっている。
それは、ピストンのスライド軸と直交する回転軸まわり
に回転するようになっている。
【0023】前記接続部が、第2作動面を有し、それ
は、相補的トルク伝動体と協動し、ワイパーアームに、
前記第1作動面と、相補的トルク伝動体との協動から生
ずるトルクの方向と反対の方向に、相補的トルクを与え
るようになっている。
は、相補的トルク伝動体と協動し、ワイパーアームに、
前記第1作動面と、相補的トルク伝動体との協動から生
ずるトルクの方向と反対の方向に、相補的トルクを与え
るようになっている。
【0024】相補的トルク伝動体が、第2トルク付与部
を有し、それは、相補的トルク伝動体の旋回軸とおおむ
ね直交する方向を向いており、前記第2トルク付与部の
自由端が、接続部の第2作動面と協動するようになって
いる。
を有し、それは、相補的トルク伝動体の旋回軸とおおむ
ね直交する方向を向いており、前記第2トルク付与部の
自由端が、接続部の第2作動面と協動するようになって
いる。
【0025】2つのトルク付与部が、互いに平行であ
り、相補的トルク付与部の旋回軸の両側に、接続部を移
動しうる作動方向とおおむね直交する方向を向いてい
る。
り、相補的トルク付与部の旋回軸の両側に、接続部を移
動しうる作動方向とおおむね直交する方向を向いてい
る。
【0026】前記第2作動面が、傾斜した湾曲面であ
る。
る。
【0027】第2作動面が、軸まわりに、弾性荷重力に
逆らって旋回するようになっており、軸は、ワイパーア
ームと駆動部との結合軸と平行で、第2作動面と直交し
ている。
逆らって旋回するようになっており、軸は、ワイパーア
ームと駆動部との結合軸と平行で、第2作動面と直交し
ている。
【0028】第2作動面が、板からなるヘアピンの形を
したばねの枝部の1つであり、その他方の枝部は、接続
部の係合面を押圧し、横杆が、ヘアピンばねの曲り部を
貫通している。
したばねの枝部の1つであり、その他方の枝部は、接続
部の係合面を押圧し、横杆が、ヘアピンばねの曲り部を
貫通している。
【0029】第2トルク付与部が、傾斜した湾曲部を有
し、前記第2作動面と協動するようになっている。
し、前記第2作動面と協動するようになっている。
【0030】第2作動面の傾斜面が、接続部が移動する
方向と平行である。
方向と平行である。
【0031】第2作動面が、第2弾性荷重部の介入によ
り、傾斜した湾曲部と協動するようになっている。
り、傾斜した湾曲部と協動するようになっている。
【0032】第2弾性荷重部が、らせん形の圧縮ばねで
あり、その第1端部は、接続部の盲孔の底部を押圧し、
前記盲孔は、接続部の作動方向と直交しており、圧縮ば
ねの自由端が、傾斜した湾曲部と協動するようになって
いる。
あり、その第1端部は、接続部の盲孔の底部を押圧し、
前記盲孔は、接続部の作動方向と直交しており、圧縮ば
ねの自由端が、傾斜した湾曲部と協動するようになって
いる。
【0033】らせん形圧縮ばねと同軸のピストンが、接
続部の前記盲孔の中に、スライドするようにして設けら
れており、かつ、このピストンが、傾斜した湾曲部と協
動するようになっている。
続部の前記盲孔の中に、スライドするようにして設けら
れており、かつ、このピストンが、傾斜した湾曲部と協
動するようになっている。
【0034】弾性荷重力値を調整できるようになってい
る。
る。
【0035】前記相補的トルク付与手段が、ワイパーア
ームに、相補的トルクを与えて、払拭トルク値を加減で
き、特に、自動車の少なくとも1つの運転パラメーター
の函数として調整できるようになっている。
ームに、相補的トルクを与えて、払拭トルク値を加減で
き、特に、自動車の少なくとも1つの運転パラメーター
の函数として調整できるようになっている。
【0036】
【実施例】図1、図2にその一部を示すワイパー装置(1
0)は、ワイパーブレード(図示せず)が付いているワイ
パーアーム(12)を備えている。図1、図2に示すワイパ
ーアーム(12)は、逆U字形の中空断面を有し、背面(14)
と、それと直交する2つの側面(16)(18)を備えている。
0)は、ワイパーブレード(図示せず)が付いているワイ
パーアーム(12)を備えている。図1、図2に示すワイパ
ーアーム(12)は、逆U字形の中空断面を有し、背面(14)
と、それと直交する2つの側面(16)(18)を備えている。
【0037】ワイパーアーム(12)は、その長手方向と直
交する結合軸(X-X)により、駆動部(20)に結合されてい
る。結合軸(X-X)は、駆動部(20)の一端にあり、その反
対の端には、結合軸(X-X)とおおむね直交する回転軸(Y-
Y)を定める孔(22)がある。通常の方法で、孔(22)にワイ
パー駆動軸(図示せず)を通し、駆動部(20)を周期運動
させる。ワイパー駆動軸は、通常のワイパーモーター
(図示せず)で駆動される。
交する結合軸(X-X)により、駆動部(20)に結合されてい
る。結合軸(X-X)は、駆動部(20)の一端にあり、その反
対の端には、結合軸(X-X)とおおむね直交する回転軸(Y-
Y)を定める孔(22)がある。通常の方法で、孔(22)にワイ
パー駆動軸(図示せず)を通し、駆動部(20)を周期運動
させる。ワイパー駆動軸は、通常のワイパーモーター
(図示せず)で駆動される。
【0038】また公知のように、ワイパー装置(10)は、
払拭力(P)をワイパーアーム(12)に与える圧力手段(24)
を有している。この払拭力(P)の値は、おおむね一定で
あり、それは払拭面(図示せず)の方向を向いている。
この払拭面とは、主に自動車のフロントガラスである。
本実施例では、圧力手段(24)は、らせん形の引張りばね
(26)を備え、その一端(28)は、駆動部(20)の横杆(30)に
留められている。引張りばね(26)の他端(32)は、ワイパ
ーアーム(12)にある別の横杆(34)に留められている。横
杆(34)の軸(Z-Z)は、図2に示すように、結合軸(X-X)
より下位、すなわち結合軸(X-X)と払拭面との間にあ
る。引張りばね(26)は、結合軸(X-X)の付近で正常のト
ルクを与え、それにより、ワイパーブレードの払拭体に
払拭力(P)を与える。
払拭力(P)をワイパーアーム(12)に与える圧力手段(24)
を有している。この払拭力(P)の値は、おおむね一定で
あり、それは払拭面(図示せず)の方向を向いている。
この払拭面とは、主に自動車のフロントガラスである。
本実施例では、圧力手段(24)は、らせん形の引張りばね
(26)を備え、その一端(28)は、駆動部(20)の横杆(30)に
留められている。引張りばね(26)の他端(32)は、ワイパ
ーアーム(12)にある別の横杆(34)に留められている。横
杆(34)の軸(Z-Z)は、図2に示すように、結合軸(X-X)
より下位、すなわち結合軸(X-X)と払拭面との間にあ
る。引張りばね(26)は、結合軸(X-X)の付近で正常のト
ルクを与え、それにより、ワイパーブレードの払拭体に
払拭力(P)を与える。
【0039】ワイパー装置(10)はまた、ワイパーアーム
(12)に相補的なトルクを与える手段を有する。それによ
り、ワイパーアーム(12)の払拭力の正味価値を変えるこ
とができる。この手段は、不可欠な要素として、駆動部
(20)に、アクチュエーター(36)と、それと協動する図1
に示す接続部(38)を備えている。接続部(38)は、アクチ
ュエーター(36)の出力部(40)、すなわち作動杆を、ワイ
パーアーム(12)に結合している。図1の実施例では、ア
クチュエーター(36)は、直線型で、(A)方向に作動し、
ワイパーアーム(12)が駆動部(20)に結合されている結合
軸(X-X)と直交している。アクチュエーター(36)の出力
部(40)は、アクチュエーターの本体(42)から、(A)方向
に突き出ている。
(12)に相補的なトルクを与える手段を有する。それによ
り、ワイパーアーム(12)の払拭力の正味価値を変えるこ
とができる。この手段は、不可欠な要素として、駆動部
(20)に、アクチュエーター(36)と、それと協動する図1
に示す接続部(38)を備えている。接続部(38)は、アクチ
ュエーター(36)の出力部(40)、すなわち作動杆を、ワイ
パーアーム(12)に結合している。図1の実施例では、ア
クチュエーター(36)は、直線型で、(A)方向に作動し、
ワイパーアーム(12)が駆動部(20)に結合されている結合
軸(X-X)と直交している。アクチュエーター(36)の出力
部(40)は、アクチュエーターの本体(42)から、(A)方向
に突き出ている。
【0040】図2に示すように、接続部(38)は、相補的
トルク伝動体(44)であるレバーと協動して、ワイパーア
ーム(12)に相補的トルクを伝える。相補的トルク伝動用
レバー(44)は、レバーかクランクのような形をしてお
り、結合軸(X-X)と平行な旋回軸(U-U)を有する旋回杆(4
6)の所で、ワイパーアーム(12)に対して旋回運動をする
ように設けられている。旋回杆(46)は、相補的トルク伝
動体(44)の中央部(48)に設けた孔に嵌合している。この
中央部(48)は、相補的トルク伝動体(44)の第1トルク付
与部(50)と、第2トルク付与部(52)に接続されている。
これら2つのトルク付与部(50)(52)は、接続部(38)の作
動方向(A)に対して、おおむね直交している。
トルク伝動体(44)であるレバーと協動して、ワイパーア
ーム(12)に相補的トルクを伝える。相補的トルク伝動用
レバー(44)は、レバーかクランクのような形をしてお
り、結合軸(X-X)と平行な旋回軸(U-U)を有する旋回杆(4
6)の所で、ワイパーアーム(12)に対して旋回運動をする
ように設けられている。旋回杆(46)は、相補的トルク伝
動体(44)の中央部(48)に設けた孔に嵌合している。この
中央部(48)は、相補的トルク伝動体(44)の第1トルク付
与部(50)と、第2トルク付与部(52)に接続されている。
これら2つのトルク付与部(50)(52)は、接続部(38)の作
動方向(A)に対して、おおむね直交している。
【0041】2つのトルク付与部(50)(52)は、レバー(4
4)の中央部(48)に、接続部(54)を介して接続されてい
る。接続部(54)は、ワイパーアーム(12)の背面(14)とお
おむね平行をなしている。縦の盲孔(56)が、第1トルク
付与部(50)に設けられており、その盲孔(56)の中に、ら
せん形の圧縮ばね(58)が納められている。圧縮ばね(58)
の第1端部(60)は、盲孔(56)の底部(62)を押圧してお
り、その反対側の端部(64)は、ワイパーアーム(12)の背
面(14)の内面である係合面(66)を、スラストカップ(68)
を介して押圧している。スラストカップ(68)は、圧縮ば
ね(58)と内面(66)との間に挟設されている。図2でよく
分かるように、圧縮ばね(58)は、旋回軸(U-U)まわり
に、時計の針の方向に回転するように、トルク伝動体(4
4)に力を加えている。
4)の中央部(48)に、接続部(54)を介して接続されてい
る。接続部(54)は、ワイパーアーム(12)の背面(14)とお
おむね平行をなしている。縦の盲孔(56)が、第1トルク
付与部(50)に設けられており、その盲孔(56)の中に、ら
せん形の圧縮ばね(58)が納められている。圧縮ばね(58)
の第1端部(60)は、盲孔(56)の底部(62)を押圧してお
り、その反対側の端部(64)は、ワイパーアーム(12)の背
面(14)の内面である係合面(66)を、スラストカップ(68)
を介して押圧している。スラストカップ(68)は、圧縮ば
ね(58)と内面(66)との間に挟設されている。図2でよく
分かるように、圧縮ばね(58)は、旋回軸(U-U)まわり
に、時計の針の方向に回転するように、トルク伝動体(4
4)に力を加えている。
【0042】図2に示したニュートラル、すなわち停止
位置では、トルク伝動体(44)は、圧縮ばね(58)によっ
て、接続部(54)の上端(70)で、背面(14)の内面(66)に当
接している。接続部(54)は、前記係合面(66)に沿ってお
り、トルク伝動体(44)の中央部(48)を、第2トルク付与
部(52)に接続している。
位置では、トルク伝動体(44)は、圧縮ばね(58)によっ
て、接続部(54)の上端(70)で、背面(14)の内面(66)に当
接している。接続部(54)は、前記係合面(66)に沿ってお
り、トルク伝動体(44)の中央部(48)を、第2トルク付与
部(52)に接続している。
【0043】第1トルク付与部(50)の自由端(72)は、接
続部(38)の第1作動面(74)と対向している。第1作動面
(74)は、接続部(38)の作動方向(A)と直交する平らな面
である。第1トルク付与部(50)の自由端(72)には、たと
えば、ローラー(76)が設けられ、それは、旋回軸(U-U)
と平行な回転軸(V-V)まわりに自由に回転できるように
なっている。
続部(38)の第1作動面(74)と対向している。第1作動面
(74)は、接続部(38)の作動方向(A)と直交する平らな面
である。第1トルク付与部(50)の自由端(72)には、たと
えば、ローラー(76)が設けられ、それは、旋回軸(U-U)
と平行な回転軸(V-V)まわりに自由に回転できるように
なっている。
【0044】接続部(38)は、案内棒(78)によって、(A)
方向に案内されて動く。案内棒(78)は、駆動部(20)に接
続されており、接続部(38)の長手方向の案内溝(80)の中
にある。第1トルク付与部(50)の自由端(72)と第1作動
面(74)の間で協動する理由は、払拭力(P)を増す相補的
トルクを、ワイパーアーム(12)に付与できるようにする
ことである。この目的のため、アクチュエーター(36)
は、接続部(38)を(図3に示す)(A1)の方向に移動
し、第1作動面(74)を自由端(72)と接触させる。
方向に案内されて動く。案内棒(78)は、駆動部(20)に接
続されており、接続部(38)の長手方向の案内溝(80)の中
にある。第1トルク付与部(50)の自由端(72)と第1作動
面(74)の間で協動する理由は、払拭力(P)を増す相補的
トルクを、ワイパーアーム(12)に付与できるようにする
ことである。この目的のため、アクチュエーター(36)
は、接続部(38)を(図3に示す)(A1)の方向に移動
し、第1作動面(74)を自由端(72)と接触させる。
【0045】第1作動面(74)が、第1トルク付与部(50)
の自由端(72)に突きを与えると、トルク伝動部(44)にト
ルクが与えられ、トルク伝動体(44)は、旋回軸(U-U)ま
わりに、時計の針と反対方向に回る(図3参照)。
の自由端(72)に突きを与えると、トルク伝動部(44)にト
ルクが与えられ、トルク伝動体(44)は、旋回軸(U-U)ま
わりに、時計の針と反対方向に回る(図3参照)。
【0046】圧縮ばね(58)は、トルク伝動体(44)に、所
定の反応トルクを与えうるように、その弾性定数は選ば
れており、トルク伝動体(44)に、旋回軸(U-U)まわりの
時計の針の方向のバイアスをかけている(図3参照)。
圧縮ばね(58)のこの弾性定数、すなわち剛性によって、
その反応トルクは、第1作動面(74)がトルク伝動部(44)
に与えるモータートルクよりも、僅かに大きくなるよう
にし、接続部(38)が、前記の払拭力(P)を増した相補的
トルクを、ワイパーアーム(12)に与えることができるよ
うにされる。従って、第1作動面(74)が第1トルク付与
部(50)の自由端(72)に与えるこの作用によって、この相
補的トルクは、確実にワイパーアーム(12)に伝えられ
る。
定の反応トルクを与えうるように、その弾性定数は選ば
れており、トルク伝動体(44)に、旋回軸(U-U)まわりの
時計の針の方向のバイアスをかけている(図3参照)。
圧縮ばね(58)のこの弾性定数、すなわち剛性によって、
その反応トルクは、第1作動面(74)がトルク伝動部(44)
に与えるモータートルクよりも、僅かに大きくなるよう
にし、接続部(38)が、前記の払拭力(P)を増した相補的
トルクを、ワイパーアーム(12)に与えることができるよ
うにされる。従って、第1作動面(74)が第1トルク付与
部(50)の自由端(72)に与えるこの作用によって、この相
補的トルクは、確実にワイパーアーム(12)に伝えられ
る。
【0047】ワイパーの払拭運動の間、フロントガラス
の曲面によって生ずる結合軸(X-X)まわりのワイパーア
ーム(12)の円周方向の角変位は、第1作動面(74)に対す
る自由端(72)の円運動に変わる。トルク伝動部(44)のト
ルク付与部(50)は、結合軸(X-X)と第1作動面(74)との
間にあるので、これらの円運動は、接続部(38)を介し
て、アクチュエーター(36)に追従的円運動を伝え、不都
合である。
の曲面によって生ずる結合軸(X-X)まわりのワイパーア
ーム(12)の円周方向の角変位は、第1作動面(74)に対す
る自由端(72)の円運動に変わる。トルク伝動部(44)のト
ルク付与部(50)は、結合軸(X-X)と第1作動面(74)との
間にあるので、これらの円運動は、接続部(38)を介し
て、アクチュエーター(36)に追従的円運動を伝え、不都
合である。
【0048】しかし、圧縮ばね(58)があるので、結合軸
(X-X)でワイパーアーム(12)が移動すると(通常、相補
的トルク値は、圧縮ばね(58)の剛性選定値を越えて上昇
するが)、トルク伝動体(44)は、旋回軸(U-U)まわり
に、時計の針と反対方向の旋回運動をするようになる
(図2参照)。この効果を、図4で説明する。圧縮ばね
(58)が、盲孔(56)の中で圧縮されると、自由端(72)と第
1作動面(74)の間の接触点は上方へ移動する(図3、図
4参照)。
(X-X)でワイパーアーム(12)が移動すると(通常、相補
的トルク値は、圧縮ばね(58)の剛性選定値を越えて上昇
するが)、トルク伝動体(44)は、旋回軸(U-U)まわり
に、時計の針と反対方向の旋回運動をするようになる
(図2参照)。この効果を、図4で説明する。圧縮ばね
(58)が、盲孔(56)の中で圧縮されると、自由端(72)と第
1作動面(74)の間の接触点は上方へ移動する(図3、図
4参照)。
【0049】図5は、圧縮ばね(58)で荷重値を調整しう
る手段の変形例を示す。この目的のため、盲孔(56)の底
部(62)に、ねじ孔(82)を設け、そこに調整ねじ(84)を螺
合する。この調整ねじ(84)の上端面(86)は、スラスト盤
(88)を介して、圧縮ばね(58)の第1端部(60)に作用す
る。また、接続部(38)には、大径孔(92)が設けられてお
り、調整ねじ(84)の頭部(90)に手が届くようになってい
る。
る手段の変形例を示す。この目的のため、盲孔(56)の底
部(62)に、ねじ孔(82)を設け、そこに調整ねじ(84)を螺
合する。この調整ねじ(84)の上端面(86)は、スラスト盤
(88)を介して、圧縮ばね(58)の第1端部(60)に作用す
る。また、接続部(38)には、大径孔(92)が設けられてお
り、調整ねじ(84)の頭部(90)に手が届くようになってい
る。
【0050】図2に戻ると、接続部(38)の自由端の近く
に、第2作動面(94)が設けられている。第2作動面(94)
は、トルク伝動体(44)の、第2トルク付与部(52)の自由
端(96)と協動するようになっている。第2作動面(94)
は、接続部(38)の作動方向(A)に対して傾斜する湾曲形
をしている。図2(及び図6、図7)に示す実施例で
は、第2作動面(94)は、ヘアピン形のばね(100)の第1
枝部(98)からなり、それは、接続部(38)の平面部(104)
を押圧する第2枝部(102)を有している。ヘアピンばね
(100)の2つの枝部(98)(102)は、横杆(108)の周りにあ
る曲り目(106)で結合されており、ヘアピンばね(100)
が、横杆(108)の旋回軸(S-S)まわりに旋回できるように
なっている。横杆(108)と曲り目(106)が、共に旋回点、
すなわちてこの支点になり、そこで第2作動面(94)は、
弾性的に変形するようになっている。
に、第2作動面(94)が設けられている。第2作動面(94)
は、トルク伝動体(44)の、第2トルク付与部(52)の自由
端(96)と協動するようになっている。第2作動面(94)
は、接続部(38)の作動方向(A)に対して傾斜する湾曲形
をしている。図2(及び図6、図7)に示す実施例で
は、第2作動面(94)は、ヘアピン形のばね(100)の第1
枝部(98)からなり、それは、接続部(38)の平面部(104)
を押圧する第2枝部(102)を有している。ヘアピンばね
(100)の2つの枝部(98)(102)は、横杆(108)の周りにあ
る曲り目(106)で結合されており、ヘアピンばね(100)
が、横杆(108)の旋回軸(S-S)まわりに旋回できるように
なっている。横杆(108)と曲り目(106)が、共に旋回点、
すなわちてこの支点になり、そこで第2作動面(94)は、
弾性的に変形するようになっている。
【0051】調整ねじ(110)が、接続部(38)に設けたね
じ切り孔(112)にねじこまれている。調整ねじ(110)の上
端(114)を、ヘアピンばね(100)の第2枝部(102)の対応
面と係合させて、旋回軸(S-S)で、ヘアピンばね(100)の
角度成位置を調整できるようになっている。従って、調
整ねじ(110)を調整して、第2作動面(94)の傾斜を変え
ることができる。
じ切り孔(112)にねじこまれている。調整ねじ(110)の上
端(114)を、ヘアピンばね(100)の第2枝部(102)の対応
面と係合させて、旋回軸(S-S)で、ヘアピンばね(100)の
角度成位置を調整できるようになっている。従って、調
整ねじ(110)を調整して、第2作動面(94)の傾斜を変え
ることができる。
【0052】第2作動面(94)すなわち湾曲部は、ヘアピ
ンばね(100)の枝部(98)の自由端の近くにおいて、凹み
(116)を有していることに注目されたい。
ンばね(100)の枝部(98)の自由端の近くにおいて、凹み
(116)を有していることに注目されたい。
【0053】第2作動面(94)と、トルク伝動体(44)の第
2トルク付与部(52)の自由端(96)とが協動する目的は、
引張りばね(26)でアームに与えるトルクに対立して、相
補的トルクをワイパーアーム(12)に与え、正味の払拭力
を減らすことである。この目的のために、アクチュエー
ター(36)は、図6、図7に示した方向(A2)に、接続部(3
8)を動かし、第2トルク付与部(52)の自由端(96)が、第
2作動面(94)と係合するようにする。この係合の結果、
ワイパーアーム(12)にトルクを与えて、ワイパーアーム
(12)を、旋回軸(X-X)まわりに、図の時計の針の方向に
回転させる。
2トルク付与部(52)の自由端(96)とが協動する目的は、
引張りばね(26)でアームに与えるトルクに対立して、相
補的トルクをワイパーアーム(12)に与え、正味の払拭力
を減らすことである。この目的のために、アクチュエー
ター(36)は、図6、図7に示した方向(A2)に、接続部(3
8)を動かし、第2トルク付与部(52)の自由端(96)が、第
2作動面(94)と係合するようにする。この係合の結果、
ワイパーアーム(12)にトルクを与えて、ワイパーアーム
(12)を、旋回軸(X-X)まわりに、図の時計の針の方向に
回転させる。
【0054】第2作動面(94)に設けられた凹み(116)
が、ワイパーアーム(12)の駐車位置を決める。自由端(9
6)が凹み(116)に嵌まった時、ワイパーアーム(12)に最
大の補充トルクが与えられる。
が、ワイパーアーム(12)の駐車位置を決める。自由端(9
6)が凹み(116)に嵌まった時、ワイパーアーム(12)に最
大の補充トルクが与えられる。
【0055】第2作動面(94)は、ヘアピンばねの枝部(9
8)の形をしているので、このばねは、相補的トルク値に
よって、負荷されることができる。その値は、ねじ(11
0)により調整できる。
8)の形をしているので、このばねは、相補的トルク値に
よって、負荷されることができる。その値は、ねじ(11
0)により調整できる。
【0056】図8〜図13の本発明の実施例について説
明する。これらの図では、図1〜図7を参照して述べた
要素と同一の要素に、同一符号を付してある。図8〜図
13で分かるように、圧縮ばね(58)は、盲孔(56)の中に
スライドするように設けられているピストンロッド(12
0)の周囲にあり、盲孔(56)に軸方向に設けられている。
このピストンの頭部(122)には、ローラー(124)が設けら
れており、ローラー(124)は、旋回軸(U-U)と平行で、か
つピストンロッド(120)の軸と直交している軸(W-W)まわ
りに回転するようになっている。ローラー(124)は、ワ
イパーアーム(12)の背面(14)の内面(66)のベアリング
パッド(126)と協動する。トルク伝動部(44)の第2トル
ク付与部(52)の自由端(96)は、傾斜した湾曲部(128)を
有し、それは、先端の傾斜部(130)まで伸びている。
明する。これらの図では、図1〜図7を参照して述べた
要素と同一の要素に、同一符号を付してある。図8〜図
13で分かるように、圧縮ばね(58)は、盲孔(56)の中に
スライドするように設けられているピストンロッド(12
0)の周囲にあり、盲孔(56)に軸方向に設けられている。
このピストンの頭部(122)には、ローラー(124)が設けら
れており、ローラー(124)は、旋回軸(U-U)と平行で、か
つピストンロッド(120)の軸と直交している軸(W-W)まわ
りに回転するようになっている。ローラー(124)は、ワ
イパーアーム(12)の背面(14)の内面(66)のベアリング
パッド(126)と協動する。トルク伝動部(44)の第2トル
ク付与部(52)の自由端(96)は、傾斜した湾曲部(128)を
有し、それは、先端の傾斜部(130)まで伸びている。
【0057】接続部(38)の第2作動面は、ここでは、ロ
ーラー(132)の外側円周面(94)からなっている。それ
は、接続部(38)の作動方向(A)と直交する回転軸(T-T)ま
わりに回転するようになっている。このローラー(132)
は、もう1つのピストンの頭部(134)に設けられてお
り、そのピストンロッド(136)は、盲孔(138)の中に同軸
的に伸びている。その孔(138)は、接続部(38)の自由端
(140)の近くに、接続部(38)に設けられている。らせん
形圧縮ばね(142)が、盲孔(138)の中に設けられており、
その第1端部は、孔の底部を押圧している。圧縮ばね(1
42)の第2端部は、ピストンの頭部(134)とローラー(13
2)に、軸方向に、すなわち図の上方に、バイアスをかけ
ている。
ーラー(132)の外側円周面(94)からなっている。それ
は、接続部(38)の作動方向(A)と直交する回転軸(T-T)ま
わりに回転するようになっている。このローラー(132)
は、もう1つのピストンの頭部(134)に設けられてお
り、そのピストンロッド(136)は、盲孔(138)の中に同軸
的に伸びている。その孔(138)は、接続部(38)の自由端
(140)の近くに、接続部(38)に設けられている。らせん
形圧縮ばね(142)が、盲孔(138)の中に設けられており、
その第1端部は、孔の底部を押圧している。圧縮ばね(1
42)の第2端部は、ピストンの頭部(134)とローラー(13
2)に、軸方向に、すなわち図の上方に、バイアスをかけ
ている。
【0058】図8は、図2に対応する、停止、すなわち
ニュートラル位置の状態を示す。払拭力を増すために、
相補的トルクを与えたい場合は、接続部(38)は、アクチ
ュエーター(36)で、図8の右方向に駆動され、図9の位
置へ来る。そこでは、ローラー(76)は第1作動面(74)に
当接する。
ニュートラル位置の状態を示す。払拭力を増すために、
相補的トルクを与えたい場合は、接続部(38)は、アクチ
ュエーター(36)で、図8の右方向に駆動され、図9の位
置へ来る。そこでは、ローラー(76)は第1作動面(74)に
当接する。
【0059】図10、図11は、図8、図9と同じ図で
あるが、ワイパーが、フロントガラスに対して異なる位
置、すなわち異なるフロントガラスの曲面の位置にある
ことを示す。図10では、トルク伝動体(44)は、まだそ
のニュートラル位置にあり、ワイパーアーム(12)は、結
合軸(X-X)まわりに、図における時計方向に僅かに旋回
したところである。図10では、トルク伝動体(44)のロ
ーラー(76)は、接続部(38)の第1作動面(74)から離れて
いる。図11では、接続部(38)で、ワイパーアーム(12)
に相補的トルクを与えており、図4の場合におけるよう
に、トルク伝動体(44)は、圧縮ばね(58)の力で、その旋
回軸(U-U)まわりに、時計の針と反対方向に旋回すると
ころである。
あるが、ワイパーが、フロントガラスに対して異なる位
置、すなわち異なるフロントガラスの曲面の位置にある
ことを示す。図10では、トルク伝動体(44)は、まだそ
のニュートラル位置にあり、ワイパーアーム(12)は、結
合軸(X-X)まわりに、図における時計方向に僅かに旋回
したところである。図10では、トルク伝動体(44)のロ
ーラー(76)は、接続部(38)の第1作動面(74)から離れて
いる。図11では、接続部(38)で、ワイパーアーム(12)
に相補的トルクを与えており、図4の場合におけるよう
に、トルク伝動体(44)は、圧縮ばね(58)の力で、その旋
回軸(U-U)まわりに、時計の針と反対方向に旋回すると
ころである。
【0060】図12は、ワイパーの停止位置を示す。図
12では、アクチュエーター(36)が接続部(38)を左の方
に移動させて、ローラー(132)の第2作動面(94)は、
(湾曲部(128)(130)と協動して)ワイパーアーム(12)
を、その結合軸(X-X)まわりに、時計方向に旋回させ、
補正効果を発揮して、払拭力を(P)値以下に減少させ
る。
12では、アクチュエーター(36)が接続部(38)を左の方
に移動させて、ローラー(132)の第2作動面(94)は、
(湾曲部(128)(130)と協動して)ワイパーアーム(12)
を、その結合軸(X-X)まわりに、時計方向に旋回させ、
補正効果を発揮して、払拭力を(P)値以下に減少させ
る。
【0061】図13は、装置の手入れ、すなわち修理位
置を示す。ここでは、ユーザーが、たとえば、ワイパー
ブレードを交換するために、レバー(44)を備えるワイパ
ーアーム(12)を、結合軸(X-X)まわりに、最大限に回し
たところを示している。
置を示す。ここでは、ユーザーが、たとえば、ワイパー
ブレードを交換するために、レバー(44)を備えるワイパ
ーアーム(12)を、結合軸(X-X)まわりに、最大限に回し
たところを示している。
【0062】図14と図15は、図9と図11に示した
実施例の変形例を示す。図14、図15では、トルク伝
動体(44)のトルク付与部(50)は、腕部(150)を備え、そ
の一端(152)は、旋回軸(S-S)でトルク付与部(50)に結合
されている。腕部(150)は、中空円筒状の差し込み部(15
4)の形をしている。ピストンロッド(156)は、この差し
込み部(154)の中にスライドするように設けられてい
る。ピストンは、球形のボス(突起)(160)のある頭部
(158)を有する。このボス(160)は、ワイパーアーム(12)
の背面(14)の内面にある補足的な台座(162)に納まって
いる。らせん形の圧縮ばね(58)が、腕部(150)の径方向
に係合する肩部(164)とピストン頭部(158)との間に挿入
されている。図14、図15に示す実施例の作用は、図
9、図11に示した構成のものと同じである。
実施例の変形例を示す。図14、図15では、トルク伝
動体(44)のトルク付与部(50)は、腕部(150)を備え、そ
の一端(152)は、旋回軸(S-S)でトルク付与部(50)に結合
されている。腕部(150)は、中空円筒状の差し込み部(15
4)の形をしている。ピストンロッド(156)は、この差し
込み部(154)の中にスライドするように設けられてい
る。ピストンは、球形のボス(突起)(160)のある頭部
(158)を有する。このボス(160)は、ワイパーアーム(12)
の背面(14)の内面にある補足的な台座(162)に納まって
いる。らせん形の圧縮ばね(58)が、腕部(150)の径方向
に係合する肩部(164)とピストン頭部(158)との間に挿入
されている。図14、図15に示す実施例の作用は、図
9、図11に示した構成のものと同じである。
【0063】荷重ばねの唯一の機能は、まず、アクチュ
エーター(36)によって与えられる相補的トルクの限定値
を決めること、次に、トルク伝動体(44)を、ニュートラ
ル位置に戻すことである。この荷重ばねは、ワイパーア
ーム(12)に相補的トルクを実際に与える役割はしていな
い。
エーター(36)によって与えられる相補的トルクの限定値
を決めること、次に、トルク伝動体(44)を、ニュートラ
ル位置に戻すことである。この荷重ばねは、ワイパーア
ーム(12)に相補的トルクを実際に与える役割はしていな
い。
【0064】
【発明の効果】払拭力を、正確に調整できる。自動車の
フロントガラスの曲面による、周期的な影響を避けるこ
とができる。
フロントガラスの曲面による、周期的な影響を避けるこ
とができる。
【図1】本発明のワイパー装置一実施例の一部を省略し
た平面図である。
た平面図である。
【図2】図1の一部を拡大した側断面図である。
【図3】図2と同じ部分の側断面図で、操作の一局面に
おけるワイパー装置の構成部品の位置関係を示す。
おけるワイパー装置の構成部品の位置関係を示す。
【図4】図3と同じ部分の側断面図で、別の操作局面に
おけるワイパーを示す。
おけるワイパーを示す。
【図5】図2に示したワイパー装置の変形例を示す詳細
図である。
図である。
【図6】図2に示したワイパー装置の拡大詳細図である
が、別の操作局面における、ワイパー装置の構成部品の
位置関係を示す。
が、別の操作局面における、ワイパー装置の構成部品の
位置関係を示す。
【図7】図6と同じ部分側断面図で、他の操作局面を示
す。
す。
【図8】本発明の変形例のワイパー装置の構成部品の位
置関係を示す。
置関係を示す。
【図9】本発明の変形例のワイパー装置の構成部品の位
置関係を示す。
置関係を示す。
【図10】本発明の変形例のワイパー装置の構成部品の
位置関係を示す。
位置関係を示す。
【図11】本発明の変形例のワイパー装置の構成部品の
位置関係を示す。
位置関係を示す。
【図12】本発明の変形例のワイパー装置の構成部品の
位置関係を示す。
位置関係を示す。
【図13】本発明の変形例のワイパー装置の構成部品の
位置関係を示す。
位置関係を示す。
【図14】図9と同じ部分側断面図であり、図8〜図1
3に示した装置の変形例を示す。
3に示した装置の変形例を示す。
【図15】図11と同じ部分側断面図であり、図8〜図
13に示した装置の変形例を示す。
13に示した装置の変形例を示す。
(10)ワイパー装置 (12)ワイパーア
ーム (14)背面 (16)(18)側面 (20)駆動部 (22)孔 (24)圧力手段 (26)引張りばね (28)端部 (30)(34)横杆 (32)端部 (36)アクチュエ
ーター (38)接続部 (40)出力部 (42)本体 (44)相補的トル
ク伝動体 (46)旋回杆 (48)中央部 (50)第1トルク付与部 (52)第2トルク
付与部 (54)接続部 (56)盲孔 (58)圧縮ばね (60)第1端部 (62)底部 (64)端部 (66)内面 (68)スラストカ
ップ (70)上端 (72)自由端 (74)第1作動面 (76)ローラー (78)案内棒 (80)案内溝 (82)ねじ孔 (84)調整ねじ (86)端面 (88)スラスト盤 (90)頭部 (92)大径孔 (94)第2作動面 (96)自由端 (98)第1枝部 (100)ヘアーピ
ンばね (102)第2枝部 (104)平面部 (106)曲り目 (108)横杆 (110)調整ねじ (112)ねじ切り
孔 (114)上端 (116)凹み (120)ピストンロッド (122)頭部 (124)ローラー (126)ベアリン
グパッド (128)湾曲部 (130)傾斜部 (134)頭部 (136)ピストン
ロッド (138)孔 (140)自由端 (142)圧縮ばね (144)第1端部 (146)第2端部 (150)腕部 (152)端部 (154)差し込み
部 (156)ピストンロッド (158)頭部
ーム (14)背面 (16)(18)側面 (20)駆動部 (22)孔 (24)圧力手段 (26)引張りばね (28)端部 (30)(34)横杆 (32)端部 (36)アクチュエ
ーター (38)接続部 (40)出力部 (42)本体 (44)相補的トル
ク伝動体 (46)旋回杆 (48)中央部 (50)第1トルク付与部 (52)第2トルク
付与部 (54)接続部 (56)盲孔 (58)圧縮ばね (60)第1端部 (62)底部 (64)端部 (66)内面 (68)スラストカ
ップ (70)上端 (72)自由端 (74)第1作動面 (76)ローラー (78)案内棒 (80)案内溝 (82)ねじ孔 (84)調整ねじ (86)端面 (88)スラスト盤 (90)頭部 (92)大径孔 (94)第2作動面 (96)自由端 (98)第1枝部 (100)ヘアーピ
ンばね (102)第2枝部 (104)平面部 (106)曲り目 (108)横杆 (110)調整ねじ (112)ねじ切り
孔 (114)上端 (116)凹み (120)ピストンロッド (122)頭部 (124)ローラー (126)ベアリン
グパッド (128)湾曲部 (130)傾斜部 (134)頭部 (136)ピストン
ロッド (138)孔 (140)自由端 (142)圧縮ばね (144)第1端部 (146)第2端部 (150)腕部 (152)端部 (154)差し込み
部 (156)ピストンロッド (158)頭部
Claims (26)
- 【請求項1】 少なくとも1つのワイパーブレードを有
し、ワイパーアーム(12)の駆動部(20)に結合軸(X-X)で
結合されているワイパーアーム(12)、駆動部(20)とワイ
パーアーム(12)の間に設けられた主トルク付与手段(24)
(36)、ワイパーアーム(12)に、おおむね一定の払拭トル
クを与える少なくとも1つのばね(26)、及びアクチュエ
ーター(36)を備える相補的トルク付与手段を備え、アク
チュエーターの本体(42)は、駆動部(20)と連結されてお
り、前記アクチュエーターの出力部(40)は、接続部(38)
を介して、ワイパーアーム(12)に接続されている形式
の、特に自動車用のワイパー装置(10)において、接続部
(38)が、相補的トルク伝動体(44)と協動する作動面(74)
を有し、相補的トルク伝動体(44)は、ワイパーアーム(1
2)に連結されており、弾性荷重部の力に逆らって、ワイ
パーアーム(12)に対して移動しうるようになっているこ
とを特徴とする自動車用のワイパー装置。 - 【請求項2】 相補的トルク伝動体(44)が、旋回軸(U-
U)まわりに旋回運動をするようにして、ワイパーアーム
(12)に設けられており、旋回軸(U-U)は、ワイパーアー
ムと駆動部の堺にある結合軸(X-X)と平行であり、か
つ、相補的トルク伝動部が、弾性荷重部を有し、それ
が、相補的トルク伝動体(44)を、旋回軸(U-U)まわりに
旋回させるようになっていることを特徴とする請求項1
に記載の自動車用のワイパー装置。 - 【請求項3】 相補的トルク伝動体(44)が、トルク付与
部(50)を有し、それは、トルク伝動体の旋回軸(U-U)と
直交しており、トルク付与部の自由端(72)は、接続部(3
8)の作動面(74)と協動するようになっていることを特徴
とする請求項2に記載の自動車用のワイパー装置。 - 【請求項4】 接続部(38)が、ワイパーアームと駆動部
との結合軸(X-X)と直交する作動方向(A)に移動でき、か
つ、前記作動面(74)が、前記作動方向(A)と直交する平
らな面であることを特徴とする請求項3に記載の自動車
用のワイパー装置。 - 【請求項5】 トルク付与部(50)の自由端(72)が、回転
軸(V-V)まわりに回転するようにして設けられたローラ
ー(76)を備えており、かつ回転軸(V-V)は、ワイパーア
ームと駆動部との結合旋回軸(X-X)と平行であることを
特徴とする請求項4に記載の自動車用のワイパー装置。 - 【請求項6】 弾性荷重部が、らせん形圧縮ばね(58)で
あり、その一端は、トルク付与部(50)にバイアスをか
け、前記圧縮ばねの他端(64)は、ワイパーアーム(12)に
ある係合面(66)と協動していることを特徴とする請求項
4又は5に記載の自動車用のワイパー装置。 - 【請求項7】 前記らせん形圧縮ばね(58)が、前記トル
ク付与部(50)の盲孔(56)内に設けられていることを特徴
とする請求項6に記載の自動車用のワイパー装置。 - 【請求項8】 前記らせん形ばね(58)と同軸のピストン
が、トルク付与部(50)の前記長手方向の盲孔(56)にスラ
イドするように設けられており、かつ、前記ピストンの
頭部(122)が、前記係合面(66)と協動するようになって
いることを特徴とする請求項7に記載の自動車用のワイ
パー装置。 - 【請求項9】 前記トルク付与部(50)が、腕部(150)を
有し、それは、前記トルク付与部の端部(152)の1つと
旋回軸(S-S)で結合されており、旋回軸(S-S)は、相補的
トルク伝動体(44)の旋回軸(U-U)と平行であり、かつ、
前記腕部(150)は、らせん形圧縮ばね(58)を備えている
ことを特徴とする請求項6に記載の自動車用のワイパー
装置。 - 【請求項10】 前記腕部(150)が、らせん形圧縮ばね
(58)を通す差し込み部(154)であり、ピストン(156)は、
前記差し込み部(154)にスライドするように設けられて
おり、ピストン(156)の頭部(158)は、前記圧縮ばね(58)
の第2端部でバイアスをかけられ、その頭部(158)は、
球形結合部(160)(162)を介して、前記係合面と協動する
ようになっていることを特徴とする請求項9に記載の自
動車用のワイパー装置。 - 【請求項11】 弾性荷重部が、相補的トルク伝動体(4
4)に、ワイパーアーム(12)にある係合面(66)に逆らっ
て、弾力的なバイアスの力をかけるようになっているこ
とを特徴とする請求項6〜10のいずれか1つに記載の
自動車用のワイパー装置。 - 【請求項12】 前記係合面(66)が、U字形断面を有す
るワイパーアーム(12)の一部の背面(14)の内面であるこ
とを特徴とする請求項11に記載の自動車用のワイパー
装置。 - 【請求項13】 前記ピストンの頭部(122)が、ローラ
ー(124)を有し、それは、ピストンのスライド軸と直交
する回転軸(W-W)まわりに回転するようになっているこ
とを特徴とする請求項8に記載の自動車用のワイパー装
置。 - 【請求項14】 前記接続部(38)が、第2作動面(94)を
有し、それは、相補的トルク伝動体(44)と協動し、ワイ
パーアーム(12)に、前記第1作動面(74)と、相補的トル
ク伝動体(44)との協動から生ずるトルクの方向と反対の
方向に、相補的トルクを与えるようになっていることを
特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の自動
車用のワイパー装置。 - 【請求項15】 相補的トルク伝動体が、第2トルク付
与部(52)を有し、それは、相補的トルク伝動体の旋回軸
(U-U)とおおむね直交する方向を向いており、前記第2
トルク付与部の自由端(96)は、接続部(38)の第2作動面
(94)と協動するようになっていることを特徴とする請求
項14及び請求項3〜13のいずれか1つに記載の自動
車用のワイパー装置。 - 【請求項16】 2つのトルク付与部(50)(52)が、互い
に平行であり、相補的トルク付与部の旋回軸(U-U)の両
側に、接続部(38)を移動がしうる作動方向(A)とおおむ
ね直交する方向を向いていることを特徴とする請求項1
5及び請求項4〜13のいずれかに記載の自動車用のワ
イパー装置。 - 【請求項17】 前記第2作動面(94)が、傾斜した湾曲
面であることを特徴とする請求項14〜16のいずれか
に記載の自動車用のワイパー装置。 - 【請求項18】 第2作動面(94)が、軸(S-S)まわり
に、弾性荷重力に逆らって旋回するようになっており、
軸(S-S)は、ワイパーアームと駆動部との結合軸(X-X)と
平行で、第2作動面(94)と直交していることを特徴とす
る請求項17に記載の自動車用のワイパー装置。 - 【請求項19】 第2作動面(94)が、板からなるヘアピ
ンの形をしたばねの枝部(98)(102)の1つであり、その
他方の枝部(102)が、接続部(38)の係合面(112)を押圧
し、横杆(108)が、ヘアピンばねの曲り部(106)を貫通し
ていることを特徴とする請求項18に記載の自動車用の
ワイパー装置。 - 【請求項20】 第2トルク付与部(52)が、傾斜した湾
曲部(128)(130)を有し、それは、前記第2作動面(94)と
協動するようになっていることを特徴とする請求項15
に記載の自動車用のワイパー装置。 - 【請求項21】 第2作動面(94)の傾斜面が、接続部(3
8)が移動する方向(A)と平行であることを特徴とする請
求項20又は請求項4〜13のいずれかに記載の自動車
用のワイパー装置。 - 【請求項22】 第2作動面(94)が、第2弾性荷重部(1
42)の介入により、傾斜した湾曲部(128)(130)と協動す
るようになっていることを特徴とする請求項20又は2
1に記載の自動車用のワイパー装置。 - 【請求項23】 第2弾性荷重部が、らせん形の圧縮ば
ね(142)であり、その第1端部(144)は、接続部(38)の盲
孔(138)の底部を押圧し、前記盲孔は、接続部(38)の作
動方向(A)と直交しており、圧縮ばね(142)の自由端が、
傾斜した湾曲部(128)(130)と協動するようになっている
ことを特徴とする請求項22に記載の自動車用のワイパ
ー装置。 - 【請求項24】 らせん形圧縮ばね(142)と同軸のピス
トン(136)が、接続部(38)の前記盲孔(138)の中に、スラ
イドするようにして設けられており、かつ、ピストン(1
36)が、傾斜した湾曲部(128)(130)と協動するようにな
っていることを特徴とする請求項23に記載の自動車用
のワイパー装置。 - 【請求項25】 弾性荷重力値を調整できるようになっ
ていることを特徴とする請求項1〜24のいずれかに記
載の自動車用のワイパー装置。 - 【請求項26】 前記相補的トルク付与手段(36)が、ワ
イパーアーム(12)に、相補的トルクを与えて、払拭トル
ク値を加減でき、特に、自動車の少なくとも1つの運転
パラメーターの函数として調整できるようになっている
ことを特徴とする請求項1〜25のいずれかに記載の自
動車用のワイパー装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9202337A FR2687968B1 (fr) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | Dispositif d'essuie-glace. |
FR9202337 | 1992-02-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06234351A true JPH06234351A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=9427140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5061442A Pending JPH06234351A (ja) | 1992-02-28 | 1993-02-26 | ワイパー装置 |
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EP (1) | EP0558414B1 (ja) |
JP (1) | JPH06234351A (ja) |
DE (1) | DE69302423T2 (ja) |
ES (1) | ES2086892T3 (ja) |
FR (1) | FR2687968B1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
DE19954147A1 (de) | 1999-11-11 | 2001-05-31 | Volkswagen Ag | Scheibenwischer |
GB2387049A (en) * | 2000-11-27 | 2003-10-01 | Seagate Technology Llc | Motor start-up current control apparatus and method |
JP7115412B2 (ja) * | 2019-04-26 | 2022-08-09 | 株式会社デンソー | ワイパ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS61125952A (ja) * | 1984-11-21 | 1986-06-13 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用ワイパ |
JPS6259151A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-14 | Ichikoh Ind Ltd | 押圧力の調整可能なワイパ装置 |
JPS62122852A (ja) * | 1985-11-22 | 1987-06-04 | Nippon Denso Co Ltd | ワイパ装置 |
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